楽天モバイルへのMNP完全ガイド|番号そのまま乗り換える手順と注意点



目次

楽天モバイルのMNPとは

MNP(携帯電話番号ポータビリティ)とは、今使っている電話番号をそのままにして、他社から楽天モバイルへ乗り換えできる仕組みです。電話番号が変わらないため、家族や取引先に番号変更の連絡をする必要がありません。

楽天モバイルのMNPには大きく2つの方法があります。

1. MNPワンストップ

多くの主要キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク・ahamo・UQモバイルなど)からの乗り換えでは、MNP予約番号の取得が不要です。楽天モバイルの申し込み画面で、元のキャリアのID・パスワードを使ってログインするだけで、自動的に手続きが進みます。最も簡単で、初心者におすすめの方法です。

ただし、楽天モバイルショップ(店舗)ではMNPワンストップは利用できないため、MNP予約番号が必要になります。

2. MNP予約番号を使う方法

MNPワンストップに対応していないキャリア(例:一部MVNO)や、楽天モバイルの店舗で手続きする場合には、事前にMNP予約番号を発行する必要があります。

この番号は、現在契約中のキャリアのWebサイト、電話、または店舗で取得できます。有効期限は15日間ですが、Webでの申し込みには残り7日以上の有効期限が必要です。

楽天モバイルなら転入手数料は無料

楽天モバイルへのMNP転入では、初期費用やSIM発行手数料、MNP転入手数料などは一切かかりません。一部の乗り換え元キャリアでは、転出手数料や解約金が発生することがありますので、事前に確認しておきましょう。

楽天モバイルでは、MNPによる乗り換えユーザーを対象にしたキャンペーンも実施されており、ポイント還元などの特典を受けられることがあります。

以上が、楽天モバイルのMNPに関する基本的な仕組みと特徴です。初心者でも安心して手続きできるようなサポート体制が整っています。

楽天モバイルにMNPする手順初心者向け

楽天モバイルへ電話番号そのままで乗り換えるには、「MNP(携帯番号ポータビリティ)」の手続きを行います。ここでは、スマホの扱いに不慣れな方でも迷わず進められるよう、ステップごとに詳しく説明します。

ステップ① スマホが楽天モバイルで使えるか確認する

現在お使いのスマホをそのまま楽天モバイルで使いたい場合は、事前に「動作確認済み端末一覧」で対応機種かどうかを確認してください。特にAndroidスマホは、同じメーカーの端末でも対応状況が異なる場合があります。
iPhoneの場合、iPhone 6s以降でSIMロック解除済みであれば利用可能です。iPhone 13以降のモデルは、どこで購入しても基本的にSIMフリー仕様なので、そのまま使えます。対応していない端末を使用すると通信や通話ができない可能性があるため注意が必要です。

ステップ② MNP予約番号を取得(または不要の場合も)

乗り換え元のキャリアが「MNPワンストップ」に対応している場合、楽天モバイルの申込時にID・パスワードでログインするだけで予約番号の発行は不要です。
一方、以下のようなケースではMNP予約番号の取得が必要です。

  • 楽天モバイルの店舗で契約する場合
  • 乗り換え元キャリアがワンストップに非対応の場合

予約番号は、元のキャリアの公式サイト・アプリ・電話などで取得できます。発行された10桁の番号と「有効期限」を必ずメモしておきましょう。有効期限は15日間ですが、楽天モバイルのWeb申し込みでは7日以上残っていないと受け付けてもらえないため、発行後は早めに申し込みを進めてください。

ステップ③ 楽天モバイルに申し込む

楽天モバイル公式サイトから「申し込み」を選択し、「他社から乗り換え(MNP)」を選んで進みます。MNP予約番号方式で進める場合は、発行済みの番号と有効期限を入力します。ワンストップ方式の場合は、転出元のキャリアのマイページにログインすることでMNP情報が自動連携されます。
本人確認書類のアップロードは「AIかんたん本人確認」が最もスムーズで、スマホのカメラで撮影するだけで完了します。

ステップ④ SIMカード到着後、開通手続きを行う

申し込み完了から数日後、SIMカード(またはeSIMのQRコード)が届きます。SIMカードをスマホに挿入し、my 楽天モバイルの「申し込み履歴」から「MNP転入を開始する」をタップすれば、回線が楽天モバイルに切り替わります。
受付時間によって切り替えタイミングが異なり、9時〜21時までの申し込みであれば当日中に開通されます。21時以降は翌朝9時以降になるため、早めの手続きが安心です。

ステップ⑤ Rakuten Linkアプリの設定

楽天モバイルでは、通話を無料で利用するには「Rakuten Link」アプリの使用が必要です。アプリストアからインストール後、楽天IDでログインし、SMS認証を完了させると利用開始できます。
このアプリ経由で発信・着信を行えば、国内通話が完全無料となります。特典のポイント進呈やキャンペーン適用条件にも関わるため、必ず設定しておきましょう。

この5ステップで、楽天モバイルへのMNP乗り換えは完了します。公式サイトからの手続きであれば、24時間いつでも申し込みが可能で、わかりやすいガイド付きです。不安な方でも順を追って操作すればスムーズに乗り換えができます。

MNPワンストップとは?|対応キャリアと注意点

MNPワンストップとは、他社から楽天モバイルに電話番号をそのままで乗り換える際に、MNP予約番号を自分で取得せずに手続きを完了できる仕組みです。楽天モバイルの公式Webサイトから申し込むだけで、必要な情報がシステムを通じて転入元キャリアに連携され、番号の引き継ぎが自動的に処理されます。

MNP予約番号が不要になる仕組み

従来、乗り換えには「MNP予約番号」の発行が必要でした。これを自分で取得し、新しい通信会社の申込みフォームに入力する必要がありました。MNPワンストップでは、乗り換え先(楽天モバイル)のWebサイトから、乗り換え元キャリアにログインするだけで、番号の移行が完了します。

これにより、複雑な番号の入力や有効期限の管理など、ミスや手間が大幅に軽減されます。

対応キャリア一覧(2025年時点)

以下の通信会社から楽天モバイルへ乗り換える場合、MNPワンストップに対応しています。

  • ドコモ/ahamo
  • au/povo/UQ mobile
  • ソフトバンク/ワイモバイル/LINEMO
  • 日本通信SIM、b-mobile、mineo、IIJmio、NUROモバイル
  • イオンモバイル、BIGLOBEモバイル、J:COM MOBILE
  • HISモバイル、ジャパネットたかた通信サービス など

これらのキャリアを利用している方であれば、MNP予約番号の発行は不要です。

ワンストップが利用できないケース

以下のケースでは、MNPワンストップは利用できません。

  • 楽天モバイル店舗での手続き
    店舗ではシステム連携ができないため、事前にMNP予約番号を取得してから来店する必要があります。
  • 一部のMVNO(格安SIM)からの乗り換え
    OCN モバイル ONEなど、ワンストップ非対応のキャリアは、従来通りMNP予約番号を発行して手続きします。

注意点と対処方法

  • 名義一致が必須
    楽天モバイルと乗り換え元の名義が一致していないと、ワンストップは利用できません。名義が異なる場合は、乗り換え元で事前に名義変更をしておきましょう。
  • ID・パスワードの準備
    ワンストップ手続きでは、乗り換え元のマイページにログインする必要があります。IDやパスワードが不明な場合は、先に確認しておくことが重要です。
  • 21時以降は翌日開通になる可能性あり
    MNP開通手続きは受付時間によって完了タイミングが異なります。可能であれば21時前までに手続きを完了させるのが望ましいです。

MNPワンストップを活用すれば、オンラインでの手続きが非常にスムーズになり、乗り換えに関する不安やトラブルも減らせます。対応キャリアを利用中の方は、ぜひ積極的に活用してください。

MNP予約番号が必要なケースと取得方法

楽天モバイルでは、MNPワンストップ制度に対応しているキャリアからの乗り換えであれば、MNP予約番号は不要です。しかし、すべてのケースで不要というわけではなく、事前に予約番号の取得が必要な場面もあります。

MNP予約番号が必要なケース

以下のいずれかに該当する場合、MNP予約番号をあらかじめ取得する必要があります。

  • 楽天モバイル店舗で乗り換えを行う場合
  • MNPワンストップに非対応のキャリアから乗り換える場合

MNPワンストップは、Web経由でのみ利用できる仕組みのため、店舗で手続きする際は必ず予約番号の取得が必要です。また、OCNモバイルONEなど一部のMVNOは制度に非対応のため、同様に予約番号が求められます。

主なキャリアの予約番号取得方法

予約番号は、契約中の通信会社の店頭・電話・Webサイトから取得できます。以下に代表的なキャリアの取得方法をまとめました。

キャリアWebでの取得電話での取得店舗
ドコモMy docomo151 / 0120-800-000可能
auMy au0077-75470可能
ソフトバンクMy SoftBank*5533 / 0800-100-5533可能
ワイモバイルMy Y!mobile0570-039-151可能
UQモバイルMy UQ mobile0120-929-818可能
IIJmio / mineoなど各社マイページカスタマーセンター可能な場合あり

取得には本人確認が必要となり、電話やWeb申請では数分~数時間、店舗では即日発行されることが一般的です。

予約番号取得後の注意点

  • 有効期限は15日間
  • 楽天モバイルのWeb申込では「残り7日以上」が必要
  • 有効期限を過ぎると手続きできないため、取得後は速やかに申込を進める必要があります

予約番号が発行されたら、楽天モバイルの申込時に10桁の番号と有効期限を入力します。入力ミスや期限切れがあると、手続きが完了しないため注意してください。

番号取得の前に確認しておくこと

  • 楽天モバイルで使える端末かどうか(対応端末一覧を要確認)
  • 現在の契約名義と楽天モバイルでの申込名義が一致しているか
  • MNP転出にかかる手数料や違約金の有無

これらの点を確認してから予約番号を取得することで、スムーズに楽天モバイルへ乗り換えることができます。

MNP開通手続きの受付時間と完了タイミング

楽天モバイルへのMNP乗り換えでは、SIMカードが届いた後に「MNP開通手続き(回線切り替え)」を行う必要があります。この手続きを行うことで、旧キャリアから楽天モバイルへの回線移行が完了し、楽天回線の利用が可能になります。

手続きの受付時間と完了タイミング

MNP開通手続きは、楽天モバイルの「my 楽天モバイル」アプリまたはWebサイトから24時間申請できます。ただし、実際に回線が切り替わるタイミングは、申請時間帯によって異なります。

申請受付時間開通完了タイミング
9:00~21:00当日中に完了
21:01~翌8:59翌日9:00以降

21時以降に申請した場合は即時開通にはならず、翌朝まで待つ必要があります。スムーズに移行したい場合は、なるべく21時までに手続きを済ませるのがおすすめです。

自動開通のタイミング

MNP開通手続きを手動で行わなかった場合でも、MNP予約番号の有効期限が切れる日の午前10時をもって、楽天回線への自動切り替えが実施されます。ただし、手続きのタイミングによっては旧キャリアの月額料金がもう1か月発生する可能性があるため、自動開通に頼るのではなく、必ず自分で開通手続きを行いましょう。

開通の所要時間

申請から回線が切り替わるまでの時間は、通常であれば10分~30分ほどです。ただし、通信状況や申込件数が集中する時期には時間がかかる場合もあります。切り替え中は通信が不安定になることがあるため、時間に余裕を持って作業を進めてください。

eSIMを選択した場合の即時開通

eSIMを選んだ場合は、物理的なSIMカードの到着を待たずに即日開通が可能です。楽天モバイルの審査完了後、my 楽天モバイルからeSIMのQRコードを取得し、対応端末で読み込むことで開通できます。こちらも受付時間による制限があるため、即日利用を希望する場合は21時までに手続きを終えることが重要です。

MNP開通は、契約の最終ステップであり、旧キャリアの解約処理にも関係します。申請のタイミングひとつで翌月の料金が発生してしまうケースもあるため、正確な時間帯を把握しておくことが大切です。

eSIMでMNPする場合のポイント

楽天モバイルでは、通常のSIMカードに加えて「eSIM」によるMNP転入にも対応しています。物理SIMを郵送で受け取る必要がないため、よりスピーディーに利用を開始できるのが最大の特徴です。特に「今すぐ使いたい」という方には大きなメリットがありますが、いくつかの注意点もあります。ここでは、eSIMで楽天モバイルにMNPする際に知っておくべきポイントを具体的に解説します。

eSIMなら最短即日での利用が可能

eSIMでのMNPは、SIMカードの到着を待たずに開通手続きができるため、申し込みから利用開始までが非常に早いのが特徴です。申し込みが完了し、本人確認が終了すると、my 楽天モバイルにログインすることでeSIMのプロファイルが発行されます。そのプロファイルをスマートフォンで読み取るだけで、楽天モバイルの回線がすぐに利用できるようになります。

申込みのタイミングが平日の日中(9時〜21時)であれば、手続き完了後10〜30分ほどで開通するケースが多く、MNP開通も同時に処理されるため、「即日で電話番号そのまま楽天モバイルに切り替える」ことが可能です。

対応端末であることの確認が必須

eSIMを利用するには、使用するスマートフォンが楽天モバイルのeSIMに対応している必要があります。すべてのスマホがeSIMに対応しているわけではなく、特にAndroid端末では一部の機種に限定されるため、事前に楽天モバイル公式の対応端末リストを確認してください。

また、端末がeSIM対応であっても「SIMロック」がかかっていると利用できない場合があります。他社で購入した端末は、必ずSIMロック解除を済ませておきましょう。

eSIMプロファイルの発行には楽天IDが必要

eSIMを発行するためには、「楽天会員ID」と「パスワード」でのログインが必須です。また、契約者本人と楽天会員情報の名義が一致していなければ、eSIMプロファイルの発行はできません。申し込みの前に、登録情報が一致しているかを確認しておきましょう。

本人確認の方法は、「AIかんたん本人確認」などオンラインで完結できる方式を選べば、本人確認後すぐにeSIMプロファイルが発行されるため、さらにスムーズに開通できます。

eSIMのプロファイルは1台の端末にしか登録できない

eSIMは一度インストールすると、別の端末には簡単に移行できません。スマホを機種変更する場合や、初期化する場合には、楽天モバイルでのeSIM再発行手続きが必要になります。再発行には手数料はかかりませんが、再設定のために再びQRコードを発行する必要があり、手間がかかります。

したがって、端末の変更予定がある場合は、最初から物理SIMを選ぶ方が柔軟に対応できます。

開通操作は自分で行う必要がある

楽天モバイルのeSIMでMNPをする場合、回線切り替え(開通)は「自動」ではなく「手動」で行います。手続き完了後に、my 楽天モバイルの「申し込み履歴」から「MNP転入を開始する」をタップする必要があります。

受付時間(9時〜21時)内にこの操作を行えば、当日中に開通可能です。ただし、21時を過ぎての申請は翌日9時以降の開通になるため、急ぎの場合は早めに手続きしてください。

eSIMでのMNPは、スピード感と手軽さが最大の魅力です。ただし、対応端末の確認やプロファイルの管理など、物理SIMとは異なる注意点もあるため、自分の利用スタイルに合わせて選択することが重要です。準備を整えておけば、楽天モバイルを最短即日で快適に利用開始できます。

MNP乗り換え時によくある失敗と対処法

楽天モバイルへのMNP(他社からの乗り換え)では、「スムーズに手続きできる」と思っていても、予想外のトラブルに直面することがあります。ここでは、実際によくある失敗事例と、その対処方法をわかりやすく解説します。

名義不一致によるエラー

原因
現在使っている携帯会社の契約名義と、楽天モバイルの申込者名義が一致していないと、MNP転入が失敗します。

対処法
楽天モバイルに申し込む前に、乗り換え元キャリアで名義変更を済ませてください。契約者と使用者が違う場合も注意が必要です。

MNP予約番号の有効期限切れ

原因
MNP予約番号には15日間の有効期限があります。期限を過ぎると転入手続きは無効になります。

対処法
番号を取得したら、すぐに楽天モバイルで申し込みましょう。特にWeb申込の場合、有効期限が7日以上残っている必要があります。

「予期せぬエラー」が表示されて進めない

原因
楽天モバイルのサーバー混雑や通信環境の不具合、あるいは本人確認情報の不一致などが原因です。

対処法
時間をおいて再度試すか、ブラウザや端末を変えて手続きを行ってください。「AIかんたん本人確認」など、本人確認方法を変更することで解決する場合もあります。

MNP転入後に通信できない

原因
SIMカードの挿入ミス、APN設定未完了、eSIMの有効化手続き漏れが主な原因です。

対処法
届いたSIMカードを正しく挿入し、スマートフォンの電源を入れ直してください。Android端末ではAPNの手動設定が必要な場合があります。eSIMの場合は、マイページからQRコードを再取得して再設定します。

回線切り替えのタイミングミス

原因
21時以降に回線切り替え手続きをした場合、開通が翌日9時以降になることがあります。

対処法
SIMが届いた当日中に開通させたい場合は、21時までに回線切り替えを完了させましょう。開通が遅れると、乗り換え元キャリアの料金がもう1か月発生するリスクもあります。

乗り換え元のSIM返却を忘れる

原因
キャリアによっては、MNP転出後にSIMカードの返却が必要です。

対処法
返却が必要なキャリアか事前に確認し、指定の宛先へ返送しましょう。未返却でもペナルティが発生しないこともありますが、ルールに従って返却するのが安心です。

これらの失敗は、いずれも事前に情報を確認し、正しく手続きすることで防げます。不安な場合は、楽天モバイルの公式サポートやチャット相談を活用しながら進めていくのがおすすめです。

MNP転入にかかる料金・手数料のまとめ

楽天モバイルへMNP(他社からの乗り換え)で転入する際、楽天モバイル側で発生する手数料は一切かかりません。初期費用・SIMカード発行手数料・契約事務手数料などはすべて無料です。

ただし、乗り換え元の携帯会社で費用が発生する場合があるため、以下の点に注意が必要です。

楽天モバイル側の費用

項目金額
契約事務手数料無料
MNP転入手数料無料
SIMカード発行手数料無料
eSIM再発行・変更手数料無料

乗り換え元キャリア側の費用

項目内容
MNP転出手数料多くのキャリアで無料。旧プランなど一部は3,000円前後かかる場合あり
契約解除料(違約金)最低利用期間内の解約で発生する場合あり(0~10,450円)。条件は各社で異なる
日割り精算多くのキャリアでは月末までの基本料金が満額請求される
SIMカード未返却ペナルティ格安SIMの一部で発生。返却が必要か事前に確認を推奨

特に違約金やMNP転出手数料がかかるかどうかは、旧プランを契約していたかどうかがポイントです。近年は法改正により無料化が進んでいますが、旧契約のままの方は事前確認が必須です。

また、楽天モバイルの契約初月は日割りにならないため、データ使用量に応じて1,078円~3,278円の料金が発生します。無駄な請求を防ぐためにも、月末ギリギリの転入は余裕をもって計画するのがおすすめです。

手数料の有無にかかわらず、乗り換え元の契約条件と楽天モバイルの料金体系を正確に理解することが、余計な出費を防ぐ鍵になります。乗り換え前に必ず確認しておきましょう。

乗り換えに最適なタイミングは?

楽天モバイルへMNPで乗り換えるタイミングは、「乗り換え元キャリアの請求サイクル」と「楽天モバイルの料金体系」を踏まえて判断することが重要です。

月末の乗り換えが基本的にお得

多くの携帯会社では、「解約月の料金は日割りされない」仕組みになっています。つまり、月の初めに解約しても月末に解約しても、同じ1か月分の基本料金が請求されるということです。

このため、乗り換え元のキャリアを月初に解約すると、月額料金をまるまる損してしまうことになります。最も損が少ないのは「月末ギリギリで解約・開通」するパターンです。

楽天モバイルの初月料金は「日割りなし」

楽天モバイルの料金は、MNP転入のタイミングに関係なく、使ったデータ量に応じて1,078円〜3,278円が請求されます。つまり、月初に契約しても月末に契約しても、データ使用量が同じであれば支払う金額も同じです。

したがって、「月末に乗り換えて当月のデータをあまり使わなければ」料金を抑えることも可能です。反対に、月初に乗り換えて大量にデータを使う場合は、最大料金がかかる点に注意が必要です。

21時以降の開通は翌日扱いになる可能性あり

楽天モバイルでは、MNP開通手続きを行った時間によって開通日が変わります。21時を過ぎて開通操作を行った場合、翌日9時以降に開通されるため、乗り換えが翌月扱いになるおそれがあります。

その結果、乗り換え元のキャリアと楽天モバイルの両方から1か月分の料金を請求されるリスクが生じます。これを避けるためにも、余裕を持って月末の前日〜30日頃に手続きを行い、21時までに開通手続きを完了させるのが最も安心です。

キャンペーン開始日・締切日にも注目

楽天モバイルではMNP転入者向けのキャンペーンが頻繁に開催されています。キャンペーンの開始日や終了日を狙って申し込むと、より高いポイント還元や端末割引を受けられる場合があります。

申し込み前に、現在開催中のキャンペーン内容と期限を必ず確認しておくことをおすすめします

乗り換えは「月末までに開通」「キャンペーン期限」「開通時間の21時まで」を意識して行えば、料金の無駄を最小限に抑えながら最大限の特典を得ることが可能です。

楽天モバイルのMNPキャンペーンを活用する方法

楽天モバイルにMNPで乗り換える際は、公式・非公式を含めたキャンペーンをうまく活用することで、初期費用を抑えたり、楽天ポイントを大量に獲得したりすることが可能です。ここでは代表的なキャンペーンとその活用方法をわかりやすく紹介します。

三木谷社長の紹介キャンペーンが最もお得

楽天モバイルを初めて利用する方も、2回線目以降の追加契約でも対象となるのが「三木谷社長の紹介キャンペーン」です。このキャンペーンでは、SIM/eSIMを契約するだけで最大14,000円相当の楽天ポイントがもらえます。

  • 音声SIM・eSIMどちらも対象
  • 初めての契約でなくてもOK(過去契約者、追加回線も対象)
  • 特別なエントリーページからの申込みが必須

還元条件として、Rakuten Linkアプリでの通話やSMS送信が必要な場合があるため、申込後はすぐに設定を済ませましょう。

スマホ購入とセットでさらに高額還元

楽天モバイルではSIM契約とスマートフォンのセット購入で、さらに高額なポイント還元が行われています。対象端末や契約条件によりポイント数は変動しますが、以下のような特典があります。

内容特典例
iPhoneとのセット契約最大20,000ポイント
Android端末とのセット契約最大20,000ポイント
Rakuten WiFi Pocket購入時約9,800円分の還元

端末代が実質無料に近づくケースもあるため、新しいスマホを探している方には最適です。

学生・若年層向けの限定キャンペーン

楽天モバイルでは特定の年齢層を対象とした期間限定キャンペーンも展開されています。

  • 19〜25歳:新生活応援キャンペーン
  • 5〜18歳:学生応援キャンペーン

これらは通常のキャンペーンと併用できることもあり、対象者であれば通常よりもお得に契約できます。申込時に年齢が確認できる本人確認書類が必要です。

キャンペーン適用時の注意点

  1. 申し込みルートを間違えない
    紹介キャンペーンや一部の特典は、専用ページからの申込が条件です。通常の楽天モバイルサイトから申し込んでも還元が受けられないことがあるため注意が必要です。
  2. ポイント還元条件を確認する
    多くのキャンペーンでは、Rakuten Linkの利用や所定の期間内の開通・利用が還元条件です。条件を満たさないとポイントが受け取れません。
  3. キャンペーンは予告なく終了することがある
    特典内容や還元額は変更されることがあるため、最新の情報は楽天モバイル公式サイトで確認してから申し込みましょう。

MNPによる乗り換えは、キャンペーンを活用すれば実質無料や利益が出るケースもあります。スマホ代を節約したい方や、ポイントを活用して生活費を抑えたい方は、必ず複数のキャンペーンを比較してから申し込みましょう。

16位

楽天モバイル

楽天モバイル

サービス名楽天モバイル
最安月額料金1,078円~
~1GB1,078円/月
2~3GB1,078円/月
4~10GB2,178円/月
11~20GB2,178円/月
21~30GB3,278円/月
50GB~3,278円/月
利用回線楽天回線、au回線(パートナー回線)
回線の種類MNO
選べるプラン3GB、20GB、無制限
昼休み時間帯通信速度(12~13時)46.2Mbps
通信速度の速さ1.36
月1GB利用時の安さ2.95
月3GB利用時の安さ3.20
月10GB利用時の安さ3.38
月20GB利用時の安さ2.35
月50GB利用時の安さ3.41
機能の多さ4.45
総合3.01

楽天モバイルがおすすめの理由

楽天モバイルがおすすめの理由は「無制限プランが割安で利用できる点」「楽天経済圏でポイントが貯まりやすい点」です。

楽天モバイルは、月額3,278円でデータ容量を無制限に使える点が最大の魅力です。他のキャリアでは大容量プランが高額になりがちですが、楽天モバイルは一定の料金でデータ通信を気にせず利用できるため、動画視聴やオンラインゲーム、テレワークなどでも快適に利用できます。また、3GB以下であれば月額1,078円、20GB以下であれば2,178円と、使用量に応じて料金が変動するため、データ消費の少ない月にはコストを抑えることも可能です。

さらに、楽天モバイルの契約者は楽天市場での買い物時にポイント還元率がアップするなど、楽天経済圏を活用している人にとっては非常にお得です。スマホ料金の支払いに楽天ポイントを充当できるため、貯まったポイントを活用して通信費を節約することもできます。

デメリットは、エリアによって通信品質にばらつきがある点です。楽天モバイルは独自回線を構築していますが、まだ全国すべてのエリアをカバーしきれておらず、一部の地域では通信が不安定になる場合があります。ただし、楽天はプラチナバンドの運用を開始し、順次対応エリアを広げているため、今後の改善が期待されます。

最安月額料金1,078円~
~1GB1,078円/月
2~3GB1,078円/月
4~10GB2,178円/月
11~20GB2,178円/月
21~30GB3,278円/月
50GB~3,278円/月
利用回線楽天回線、au回線(パートナー回線)
回線の種類MNO
選べるプラン3GB、20GB、無制限
昼休み時間帯通信速度(12~13時)46.2Mbps
通常時間帯通信速度(14~16時)52.3Mbps
通勤時間帯通信速度(17~19時)60.5Mbps
問い合わせ方法店舗、電話、メール、チャット
専用通話アプリ不要
かけ放題プラン15分以内かけ放題、無制限かけ放題(Rakuten Link使用時)
基本通話料0円(Rakuten Linkアプリ使用時)、22円/30秒(アプリ不使用時)
5G対応
セット割引あり
カウントフリー・エンタメフリー
最低契約期間
データ容量の翌月繰越可能
解約金なし
留守番電話あり
初期費用0円
テザリング可能
支払方法口座振替、クレジットカード
追加データ料金1GBあたり500円(海外用のみ)
速度制限時の最大速度不明
取り扱いSIMのサイズnanoSIM、microSIM、標準SIM
eSIM対応
MNPワンストップ対応
プラチナバンド対応
専門ショップあり
海外利用可能
Apple Watchプラン対応