Roof Gradient

屋根勾配計算

屋根勾配計算は「水平距離」「屋根の高さ」「勾配」をもとに「寸勾配」「分数勾配」「勾配角度」「勾配(%)」「屋根面の長さ/斜辺長さ」「隅棟伸び率」を計算する無料ツールです。図でも勾配を確認することができます。

使い方

  1. 「勾配の指定方法」「屋根の高さ」「角度」「分数勾配」「パーセント」「尺貫法」を入力を入力します。
  2. 自動的に「寸勾配」「分数勾配」「勾配角度」「勾配(%)」「屋根面の長さ/斜辺長さ」「隅棟伸び率」が計算されます。

屋根勾配とは

屋根勾配とは?

屋根勾配とは、屋根の傾きの角度や比率を表す指標で、建築設計や施工、外観デザインに大きく関わります。排水性や積雪対策、屋根材の選定にも影響を与える重要な要素です。

主な表し方

表記方法 説明
寸勾配(尺貫法) 横10に対して縦が何寸かを表す日本独自の比率 4寸勾配(縦4:横10)
分数勾配 縦 / 横で表す数学的な比率 5/10(=0.5)
パーセント勾配 勾配比に100をかけた値 50%(縦5:横10)
勾配角度(°) 傾きの角度(tan⁻¹(縦/横))で表す 約26.57°(5寸勾配)

屋根勾配の役割

  • 雨水や雪を効率よく流すための排水性確保
  • 屋根材の選定や構造設計に関わる
  • 外観デザインや建築スタイルの印象を左右する
  • 施工時の安全性や作業性にも影響する

まとめ

屋根勾配は、屋根の傾きを数値で表現したものであり、機能性と意匠性の両面から建築物にとって非常に重要な設計要素です。

屋根勾配計算方法

屋根勾配の計算方法

屋根勾配は、屋根の高さ(垂直距離)とスパン(水平距離)をもとに算出します。日本では「寸勾配」や「勾配比」「角度」「%(パーセント)」など、複数の表し方がありますが、すべて計算の基本は直角三角形の関係に基づいています。

基本の三角関係

  • 高さ(垂直距離):屋根の上端と下端の高さの差
  • スパン(水平距離):屋根の水平投影距離
  • 斜辺(屋根面の長さ):高さとスパンから算出

各種勾配の計算式

表記 計算式 例(高さ = 5m、スパン = 10m)
寸勾配 高さ ÷ スパン × 10 5 ÷ 10 × 10 = 5寸
分数勾配 高さ ÷ スパン 5 ÷ 10 = 0.5(= 5/10)
パーセント勾配 高さ ÷ スパン × 100 5 ÷ 10 × 100 = 50%
勾配角度(°) atan(高さ ÷ スパン) × (180 ÷ π) atan(0.5) × (180 ÷ π) ≒ 26.57°
屋根面の長さ √(高さ² + スパン²) √(5² + 10²) = √125 ≒ 11.18m

補足:切妻屋根と片流れ屋根の違い

切妻屋根では、スパンは中央から片側までの半分で計算することが一般的です。片流れ屋根ではスパン全体を使います。

まとめ

屋根勾配は、屋根の高さと水平距離を使ってさまざまな表し方に換算できます。基本となる比率を理解しておけば、どの単位にも柔軟に対応できます。

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注意事項

このツールは無料でご利用いただけます。

※このプログラムはPHP8.2.22にて作成、動作確認を行っております。
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