楽天モバイルの通信速度は遅い？実測データと改善策

楽天モバイルの通信速度は本当に遅いのか

平均速度は十分な実用レベル

楽天モバイルの全国平均速度は、ダウンロード約97.25Mbps、アップロード約26.56Mbps、Ping値49.33msとされています。この数値は一般的なスマホ利用において不満を感じるレベルではなく、YouTubeのフルHD視聴やオンライン会議も快適にこなせる水準です。特にアップロード速度は他の大手キャリアより高く、テレワークやファイル送信時に有利といえます。

時間帯別の速度変化

時間帯による通信速度の違いは以下のようになっています。

• 朝（5:00〜8:59）：132.13Mbps
• 昼（12:00〜12:59）：92.83Mbps
• 夕方（16:00〜18:59）：89.6Mbps
• 夜（20:00〜22:59）：106.65Mbps
• 深夜（0:00〜4:59）：126.85Mbps

昼間の混雑時はやや低下するものの、それでも90Mbps前後を維持しており、スマホ利用には支障がありません。

地域によるバラつきと高速エリアの実例

楽天モバイルの速度は地域によって差があります。兵庫県神戸市灘区では160〜174Mbps、京都市北区では70Mbps前後と報告されています。一方、地方都市では10〜20Mbps程度まで落ちるケースもあり、利用環境の影響を受けやすいことがわかります。

通信速度が遅いと感じる理由

速度が遅くなる主な要因は以下の通りです。

• 地下や高層階など、楽天回線が届きにくい場所
• 混雑時間帯の回線集中
• バックグラウンドアプリによる帯域占有
• 一部の地域では楽天回線への強制接続によりパートナー回線が使えない

こうした環境では20Mbps未満の速度になることもあり、読み込みの遅延が発生します。

他キャリアとの比較

他社の平均速度は以下の通りです。

• ドコモ：128.34Mbps
• au：118.88Mbps
• ソフトバンク：92.46Mbps
• UQモバイル：96.26Mbps
• 楽天モバイル：95.26Mbps

楽天モバイルは主要3社と比較しても遜色なく、格安SIMの中ではトップクラスです。

プラチナバンド導入による変化

2024年6月から提供が始まったプラチナバンド（700MHz帯）は、建物内や地下でも電波が届きやすくなる利点があります。ただし、通信速度自体は最大30Mbps程度と限られており、エリア補完の役割が強いです。全国展開はまだ進行中で、今後の拡大に期待が寄せられています。

通常利用における楽天モバイルの実力

動画視聴に必要な通信速度と対応力

YouTubeのフルHD動画視聴には5Mbps、4K再生には20Mbps以上が推奨されます。楽天モバイルの平均ダウンロード速度は約95〜130Mbpsであり、フルHDはもちろん、4K再生でも快適な視聴が可能です。深夜帯や早朝など混雑の少ない時間帯では160Mbpsを超える地域もあり、通信環境次第でさらに高画質なストリーミングにも対応できます。

SNS・Web閲覧のレスポンス

InstagramやX（旧Twitter）などのSNSでは、1〜3Mbpsもあれば画像や動画の読み込みに支障はありません。楽天モバイルでは常時30Mbps以上の実測値が出るケースが多く、スクロールの引っかかりや読み込み待ちもほとんどありません。特に地方都市部や郊外エリアでは安定性が高く、通勤・通学中でも快適です。

テレワーク・オンライン会議での利用実感

Zoomなどのオンライン会議では、上り下りともに10Mbps程度の安定通信が理想とされています。楽天モバイルの平均アップロード速度は25〜30Mbpsで、ビデオ会議や画面共有も問題なくこなせます。Ping値も30〜50ms台で、音声遅延や映像の途切れも感じにくく、ビジネス用途でも活用可能です。

ゲームやライブ配信のラグ対策

スマホゲームやライブ配信では、安定したPingとアップロード速度が求められます。楽天モバイルのPing値は平均40ms前後で、オンライン対戦ゲームでも大きな遅延を感じることはありません。ライブ配信も20Mbps前後のアップロードが確保されていれば問題なく行えます。

実際のユーザー体感

SNSでは「ドコモより速い」「地方でも昼休みに快適」といったポジティブな意見が多く、首都圏・地方都市ともに高評価を得ています。一方で「地下鉄で使い物にならない」など、場所に依存する弱点も指摘されていますが、パートナー回線やプラチナバンドの活用により、エリア改善が進んでいる最中です。

総合的な評価

楽天モバイルの速度が遅く感じる理由

電波が届きにくい場所での使用

楽天モバイルの主要回線である1.7GHz帯は、壁や建物の内部、地下、高層階など障害物の多い環境に弱いという特性があります。こうした場所では、アンテナ表示が十分であっても通信が安定せず、読み込みが極端に遅くなることがあります。楽天回線の特性によって物理的な遮蔽物に弱く、結果として実効速度が大きく低下します。

時間帯による混雑の影響

朝の通勤時間（7〜9時）、昼休み（12〜13時）、夜のゴールデンタイム（20〜23時）は、通信回線の利用が集中します。この時間帯は基地局への接続が混み合い、Ping値が上昇し、速度が著しく低下する傾向があります。楽天モバイルは急速に加入者を増やしており、混雑エリアでは基地局のキャパシティを超えることもあるため、通信が不安定になる原因となります。

通信制御による速度制限

楽天モバイルでは、明確な制限条件を公表していないものの、混雑緩和や公平性を保つ目的で一部ユーザーに通信制御がかかることがあります。とくに動画視聴やファイルの大量ダウンロードなど、大容量通信を長時間行った場合に一時的に速度が抑制されるケースが見られます。これにより、通常よりも体感速度が低下することがあります。

パートナー回線から楽天回線への移行の影響

これまで楽天モバイルはパートナー回線（au）によって補完されてきましたが、2023年以降、多くのエリアで楽天回線へ切り替えが進行しています。これに伴い、以前は快適に使えていた場所でも、楽天回線一本化により速度が不安定になる例が出ています。楽天回線しか使えないエリアでは電波状況の悪さがそのまま速度の低下に直結します。

端末設定やアプリの常時通信

スマートフォン側の設定も速度に大きな影響を与えることがあります。とくにバックグラウンドで位置情報を取得するアプリや、クラウド同期、ウイルス対策アプリなどが常にデータ通信を行っている場合、リソースが分散され速度が遅く感じられます。定期的なキャッシュ削除や不要なアプリの通信制限設定も重要です。

地域ごとの設備整備の進捗差

楽天モバイルは都市部を中心に基地局を整備していますが、地方や郊外ではカバー率・通信品質ともに課題が残る地域も存在します。特に5Gやプラチナバンドは一部エリアに限られており、未対応エリアでは1.7GHz帯のみに頼るため速度にムラが出やすくなります。場所によっては一時的に圏外になることもあります。

プラチナバンドの限界

2024年から提供が開始された楽天モバイルのプラチナバンド（700MHz帯）は、障害物に強い反面、通信速度は上り下りともに最大30Mbps程度とされており、速度改善には限界があります。現在はエリアも限定的で、あくまで「つながりやすさ」の補完的な役割に留まっており、速度面での恩恵はまだ限定的です。

プラチナバンドで通信環境は改善される？

プラチナバンドとは何か

プラチナバンドとは700〜900MHz帯の周波数帯で、電波が遠くまで届きやすく、壁や建物の中にも回り込む特性があります。この特性により、屋内や地下、高層ビル内など電波が届きにくい場所でも接続が安定しやすくなります。

楽天モバイルが提供するプラチナバンドの特徴

楽天モバイルが提供を開始したのは700MHz帯のバンド28で、上り下りともに3MHz幅の帯域です。これは大手キャリアが保有する20MHz幅と比較すると狭く、通信の安定性や到達性には効果がある一方で、通信速度そのものには限界があります。

実際の通信速度への影響

プラチナバンドの導入によって、圏外になりがちだったエリアでの接続性が改善され、回線が完全に途切れるケースは減少します。ただし、帯域幅の制限により、大容量の通信や多数のユーザーが同時に使用する場合には速度の低下が生じやすく、劇的な高速化は期待できません。

提供エリアと今後の展開

プラチナバンドのエリアは2024年から都市部を中心に提供が開始され、段階的に地方にも拡大される予定です。現時点では地方や郊外では未対応エリアも多く、恩恵を受けられるユーザーは限定的です。全国的に普及するまでには一定の時間がかかる見込みです。

プラチナバンド導入の現実的な効果

楽天モバイルのプラチナバンドは、主に「つながること」を重視した改善施策であり、「速さ」よりも「安定性」の向上が主な目的です。今まで圏外だったエリアで電波が届くようになったという体感は得られやすく、実用面では大きな前進です。一方で、動画の高画質再生やオンラインゲームなど、高速通信を必要とする利用シーンでは別の対応が必要になる可能性があります。

通信速度を改善するための実践対策

パートナー回線へ自動・手動で切り替える方法

楽天回線が不安定な場所では、auのパートナー回線へ自動で切り替わります。

かし楽天回線エリアが強制適用されている地域では、自動切り替えが無効になります。その場合、機内モードのオン・オフや端末の再起動を行うことで、稀にパートナー回線への接続が可能になることがあります。

my楽天モバイルアプリで通信状況をチェック

アプリ内の「通信速度を測定する」機能を使えば、下り・上り・Pingの状態を数値で確認できます。

測定履歴も保存されるため、時間帯や場所ごとの通信品質の把握に役立ちます。データ消費が発生しないため、安心して何度でも測定できます。

建物内・地下・高層階での電波改善策

楽天回線は1.7GHz帯を中心に使用しており、遮蔽物の影響を受けやすいです。屋内では窓際、屋外では開けた場所に移動することで電波状況が大きく改善します。

遮蔽物が多い地下鉄構内やビルの中では、特にこの対処が有効です。

混雑時間帯を回避して利用

通信が混み合う時間帯（朝7〜9時、昼12時前後、夜20〜23時）は速度低下が起きやすくなります。この時間帯を避けるか、Wi-Fi環境の利用を併用することで安定した通信を確保できます。

不要なアプリを終了・自動同期をオフ

バックグラウンドで常時通信しているアプリが多いと、速度に影響します。

GoogleフォトやDropboxなどのクラウド同期、ニュースアプリの自動更新などは設定から無効にしましょう。使用していないアプリはタスクキルやアンインストールも検討します。

通信モードの最適化

「4Gのみ」「5G優先」などの設定を見直すことで通信安定性が改善されることがあります。

楽天回線は5Gエリアが限定的なため、エリア外では4Gに固定する方が安定するケースがあります。Androidの場合は「モバイルネットワーク」設定から変更可能です。

データ上限設定や節約モードの解除

端末や楽天モバイルアプリ内で、データ使用量の上限が設定されていることがあります。

「節約モード」がオンになっていると、最大1Mbpsに制限される場合があるため、必要に応じて解除してください。アプリ内「データ高速モード」の状態も合わせて確認が必要です。

プラチナバンドエリアかどうかを確認

プラチナバンド（700MHz帯）が利用可能なエリアでは、建物内や郊外でも電波が届きやすくなります。ただし帯域が狭く速度には限界があるため、高速通信にはバンド3のエリアを優先的に利用しましょう。

my楽天モバイルアプリや公式サイトのエリアマップで対応地域の確認が可能です。

テザリングやデータ上限の速度事情

テザリングは無制限で追加料金なし

楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」では、追加料金なしでテザリングが可能です。スマートフォンをWi-Fiルーターのように使い、パソコンやタブレット、ゲーム機などを接続できます。データ容量に制限はなく、自宅の固定回線代わりに使用しているユーザーも多く、実用性は高いです。

テザリング時の通信速度と体感

テザリング中の通信速度は、楽天回線エリア内であれば非常に安定しています。平均で下り90〜170Mbps、上り20〜110Mbps程度の実測結果が報告されており、動画視聴、ビデオ会議、クラウド作業などもスムーズです。オンラインゲームや高画質配信も支障なく動作するとの口コミが多く見られます。

一方で、地下鉄、高層階、トンネル内など楽天回線が弱い場所ではパートナー回線に自動切替されますが、その際の通信速度は若干低下します。特に混雑時間帯には速度が一時的に落ちることもあります。

速度制限のルールと実態

過去には「1日10GB超で1Mbps制限」がありましたが、2022年10月に撤廃され、現在は公式に明確な制限容量は設けられていません。ただし「公平な通信提供のため速度制御を行う場合がある」との記載があり、大量通信（動画アップロードや長時間の大容量ストリーミングなど）が続いた場合には一時的に制限されることがあります。

制限時の速度は明記されていませんが、口コミでは数Mbps前後に落ちるケースがある一方で、通常利用には支障がない範囲で抑えられているという声も多くあります。

データ上限を自分で設定する機能

Android端末では、ユーザー自身でデータ上限を設定できます。「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」→「データ使用量の警告と制限」から、任意の上限値を設定可能です。これにより、使いすぎによる速度低下やバッテリー消費の防止にも役立ちます。

利用者の体験談と評価

テザリングをフル活用しているユーザーからは「固定回線を解約しても問題ない」「在宅ワークやNetflix視聴に全く支障がない」といった高評価が多数寄せられています。一方、地方や山間部などでは不安定になることもあり、環境による差がある点には注意が必要です。

全体として、楽天モバイルのテザリング機能は非常に実用的で、多用途に利用できる通信手段として高く評価されています。

利用者の声から見るリアルな評価

満足の声が多いエリアと利用シーン

都市部や地方都市の屋外では「思った以上に速い」「他社よりも安定している」といった肯定的な声が多く見られます。特に兵庫県神戸市や京都市などでは、実測で100Mbpsを超える報告もあり、高画質の動画視聴やオンライン会議にも支障がないと評価されています。通勤時間や昼休みなどの混雑時間帯でも快適に使えているとの意見も確認されています。

また、テザリングでの活用にも好意的な声が多く、「iPadやPCでも問題なく使える」「自宅回線の代わりにしても十分」といった意見が多数寄せられています。Wi-Fiルーター代わりにしてコスト削減を実現しているケースもあり、通信速度に満足しているユーザー層の広がりが見受けられます。

不満が集中する場所と時間帯

一方で、地下鉄や建物の奥まった場所、高層階では「電波が届かない」「繋がっていても極端に遅い」といった不満の声が多数挙がっています。特に東京メトロや地下街では、「SNSの画像すら表示されない」「圏外になることもある」といった深刻な報告もあります。

また、混雑する時間帯には速度が大きく低下する傾向があり、「夜は動画が止まる」「昼休みはまともに使えない」とのコメントも多く見られます。速度制限がかかっているような挙動を感じる利用者もおり、回線の安定性に対する不信感が一部で広がっています。

エリア依存の評価の二極化

楽天モバイルの通信品質はエリアによって大きく異なり、「場所によって天と地ほど違う」といった表現がされることもあります。同じ市内でも、駅周辺では快適だが住宅街では繋がりにくいといったケースが見られ、エリアごとの差が口コミの二極化に繋がっています。

一部ユーザーは、my楽天モバイルアプリを活用して通信状況をチェックしながら使用しており、使い方次第で快適さを維持できている例もあります。

改善への期待と現実のギャップ

プラチナバンド提供開始以降、「前よりつながるようになった」「屋内でも安定してきた」といった声も出てきており、期待感は確実に高まっています。ただし、全国的な普及はまだ進行中で、「自分の地域では変化を感じない」という声も根強くあります。

実際にはプラチナバンドの帯域幅が狭く、大手キャリアのような通信速度の改善には至っていないケースが多いため、「電波は入るようになったが速さは変わらない」という現実的な意見も散見されます。

利用前に確認すべきポイント

満足・不満の声ともに多く見られる中で、楽天モバイルの通信速度に関しては事前のエリア確認が必須です。公式エリアマップだけでなく、実際に使っている知人やSNSの投稿を参考にすることで、後悔のない契約が可能になります。特に、建物内の利用や地下鉄での使用が多い方は慎重な判断が求められます。

よくある質問と対応方法

速度が急に遅くなる原因は何か

混雑時間帯の影響
通勤・通学時間帯や昼休み、夜間は利用者が集中しやすく、通信速度が著しく低下することがあります。とくに12時台と21時台は全国的に速度が落ちやすい傾向です。

利用場所の電波環境
地下、高層ビルの屋内、トンネル内、エレベーター内などは、楽天モバイルの1.7GHz帯の電波が届きにくく、速度低下や圏外になることがあります。

端末やアプリの問題
バックグラウンドで多くのアプリが動作していたり、OSが古い場合も速度に影響を及ぼします。定期的な再起動や不要アプリの停止が推奨されます。

楽天モバイルに速度制限はあるのか

日単位の制限は廃止済み
かつて存在した「1日10GB超での速度制限」は2022年10月に撤廃されており、現在は高速通信が継続して利用可能です。

混雑時の制御はあり得る
公式に明記されている通り、回線が混雑している場合には一時的に通信速度が制御される可能性があります。

海外利用には注意が必要
国内は無制限ですが、海外では月2GBを超えると最大128kbpsに制限されます。

建物内や地下で電波が悪い場合の対処法

屋外や窓際に移動
建物内で電波が弱いと感じた場合は、まず窓際や屋外に移動することで改善されるケースが多いです。

楽天カーサの導入
自宅での電波改善を希望する場合、楽天モバイルが提供する小型基地局「楽天カーサ」の設置を無料で申請できます。

パートナー回線の活用
楽天回線エリア外では自動的にau回線へ接続されます。圏外が続く場合は、一度機内モードにしてから戻すことで切り替えが促進される場合があります。

通信速度の確認方法

my楽天モバイルで簡単測定
公式アプリ「my楽天モバイル」から「通信速度を測定する」を選択することで、現在の下り・上り速度をリアルタイムで確認できます。データ消費は発生しません。

他のアプリとの比較
Speedtest by OoklaやFASTなどの外部アプリも併用することで、回線状況の客観的な把握が可能です。

テザリング利用時の注意点

接続台数に注意
複数台のデバイスを同時接続すると、端末ごとの通信速度が分散されて全体的に遅くなる傾向があります。

利用距離を短くする
親機（スマホ）と子機（PC・タブレット）の距離が離れると速度が低下します。1〜2m以内を目安にしてください。

通信制限との関係
テザリングもスマホと同じ通信制限の対象です。極端な大容量通信を連続して行うと一時的な速度制御の対象となることがあります。

パートナー回線への切り替え方法

エリア外へ移動する
楽天回線が不安定な場所では、自動的にauのパートナー回線へ切り替わります。切り替えを促すには、楽天回線圏外の場所へ一度移動することが有効です。

機内モードの活用
電波状態が悪い時は、機内モードのオン・オフを行うことで、より安定した回線への接続がリセットされる可能性があります。

my楽天モバイルで回線確認
アプリ上で現在どちらの回線を使っているかを確認することができ、エリアごとの挙動を把握する参考になります。

まとめ

楽天モバイルの速度は「遅い」とは限らない

楽天モバイルは、時間帯や場所によって速度が左右されやすい一方で、平均的な通信速度は十分な水準を維持しています。特にダウンロード速度は100Mbps前後を記録することもあり、Web閲覧や動画視聴、SNS、オンライン会議などの日常用途には問題なく対応できます。

地下や建物内では遅くなることがある

楽天回線は1.7GHz帯（バンド3）を主に使用しており、障害物に弱いという特性があります。そのため、地下鉄・高層階・トンネル内・エレベーターなどでは「電波はあるのに繋がりにくい」と感じることがあります。ただし、こうした場所では自動的にauのパートナー回線に切り替わるため、接続できる可能性もあります。

プラチナバンドによる改善に期待

2024年から提供が始まった700MHz帯のプラチナバンドにより、屋内や地下でも電波が届きやすくなってきています。通信速度自体は最大30Mbps程度と控えめですが、「つながる」こと自体が安定しやすくなるという点では大きな改善です。現在は都市部を中心に展開中で、全国展開が待たれます。

テザリングや大容量通信も対応可能

楽天モバイルは追加料金なしでテザリングを無制限に利用でき、PCやiPadとの接続もスムーズに行えます。1日10GB制限も撤廃されており、ヘビーユーザーでもストレスの少ない運用が可能です。実際の口コミでも、動画やリモートワークも快適という声が多く見られます。

速度に不満を感じたときのチェックポイント

• 混雑時間帯（昼休み・夜間）を避ける
• 屋内では窓際に移動する
• my楽天モバイルで通信状況を確認
• パートナー回線との切り替えを活用
• バックグラウンドアプリを停止

楽天モバイルは「常に高速」というわけではありませんが、使い方や環境に応じて十分に快適な通信環境を得られるキャリアです。コストパフォーマンスを重視しつつ、今後のエリア拡大や電波強化にも期待が持てる選択肢です。エリアや速度が気になる方は、事前の通信テストやアプリによる確認を行い、自分の使い方に合うかを見極めてから利用を検討するとよいでしょう。

16位

楽天モバイル

楽天モバイル

サービス名	楽天モバイル
最安月額料金	1,078円～
～1GB	1,078円／月
2～3GB	1,078円／月
4～10GB	2,178円／月
11～20GB	2,178円／月
21～30GB	3,278円／月
50GB～	3,278円／月
利用回線	楽天回線、au回線（パートナー回線）
回線の種類	MNO
選べるプラン	3GB、20GB、無制限
昼休み時間帯通信速度（12～13時）	46.2Mbps

楽天モバイル 公式サイト

通信速度の速さ	1.36
月1GB利用時の安さ	2.95
月3GB利用時の安さ	3.20
月10GB利用時の安さ	3.38
月20GB利用時の安さ	2.35
月50GB利用時の安さ	3.41
機能の多さ	4.45
総合	3.01

楽天モバイルがおすすめの理由

楽天モバイルがおすすめの理由は「無制限プランが割安で利用できる点」「楽天経済圏でポイントが貯まりやすい点」です。

楽天モバイルは、月額3,278円でデータ容量を無制限に使える点が最大の魅力です。他のキャリアでは大容量プランが高額になりがちですが、楽天モバイルは一定の料金でデータ通信を気にせず利用できるため、動画視聴やオンラインゲーム、テレワークなどでも快適に利用できます。また、3GB以下であれば月額1,078円、20GB以下であれば2,178円と、使用量に応じて料金が変動するため、データ消費の少ない月にはコストを抑えることも可能です。

さらに、楽天モバイルの契約者は楽天市場での買い物時にポイント還元率がアップするなど、楽天経済圏を活用している人にとっては非常にお得です。スマホ料金の支払いに楽天ポイントを充当できるため、貯まったポイントを活用して通信費を節約することもできます。

デメリットは、エリアによって通信品質にばらつきがある点です。楽天モバイルは独自回線を構築していますが、まだ全国すべてのエリアをカバーしきれておらず、一部の地域では通信が不安定になる場合があります。ただし、楽天はプラチナバンドの運用を開始し、順次対応エリアを広げているため、今後の改善が期待されます。

最安月額料金	1,078円～
～1GB	1,078円／月
2～3GB	1,078円／月
4～10GB	2,178円／月
11～20GB	2,178円／月
21～30GB	3,278円／月
50GB～	3,278円／月
利用回線	楽天回線、au回線（パートナー回線）
回線の種類	MNO
選べるプラン	3GB、20GB、無制限
昼休み時間帯通信速度（12～13時）	46.2Mbps
通常時間帯通信速度（14～16時）	52.3Mbps
通勤時間帯通信速度（17～19時）	60.5Mbps
問い合わせ方法	店舗、電話、メール、チャット
専用通話アプリ不要
かけ放題プラン	15分以内かけ放題、無制限かけ放題（Rakuten Link使用時）
基本通話料	0円（Rakuten Linkアプリ使用時）、22円／30秒（アプリ不使用時）
5G対応

セット割引あり
カウントフリー・エンタメフリー
最低契約期間
データ容量の翌月繰越可能
解約金	なし
留守番電話あり
初期費用	0円
テザリング可能
支払方法	口座振替、クレジットカード
追加データ料金	1GBあたり500円（海外用のみ）
速度制限時の最大速度	不明
取り扱いSIMのサイズ	nanoSIM、microSIM、標準SIM
eSIM対応
MNPワンストップ対応
プラチナバンド対応
専門ショップあり
海外利用可能
Apple Watchプラン対応

楽天モバイル 公式サイト