フレッツ光エリア検索のやり方完全ガイド 提供可否の調べ方と10ギガ対応確認・代替回線まで



目次

最短で判定するフレッツ光エリア検索の基本ステップ

Screenshot of flets.com

フレッツ光東日本

Screenshot of flets.ntt-west.co.jp

フレッツ光西日本

事前準備(東日本/西日本の確認と手元情報)

  • 住所の都道府県から「NTT東日本」か「NTT西日本」かを先に判定します。北海道・東北・関東甲信越の多くは東、東海・北陸・関西・中国・四国・九州・沖縄は西に該当します。県境付近は市区町村で分かれることがあるため、都道府県だけで迷う場合は市区町村名まで確認します。
  • 手元に用意する情報は「郵便番号(ハイフン付き)」「市区町村・番地」「建物名・号室」「戸建て/集合住宅の別」です。新築や地番表記の地域は、近隣の既存住所も控えておくと判定が速いです。

公式検索の入力順序(最短で結果にたどり着く)

  1. 郵便番号を入力
    住所候補が自動補完されやすく、番地の打ち間違いを防げます。
  2. 番地まで入力
    全角/半角や「−(ハイフン)/ー(長音)」の表記ゆれを避けて、住民票や郵便物と同じ表記で入れます。丁目・番・号は抜け漏れがないか確認します。
  3. 建物名・号室を入力(集合住宅)
    マンション名を最後まで入力し、号室まで指定します。棟名や新旧名称(リニューアル名)がある場合は両方試します。これにより「光配線/VDSL/LAN」など棟ごとの提供方式が具体化します。
  4. 住居タイプを選択
    「戸建て」か「集合住宅」を正しく選びます。戸建て分譲地の一部は地番が続き番号で表現されるため、地図検索モードがあれば併用します。
  5. 提供メニュー一覧を確認
    「フレッツ光(1Gbps相当)」のほか、**「10G/光クロス」**の表記が出るかを同じ画面でチェックします。出ない場合は10ギガ非提供の可能性が高いです。
  6. 判定結果を保存
    結果画面の「提供可/不可/調査中」、表示された配線方式(集合住宅)をメモやスクリーンショットで保存します。後の申し込み窓口比較や機器選定がスムーズになります。

結果の読み取り方(ここだけ見ればOK)

  • 提供可:1Gまたは10Gのメニュー名が明示されます。10G表記があれば「光クロス」対応です。
  • 提供可(集合住宅):同時に配線方式(光配線・VDSL・LAN)が表示されます。速度・安定性の目安になる重要情報です。
  • 調査中:電柱経路や共用部の空配管など現地確認が必要な状態です。近隣の同一マンション名や隣接番地で提供履歴があれば、再判定の材料になります。
  • 不可:同住所では不可のため、代替として光コラボ各社や独自回線、ホームルーター等の比較を検討します。

30秒短縮テク(入力エラーと迷いを一掃)

  • 表記ゆれ対策:番地の「−」はハイフン、数字は半角で統一します。ビル名の全角スペースや旧名は削除/置換して候補から選び直します。
  • 地図補完:新築や地番地域でヒットしづらい場合は、地図検索モードで該当建物を指して確定します。
  • 名称あいまい対策:マンション名に別名/棟名があるときは「正式名→別名→番地のみ→地図」の順で切り替えます。
  • 集合住宅の確度UP号室まで入れると棟内設備の差異を拾えます。号室未入力だとVDSL/LAN判定に振られやすい物件があります。
  • 10G確認を同時実行:提供一覧で「10G/クロス」が見えなければ、その場で非対応と判断して1G前提で宅内機器計画を立てます。

よくあるつまずきの回避

  • 県境エリア:東/西の管轄違いで検索サイトを誤ると「該当なし」になりがちです。必ず管轄を先に確定します。
  • 同名建物:同一市内に同名が複数あるケースは番地優先で選びます。
  • 旧住所/住居表示変更:市区町村の住居表示が変更されている場合、旧番地ではヒットしません。最新の郵便番号データで再入力します。
  • 法人名義のビル:ビル名優先で検索し、フロア/テナント名は入れません。フロア専用線等の判定は別扱いです。

要点は「東西の管轄を先に確定→郵便番号→番地→建物名・号室→提供メニューで10G表記確認」の順番です。これを守るだけで最短で正しい判定にたどり着けますよ

住所入力で迷わない 正しい検索のコツ

郵便番号から始めて候補を絞り込む

  • 7桁の郵便番号をハイフン付きで入力します
  • 市区町村・町域の自動補完で誤入力を防げます
  • 郵便番号が不明な場合は総務省の郵便番号検索で確認してから入力します

住居表示と地番を区別して入力する

  • 検索フォームは「住居表示(〇丁目〇番〇号)」が前提です
  • 「地番(〇番地〇)」は一致しないことがあるため避けます
  • 地番しかない場合は自治体の住居表示案内や地図検索で住居表示に置き換えます

番地・号・枝番の順番と表記をそろえる

  • 「丁目‐番‐号」を半角数字+半角ハイフンで統一します
  • 全角数字・全角ハイフン・スペース混在は避けます
  • NG例:1−2−3、1 – 2 – 3、1- 2-3/OK例:1-2-3

建物名は正式名+棟名+部屋番号まで入れる

  • 「正式名称 → 棟名 → 部屋番号」の順で入力します
  • 略称・旧名称・通称は避けます
  • 部屋番号まで入れると配線方式候補(光配線/VDSL/LAN)が具体化します

新築・区画整理地域は地図検索と近隣住所で補完する

  • 新設住所はデータ反映が遅れることがあります
  • 地図検索で該当地にピンを置き、隣接する既存住所を仮入力します
  • 備考欄や問い合わせで新住所を併記して現地調査につなげます

ビル・テナントはフロア情報と区画名を明記する

  • 同一ビルでもフロアや区画で可否が分かれることがあります
  • 「ビル名+階数+区画名(例:5F 5-B区画)」まで記入します
  • テナント名・区画記号を入れて配線ルートの判定精度を上げます

略称・旧地名・外字は置き換える

  • 「ヶ/が/ケ」や旧字体は一致しないため常用表記に統一します
  • ローマ数字「Ⅱ/Ⅲ」は算用数字「2/3」に置換します
  • 中点「・」はスペースへ置換します

コピー&ペースト時の余計な空白と改行を削除する

  • 先頭・末尾の空白を削除します
  • 全角スペースを半角に統一します
  • 数字とハイフンの間の不要スペースを確認します

候補が複数出たら「丁目→番→号の完全一致」を優先する

  • サジェストは完全一致の候補を選びます
  • 「上/中/下」「東/西/南/北」付き地名は取り違えやすいため注意します
  • 町域名まで見て分岐違いを避けます

住所不整合時のリカバリー手順

  • 郵便番号を再確認して町域を自動補完します
  • 半角数字・半角ハイフンで「1-2-3」に統一します
  • 地番を住居表示へ変換します
  • 建物正式名・棟・部屋番号まで入力します
  • 地図検索→近隣既存住所で仮入力→備考に新住所を記載します
  • 結果が「調査中」の場合は近隣開通実績を添えて問い合わせます

迷いやすい入力パターン早見表

  • 「〇〇市△△1丁目2番3号」→ 入力例:△△1-2-3
  • 「〇〇市△△123番地4」→ 住居表示へ変換のうえ入力/不明なら地図検索で位置指定
  • 「□□マンションⅡ 5F 501」→ 入力例:□□マンション2 5F 501
  • 「A-1区画」→ 建物名+階数+「A-1区画」まで記入(備考にも転記)

入力を一発で通すチェックリスト

  • 郵便番号は7桁ハイフン付きか
  • 丁目‐番‐号は半角+半角ハイフンで統一しているか
  • 住居表示になっているか(地番のままではないか)
  • 建物正式名・棟名・部屋番号まで入れたか
  • 略称・旧名・外字を常用表記へ置換したか
  • 余計なスペース・改行・全角/半角混在を解消したか

住所入力は“半角統一・住居表示・正式名称”の3点を守るだけで通過率が上がります。迷ったら地図検索と近隣住所で補完、部屋番号まで入れるのがコツですよ

10ギガ対応(フレッツ光クロス)の確認ポイント

提供メニューの表記を正しく読む

検索結果に「フレッツ 光クロス」「10G」「最大10Gbps」などの表記があるかを最初に確認します。表示があっても、建物側の設備や共用部の許可が整っていないと申し込めないケースがあります。結果が「調査中」の場合は現地調査の打診で結論が出ることが多いです。エリア内でも「棟内設備未対応」「共用部工事不可」で不可となる例に注意してください。

戸建てで必要な機器・配線の要件

  • 10G対応ホームゲートウェイ/ONUが必須です。レンタル機器の型番が10Gポート(10GBASE-T)を備えているかを確認します。
  • 自前ルーターは「10G対応WANポート」かつ「IPv6(IPoE)対応(MAP-E/DS-Liteなど)」が推奨です。PPPoEのみのルーターは性能を出しにくいです。
  • LANケーブルはCat6A以上が基本です。Cat6は短距離なら10G可でも現場条件に左右されやすく、Cat5eは2.5G/5G止まりになりやすいです。
  • パソコン/NAS/スイッチは2.5G/5G/10G対応の有線NICがあると実効速度を引き上げられます。1G機器がボトルネックになる構成は避けます。
  • 光コンセント位置からルーター設置場所までの宅内配線経路を事前に確認し、長距離や劣化ケーブルを排除します。

マンションでの必須確認

  • 棟内方式が「光配線方式(各戸まで光)」であることが実効高速化の前提です。VDSL/LAN方式のままでは10G契約が出ても実測は伸びません。
  • 共用部(MDF/IDF)の機器が10G収容に対応しているか、電源・配管・耐熱・スペース要件を管理会社に確認します。
  • 管理組合の承諾が必要です。共用部工事の可否、施工時間帯、復旧条件、原状回復の取り決め、費用負担(組合/個別)を明確にします。
  • 住戸内までの引き込みが新設になる場合、工程(現地調査→申請→工事)の所要日数を事前に見込み、在宅勤務などの代替回線を用意します。

プロバイダ/プランの選定ポイント

  • 光コラボでも「10Gプラン」の有無と提供条件が異なります。必ずコラボ側の10G対応、IPv6(IPoE)方式、混雑時間帯の通過品質(網終端の余裕)を確認します。
  • ひかり電話/テレビ/固定IPなどの付帯サービスは10Gプラン非対応や制約がある場合があります。固定IPはIPoEで提供方式が異なるため要確認です。
  • ベストエフォート型であるため「10Gbps出る」とは限りません。混雑度、サーバ側/経路側/宅内側の各ボトルネック要因を理解しておくと後悔が減ります。

宅内で実効速度を出す設計

  • まずは有線で速度計測します。PC-ルーター間を10G(または2.5G/5G)で直結し、ブラウザ版だけでなくネイティブアプリ系の速度測定も活用します。
  • Wi-Fiは、Wi-Fi 6E/7対応ルーター+対応端末+ワイドチャネル環境で初めて2Gbps級が狙えます。10G契約でも無線は2Gbps前後が現実的です。
  • メッシュWi-Fiはバックホールを有線10G/2.5Gで確保すると体感が安定します。アクセスポイント間を無線バックホールにすると頭打ちになりやすいです。

申し込み前チェックリスト

  • 提供結果に「光クロス/10G」が明記されている
  • 戸建て:10G対応ONU/HGWの用意、ルーターの10G WAN対応、Cat6A以上の配線計画
  • マンション:棟内が光配線方式、共用部10G対応、管理組合の承諾見込み
  • プロバイダ:10GプランとIPv6(IPoE)方式に対応、付帯サービスの可否確認
  • 宅内機器:PC/NAS/スイッチが2.5G/5G/10G対応、旧1G機器を経由しない配線図
  • スケジュール:現地調査~工事のリードタイムを確保、つなぎ回線の用意

落とし穴になりやすいポイント

  • 10G表記だけ見てVDSL/LAN方式のマンションに申し込む
  • ルーターがPPPoE専用でスループットが出ない
  • Cat5eケーブルや1000BASE-Tスイッチが宅内に残っていて1Gで頭打ち
  • PC側NICが1Gのまま、あるいはドライバ/設定不備(省電力やオートネゴ失敗)
  • ISP側のIPv6設定(MAP-E/DS-Lite)の開通手続きを失念

代替検討の目安

  • 10Gが未対応/不可の場合、1G+強力なIPv6(IPoE)で十分な体感になることが多いです。地域の独自回線(NURO/eo/コミュファなど)や、短期はホームルーターの併用も現実解です。仕事用途なら固定IPや帯域保証も視野に入れて選びます。

10ギガは“契約”より“設計”が命です。提供可否→共用部/宅内の要件→機器/配線→IPv6方式の順で詰めれば、多くのトラブルは事前に避けられますよ

マンションで結果を読み解く 光配線/VDSL/LANの違い

判定画面に出る用語の見方

  • 「光配線方式」や「光(各戸配線)」と出たら、各住戸まで光ファイバーが直接引き込まれる最上位の方式です。
  • 「VDSL方式」や「メタル配線」は、棟まで光→部屋までは電話線(メタル)で届ける方式です。
  • 「LAN配線方式」「棟内LAN」は、棟内のスイッチから各戸へLANケーブル(Ethernet)で配線する方式です。
  • 「10G(光クロス)」が同時に表示されても、方式がVDSL/LANのままでは利用できません。10Gは実質「光配線方式」が前提です。

光配線方式(各戸まで光)— 最優先で選ぶべき標準

仕組み
共用部の光ファイバーをそのまま住戸内の光コンセント(SC/APC端子など)まで引き込み、ONU(または10G対応ONU一体型ルーター)を直結します。

速度・安定性の目安
上り下りともに高速で、混雑の影響を受けにくいです。IPv6(IPoE)で輻輳回避をするとリモート会議やクラウド利用も安定します。

10ギガ対応
10G(光クロス)を使う現実的な前提です。宅内はCat6A以上の有線配線や10G対応ルーターでボトルネックを避けます。

室内での見分け方
光コンセント(緑色のコネクタ端子など)があり、ONUを接続している場合は光配線方式です。壁のモジュラージャックではなく、光端子が目印です。

導入の勘所
未対応物件でも、管理組合の承諾と共用部工事で「棟内光(各戸配線)」に切替できる場合があります。新規に光ケーブルを各戸へ通線できる配管・ルートがあるかが鍵です。

VDSL方式(棟まで光→部屋は電話線)— 導入容易だが速度上限に注意

仕組み
MDF(共用部)まで光を引き、そこから住戸へは既存の電話線で信号を届けます。

速度・安定性の目安
理論上は最大100Mbpsクラスのことが多く、実効は時間帯で30〜80Mbps程度に落ちることがあります。上り速度が伸びにくい傾向があり、配線距離や宅内の古い配線品質にも影響されます。

10ギガ対応
不可です。10Gを使うには方式そのものを光配線へ変更する必要があります。

室内での見分け方
壁面が電話用モジュラージャック(RJ11)で、宅内機器が「VDSLモデム」と表記されている場合はVDSLです。ONUというよりモデム+ルーターの構成です。

できる対策

  • ルーターはIPv6(IPoE)対応へ。混雑時間帯の体感改善が見込めます。
  • 有線接続を基本にして無線のロスを減らします。
  • 継続的に不満があるなら、棟内の「光配線」への上位化を管理会社に相談します。

LAN配線方式(棟内Ethernet)— 規格が運命を分ける

仕組み
共用部のスイッチから各戸へLANケーブルで配線されます。部屋の壁にLANポート(RJ45)があり、機器はONUでなくメディアコンバータやルーターを直挿しする構成です。

速度・安定性の目安
棟内設備の規格次第です。

  • 100Mbpsスイッチ/Cat5配線のまま:実効も100Mbps級で頭打ちになりやすいです。
  • 1GbEスイッチ/Cat5e以上:理論1Gbpsに到達可能で、実効も安定しやすいです。

10ギガ対応
現状の集合住宅ではほぼ不可です。共用部のスイッチ・幹線・各戸配線すべてを10GbE対応へ更新する大規模改修が必要です。

室内での見分け方
電話用ではなくRJ45のLANポートが壁についており、差し込めば即リンクアップします。VDSLモデムは不要です。

できる対策
管理会社へ「棟内スイッチの規格(100M/1G)」「各戸配線のケーブルカテゴリ(Cat5e/6)」「上位回線の帯域」を確認し、可能なら1Gへの上位化を依頼します。

迷ったときの実務チェック(管理会社・オーナーに聞くこと)

  • 棟内方式は何か(光配線/VDSL/LAN)
  • 共用部〜各戸の配線種別(光・電話線・LAN)とケーブル規格(Cat5e以上か)
  • 棟内スイッチの規格(100M or 1G)と上位回線(収容帯域)
  • 方式の上位化(光配線化、1GbE化)の可否と見込み、費用負担の考え方
  • 個別引き込みの可否(共用部から自室へ光を単独で引けるか)
  • 工事可能日・工事時間帯・騒音や共用部養生ルール

方式ごとの向き不向き(用途ベースの目安)

  • 光配線:在宅勤務の映像会議、クラウド同期、大容量DL/UL、オンライン対戦や配信などに最適です。
  • VDSL:Web会議は可能ですが、同時間帯の複数接続・大容量ULは苦手です。上り帯域に余裕がないタスクは厳しくなります。
  • LAN配線:1GbEなら光配線に近い体感も期待できます。100Mのままなら大量DL/ULや複数台同時通信で頭打ちになりやすいです。

上位化・乗り換えの現実的ルート

  • 棟内上位化(推奨):管理組合で稟議→共用部スイッチ更新→各戸配線の改修で「光配線」または「1GbE」へ。物件価値向上の根拠(テレワーク需要・入居率改善)を資料化すると合意が得やすいです。
  • 個別引き込み:共用部から自室まで個別に光を新設できる場合があります。配管の余裕と管理側の承諾が条件です。
  • 暫定策:短期はホームルーターや5G回線で凌ぎつつ、上位化の可否が固まり次第戻す方法があります。

申込み直前のセルフチェック

  • 判定画面の「配線方式」「10G表記」の両方をスクリーンショットで保存します。
  • 方式に応じた宅内機器(ONU/VDSLモデム/ルーター)の型番要件と、IPv6(IPoE)対応の有無を確認します。
  • 有線を前提に、Cat6(10GならCat6A)で配線計画を用意します。
  • 管理会社に「方式・規格・上位化可否」をメールで確認し、回答をエビデンス化します。

配線方式は体感を大きく左右します。画面の「光配線/VDSL/LAN」をまず確定、10G表記は“光配線が前提”と覚えておきましょう。迷ったら管理会社に規格を質問、上位化の道筋までセットで考えるのがコツですよ

エリア内なのに申し込めない時の原因と対処

共通で起こりやすい原因と確認ポイント

  • 設備満杯(局内/屋外の空きポート不足)
  • 局舎の光収容や近隣分岐(クロージャ)の空きが無く、受付停止になります。
  • 対処:オペレーターに「空きポート拡張の予定」「キャンセル待ち登録の可否」「再開見込みの時期」を確認します。近隣の同番地・同建物で新規開通実績があるかも併せて照会すると判断が早くなります。
  • 引き込み経路の支障(電柱間ルート/埋設管の損傷・満管・越境)
  • 私道の通過や他社占用、老朽管の満杯で光ケーブルを通せないケースです。
  • 対処:私道や民地の通過は「占用・通行の承諾書」が必要です。地権者の連絡先を管理会社や町内会で確認し、承諾書の雛形を用意して捺印を依頼します。代替ルート案(裏手電柱経由など)を現地写真付きで提示すると調査が通りやすくなります。
  • 住所データ未整備/新築未登録
  • 地番・住居表示の差異や新築で住所がNTTの台帳に未登録だと「提供可否不明」や受付不可になります。
  • 対処:固定資産税通知書や建築確認通知、住居表示実施通知の写しで正式表記を提示し、住所登録の先行対応(回線事業者の台帳反映)を依頼します。地図URLではなく、案内図PDFや座標(緯度経度)も添付すると確実です。
  • 工事不可日/長期待機(道路占用・夜間規制・災害復旧優先)
  • 道路占用許可待ちや季節規制で工事目処が遠い場合があります。
  • 対処:占用申請の提出有無・申請先・標準処理期間を確認し、許可後最短の日程仮押さえを依頼します。開通までの暫定手段(ホームルーター/テザリング)も同時に手配します。
  • 宅内機器の要件不一致(10G希望で宅内条件が未達)
  • 10Gは10G対応ONU/ルーター、Cat6A以上の配線、RJ45配線の品質が前提です。
  • 対処:まず1Gでの開通+宅内配線更改後に10Gへ変更、または10G向け有線配線の追加工事見積りを取得します。

戸建てで多い原因と対処

  • 電柱から建物までの引込困難(樹木・屋根越え・隣地越境)
  • 対処:引込フックの新設位置を施主承諾で決め、樹木剪定の可否と費用負担を整理します。隣地越境が必要なら隣地所有者の承諾書を取得します。
  • 外壁貫通や宅内露出配線に対するNG
  • 対処:既存配管の流用可否を現地で再調査してもらい、屋根裏・床下ルートやモール配線の代替提案を受けます。外観配慮が必要な場合は色合わせモール指定も可能です。
  • 既存メタル回線の撤去・切替タイミングの制約
  • 対処:固定電話(メタル)の移行手順を先に決め、同日工事/番号ポータビリティの要否を申込時に明示します。FAXや警備回線がある場合は別回路化を手配します。

マンション・集合住宅で多い原因と対処

  • 管理組合/オーナーの承諾未取得(共用部工事・美観・防火区画)
  • 対処:管理会社に「共用部工事可否」「申請書式」「理事会開催日程」を確認します。承諾書の雛形、配線図(MDF→IDF→各戸)と工事手順、復旧範囲、穴あけの有無、防火区画処理方法を添付して申請します。
  • 棟内方式の制約(VDSL/LAN方式で光配線未導入、空きポートなし)
  • 対処:VDSL装置/スイッチの空きポート状況を管理会社経由で確認し、増設予定の有無を問い合わせます。住民アンケートで「光配線方式への上位化」要望を集めると予算化が進みやすいです。個別での引き込みが可能な物件は、共用部への光設備増設(個人負担/組合負担)の見積りを取得します。
  • 配管満杯や劣化で通線不可
  • 対処:空配管の別系統や天井裏ルートを現調で提案してもらいます。通線ワイヤや通管作業が必要な場合は、共用部養生・騒音時間帯の取り決めを事前合意します。
  • 10Gメニューの棟単位未対応
  • 対処:まず1Gメニューでの開通、または棟単位の10G対応計画の有無・導入要件(入居率、見込み戸数)を確認し、理事会に導入メリットの資料を提出します。

申し込めない時の実務フロー(最短手順)

  1. 受付不可の理由コードを確認
    申込窓口に「設備満杯」「経路障害」「住所未登録」「共用部承諾未取得」などの分類と、再申請の可否・条件を具体的に聞き出します。
  2. 書面の準備
  • 私道・共用部:承諾書(地権者/管理組合)
  • 住所未登録:住居表示通知や公図、案内図、建物名の公式表記
  • 工事資料:希望引込位置図、現地写真(電柱・外壁・配管口)
  1. 再調査・代替案の同時依頼
    正面ルート不可の場合は、側面・裏手・別電柱・別IDF経由など複数案を同時依頼します。集合住宅は「個別引込」可否と費用分担を確認します。
  2. 仮工事日の先押さえ
    占用許可待ちでも、許可取得見込み月の工事枠を仮押さえできるか交渉します。繁忙期は特に有効です。
  3. 暫定回線の確保
    開通までの在宅勤務対策として、ホームルーターやモバイル回線の短期レンタルを手配します。固定IPが必要ならクラウドVPNやプロキシで代替します。

代替回線・選び分けの目安

  • すぐ使いたい/工事不可が長期化:ホームルーター(据置型5G/4G)
  • 固定IPや上り重視:独自回線(NURO/地域電力系)や法人向けプラン、もしくはIPoE+固定IP対応プロバイダ
  • マンションでVDSL渋滞:個別光配線可否を管理会社と交渉、それが難しければ独自回線や同軸系(建物設備次第)を検討
  • 10G必須:1Gで先行開通→宅内配線更改→10Gへ切替の二段構え

管理会社・地権者と話す時に効く言い回し(要点)

  • 共用部は原状回復前提で、貫通部は防火措置を実施
  • 配線はモール処理や天井裏配線で美観配慮
  • 工事時間は平日日中、騒音作業は○分以内で区切る
  • 保証範囲(破損時の補修)と連絡窓口を明記

チェックリスト(コピーして使えます)

  • 受付不可の理由コードと担当部署名を控えた
  • 管理会社/地権者の承諾可否と必要書類を確認した
  • 住所表記(住居表示/地番/建物名/号室)を公式書式で統一した
  • 代替引込ルートの現地写真を用意した
  • 暫定回線(ホームルーター等)の手配可否を確認した
  • 10G希望時の宅内配線/機器要件を満たす計画を作成した

「エリア内なのに無理」は、理由を分解して書類と写真で一つずつ潰すのが近道です。承諾書の雛形と代替ルート案を同時に出すと、現地調査が一発で通りやすくなりますよ

引越し/移転の要注意点 東日本↔西日本またぎに強い準備

まず押さえるべき前提

東日本↔西日本をまたぐ移転は、同一契約のまま移転できず、いったん解約→新規契約になります。工事方式・料金体系・事務手数料・キャンペーン条件、さらにISP(プロバイダ)や固定電話(ひかり電話)、オプションの継続可否が変わる可能性があります。開通までの無通信期間を見込んで準備することが重要です。

時間軸で見る段取り(45日進行)

  • 引越し45〜30日前
    ・現住居の契約条件を確認(違約金、残債、撤去費、キャッシュバックの受取条件)
    ・新住所の提供可否と工事可否を判定(10G対応有無、集合住宅は配線方式と管理承諾)
    ・業務や在宅勤務の有無に応じて「無停止」か「最小停止」方針を決定
  • 引越し30〜21日前
    ・新居の新規申込と工事希望日を仮押さえ(繁忙期は土日枠から埋まります)
    ・旧居の解約日を新居開通の翌日以降に設定し重畳期間を確保
    ・ひかり電話/固定IP/リモートアクセス等の後継設計を決定
  • 引越し14〜7日前
    ・宅内配線と機器の要件を再確認(10GならONU+10G対応ルーター、有線はCat6A以上)
    ・プロバイダの認証方式(IPv6 IPoE/PPPoE)と設定情報を入手
    ・代替回線(ホームルーター/テザリング)の準備と到着確認
  • 引越し当日〜7日後
    ・新居の開通立会い、速度とIPoE有効化を確認
    ・旧居の撤去立会い、レンタル機器返却(期日超過は違約金化)
    ・動作検証(VPN/業務SaaS/スマート家電)

東/西またぎで変わる・引き継げない可能性が高いもの

  • ひかり電話の番号
    ・同一市外局番内の移転以外は番号継続不可の可能性が高いです。番号が重要な方はクラウドPBXや050番号へ段階移行を検討します。
  • ISPの各種付帯(メールアドレス/ブログ/セキュリティ)
    ・ISPを跨ぐと引継ぎ不可が一般的です。重要なメールは独自ドメインやGmail等へ前倒し移行し、転送期間を設けます。
  • 固定IP・リモートアクセス
    ・地域や回線種別で再発行・再設定が必要です。業務用途はVPN終端の新IP許可を移転前に申請しておきます。
  • キャンペーン・割引
    ・「新規扱い」適用の一方で、旧契約のキャッシュバック最低利用期間に満たない場合は返還条項に注意します。

同一エリア内の移転でも見落としやすい点

  • 集合住宅の配線方式が階や棟で異なるケース
    ・「前住戸は光配線、移転先はVDSLで遅い」ことがあります。工事の可否と管理組合承諾の要否を先に確認します。
  • 工事枠と電柱/配管の物理制約
    ・エリア内でも引き込み不可が発生します。近隣開通事例の有無や迂回ルートの可否をオペレーションに相談します。
  • ルーター設定の再適合
    ・PPPoE→IPv6 IPoEへ変わると設定プロファイルが刷新されます。Wi-Fi名/パスワードは据え置きでも、認証方式は移行手順に従います。

ダウンタイムを最小化する実務テクニック

  • 二重化期間を作る
    ・旧回線を解約せず、新回線開通後に切替。数日〜2週間の重畳は月額重複とトレードオフですが、在宅勤務なら有効です。
  • 代替回線を用意
    ・ホームルーター/モバイル回線を短期契約。10G利用者でも業務用の一時しのぎとして帯域確保に役立ちます。
  • ひかり電話の段階移行
    ・番号喪失リスクがある場合、周知期間を設定し、旧番号→新番号/050の同時案内、IVRでのガイダンスを実施します。
  • ネームサーバ/アクセス制御の先行更新
    ・自社サイトや社内VPNの許可IP・DNS TTLを短縮し、切替当日の伝播遅延を抑えます。

東/西またぎのチェックリスト

  • 契約
    ・解約手数料/撤去費/分割工事費残債の有無
    ・新規側の事務手数料・工事費・キャンペーン適用条件
  • 技術
    ・提供メニュー(1G/10G)と配線方式(戸建て直収/マンションの光/VDSL/LAN)
    ・ONU/ルーター/スイッチの10G対応、LAN配線のカテゴリ
    ・ISP方式(IPv6 IPoE/PPPoE)、固定IPの再発行手続き
  • 音声/番号
    ・番号継続可否、ガイダンス文面、FAX/機器の再設定
  • 運用
    ・工事日・立会い・管理会社承諾書の準備
    ・代替回線・テザリング容量確保、速度要件の明確化
    ・機器返却キット到着と返送期限の管理

ひかり電話・法人利用の補足

  • 代表番号・発信番号表示の要件が変わる場合があります。クラウドPBXやSIPトランクを併用し、コールフローを先に再設計します。
  • 業務システム(勤怠/VPN/MDM/監視)の送信元IP制御は、新回線のグローバルIPで許可更新が必須です。
  • 店舗や拠点は、決済端末・防犯録画・POS・デジタルサイネージの再接続計画をチェックします。

10ギガ利用者の移転ベストプラクティス

  • 物理層の整備
    ・宅内配線はCat6A以上、有線主軸でメッシュWi-Fiは補助に限定します。
  • ルーター選定
    ・IPv6 IPoE+WAN/LAN 10GbE、NATスループットとQoSをスペックで確認します。
  • スループット検証
    ・開通直後に有線でiPerf/帯域測定を実施し、ONU→ルーター→PCのボトルネックを切り分けます。

引越しは「解約→新規」の前提で、重畳期間と代替回線を用意し、番号・ISP・固定IPなど“継続できないもの”を先に洗い出して段取りすれば、東西またぎでも止めずに乗り切れますよ

申し込み前に確認する実務チェックリスト

1.住所・建物情報の確定

  • 申込住所の「郵便番号→番地→建物名→号室」まで一致しているかを確認します。住居表示と地番の揺れがある場合は、公的郵便番号データや地図で照合します。
  • 東日本/西日本どちらの提供区分かを確認します。事業者や手続き、キャンペーン適用が変わるためです。
  • 建物区分(戸建て/集合住宅)と配線方式の候補(光配線/VDSL/棟内LAN)をメモします。マンションは棟単位の可否が前提です。

2.回線メニューと性能要件の整理

  • 1Gbpsか10Gbps(光クロス)かを用途別に判定します。大容量のアップロードや同時接続台数が多い場合は上位プランを検討します。
  • 10Gbps希望時は宅内機器の要件(10G対応ONU/10G WANルーター/有線NIC 2.5G/5G/10G対応)を確認します。
  • IPv6(IPoE)対応の有無と、固定IPが必要か(在宅勤務のVPNやサーバー運用の要件)を明確にします。

3.工事方式と現地条件の確認

  • 引き込み経路(電柱・埋設・壁面)と、穴あけ可否(賃貸は原状回復ルール)を確認します。NGの場合は既存配管の活用可否を管理会社へ確認します。
  • 屋内の配線ルートを下見します。ONU設置位置(電源・通風・熱源から離す)と、ルーター設置位置(住戸中心寄り)を想定します。
  • 既設の情報コンセント(RJ45)やモジュラージャックの有無、TV分配器周りの空きスペースを確認します。混在配線時はノイズ対策が必要です。
  • メタル配線はカテゴリーの世代を確認します。10GbpsはCat6A以上が目安です。既存がCat5e以下なら宅内配線の交換費用を見積もります。
  • マンションは共用部工事の可否と管理組合の承諾フロー、書面様式、理事会開催タイミングを確認します。

4.宅内ネットワーク設計

  • 間取りと建材(鉄筋コンクリート/木造)を踏まえ、無線だけで届くかを評価します。届かない場合は有線+メッシュWi-Fiでゾーニングします。
  • ルーターの同時セッション数、バンドステアリング、DFS、WPA3などの対応を確認します。ゲーム機や会議端末の優先制御(QoS)が必要かも整理します。
  • テレワークの安定性を重視する場合は、主要端末を有線接続します。スイッチングハブのポート数とPoE要否(AP・IPカメラ)を確認します。
  • ひかり電話やひかりTVを使う場合は、ホームゲートウェイの機種縛りやポート構成、ブリッジ運用の可否を確認します。

5.スケジュールと開通までのつなぎ

  • 希望開通日の候補を複数用意します。繁忙期(2〜4月・9〜3月末)は2〜4週間のリードを見込みます。
  • 立会い要否と作業時間帯(午前/午後)を確認し、宅内への入室動線を確保します。
  • 開通までのつなぎとして、ホームルーターやテザリングを準備します。リモート会議が多い場合は上り速度の実測値を重視します。

6.費用・条件・違約のチェック

  • 初期費用(契約料・開通工事費・土日時間外加算・追加配線費)を見積もります。撤去費の有無も確認します。
  • 月額費(回線+プロバイダ)に、機器レンタルやひかり電話、セキュリティオプションを加えた実質総額を算出します。
  • 割引条件(キャッシュバックの受取時期・口座登録・オプション必須期間)を読み、リスク(解約違約金・最低利用期間)をメモします。
  • 乗り換え時は、旧回線の解約月と日割、番号ポータビリティ(固定電話)の手数料、メールアドレス継続の可否を確認します。

7.プロバイダ・光コラボの選定

  • IPv6 IPoEの提供形態(DS-Lite/MAP-E)と対応ルーターの選択肢を確認します。
  • サポート時間、混雑時間帯の実測評判、DNSの安定性、迷惑メール対策、Webフィルタなどの付帯機能を比較します。
  • 企業・副業用途では、固定IPの提供可否、逆引き設定、SLA、ログ保存ポリシーを確認します。

8.セキュリティと可用性

  • ルーター初期設定(管理パスワード変更、リモート管理Off、WPS無効、ファーム更新)の運用を決めます。
  • 停電時の対策として、ONU・ルーター・ハブ用の小型UPSを検討します。
  • 重要端末は別SSIDやVLANで分離し、IoT機器の同居によるリスクを下げます。

9.想定トラブルと事前ヘッジ

  • 「調査中」判定が続く場合に備え、現地調査依頼の手順と連絡先を控えます。
  • 管理承諾が下りない場合の代替(他社コラボ、独自回線、ホームルーター)を優先順位付きで用意します。
  • 速度不満時の切り分け手順(配線方式→ONU→ルーター→Wi-Fi→端末)をチェックリスト化します。

10.用途別ワンポイント

  • 在宅勤務中心:上り帯域と遅延、VPN安定性、固定IPの必要性を優先します。
  • ゲーム/配信:有線10G/2.5G、ポート開放、優先度制御、低遅延のIPv6を重視します。
  • 家族多数:メッシュWi-Fi+端末台数上限、ペアレンタルコントロールを確認します。

すぐに使えるチェックボックス(転記用)

  • □ 住所・建物情報の一致確認/東西区分を特定
  • □ 回線速度プラン・IPv6・固定IPの要否を決定
  • □ 工事方式・穴あけ可否・配線カテゴリを確認
  • □ ONU/ルーター/NICなど機器要件を満たす
  • □ 開通日候補と立会い体制を確保
  • □ 初期費用・月額・違約・撤去費を試算
  • □ キャッシュバック条件・申請期限をメモ
  • □ プロバイダのIPv6方式・混雑耐性をチェック
  • □ ひかり電話/TVの機器要件と接続構成を決定
  • □ セキュリティ設定とファーム更新手順を決定
  • □ 代替回線の優先順位を用意
  • □ 用途別の要件(在宅/ゲーム/家族)を最終反映

チェックを飛ばして申し込むと後戻りが多いです。上から順に埋めれば、工事の取りこぼしや費用の想定外をほぼ潰せます。迷ったら「用途→配線→機器→費用→代替」の順で判断すると失敗しません

よくあるトラブルと回避策 Q&A

「提供エリア」なのに申込不可と言われた

原因

  • 棟内設備の未整備
  • 管理会社の承諾未取得
  • 電柱〜建物の配管不足や私有地同意の未完了

回避策

  • 管理会社向け承諾書テンプレを用意し、共用部工事の可否と配線方式を確認します。
  • 同一マンションや同一ブロックの開通実績を示し、再調査を依頼します。
  • 光コラボ事業者を変えて再査定し、可否判断の差を確認します。

判定が「調査中」から進まない

原因

  • 現地調査の順番待ち
  • 配管ルートの協議
  • 道路占用や電柱共架の許認可待ち

回避策

  • 申込番号を伝えて、目視調査予定日とボトルネック工程の明示を求めます。
  • 期限を区切って進捗確認し、ホームルーターなど代替回線の併走可否を確認します。
  • 近隣住所の判定結果を提示し、配線流用の可能性を相談します。

住所入力で一致候補が出ない・別の場所に判定される

原因

  • 新築で住居表示未整備
  • 地番と住居表示の不一致
  • マンション名の表記ゆれ

回避策

  • 地図検索モードで建物にピンを置き、棟・号室まで選択します。
  • 地番表記で再検索し、正式名称・棟記号・号室まで入力します。
  • 市区町村の住居表示案内図のURLを共有し、手動照合を依頼します。

マンションで「VDSL判定」になり速度が出ない

原因

  • 棟内が電話線方式で上限が低く、混雑に弱い

回避策

  • 管理組合へ光配線方式への上位化可否と時期を確認します。
  • IPv6(IPoE)+有線接続で宅内のボトルネックを除去します。
  • 上位化見込みが無い場合は、独自回線やホームルーターを比較検討します。

10ギガの「光クロス」がメニューに無い

原因

  • 道路〜電柱〜棟内のいずれかが10G非対応
  • マンションが棟単位で未対応

回避策

  • まず1Gで開通し、Cat6A以上や10G対応ルーターなど宅内を先行整備します。
  • 管理組合から事業者に10G要望を申請し、対応予定や見込みを確認します。
  • 戸建ては引込経路変更の可否を現地調査で打診します。

在宅勤務で開通待ちが厳しい

回避策

  • データ無制限のモバイル回線を一時契約またはレンタルします。
  • 会社支給SIMや機器のVPN要件・帯域要件を事前に確認します。
  • 会議は音声を電話へ逃がし、PCは映像のみなどで帯域を節約します。

速度が公称より出ない

確認順

  • 配線方式と時間帯の再現性を記録します。
  • ONUとルーターのリンク速度、LANケーブル規格を確認します。
  • プロバイダのIPv6(IPoE)有効化状況、PPPoE混雑の有無を確認します。

回避策

  • PCを有線直挿しで速度測定し、ルーターやWi-Fiの問題を切り分けます。

名義・本人確認で申込が止まる

原因

  • 名義と設置先賃借人の不一致
  • 本人確認書類の住所不一致
  • 転居前後で時期がずれている

回避策

  • 賃貸借契約書や公共料金の住所一致資料を準備します。
  • 学生・単身赴任は世帯主同意書や在籍証明の代替可否を確認します。
  • 事業用名義は登記事項証明書や社印の要否を事前確認します。

工事日が遠い・平日昼のみで立ち会えない

回避策

  • 申し込み窓口を変えて、空き枠の横持ち可否を相談します。
  • 立ち会い不要の宅内完結パターンの可否を確認します。
  • 土日・時間外工事の加算有無と費用を確認し、在宅可能日に固定します。

宅内工事で配管が詰まって引き込み不可

回避策

  • 既存LANや同軸配管の転用、別経路(モール露出)の許容可否を家主に確認します。
  • エアコンダクトや点検口経由の可否を建物規約で事前確認します。
  • 露出配線の代替案と仕上げ方法を写真で合意します。

ひかり電話や固定IPを残したい

回避策

  • 番号継続の可否(同番ポートインや収容局条件)と手数料を確認します。
  • 固定IPの提供形態はISPにより異なるため、要件に合う事業者を選定します。
  • 東西またぎの移転は継続不可が原則のため、番号新設や転送を検討します。

申し込みを複数窓口で出したら片方が自動キャンセルになった

原因

  • 重複検知で自動的に後勝ち・先勝ちが処理される

回避策

  • 利用窓口を一つに絞り、他の申込は速やかに取消依頼します。
  • キャッシュバック条件が変わるため、申込番号を一元管理します。

ルーター設定でIPv6が有効にならない

原因

  • ISPのIPv6契約未反映
  • ルーターのモード誤り
  • ひかり電話同梱機との二重ルーター

回避策

  • ISP会員サイトでIPv6(IPoE)の開通日を確認します。
  • ひかり電話機はルーターモード、市販機はAPモードにします。
  • IPv6対応サイトで速度測定し、PPPoE経路の混雑と切り分けます。

法人登記のある住居・店舗兼住宅で断られた

原因

  • 物件属性が事業用扱いとなり、審査区分が変更される

回避策

  • 個人名義での申込可否や、法人プランの費用差を確認します。
  • 防犯カメラやPOSなど常時接続要件がある場合は、固定IPやSLAの要否を整理します。

トラブル発生時に先に集めておくと話が早いもの

  • 建物名、棟・号室、管理会社連絡先
  • 現状の配線方式と既設設備(MDF/IDFの有無)
  • 希望工事日候補と在宅可能時間帯
  • 固定電話番号、乗り換え元回線・プロバイダ名
  • 速度測定結果(時間帯別・有線/無線別・利用サイト名)

要点を順番に押さえれば解決できます。住所の正規化→配線方式の確認→管理承諾→工事工程の見える化の順に進めてください。詰まっている工程を一行で伝え、期限付きで依頼するのがコツですよ

順位サービス名運営会社ポイント回線タイプ戸建て2年利用時の実質料金戸建て3年利用時の実質料金マンション1年利用時の実質料金マンション2年利用時の実質料金マンション3年利用時の実質料金戸建ての月額基本料金マンションの月額基本料金下り速度(実測値)上り速度(実測値)PING値(実測値)工事費初期費用定期契約テレビ対応無料ルーターレンタル無料訪問サポートつき無料セキュリティソフト戸建て対応マンション対応IPv6対応サポート開通までのモバイルWi-Fiルーターレンタルあり違約金負担キャンペーンありスマホセット割支払方法下り速度の速さ上り速度の速さ戸建て料金の安さマンション料金の安さ初期費用の安さ総合公式
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3位eo光オプテージ独自回線で速度が速い、関西地方の方におすすめ電力系光回線4,057円4,452円3,315円3,342円3,515円5,448円3,876円748.97Mbps687.26Mbps14.40ms0円3,300円2年契約電話、LINE、お問い合わせフォームauとセットで割引、UQ mobileとセットで割引、mineoとセットで割引クレジットカード、口座振替、ゆうちょ銀行自動払込み5.005.003.663.443.994.22公式サイト
4位コミュファ光中部テレコミュニケーション独自回線で速度が速い、東海地方の方におすすめ電力系光回線3,693円4,458円3,353円4,067円4,353円6,050円4,950円645.18Mbps644.62Mbps14.30ms0円0円3年契約電話、LINE、チャットauとセットで割引、UQ mobileとセットで割引クレジットカード、口座振替4.474.735.003.425.004.52公式サイト
5位@nifty光ニフティ支払いに使えるポイント還元があるため、お得に利用できるNTT光回線3,690円4,348円1,169円2,402円3,043円5,720円4,378円217.80Mbps266.58Mbps14.06ms0円3,300円3年契約(最大25か月間無料)(最大12か月間無料)電話、メールauとセットで割引、UQ mobileとセットで割引クレジットカード、口座振替1.111.684.525.003.993.26公式サイト
6位エキサイト光エキサイトNTT回線のなかでは速度は速め。解約しやすいメリットもNTT光回線4,699円4,781円3,393円3,612円3,689円4,950円3,850円322.37Mbps266.43Mbps17.72ms0円0円縛りなし(開通手続き料無料またはWi-Fiルータープレゼント)電話、お問い合わせフォーム、チャットクレジットカード2.521.683.283.395.003.17公式サイト
7位メガ・エッグ 光ネットエネコム独自回線で速度が速い、中国地方の方におすすめ電力系光回線4,796円5,096円3,562円3,146円3,446円5,720円4,070円350.39Mbps380.45Mbps21.92ms0円3,300円2年契約(最大1年間無料)電話、LINE、お問い合わせフォーム、チャットauとセットで割引、UQ mobileとセットで割引クレジットカード、口座振替、郵便局自動払込み2.903.062.833.273.993.21公式サイト
8位BBIQ光QTnet独自回線で速度が速い、九州地方の方におすすめ電力系光回線5,003円4,944円5,762円5,531円5,479円5,830円6,380円456.48Mbps396.93Mbps25.04ms0円880円3年契約電話、LINE、お問い合わせフォーム、チャットauとセットで割引、UQ mobileとセットで割引、QTmobileとセットで割引クレジットカード、口座振替、ゆうちょ銀行3.503.172.811.184.733.08公式サイト
9位auひかりKDDIauの独自回線なので速度は速い、料金が高いauひかり回線6,702円6,107円5,703円4,477円4,434円5,610円4,345円513.66Mbps522.56Mbps14.35ms0円3,300円3年契約(auスマートバリューまたは自宅セット割(インターネットコース)電話、LINE、チャットauとセットで割引クレジットカード、Pay-easy、コンビニエンスストア、支払秘書、au Style/auショップ支払い3.803.961.001.243.992.80公式サイト
10位ビッグローブ光ビッグローブキャッシュバック額が大きくてお得。スマホセット割の選択肢もNTT光回線4,358円4,486円2,956円3,258円3,386円5,478円4,378円241.04Mbps263.79Mbps17.29ms0円3,300円3年契約電話、お問い合わせフォーム、チャット(開通まで3週間以上かかる場合のみ)auとセットで割引、UQ mobileとセットで割引、BIGLOBEモバイルとセットで割引クレジットカード、口座振替1.431.653.523.703.992.86公式サイト
11位@TCOMヒカリTOKAIコミュニケーションズNTTフレッツ光回線の中ではお得な料金設定の光回線NTT光回線3,742円4,348円1,315円2,312円2,918円5,610円4,180円261.26Mbps260.42Mbps15.21ms0円3,300円2年契約(最大3か月無料)電話、お問い合わせフォームLIBMOとセットで割引、UQ mobileとセットで割引、auとセットで割引クレジットカード、口座振替1.701.604.324.893.993.30公式サイト
12位おてがる光エクスゲートキャンペーンがなく、シンプルなプランで安いのが特徴の光回線NTT光回線4,652円4,670円3,584円3,596円3,600円4,708円3,608円271.99Mbps299.38Mbps16.63ms0円3,300円縛りなし(オプション)電話、LINE、お問い合わせフォーム、チャット0クレジットカード、口座振替1.842.103.203.253.992.88公式サイト
13位So-net 光ソニーネットワークコミュニケーションズ So-net光プラス 13つのプランから選択可能。コスパ最強プランありNTT光回線4,278円4,881円3,651円3,068円3,671円6,138円4,928円221.48Mbps263.45Mbps16.20ms0円3,500円2年契約電話(有料)、メール、チャットauとセットで割引、UQ mobileとセットで割引、NURO Mobileとセットで割引クレジットカード、口座振替、NTT請求、KDDI請求1.161.643.043.203.932.59公式サイト
14位ドコモ光NTTドコモドコモショップで手続き可能。料金は高めNTT光回線5,852円5,809円4,654円4,532円4,489円5,720円4,400円267.72Mbps282.50Mbps18.81ms0円3,300円2年契約(初回31日間無料)電話、LINE、チャット、ドコモショップdocomoとセットで割引クレジットカード、口座振替、請求書、Pay-easy1.791.882.402.283.992.47公式サイト
15位SoftBank光ソフトバンクソフトバンクとY!モバイルのスマホセット割がお得。速度も速いNTT光回線5,852円5,809円5,551円4,312円4,269円5,720円4,180円312.79Mbps340.67Mbps16.43ms0円3,300円2年契約(初月無料)電話、LINE、お問い合わせフォーム、チャットソフトバンクとセットで割引、ワイモバイルとセットで割引携帯電話と合算請求、ソフトバンクまとめて請求、Yahoo!ウォレット請求、ソフトバンク請求2.392.621.751.393.992.43公式サイト
16位GMOとくとくBB光GMOインターネットグループ解約違約金0円ですが、キャッシュバック額が少なめNTT光回線5,641円5,344円5,385円4,527円4,244円5,390円4,290円248.15Mbps299.37Mbps18.47ms0円3,300円縛りなし(最大3か月無料)電話、メールmineoとセットで割引クレジットカード1.522.102.071.553.992.25公式サイト
17位DTI光ドリーム・トレイン・インターネット解約違約金0円ですが、キャッシュバック額が少なめNTT光回線5,281円5,821円4,294円4,134円4,077円5,280円3,960円209.29Mbps275.42Mbps14.47ms22,000円3,300円縛りなし電話、お問い合わせフォームauとセットで割引、DTI SIMとセットで割引クレジットカード、口座振替1.001.792.792.640.571.76公式サイト
18位ぷらら光NTTドコモキャンペーンがほとんどない。速度も遅めNTT光回線6,160円5,875円5,652円4,840円4,555円5,280円3,960円227.39Mbps212.66Mbps21.79ms22,000円0円縛りなし(最大24か月無料)電話、お問い合わせフォーム、チャットクレジットカード、口座振替、NTT回収代行(ぷらら光)、電話料金合算サービス1.241.001.821.291.001.27公式サイト
19位楽天ひかり楽天モバイル楽天ひかりと楽天モバイルとセット割でおすすめNTT光回線6,195円5,898円5,940円5,095円4,798円5,280円4,180円213.16Mbps234.46Mbps18.81ms22,000円880円2年契約、3年契約(お客様によって異なる)(3台まで12か月間無料)電話、お問い合わせフォーム楽天モバイルでセット割引クレジットカード、口座振替、デビットカード1.051.281.781.000.891.20公式サイト
20位enひかり縁人NTT回線のなかでは高速NTT光回線5,412円5,155円5,043円4,312円4,055円4,620円3,520円351.23Mbps417.60Mbps15.96ms16,500円3,300円縛りなし(オプション)電話UQ mobileとセットで割引、ahamoとセットで割引、povoとセットで割引クレジットカード、口座振替、請求書払い2.913.302.301.891.282.34公式サイト