登山消費カロリー計算 Climbing Caloriie

登山消費カロリー計算は、「登山ベース強度」「標高差(m)」「上り時間」「下り時間」「下りの強度」を入力するだけで簡単に縄跳びの消費カロリー数が計算できるツールです。登山の標高と時間がわかれば、「消費カロリー」「内訳(上り/下り)」「脂肪燃焼量」を計算することができます。
使い方
- 「登山ベース強度」「標高差(m)」「上り時間」「下り時間」「下りの強度」を入力します。
- 「消費カロリー」「内訳(上り/下り)」「脂肪燃焼量」が表示されます。
登山によるカロリー消費とは
登山によるカロリー消費とは
登山によるカロリー消費とは、山道を登り下りすることで消費されるエネルギー量のことです。ウォーキングやランニングと違い、標高差・斜度・地形の変化・荷物の重量といった要素が加わるため、同じ距離でも消費カロリーは格段に多くなります。
特徴
-
上りが高負荷
重力に逆らって体を持ち上げるため、平地よりも多くの筋肉(特に脚・臀部・体幹)を使い、心拍数も上昇します。METs(運動強度指数)では、平地歩行が約3.0なのに対し、中程度の登山は7.0前後。 -
下りも意外と消費する
下りは上りより楽に感じますが、大腿四頭筋や膝周りの筋肉がブレーキとして働くためエネルギーを使います(4.0〜5.0 METs程度)。 -
荷物の重さが消費を増やす
背負う重量が体重の10%増えるごとに、消費カロリーも数%増加。 -
標高差の影響
標高差が大きいほど上りの負荷が増し、METsも高くなるため、同じ時間でも消費カロリーは大きく変わります。
計算方法(METs法)
最も一般的なのはMETs(Metabolic Equivalents)を使う方法です。
消費カロリー(kcal)= METs × 体重(kg)× 運動時間(h)
- 中程度の登山(標高差あり):約 7.0 METs
- 標高差に応じて METs + (標高差 / 1000m × 1.5) で補正可能
- 下りは上りより低いMETsを設定して別計算すると精度が上がります
例
- 体重:60kg
- 上り:3時間(標高差800m → 補正METs 8.2)
- 下り:2時間(4.5 METs)
上り: 8.2 × 60 × 3 = 1,476 kcal
下り: 4.5 × 60 × 2 = 540 kcal
合計: 1,476 + 540 = 2,016 kcal
登山消費カロリー計算方法
登山の消費カロリー計算は、「基準となる運動強度(METs)」×「体重」×「時間」 をベースにし、さらに 標高差や荷物、上り・下りの差 を考慮すると精度が高まります。以下で詳しく説明します。
1. 基本計算式(METs法)
METs(Metabolic Equivalents)とは運動強度を示す指標で、「安静時=1METs」とした場合の何倍のエネルギーを消費するかを表します。
基本式:
消費カロリー(kcal)= METs × 体重(kg)× 時間(h)
例:
・METs:7.0(中程度の登山)
・体重:60kg
・時間:3h
7.0 × 60 × 3 = 1,260 kcal
2. 登山の基準METs(米国NIH Compendium参照)
活動内容 | METs |
---|---|
平地ウォーキング(4km/h) | 3.0 |
ゆるい登山(緩斜面) | 6.0 |
中程度の登山(標高差あり) | 7.0 |
重い荷物を背負った登山 | 8.0〜9.0 |
3. 標高差補正
平地と比べて標高差があると筋力負荷が大きくなるため、METsに補正を加える方法があります。
補正式:
調整METs = 基準METs + (累積標高差[上りm] / 1000) × 1.5
例:
・基準METs:7.0
・累積標高差:800m
7.0 + (800 / 1000) × 1.5 = 8.2 METs
4. 上りと下りを分けて計算
登りと下りでは消費カロリーが異なります。一般的に、下りは上りの約50〜60%程度のMETsです。
- 上りMETs:基準+標高差補正(例:8.2)
- 下りMETs:4.0〜5.0程度(体重や荷物で増減)
計算はそれぞれ行って合計します。
例:
・上り:8.2 METs × 60kg × 3h = 1,476 kcal
・下り:4.5 METs × 60kg × 2h = 540 kcal
・合計:2,016 kcal
5. 荷物の影響
荷物が重くなると負荷が増します。一般的には、体重の10%増すごとに消費カロリーが約5%増加します。
調整式(簡易):
消費カロリー調整後 = 消費カロリー × { 1 + 0.05 × (荷物重量[kg] / (体重[kg] / 10)) }
6. 計算の流れまとめ
- 活動の基準METsを選ぶ(6.0〜9.0)
- 標高差があれば補正(+1.5 × 標高差km)
- 上り・下りの時間とMETsを設定
- それぞれ「METs × 体重 × 時間」で計算
- 荷物があれば消費カロリーを増加補正
- 上りと下りを合計して最終消費カロリーを算出
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このツールは無料でご利用いただけます。
※このプログラムはPHP8.2.22にて作成、動作確認を行っております。
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