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目次
料金プランの違いを比較:使った分だけVSシンプル定額
楽天モバイルとahamoの料金プランは、考え方が根本的に異なります。楽天モバイルは「使った分だけ課金される段階制プラン」、ahamoは「データ容量ごとの定額制プラン」を採用しており、月ごとの通信量や利用スタイルによって向き不向きがはっきり分かれます。
楽天モバイルは“使った分だけ”段階制プラン
楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」は、通信量に応じて料金が3段階で自動的に変動します。
使用量 | 月額料金(税込) |
---|---|
〜3GB | 1,078円 |
3〜20GB | 2,178円 |
20GB超 | 3,278円 |
特に注目すべきは、20GBを超えても追加料金がかからず、データ無制限で使える点です。月によって通信量にバラつきがある人、日常的にWi-Fiを併用していて月3GB以下で済む人には、非常に柔軟で無駄のない料金設計といえます。
また、通話もRakuten Linkアプリを使えば無料で無制限という点で、通信も通話もコストを抑えたいユーザーには魅力的です。
ahamoは“定額制”のシンプルさが強み
ahamoはNTTドコモが提供するプランで、以下の2種類の定額制から選べます。
プラン名 | 月額料金(税込) | データ容量 |
---|---|---|
ahamo基本プラン | 2,970円 | 30GB |
大盛りオプション追加 | +1,980円 | 110GB合計 |
月30GBまでの基本プランは、動画視聴やSNSをよく使う人にとって十分な容量です。また、大盛りオプションを追加すれば月110GBまで使えるため、テザリングや外出先での仕事にも対応できます。
ahamoは定額制のため、毎月の料金が読みやすく、どれだけ使っても料金に変動がない安心感があります。特に、通信量が毎月一定している人や、定額での家計管理を重視する人に向いています。
どちらが得かは「通信量次第」
- 月3GB未満のライトユーザー → 楽天モバイル
- 月20〜30GB程度の中〜重度ユーザー → ahamo
- 月によって通信量が変動する人 → 楽天モバイル
- 通信量を超えたくない・追加料金を避けたい人 → ahamo
- 無制限に動画やSNSを楽しみたい人 → 楽天モバイル(無制限)

料金体系だけで見ると、楽天モバイルは「ミニマムユーザー」と「ヘビーユーザー」の両極端に強く、ahamoは「安定した中容量」を求めるユーザーに適しています。利用スタイルを見直したうえで、より自分に合ったプランを選ぶことが重要です。
通信速度とエリアの実測比較:都市部と地方で差が出る?
楽天モバイルとahamoの通信速度や対応エリアは、日常の使い勝手に直結する非常に重要な比較ポイントです。両者の理論値や公表値だけでなく、実際の利用環境における実測値と口コミも踏まえて、都市部と地方での違いを詳しく解説します。
実測値で見る通信速度の差
通信速度の実測調査によると、一般的にahamo(ドコモ回線)の方が安定して高速であるという傾向が見られます。たとえば2025年初旬時点での全国平均ダウンロード速度は以下のとおりです。
サービス名 | 平均ダウンロード速度(Mbps) |
---|---|
ahamo(ドコモ) | 約70〜90Mbps |
楽天モバイル | 約15〜25Mbps |
※出典:みんなのネット回線速度(みんそく)、ユーザー投稿の測定データより
楽天モバイルも都市部では30〜50Mbps程度出ることもありますが、ピーク時間帯では速度が著しく低下する事例も見られます。ahamoは基地局数が多く、トラフィック分散の設計が進んでいるため、混雑時でも比較的安定しています。
都市部での実利用体験
東京・大阪・名古屋などの都市部においては、両者とも快適に利用できる環境が整っています。ただし、ビル内や地下鉄構内、イベント会場など混雑したエリアでは、楽天モバイルのほうが速度低下や接続不良の報告が多く見られます。
一方、ahamoはドコモ本家のインフラを共有しているため、地下や密集地でも安定性が高く、動画視聴やビデオ会議もスムーズに行えるケースが多いという実感の声が目立ちます。
地方や山間部・郊外での差
地方在住者や出張・旅行が多い方にとって、エリアの広さと安定性は死活問題です。楽天モバイルは人口カバー率99.9%と公表しているものの、パートナー回線(KDDI)のエリアに依存する地域が多く、実際には「圏外」や「低速」のエリアが残っているのが実情です。
特に山間部・農村地域ではahamoのほうが明らかに強く、ドコモの広範囲な基地局網によってカバーされているため、通話・通信ともに安心して利用できます。
5G対応状況の比較
5Gに関してはどちらも全国展開中であり、都市部では比較的拾いやすくなってきましたが、ahamoはドコモの5Gインフラをフルに利用できるのが強みです。楽天モバイルの5Gは提供エリアが狭く、対応エリアでも安定性に課題があるため、5G目当てで選ぶならahamoが現状では有利です。
利用者の声から見える傾向
- 楽天モバイルの声
- 「建物内に入ると圏外になることがある」
- 「日中は使えるが、夜になると速度が落ちる」
- 「都市部では問題ないが、実家(地方)だとつながらない」
- ahamoの声
- 「どこでも使えて安心感がある」
- 「格安SIMよりも速く、メイン回線でも不安なし」
- 「地方に出張しても速度は安定している」
まとめ:通信の安定性を求めるならahamo、コスト優先なら楽天モバイル
通信速度や対応エリアを重視するなら、総合的にahamoに軍配が上がります。特に地方や電波環境が不安定な場所では、ドコモ網の恩恵が大きいといえます。一方で、楽天モバイルも都市部であれば十分実用的であり、料金重視の方にとっては選択肢になりえます。

「通信が命」という方はahamoを、「コストと用途のバランス」を重視する方は楽天モバイルを検討するとよいでしょう。
通話機能とアプリの使い勝手:Rakuten Linkと5分無料通話
楽天モバイルのRakuten Linkアプリは「完全通話無料」が魅力
楽天モバイルの大きな特長は、専用アプリ「Rakuten Link」を使えば、通話料金が完全無料になる点です。国内通話だけでなく、一部の海外通話にも対応しており、Rakuten Linkを使う限り時間無制限で通話ができます。料金を気にせず長電話ができるため、家族や仕事で通話の多いユーザーには大きなメリットです。
一方で、通話の品質や利便性に課題を感じる声もあります。とくにiPhoneでは、Rakuten Linkアプリを経由しないと無料通話にならないうえ、iOS版では一部着信が標準電話アプリに届く仕様のため、「アプリとOSの連携に不便さがある」といった意見もあります。
加えて、Rakuten LinkアプリはSMSも無料で送受信できますが、こちらも専用アプリ経由でのやり取りに限定され、標準SMSアプリとは連携していません。Androidユーザーであれば使い勝手は比較的スムーズですが、iPhoneユーザーにとっては操作性に違和感を覚えることがある点に注意が必要です。
ahamoは「標準電話アプリ+5分無料」で操作がシンプル
ahamoの通話機能は、OS標準の電話アプリをそのまま利用し、5分以内の国内通話が無料になる仕組みです。アプリを切り替える必要がなく、電話帳や発着信履歴もそのまま使えるため、スマホ初心者でも戸惑いなく利用できます。
さらに、オプションで「かけ放題(1,100円/月)」を追加すれば、時間無制限で通話可能に。こちらも標準アプリからの発信で適用されるため、通話品質が高く、VoLTEやHD Voiceなどの高音質通話にも対応しています。
通話は短時間に済むことが多く、専用アプリに頼りたくない人や、通話品質・操作性を重視する人にとってはahamoの方式が優れているといえるでしょう。
使い勝手で選ぶなら、目的に合わせた判断を
通話の多さやスマホの使い方によって、最適な選択肢は変わります。
- 長時間の通話が頻繁にあり、料金を抑えたい → 楽天モバイル(Rakuten Link)
- 操作をシンプルに済ませたい、通話は短めが多い → ahamo(標準アプリ+5分無料)
- iPhoneユーザーで通話品質にこだわる → ahamoがおすすめ
- Androidユーザーでコスト重視なら → 楽天モバイルも快適に使える可能性あり

なお、どちらもかけ放題オプション(月額1,100円)を用意しており、通話スタイルに合わせて柔軟に選べる点は共通しています。音声通話が生活や仕事において重要な方は、自分の使い方に合うスタイルを基準に判断することが重要です。
キャンペーンとポイント還元:楽天ポイント派に有利?
楽天モバイルは「実質無料」に近づけるキャンペーンが豊富
楽天モバイルはキャンペーンの種類が非常に多く、特に「楽天ポイント」での還元施策が充実しています。たとえば「Rakuten最強プラン」では、月3GBまでの料金1,078円(税込)がポイント還元で実質無料になる「最強プランポイント還元キャンペーン」が定番です。
他にも、対象端末を購入してMNP転入するだけで数千~最大20,000ポイントが還元される「iPhoneトク得乗り換えキャンペーン」「スマホトク得乗り換えキャンペーン」などが頻繁に開催されています。
楽天市場や楽天カード、楽天銀行との連携でポイント還元率が上がる「SPU(スーパーポイントアップ)」対象にもなっており、楽天経済圏ユーザーであれば通信費の実質負担を限りなくゼロに近づけることも可能です。
ahamoのキャンペーンは限定的だが、dポイント派には一定の魅力
ahamoでもdポイントがもらえるキャンペーンは用意されていますが、楽天モバイルほどの頻度や金額規模ではありません。たとえば、ドコモ光とのセット契約でdポイントが進呈されるキャンペーンや、家族割(ドコモ回線とのファミリー割引)によって通話料金が一部無料になるなど、既存のドコモ利用者向け施策が中心です。
キャンペーンの内容も、基本的にはドコモ全体のプロモーションの一環として設計されているため、ahamo単体としてのお得感はやや薄く感じられることがあります。
dポイント還元率は「利用額1,000円(税抜)ごとに10ポイント」が基本。利用額が一定以上ないと還元効率が低いため、低容量ユーザーにとっては恩恵を感じにくい側面もあります。
日常的に楽天ポイントを貯めている人には圧倒的に楽天モバイルが有利
楽天モバイルは、ポイントを貯めやすいだけでなく、支払いにも楽天ポイントを使えるため、月々の通信費を現金ゼロで運用することも可能です。楽天市場での買い物や楽天カードの利用と組み合わせることで、ポイント還元の相乗効果も得られます。
一方、ahamoでもdポイントでの支払いは可能ですが、付与・利用ともに楽天モバイルほどの広がりはなく、dポイント経済圏で生活の多くをカバーしている人でなければ、効果的に活用しづらい傾向があります。
キャンペーン重視なら楽天モバイル、安定運用ならahamo
乗り換えや端末購入のタイミングで一気にポイントを得たい、日常の生活費も楽天で統一している、という人には楽天モバイルが最適です。実質無料や高額ポイントバックを狙えるため、コストパフォーマンスが高くなります。
一方で、キャンペーンに過度な期待をせず、シンプルに通信の安定性や基本機能を重視するなら、ahamoでも十分満足できるでしょう。ただし、ポイント重視の視点では、楽天モバイルのほうが明確に優位です。
海外利用・ローミング比較:長期出張・旅行に強いのは?
ahamoは海外20以上の国と地域で追加料金なしで使える
ahamoの最大の特長は「海外ローミングが基本料金に含まれている」ことです。アメリカやヨーロッパ、アジア各国など、世界の主要国・地域(※2025年時点で82の国と地域)において、追加料金なしで毎月20GBまでデータ通信が可能です。専用の申し込みやオプション加入も不要で、国内と同じようにスマホを使えます。
さらに、通話も日本国内と同様の料金体系で利用可能。着信は無料、発信は22円/30秒で、普段と同じ感覚で使えるのが大きな安心材料です。
出張や留学、観光などで「月に数回~数週間海外に行く」「定期的に海外と行き来する」という方にとって、ahamoは非常に利便性の高い選択肢です。
楽天モバイルは2GBまで無料+超過後も低速通信可能
楽天モバイルでも海外ローミングは可能で、こちらも追加料金なしで使えますが、上限は月2GBまで。対応国は71の国と地域で、ハワイ・グアム・台湾などの人気観光地もカバーされています。
通信量が2GBを超えた場合、128kbpsに速度制限されます。Web閲覧や地図アプリはなんとか使えるものの、動画視聴やビデオ通話は厳しいレベルです。追加チャージは100MBごとに55円かかるため、長期滞在や頻繁な利用にはやや不向きです。
また、楽天Linkを使えば海外から日本への通話は無料になりますが、日本以外の現地への通話は有料となる点も注意が必要です。
短期旅行なら楽天モバイルでも十分、長期滞在・仕事用はahamoが安心
数日〜1週間の観光旅行であれば、楽天モバイルの2GB無料枠でも十分という声が多く見られます。現地のWi-Fiを併用すれば、速度制限後の通信も最小限で済ませられます。
一方で、海外出張や留学、リモートワークなど「現地で頻繁に通信が必要」な用途ではahamoの20GB+高速通信のほうが安心です。現地でのZoom会議やファイル送受信なども問題なく行えます。
海外での使いやすさを最優先にしたい場合、ahamoのローミング対応力は他社を圧倒しています。
海外SIM不要、テザリング対応も安心材料に
どちらのサービスも、海外ローミング時に現地SIMカードを買い直す必要がなく、渡航前の面倒な設定を省けるのは大きな利点です。テザリングにも対応しているため、ノートPCやタブレットを外出先で使いたい人にとっても便利です。
ただし、ahamoの海外通信は「契約月の国内利用が確認されていること」が前提で、まったく国内で使っていない場合はローミングが制限されるケースがあるため注意が必要です。
海外利用の違いまとめ
項目 | ahamo | 楽天モバイル |
---|---|---|
月額料金内での海外通信 | 20GB(追加料金なし) | 2GB(追加料金なし) |
対応国数 | 約82カ国 | 約71カ国 |
速度制限後 | 通信停止(チャージ可能) | 128kbps(チャージ可能) |
通話 | 国内同様、着信無料・発信22円/30秒 | Rakuten Linkで日本への通話無料 |
テザリング | 対応 | 対応 |
長期出張やリモート用 | ◎(大容量・高速) | △(軽用途向き) |

海外利用において「現地SIMを使わず、安定して仕事もこなしたい」と考えるユーザーにはahamoが非常に強力な選択肢です。一方で「短期旅行でLINEや地図アプリが使えればOK」という方には、楽天モバイルもコスパの高い選択肢となります。どちらが最適かは、利用頻度と通信量を基準に選ぶことが大切です。
オプションサービスと保証体制:紛失補償や動画特典の違い
楽天モバイルとahamoは、料金や通信速度だけでなく、オプションサービスや保証制度にも明確な違いがあります。スマホの使い方やライフスタイルによって重視するポイントが異なるため、自分に合った補償やサービスが提供されているかを確認することが重要です。
紛失・故障時の補償内容の違い
楽天モバイルの端末補償
- 月額715円からの「スマホ交換保証プラス」を提供
- 故障・水没・紛失時に最短翌日に交換端末を配送
- 自然故障・破損・水没など幅広く対応
- 端末購入時でなくても後から加入可能(一定条件あり)
楽天モバイルは自社で販売するAndroid端末に加え、iPhoneの補償にも対応。さらに店舗サポートやチャットによる手続きが可能で、スマホの扱いに不安があるユーザーにも向いています。
ahamoのケータイ補償サービス
- 月額363円〜1,100円(機種によって異なる)
- 故障・紛失時に同一機種または同等機種と交換
- 原則として端末購入時のみ加入可能
- ahamo契約中でもドコモオンラインショップから申込み可能
ahamoはドコモの補償制度を活用できるため、iPhoneを含めた幅広い端末が対象となります。ただし、後からの加入ができない点や、補償の利用にオンライン手続きが必須な点には注意が必要です。
エンタメ・動画特典の違い
楽天モバイルのエンタメ関連特典
- 「YouTube Premium 3カ月無料キャンペーン」などを不定期開催
- Rakuten TVなど自社サービスとの連携でポイントバックあり
- 楽天市場・楽天マガジンなど他楽天系サービスとの親和性が高く、セット利用で効率的にポイントを貯められる
楽天経済圏を活用しているユーザーにとっては、動画やエンタメ関連の還元率が高く、間接的なメリットも大きいのが特徴です。
ahamoのエンタメ系特典
- 現時点でahamo単体のエンタメ系特典はほぼなし
- ドコモ本体の「dアニメストア」「dTV」「ひかりTV」などの契約とは別扱い
- 5Gギガホ等とは異なり、エンタメサービスの通信量カウントフリーなどもなし
ahamoは「本体プランに特典を組み込まず、シンプルさと価格で勝負する設計」のため、動画視聴に関するメリットは限定的です。通信量の多い動画サービスをよく利用する人にとっては、楽天モバイルのほうが実質的な利点があるケースも多いです。
留守番電話・着信転送など基本オプションの違い
機能 | 楽天モバイル | ahamo |
---|---|---|
留守番電話 | 月額330円で提供 | 利用不可(設定も非対応) |
着信転送 | 無料で利用可能 | 利用不可 |
キャリア決済 | 楽天キャリア決済対応 | d払いに対応 |
テザリング | 無料で利用可能 | 無料で利用可能 |
基本機能に関しては、ahamoは割り切った設計となっており、「使える機能に制限があることを理解している中級者〜上級者向け」と言えます。一方、楽天モバイルは必要なオプションを後付けできるため、使い方に合わせて柔軟に調整したい初心者にも適しています。
サポート体制も含めた安心感の差
楽天モバイルは全国の楽天モバイルショップで直接対応が可能で、補償やオプション加入・相談も対面で完結します。ahamoはオンライン専用プランであるため、原則チャット対応のみです。紛失・故障などトラブル発生時の対応力に差が出るため、サポートの手厚さを重視する方には楽天モバイルが安心です。

オプションや補償内容においては、楽天モバイルの方が選択肢が多く、サポートや実用性も高い傾向があります。一方で、ahamoは必要最低限のオプションに絞ることで料金のシンプルさと明快さを保っており、スマホ利用に慣れているユーザーに適しています。自身の利用スタイルとリスク許容度に応じて選ぶことが、後悔のない選択につながります。
乗り換え・併用・MNPの注意点
違約金や解約手数料のリスクは?
楽天モバイル・ahamoともに基本契約において違約金や最低利用期間はありません。ただし、注意すべきは以下の2点です。
- キャンペーン適用条件に注意
楽天モバイルでは端末購入を伴うキャンペーンで、一定期間内の解約により特典が無効になるケースがあります。ahamoでも「端末購入割引」が条件付きで適用される場合があり、解約タイミングによってはポイントや割引の返還を求められる可能性があります。 - 端末の残債
乗り換え前に分割で端末を購入していた場合、乗り換え後も支払い義務が残るため注意が必要です。とくに楽天モバイルで「楽天カード分割払い」を利用している場合、通信契約と支払いが分離されるため、解約後も毎月の請求が継続します。
MNPの落とし穴と対処法
- MNP予約番号の有効期限に注意
楽天モバイル・ahamoともに、MNP予約番号の有効期限が10日以上残っていないと手続きできない場合があります。手続きが途中で止まると再取得が必要になり、スムーズな乗り換えができません。 - MNP手続きが完了するまで通話・通信が不安定になることも
MNPを申し込んだあと、SIMの切り替えが完了するまで一時的に通話・通信が不通になる時間帯があるため、業務用スマホや緊急連絡が必要なタイミングでは避けたほうが無難です。 - eSIMの場合の即時開通トラブル
楽天モバイルもahamoもeSIM対応ですが、MNP開通処理を完了させたあとに「端末にプロファイルが正常にインストールされていない」「開通処理ボタンを押していない」などのトラブルが散見されます。eSIMは特に設定手順を確認してから実施することが重要です。
デュアルSIM併用時の注意点
- 通信の優先設定ミスに注意
楽天モバイルとahamoを併用する場合、どちらの回線を「データ通信」「通話」などのメインに設定するかを正確に管理する必要があります。設定を誤ると、意図しない回線で高額な国際ローミングや通話料が発生することも。 - 対応端末の確認は必須
デュアルSIMに対応している端末でも、「DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)」に非対応の場合、同時待受ができない・片方が圏外になるなどのトラブルがあります。特に国内Android端末では注意が必要です。 - 楽天Linkと標準アプリの切り替えに混乱
楽天モバイルをサブ回線で使う場合、通話はRakuten Linkを使わないと無料にならない点に注意が必要です。通話発信アプリを間違えると無料通話が適用されず、高額請求となるケースもあります。
SIMカード返却と解約手続き
- 楽天モバイルのSIMは原則返却が必要
物理SIMを利用している場合、楽天モバイルでは解約後にSIMカードの返却を求められる規定があります(返却しない場合のペナルティは明示されていませんが、公式には「返送要」とされています)。 - ahamoは返却不要
ahamoのSIMカードは返却不要ですが、eSIMの場合は端末内からのプロファイル削除が必要です。次回契約時や端末変更時に影響を与える可能性があるため、解約時にはeSIMの削除も忘れずに行ってください。

乗り換えや併用を検討する際は、「料金」や「通信速度」だけでなく、MNPの手続きやデュアルSIM運用時の落とし穴まで把握することが後悔しない選択につながります。また、特典適用条件や契約期間のルールは随時更新されるため、申し込み前に公式サイトでの再確認をおすすめします。
どちらが自分に向いている?利用目的別の最適プラン診断
楽天モバイルとahamoは、料金や速度、通話機能などのスペックだけでなく、ユーザーの使い方によって向き不向きが大きく分かれます。ここでは「どんな使い方をする人にどちらが最適か」を軸に、目的別に最適なプランを診断できるよう整理しました。
データ使用量が少なく、月々の料金を抑えたい人
- おすすめ:楽天モバイル
- 3GB未満なら月額1,078円という圧倒的な安さ。
- 使った分だけ支払う段階制で、無駄が出にくい。
- 通信量が少ないライトユーザーに最適。
毎月20GB以上データ通信を使うヘビーユーザー
- おすすめ:楽天モバイル
- 20GB超でも月額3,278円で無制限利用可能。
- テザリングや動画視聴など大容量利用でも安心。
- 110GB以上の利用が想定される人には、ahamoの上限より余裕がある。
安定した通信速度と広範なエリアを求める人
- おすすめ:ahamo
- ドコモ回線による広域カバーと平均70Mbps以上の高速通信。
- 通信品質を重視したい人や地方・郊外での利用が多い人に有利。
- 混雑時や移動中の安定性を求めるビジネスユーザーにも適している。
通話が多く、OS標準アプリで発着信したい人
- おすすめ:ahamo
- 標準アプリでの5分無料通話が付帯。
- 月額1,100円で無制限かけ放題も利用可能。
- iPhoneなどで純正通話アプリにこだわる人にはストレスが少ない。
無料通話をとにかくたくさん使いたい人
- おすすめ:楽天モバイル
- Rakuten Linkアプリを使えば国内通話は無制限で完全無料。
- 通話時間が長い、仕事や家族とのやり取りが多い人に強い。
- ただしiOSでは一部着信制限があるため注意が必要。
海外によく行く人・出張や旅行が多い人
- おすすめ:ahamo
- 追加料金なしで82の国・地域でデータ通信が可能。
- 海外ローミング設定も簡単で、通信品質も良好。
- 長期滞在よりは短期滞在に向いている。
楽天経済圏を活用している人
- おすすめ:楽天モバイル
- 楽天市場などとの連携でポイント倍率アップ。
- 利用料に応じて楽天ポイントが貯まりやすい仕組み。
- 楽天カード・楽天銀行などと併用すればさらにお得。
オンライン手続きが苦手で、店舗でのサポートを重視したい人
- おすすめ:楽天モバイル
- 実店舗での相談・契約・サポートが可能。
- 格安SIMに慣れていない人でも安心して利用開始できる。
- ahamoは基本的にオンライン対応のみで、サポートはチャット中心。
診断結果の活用方法
自分の利用スタイルを見直すことで、無駄な出費やストレスを減らすことができます。迷った場合は、以下のような考え方も有効です。
- 「通信品質・速度・シンプルさ」を優先したいなら → ahamo
- 「料金・通話・ポイント・サポート重視」なら → 楽天モバイル

このように、料金だけでなく「何を重視するか」で選ぶことが、後悔しない契約への近道です。用途が変わる場合は、デュアルSIM運用も検討するとさらに柔軟に対応できます。
19位
ahamo
NTTドコモ

サービス名 | ahamo |
最安月額料金 | 2,970円~ |
~1GB | 2,970円/月 |
2~3GB | 2,970円/月 |
4~10GB | 2,970円/月 |
11~20GB | 2,970円/月 |
21~30GB | 2,970円/月 |
50GB~ | 4,950円/月 |
利用回線 | ドコモ回線 |
回線の種類 | MNO |
選べるプラン | 30GB、110GB |
昼休み時間帯通信速度(12~13時) | 316.5Mbps |
通信速度の速さ | 4.87 |
月1GB利用時の安さ | 1.00 |
月3GB利用時の安さ | 1.00 |
月10GB利用時の安さ | 1.00 |
月20GB利用時の安さ | 1.10 |
月50GB利用時の安さ | 2.84 |
機能の多さ | 3.36 |
総合 | 2.17 |
ahamoがおすすめの理由
ahamoがおすすめの理由は「ドコモ回線を利用しているため通信が安定している点」「シンプルな料金プランで大容量データが利用できる点」です。
ahamoは、大手キャリアのドコモ回線をそのまま利用できるため、通信の安定性が高く、混雑する時間帯でも速度が落ちにくい点が大きな魅力です。特に、昼休みや通勤時間帯でも快適に利用できるため、動画視聴やSNSの利用が多い人にも適しています。さらに、全国どこでもドコモの広いエリアで通信可能で、山間部や地方でも電波がつながりやすい点もメリットです。
料金プランはシンプルで、月30GBまで2,970円という価格設定になっており、大容量データを使いたい人に最適です。さらに、追加料金を支払うことで110GBまで利用できる「大盛りオプション」も用意されているため、データ使用量が多い人にとってコストパフォーマンスの良い選択肢となります。また、5分以内の国内通話が無料で利用できるため、短時間の通話が多い人にとっては追加料金なしで利用できる点も魅力的です。
デメリットは、小容量プランがないため、データ通信をあまり利用しない人には向かない点です。最低でも30GBのプランとなるため、データをあまり使わない人にとっては割高に感じる可能性があります。また、基本的にオンライン専用のサービスであるため、申し込みやサポートはWebやアプリ経由で行う必要があります。ドコモショップでの対面サポートを受ける場合は、1回3,300円の手数料がかかるため、店舗でのサポートを重視する人には不向きです。
総じて、ahamoは通信の安定性と大容量データを求める人にとって優れた選択肢であり、コストを抑えつつ快適なモバイル環境を手に入れたい人におすすめの格安SIMです。
最安月額料金 | 2,970円~ |
~1GB | 2,970円/月 |
2~3GB | 2,970円/月 |
4~10GB | 2,970円/月 |
11~20GB | 2,970円/月 |
21~30GB | 2,970円/月 |
50GB~ | 4,950円/月 |
利用回線 | ドコモ回線 |
回線の種類 | MNO |
選べるプラン | 30GB、110GB |
昼休み時間帯通信速度(12~13時) | 316.5Mbps |
通常時間帯通信速度(14~16時) | 646.5Mbps |
通勤時間帯通信速度(17~19時) | 594.0Mbps |
問い合わせ方法 | チャット |
専用通話アプリ不要 | |
かけ放題プラン | 5分かけ放題(プランに付帯)、無制限かけ放題 |
基本通話料 | 22円/30秒 |
5G対応 |
セット割引あり | |
カウントフリー・エンタメフリー | |
最低契約期間 | |
データ容量の翌月繰越可能 | |
解約金 | なし |
留守番電話あり | |
初期費用 | 0円 |
テザリング可能 | |
支払方法 | 口座振替、クレジットカード |
追加データ料金 | 1GB:550円/80GB:1,980円 |
速度制限時の最大速度 | 1Mbps |
取り扱いSIMのサイズ | nanoSIM |
eSIM対応 | |
MNPワンストップ対応 | |
プラチナバンド対応 | |
専門ショップあり | △(有料) |
海外利用可能 | |
Apple Watchプラン対応 |