WiFiで迷ったらコレ!SoftBank Airの特徴・料金・注意点を完全解説



目次

SoftBank Airとは?基本仕様と利用スタイル

工事不要で手軽に使えるホームルーター

SoftBank Airは、回線工事を必要としない据え置き型のインターネット接続サービスです。専用端末「Airターミナル」を電源に接続するだけで、すぐにWiFiが使えるため、引っ越し直後や賃貸住宅でも導入しやすいのが特長です。固定回線に近い使い方ができるため、動画視聴や在宅ワークなど、安定したインターネット環境を求める方に適しています。

契約住所以外での利用は不可

SoftBank Airは、契約時に登録した設置先住所での利用に限定されています。これはソフトバンクの公式規約にも明記されており、契約住所以外で使用すると利用規約違反となります。ポケットWi-Fiのように外出先へ持ち出して使うことはできません。そのため、モバイル利用を前提としている方には適していません。

自宅専用の高速インターネットとしての役割

Airターミナル6をはじめとするSoftBank Airの端末は、自宅内での利用に最適化されています。最新機種では5Gに対応しており、下り速度の実測値は平均155Mbps以上と、動画視聴やオンライン会議もスムーズに行える水準です。上り速度はやや控えめな傾向がありますが、自宅での一般的な利用には十分対応できます。

利用スタイルに合う人・合わない人

SoftBank Airは「自宅で使うインターネットが欲しいが、光回線の工事は避けたい」という方に最適です。とくに、転勤や引っ越しが多い方、工事が難しい物件に住んでいる方には大きなメリットがあります。

一方で、外出先でもネットを使いたい人や、契約住所以外での柔軟な利用を求める人には不向きです。持ち運び可能なポケットWi-Fiのほうが、自由度が高く実用的です。

利用前に確認すべきポイント

  • 提供エリアの確認:Airターミナルが利用できる通信エリアに自宅が含まれているかを事前に確認してください。エリア外では接続が不安定になる可能性があります。
  • 設置環境:電波受信に影響する遮蔽物(鉄筋や高層階など)があると速度に影響するため、設置場所の選定も重要です。

SoftBank Airは、「自宅専用」「工事不要」「高速通信」という特徴を備えたホームルーターであり、据え置き型のWiFiサービスを検討している方にとって有力な選択肢です。自宅での安定したインターネット利用を求める方は、エリアと利用条件をよく確認した上で導入を検討してください。

SoftBank AirとポケットWi-Fiの違い

利用シーンの明確な違い

SoftBank Airは「自宅専用」の固定通信向けホームルーターです。契約時に登録した住所以外での使用は契約違反となり、持ち運びや出張・旅行先での利用はできません。

一方、ポケットWi-Fiは「モバイル利用」を前提とした通信サービスで、外出先でも自由に使えるのが特徴です。ビジネスでの移動や旅行中の通信手段としても活躍します。

通信速度・安定性

実測値を比較すると、SoftBank Air(Airターミナル6)は下り平均155.3Mbpsと高速通信が可能で、動画視聴やテレワークにも十分対応できます。ポケットWi-Fi(Pocket WiFi 5G A102ZT)は下り平均25.03Mbpsと、安定性よりも利便性を重視した仕様です。

自宅で安定した速度を求めるならSoftBank Air、移動中にインターネット接続が必要な場合はポケットWi-Fiが適しています。

専用端末の形状と携帯性

SoftBank Airの端末は据え置き型で、サイズも大きめです。電源接続が前提で、持ち運びには不向きです。

ポケットWi-Fiは名刺サイズの小型端末で、バッテリー駆動が可能。カバンやポケットに入れて外出先で気軽に使えます。

利用制限と契約の自由度

SoftBank Airは設置住所限定で、設置先の変更には事前申請が必要です。ポケットWi-Fiは利用場所の制限がなく、電波の届く範囲であればどこでも利用可能です。

契約住所に縛られず、自由に使いたい方にはポケットWi-Fiが適しています。

通信エリアと対応周波数

SoftBank Airは主に自宅向けの5G・4G対応周波数帯に対応しており、都市部を中心に高品質な通信が可能です。

ポケットWi-Fiは広範な5G/4G周波数に対応し、移動中や地方でも比較的つながりやすい設計となっています。

料金とコスト感

SoftBank Airは端末代込みで月額約4,950円(48ヶ月契約時)で通信量無制限。ポケットWi-Fiは月額5,118円(アドバンスオプション利用時)でこちらも無制限で利用可能です。

価格差は小さいものの、外出中心か自宅中心かで最適な選択は分かれます。

結論

  • 自宅で安定したWi-Fi環境を整えたいなら「SoftBank Air」
  • 外出先でも快適に通信したいなら「ポケットWi-Fi」

この2つは、ライフスタイルに応じて選ぶべき方向性がはっきりと異なるサービスです。利用場所・用途・安定性・携帯性のどれを重視するかで、最適な選択が変わってきます。

最新の料金プランと端末費用

SoftBank Airの料金体系と端末費用

SoftBank Airの最新料金プランは「Air 4G/5G共通プラン」で、月額基本料金は5,368円(税込)です。月間のデータ使用量は無制限で、通信制限がかかることはほとんどありません。さらに、契約期間の縛りがなく、いつでも解約可能です。

Airターミナル6の費用と実質無料の仕組み

SoftBank Airを利用するには専用端末「Airターミナル6」の購入が必要で、端末価格は71,280円(税込)です。通常は48回の分割払い(月々1,485円)で支払いますが、次の2つの割引が適用されることで、実質無料になります。

  • 月月割(Airターミナル6):1,485円割引×48ヶ月
  • Airターミナル6デビュー割:418円割引×48ヶ月

これらの割引によって、48ヶ月間は実質3,465円+端末分割費用1,485円=月額4,950円となります。49ヶ月目以降は端末代と割引が終了し、基本料金5,368円のみが請求されます。

ポケットWi-Fiの料金体系と端末費用

ポケットWi-Fiの基本プランは「Pocket WiFiプラン2(ベーシック)」で、月額料金は4,065円(税込)です。ただし、このプランでは月間データ通信量が7GBに制限されています。

無制限で使いたい場合は、月額753円の「アドバンスオプション」に加入する必要があり、合計で月額4,818円になります。

Pocket WiFi 5G A102ZTの端末価格

ポケットWi-Fiで提供される端末「Pocket WiFi 5G A102ZT」は、価格が10,800円(税込)と比較的リーズナブルで、36回の分割払い(月々300円)も選べます。36ヶ月間は月額4,818円+300円=月額5,118円となり、37ヶ月目以降は端末代の支払いが終わるため、月額4,818円のみになります。

月額料金の比較表(2025年7月現在)

項目SoftBank AirポケットWi-Fi
月額基本料金5,368円4,818円(無制限)
端末代71,280円(分割1,485円×48回)10,800円(分割300円×36回)
割引月月割+デビュー割:1,903円なし
実質月額(期間中)4,950円(48ヶ月)5,118円(36ヶ月)
契約縛りなしなし

端末代実質無料の条件と注意点

SoftBank Airの端末代は割引適用により実質無料になりますが、これは48ヶ月間継続利用することが前提です。途中解約した場合は、残債の一括請求が発生しますので、長期利用を前提に契約することが重要です。

総合的な費用感と選び方のポイント

  • 自宅で長期的に安定した回線を求めるなら、SoftBank Airの方が実質費用が安く、データ制限もないためおすすめです。
  • 短期契約や持ち運びを重視する場合は、ポケットWi-Fiの方が端末コストが低く、柔軟に使える選択肢となります。

通信速度とエリア実測データ

実測速度の目安と評価

SoftBank Airは下り平均155.3Mbps、上り平均18.48Mbpsという実測データが出ています(2025年7月時点)。これは日常的な動画視聴やテレワークに十分対応できる水準で、特にダウンロード中心の用途では快適に利用できます。

一方で、上り速度は18Mbps前後とやや低く、大容量ファイルのアップロードやライブ配信では遅延が発生する可能性があります。オンライン会議程度であれば問題ないレベルですが、映像を高画質で共有する用途では注意が必要です。

ポケットWi-Fiとの速度差

ポケットWi-Fi(Pocket WiFi 5G A102ZT)の実測値は、下り25.03Mbps、上り5.78Mbpsと、SoftBank Airと比べて大きく劣ります。動画視聴やWeb会議などでは画質や安定性に影響が出る可能性が高く、屋内利用がメインのユーザーには不向きです。

ただし、外出先での緊急接続や軽いブラウジング用途であれば十分機能します。利用シーンに応じた速度の見極めが重要です。

5G対応と対応周波数帯

SoftBank Air(Airターミナル6)は5G通信に対応しており、3.4GHz・3.5GHz・3.7GHzといった中帯域を利用しています。これにより高速・安定な通信が期待できますが、対応エリアが限定的なため、設置場所が5G圏内かどうかの確認が不可欠です。

端末は自動的に4Gとの切り替えを行うため、5Gエリア外でも通信は継続されますが、速度は下がります。

提供エリアの確認方法と注意点

SoftBank Airは固定通信契約のため、契約時に登録した住所以外での利用は規約違反となります。必ず事前に提供エリアを確認し、エリア内であっても利用可能な周波数帯が適しているか確認しましょう。

SoftBank公式の「サービスマップ」で提供エリアの確認が可能ですが、以下のポイントに注意が必要です。

  • 利用対象となる電波は「SoftBank 5G<3.7GHz>」「SoftBank 5G<3.4GHz>」「SoftBank 4G/4G LTE」のみ
  • 地図上で該当エリアが塗りつぶされていない場合は通信不可
  • 高層階・鉄筋マンションの奥まった部屋では電波が届きにくい可能性あり

地域ごとの実測傾向

利用者の報告をもとにした地域別の傾向では、東京都心部や大阪市内などの都市部では下り200Mbps超の事例も確認されています。対して、郊外や山間部では30〜50Mbps程度に落ち込むケースがあり、5Gエリアかどうかで差が大きくなります。

エリア外で契約してしまうと通信が不安定になり、ストレスを感じる原因となるため、契約前のチェックは必須です。

まとめ

  • SoftBank Airは下り150Mbps以上と高速だが、上りは控えめ
  • ポケットWi-Fiは速度が低く、常時利用には不向き
  • 5G対応でも実力を発揮するにはエリア条件が重要
  • 提供エリアと対応周波数帯の確認は失敗しないための鍵
  • 都市部ほど安定した通信が得られやすい

通信速度にこだわる場合、実測値とエリアの正確な確認が最も重要です。速度に期待して契約するなら、対応エリア内かつ自宅環境が電波に適しているかをチェックしてから判断しましょう。

契約前に知るべき注意点と落とし穴

設置住所以外での利用は禁止されている

SoftBank Airは契約時に登録した「設置先住所」での利用が前提となっており、他の場所に持ち運んで使用することは禁止されています。これは「サービス規約第14条」に明記されており、違反した場合は契約解除や違約金の請求といったペナルティの対象になる可能性があります。引っ越しや転勤の予定がある方は、事前に移転手続きやエリア対応可否の確認が必要です。

契約期間と端末分割に注意

端末「Airターミナル6」は48回の分割購入が基本で、実質無料となる割引(「月月割」や「デビュー割」)は48ヶ月の継続利用が前提です。もし途中で解約すると、残債が一括請求されるため、実質無料にはならず、想定以上の負担となるケースがあります。短期利用を検討している方には不向きです。

回線品質はエリアに依存

SoftBank Airは電波を使った通信方式のため、提供エリアの状況によって速度や安定性が大きく左右されます。とくに建物の構造や周辺の通信環境により、理論値どおりの速度が出ないことがあり、ユーザーによっては「期待外れ」と感じる場合もあります。契約前には必ず公式サイトで提供エリアを確認し、利用予定場所のレビューや実測情報も参考にするのが賢明です。

通信速度は混雑時間帯に低下する場合がある

SoftBank Airはベストエフォート型のサービスであるため、夕方〜夜間の混雑時間帯には速度低下が起こることがあります。とくに動画視聴やオンライン会議を多用する方にとっては致命的な場面もあるため、利用者レビューや速度比較サイトの実測値を事前にチェックしておくと安心です。

サービス変更・解約時の手続きが複雑

SoftBank Airの解約や移転、サービス変更の際には所定の申請が必要であり、手続きの不備や遅れによって割引適用外になったり、端末返却義務が発生したりします。さらに、端末を返却しない場合は「未返却損害金」として最大2万円程度の請求が発生することもあります。利用終了時の流れも事前に把握しておくべきです。

一部の割引は「ソフトバンク・ワイモバイルユーザー限定」

「おうち割 光セット」などの一部割引は、ソフトバンクまたはワイモバイルのスマホを契約していることが条件です。他社スマホユーザーには適用されず、想定していた割引が受けられない可能性があります。スマホとのセット割を前提にしている方は、割引対象条件を事前に確認することが重要です。

SoftBank Airを選ぶべき人・選ばない方がよい人

SoftBank Airを選ぶべき人

自宅での固定回線代替を探している人

工事不要でコンセントに挿すだけで使えるため、光回線のような開通工事が難しい賃貸物件や転勤族にとって最適です。特に一人暮らしや同棲中など、生活拠点が固定されている方には使い勝手が良いサービスです。

家族での利用や複数台接続が多い家庭

SoftBank Airは下り平均速度が155.3Mbpsと高く、家族全員が同時に動画視聴やオンライン会議を行う場合でも比較的安定して通信できます。リビングなど共通スペースに設置しやすい据え置き型のため、家庭利用に向いています。

テレワークやリモート授業がメインの方

自宅での長時間のインターネット接続が必要な方にとって、月間データ量無制限という点は大きなメリットです。特にZoomやTeamsなどで頻繁にビデオ通話を行う方には通信容量を気にせず利用できる点が安心です。

契約期間の縛りなしを重視する人

2年縛りなどの契約期間がないため、柔軟に解約・乗り換えが可能です。長期契約に不安がある方や、まずは試してみたい方にも向いています。

SoftBank Airを選ばない方がよい人

外出先でWiFiを使いたい人

SoftBank Airは契約住所以外での利用が禁止されており、持ち運んでの使用はできません。カフェや移動中など、外でもインターネットに接続したい方はポケットWi-Fiのほうが適しています。

通信の安定性を最重視する人

電波状況に左右されるため、マンションの高層階や電波干渉が多い地域では速度が不安定になる場合があります。安定性を最優先するなら光回線の方が確実です。

アップロード速度が重要な作業をする人

上り速度が平均18.48Mbpsと控えめなため、YouTubeへの動画アップロードや大容量ファイルの送信が頻繁な方には不向きです。クラウド作業が多いクリエイターやIT系職種の方は注意が必要です。

短期利用を希望する人

端末代が高額(71,280円)で48回分割払いが基本となるため、数ヶ月だけの利用には割高です。引っ越しや出張などで一時的にWiFiを必要とする方は、レンタルのポケットWi-Fiの方が費用を抑えられます。

エリア外や5G未対応地域に住んでいる人

提供エリア外では利用できず、4Gエリアでは速度が出にくい場合もあります。事前に公式サイトでエリア確認をしてから申し込みを検討することが必須です。

SoftBank Airは「自宅に安価で簡単にインターネット環境を整えたい人」に向いていますが、「外出先でも使いたい人」や「通信品質に強いこだわりがある人」には適していません。利用環境やライフスタイルに合わせて慎重に選ぶことが重要です。

申し込み前のチェックリスト

SoftBank Airを契約する前に確認すべきポイントをまとめました。後悔しないために、以下のチェック項目を事前にしっかり確認しておきましょう。

提供エリア内かを確認する

  • 利用予定の住所がSoftBank Airの提供エリア内であるかを、SoftBank公式サイトの「サービスマップ」で確認してください
  • 地図上で色が付いていない場所は圏外です
  • 対応電波は「5G<3.4GHz/3.7GHz>」「4G/4G LTE」など、端末が対応している周波数帯での確認が必要です

通信速度と実測値のギャップを理解する

  • 下り平均速度:155.3Mbps(実測)、上り平均速度:18.48Mbps(実測)
  • 特に動画視聴やオンライン会議では「下り速度」が重要です
  • 地域や時間帯によっては大きく速度が落ちる可能性もあるため、口コミサイトで自宅エリアの速度状況も併せて確認することをおすすめします

通信制限の可能性を把握する

  • 公式には「無制限」とされているが、混雑回避のための速度制御が行われる場合があります
  • 常時高画質の動画を複数台で視聴するなど、帯域を大きく使う用途が多い場合は実際に制限を感じるケースがあります

端末の費用と支払い方式を理解する

  • Airターミナル6の価格は71,280円(48回払いで月1,485円)
  • 48ヶ月間の「月月割」および「デビュー割」の適用で実質無料になるが、途中解約時は端末残債が発生します
  • 実質無料は「完済」まで使い続けることが前提です

契約住所以外では使えないことを理解する

  • SoftBank Airは契約時に登録した住所での固定利用が前提です
  • 引越しや設置場所の変更には事前申請が必要です
  • 外出先や旅行先での利用は規約違反となり、契約解除や違約金の対象となる可能性があります

契約期間・解約金・返却条件の確認

  • 契約期間の縛りはありませんが、端末の分割支払いが残っている場合は解約後も支払いが続きます
  • 初期契約解除制度(8日以内)は適用対象ですが、端末の状態により返送料や損害金が発生する可能性があります

割引・キャンペーンの適用条件

  • 月月割やデビュー割は、端末を購入かつ指定の支払い方法で契約することが条件です
  • 家族割やおうち割 光セットなど、併用できる割引も事前に確認してください
  • 代理店や特設サイト経由では独自のキャッシュバックがあることもありますが、条件に注意が必要です

自宅のネット利用状況との相性

  • 家族構成、同時接続数、ネット利用の主な目的(動画・ゲーム・テレワーク等)によっては、光回線の方が安定するケースもあります
  • 中継器の設置やルーターの再配置が必要になることもあるため、自宅内のWiFi環境を見直すことも重要です

申し込み前のチェックを怠ると、契約後に「こんなはずじゃなかった」と後悔する可能性があります。上記の各項目を一つひとつ確認し、自分にとって最適なネット環境かどうかを見極めてから契約することが大切です。

SoftBank Airの評判と実際の口コミ

利用者の満足度と不満点

SoftBank Airに対するユーザーの評価は二極化しており、利用環境や期待値によって満足度が大きく分かれます。

満足している声:

  • 「工事不要で導入が簡単だった」
  • 「モバイル回線よりも下り速度が安定している」
  • 「キャンペーン適用で実質料金が安く済んだ」

不満の声:

  • 「夜間や休日になると急激に速度が遅くなる」
  • 「アップロードが遅すぎてオンライン会議やゲーム配信に使えない」
  • 「設置住所外では使えないのが不便」

期待していた用途に適していた場合は高評価につながりやすい一方で、通信の品質に過度な期待をしていたユーザーからは厳しい評価が目立ちます。

速度・安定性・コスパに対する声

実測値では下り速度は平均150Mbps前後と比較的良好ですが、以下のような点が口コミで指摘されています。

  • 速度:「昼間は問題ないが、夜になると10Mbpsを切ることがある」
  • 安定性:「ルーターの再起動で改善することもあるが根本解決にはならない」
  • コスパ:「実質無料の端末込みで5,000円前後なら納得感はある」

高速通信を求める人より、ある程度の遅延や変動を許容できる人に向いているという傾向が見られます。

長期契約者のリアルな評価

1年以上使い続けている利用者の声には、以下のような傾向が見られます。

  • 良い点:「光回線ほどではないが、動画視聴やSNS程度なら問題ない」
  • 悪い点:「数ヶ月ごとに速度のムラが出ることがある」
  • 改善点:「提供エリアがもっと細かく表示されていれば失敗しなかった」

特に「エリア内」でも建物の構造や周囲の電波環境により差が出るため、事前確認の重要性を強調する声が多く見られます。

よくある評価パターン別まとめ

評価項目ポジティブ評価の傾向ネガティブ評価の傾向
設置の手軽さ工事不要・すぐに使える通信安定性を重視する人には不向き
速度下り100Mbps以上出れば満足という声が多い上りが遅くSNS投稿やビデオ通話に不満が出やすい
利用コスパキャンペーンや端末割引で納得できる水準速度に対する料金が見合わないという声も
利用シーンテレワーク・家族での動画視聴に向いているゲームや配信など高負荷用途には不満が多い

結論

SoftBank Airの評判は「使い方次第」で評価が分かれます。通信速度の上振れに期待するよりも、「そこそこ安定してつながればOK」というユーザーにとっては満足度が高くなる傾向にあります。高品質な固定回線の代替を求めている方にはやや物足りない一方、工事不要・即日開通・コスト面を重視する層には選択肢として十分魅力的です。

7位

SoftBank Air

ソフトバンク

利用回線ソフトバンク
3年利用時の実質月額料金4,908円
2年利用時の実質月額料金5,674円
1年利用時の実質月額料金7,784円
都心下り通信速度(実測値)105.23Mbps
郊外下り通信速度(実測値)73.41Mbps
端末代金71,280円(3年利用で実質0円)
初期費用3,300円
月額料金の安さ1.00
都心下り通信速度(実測値)1.85
郊外下り通信速度(実測値)3.08
1年利用時の実質月額料金1.00
3年利用時の実質月額料金2.03
総合1.79

SoftBank Airがおすすめの理由

SoftBank Airがおすすめの理由は「ソフトバンク回線で郊外の速度が速い」「固定電話とのセット割が使える」点です。

SoftBank Airは、ソフトバンク回線を利用したホームルーターです。ソフトバンク回線は、都心部でも回線速度が速いですが、地方での回線速度の速さに定評がある回線です。

SoftBank Airとおうちのでんわのセットで固定電話料金が0円で利用できるメリットがあります。固定電話を利用する必要がある方の場合は、セットで考えると実質コストを安く利用することができます。

デメリットは、都心部では、回線速度は、WiMAX回線(au回線)、ドコモ回線に劣ってしまう点と月額料金が若干高めの設定という点です。

利用回線ソフトバンク
月額基本料金5,368円
3年利用時の実質月額料金4,908円
2年利用時の実質月額料金5,674円
1年利用時の実質月額料金7,784円
スマホセット割ソフトバンクとセットで割引、ワイモバイルとセットで割引、固定電話とのセット割引
都心下り通信速度(実測値)105.23Mbps
都心上り通信速度(実測値)10.96Mbps
郊外下り通信速度(実測値)73.41Mbps
郊外上り通信速度(実測値)6.71Mbps
都心PING値(実測値)6.7ms
郊外PING値(実測値)36.8ms
速度制限なし
5G対応
契約期間縛りなし
端末代金71,280円(3年利用で実質0円)
2年後に解約時の費用21,780円
1年後に解約時の費用45,540円
初期費用3,300円
支払方法クレジットカード、口座振替、携帯電話料金合算請求
103mm
奥行103mm
高さ225mm
重量1,086g
同時接続可能台数128台
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