Climbing Caloriie

登山消費カロリー計算

登山消費カロリー計算は、「登山ベース強度」「標高差(m)」「上り時間」「下り時間」「下りの強度」を入力するだけで簡単に縄跳びの消費カロリー数が計算できるツールです。登山の標高と時間がわかれば、「消費カロリー」「内訳(上り/下り)」「脂肪燃焼量」を計算することができます。

使い方

  1. 「登山ベース強度」「標高差(m)」「上り時間」「下り時間」「下りの強度」を入力します。
  2. 「消費カロリー」「内訳(上り/下り)」「脂肪燃焼量」が表示されます。

登山によるカロリー消費とは

登山によるカロリー消費とは

登山によるカロリー消費とは、山道を登り下りすることで消費されるエネルギー量のことです。ウォーキングやランニングと違い、標高差・斜度・地形の変化・荷物の重量といった要素が加わるため、同じ距離でも消費カロリーは格段に多くなります。

特徴

  1. 上りが高負荷
    重力に逆らって体を持ち上げるため、平地よりも多くの筋肉(特に脚・臀部・体幹)を使い、心拍数も上昇します。METs(運動強度指数)では、平地歩行が約3.0なのに対し、中程度の登山は7.0前後。
  2. 下りも意外と消費する
    下りは上りより楽に感じますが、大腿四頭筋や膝周りの筋肉がブレーキとして働くためエネルギーを使います(4.0〜5.0 METs程度)。
  3. 荷物の重さが消費を増やす
    背負う重量が体重の10%増えるごとに、消費カロリーも数%増加。
  4. 標高差の影響
    標高差が大きいほど上りの負荷が増し、METsも高くなるため、同じ時間でも消費カロリーは大きく変わります。

計算方法(METs法)

最も一般的なのはMETs(Metabolic Equivalents)を使う方法です。

消費カロリー(kcal)= METs × 体重(kg)× 運動時間(h)

  • 中程度の登山(標高差あり):約 7.0 METs
  • 標高差に応じて METs + (標高差 / 1000m × 1.5) で補正可能
  • 下りは上りより低いMETsを設定して別計算すると精度が上がります

  • 体重:60kg
  • 上り:3時間(標高差800m → 補正METs 8.2)
  • 下り:2時間(4.5 METs)

上り: 8.2 × 60 × 3 = 1,476 kcal

下り: 4.5 × 60 × 2 = 540 kcal

合計: 1,476 + 540 = 2,016 kcal

登山消費カロリー計算方法

登山の消費カロリー計算は、「基準となる運動強度(METs)」×「体重」×「時間」 をベースにし、さらに 標高差や荷物、上り・下りの差 を考慮すると精度が高まります。以下で詳しく説明します。

1. 基本計算式(METs法)

METs(Metabolic Equivalents)とは運動強度を示す指標で、「安静時=1METs」とした場合の何倍のエネルギーを消費するかを表します。

基本式:
消費カロリー(kcal)= METs × 体重(kg)× 時間(h)

例:
・METs:7.0(中程度の登山)
・体重:60kg
・時間:3h
7.0 × 60 × 3 = 1,260 kcal

2. 登山の基準METs(米国NIH Compendium参照)

活動内容 METs
平地ウォーキング(4km/h) 3.0
ゆるい登山(緩斜面) 6.0
中程度の登山(標高差あり) 7.0
重い荷物を背負った登山 8.0〜9.0

3. 標高差補正

平地と比べて標高差があると筋力負荷が大きくなるため、METsに補正を加える方法があります。

補正式:
調整METs = 基準METs + (累積標高差[上りm] / 1000) × 1.5

例:
・基準METs:7.0
・累積標高差:800m
7.0 + (800 / 1000) × 1.5 = 8.2 METs

4. 上りと下りを分けて計算

登りと下りでは消費カロリーが異なります。一般的に、下りは上りの約50〜60%程度のMETsです。

  • 上りMETs:基準+標高差補正(例:8.2)
  • 下りMETs:4.0〜5.0程度(体重や荷物で増減)

計算はそれぞれ行って合計します。

例:
・上り:8.2 METs × 60kg × 3h = 1,476 kcal
・下り:4.5 METs × 60kg × 2h = 540 kcal
合計:2,016 kcal

5. 荷物の影響

荷物が重くなると負荷が増します。一般的には、体重の10%増すごとに消費カロリーが約5%増加します。

調整式(簡易):
消費カロリー調整後 = 消費カロリー × { 1 + 0.05 × (荷物重量[kg] / (体重[kg] / 10)) }

6. 計算の流れまとめ

  1. 活動の基準METsを選ぶ(6.0〜9.0)
  2. 標高差があれば補正(+1.5 × 標高差km)
  3. 上り・下りの時間とMETsを設定
  4. それぞれ「METs × 体重 × 時間」で計算
  5. 荷物があれば消費カロリーを増加補正
  6. 上りと下りを合計して最終消費カロリーを算出

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※このプログラムはPHP8.2.22にて作成、動作確認を行っております。
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