ワイモバイル(Y!mobile)のデメリット徹底解説!後悔しないための注意点と他社比較で見える真実



目次

ワイモバイルの料金が「安くない」と感じる理由

ワイモバイルは「格安SIM」という印象が強い一方で、実際に使ってみると「思ったほど安くない」と感じる人が少なくありません。ここでは、その理由をわかりやすく整理します。

格安SIMの中では料金設定が高め

ワイモバイルの基本プラン「シンプル3 S(5GB)」は月額3,058円(税込)。同じ5GB前後の容量を持つIIJmioやmineoが月1,000円台で提供していることを考えると、価格差は明確です。

特に「とにかく通信費を抑えたい」層にとっては、ワイモバイルは“格安SIMの中では高い部類”に入ります。

プランデータ容量月額料金(税込)
ワイモバイル5GB3,058円
IIJmio5GB約950円
LINEMO3GB990円
mineo5GB1,518円

このように、他社よりも1,000円以上高いケースもあり、単体利用では「安さを実感しづらい」価格構造になっています。

割引を適用しないとお得感が薄れる

ワイモバイルは「家族割」や「おうち割光セット(A)」を前提にした料金設計です。

たとえば「おうち割」を適用すると1,650円引き、「PayPayカード割」でさらに550円引きになりますが、これらの条件を満たさないと割高になります。

割引適用の例:

  • おうち割光セット(A)+PayPayカード割:858円~
  • 割引なし:3,058円

この差は2,000円以上。つまり、割引なしで単身利用する人は「格安SIMの中で割高」と感じるのも当然です。

LINEMOやIIJmioの方が単身利用では安い

単身利用者にとっては、同じソフトバンク系列のLINEMOの方が割安です。

LINEMOは3GBで990円、20GBで2,728円と、ワイモバイルよりも1,000円以上安く利用できます。

IIJmioやmineoなども、通話オプションを付けても2,000円以下で収まるケースが多いため、「1人で使うならワイモバイルは高い」と感じやすくなります。

サービスの充実が価格に上乗せされている

ワイモバイルは他の格安SIMと異なり、実店舗でのサポートやYahoo!プレミアム特典などが料金に含まれています。

そのため、サポートコストや特典分が月額料金に上乗せされており、結果として「格安とはいえない水準」になっています。

とはいえ、通信品質やサポート重視であれば納得感のある価格ですが、「コスパ最優先」で考えると、IIJmioやLINEMOの方が選ばれやすい傾向です。

料金が安く感じにくい主な理由まとめ

  • 他の格安SIMより基本料金が高い
  • 割引を適用しないと価格差が大きい
  • 単身利用ではLINEMO・IIJmioの方が割安
  • 店舗運営や特典サービスが料金に反映されている

ワイモバイルは「格安SIM」として見れば高めですが、「大手品質+割引前提プラン」として見ると妥当な位置づけです。割引条件を活用できる人にとってはお得ですが、単身で割引を使わない人には他社の方がコスパが高く感じられるでしょう。

サポート体制の不満点とユーザーの口コミ

ワイモバイルは大手ソフトバンクのサブブランドとして「店舗サポートがある格安SIM」として知られていますが、実際の利用者からはサポート対応に関して賛否が分かれる声が多く見られます。特に、電話サポートのつながりにくさやスタッフの対応品質に関する不満が目立ちます。

電話サポート(カスタマーセンター)の課題

カスタマーセンターは有料通話で提供されており、契約内容の確認やトラブル解決に時間がかかるほど通話料がかさむ点が不満として挙げられます。さらに、「何度かけてもつながらない」「たらい回しにされる」「担当者ごとに説明を繰り返さなければならない」といった声も少なくありません。特に混雑時間帯は30分以上待たされるケースもあり、急ぎの対応を求める利用者にとっては大きなストレスになっています。

また、オペレーターの知識レベルや対応の丁寧さにもムラがあり、的確な案内を受けられなかったという口コミも見られます。一方で「対応が丁寧で助かった」という意見もあるため、担当者によるばらつきが課題といえるでしょう。

店舗対応のばらつきと外注スタッフの存在

ワイモバイルは全国に多数の店舗を展開していますが、その多くはソフトバンクショップに併設されています。このため、ワイモバイルに関する専門知識を持たないスタッフが対応するケースもあり、「説明が不十分だった」「対応が冷たかった」といった不満が寄せられています。特にキャンペーン時やショッピングモール内の臨時店舗では、外部委託のスタッフが担当していることも多く、接客品質が一定でない点が問題視されています。

実際の口コミでは、「キャンペーンスタッフが強引に契約を勧めてきた」「料金プランの説明が不十分で後からトラブルになった」といった声もあり、契約時の説明不足が原因でトラブルに発展するケースもあります。

解約や手続きに関する不満

以前は解約手続きが店舗限定だったこともあり、「わざわざ店舗に行かなければならない」「店頭での対応が悪い」といった不満が多く寄せられました。現在はオンライン解約にも対応していますが、「スタッフがオンライン手続きについて教えてくれなかった」「eSIM移行が店舗限定で不便だった」など、情報共有の不十分さを指摘する声も見受けられます。

実際のユーザー口コミ例

  • 「カスタマーセンターに何度電話してもつながらず、結局店舗に行った」(30代男性)
  • 「ソフトバンク併設店舗だとワイモバイルのことをよく知らない店員が多い」(40代女性)
  • 「契約時の説明が雑で、不要なオプションがついていた」(20代女性)
  • 「アンケートに不満を書いたら本社から謝罪の電話が来た。フォロー体制は悪くない」(50代男性)

このように、ワイモバイルのサポート体制は「全国展開」「店舗サポートあり」という安心感がある一方で、実際の対応にはバラつきがあり、特に電話サポートや委託スタッフ対応に不満を感じるユーザーが多い現状です。

改善策と対処のヒント

サポート対応でストレスを感じないためには、以下のような工夫が有効です。

  • 電話ではなく「チャットサポート」や「公式サイトのFAQ」を優先的に利用する
  • 専門知識を持つ「ワイモバイル専売店(併設でない店舗)」を選ぶ
  • 手続きはオンラインストアを活用し、店舗での待ち時間や説明不足を避ける

こうした方法を取ることで、トラブルや不満を最小限に抑えられます。

サポート体制は整っていても、実際の満足度は担当者次第という面があるようです。利用前に口コミや店舗の評判を確認しておくと安心ですよ。信頼できる店舗を選ぶことが、ストレスの少ない契約への第一歩です

ソフトバンクショップでは詳しい説明が受けられない場合も

ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドであり、全国に数多くの店舗が展開されています。しかし「近くのソフトバンクショップでも契約できるなら便利」と考えて来店したものの、実際には十分なサポートが受けられなかったという声も少なくありません。ここでは、ソフトバンク併設店で起こりやすい注意点と、確実にサポートを受けるための対策を解説します。

併設店舗ではY!mobile専門スタッフが少ない

ソフトバンクショップの多くは「ワイモバイル取扱店」として併設されていますが、実際にはY!mobile専任のスタッフが常駐していないことが多いです。スタッフがソフトバンク側の業務を兼任している場合、ワイモバイルの料金体系や手続きに詳しくないケースも見られます。

特に料金プランの細かな条件や割引(おうち割、家族割など)は、ソフトバンクとワイモバイルでルールが異なります。併設店舗ではこれを十分に説明してもらえず、「聞いていた料金と違った」「割引が適用されなかった」というトラブルが発生しがちです。

手続きやサポート対応で混乱するケースも

ソフトバンクとワイモバイルは同じグループであっても、契約システムやサポート窓口が完全に分かれています。そのため、ソフトバンクの店頭でワイモバイルのサポートを依頼しても、「こちらでは対応できません」と案内されることがよくあります。

代表的な混乱例としては以下のようなケースがあります。

  • ワイモバイル契約中なのに、ソフトバンク側で手続きができない
  • 解約・プラン変更・MNP転出の際に別窓口を案内される
  • スマホ修理を依頼したら「ワイモバイルショップに行ってください」と言われた

結果的に、店舗を行き来する手間や時間のロスが生じることになります。サポートの一貫性を重視するなら、ワイモバイル専売店での対応を選ぶのが安心です。

純粋なワイモバイルショップを選ぶのが安心

ワイモバイルには、ソフトバンクと併設していない「純粋なワイモバイルショップ」も多数存在します。これらの店舗には、Y!mobile専門のスタッフが常駐し、契約・料金・端末設定・トラブル相談などに精通しています。サポート品質も安定しており、初めて格安SIMを利用する人でも安心です。

店舗を探す際は、公式サイトの検索結果で以下の違いを確認しましょう。

  • 「ワイモバイル〇〇」:ワイモバイル専売店(おすすめ)
  • 「ソフトバンク〇〇[ワイモバイル取扱店]」:併設店(サポート限定)

オンライン契約を検討する場合も、チャットや電話で質問できる「ワイモバイルオンラインストア(公式)」を利用すれば、手数料を節約しつつ丁寧な案内を受けられます。

併設店での相談を避けるべきケース

次のような内容を相談・手続きしたい場合は、ソフトバンク併設店ではなくワイモバイルショップを選ぶことをおすすめします。

  • 新規契約・乗り換え(MNP)の申し込み
  • おうち割・家族割などの適用相談
  • プラン変更・解約・回線トラブルの対応
  • eSIMの発行・再設定
  • ワイモバイルメール(@ymobile.ne.jp)の設定トラブル

併設店ではこれらの対応を受けられない、もしくは時間がかかる場合があります。確実なサポートを希望する場合は、専売店舗または公式オンラインチャットの利用が最もスムーズです。

ワイモバイルはソフトバンクの店舗でも契約できますが、専門スタッフが少なく説明不足になることが多いです。サポートや契約の正確性を重視するなら、純粋なワイモバイルショップを選ぶのが安心ですよ。

大容量プランや使い放題プランがない不便さ

ワイモバイル(Y!mobile)は通信速度が安定している点で高く評価されていますが、一方で「大容量プラン」や「使い放題プラン」が存在しない点は、ユーザーの大きな不満のひとつです。特に動画視聴やゲーム、リモートワークなど、データ通信量が多い使い方をする人にとっては、この制限がネックになります。

最大40GBまでしか選べない現状

ワイモバイルの主力プラン「シンプル3」シリーズでは、データ容量の上限が35GB(増量オプション加入で最大40GB)までとなっています。

40GBあれば一見十分に見えますが、以下のような利用スタイルでは月末を待たずに容量が尽きてしまうケースもあります。

  • YouTubeを1日1時間以上視聴する
  • テザリングを使ってノートPCで作業する
  • 高画質な動画配信サービス(Netflix・Prime Videoなど)を視聴する
  • オンラインゲームやアプリのダウンロードを頻繁に行う

例えばYouTubeを高画質(720p)で1時間視聴すると約1GBのデータを消費します。毎日視聴すれば1ヶ月で約30GBに到達し、他のアプリ通信も合わせるとすぐに上限を超えてしまいます。

速度切り替え(節約モード)が使えない不便さ

多くの格安SIMでは「節約モード」と呼ばれる機能があり、通信速度を低速(例:300kbps)に切り替えることで、データ消費を抑えつつLINEやメール、SNS閲覧などを行えます。

しかし、ワイモバイルにはこの節約モードがありません。つまり、すべての通信が常に高速通信で行われるため、知らないうちにデータ量を消費してしまうのです。

低速モードがないということは、「ギガの温存」ができないということ。通信制限にかかるとシンプル3 Sでは300kbps、M・Lプランでも1Mbpsに制限され、動画視聴やファイルダウンロードは厳しくなります。

他社では大容量・無制限プランが主流になりつつある

他社の格安SIM・サブブランドでは、大容量・無制限プランを選べる選択肢が広がっています。

  • UQモバイル:「トクトクプラン(30GB)」+自宅Wi-Fiで補完しやすい
  • LINEMO:「スマホプラン(20GB)」+LINEギガフリーで節約可能
  • 楽天モバイル:データ無制限(容量制限なし・速度制限なし)
  • mineo:「マイそくプレミアム」で実質的な常時使い放題運用も可

これらのプランと比較すると、ワイモバイルは通信品質では優秀な一方で「データ上限の壁」があり、外出先でも大量にデータを使う人にとっては物足りない選択肢になります。

対策と現実的な使い方の工夫

大容量が使えないデメリットを補うための対策もあります。

  • 自宅ではソフトバンク光やSoftBank Airとセット利用し、Wi-Fi環境で動画やダウンロードを行う
  • 外出先での動画視聴やアップロードは画質を下げるか、Wi-Fiスポットを活用する
  • データ増量オプション(+5GB・月550円)を活用して余裕を持たせる

ただし、これらはあくまで「補助的な対処法」であり、根本的に使い放題を求めるユーザーには他社の無制限プランを選ぶ方が合理的です。

データ通信量が多い人には、ワイモバイルは少し窮屈に感じるかもしれません。通信の安定性は優秀ですが、40GB上限と節約モードなしという構造的な制約は無視できません。動画や仕事で常にネットを使う方は、UQモバイルや楽天モバイルのような大容量プランを検討するのがおすすめですよ。

最新iPhoneが購入できない制限

ワイモバイルは料金や通信品質のバランスが取れたサブブランドですが、最新iPhoneをワイモバイルで直接購入できないという制約があります。端末と回線を一括で購入したい人にとっては、見落とせないデメリットです。

販売ラインナップは旧型・廉価モデル中心

ワイモバイルで取り扱っているiPhoneは、最新シリーズではなく1〜2世代前のモデルが中心です。

2025年10月時点のラインナップを見ると、販売中の主な機種は以下の通りです。

  • iPhone 16 / 16e(廉価モデル)
  • iPhone 15(新しめのモデル)
  • iPhone 13(認定中古品あり)
  • iPhone SE(第3世代/中古中心)
  • iPhone 12(中古のみ)

このように、最新の「iPhone 17」シリーズなどはワイモバイルでは取り扱っていません。Apple Storeや家電量販店で別途購入し、ワイモバイルのSIMを挿して使う形になります。

なぜ最新モデルを扱わないのか

ワイモバイルは「コストを抑えて使いたい層」を主なターゲットにしているため、最新モデルの販売コストや在庫リスクを避けています。

その結果、端末ラインナップは以下の方針で構成されています。

  • 中価格帯・低価格帯モデルを中心にすることでコスパを重視
  • 中古・認定リユース端末を多く取り扱い、価格を抑える
  • 最新モデルはソフトバンク本体で販売し、ブランドのすみ分けを明確化

つまり「最新機種を安く買いたい」よりも「日常使いに十分な機種をコスパ良く持ちたい」人向けのラインナップになっています。

最新iPhoneが欲しい人の選択肢

最新iPhoneを使いたい人でも、以下の方法を取ればワイモバイルで利用可能です。

  • Apple StoreでSIMフリー版を購入し、ワイモバイルSIMを挿す
  • ソフトバンクオンラインショップで購入後、ワイモバイルへ乗り換える
  • 中古販売店で購入した最新モデルをSIMフリー化して使用する

いずれの方法でも、ワイモバイルのSIMが対応していれば問題なく動作します。ただし、購入後は自分でAPN設定(初期設定)を行う必要があります。

端末と回線をセットで買いたい人には不向き

ワイモバイルでは最新モデルを取り扱っていないため、「端末購入と回線契約を同時に済ませたい」人にはやや不便です。

一方、既にiPhoneを持っていて「通信費を安くしたい」人には相性が良い選択肢です。特にeSIM対応機種なら、オンラインで申し込み後すぐに開通できる点も魅力です。

最新のiPhoneを使いたい場合は、Apple StoreなどでSIMフリー端末を買ってワイモバイルのSIMを使うのがベストですね。回線品質はそのままに、端末選びの自由度を自分で確保できるのがポイントです。

ソフトバンクからの乗り換えはキャンペーン対象外が多い

ソフトバンクからワイモバイルに乗り換える際に最も注意すべきなのが、多くのキャンペーンで対象外になるという点です。ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドであり、同一グループ内での乗り換え(いわゆる「のれん分け」)は“新規契約”として扱われにくいため、一般的なMNP特典が適用されないケースが多発しています。

ソフトバンクからの乗り換えで対象外となる主なキャンペーン

ワイモバイルでは定期的に「SIMのみ契約で最大20,000円相当のPayPayポイント還元」や「端末セット割引キャンペーン」などを実施していますが、以下のような条件でソフトバンクからの乗り換えはほぼ除外されます。

  • MNP特典の対象はドコモ・au・楽天モバイルなど他社からの乗り換え限定
  • ソフトバンク・LINEMO・LINEモバイルなど、同グループからの移行は対象外
  • PayPayポイントや端末割引の付与がない、または減額されるケースが多い

例えば、Yahoo!モバイルオンラインストア ヤフー店で実施されるPayPay還元キャンペーンでは、ドコモやauからのMNP契約は2万円相当のポイントが受け取れますが、ソフトバンクやLINEMOからの乗り換えは0円となることもあります。

グループ内乗り換えが優遇されない理由

ソフトバンクとワイモバイルは通信インフラを共通して利用しているため、会社全体としては新規顧客の獲得にならないと判断されます。そのため、キャンペーンによるポイント還元や端末割引の対象から外れる仕組みになっています。

また、通信回線そのものの移動がないため、MNP手続きも簡略化される一方で特典は少ないという「手軽さと引き換えにお得度が下がる」特徴があります。

例外的に特典を受けられるケース

ごく一部ではありますが、以下のような例外的な条件でキャンペーンが適用されることもあります。

  • ソフトバンクからワイモバイルへ機種変更扱いで端末購入する場合
  • オンラインストア限定で実施される「のりかえ特別割」などの短期キャンペーン期間
  • 家族割やおうち割など、グループ共通の割引プログラムの適用は継続される場合

ただしこれらは常設ではなく、実施期間も短いため、公式サイトやキャンペーンページの注意書きを事前に確認することが重要です。

ソフトバンクユーザーが損をしないための代替策

ソフトバンクからワイモバイルに直接乗り換えるとキャンペーン対象外になることを避けたい場合、次のような方法があります。

  • 一度LINEMOを経由する「2段階乗り換え」戦略
     短期間LINEMOに移行した後にワイモバイルへMNPすることで、他社扱いとして特典を受けられる場合があります(ただし自己責任・時期により不可)。
  • 端末はApple Storeや家電量販店で購入し、SIMのみ契約を行う
     回線契約と端末購入を分けることで、ポイント還元よりもトータルコストを抑えやすいケースがあります。
  • PayPayグループやYahoo!ショッピングの特典を最大限活用する
     通信契約の特典が少なくても、周辺サービスでポイント還元を積み増せます。

ソフトバンクからの乗り換えを検討している方は、「特典は減るが料金は確実に下がる」という現実を理解しておくことが大切です。特にPayPay還元や端末割引を期待している方は、適用条件を必ず確認してから申し込みましょう。

通信エリアや電波状況にムラがある

ワイモバイル(Y!mobile)はソフトバンク回線を利用しており、全国的に広いエリアをカバーしています。しかし、実際の利用者の口コミや実測データをみると「場所によって電波のつかみが不安定」「建物内で弱い」といった声が少なくありません。特に地方や地下、山間部などでは通信速度が極端に落ちるケースもあります。

電波が弱くなる主な環境

ワイモバイルは都市部での通信品質は安定していますが、以下のような場所では電波の弱さを感じやすい傾向があります。

  • 地下鉄・地下街・コンクリート建物の内部
  • 山間部・農村地域など基地局が少ないエリア
  • 高層ビルの上層階や鉄筋構造のマンション
  • 海沿いやトンネルなど遮蔽物の多い場所

これらの環境では、スマートフォンのアンテナ表示が急に1〜2本に減る、通話が途切れる、動画の読み込みが止まるといったトラブルが起こりやすくなります。

ソフトバンク回線特有の偏り

ワイモバイルはソフトバンクと同じ回線を使用しているため、ソフトバンクエリアの弱点をそのまま引き継いでいます。

ソフトバンクは都市集中型の基地局展開を行っており、地方の広域カバーではドコモやauにやや劣るとされています。特に山陰地方や北海道の一部では、圏外になるケースも報告されています。

一方で、人口密集地では非常に高速で安定しており、通勤通学時の混雑した駅やオフィス街でも快適に通信できるとの評価もあります。

つまり「都会に強く、地方に弱い」という傾向が明確です。

実際の口コミから見る電波の評判

SNSやレビューサイトでも、以下のような声が多く見られます。

  • 「自宅では快適だけど、地下駐車場では電波が切れる」
  • 「旅行先の山間部では圏外だった」
  • 「オフィス内で通話が途切れることがある」
  • 「UQモバイルの方が屋内で安定していた」

このように、ワイモバイルは電波自体は高速で品質も良いものの、場所によるムラが比較的目立つブランドです。

対策と確認方法

契約前に通信品質を確認しておくことで、後悔を防げます。以下の方法をおすすめします。

  • ワイモバイル公式サイトのエリアマップで自宅・職場・通勤経路の通信対応を確認する
  • 無料トライアルSIM(ワイモバイル試用キャンペーン)が実施されている時期に短期間試す
  • 家族や知人の端末でワイモバイルの電波状況を確認する
  • Wi-Fi併用で屋内通信を補う

どうしてもエリアのムラが気になる方は、au回線を使うUQモバイルやドコモ回線のahamoを検討するのも一案です。これらは山間部・屋内でも比較的安定した通信が得られる傾向にあります。

電波が安定しているように見えても、地域や建物構造で差が出るのがモバイル通信の難しさです。契約前に自分の生活圏で試してみるのが一番確実ですよ。

ワイモバイルを選ぶ前に確認すべき注意点まとめ

ワイモバイルは通信速度や店舗サポートの充実など、多くの魅力を持つ格安SIMですが、契約前に確認しておくべきポイントもいくつかあります。料金や端末、サポート体制などをしっかり理解しておくことで、後悔のない選択ができます。

割引前提の料金設計に注意

ワイモバイルの料金は「家族割引」や「おうち割光セット(A)」などの割引を適用した場合に最もお得になります。

ただし、これらの割引が使えない単身利用者や、ソフトバンク光を契約していない人は月額料金が高く感じるケースが多いです。

割引なしで比較すると、LINEMOIIJmioなどの格安SIMの方がコストパフォーマンスに優れている場合もあります。

データ容量と利用スタイルのバランス

ワイモバイルのプランは最大でも40GB(増量オプション利用時)までです。動画視聴やオンラインゲーム、テザリングを多用するユーザーには物足りないでしょう。

反対に、メールやSNS中心のライトユーザーなら、通信の安定性とサポートを重視して選ぶ価値があります。

利用目的を明確にして、必要なデータ量を見極めることが大切です。

ソフトバンクからの乗り換えは特典が制限される

ソフトバンクやLINEMOなど、同系列ブランドからの乗り換えでは多くのキャンペーンが対象外になります。

PayPayポイントの高額還元や端末割引などを期待している場合は、乗り換え元によって特典が受けられない可能性を確認しておきましょう。

ドコモやauなど、他キャリアからの乗り換えのほうが条件が良いケースが多いです。

店舗サポートの品質に差がある

全国に店舗があるのは大きなメリットですが、併設店舗(ソフトバンク+ワイモバイル)ではスタッフの専門知識にばらつきがあります。

手続きやトラブル対応を確実にしたい場合は、「ワイモバイル専門店」を利用するのがおすすめです。

サポートの質を重視するなら、オンライン手続きではなく店舗での契約を選ぶのも有効です。

最新端末をセット購入できない場合がある

ワイモバイルで取り扱うiPhoneは、主に旧モデルや廉価版(SEシリーズ)です。

最新のiPhoneを使いたい場合は、Apple Storeなどで端末を別途購入し、SIMのみ契約する必要があります。

Androidも型落ちモデルが中心のため、性能にこだわる場合は注意が必要です。

契約方法と支払い手段の確認

オンライン契約では事務手数料の割引が受けられる一方、SIMカードの挿入や初期設定を自分で行う必要があります。

また、支払い方法はクレジットカードが基本で、口座振替を選べるのは限られた条件のみです。

手続きに不安がある方は、店舗契約を検討しましょう。

自分の利用環境を見極める

通信エリアはソフトバンク回線を利用していますが、建物の奥や地方では電波が弱いという口コミもあります。

特に屋内での利用が多い人は、家や職場などの電波状況を事前に確認しておくことをおすすめします。

ワイモバイルは「家族でお得」「通信が安定」「店舗で安心」という特徴がありますが、割引条件や端末ラインナップに注意しないと「思ったより高い」「最新機種が買えない」と後悔するケースもあります。契約前に自分の使い方・環境・割引条件を一度整理しておくのが大事ですよ

10位

Y!mobile

ソフトバンク

サービス名Y!mobile
最安月額料金2,365円~
~1GB2,365円/月
2~3GB2,365円/月
4~10GB2,915円/月
11~20GB4,015円/月
21~30GB4,015円/月
50GB~
利用回線ソフトバンク回線
回線の種類MNO
選べるプラン4GB、30GB、35GB
昼休み時間帯通信速度(12~13時)161.4Mbps
通信速度の速さ2.32
月1GB利用時の安さ1.62
月3GB利用時の安さ1.68
月10GB利用時の安さ1.74
月20GB利用時の安さ1.18
月50GB利用時の安さ2.14
機能の多さ4.45
総合2.16

Y!mobileがおすすめの理由

Y!mobileがおすすめの理由は「ソフトバンクの回線をそのまま利用できる点」「全国に店舗がありサポートが充実している点」です。

Y!mobileは、大手キャリアであるソフトバンクの回線をそのまま利用しており、時間帯を問わず安定した通信速度を提供できる点が最大の魅力です。混雑する昼休みの時間帯や通勤時間帯でも、他のMVNOと比べて通信速度の低下が少なく、快適にインターネットを利用できます。また、全国に約2,400店舗の専門ショップがあり、契約時のサポートやアフターサービスを直接受けられるため、初めて格安SIMを利用する人でも安心して乗り換えが可能です。

料金プランは、月間4GB・30GB・35GBの3種類が用意されており、自宅のインターネットを「SoftBank 光」または「SoftBank Air」にすると、月額料金の割引を受けられる点もメリットです。特に自宅でソフトバンクのインターネットを利用している場合、スマホ料金を抑えながらキャリア並みの通信品質を維持できる点は大きな利点といえます。

デメリットは、他の格安SIMと比べて料金がやや高めである点です。4GBプランでも月額2,365円からとなっており、MVNOの低価格プランと比べると割高です。また、セット割の適用条件が「SoftBank 光」または「SoftBank Air」限定のため、他社の光回線やWiFiサービスを利用している場合は、割引を受けられない点も注意が必要です。

とはいえ、Y!mobileは大手キャリアの品質を維持しつつ、格安SIMのメリットを取り入れたバランスの良いサービスを提供しているため、通信速度の安定性やサポートの充実度を重視する人にはおすすめできる選択肢といえます。

最安月額料金2,365円~
~1GB2,365円/月
2~3GB2,365円/月
4~10GB2,915円/月
11~20GB4,015円/月
21~30GB4,015円/月
50GB~
利用回線ソフトバンク回線
回線の種類MNO
選べるプラン4GB、30GB、35GB
昼休み時間帯通信速度(12~13時)161.4Mbps
通常時間帯通信速度(14~16時)149.9Mbps
通勤時間帯通信速度(17~19時)129.3Mbps
問い合わせ方法店舗、電話、チャット
専用通話アプリ不要
かけ放題プラン10分かけ放題、無制限かけ放題
基本通話料22円/30秒
5G対応
セット割引あり
カウントフリー・エンタメフリー
最低契約期間
データ容量の翌月繰越可能
解約金なし
留守番電話あり
初期費用0円(店頭申込の場合は3,850円)
テザリング可能
支払方法口座振替、クレジットカード
追加データ料金データ増量オプション 2GB:550円(シンプル2 S)/5GB:550円(シンプル2 M・L)
速度制限時の最大速度シンプル2 S:300kbps/シンプル2 M・L:1Mbps
取り扱いSIMのサイズnanoSIM
eSIM対応
MNPワンストップ対応
プラチナバンド対応
専門ショップあり
海外利用可能
Apple Watchプラン対応