NURO光のセキュリティ、本当に「やばい」のか?危険性・実態・対策を完全解説



目次

NURO光の「セキュリティやばい」と言われる理由とは?

NURO光は高速かつ安価なインターネット回線として人気ですが、「セキュリティやばい」という評判が一部で広がっています。このように言われる理由には、いくつかの具体的な要因があります。

1. 提供機器(ONU)のセキュリティ対策が不十分

NURO光では、ソニー系のSo-netからWi-Fi機能付きのONUルーター一体型機器が貸し出されるのが基本です。しかしこの機器には以下のようなセキュリティ上の不備が指摘されています。

  • 初期設定のまま使ってしまう人が多く、Wi-Fiパスワードが脆弱なまま放置される
  • ファームウェアの更新が手動で、ユーザー側で意識的にメンテナンスしないと古いまま使われる
  • 一部モデルではWPA2しか対応しておらず、WPA3非対応

こうした点から「素人が使うには危ない」という印象を持たれやすくなっています。

2. UPnPがデフォルトで有効

多くのNURO光のONUでは、UPnP(Universal Plug and Play)機能がデフォルトでオンになっています。これにより以下のリスクが生じます:

  • 外部からポートが自動で開かれてしまう可能性がある
  • マルウェアに感染した端末がLAN内部にあると、UPnPを悪用され別の端末も危険にさらされる

ITリテラシーの低いユーザーが使った場合、リスクを知らずに使い続けてしまう点が「やばい」と言われる一因です。

3. IPv6(IPoE)接続での直接接続リスク

NURO光では**IPv6接続(IPoE方式)**にも対応していますが、これがかえってセキュリティ上の懸念となる場合があります。

  • IPv6ではNAT(アドレス変換)を使わず、端末がグローバルIPを持つため、外部からの攻撃を受けやすくなる
  • 一部機器ではファイアウォール設定が不十分なままIPv6通信が可能

十分な知識がないままIPv6を利用すると、無防備にインターネットにさらされている状態になる恐れがあります。

4. サポート体制や設定マニュアルの不親切さ

セキュリティ設定の変更方法や詳細マニュアルがNURO公式サイトでは分かりにくい、またはサポートセンターでも専門的な対応が受けにくいという声もあります。

  • 「ポート開放の方法が複雑でわかりにくい」
  • 「設定変更できる項目が少ない」
  • 「自前ルーターを使いたくても設定情報が十分に提供されない」

こうした点も「セキュリティに不安がある」と感じさせる要因になっています。

5. 実際に過去の利用者からの苦情・体験談が多い

SNSやレビューサイトでは、以下のような声が「やばい」という印象を後押ししています:

  • 「Wi-Fiが乗っ取られたかもしれない」
  • 「自分のNASに外部からアクセスされていた」
  • 「勝手にポートが開いてた、怖すぎる」
  • 「NUROのONUが古くてファーム更新されてなかった」

実際の被害とまではいかなくても、不安を感じたユーザーの声が拡散されやすい状況にあり、検索キーワードとして「セキュリティ やばい」が定着しています。

これらの理由から、NURO光は通信速度やコストパフォーマンスに優れている反面、セキュリティリテラシーの低い利用者にとっては「やばい」と言われるリスクがあると認識されています。適切な設定と自衛策を講じれば十分安全に使えますが、初期状態での油断がトラブルの原因になりやすい点に注意が必要です。

実際に起きたセキュリティ問題とその影響

NURO光をめぐって過去に発生したセキュリティ問題は、ユーザーの不安を具体化させる材料となっています。以下では、実際に報道された事例や口コミから浮かび上がった問題点を整理し、どのような影響があったのかを詳しく解説します。

1. ルーターの初期設定における脆弱性

NURO光で提供されるONU(光回線終端装置)一体型ルーターには、以下のような初期設定上の問題がありました。

  • SSID(ネットワーク名)とパスワードが出荷時のまま
  • 誰でも管理画面にアクセスできるリスク
  • 脆弱なWPAキーによるWi-Fiの不正利用
  • 管理画面のID/PWが「admin/admin」などの初期値
  • 管理画面にアクセスされ、ポート開放・リダイレクト設定を悪用される恐れ

これらの設定が変更されずに放置されているケースが多く、実際に**Wi-Fiの不正利用や家庭内機器の乗っ取り(スマート家電の不正操作など)**が報告されています。

2. ファームウェアアップデートの自動化が不完全だった事例

2021年には一部モデルのONUにおいて、ファームウェアの更新が自動で適用されず、既知の脆弱性が長期間放置されていたというユーザー報告がX(旧Twitter)や掲示板で見られました。

  • 影響内容
  • ファームウェアに存在する「CSRF」や「XSS」などの脆弱性が悪用可能な状態に
  • IoT機器経由での情報漏洩・スマートホームの不正制御のリスク

この問題は、ファームウェアの自動更新設定が無効だった個体が存在していたことに起因しています。ユーザーが意識して更新を確認する必要がありましたが、その案内は明確ではありませんでした。

3. UPnP設定による外部アクセスリスク

NURO光で支給されるルーターには、初期状態で「UPnP(Universal Plug and Play)」が有効になっていることがありました。これにより、次のようなリスクが浮上しています。

  • 外部からの不正アクセス
  • 自動的にポートが開放され、遠隔操作ツール(RAT)やボットネットに感染しやすくなる
  • NAS(家庭用ファイルサーバー)の乗っ取り
  • 実際に「NURO経由で外部にNASがさらされていた」との報告もあり

UPnPの脆弱性は世界的に知られており、特にセキュリティ意識が高くないユーザーにとっては見過ごされがちなリスクです。

4. ユーザーサポートにおける対応の遅さと不透明性

セキュリティ上の問題を報告しても、「マニュアル通りの返答しか得られなかった」「改善されるまでに数週間かかった」などの声が多く見られます。

  • セキュリティの不安を放置してしまう心理的要因
  • 対応が遅いことでユーザーが諦めて放置
  • 実害が起きてから気づくケースが多発

この対応の遅さは、企業のセキュリティ体制やポリシーの甘さを疑う声につながり、SNSや口コミでの「NURO光=やばい」という印象を助長させています。

5. 他社製ルーター併用時のトラブルと責任の所在

NURO光は純正ルーター以外も利用可能ですが、セキュリティ問題が起きた際の責任の切り分けが不明瞭です。

  • 他社ルーターを使用すると、NURO側のサポート外
  • トラブルが発生しても「自己責任」とされる傾向
  • しかし、ルーターの選定・設定のガイドが不十分

このグレーゾーンがトラブル時の混乱を招き、「NURO光は対応してくれない」「セキュリティを丸投げしている」といった不信感が広がる要因になっています。

6. 実害を受けたユーザーの声

以下は実際に報告されている声です。

  • 「ルーターのパスを初期のままにしていたら、勝手にポートが開いてマイニングに使われてた」
  • 「IPカメラの映像が外部からアクセスされていたことに数ヶ月気づかなかった」
  • 「NURO光に問い合わせても“仕様です”と言われて終わった」

このような事例は少数派ではありますが、ネットに詳しくない一般ユーザーにとっては致命的な被害につながりかねず、「やばい」と感じさせる大きな理由となっています。

セキュリティ面で不安視されるNURO光の仕様

NURO光は高速通信を売りにした人気の回線ですが、その裏で一部の利用者や専門家からセキュリティ面に対する懸念が指摘されています。以下は、特に不安視されている仕様や仕組みです。

ONU(ホームゲートウェイ)にルーター・無線機能が強制付帯

NURO光で提供されるONU(光回線終端装置)は、ルーター機能・Wi-Fi機能が内蔵された一体型が基本です。
この仕様が問題視される理由は以下のとおりです:

  • ルーターの自由度が低い:市販ルーターと比べて設定が制限されており、ファイアウォールやポート制御の細かい調整ができない機種もある
  • 初期パスワードの使い回し問題:一部機種で初期Wi-Fiパスワードが機器表記のみで設定され、変更されずに使われるケースが多い
  • WPA2しか使えないモデルも存在:最新のWPA3対応がなく、セキュリティ水準がやや古いままの機器もある

UPnPがデフォルトで有効

NURO光のONUルーターではUPnP(ユニバーサル・プラグ・アンド・プレイ)機能が初期状態で有効になっていることが多く、これが大きなリスクとなることがあります。

  • 外部からポートが勝手に開かれる可能性
    悪意のあるアプリやマルウェアがUPnPを使って外部アクセス用のポートを開放してしまうことがある
  • IoT機器との連携で脆弱性が露出
    UPnP対応のスマート家電やカメラなどを経由して、LAN内の情報が漏洩する可能性も

IPv6接続でのセキュリティが不十分なケース

NURO光はIPv6(IPoE)方式にも対応していますが、以下のような問題が指摘されています。

  • IPv6ではNATが使われないため、機器がグローバルIPを直接持つ構成になることがあり、外部からのアクセスリスクが増加
  • セキュリティ設定がIPv4より甘くなるケースがあり、ポートスキャンやDDoS攻撃の対象になりやすい環境になることも

機器の脆弱性対応が遅いとの指摘

一部のNURO光対応機器(特に古いONUやルーター)では、ファームウェアアップデートの提供が遅い、あるいは自動更新に非対応といった問題もあります。

  • ゼロデイ脆弱性が放置されるリスク
  • 手動での更新が必要でも手順が分かりづらく、放置されやすい

セキュリティログの確認手段が乏しい

一般ユーザーがセキュリティ面で異常を検知したい場合、ログやアラートの確認が重要ですが、NUROの標準ONUには詳細なアクセスログや通信履歴の確認機能が搭載されていない機種が多いです。

管理者パスワードや設定情報が公開されやすい

NUROのルーター型ONUの一部機種では、インターネット上でデフォルトの管理者パスワードが簡単に見つかるため、設定変更されるリスクがあります。
ユーザーが変更しないまま使用していると、悪意ある第三者に設定画面を乗っ取られる危険性が高まります。

ISP側によるトラフィック監視・制御の懸念

NURO光のようなプロバイダ一体型の回線サービスでは、利用者の通信がプロバイダで監視・制御される可能性があります。特に以下の懸念が挙げられます:

  • 特定ポートやP2P通信の制限がある可能性
  • ユーザーのDNSクエリや通信傾向が収集・分析される懸念(プライバシー面の問題)

これらの仕様は、特にセキュリティ意識が高いユーザーや、ビジネス用途・テレワークでの利用においては重大なリスクとなる可能性があります。NURO光を利用する際には、自衛策としての機器設定変更や外部ルーターの併用も視野に入れることが重要です。

NURO光のセキュリティを高めるための設定チェックリスト

NURO光を安心・安全に利用するためには、初期設定のまま使うのではなく、必要なセキュリティ設定を自分で確認・調整することが重要です。以下に、NURO光利用時に確認すべきセキュリティ設定項目をチェックリスト形式でまとめました。

【1】Wi-Fi設定の見直し

  • [ ] 初期SSIDを変更する
     → 機器固有情報が含まれているため、外部からの推測が容易
  • [ ] Wi-Fiパスワード(暗号キー)を強固なものに設定
     → 記号・英数字を組み合わせた12文字以上のランダムな文字列を推奨
  • [ ] WPA3対応の端末であれば、WPA3を選択
     → 古い端末しか使えない場合でも最低限WPA2-AESを選択(WEPやWPAは危険)

【2】ONU(ルーター)本体の設定確認

  • [ ] 管理画面のログインIDとパスワードを初期から変更
     → 「admin / admin」などの初期値は即変更が必要
  • [ ] UPnP機能を無効にする
     → 外部から自動的にポートが開くのを防止できる(ゲーム用途以外では基本オフ)
  • [ ] 遠隔管理機能(リモートアクセス)をオフにする
     → 外部からの管理画面アクセスをブロックして不正侵入を防止
  • [ ] 不要なポート開放(ポートフォワーディング)を無効化
     → 使用していないアプリの設定が残っていないか確認

【3】ファームウェアと端末管理

  • [ ] ONUルーターのファームウェアが最新か確認
     → 自動更新されないモデルの場合は、手動アップデートが必要なこともある
  • [ ] 使用しているデバイスのOS・ソフトウェアも最新版に保つ
     → 脆弱性が放置されたままネットに接続するのは危険
  • [ ] LAN内の端末を定期的に確認し、不審なデバイスが接続されていないかチェック

【4】IPv6(IPoE)接続の安全設定

  • [ ] IPv6使用時のファイアウォール設定を有効化
     → グローバルIPを直接持つため、明示的なフィルターが重要
  • [ ] IPv6の必要性がなければ無効化する選択も視野に
     → 安全重視の環境ではIPv4(NATあり)のみに制限するのも有効

【5】その他の補助策

  • [ ] 市販ルーターの導入を検討
     → セキュリティ機能が充実したTP-LinkやBuffalo製ルーターなどを使うことでリスクを抑えられる
  • [ ] セキュリティソフト(PC・スマホ両方)を導入する
     → 不正通信の検知やネットバンキング保護などが可能
  • [ ] Wi-Fiゲスト機能の利用と本ネットワークとの分離設定
     → ゲスト用と家庭用を分けることでリスクを最小化

このチェックリストを定期的に確認し、特に初期設定のまま利用していないかを見直すことが重要です。NURO光の回線自体は高性能ですが、利用者側の設定次第で安全性は大きく左右されます。自衛策を徹底して、安心して高速回線を活用しましょう。

NURO光ユーザーができる3つの具体的対策

NURO光のセキュリティを強化するためには、簡単な設定変更や追加対策を行うことで大きな効果が得られます。以下の3つの具体的な対策を実施することで、安全性を高めることができます。

【1】Wi-Fiの強化と設定の見直し

  • SSIDの変更
     → 初期設定のSSID(ネットワーク名)は個人情報が含まれている場合が多いため、他人に推測されにくい名前に変更します。
  • 強固なWi-Fiパスワードの設定
     → 12文字以上のランダムな英数字と記号を組み合わせたパスワードに設定し、WPA3暗号化を使用するようにしましょう。古い端末しか対応していない場合は、最低限WPA2-AESを選びます。
  • ゲストネットワークの活用
     → ゲスト用に別のネットワークを設定し、家庭内ネットワークと分けることで、外部のデバイスがプライベートネットワークにアクセスするリスクを減らします。

【2】ファームウェアとソフトウェアのアップデート

  • ルーターのファームウェアを最新に保つ
     → ルーターの製造元が提供するセキュリティパッチや機能改善を受けるために、定期的にファームウェアのアップデートを確認し、最新バージョンに保ちます。
  • 端末(PC、スマホ)のセキュリティソフトを使用
     → 不正アクセスを防ぐために、PCやスマホには信頼できるセキュリティソフトをインストールし、定期的にスキャンを実行します。
  • ルーターと端末の自動更新設定を確認
     → ソフトウェアやファームウェアの自動更新を有効にし、手動での更新を忘れないようにします。

【3】外部からのアクセス制限

  • ルーターの管理画面のセキュリティ強化
     → 管理画面のログインIDとパスワードを初期設定のまま使用せず、強固なものに変更します。また、リモート管理機能を無効にして、外部からのアクセスを制限します。
  • UPnP機能の無効化
     → 「UPnP(Universal Plug and Play)」機能は、自動的にポートを開放して外部機器と接続できる便利な機能ですが、セキュリティリスクを高める可能性があります。使用しない場合は無効にしましょう。
  • 不要なポートの開放を無効化
     → 不要なポートやプロトコルが開放されていないか確認し、必要ないポートは無効にします。これにより、外部からの不正アクセスを防げます。

これらの対策を実行することで、NURO光の利用者はネットワークのセキュリティを大幅に向上させることができます。セキュリティの強化は一度の設定だけでなく、定期的な見直しと更新が重要です。

NURO光と他社回線のセキュリティ比較

インターネット回線を選ぶ際、セキュリティは非常に重要な要素です。NURO光と他社回線(例:auひかり、SoftBank光、ドコモ光)のセキュリティの特徴を比較し、それぞれの強みと注意点を確認しましょう。

【1】NURO光のセキュリティ特徴

  • セキュリティ機能の充実
     → NURO光では、標準で「ホームゲートウェイ(Wi-Fiルーター)」にセキュリティ機能が搭載されています。これには、ファイアウォール、Wi-Fi暗号化、アクセス制限などが含まれており、基本的なセキュリティ対策が施されています。
  • 個別対策の自由度
     → ユーザーがルーターの設定を自由に変更できるため、セキュリティ強化のカスタマイズが可能です。また、セキュリティソフトやVPNを別途導入することもできます。
  • 最新の暗号化技術対応
     → NURO光のWi-FiはWPA3暗号化に対応しており、Wi-Fi接続の安全性が高いとされています。

【2】auひかりのセキュリティ特徴

  • 提供されるセキュリティサービス
     → auひかりでは、「auセキュリティ」のオプションが提供されており、ウイルス対策や迷惑メールの対策が可能です。また、標準でファイアウォールやWi-Fi暗号化(WPA2)が搭載されています。
  • 専門的なセキュリティオプション
     → より強化したセキュリティを求めるユーザー向けに、強化型のセキュリティオプション(有料)を選ぶこともできます。
  • ネットワーク全体の監視機能
     → 複数の端末を利用する家庭向けに、セキュリティレベルを統合的に管理・監視できる機能が搭載されています。

【3】SoftBank光のセキュリティ特徴

  • セキュリティ対策の基本
     → SoftBank光には、標準でファイアウォールやWi-Fi暗号化(WPA2)機能が備わっており、基本的なセキュリティは確保されています。また、家庭内の機器に対するアクセス制限をかけることができます。
  • オプションサービス
     → 有料で提供される「セキュリティパック」には、ウイルス対策ソフトや迷惑メール対策などが含まれ、手厚いセキュリティを提供します。
  • 家庭内ネットワークの管理機能
     → SoftBank光では、ルーターの設定を簡単に変更できるので、セキュリティレベルを柔軟に調整できます。

【4】ドコモ光のセキュリティ特徴

  • 基本的なセキュリティ機能
     → ドコモ光もWi-FiルーターにファイアウォールやWPA2暗号化などの基本的なセキュリティ機能が搭載されていますが、標準では特別なセキュリティ対策は少ないです。
  • 「dアカウント」を活用したセキュリティ
     → ドコモの「dアカウント」や「dセキュリティ」を活用することで、より強固なネットワークセキュリティ対策が可能になります。
  • オプションでのセキュリティ強化
     → オプションで「セキュリティ対策」の追加サービス(ウイルス対策ソフト、迷惑メール対策)を利用することができます。

【5】他社回線とNURO光のセキュリティ比較

特徴NURO光auひかりSoftBank光ドコモ光
Wi-Fi暗号化WPA3対応WPA2暗号化WPA2暗号化WPA2暗号化
ファイアウォール機能標準装備標準装備標準装備標準装備
セキュリティオプション利用可能(自分で追加可)強化オプション(有料)強化オプション(有料)強化オプション(有料)
ウイルス対策別途追加(ソフト等)「auセキュリティ」オプションあり「セキュリティパック」あり「dセキュリティ」オプションあり
家庭内ネットワーク管理自由設定可能統合的に管理・監視可能自由設定可能自由設定可能
VPNの使用使用可能(推奨)使用可能(推奨)使用可能(推奨)使用可能(推奨)

【まとめ】

  • NURO光は、暗号化技術(WPA3)や自由に設定可能なルーター管理が特徴で、セキュリティ面では非常に柔軟で高いカスタマイズ性を提供します。
  • auひかりは、強化オプションやネットワーク全体の監視機能が充実しており、より専門的なセキュリティを求める家庭に適しています。
  • SoftBank光は、標準のセキュリティ対策に加えて、家庭内ネットワークの管理機能があり、簡単にセキュリティ設定を変更できます。
  • ドコモ光は、基本的なセキュリティ機能に加え、オプションサービスで強化できるが、他社と比較して独自のセキュリティ機能は少なめです。

各回線のセキュリティ機能を比較した上で、自分のニーズに最適な回線を選ぶことが重要です。

NURO光を安心して使うために重要なこと

NURO光を快適に、安全に使うためには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。インターネットの利用時に発生する可能性のあるセキュリティリスクやトラブルに対処するため、以下の対策を実施することをおすすめします。

【1】ホームゲートウェイ(ルーター)のセキュリティ設定を確認・強化

NURO光のサービスには、標準でホームゲートウェイ(Wi-Fiルーター)が提供されます。このルーターには、セキュリティ機能が搭載されていますが、設定を最適化することで、より安全に使用できます。

  • Wi-Fiの暗号化
    → 初期設定ではWPA2暗号化が使われていることが多いですが、可能であれば最新のWPA3に変更しましょう。WPA3はより強固な暗号化方式で、セキュリティが向上します。
  • SSIDの非公開設定
    → SSID(Wi-Fiネットワーク名)を非公開にすることで、他の人にネットワーク名が見えなくなり、不正アクセスのリスクを減らせます。
  • パスワードの強化
    → 初期パスワードは必ず変更しましょう。推測されにくい強力なパスワードを設定し、定期的に変更することが重要です。
  • ファイアウォール機能の確認
    → ルーターに搭載されているファイアウォール機能を有効にして、外部からの不正アクセスを防ぎましょう。

【2】セキュリティソフトの導入と更新

NURO光自体はインターネット回線であり、セキュリティソフトを提供しているわけではありません。したがって、インターネット利用時に生じるウイルスやマルウェアから身を守るためには、セキュリティソフトを使用することが不可欠です。

  • ウイルス対策ソフトのインストール
    → PCやスマートフォンにウイルス対策ソフトをインストールし、リアルタイムでの保護を強化しましょう。
  • 定期的なソフトウェアの更新
    → セキュリティソフトは定期的にアップデートすることで、新たに発見された脅威に対応できるようになります。自動更新機能を有効にしておくと便利です。

【3】VPNの利用

NURO光を利用する際、特に公共のWi-Fiネットワークに接続する場合は、VPN(仮想プライベートネットワーク)の利用を検討しましょう。

  • VPNの利点
    → VPNを利用することで、インターネット接続が暗号化され、第三者による盗聴や情報漏洩を防ぐことができます。特に、公共のWi-Fiなど、セキュリティが不安定なネットワークを使用する際に有効です。
  • 信頼性の高いVPNサービスの選定
    → 無料のVPNサービスもありますが、セキュリティ面で不安が残る場合があるため、信頼できる有料VPNサービスを利用することをお勧めします。

【4】不要な機器のネットワーク接続を制限

家庭内に接続されているすべての機器がインターネットに接続されているわけではなく、不要な機器の接続を制限することがセキュリティの向上につながります。

  • 接続するデバイスの確認
    → NURO光のホームゲートウェイに接続されているデバイスを定期的に確認し、不明な機器が接続されていないかチェックしましょう。
  • ゲストネットワークの活用
    → ゲスト用のWi-Fiネットワークを作成し、友人や来客がインターネットを利用する際には、プライベートネットワークにアクセスさせないようにします。

【5】定期的なパスワード変更と管理

インターネットのセキュリティを高めるためには、定期的なパスワード変更が重要です。また、複数のサイトで同じパスワードを使い回すことはリスクを高めます。

  • パスワードマネージャーの活用
    → 複雑なパスワードを記録しておくために、パスワードマネージャーを利用すると便利です。これにより、強力なパスワードを簡単に管理できます。
  • 二段階認証の設定
    → 各種サービスに対して二段階認証を設定し、万が一パスワードが漏れた場合でも不正アクセスを防ぎます。

【6】インターネット利用時の注意点

インターネットを使用する際に、ユーザー自身が注意すべき点も多くあります。

  • フィッシング詐欺の防止
    → 知らない送信者からのメールやSMSに含まれるリンクを安易にクリックしないようにしましょう。フィッシングサイトを通じて個人情報が盗まれる危険性があります。
  • 個人情報の取り扱い
    → インターネット上で個人情報を提供する際には、そのサイトが信頼できるものであるか確認しましょう。特に、金融情報やパスワードなどの重要な情報は慎重に扱う必要があります。

NURO光を安心して使用するためには、ルーターのセキュリティ設定やセキュリティソフトの導入、VPNの活用など、多岐にわたる対策を講じることが重要です。これらを組み合わせて、安全で快適なインターネット利用を心がけましょう。

乗り換えを検討すべきか?判断基準と代替案

インターネット回線を乗り換えるべきかどうかを判断する際には、いくつかの重要な基準を元に比較検討することが大切です。ここでは、乗り換えを決断する際の判断基準と、代替案について解説します。

【1】NURO光の契約条件と利用状況の確認

まず、現在利用しているNURO光の契約内容と実際の利用状況を把握することが重要です。以下の点を確認しましょう。

  • 月額料金の確認
    → NURO光の月額料金が他の回線と比較して高いと感じている場合、料金プランの変更や他社への乗り換えを検討する理由になります。
  • 速度と品質
    → NURO光は通常、非常に高速な回線を提供していますが、実際の使用感として速度低下が見られる場合や、頻繁に接続不良が発生する場合は改善が必要です。速度が安定していない、または実際の速度が提供されていない場合は乗り換えを検討する理由となります。
  • サービスエリアの制限
    → もしNURO光の提供エリア外に引っ越す予定がある場合、事前に他の回線に乗り換えが必要になる可能性があります。
  • 契約期間と解約費用
    → NURO光に契約期間が残っている場合、解約に伴う費用(違約金や解約手数料)も考慮する必要があります。契約解除の条件やペナルティがどれくらいかも確認しておきましょう。

【2】代替案としての他社回線比較

NURO光に不満がある場合、他の回線プロバイダーと比較して、どのような選択肢があるかを検討することが重要です。以下に、他の回線サービスとその特徴を挙げます。

【2.1】光回線(auひかり、SoftBank光など)

  • 料金プラン
    → 他の光回線サービスも競争力のある料金プランを提供しています。特に、auひかりやSoftBank光は、NURO光と同等の速度を提供しながら、より安価なプランを選択することができる場合があります。
  • サービスエリア
    → サービスエリアの広さは回線ごとに異なるため、引っ越し予定のエリアでも提供されているかどうかを確認しましょう。
  • 速度と安定性
    → 他の光回線でも高速インターネットが利用できますが、NURO光と同じく「最大速度」での提供なので、実際にどれだけの速度が得られるかはプロバイダや契約プランに依存します。

【2.2】WiMAX(モバイル回線)

  • 利用シーン
    → WiMAXは固定回線ではなく、モバイル回線ですが、ポータブルWi-Fiルーターを利用することで、モバイル環境でも快適にインターネットを利用できます。NURO光のような固定回線に不満がある場合、WiMAXを検討することができます。
  • 速度と安定性
    → WiMAXは速度が安定しない場合があるため、頻繁に高速インターネットが必要な場合には不向きかもしれません。しかし、通常の利用では十分な速度が得られる場合もあります。
  • 月額料金
    → WiMAXは料金が安価で、契約期間が短期のプランも多いため、柔軟に契約・解約が可能です。

【2.3】CATVインターネット(J\:COMなど)

  • 料金とサービス内容
    → ケーブルテレビを利用したインターネットサービスも、選択肢としては有力です。多くのサービスがセット割引を提供しており、テレビ契約と合わせてコストを抑えることができます。
  • 速度と安定性
    → CATVインターネットの速度は、光回線には劣る場合がありますが、一般的な家庭利用には十分な速度が提供されることが多いです。
  • 契約期間
    → ケーブルインターネットの契約も期間縛りがある場合が多いため、契約条件や解約のルールを事前に確認しておく必要があります。

【3】乗り換え判断基準

以下の基準を元に、乗り換えを検討するかどうかを判断します。

  • 速度の不満
    → NURO光が提供する速度に満足できない場合、他社の光回線や高速なモバイル回線を検討する理由になります。
  • 料金が高すぎる
    → 現在の月額料金が高く感じる場合、同等の速度やサービスを提供する他社の回線に乗り換えることで、コストを削減できる可能性があります。
  • サービスエリアの変更
    → 引っ越しや転居により、NURO光のサービスエリア外になる場合は、他の回線を選択する必要があります。
  • プロバイダの信頼性やカスタマーサポート
    → NURO光のサポート対応に不満がある場合や、通信障害が多発している場合は、他の信頼できるプロバイダに乗り換えることを検討する理由になります。

【4】乗り換え後の注意点

  • 解約手数料や違約金の確認
    → NURO光の解約に伴う手数料や違約金が発生する場合があるため、乗り換え前に詳細を確認しておく必要があります。
  • 新しい契約の条件を確認
    → 新しい回線の契約内容や料金プラン、サービス条件などを十分に比較し、最適な契約を選ぶことが重要です。
  • 工事費や初期費用
    → 他の回線に乗り換える際、工事費用や初期費用が発生することがあるため、これらを加味したコスト計算を行いましょう。

乗り換えを検討する際は、現状のNURO光のサービス内容と、他の回線サービスのメリット・デメリットを総合的に比較することが大切です。料金、速度、エリア、契約条件など、個々のニーズに最適な回線を選ぶことで、より快適でコストパフォーマンスの良いインターネット環境を手に入れることができます。

1位

NURO光

ソニーネットワークコミュニケーションズ

回線タイプNURO光回線
戸建ての月額基本料金5,200円
マンションの月額基本料金2,750円
下り速度(実測値)633.72Mbps
上り速度(実測値)621.51Mbps
PING値(実測値)10.98ms
下り速度の速さ4.41
上り速度の速さ4.58
戸建て料金の安さ3.73
マンション料金の安さ3.65
初期費用の安さ3.99
総合4.07

NURO光がおすすめの理由

NURO光がおすすめの理由は「独自回線で高速通信が可能である点」「キャッシュバックが手厚い点」です。

NURO光は、独自回線として、NTTのフレッツ光とは別の回線「ダークファイバー回線」を利用しているため、高速通信が安定してできる点が最大の魅力です。さらにキャッシュバックも手厚く、キャッシュバック、乗り換え解約金還元、工事費用無料などを活用すれば、かなりお得に利用できる点もメリットと言えます。

さらに2ギガプランと10ギガプランも用意され、10ギガプランであれば、オンラインゲームや動画利用でも、安定利用することが可能です。

スマホセット割は、NUROモバイル、ソフトバンクが対象となっています。

デメリットは、対応エリアが馴致拡大中とは言えば、まだ全国対応ではない点です。

回線タイプNURO光回線
戸建て1年利用時の実質料金3,720円
戸建て2年利用時の実質料金3,844円
戸建て3年利用時の実質料金3,921円
マンション1年利用時の実質料金3,031円
マンション2年利用時の実質料金2,310円
マンション3年利用時の実質料金2,089円
戸建ての月額基本料金5,200円
マンションの月額基本料金2,750円
下り速度(実測値)633.72Mbps
上り速度(実測値)621.51Mbps
PING値(実測値)10.98ms
工事費0円
初期費用3,300円
提供地域北海道、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、岡山県、広島県、福岡県、佐賀県
定期契約3年契約
テレビ対応
無料ルーターレンタル
無料訪問サポートつき
無料セキュリティソフト(「NURO 光 2ギガ(2年契約)」「NURO 光 2ギガ(契約期間なし)」に加入で無料)
戸建て対応
マンション対応
IPv6対応
サポート電話、お問い合わせフォーム、チャット
開通までのモバイルWi-Fiルーターレンタルあり(手数料のみ)
違約金負担キャンペーンあり
スマホセット割NUROモバイル、ソフトバンクスマホ
支払方法クレジットカード、口座振替、NTT請求、ソフトバンクまとめて支払い、auかんたん決済