お米水の量計算(グラム・合数) The amount of water for rice
お米水の量計算(グラム・合数)は、米の量と調理条件を入れるだけで「必要な加水量(ml)」「合カップ表示・炊飯器目盛相当」「人数目安」「吸水・蒸らし時間の目安」を自動で算出するツールです。白米/無洗米/玄米/胚芽米/雑穀ブレンド/寿司飯/炊き込み・ピラフ/おかゆ(全粥・七分・五分・三分)、炊飯器・土鍋・圧力鍋・アルミ鍋・電子レンジといった炊飯方法、食感(やわらかめ/標準/かため)、吸水時間、標高補正、雑穀%や具材の吸水量に対応します。
使い方
- 「米の量(合/ml/g)」「米の種類プリセット」「炊飯方法」「目標の食感」「吸水時間」「標高(m)」「雑穀ブレンド(%)」「吸水する具材の重量(g)」「変換係数(1合→g/ml)」を入力または選択します。必要に応じてプリセットをタップすると推奨設定に切り替わります。単位を切り替えると数値は同じ実量を保ったまま自動換算されます。
- 「必要な水量(ml/合カップ/炊飯器目盛)」「何人分の目安(茶碗)」「吸水・蒸らし時間の目安」「追加の調整ガイド(無洗米は+5〜10%、寿司飯は控えめ など)」が表示されます。
お米を炊くときの水の量とは?
ざっくり言うと―「米1合(= 約180ml ≒ 150g)に対して何mlの水を入れるか」が水加減です。標準は炊飯器の目盛に合わせればOKですが、鍋や用途で少し変わります。
まずは目安(1合あたり)
- 白米(研ぐ):200ml(米:水 = 1 : 1.1)
- 無洗米:210–220ml(+5〜10%)
- 玄米:290ml前後(1 : 1.6)
- 胚芽米:215–225ml(1 : 1.2 目安)
- 雑穀ブレンド:白米に +3〜5%(10%配合ごと)
- 寿司飯:190ml(やや少なめ)
- 炊き込み/ピラフ:具と調味液を含めて白米の目安量≒200mlに収まるよう調整
- おかゆ:全粥 1 : 5、七分 1 : 7、五分 1 : 10、三分 1 : 20(米:水の体積比)
鍋炊きは蒸発がやや多いので +5%、圧力鍋は -2〜5% が出発点。
食感で微調整
- やわらかめ:上記から +5%
- かため:-5%
- 吸水時間が短い(つけ置きしない):+2〜5%(十分吸水なら±0%)
具体例
- 白米2合(≒300g):約400ml
- 無洗米2合:約420〜440ml
- 玄米2合:約580ml
炊飯器なら
基本は内釜の目盛(米の合数に合わせた線)に従うのが最適。無洗米用・玄米用の目盛が別にある機種もあります。
よくある調整ポイント
- 具材が水を吸う(きのこ・乾物など):具材重量 × 0.5ml を追加の目安
- 高地(沸点低下):標高1000mごとに +3〜5%
- 古米はやや多め、新米はやや少なめで始める
早見表(150g=1合あたり)
| 用途/種類 | 水量(ml) |
|---|---|
| 白米 | 200 |
| 無洗米 | 210–220 |
| 玄米 | 290 |
| 胚芽米 | 215–225 |
| 寿司飯 | 190 |
| 炊き込み/ピラフ | (具・調味液含め)200 |
| 全粥 / 七分 / 五分 / 三分 | 900 / 1260 / 1800 / 3600 |
迷ったら「炊飯器の目盛+上の微調整」を出発点に、次回以降5%刻みで合わせると失敗しにくいです。
もち米炊き方と水の量
もち米(もちごめ)は「浸水をしっかり → 水はやや控えめ」が基本です。目的(蒸し・炊飯器・おこわ・赤飯)ごとに最適な水加減が少し変わります。
基本の考え方
- 洗米:手早く優しく。でんぷんが溶けやすいので強く研がない。
- 浸水:しっかり浸す(目安 4〜8時間/夏は短め、冬は長め)。
- ざる上げ:30分以上水切りして「米の中まで含水」させる。
- 水加減:うるち米より少なめ(同量〜やや少なめ)から入り、好みで±5%ずつ調整。
水の量(1合=180ml・約150gあたりの目安)
| 用途/方法 | 水量の目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 蒸し(せいろ/蒸し器) | 浸水→水切りして「蒸す」ので計量不要 | 強めの蒸気で30〜40分。途中で霧吹き/打ち水で乾き防止。 |
| 炊飯器(白いもち米だけ) | 180〜190ml(1.0〜1.05倍) | やわらかめは200ml(+約5〜10%)。「早炊き」は避ける。 |
| おこわ(具入り・味付き) | 160〜180ml(0.9〜1.0倍) | 具や調味液の水分を見込んで気持ち少なめ。多汁具材ほど控えめに。 |
| 赤飯(小豆ゆで汁を使用) | 合計で180ml前後 | 小豆の煮汁+水の合計を1合につき約180mlに。好みで±5%。 |
| 土鍋 | 190〜200ml(+約5%) | 蒸発多め。中火〜弱火で炊き、蒸らし10〜15分。 |
| 圧力鍋 | 170〜180ml(-0〜-5%) | 加圧3〜5分→自然放置→蒸らし10分。水はやや控えめから。 |
手順(炊飯器・プレーン)
- もち米を手早く洗い、たっぷりの水で4〜8時間浸水。
- ざるに上げて30分以上水切り。
- 内釜に米を入れ、1合あたり180〜190mlの水(やわらかめは200ml)を注ぐ。
- 通常モードで炊飯。蒸らし10〜15分。
手順(蒸し器・せいろ)
- 洗米→浸水(4〜8時間)→ざる上げ30分以上。
- 蒸し布を敷いて米を平らに広げ、強めの蒸気で30〜40分。
- 途中で手水(熱湯を霧吹き)すると均一に仕上がる。硬ければ数分延長。
おこわ(具入り)のコツ
- 具材(鶏肉、きのこ、根菜、調味液)の水分を見込んで水は控えめ(1合あたり160〜180ml)。
- 味付き煮汁を使う場合、しょうゆ・みりん等も液量に含める(入れ過ぎるとベタつきやすい)。
赤飯のコツ
- 小豆は別ゆで。煮汁は渋抜き後の色づいた2番汁を使用。
- 煮汁+水の合計が米と同量(1合→約180ml)を基準に、好みで±5%。
微調整の目安
- やわらかめ:+5%/かため:-5%
- 浸水が短い:+5%(または蒸らし長め)
- 高地(標高1000mごと):+3〜5%
換算の目安
- 1合 ≒ 180ml(計量カップ1杯) ≒ 約150g
- 人数目安:1合で小さめ茶碗 約2杯
迷ったら「しっかり浸水 → 米と同量(1.0倍)から±5%」を出発点に、次回以降は好みに合わせて5%刻みで調整すると失敗しにくいです。
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注意事項
このツールは無料でご利用いただけます。
※このプログラムはPHP8.2.22にて作成、動作確認を行っております。
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