NURO光の通信速度は本当に速い?実測値・原因・改善策



目次

NURO光の通信速度は実際どのくらい速いのか?

NURO光の特徴は「下り最大2Gbps」の高速回線ですが、実際にどれほどの速度が出るのか、ユーザーが体感できる数値に基づいて深堀りしていきます。理論値と実測値、地域差、住居タイプ別、時間帯ごとの違いなど、詳細に解説します。

理論値(ベストエフォート)と実測値の違い

NURO光の理論値は下り最大2Gbps、上り最大1Gbpsです。これは「ベストエフォート方式」と呼ばれ、回線状況が理想的であった場合に出せる最大値であり、すべてのユーザーが常にこの速度を体感できるわけではありません。

実際の使用環境では、他のユーザーとの回線共有や接続機器の性能、利用時間帯の混雑度などにより、実測値は理論値よりも低くなるのが一般的です。

最新の実測値(全国平均)

日本全国のNURO光ユーザーが投稿した速度計測データ(※みんなのネット回線速度 2025年2月時点)によると、以下が直近3か月の平均実測値です。

測定項目平均値
下り速度588.41Mbps
上り速度596.64Mbps
Ping値11.86ms

この数値は、オンラインゲーム、4K動画配信、大容量ファイルのアップロード/ダウンロードに十分な水準であり、主要な光回線の中でもトップクラスの速さです。

地域別の速度傾向

NURO光の速度は、提供エリアの地域インフラ状況や加入者密度に応じて変動します。以下は主要都市の実測値です(戸建てプラン)。

地域下り速度上り速度Ping値
東京599.83Mbps642.25Mbps6.79ms
大阪541.84Mbps626.14Mbps15.39ms
愛知450.31Mbps547.30Mbps16.59ms
北海道698.4Mbps756.49Mbps20.39ms

東京・北海道では600~700Mbps超えが珍しくなく、非常に安定した速度を維持しています。一方、愛知などでは少し低下傾向にあるものの、依然として500Mbps前後を維持しています。

マンション vs 戸建ての違い

住居タイプによっても速度に差が出ます。NURO光では以下の2つの契約形態があります。

  • NURO光(戸建て・個別契約):一戸ごとの専有回線に近いため、速度が安定しやすい。
  • NURO光 for マンション:棟内に設備が導入済であればスムーズだが、共有回線の影響を受けやすい。

実測比較(マンションの例)。

地域下り速度上り速度Ping値
東京689.37Mbps604.22Mbps6.31ms
大阪551.42Mbps556.37Mbps16.00ms

NURO光のマンションタイプでも600Mbps以上の速度を出している事例が多く、他社と比較して優秀です。

時間帯による速度低下の実例

一部のユーザーからは「夜間に遅くなる」という声もあります。特に平日20時~24時の時間帯は通信混雑が発生しやすく、100Mbps以下に落ち込む例も報告されています。

実測例。

  • 昼間:400~600Mbps
  • 夜間:30〜80Mbpsに低下
  • 特に週末はPing値も悪化し、30ms以上になるケースも

この原因は、地域単位での加入者数増加や、集合住宅内での帯域競合が挙げられます。

通信速度に影響する機器の制約

NURO光の速度が出ない大きな要因の一つが、**ユーザーの利用環境(ONU・ルーター・LANケーブル・端末の対応規格)**です。

よくあるボトルネック。

  • LANケーブルが「CAT5」 → 最大100Mbps
  • Wi-Fiルーターが「11n(Wi-Fi4)」 → 最大450Mbps
  • PCのLANポートが100BASE-T規格 → 最大100Mbps

ONUが古い機種の場合や、Wi-Fiの接続が2.4GHz帯のみの場合も、速度は大幅に低下します。

Ping値が重要な理由(ゲーム・通話ユーザー向け)

通信速度(Mbps)だけでなく、「Ping値」も極めて重要です。Ping値とは、通信先との**応答速度(ラグの有無)**を示す指標であり、以下のような用途に影響します。

用途推奨Ping値
FPS/TPSゲーム~15ms
MOBA/格闘ゲーム~30ms
動画視聴・SNS~50ms

NURO光の平均Ping値は10〜12msと非常に優秀で、ゲーマーや在宅勤務ユーザーからの評価が高い理由でもあります。

NURO光の実測速度は、日本国内の光回線の中でもトップクラスです。特に都市部では600Mbps以上を安定して出す環境が整っており、アップロード速度・Ping値も申し分ありません。

ただし、最大限のパフォーマンスを引き出すには、ユーザー側の接続機器や宅内環境の見直しも必要です。「速さの恩恵を受けられる条件が整っていれば、NURO光は最も実用的な高速回線の一つ」と断言できます。

必要であれば、10GbpsプランやIPoE(IPv6)接続の利用も検討することで、さらなる速度改善が期待できます。

NURO光の速度が速いとされる理由

NURO光の通信速度が他社と比較しても圧倒的に高いとされる理由は、以下の3つの技術的基盤と設計思想に集約されます。それぞれのポイントを深掘りして解説します。

1. 独自回線(ダークファイバー)の利用による帯域確保

NURO光が採用しているのは、NTT東西が整備した「ダークファイバー」と呼ばれる未使用の光ファイバーです。この回線は、一般的な光コラボ(ドコモ光・ソフトバンク光など)が利用する共有のフレッツ網とは異なり、混雑の影響を受けにくい専用経路を確保しています。

  • 回線が空いている時間帯に限らず、ピーク時(夜間など)でも安定した速度を維持
  • インターネットセッションを処理する中継装置がNURO専用に設計されているため、ボトルネックが発生しにくい
  • 「ベストエフォート型」サービスでありながら、理論値に近い実効速度が出やすい

また、ダークファイバーは光の減衰が少なく、物理的な距離による速度低下も起きにくいため、郊外や集合住宅でも恩恵を受けやすい設計です。

2. 次世代通信方式「G-PON」による最大2Gbps通信

NURO光は国内の個人向けインターネットサービスとしては希少な、G-PON(Gigabit-capable Passive Optical Network)規格を採用しています。

G-PONの技術的な特徴

  • 最大通信速度:下り 2.5Gbps / 上り 1.25Gbps(NURO光では下り最大2Gbpsとして提供)
  • 共用設計:最大32ユーザーで1芯を共有するが、通信効率が高く遅延が少ない
  • 国際標準(ITU-T G.984):欧州を中心に導入が進む先進規格

このG-PON技術により、NURO光は一般的なGE-PON(最大1Gbps)の限界を超え、他社よりも広い帯域をユーザーごとに提供できる環境を構築しています。

また、NURO光の設備はこのG-PONに最適化されており、終端装置(ONU)からネットワークコアまでを一貫して2Gbps対応で設計。この一体化されたシステム構成が、速度ロスを最小限に抑える要因となっています。

3. 高性能ONU(Wi-Fiルーター一体型)の無料提供

NURO光は契約者に対して、高性能なホームゲートウェイ(ONU)を標準提供しています。これにより、Wi-Fi環境も含めて全体の通信速度を最大限活用できる設計になっています。

主なONUのスペックと対応規格(一部抜粋)

機種名最大速度(無線)対応規格
ZXHN F660A1.3GbpsIEEE 802.11ac(Wi-Fi 5)
NSD-G1000T4.8GbpsIEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)

NURO光のONUの強み:

  • LANポートが1000BASE-T対応(最大1Gbpsで安定通信)
  • Wi-Fi 5/6対応により、無線LAN環境でも実測500Mbps以上を実現可能
  • 設定済みで出荷されるため、初心者でもすぐに高速環境が利用可能

一般的な光回線では、ONUやルーターの性能がボトルネックになってしまうケースが多く見られますが、NURO光では通信規格とルーターの性能がマッチしているため、理論速度と実測値の差が小さくなっています。

補足:速度に影響する他要素とNURO光の対応状況

要因NURO光の対応評価
回線の物理的帯域ダークファイバーで余裕あり
通信方式G-PON採用で高速・安定
終端装置(ONU)最新規格対応機器を無償提供
通信方式(IPv6/IPoE)IPv4/IPv6デュアル対応
プロバイダSo-net一体型で品質安定

これらの要素が組み合わさることで、NURO光は一般的な光回線よりも構造的に高速・高品質な通信を実現しています。とくに、G-PON + ダークファイバー + 高性能ONUという三位一体の構成が、他社と一線を画す圧倒的な速度の根拠です。

NURO光の速度に不満の声が出る理由

NURO光は理論上2Gbpsという高速回線を提供していますが、利用者の中には「思ったより遅い」「夜になると使い物にならない」といった不満の声が少なくありません。通信品質に優れるとされるNURO光において、こうした声が出る背景には、主に以下のような要因があります。

夜間や週末に通信速度が低下しやすい

NURO光はダークファイバーを活用した独自回線を用いていますが、それでも夜間や週末など利用者が集中する時間帯には回線が混雑し、通信速度が大きく低下するケースがあります。特に動画ストリーミングやオンラインゲームといった大容量通信が一斉に発生する20時~24時の時間帯では、速度が100Mbps以下になることもあり、体感的な遅さに直結します。これはNURO光に限らず、ベストエフォート型の光回線全体に共通する現象です。

マンションタイプの共有設備に起因する制約

集合住宅向けの「NURO光 for マンション」では、建物全体で1本の光回線を分岐させて各戸に提供するため、同じ建物内で同時に利用が集中すると速度が著しく低下する傾向があります。また、建物内の配線方式(VDSL方式やLAN方式)によっても速度に差が出ることがあり、同じNURO光であっても戸建てと比べて実測値に不満を感じやすくなります。

ONU(ルーター)の機種や設置環境による影響

NURO光では無償でONU(ルーター一体型機器)が貸与されますが、このONUの機種によって最大対応速度やWi-Fiの性能に差があります。古い機種を使っていたり、ONUの設置場所が壁際や電子レンジの近くなど電波干渉の激しい場所だったりすると、通信速度は本来の性能より大きく下回ります。特に5GHz帯の電波が届かない環境では、無線LAN接続で100Mbpsを切るケースも少なくありません。

IPv6未対応による速度低下

NURO光はIPv6に対応していますが、利用者の設定や接続先のサービスがIPv4のままだと、旧式のPPPoE方式を経由するため通信が混雑しやすくなります。特にYouTubeやAmazon Primeなど一部の人気サービスはIPv6対応が遅れていたこともあり、これが原因で速度が出ないと感じるユーザーも存在します。IPv6が有効でない場合は、プロバイダを介した通信で混雑の影響を受けやすくなります。

SNSや口コミによる不満の拡散

実際の利用者によるSNS投稿では、「NURO光が1Mbpsしか出ない」「夜になるとADSLより遅い」といった投稿も見受けられます。これらの体験談は一部地域や特定の状況に限られた話であることが多いのですが、視覚的な速度計測結果とともに拡散されることで「NURO光は遅い」という印象を与えています。ユーザーによる声の可視化が、速度不満の声を一層目立たせる要因になっています。

利用端末やLAN環境のボトルネック

高速通信を活かすには、PCやスマートフォンなどの端末側もそれに対応した通信規格を備えている必要があります。たとえば、LANケーブルがカテゴリ5だったり、無線LAN規格がIEEE802.11b/gなど旧式のものだったりする場合、NURO光の本来の速度を活かしきれません。また、LANポートが「100BASE-T」に対応している機器では最大速度が100Mbpsに制限されます。

これらのように、NURO光の速度に不満を感じる理由は、回線の混雑だけでなく、建物の設備、ルーター、通信方式、そして利用者の環境設定の複合要因によるものです。速度低下を感じたときは、まずこれらの点を一つずつ検証し、適切な対処を行うことが重要です。

NURO光の速度が遅いときの改善方法

1. 有線LAN接続とLANケーブルの規格確認

▷ なぜ有線LANの方が速くて安定するのか?

Wi-Fi(無線通信)は、電波干渉や壁・天井などの障害物によって信号が減衰しやすいため、通信が不安定になりがちです。特に電子レンジやBluetooth機器と干渉する2.4GHz帯では遅延やパケットロスが頻発します。

対して、有線LANは電磁的な干渉の影響をほぼ受けないため、帯域幅(スループット)が安定し、速度低下を起こしにくいのが特徴です。

▷ ケーブルの種類と選び方

  • Cat5:最大100Mbps(NURO光の性能を活かせない)
  • Cat5e / Cat6:最大1Gbps(2Gプランに最適)
  • Cat6A / Cat7:最大10Gbps(10Gプラン向け)

※Cat7はノイズ耐性が高いですが端子が特殊なため、一般家庭ではCat6Aの方が実用的です。

2. ONU(光回線終端装置)の性能と交換対応

▷ ONUの性能がボトルネックになる理由

NURO光のONUはWi-Fiルーター機能も兼ねており、端末の同時接続や無線規格の古さが原因で速度に影響します。

古いモデル(例:F660T)はWi-Fi 4(IEEE802.11n)までの対応であり、理論上の速度は450Mbpsが限界です。Wi-Fi 5(11ac)やWi-Fi 6(11ax)対応機種でなければ、通信速度は出ません。

▷ 高速通信に対応したONUの例

機種名最大速度(Wi-Fi)無線規格
F660A1.3GbpsIEEE802.11ac
F660P4.8GbpsIEEE802.11ax(Wi-Fi 6)
NSD-G1000T4.8GbpsIEEE802.11ax(Wi-Fi 6)

遅い場合はNUROサポートへ連絡し、ONUの無償交換を依頼することも可能です(機種指定は不可)。

3. IPv6(IPoE)接続の導入と設定確認

▷ PPPoEとIPoEの違い

接続方式特徴混雑時の速度低下
PPPoE古い方式。認証に時間がかかる。起きやすい(網終端装置経由)
IPoE(IPv6)新方式。認証不要で直結。混雑の影響を受けにくい

NURO光はIPv6とIPv4のデュアルスタック方式を採用しており、利用者側の特別な設定は不要ですが、使用する機器(ルーター、端末)がIPv6に対応していないと意味がありません。

▷ IPv6接続確認方法(Windows)

  1. コマンドプロンプトを開く
  2. ipconfigと入力
  3. IPv6 アドレスの項目があれば、IPv6接続済み

ブラウザからもhttps://ipv6-test.com などで確認可能です。

4. 10Gbpsプランへの変更

▷ 2G→10Gの効果は?

  • 最大通信速度が約5倍(理論値)
  • 2Gbpsプランの制限に不満を持つヘビーユーザーに有効
  • LANポート、LANケーブル、Wi-Fi機器も10G対応が必須

▷ 注意点

  • Wi-Fiでは最大4.8Gbpsに制限
  • 有線接続環境を整えなければ効果は限定的
  • 実測値は周辺環境・地域帯域に依存するため、過信は禁物

5. Wi-Fi中継器やメッシュWi-Fiの導入

▷ 中継器で解決するケース

ルーターから離れた部屋では電波が減衰し、接続が不安定になります。Wi-Fi中継器を廊下やリビングに設置することで、電波の死角をカバーできます。

メッシュWi-Fi(TP-Link Deco, ASUS ZenWiFiなど)は、中継器とは異なり同一SSIDで全体をシームレスにカバーするため、広い家ではこちらがおすすめです。

6. 機器のスペックとOSの最適化

▷ 古いPCやスマホの問題

  • LANポートが「100BASE-T」だと100Mbpsしか出ない
  • 無線LAN規格が「b/g」止まりだと低速
  • メモリ不足やCPU負荷でも速度に影響

▷ Windows最適化手順

  1. [デフラグと最適化]を検索
  2. Cドライブを選択
  3. 「最適化」ボタンをクリック

ファイル断片化が解消され、応答性が改善されることがあります。

7. 同時接続台数の見直し

自宅のIoT機器(スマートスピーカー、テレビ、プリンター、NASなど)やスマホ、タブレットなどが同時に接続されていると、帯域を圧迫して全体的に遅くなります。

特にストリーミングやクラウド同期などバックグラウンドで通信を行うアプリの自動起動はオフにすることで速度改善に繋がります。

8. 回線混雑時間帯の把握と回避

夜間(20〜23時)は、全国的に通信量が最も多くなるため、特にマンションタイプで共有帯域のエリアでは速度低下が顕著になります。

時間帯ごとの速度を調べるには、fast.comみんなのネット回線速度などのサービスで定期的に計測する習慣をつけましょう。

補足:それでも改善しない場合

  • NURO光サポートに直接問い合わせて回線調査を依頼
  • プロバイダ(So-net)の障害・メンテ情報を確認
  • 他回線(auひかり・eo光など)への乗り換え検討

他社光回線と速度・Ping・安定性を徹底比較

NURO光は独自のダークファイバー回線とG-PON方式により、2Gbpsという高速通信を実現していますが、実際に他社の光回線と比べてどの程度優れているのかを、実測データをもとに客観的に比較します。

平均実測値の比較(全国平均)
※2024年~2025年の直近測定データ(出典:みんなのネット回線速度)

回線名下り速度(Mbps)上り速度(Mbps)Ping値(ms)
NURO光588.41596.6411.86
eo光749.70645.3814.98
auひかり510.98517.2115.06
ソフトバンク光292.44311.5715.95
ドコモ光250.43267.7919.33
フレッツ光248.73237.8420.18
楽天ひかり205.33221.2618.92

NURO光は下り・上りともに安定して高速で、Ping値も最小クラスです。特にPing値の低さは、オンラインゲームや動画配信、Zoom会議などのリアルタイム性が求められる用途で大きなアドバンテージになります。

用途別の適性比較

用途NURO光auひかりeo光ソフトバンク光ドコモ光
高速ダウンロード
オンラインゲーム(FPS等)
動画視聴・配信(YouTube等)
テレワーク・会議通話
利用者混雑の影響の受けにくさ◎(独自回線)◎(独自回線)◎(電力系)△(光コラボ)△(光コラボ)

NURO光とauひかり、eo光のようにNTTフレッツ回線を使用しない「独自回線」は、光コラボ勢と比べて混雑の影響を受けにくく、通信が安定しやすい傾向があります。

料金と速度のバランス

NURO光の2ギガプランは月額5,700円で、10Gbpsプランでも同額という価格設定です。他社の10Gbpsプランが6,000~7,000円台であることを考えると、コストパフォーマンスに優れています。

また、NURO光はWi-Fiルーター一体型ONUが無料で提供されるため、初期投資も抑えられます。

総合評価

NURO光は、実測速度の水準、Pingの低さ、独自回線による混雑の少なさ、コスト面すべてにおいて高評価の光回線です。ただし、提供エリアが限られている点や、夜間の一部地域で速度低下の声がある点には留意が必要です。

光回線の中でも、とくに「速度」「応答性」「安定性」の3点を重視する方にはNURO光が最有力候補になります。

よくある質問Q\&A(速度編)

Q1:NURO光の「最大2Gbps」は実際に出るのですか?

理論上の最大速度である2Gbpsは、ベストエフォート型の通信サービスにおける上限値であり、常時その速度が出るわけではありません。実際の速度は、平均で下り500〜600Mbps程度が目安とされています。これは十分に高速であり、4K動画のストリーミングやオンラインゲームでも快適に利用できる水準です。

Q2:夜になると通信速度が遅くなるのはなぜ?

夜間は利用者が集中しやすく、回線の混雑が原因で速度が低下することがあります。特に集合住宅では、建物内の回線設備が共有されているため、同時間帯の使用が重なると速度に影響が出やすくなります。対策としては、有線接続への切り替えや中継器の導入、IPv6接続への変更などが有効です。

Q3:10Gbpsプランにすれば必ず速くなりますか?

10Gbpsプランは理論上非常に高速ですが、実際にその性能を活かすには対応したLANポートやLANケーブル(Cat7以上)、Wi-Fi 6以上の無線機器が必要です。また、インターネットの利用先(サイトやサービス)が高速通信に対応していなければ、体感速度は変わらない場合もあります。

Q4:IPv6は自動的に使えるのですか?設定が必要ですか?

NURO光はIPv4/IPv6のデュアルスタック方式を採用しており、基本的には追加申込や費用なく自動でIPv6接続が有効になります。ただし、古い端末やルーターがIPv6に対応していない場合、手動での設定や機器の交換が必要になることもあります。接続方式に不安がある場合は、公式サポートでの確認が推奨されます。

Q5:実測値が100Mbps以下になるのは異常ですか?

NURO光では通常、100Mbpsを下回る状況は通信環境や機器の問題による場合が多いです。LANケーブルのカテゴリ(Cat5→Cat6以上)、ONUの再起動、同時接続台数の見直しなどで改善するケースがあります。根本的な改善が見られない場合は、機器交換やプランのアップグレードも視野に入れてください。

Q6:マンションでも戸建てと同じ速度が出ますか?

マンションでは建物の配線方式や回線の共有状況により、戸建てに比べて速度が出にくいことがあります。ただし、NURO光 for マンションが導入済の物件では、共用設備が最適化されており、高速通信が期待できます。契約前に対応物件かどうかを確認することが重要です。

質問が解消しない場合は、NURO光のサポート窓口や速度測定ツールでの確認をおすすめします。

まとめ:NURO光の速度は高水準、ただし環境次第で改善も必要

NURO光は、平均実測値で下り600Mbps前後、上りも同程度という非常に高い水準の通信速度を誇ります。Ping値も10ms前後と反応速度が速く、動画配信やオンラインゲームなどの用途でも十分に快適なパフォーマンスが期待できます。特に独自回線のダークファイバーとG-PON方式の採用により、フレッツ光などと比べて回線混雑の影響を受けにくいという強みがあります。

一方で、実際の使用環境によっては「夜になると遅くなる」「100Mbpsを切る」といった不満の声も一部見受けられます。地域の利用者数、マンション内の構造、同時接続数、そしてWi-Fiルーターの性能やLANケーブルの規格といった家庭内の要因も速度に大きく関係します。10Gbpsプランへのアップグレードや、有線接続への切り替え、中継器の設置などを通じて改善できるケースもあるため、速度に不満を感じたらまずは環境の見直しをおすすめします。

NURO光の通信速度に対する満足度は高く、多くのユーザーに支持されていますが、「速さを引き出すための工夫」が必要な場面もあることを理解した上で選ぶことが重要です。速度重視の方は、提供エリアや居住形態、自宅のネットワーク構成を踏まえて最適なプラン・機器を選定することで、NURO光のポテンシャルを最大限活かすことができます。

1位

NURO光

ソニーネットワークコミュニケーションズ

回線タイプNURO光回線
戸建ての月額基本料金5,200円
マンションの月額基本料金2,750円
下り速度(実測値)633.72Mbps
上り速度(実測値)621.51Mbps
PING値(実測値)10.98ms
下り速度の速さ4.41
上り速度の速さ4.58
戸建て料金の安さ3.73
マンション料金の安さ3.65
初期費用の安さ3.99
総合4.07

NURO光がおすすめの理由

NURO光がおすすめの理由は「独自回線で高速通信が可能である点」「キャッシュバックが手厚い点」です。

NURO光は、独自回線として、NTTのフレッツ光とは別の回線「ダークファイバー回線」を利用しているため、高速通信が安定してできる点が最大の魅力です。さらにキャッシュバックも手厚く、キャッシュバック、乗り換え解約金還元、工事費用無料などを活用すれば、かなりお得に利用できる点もメリットと言えます。

さらに2ギガプランと10ギガプランも用意され、10ギガプランであれば、オンラインゲームや動画利用でも、安定利用することが可能です。

スマホセット割は、NUROモバイル、ソフトバンクが対象となっています。

デメリットは、対応エリアが馴致拡大中とは言えば、まだ全国対応ではない点です。

回線タイプNURO光回線
戸建て1年利用時の実質料金3,720円
戸建て2年利用時の実質料金3,844円
戸建て3年利用時の実質料金3,921円
マンション1年利用時の実質料金3,031円
マンション2年利用時の実質料金2,310円
マンション3年利用時の実質料金2,089円
戸建ての月額基本料金5,200円
マンションの月額基本料金2,750円
下り速度(実測値)633.72Mbps
上り速度(実測値)621.51Mbps
PING値(実測値)10.98ms
工事費0円
初期費用3,300円
提供地域北海道、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、岡山県、広島県、福岡県、佐賀県
定期契約3年契約
テレビ対応
無料ルーターレンタル
無料訪問サポートつき
無料セキュリティソフト(「NURO 光 2ギガ(2年契約)」「NURO 光 2ギガ(契約期間なし)」に加入で無料)
戸建て対応
マンション対応
IPv6対応
サポート電話、お問い合わせフォーム、チャット
開通までのモバイルWi-Fiルーターレンタルあり(手数料のみ)
違約金負担キャンペーンあり
スマホセット割NUROモバイル、ソフトバンクスマホ
支払方法クレジットカード、口座振替、NTT請求、ソフトバンクまとめて支払い、auかんたん決済