ホイールオフセット計算 Wheel Offset Calculation

ホイールオフセット計算は、車のホイール交換時の内外へのはみ出し具合や中心位置の変化を簡単に確認できるWebツールです。
使い方
- 「リム幅 (J)」「オフセット (ET mm)」「ホイールサイズ (inch)」「タイヤ幅 (mm)」「タイヤ扁平率 (%)」「スペーサー厚 (mm)」を入力します。
- 自動的に「ホイール外側の変化」「ホイール内側の変化」「タイヤ外径」「タイヤ外周」「メーター誤差」「100km/h表示時の実際の速度」が表示されます。
ホイールオフセット計算とは
ホイールオフセット計算は、「ホイール交換によってタイヤが内側や外側にどのくらい移動するか」を知るための計算です。以下でわかりやすく解説します。
そもそも「オフセット」とは?
オフセット(ET)とは、ホイールの中心線(リム幅の真ん中)から取り付け面(車体側)までの距離です。
オフセット値 | 特徴 |
---|---|
正の値(+) | ホイールが内側に入り込む |
負の値(−) | ホイールが外側に張り出す |
必要な数値
- リム幅(J):インチ単位(例:7.5J) → 計算時は mmに変換(1インチ=25.4mm)
- オフセット(ET):ミリ単位(例:+35)
計算方法
ステップ1:リム幅をmmに変換
リム幅 × 25.4 = ホイール全幅(mm)
ステップ2:内側・外側の距離を算出
ホイールの取り付け面からリム端までの距離はこうなります:
- 内側の距離(車体側)
(リム幅 ÷ 2) - オフセット - 外側の距離(フェンダー側)
(リム幅 ÷ 2) + オフセット
比較式
交換前後の差を求めるには:
- 内側の変化量
(新しいホイールの内側距離) − (現在の内側距離) - 外側の変化量
(新しいホイールの外側距離) − (現在の外側距離) - 中心位置の変化
[(新リム幅 − 旧リム幅) ÷ 2] + (新ET − 旧ET)
例
- 現在:7.5J(190.5mm) +35
- 新:8.5J(215.9mm) +45
現在の内側: (190.5 ÷ 2) - 35 = 60.25mm 新しい内側: (215.9 ÷ 2) - 45 = 62.95mm → 内側の変化:+2.7mm 現在の外側: (190.5 ÷ 2) + 35 = 130.25mm 新しい外側: (215.9 ÷ 2) + 45 = 152.95mm → 外側の変化:+22.7mm
注意ポイント
- 外側に出過ぎると フェンダーからはみ出して車検に通らない可能性あり
- 内側に寄りすぎると サスペンションやブレーキに干渉する恐れあり
- 許容範囲の目安:±10mm程度までが安全圏
このツールは、上記の計算をリアルタイムで実行し、数値と図で結果を表示します。複数のホイールを比較することで、自分に最適なサイズ選びが可能になります。
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注意事項
このツールは無料でご利用いただけます。
※このプログラムはPHP8.2.22にて作成、動作確認を行っております。
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