LINEで通報したらどうなる?相手への通知と通報後の対応

LINEで通報したらどうなる?相手への通知と通報後の対応



LINEで通報しても、通報した事実や通報者の名前が相手へ通知されることはありません。通報後はLINE側が送信された内容を確認し、利用規約違反が認められれば投稿削除やアカウントの利用制限などを検討します。ただし、通報しただけで相手からのメッセージや通話が止まるわけではありません。接触を断ちたい場合は、通報後に表示される「ブロック」を別途選ぶ必要があります。

本記事では、2026年10月1日時点のLINE公式ヘルプと公的機関の情報に基づき、相手への通知、LINE側へ送られる情報、iPhone・Android・パソコンでの操作、通報後の審査、証拠の残し方まで解説します。

LINEで通報したら相手に通知される?

結論からいうと、LINEの通報機能を使っても、相手に「○○さんから通報されました」といった通知は届きません。LINE公式の「迷惑行為を通報する方法」にも、通報しても相手に通知されず、通報者の情報が相手へ伝わることはないと明記されています。

通報後に発行される場合がある「通報ID」も、通報したユーザーだけが確認できる番号です。相手が同じIDを見たり、IDから通報者を調べたりすることはできません。通報IDは受付を識別する番号であり、相手への処分が決まったことを示す番号でもありません。

少人数のトークでは状況から推測されることがある

LINEから氏名やアカウント名が通知されなくても、相手が状況から推測する可能性はあります。たとえば、2人だけのトークで通報を予告した直後に相手の利用が制限された場合や、少人数のグループで1人だけが問題行為を指摘していた場合です。これはLINEが通報者を開示したのではなく、相手が前後関係から判断している状態です。

通報後に「通報した」とメッセージを送ったり、SNSへ経緯を書いたりすれば、自分の行動から知られることがあります。相手を刺激するおそれがあるときは、通報後の宣言や問い詰めを避け、証拠保存とブロックを優先してください。

また、LINE側が違反投稿の削除や利用制限を行えば、相手は自分の画面の変化から「誰かが通報した可能性」に気づくことがあります。それでも、公式仕様上、誰が通報したかまでは相手に伝えられません。

通知で通報者名が伝わることはありませんが、少人数のやり取りでは状況から推測される可能性を考えて行動しましょう。

トークのメッセージを通報すると何がLINEへ送られる?

2026年10月1日時点で、通常のトークルームからメッセージを通報すると、選択したメッセージと前後9件がLINE側へ送信されます。対象の1件だけではなく、その前後を含む計10件分が確認対象になるという意味です。問題の発言が分かるメッセージを選ばないと、経緯が十分に伝わらない可能性があります。

LINE側へ送られる範囲は、通報する場所によって異なります。

  • 通常のトーク:選択したメッセージと前後9件
  • オープンチャット内の特定メッセージ:該当メッセージと前後のやり取りを最大10件
  • オープンチャット自体:直近50件のメッセージ
  • プロフィールからの通報:指定した相手と選択した通報理由
  • ノート、LINE VOOM、ライブトーク、LINEミーティング:選択した投稿、利用者または参加者など、操作対象に応じた情報

通常のトーク内容が常時すべて審査担当者に読まれている、という仕組みではありません。LINEヤフーの公式資料「ユーザーからの削除申告への対応」では、通常のLINEトークは、利用者が通報機能などで暗号化されていない状態の情報を送らない限り、LINE側で内容を確認できないと説明されています。通報は、利用者が審査に必要な範囲をLINE側へ提供する操作と理解すると分かりやすいでしょう。

どのメッセージを選べばよいか

脅迫、詐欺への誘導、個人情報の要求、執拗な性的要求など、問題が最も明確に表れているメッセージを長押しして通報します。単なるあいさつや返答を選ぶと、前後9件に問題の発言が入らないことがあります。発言が離れている場合は、重要な箇所ごとに画面を保存し、最も判断材料になる発言を通報対象にしてください。

通報の送信範囲と、端末に残す証拠は別物です。通報前に、相手の表示名、プロフィール、発言内容、受信日時が分かるスクリーンショットを保存しておくと、警察や学校、勤務先などへ相談するときに説明しやすくなります。

通報対象には、前後の文脈だけで違反内容を判断しやすいメッセージを選び、証拠は別途端末へ残してください。

line通報したらどうなる 通報でLINEへ送られる範囲
LUFTMEDIA編集部作成の解説図
LINEヘルプセンター
出典:LINEヘルプセンター(2026年10月1日確認)

1対1トークとプロフィールから通報する操作手順は?

2026年10月1日時点のiPhone・Android・iPadでは、トーク内のメッセージを長押しし、「通報」へ進みます。表示された理由から該当項目を選び、「同意して送信」をタップしてください。送信後には「キャンセル」または「ブロック」を選ぶ画面が表示されます。ここでの「キャンセル」は通報送信後の追加操作を終了する選択であり、送信済み通報の撤回を意味するものではありません。

  1. 問題のある相手とのトークルームを開く
  2. 通報したいメッセージを長押しする
  3. 操作メニューの「通報」をタップする
  4. 実際の内容に合う通報理由を選ぶ
  5. 送信範囲を確認し、「同意して送信」をタップする
  6. 今後の受信を止めたい場合は、続けて「ブロック」を選ぶ

相手のプロフィールから通報する場合は、友だちのプロフィール画面を開き、右上のメニューから「通報」を選択します。理由を選んで「同意して送信」をタップし、必要なら続けてブロックします。このプロフィール通報はWindows・Mac版では利用できないため、スマートフォンまたは対応するiPad・Android端末で操作してください。

Windows・Mac版でメッセージを通報する方法

Windows・Mac版では、対象メッセージを右クリックし、「通報」をクリックします。理由を選択して「同意して送信」をクリックした後、「キャンセル」または「ブロック」を選択します。スマートフォン版の長押しが、パソコン版では右クリックに変わる点が主なOS差です。

「通報」が表示されない場合は、メッセージ本文そのものを長押しまたは右クリックできているか確認します。古いアプリでは画面名や対応機能が異なることがあるため、App Store、Google Play、Microsoft Storeなど利用中の環境からLINEを更新し、再起動して試してください。それでも表示されない場合は、プロフィール側やスマートフォン版からの操作へ切り替えます。

通報ボタンが見つからないときは、トークルーム全体のメニューではなく、問題のメッセージ自体を長押しまたは右クリックしてみましょう。

オープンチャット・LINE VOOM・ミーティングはどこから通報する?

通常トーク以外では、通報したい対象により入口が異なります。2026年10月1日時点の具体的な画面名と順路は次のとおりです。

オープンチャットの通報

特定の発言は、そのメッセージを長押しし、「通報」から理由を選んで「同意して送信」をタップします。Windows・Mac版では対象メッセージを右クリックし、「通報」を選びます。

発言1件ではなくオープンチャット全体を通報する場合、スマートフォン・iPad・Androidでは、トーク上部の「メニュー」→「設定」→「通報」と進みます。この操作では直近50件のメッセージが送信されます。Windows・Mac版では、トーク上部の「メニュー」→「通報」です。

特定メンバーを通報する場合は、「メニュー」→「メンバー」→対象者→「通報」と進みます。ノート投稿は、投稿右上のメニューから「通報」を選びます。管理者による強制退会とは別機能です。オープンチャットの退会や管理権限については、関連記事「LINEオープンチャット退会完全ガイド」で確認できます。

LINE VOOMとLINEミーティングの通報

LINE VOOMの投稿は、投稿右上または投稿上のメニューから「通報」を選択します。コメントはスマートフォン・iPad・Androidで対象コメントを長押し、または左へスワイプして「通報」をタップします。Windows・Mac版ではVOOMコメントや相手の通報に対応していないため、スマートフォン版LINEを使用します。

LINEミーティングでは、通報したい参加者の画面を長押しし、「通報」→理由の選択→「通報」と進みます。その後、その参加者をミーティングから削除するかを選択できます。Windows・Mac版では参加者の画像へカーソルを合わせ、右クリックして「通報」を選択します。

ライブトーク全体は、ライブトーク上部の「メニュー」→「ライブトークを通報」、発言者は対象ユーザー→「参加者を通報」から送信します。ライブトークの通報はWindows・Mac版では利用できません。

オープンチャット全体の通報は直近50件が対象になるため、個別発言だけを示したい場合はメッセージ長押しから通報してください。

通報後にLINEの審査とアカウントへの措置はどう進む?

通報を送信すると、LINE側が提供された内容を確認し、利用規約や各サービスのルールに違反するかを判断します。違反が認められた場合は、対象投稿の削除やアカウントの利用制限などが行われます。一方、違反が確認できない場合は措置が行われないことがあります。

「通報した瞬間に相手のアカウントが停止される」「通報回数が一定数に達すれば自動的に削除される」とは公式には案内されていません。複数回通報しても、対象行為が規約違反ではないと判断されれば対応されない場合があります。件数を増やすために同じ内容を繰り返し送るより、問題箇所が分かるメッセージを正しく選ぶことが重要です。

通報IDで分かることと分からないこと

LINE公式ヘルプ「通報IDについて」によると、通報IDは通報が正常に受け付けられたことを確認するための固有番号です。ただし、次の情報は通報IDから確認できません。

  • 審査が現在どの段階にあるか
  • 規約違反と判定されたか
  • 相手へどの措置が行われたか
  • 処理が完了した日時

一部サービスでは通報ID自体が発行されません。その場合も、画面に「通報しました」と表示されれば受付は完了しています。番号が出ないことだけを理由に、何度も同じ通報を送り直す必要はありません。

LINEは、利用者と相手の保護やセキュリティー上の理由から、対応結果や措置の有無を個別には案内していません。結果通知が届かなくても、送信に失敗したとは限りません。相手のプロフィールが残っていることだけで「審査されなかった」と判断することもできません。

通報IDは受付確認用です。進捗照会や処分確認には使えないため、結果待ちの間も自衛設定を進めましょう。

line通報したらどうなる 通報を送ってから措置までの流れ
LUFTMEDIA編集部作成の解説図

通報・ブロック・非表示・削除はどう使い分ける?

通報はLINE側へ問題行為を知らせる機能であり、自分と相手の連絡経路を自動的に遮断する機能ではありません。通報だけで操作を終えると、相手からメッセージや通話が再び届く可能性があります。接触を止めたい場合はブロックを併用します。

  • 通報:問題の内容をLINE側へ送り、規約違反かの確認を求める
  • ブロック:相手からの1対1のメッセージや通話を受信しない状態にする
  • 非表示:友だちリストを整理する。相手からのメッセージや通話は受信する
  • 削除:友だちリストやブロックリストなどから相手を削除する。選択した削除方法により、その後の受信状態が異なる

LINE公式の「迷惑行為を防ぐ方法」では、知らない人からの迷惑メッセージや意図しない招待には、まず相手をブロックし、悪質な内容や被害が続く場合は通報するよう案内しています。つまり、接触防止はブロック、運営への申告は通報と役割が分かれています。

非表示は一覧を見やすくする機能なので、迷惑行為への防御にはなりません。非表示にした場合の通知や受信状態は、関連記事「LINE(ライン)非表示にしたらどうなる?相手への影響・通知・できることできないこと」を参照してください。ブロック中の通話挙動については「LINEでブロックされたら通話はどうなる?」で詳しく解説しています。

なお、ブロックした相手が同じグループに参加している場合、その人のグループ内メッセージは引き続き表示されます。1対1の接触を止めるブロックと、グループ内での表示・退会措置は分けて考えてください。

迷惑行為を運営へ知らせるなら通報、今後の1対1の連絡を止めるならブロックと目的を分けると迷いません。

line通報したらどうなる 通報・ブロック・非表示・削除の役割
LUFTMEDIA編集部作成の解説図

通報する前後に証拠とアカウントをどう守る?

詐欺、脅迫、ストーカー行為、個人情報の拡散などでは、通報ボタンを押す前に記録を残してください。相手がメッセージやアカウントを削除したり、自分がトークルームを削除したりすると、後から内容を説明しにくくなります。

保存する項目は、相手の表示名だけでは不十分です。表示名やプロフィール画像は変更できるため、次の情報を組み合わせて残します。

  • 相手のプロフィール画面全体
  • 問題発言と、その意味が分かる前後のやり取り
  • 受信日時、通話履歴、繰り返された回数
  • 送金先、外部サイトのURL、電話番号、口座情報
  • グループ名、参加者、ノートや投稿の掲載位置
  • 被害額、送金日時、決済明細や相談履歴

スクリーンショットは一部だけを切り取らず、日時や相手が分かる画面も保存します。長いやり取りは複数枚に分け、順番が分かる名前で保管すると相談時に整理しやすくなります。相手へ証拠画像を送り返したり、通報を材料に交渉したりする必要はありません。

再接触とアカウント乗っ取りを防ぐ設定

通報後は相手をブロックし、不審なURLを開かず、SMS認証番号やパスワードを渡していないか確認します。認証番号を伝えた、不審なログインを承認した、身に覚えのない端末があるといった場合は、通報だけでなくLINEアカウントのパスワード変更やログイン中端末の確認も必要です。

知らない人からの接触が続く場合は、LINEの「ホーム」→「設定」→「プライバシー管理」周辺にある友だち追加やメッセージ受信に関する設定を確認します。2026年10月1日時点でも、OS、LINEのバージョン、利用状況により項目名や配置が異なる場合があります。画面が一致しないときは、「ホーム」→「設定」→「ヘルプセンター」で現在の端末向け案内を検索してください。

相手の投稿や連絡が不快というだけで、直ちに犯罪へ該当するとは限りません。一方で、金銭を送ってしまった、住所を知られている、危害を加える予告が具体的である場合は、LINE内の処理結果を待たずに外部機関へ相談します。

削除やブロックを先に行うと確認しにくくなることがあるため、危険な内容は日時と相手が分かる形で保存してから操作しましょう。

脅迫・詐欺・自傷予告はLINE通報だけでよい?

犯罪や生命に関わる内容は、LINEへの通報だけで完結させないでください。LINEの通報は利用規約違反を運営へ知らせる仕組みであり、警察、消防、海上保安機関などへの緊急通報手段ではありません。LINEヤフー共通利用規約にも、サービスはこれらの機関への緊急通報手段を提供するものではないと記載されています。

現在進行中の危害、具体的な殺害・爆破予告、相手が近くにいる状況、自傷行為が差し迫っている状況など、緊急性がある場合は110番または119番を検討してください。LINEセーフティセンターの「トークのやりとりを安心しておこなうために」も、具体的で緊急性のある自殺・自傷予告を見かけた場合は110番への通報を検討するよう案内しています。

緊急ではないものの、脅迫、詐欺、ストーカー、継続的な嫌がらせについて警察へ相談したい場合は、警察相談専用電話「#9110」を利用できます。警察庁の犯罪被害者等に関する相談先一覧では、#9110を緊急対応を必要としない警察への相談窓口として案内しています。一部のIP電話などから利用できない場合は、都道府県警察の一般電話番号を確認してください。

送信できない・通報項目が見つからない場合

通信エラーで「通報しました」と表示されない場合は、インターネット接続を確認してから再度操作します。連打はせず、受付完了表示または通報IDの有無を確認してください。パソコン版に対象機能がない場合はスマートフォン版へ切り替えます。アプリ更新後も操作できないときは、「ホーム」→「設定」→「ヘルプセンター」から該当機能を検索し、案内される問い合わせ手段を利用します。

権利侵害についても窓口が異なる場合があります。著作権、商標権、肖像権など自分の法的権利が侵害されている場合は、通常の迷惑行為通報だけでなく、LINE公式ヘルプが案内する「権利侵害の申告」を確認してください。

対応の優先順位は、危険から離れる、証拠を残す、警察など適切な窓口へ連絡する、LINEへ通報する、相手をブロックする、の順に状況に合わせて組み立てます。身の危険がある場合は、記事の操作手順より現実の安全確保を優先してください。

具体的な危害や詐欺被害があるときは、LINEの審査結果を待たず、緊急なら110番、緊急でない警察相談なら#9110を利用してください。

参照した公式情報