楽天ひかりの解約方法を徹底解説!違約金・工事費・返却手順まで完全ガイド



目次

楽天ひかりを解約する前に確認すべきポイント

楽天ひかりを解約する前に、いくつかの重要なポイントを確認しておかないと、思わぬ損失や手続きの手間が発生することがあります。ここでは、解約前に必ず押さえておくべき3つのポイントを解説します。

SPU(スーパーポイントアッププログラム)の特典終了に注意

楽天ひかりは、楽天市場でのポイント倍率を上げられる「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」の対象サービスです。楽天モバイルと組み合わせて利用している場合は、最大+7倍のポイント還元を受けられます。

しかし、楽天ひかりを解約するとこの「+2倍分」が自動的に終了します。

たとえば楽天市場で毎月5万円ほど買い物をしている場合、年間で約12,000ポイント(=約12,000円相当)も損する計算になります。

SPUの恩恵を重視している方は、解約によるポイント還元の減少を理解したうえで判断することが大切です。もし他社回線へ乗り換える予定なら、楽天カードや楽天モバイルなど、別の楽天系サービスを活用することでポイント還元率を維持する方法も検討してみましょう。

メールやひかり電話などのオプションも同時に停止される

楽天ひかりを解約すると、インターネット回線だけでなく、契約中のオプションサービスも一括で停止されます。

対象となる主なオプションは以下の通りです。

  • 楽天ひかりのメールアドレス(@rakuten.jpなど)
  • メールプラスやスーパーセキュリティなどの付帯サービス
  • ひかり電話やフレッツ・テレビなどNTT提供の関連サービス

特に注意すべきは「メールアドレス」です。楽天ひかりのメールを登録アカウントに利用している場合、ログインできなくなるおそれがあります。

SNSやネットショッピングなど、各サービスの登録メールアドレスを事前に別のアドレスへ変更しておくことをおすすめします。

また、ひかり電話を利用している場合は、解約時にNTTから手続きの案内が届くため、連絡を無視せず対応することが重要です。

工事費の残債と契約更新月の確認を忘れずに

楽天ひかりでは、開通時の初期工事費を分割で支払っているケースが多く、解約時に残債がある場合は「一括請求」となります。

この残額は「メンバーズステーション」で確認できるため、解約前に必ずチェックしておきましょう。

さらに、契約更新月を把握することも非常に重要です。楽天ひかりは2年または3年契約が基本で、更新月以外に解約すると違約金が発生します。

契約内容を確認するには、メンバーズステーション内の「契約期間確認」ページから確認可能です。更新月の解約であれば違約金を回避できるため、スケジュールを立てて解約するのが賢明です。

楽天ひかりを解約する前に見落としがちなポイントは「SPU特典の終了」「オプション停止」「工事費残債」の3つです。特にSPUは年単位で見ると意外と大きな差になるので、損しないタイミングを見極めて解約しましょう!

楽天ひかりの解約手続きの流れ

楽天ひかりを解約する方法は、「メンバーズステーションからの解約申請」と「事業者変更での乗り換え」の2パターンに分かれます。どちらの場合も、工事や機器返却などの手続きが発生するため、順を追って進めることが大切です。

メンバーズステーションから解約申請を行う場合

楽天ひかりを完全に解約する場合は、専用の会員ページ「メンバーズステーション」から申請します。まずはログイン用のユーザーID(「ra」で始まる13桁)とパスワードを確認しましょう。

不明な場合は「楽天ひかり アカウントのお知らせ」または「ユーザーID・パスワード再設定ページ」から再取得できます。

ログイン後は、以下の流れで解約手続きを進めます。

  1. 会員メニューから「解約申請」を選択
  2. 注意事項を確認し、「解約手続きへ」をクリック
  3. 解約対象サービスを選び「全解約」を選択
  4. 解約理由・撤去希望日・連絡先を入力
  5. 内容を確認して送信し、受付完了メールを確認

申請後、撤去工事が必要な場合は日程調整の連絡が入ります。希望日を設定できるのは申請から約20日後以降となるため、引っ越しや月末解約を予定している場合は早めの申請が安心です。

事業者変更で他社光回線へ乗り換える場合

他社の光コラボやフレッツ光に乗り換える場合は、「事業者変更承諾番号」を取得して新しい回線業者に申し込みます。番号取得から解約完了までの流れは次のとおりです。

  1. 楽天ひかりカスタマーセンター(0120-987-300/9:00~18:00)または専用フォームから事業者変更承諾番号を申請
  2. 申請から2〜3日後にメールで番号が届く(有効期限は発行日を含め15日間)
  3. 他社光コラボやフレッツ光に申し込み、切替日を調整
  4. 回線切替完了日に楽天ひかりが自動解約される

この場合、訪問工事が不要なことが多く、回線切替の手続きが完了した時点で楽天ひかりの契約は終了します。切替日が1日の場合は前月末が解約日となるため、料金の重複を避けたい人はスケジュール管理が重要です。

撤去工事とレンタル機器返却のポイント

メンバーズステーション経由の解約では、回線の撤去工事が必要な場合があります。申請後に工事日を調整し、実施後に回線が停止します。

撤去工事後でも契約自体は月末まで残るため、その月の料金は満額請求されます。

また、NTT東西からレンタルしているONUやVDSL装置などの機器は返却が必要です。

工事がない場合は撤去日の2日前に「返却キット」が届くので、同梱の案内に従って1週間以内に返送します。返却を忘れると機器代が請求されることがあるため、忘れずに対応しましょう。

解約完了までの目安期間

楽天ひかりの解約には、申請から完了までおよそ3〜4週間かかります。

特に2〜4月の引っ越しシーズンは混み合うため、解約希望日の1か月前には申請しておくと安心です。

メンバーズステーション上で進行状況を確認し、工事や返却の連絡が届いたら速やかに対応しましょう。

スムーズに進めるためのポイントは、「早めの申請」「返却忘れ防止」「解約日確認」の3つです。月をまたぐと1か月分の料金が余分にかかることもあるので、計画的に手続きを進めましょう

楽天ひかりの違約金はいくら?契約時期別に解説

楽天ひかりの違約金は「申し込み時期」と「更新月内に完了できたか」で変わります。まずはご自身の申込日と契約年数(2年または3年)、そして更新月(無料解約申請期間)を把握することが大切です。

契約時期別の違約金ルール

2022年6月30日までに申し込み
契約期間中に解約すると10,450円の違約金が発生します。更新月内に解約が完了すれば0円になります。

2022年7月1日以降に申し込み
違約金は月額基本料1か月分です。目安は次のとおりです。

  • マンション:4,180円
  • ファミリー:5,280円

いずれも更新月内に解約完了なら0円です。

無料解約申請期間(更新月)の考え方

更新月は連続3か月間です。起算は「開通した翌月=1か月目」として数えます。

  • 2年契約:24~26か月目が無料解約申請期間
  • 3年契約:36~38か月目が無料解約申請期間

ここで注意したいのは、「申請しただけ」では免除にならない点です。撤去工事または事業者変更の回線切替が終わり、解約が“完了”している必要があります。

いつ請求されるのかを正しく理解する

  • 解約月の月額料金は日割りにならず、満額が請求されます。違約金の有無とは別に発生します。
  • 事業者変更の解約日は切替工事日、撤去解約の解約日は撤去工事が属する月末が基本です(1日実施は前月末扱いになるケースあり)。
  • 工事の空き状況で完了日がずれることがあるため、希望日の20日前までを目安に動くと安全です。

実務で迷わないためのチェックリスト

  • メンバーズステーションで「契約期間」「更新月」「契約解除料の種別(10,450円か月額1か月分か)」を確認する
  • 撤去や切替の希望日を更新月の最終月ギリギリに置かない(混雑で翌月回りを防ぐ)
  • 事業者変更承諾番号の有効期限(発行日を含め15日程度)を踏まえ、乗り換え先の申込と切替予約を同時並行で進める

よくある勘違いを解消

  • 月半ばで解約しても安くはなりません。日割りなしで満額請求です。
  • 更新月に「申請だけ」して、完了が翌月にずれると違約金対象になる可能性があります。完了日まで管理しましょう。

具体例でイメージ

  • 2021年3月申込(3年契約)で2025年4月に解約したい
     →契約時期は旧ルールなので違約金10,450円。36~38か月目の更新月内に解約完了なら0円。
  • 2023年8月申込(2年契約)で2025年5月に解約したい
     →新ルールなので違約金は月額1か月分(マンション4,180円/ファミリー5,280円)。24~26か月目内に解約完了なら0円。

違約金は「申し込み時期」で金額が決まり、「更新月内に完了」できるかで0円にできます。申請だけで安心せず、撤去や切替の完了日まで逆算してスケジュール管理するのがコツですよ

工事費残債の確認と支払い方法

楽天ひかりを途中で解約する際に見落としがちなのが「工事費の残債」です。契約時に初期工事費を分割払いにしていた場合、支払いが完了していなければ、解約後に残りの分割分が一括で請求されます。思わぬ出費にならないよう、あらかじめ残債の有無を確認しておくことが大切です。

工事費の残債が発生するケース

楽天ひかりの工事費は、通常19,800円(税込)を分割で支払う仕組みです。支払い回数は契約時期やキャンペーンによって異なりますが、36回払い(3年)または60回払い(5年)で設定されていることが多く、完済前に解約すると残りの金額が一括で請求されます。

たとえば36回払いの途中で24か月目に解約する場合、残り12か月分の工事費を一括で支払う必要があります。キャンペーンなどで工事費無料特典を受けている場合でも、「一定期間の継続利用が条件」になっているケースが多いため、早期解約すると残債が復活することがあります。

工事費残額の確認方法

現在の支払い状況や残債は、「メンバーズステーション」から確認できます。確認手順は以下の通りです。

  1. 楽天ひかりの「メンバーズステーション」にログイン
  2. メニュー内の「ご利用料金」または「契約内容確認」を選択
  3. 「工事費未請求額確認」または「工事費残額照会」を開く
  4. 現在の残高や支払い回数、請求予定月を確認

ログインには「ra」から始まるユーザーIDとパスワードが必要です。紛失した場合は、契約時に届いた「楽天ひかりアカウントのお知らせ」メールで確認できます。

支払いのタイミングと方法

工事費残債は、解約月の請求よりも1〜2か月遅れて請求されることがあります。支払い方法は、契約時に選択した決済方法(クレジットカード、口座振替など)がそのまま適用されます。特別な手続きは不要ですが、引き落としのタイミングを確認しておくと安心です。

また、楽天ひかりを事業者変更で他社光コラボへ乗り換える場合も、楽天ひかりの工事費残債は引き継がれず、同様に一括請求されます。支払い完了後に次の回線で新たに工事費が発生することもあるため、乗り換え時は全体のコストを見通しておきましょう。

撤去工事費用の扱い

解約時に実施される回線撤去工事は、基本的に無料です。特別な工事(壁内配線の撤去など)が必要な場合を除き、費用は発生しません。撤去工事が不要なケースもあるため、申請時に案内メールやサポートページを確認しておくとスムーズです。

工事費の残債は意外と見落とされやすいポイントです。解約前に「あといくら残っているか」を必ずチェックして、請求タイミングにも注意しておきましょう。慌てずに手続きすれば、余計な出費を防げますよ

レンタル機器の返却方法と注意点

楽天ひかりを解約した後は、NTTから貸与されている通信機器(ONUやVDSL装置など)を返却する必要があります。返却を怠ると高額な機器代金が請求されるケースもあるため、正しい手順と期限をしっかり把握しておきましょう。

返却対象となるレンタル機器

楽天ひかりでは、NTT東日本またはNTT西日本が提供する機器をレンタルして利用しています。主な返却対象は以下の通りです。

  • 回線終端装置(ONU)
  • VDSLモデム(マンションタイプで使用)
  • ホームゲートウェイ(ひかり電話対応ルーター)
  • 無線LANルーター機能付き装置
  • 映像回線終端装置(フレッツ・テレビ利用者)

これらの機器は、光回線の種類やオプション利用状況によって異なります。どの機器が返却対象か不明な場合は、楽天ひかりカスタマーセンターに問い合わせると確実です。

返却キットの受け取りと発送手順

訪問撤去工事がある場合は、工事担当者がその場で機器を回収します。一方、撤去工事が不要なケースでは、NTTから「レンタル機器返却キット」が自宅に届きます。

  1. 回線撤去日または解約日のおおよそ2日前にキットが到着
  2. 同封されている返送用伝票・返却リストを確認
  3. 指定された機器をすべて梱包
  4. 案内に記載された返送先(NTT指定住所)へ1週間以内に発送

返却期限を過ぎると、延滞や機器代金の請求が発生する場合があるため、早めの返送を心がけましょう。

返却時の注意点とよくあるトラブル

  • 返送漏れに注意
    ケーブルや電源アダプターも含めて返却が必要です。装置本体だけ送ると返却不備扱いになることがあります。
  • 返送先の間違いに注意
    東日本・西日本で返送先が異なります。届いたキットに記載の住所を必ず確認してください。
  • 楽天ひかり宛てではなくNTT宛てに返送
    返却は楽天ではなく、機器を貸与したNTT(東・西)へ送ります。宛先を間違えると再送の手間が発生します。
  • 追跡番号を控えておく
    配送トラブルに備えて、返送時の追跡番号を必ず控えておきましょう。万一紛失しても、配送履歴があれば返却証明になります。

機器返却を忘れた場合の対応

返却期限を過ぎると、NTTから「未返却通知」や「機器代金請求」の連絡が届くことがあります。金額は機種により異なり、数千円〜2万円前後になることも。通知を受けた場合は、速やかに楽天ひかりのカスタマーセンターへ連絡し、指示に従いましょう。

機器の返却は忘れやすい部分ですが、ここでのミスが後のトラブルに直結します。撤去日や解約日をカレンダーにメモして、返却キットが届いたらすぐ対応するのが安心ですよ

解約月の料金計算と日割りの有無

楽天ひかりを解約するときに特に注意すべきなのが「解約月の料金の扱い」です。契約期間中のどのタイミングで解約しても、月額料金がどのように請求されるかを理解しておかないと、思わぬ出費につながることがあります。

楽天ひかりは日割りなし。解約月も1か月分まるごと請求

楽天ひかりでは、月の途中で解約した場合でも日割り計算は行われません。たとえば、月の10日に解約しても、月末まで使った場合と同じように1か月分の月額料金が請求されます。

これは光回線業界では一般的な仕組みで、楽天ひかりに限らず多くの光コラボでも共通です。

  • 月途中での解約でも、1か月分の基本料金が発生
  • 日割りは適用されないため、タイミング次第で損をすることも

月初めに解約すると、ほとんど使っていないにもかかわらず1か月分の料金を支払うことになるため、解約申請の時期を月末に合わせるのが理想的です。

解約日は工事日または切替日で決まる

楽天ひかりの「解約日」は、解約方法によって異なります。

  • 他社光コラボ・フレッツ光への乗り換えの場合
    回線切替工事日が解約日になります。 ただし、切替日が「月の1日」だった場合、前月末が解約日として扱われます。
  • 回線撤去を伴う完全解約の場合
    撤去工事を行った月の末日が解約日です。 工事日が1日の場合は、前月末が解約日になります。

このように、実際にネットが使えなくなった日と「料金上の解約日」が異なる点に注意が必要です。

解約のタイミングを誤ると「二重請求」のような形になることも

月末ギリギリに手続きしても、工事日や承認番号の発行タイミングによっては翌月扱いになるケースがあります。

楽天ひかりの解約申請は希望日の20日前までに行う必要があるため、余裕をもって申請しましょう。

また、他社回線への乗り換えを予定している場合は、乗り換え先の開通日と楽天ひかりの解約日が重なるように調整すると無駄な料金を防げます。切替日のズレがあると、両方の回線から1か月分の料金が請求されることもあります。

スケジュール管理のポイント

  • 月末に解約日がくるように逆算して申請する
  • 申請から撤去まで約20日を見込む
  • 他社乗り換えの場合は切替日と請求月を調整する

具体例でわかる料金シミュレーション

解約申請日撤去工事日(実施日)解約日請求される期間
4月1日4月20日4月30日4月分(満額)
4月20日5月10日5月31日5月分(満額)
3月25日4月1日3月31日3月分(満額)

このように、月をまたぐと翌月の料金がまるごと発生してしまうため、撤去日をいつに設定するかで請求金額が変わります。

解約月の料金は「日割りなし」で請求されるため、手続きのタイミング管理が非常に重要です。解約を検討している方は、月初に申し込まず、月末完了を見込んで逆算してくださいね。

解約費用を抑える2つの方法

方法1 無料解約申請期間に合わせて“解約完了日”を置く

無料解約申請期間(更新タイミング)に“申請するだけ”では費用は下がりません。実際に違約金がゼロになるのは、解約(または事業者変更による切替)が期間内~直後の指定範囲で完了した場合です。更新月の数え方とスケジュール設計を間違えないことが、最も確実にコストを抑えるコツです。

まず、開通翌月を「1か月目」として契約月を確認し、更新ウィンドウ(例:2年契約なら24〜26か月目)に“完了日”が入るよう逆算します。回線撤去や番号発行には時間がかかるため、解約申請や事業者変更承諾番号の取得は前倒しで着手します。月の1日が切替・撤去日になると前月末解約扱いになる特殊ルールがあり、これを活用すると日割りなしの満額1か月分を余計に払わずに済むケースがあります。

実務上は、次の観点で日程を組みます。

  • 完了日の確定性:繁忙期(2〜4月)は工事や切替が混雑しがちです。希望日に実施できないと更新ウィンドウを外して違約金が発生する恐れがあります。早めの申請で“前倒し日程の予備”を確保します。
  • 1日ルールの活用:切替・撤去が1日なら前月末解約扱い。月末〜月初を跨ぐ調整で、余計な1か月分の回線基本料を避けやすくなります。
  • オプションやひかり電話の同時停止:連絡が必要な付帯サービスがある場合は、更新ウィンドウ内に滞りなく止められるよう、停止申請の窓口・順序をメモ化しておきます。

3ステップのタイムライン例

  1. 開通翌月を1か月目として契約月を特定 → 更新ウィンドウをカレンダーに書き出す。
  2. 20日前ルールや工事混雑を見越し、完了予定日の少なくとも3〜4週前に申請/番号発行。
  3. 切替・撤去日が1日または更新ウィンドウ内に収まっているか最終確認。ズレる場合は前倒しリスケで調整。

方法2 乗り換えキャンペーンで“実質負担”を相殺する

更新月外での解約や工事費残債が避けられない場合は、他社の乗り換えキャンペーンで実質負担を圧縮します。違約金・撤去関連費・他社初期費を現金キャッシュバックやポイント、月額割引で補填するタイプが主流です。重要なのは、“もらえるはずの還元”を取りこぼさない段取りです。

押さえるべき実務ポイントは次のとおりです。

  • 証憑の準備:違約金や最終月の請求を示す明細・支払い証明書の提出が条件になることがあります。発行可能時期(クレカ/口座振替などで異なる)を把握し、ダウンロード期限(解約後の会員ページ利用期限)内に保存しておきます。
  • 還元の種類とタイミング:即時ではなく“開通○か月後振込”や“受取手続き必須”などの条件が多いです。受取月にカレンダーリマインドを設定し、期限切れを防ぎます。
  • 実質差額のシミュレーション:残債+違約金+最終月の満額請求 −(キャッシュバック+月額割引の現在価値)を試算し、いつ切り替えれば最小化かを数値で判断します。ファミリー/マンションで基本料金が異なるため、前提額も正しく入れ替えます。
  • 工事方式の確認:事業者変更(コラボ間)なら宅内工事なしで切替でき、撤去リスクや日程遅延が抑えられます。独自回線へ移る場合は工事同席が必要になりやすいので、還元条件と工事日確定の早さで窓口を選びます。

ミニチェックリスト

  • [ ] 解約・切替の“完了日”が更新ウィンドウ内か、1日ルール活用で前月末扱いにできるか
  • [ ] 事業者変更承諾番号の有効期限(発行日含む15日間)内に申込・開通日を入れられるか
  • [ ] 証憑(明細・支払証明書)の取得時期と保存期限をカレンダー化したか
  • [ ] 還元の受取条件(申請フォーム・受取月・口座登録期限)を控えたか
  • [ ] 実質負担の試算で、切替月を変えた場合の総額が最小になる月を特定したか

例でわかる“実質”の考え方

更新月外で解約:違約金+最終月満額+工事費残債=合計2.0万円相当。

乗り換え先:開通4か月後にキャッシュバック2.0万円、初年度月額割引で年間6,000円相当。

→ 書類提出と受取手続きが滞りなく完了すれば、実質はマイナス圧縮。一方で受取手続き漏れや開通遅延で更新月を外すと、逆にコストが膨らみます。スケジュールと書類管理が“節約の本丸”です。

要は、更新月に“完了”させる逆算スケジュールと、乗り換え還元の取りこぼしゼロ運用で、実質コストは大きく下げられますよ。日程と書類、この2点だけは僕と約束してくださいね

解約後の楽天ポイントとサービス利用への影響

楽天ひかりを解約すると、楽天グループ全体のポイント還元や関連サービスに影響が出ます。特に、楽天経済圏で買い物や通信サービスを利用している方にとっては、解約によって「SPU倍率の低下」や「セット割の解除」など、実質的な損失が生じる可能性があります。ここでは、解約後にどのような影響があるのかを具体的に解説します。

SPU(スーパーポイントアッププログラム)の倍率が下がる

楽天ひかりは、楽天市場でのポイント倍率を上げるSPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象サービスです。契約中は、楽天市場の買い物でポイント+1倍(上限1,000ポイント/月)となりますが、解約後はこの特典が自動的に解除されます。

たとえば、楽天市場で毎月5万円分の買い物をしていた場合、楽天ひかりを利用していれば+500ポイント(年間6,000ポイント)もらえます。解約すると、この分のポイントが得られなくなるため、年間ベースで数千円相当の還元を失う計算になります。

また、楽天モバイルと楽天ひかりを併用している場合は、SPU倍率が合計+6倍(楽天モバイル+4倍、楽天ひかり+2倍)になるため、ひかり回線を解約するだけでも全体のポイント還元率が大幅に下がります。

楽天モバイルなどとのセット特典が解除される

楽天モバイルユーザーが楽天ひかりを契約している場合、スマホセット特典として楽天ひかりの月額基本料が「1年無料」になるキャンペーンがありました。この特典期間中に解約すると、残りの無料期間は失効します。

さらに、セット利用で適用されていた割引やキャンペーン特典(例:初年度基本料無料、SPU倍率+αなど)も同時に終了します。解約を検討する際は、楽天モバイルを継続利用しても楽天ひかり側の特典は保持されない点に注意しましょう。

楽天ポイントの利用・進呈に関する注意点

楽天ひかりの解約後も、これまでに貯めた楽天ポイントは失効しません。ただし、次回以降のポイント進呈スケジュールに影響が出る場合があります。

  • 解約月までは通常どおりポイントが進呈される
  • 解約手続きが完了した翌月以降はSPU特典分の加算が停止
  • 獲得済みポイントが「期間限定ポイント」の場合、有効期限切れに注意

また、楽天ひかりを経由して付与されていたポイントは、楽天ブロードバンドIDに紐づいていたため、解約後にポイント履歴を確認したい場合は、楽天会員アカウント側から照会する必要があります。

ポイント重視なら楽天グループ内サービスを活用

楽天ひかりを解約しても、他の楽天系サービスを使うことでSPU倍率を維持・回復することが可能です。たとえば、以下のようなサービスを組み合わせると、再び高いポイント還元率を実現できます。

  • 楽天カード(+2倍)
  • 楽天モバイル(+4倍)
  • 楽天銀行+楽天カード引き落とし(+1倍)
  • 楽天市場アプリ利用(+0.5倍)

光回線を他社に乗り換えつつも、楽天グループでの買い物や金融サービスを活用すれば、解約によるポイント減少を最小限に抑えられます。

楽天ひかりを解約すると、SPUの倍率やセット特典が解除されてポイント還元が減ります。ですが、楽天カードや楽天モバイルなど他サービスを活用すれば、還元率を取り戻すこともできます。解約前に「どの特典が消えるか」を確認しておくのが大切ですよ

19位

楽天ひかり

楽天モバイル

回線タイプNTT光回線
戸建ての月額基本料金5,280円
マンションの月額基本料金4,180円
下り速度(実測値)213.16Mbps
上り速度(実測値)234.46Mbps
PING値(実測値)18.81ms
下り速度の速さ1.05
上り速度の速さ1.28
戸建て料金の安さ1.78
マンション料金の安さ1.00
初期費用の安さ0.89
総合1.20

楽天ひかりがおすすめの理由

楽天ひかりがおすすめの理由は「スマホセット割の割引が大きい点」「楽天市場のお買い物がポイントUP」です。

楽天ひかりは、NTTフレッツ光回線を利用している光コラボの光回線サービスです。NTTフレッツ光回線の中では、通信速度の測定で、やや遅めの速度となっています。

また、楽天の光回線サービスのため、スマホセット割があり、楽天モバイルユーザーにおすすめの光回線と言えます。

さらに楽天市場のお買い物で獲得できるポイントは、最大7倍でポイントが貯まります。

デメリットは、独自回線と比較してしまうと、速度は遅い点です。また、キャンペーンの達成条件が渋く、料金はやや高めの設定となっています。

回線タイプNTT光回線
戸建て1年利用時の実質料金7,040円
戸建て2年利用時の実質料金6,195円
戸建て3年利用時の実質料金5,898円
マンション1年利用時の実質料金5,940円
マンション2年利用時の実質料金5,095円
マンション3年利用時の実質料金4,798円
戸建ての月額基本料金5,280円
マンションの月額基本料金4,180円
下り速度(実測値)213.16Mbps
上り速度(実測値)234.46Mbps
PING値(実測値)18.81ms
工事費22,000円
初期費用880円
提供地域北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
定期契約2年契約、3年契約(お客様によって異なる)
テレビ対応
無料ルーターレンタル
無料訪問サポートつき
無料セキュリティソフト(3台まで12か月間無料)
戸建て対応
マンション対応
IPv6対応
サポート電話、お問い合わせフォーム
開通までのモバイルWi-Fiルーターレンタルあり
違約金負担キャンペーンあり
スマホセット割楽天モバイルでセット割引
支払方法クレジットカード、口座振替、デビットカード