愛着スタイル診断 Attachment Style Diagnosis
愛着スタイル診断は、20の質問に回答するだけで、あなたの対人関係における距離感や安心感の傾向を分析し、16タイプの愛着スタイルの中からあなたに近いタイプを判定できる診断ツールです。4つの軸(近さの取り方、安心感の土台、感情の扱い、衝突・違和感への反応)に基づいてスコアを集計し、各軸の傾向を組み合わせて結果を表示します。
使い方
- 全20問の質問に対して、各設問の選択肢から最も近いものを1つ選びます。
- 回答状況が20/20になると診断ボタンが有効になるので、診断するボタンを押します。
- 4つの軸の合計点が自動で集計され、16タイプのいずれかの愛着スタイル結果が表示されます。
- 結果画面では、タイプ名、タイプコード、特徴の説明を確認できます。
- もう一度診断する場合は、もう一度診断するボタンを押して最初から回答します。
愛着スタイル診断のタイプ
バランス修復型
- 特徴:
- 人との距離が自然で、近づきすぎず離れすぎない
- 安心感の揺れが少なく、相手を信じる前提を保ちやすい
- 感情を素直に共有でき、必要なときは落ち着いて整理もできる
- 違和感があっても対話で修復する姿勢を持てる
- 相手に依存しすぎず、支え合いの循環を作りやすい
このタイプは、愛着傾向の中でも最もバランスが取りやすいグループです。人とのつながりに前向きでありながら、自分の境界線や生活リズムも健全に守れるため、関係が長期的に安定しやすい特徴があります。感情のやり取りが一方通行になりにくく、嬉しさや不安を適度に言語化できるので、相手も安心して距離を合わせやすくなります。衝突が起きても、相手を責めるより状況を理解し、解決に向けたコミュニケーションを取れる点が強みです。恋愛でも友人関係でも、信頼と対話を土台に関係を育てていけるタイプです。
穏やかマイペース安定型
- 特徴:
- 基本的な安心感があり、関係性を穏やかに保ちやすい
- 感情の波が比較的少なく、冷静な判断が得意
- 衝突時は一度距離や時間を置いて落ち着きたい
- 自分のペースを大切にし、無理な同調を避ける
- 相手を信じつつ、必要以上の詮索をしない
このタイプは、穏やかな安定感が魅力です。関係が順調なときは自然体でいられ、相手にも安心感を与えます。感情の共有はできるものの、緊張や衝突が生じる場面では、すぐに結論を出すよりも一度クールダウンする選択をしやすいでしょう。これは回避というより、落ち着いて誠実に対応したい気持ちの表れでもあります。相手が即時の話し合いを求めるタイプの場合、沈黙が誤解につながることがあるため、短い言葉でも「少し時間が必要」と伝えるだけで関係はさらに安定しやすくなります。
共感対話型
- 特徴:
- つながりを大切にし、相手の気持ちに寄り添いやすい
- 安心感が比較的安定しており、信頼を築くのが上手
- 感情を言葉にして共有することに抵抗が少ない
- 小さな違和感も早めに対話で整えたい
- 思いやりが行動に表れやすい
このタイプは、関係性を育てる力が高い愛着スタイルです。相手の感情や状況を丁寧に汲み取り、必要な言葉や行動で支えようとする傾向があります。安心感の土台が比較的安定しているため、相手への疑念よりも理解を優先でき、衝突が起きても「どうすればお互いが納得できるか」を探ろうとします。恋愛や家族関係では、温かいコミュニケーションが強みになります。一方で、相手が感情表現を控えめにしたいタイプだと、優しさが過剰な介入に見えることもあるため、相手のペースと距離感を小さく確認しながら進めるとさらに良い関係を作れます。
優しい安定クール型
- 特徴:
- つながりは大切にするが、感情の表現は落ち着いている
- 安心感が比較的安定し、関係の基盤を守りやすい
- 衝突時は深追いせず、鎮静を優先する
- 思いやりを行動で示すことが多い
- 合理的な視点で関係を整えられる
このタイプは、温かさと冷静さを併せ持つ安定型です。相手との関係を大切にしながらも、感情が高ぶる場面では過度に揺さぶられず、状況を整理して対応しやすいでしょう。対話そのものは嫌いではないものの、感情が噴き出すようなやり取りより、落ち着いた言葉で要点を共有することを好みます。周囲からは「優しいけれど大人っぽい」「安心できるけれどサッパリしている」と見られやすいタイプです。相手が感情共有を強く求める場合、静かな配慮が伝わりにくいことがあるため、短くても気持ちを言語化する習慣を持つと、関係性の満足度がさらに上がりやすくなります。
不安をケアしながら前進型
- 特徴:
- つながりを強く求め、関係を大切にしたい気持ちが強い
- 不安が出ても対話で確かめながら前に進める
- 感情の共有に前向きで、相手に理解してほしい欲求がある
- 愛情表現や安心のサインに敏感
- 修復意欲が高く、関係を諦めにくい
このタイプは、情の深さと努力の粘り強さが特徴です。相手との距離が近いほど安心しやすく、気持ちの確認が取れると一気に落ち着きを取り戻せます。不安になりやすい側面はあるものの、黙って抱え込むよりも対話を通じて解決に向かおうとするため、関係を前進させる力があります。恋愛では愛情の温度差に敏感になりやすいですが、誠実なすり合わせができる相手とは強い絆を築きやすいでしょう。自分の不安が強くなったときは、感情だけで結論を急がず、事実確認や状況整理を挟むことで、より安定したコミュニケーションを取りやすくなります。
心配しがちな回復待ち型
- 特徴:
- つながりを求める気持ちが強い
- 不安が高まると、衝突や対話を一時的に避けやすい
- 近づきたい気持ちと怖さが同時に存在する
- 相手の反応に敏感で、空気を読みすぎることがある
- 落ち着くと誠実に向き合いたい意欲はある
このタイプは、愛情深い一方で、緊張や不安が強まったときに守りの姿勢へ切り替わりやすい傾向があります。気持ちを確かめたいのに、衝突が怖くて一歩引いてしまうため、相手からは「どう思っているのかわかりにくい」と受け取られることもあります。ただし、距離を取る行動は無関心ではなく、心を守るための反応である場合が多いでしょう。時間や安全な空気が整うと、本来は丁寧に関係を修復したいタイプです。自分の中で「今は少し落ち着く時間が必要」と言葉にできるようになると、退出ではなく調整として相手に伝わり、関係性の安心度が高まりやすくなります。
情熱確認・対話型
- 特徴:
- つながりや愛情表現を重視する
- 安心のサインを言葉や行動で確認したい
- 不安があっても対話で解決しようとする
- 関係への熱量が高く、一体感を求めやすい
- 相手の気持ちを深く理解したい欲求が強い
このタイプは、情熱的に関係を育てる力を持っています。相手との距離が縮まるほど安心しやすく、心のつながりを言葉や態度で確かめ合うことに価値を置きます。疑問や不安が生じたときも、放置せず話し合いで解消したい気持ちが強いため、関係修復の意欲は高いでしょう。その一方で、相手が言語化の少ないタイプだと、安心の不足を感じやすくなる可能性があります。相性を安定させるには、求める安心の形を抽象的にせず、「こういう言葉があると落ち着く」「こういう行動が安心につながる」と具体化して伝えると、すれ違いが減りやすくなります。
不安×回避ゆらぎ型
- 特徴:
- つながりを求める気持ちは強いが、不安も高い
- 衝突や緊張があると沈黙や距離で守りに入りやすい
- 安心したいのに、近づきすぎると怖くなることがある
- 感情が揺れると極端な判断をしやすい
- 関係を大切にしたい気持ちは本質的に強い
このタイプは、愛着の揺れが起きやすい複雑さを持つ傾向があります。心の中では相手とのつながりを強く望んでいるのに、不安が高まると自分を守るために距離を取ってしまうため、相手からは矛盾した行動に見えることがあるでしょう。これは気持ちが薄いからではなく、安心と恐れが同時に存在している状態です。関係を長く安定させる鍵は、感情の波が来たときに衝動的な結論を出さず、一定の冷却時間や連絡の目安など、安心感を支える小さなルールを持つことです。仕組みがあるだけで、心が落ち着くスピードが上がりやすくなります。
自立ベースの寛容対話型
- 特徴:
- 自分の領域やペースを大切にする
- 基本的な安心感があり、相手を信頼しやすい
- 必要な話し合いは冷静にできる
- 依存的な関係より、相互尊重を好む
- 距離感の調整が上手い
このタイプは、落ち着いた自立心と柔軟な対話力を持つバランス型です。人間関係においては、過度に密着するよりも、お互いの自由や役割を尊重しつつつながるスタイルを好みます。安心感が比較的安定しているため、相手の行動に過剰反応しにくく、必要な場面ではしっかり話し合って関係を整えられるでしょう。恋愛でも友人関係でも、対等で心地よい距離感を作りやすいタイプです。相手が不安を抱えやすい場合は、普段の落ち着いた態度が冷たく見えることもあるため、「必要なときはきちんと向き合う」姿勢を短い言葉で示しておくと、安心の土台がより強固になります。
自立安定ソフト距離型
- 特徴:
- 基本的な精神的安定がある
- 干渉の少ない関係を心地よく感じやすい
- 衝突時は距離や時間で自然に落ち着かせたい
- 感情表現は必要十分で、過度なドラマを避ける
- 長期的な関係に向く落ち着きがある
このタイプは、静かな安定感とマイペースさが魅力です。相手を信じる土台があり、こまめな確認がなくても関係を保ちやすい一方で、過度な干渉や情緒的な揺さぶりには疲れやすい傾向があります。衝突が起きた場合も、感情が高ぶる場で無理に話し合うより、落ち着いてから整える方が自分らしい対応となるでしょう。相手が即時解決型だと温度差が生じることもあるため、事前に「時間を置いて話す方が誠実に向き合える」という価値観を共有しておくと、誤解が減りやすくなります。
静かな協調修復型
- 特徴:
- 深い感情表現は控えめだが誠実
- 自立心があり、同時に協調性も持つ
- 大事な話し合いには向き合える
- 落ち着いた関係を好み、派手な衝突を避ける
- 信頼が深まるほど安定した支え方ができる
このタイプは、静かな安心感で関係を支えるスタイルです。感情を大きく表現するより、状況を見て必要な言葉や行動を選ぶ慎重さがあります。相手の感情に巻き込まれにくいため、衝突の場面でも冷静に論点を整理し、解決の方向へ導けることが多いでしょう。恋愛では、情熱的な言語化を求められると戸惑うことがありますが、信頼があれば長期的に安定したパートナーシップを築きやすいタイプです。相手が感情共有重視の場合は、受け止め方や安心の示し方を短くでも言語化すると、あなたの誠実さがより伝わりやすくなります。
クール安定マイペース型
- 特徴:
- 感情に大きく揺れにくく、落ち着いた対人スタイル
- 自分の時間や領域を大切にする
- 深い感情共有は最小限でも関係を継続できる
- 衝突は避けたい気持ちが強い
- 相手に依存せず、淡々と支え合う関係を好む
このタイプは、クールで安定した距離感が特徴です。相手を信頼する力があり、必要以上に関係を揺らさない姿勢を持っています。愛情の表現は過剰になりにくく、日常の中で自然に関係を維持するのが得意です。一方で、相手が強い感情共有や即時の話し合いを望む場合、あなたの落ち着きが「関心が薄い」と誤解されることもあります。あなた自身は誠実に関係を守ろうとしているため、重要な場面では「大事に思っている」「必要なら話せる」といった短い安心メッセージを意識して添えるだけで、関係の温度差が埋まりやすくなります。
自立しつつ不安ケア必要型
- 特徴:
- 普段は自立的で落ち着いて見られやすい
- 内側では不安や確認欲求が出ることがある
- 対話で整える力は持っている
- 距離を保ちながら安心を確かめたい
- 相手の反応次第で心の揺れ幅が変わりやすい
このタイプは、外側のクールさと内側の繊細さが同居するスタイルです。自分の生活やペースを大切にしながら関係を続ける力がある一方で、心の深い部分では「見捨てられたくない」「大丈夫だと確かめたい」という気持ちが顔を出すことがあります。だからこそ、相手との距離を保ちながらも、必要な場面では対話で安心を取り戻そうとする姿勢を持っています。恋愛では、相手の愛情表現が少ないと不安が増えることがあるため、確認の仕方を柔らかい言葉に整えると、相手も受け取りやすくなり、安心の循環が生まれやすくなります。
内心不安の距離確保型
- 特徴:
- 近づきすぎると不安が強まることがある
- 距離を取ることで心の安定を保ちやすい
- 感情を抑えて表に出しにくい
- 静かな信頼を築けると安定しやすい
- 自分の境界線が明確な関係を好む
このタイプは、親密さに対して慎重な側面を持ちます。心の中では不安が起きやすいものの、それを大きく表に出すより、距離を保つことで安定しようとする傾向があります。相手から見ると「淡々としている」「本心が見えにくい」と感じられることもありますが、これは無関心ではなく自己防衛の反応である場合が多いでしょう。安心できる関係では、ゆっくりと信頼を積み上げ、長期的に安定した絆を作れるタイプです。連絡頻度や自由時間など、安心できる境界線を言語化して共有すると、あなたの心が穏やかになり、相手にも安心材料として伝わりやすくなります。
慎重な安心探し対話型
- 特徴:
- 自立的だが、言葉の確証や納得感を重視する
- 感情表現は控えめでも、対話の質を大切にする
- 不安が出たときは論点整理で落ち着きやすい
- 相手の誠実さや一貫性を強く求める
- 安心の条件が明確になるほど安定する
このタイプは、感情よりも理解と納得を通じて安心を作る傾向があります。距離を保ちながら関係を続けられる自立性を持ちつつ、「言葉で確認できる安心」を求めやすいのが特徴です。感情の波に飲まれにくい反面、曖昧な態度や説明の不足が続くと、静かに不安が積み重なることがあります。話し合いの場では、感情の押し合いよりも、論点を整理しながら合意点を見つけるスタイルが得意です。恋愛やパートナーシップでは、安心できる言葉や行動をリスト化するような感覚で共有すると、あなたの安定感がさらに高まり、相手にもわかりやすい安心の地図を提供できます。
距離×不安のハイブリッド防衛型
- 特徴:
- 不安がある一方で、近さが怖くて距離を取りやすい
- 感情を抑え込み、表に出すまで時間がかかる
- 誤解が積み重なると急に冷えることがある
- 小さな違和感を抱え込みやすい
- 安心できるルールや境界があると落ち着きやすい
このタイプは、心の中に不安がありながらも、親密さへの慎重さが強く出やすいスタイルです。相手を大切に思っていても、気持ちが揺れたときにすぐ相談するより、距離や沈黙で自分を守ろうとすることがあります。そのため、相手からは「何を考えているかわからない」「急に温度が変わる」と受け取られることもあるでしょう。あなたにとって重要なのは、違和感が小さいうちに短く軽く共有する習慣です。大きな対話をする前に、ひとことの確認や小さな合意を積み重ねることで、心の負担が減り、関係が安定していきます。安心を感情だけでなく、日常の小さな仕組みとして作れると、本来の誠実さがより自然に発揮されやすくなります。
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