SoftBank Air(ソフトバンクエアー)の解約金を回避する方法と注意点



SoftBank Airを解約するときに発生する費用一覧

SoftBank Airの解約時には、契約内容や端末の購入形態によって複数の費用が発生する可能性があります。以下に主な費用項目をまとめ、それぞれの条件や注意点を解説します。

契約解除料(違約金)

契約時期によって、契約解除料の有無が異なります。

  • 2021年6月30日以前に契約した方
    自動更新ありの2年契約となっており、契約満了月以外での解約には**10,450円(税込)**の解除料がかかります。契約満了月の「当月・翌月・翌々月」の3か月間であれば無料で解約できます。
  • 2021年7月1日以降に契約した方
    契約解除料は発生しません。ただし、端末代の残債がある場合は別途請求されます。

端末代の残債

端末を分割購入していた場合、支払いが終わっていない残月数分の費用が発生します。

  • :月額1,485円×残月数
    48回払いで契約している場合、解約時に残債が残っていればその全額を一括もしくは分割で支払う必要があります。
  • 契約2年目で解約した場合
    残債:約35,640円(1,485円×24ヶ月)
  • 契約1年目で解約した場合
    残債:約53,460円(1,485円×36ヶ月)

月月割(1,485円割引)は契約継続中のみ適用されるため、解約後は残債の支払い義務がそのまま残ります。

レンタル端末の返却義務と弁済金

端末をレンタルしている場合は、購入と異なり残債は発生しませんが、以下の点に注意が必要です。

  • 返却期限:解約月の翌月20日まで
  • 返却物:端末本体、電源アダプタ、LANケーブルなど
  • 返送先:SoftBank返品センター(送料は自己負担)

期日を過ぎると未返却扱いとなり、端末1台あたり最大数万円の弁済金が請求される可能性があります。また、故障や破損がある場合も同様に費用が発生します。

オプション・付帯サービスの解約料

一部の有料オプションサービス(例:Yahoo!プレミアム for SoftBank、あんしん保証パックなど)は個別に解約が必要です。これらが自動更新となっている場合、月額料金が解約後も発生し続けることがあるため注意してください。

これらの費用は契約者の状況に応じて異なります。事前にMy SoftBankで契約期間や端末残債、解除料の有無を確認し、できる限り費用が発生しないタイミングでの解約を心がけることが重要です。

解約金が発生しない4つのケース

SoftBank Airの解約時に費用を抑えるには、条件を満たすタイミングや制度を活用することが重要です。以下の4つのケースでは、契約解除料が発生せずに解約が可能です。

1. 契約満了月・翌月・翌々月に解約する

2021年6月30日以前に契約した場合でも、契約満了月とその翌月・翌々月の3ヶ月間であれば、10,450円の契約解除料は発生しません。満了月の確認はMy SoftBankで可能です。注意点として、満了月を過ぎると自動で2年契約が更新され、再び解約金が発生するタイミングになるため、解約日は事前に確認しておくことが大切です。

2. 2021年7月1日以降に契約した場合

この日以降に契約した利用者は、契約期間の縛りがない「契約期間なしプラン」が適用されており、いつ解約しても契約解除料はかかりません。ただし、端末を購入している場合は残債が発生する可能性があります。レンタル利用であれば、返却さえ済ませれば追加費用は発生しません。

3. 契約から8日以内の初期契約解除制度を利用する

通信品質に不満がある場合などには、契約から8日以内に申し出れば「初期契約解除制度」により違約金なしで解約可能です。この制度では事務手数料や利用料は請求されますが、契約解除料は免除されます。加えて、電波状況が悪いなど一定条件を満たせば、端末分割代金の支払いも回避できる「確認措置」の適用対象になる場合もあります。

4. 他社の乗り換えキャンペーンを活用する

WiMAXやhome 5Gなど、他社ではソフトバンクエアーからの乗り換えで発生する解約金や端末残債を最大70,000円まで負担してくれるキャンペーンを実施している場合があります。キャッシュバックを受け取り、実質無料で解約することが可能です。申し込み前に対象プロバイダの条件や必要書類を確認しておきましょう。

これらの条件を把握し、タイミングと制度を上手く活用することで、不要な出費を避けた解約が可能になります。契約状況に応じて最適な選択を行うことが重要です。

契約状況の確認方法と解約時の注意点

SoftBank Airの解約で不要な費用を避けるためには、契約状況の正確な把握が欠かせません。ここでは、契約内容の確認方法と解約手続き時に特に注意すべきポイントを解説します。

My SoftBankでの契約情報確認手順

現在の契約期間や端末の残債状況は、「My SoftBank」で簡単に確認できます。以下の手順で確認してください。

  1. My SoftBankにアクセス
  2. 「インターネット」の項目を選択し、SoftBank Airの契約情報へ進む
  3. 「料金プラン」「契約期間」「割賦残債」などの項目を確認

ログインには、S-IDとパスワード、または登録した携帯電話番号の情報が必要です。パスワードを忘れている場合は再設定手続きも可能です。

解約手続きは電話のみ受付

SoftBank Airの解約は、Webや店舗では受け付けておらず、電話による申請のみ対応しています。

  • 連絡先:SoftBank Airサポートセンター
  • 電話番号:0800-1111-820(通話料無料)
  • 受付時間:10:00~19:00(年中無休)

なお、月末が近づくと電話が非常に混み合うため、なるべく月初〜中旬に連絡するのがおすすめです。

解約日と料金の発生に関する注意点

解約の申請をした月の末日が正式な解約日となります。どのタイミングで連絡しても、月初でも月末でも「月末解約」扱いとなり、月額料金の日割りはありません。無駄な費用を避けるには、月初に手続きするのが理想です。

契約更新月を外すと違約金発生の可能性

2021年6月30日以前に契約した場合、契約更新月以外での解約には10,450円の契約解除料が発生します。必ずMy SoftBankで「契約満了月(更新月)」を事前に確認しておきましょう。

また、解約時点で端末代金の分割支払いが残っている場合、その残債も一括または継続支払いが必要になります。契約から48ヶ月未満での解約は特に注意が必要です。

初期契約解除制度の利用時も要確認

契約から8日以内であれば「初期契約解除制度」の利用により違約金なしで解約が可能です。ただしこの場合でも、端末の分割残債は別途発生することがあります。解約時には「確認措置」の対象になるかどうかも確認してください。

解約時の負担を最小限にするには、契約内容の事前確認とタイミングが重要です。不明な点がある場合は、必ずサポートセンターに確認してから手続きを進めるようにしましょう。

端末返却が必要な場合の手順と返却先情報

SoftBank Airをレンタル契約している場合、解約後に端末一式の返却が必要です。返却が完了しない場合や破損・紛失がある場合は、高額な弁済金が請求される可能性があるため、確実かつ丁寧な対応が求められます。

返却対象となる機器と付属品

返却が必要なのは以下の機器・付属品です。1点でも欠品があると返却未完了とみなされることがあるため、チェックリストとして活用してください。

  • Airターミナル本体
  • 電源アダプタ
  • LANケーブル
  • 設定用紙(同梱されていた場合)

外箱の返却は求められませんが、可能であれば同梱するのが無難です。

返却期限と違約金リスク

端末の返却期限は「解約月の翌月20日まで」です。この期限を1日でも過ぎると、端末未返却として違約金(弁済金)が発生する場合があります。

例。

  • 解約日:6月30日 → 返却期限:7月20日まで

違約金の目安は、端末の種類によって異なりますが、2万円以上請求されるケースもあります。早めの返送手配を心がけましょう。

返送先と梱包方法

返送先と梱包に関する注意事項は以下の通りです。

返送先住所
〒272-0001
千葉県市川市二俣678-55
ESR市川ディストリビューションセンター 3F 北棟N8
ソフトバンク返品センター
TEL:0800-1111-820(通話料無料)

梱包の注意点

  • ダンボールを使用し、必ず緩衝材で保護
  • 品名欄に「精密機器」と明記
  • 追跡可能な配送方法を推奨(例:宅急便)

※返送時の送料はユーザー側の負担です。運送会社の指定はありませんが、荷物追跡が可能なサービスを選ぶのが安全です。

返送完了後の確認方法

返送完了後は、My SoftBankの契約状況で「機器返却済み」の表示があるか確認しましょう。反映には数日かかる場合があります。万が一、反映がされない場合は、配送伝票の控えをもとにSoftBankサポートセンターへ問い合わせることをおすすめします。

端末の返却は、解約金や残債と並び、トラブルの多い項目の一つです。事前準備と期限厳守で、余計な費用や手間を回避しましょう。

解約後のおすすめ乗り換え先と比較表

SoftBank Airを解約した後のインターネット回線としては、以下の3つが現実的な選択肢となります。通信品質やコスト、キャッシュバックキャンペーンの充実度を重視して比較検討することが重要です。

乗り換え先の主な選択肢

  • WiMAX(カシモWiMAX)
    月額料金が安く、端末代金が2年で無料。キャッシュバックも高額で、ソフトバンクエアーの違約金や残債を相殺可能。通信速度や実測値も安定しており、コスパ重視の方に最適です。
  • home 5G(ドコモ/GMOとくとくBB)
    ドコモユーザーにおすすめ。スマホとのセット割引があり、通信エリアの広さ・プラチナバンドの安定感が強み。端末代は3年で実質無料。
  • 光回線(ソフトバンク光・ドコモ光など)
    通信品質・安定性を最重視したい方に向いています。開通工事が必要で初期費用はかかるものの、長期的に見ると最もストレスのない回線です。

ホームルーター・光回線の比較表

項目WiMAX(カシモWiMAX)SoftBank Airhome 5G(GMO)
月額料金(通常)4,818円4,180円4,950円
実質月額料金(端末割込)約3,650円約3,881円約4,514円
端末価格(分割)27,720円71,280円73,260円
端末無料条件2年利用4年利用3年利用
通信速度(下り最大)4.2Gbps2.7Gbps4.2Gbps
通信速度(実測平均)約242Mbps約248Mbps約249Mbps
対応エリアWiMAX2+/au 5G一部制限あり全国(プラチナバンド)
データ容量無制限無制限無制限
キャッシュバック例最大28,000円相当最大30,000円相当最大20,000円相当
違約金負担キャンペーンあり(最大70,000円)条件なし一部実施中

目的別のおすすめ

  • 費用を最小限に抑えたい方
    → WiMAX(カシモWiMAX)
  • ドコモスマホを使っている方
    → home 5G(GMOとくとくBB)
  • 通信の安定性を最重視したい方
    → 光回線(ソフトバンク光・ドコモ光)

注意点

各サービスとも端末代金は契約期間を満了しなければ残債が発生します。短期利用を検討している方は、無料期間やキャッシュバックの条件を必ず事前に確認してください。また、キャンペーンは時期により内容が変更されるため、契約前に最新情報を公式サイトで確認することをおすすめします。

実質無料解約を目指すためのステップチェックリスト

SoftBank Airを「実質無料」で解約するには、契約内容の把握とタイミングの調整、そして乗り換え施策の活用が欠かせません。以下のチェックリストをもとに、順を追って対策を進めていきましょう。

1. 契約期間と契約種別を確認する

  • My SoftBankにログインし、現在の契約プランと契約満了月を確認してください。
  • 「契約期間あり(2年契約)」か「契約期間なし」かで、違約金の有無が変わります。
  • 2021年7月以降に契約している場合、違約金は原則不要です。

2. 解約タイミングを見極める

  • 契約解除料が発生しない「契約満了月・翌月・翌々月」を狙って解約を申し込むと、違約金10,450円が不要になります。
  • 月末解約扱いとなるため、解約の電話は月初に行うのがベストです。

3. 端末代金の残債を確認する

  • 端末を購入した場合、48回払いで分割中の可能性があります。
  • 月額1,485円×残り月数の金額が残債となり、解約後も支払いが続きます。
  • 端末をレンタル契約している場合は、残債は発生しません。

4. 他社キャンペーンを活用して費用相殺する

  • WiMAXやhome 5Gなどでは、解約違約金・端末残債を最大70,000円まで補填するキャンペーンを実施しています。
  • キャンペーンの適用条件(乗り換え証明書の提出・一定期間の継続利用など)を確認し、確実に適用されるよう手続きを進めましょう。

5. 端末がレンタルの場合は返却準備をする

  • 本体・電源アダプタ・LANケーブルを精密機器として丁寧に梱包します。
  • 解約翌月20日までに指定の返送先へ発送し、送料は自己負担となります。
  • 返却が遅れると弁済金が請求されるため、早めの返送が安心です。

6. 解約手続きは電話で完了させる

  • SoftBank Airの解約はWeb・店頭では受け付けておらず、電話のみの対応です。
  • 混雑を避けるため、25日以前の平日に連絡するのがおすすめです。

これらのステップをすべてクリアすれば、SoftBank Airの解約費用を最小限に抑え、実質無料で乗り換えを完了させることができます。契約内容の確認と乗り換え先の選定は、できるだけ早く進めましょう。

7位

SoftBank Air

ソフトバンク

利用回線ソフトバンク
3年利用時の実質月額料金4,908円
2年利用時の実質月額料金5,674円
1年利用時の実質月額料金7,784円
都心下り通信速度(実測値)105.23Mbps
郊外下り通信速度(実測値)73.41Mbps
端末代金71,280円(3年利用で実質0円)
初期費用3,300円
月額料金の安さ1.00
都心下り通信速度(実測値)1.85
郊外下り通信速度(実測値)3.08
1年利用時の実質月額料金1.00
3年利用時の実質月額料金2.03
総合1.79

SoftBank Airがおすすめの理由

SoftBank Airがおすすめの理由は「ソフトバンク回線で郊外の速度が速い」「固定電話とのセット割が使える」点です。

SoftBank Airは、ソフトバンク回線を利用したホームルーターです。ソフトバンク回線は、都心部でも回線速度が速いですが、地方での回線速度の速さに定評がある回線です。

SoftBank Airとおうちのでんわのセットで固定電話料金が0円で利用できるメリットがあります。固定電話を利用する必要がある方の場合は、セットで考えると実質コストを安く利用することができます。

デメリットは、都心部では、回線速度は、WiMAX回線(au回線)、ドコモ回線に劣ってしまう点と月額料金が若干高めの設定という点です。

利用回線ソフトバンク
月額基本料金5,368円
3年利用時の実質月額料金4,908円
2年利用時の実質月額料金5,674円
1年利用時の実質月額料金7,784円
スマホセット割ソフトバンクとセットで割引、ワイモバイルとセットで割引、固定電話とのセット割引
都心下り通信速度(実測値)105.23Mbps
都心上り通信速度(実測値)10.96Mbps
郊外下り通信速度(実測値)73.41Mbps
郊外上り通信速度(実測値)6.71Mbps
都心PING値(実測値)6.7ms
郊外PING値(実測値)36.8ms
速度制限なし
5G対応
契約期間縛りなし
端末代金71,280円(3年利用で実質0円)
2年後に解約時の費用21,780円
1年後に解約時の費用45,540円
初期費用3,300円
支払方法クレジットカード、口座振替、携帯電話料金合算請求
103mm
奥行103mm
高さ225mm
重量1,086g
同時接続可能台数128台
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