ビッグローブ光電話とは?料金・番号引き継ぎ・工事・オプションを完全解説



目次

ビッグローブ光電話の基本概要と特徴

ビッグローブ光電話は、光回線を利用して自宅の固定電話を安く・シンプルに維持できるIP電話サービスです。従来のアナログ電話回線とは異なり、光ファイバー上で音声データを送受信するため、クリアで安定した通話品質を保ちながら月額料金を大幅に抑えられる点が大きな特徴です。

光回線を利用したIP電話サービスの仕組み

ビッグローブ光電話は、光ファイバー上のデータ通信を利用し、音声をデジタル信号としてやり取りします。アナログ回線よりもノイズの影響を受けにくく、音声がクリアに届きやすいのが特長です。

IPoE方式での通信となるため、時間帯や地域による混雑の影響が比較的少なく、インターネット通信と固定電話を同時に使っても品質が低下しにくいというメリットがあります。

月額550円で利用できる手軽さ

ビッグローブ光電話の基本料金は月額550円と低価格で、固定電話を維持したい家庭にとって負担の少ない選択肢です。NTT加入電話と比較すると、年間で1万円以上の節約につながるケースもあります。

初期費用は状況によって異なりますが、工事費が無料になるキャンペーンが実施されることもあり、初めて光電話を導入する方でも利用しやすい費用感になっています。

電話番号・電話機をそのまま使える柔軟さ

現在利用している固定電話番号は、番号ポータビリティによりそのまま引き継ぐことが可能です。番号が変わらないため、家族や取引先に再通知する手間がかかりません。

また、一般的な家庭用電話機はそのまま接続して利用できる場合が多く、新しい機器を買い替える必要がない点も安心材料です。FAXについても、多くの機種が利用できますが、一部の特殊な機器では制限が出る場合があるため、事前確認がおすすめです。

利用イメージが掴みやすい標準的なサービス設計

ビッグローブ光電話は、固定電話に求められる基本機能をしっかりカバーしながら、必要に応じてオプションを追加できる柔軟な構成になっています。

  • 光回線を通じてクリアな通話品質を提供
  • 市内・県外・携帯宛の通話料が分かりやすい
  • 番号継続が可能で、乗り換えがスムーズ
  • 設定が比較的簡単で、導入ハードルが低い

固定電話のコストを抑えつつ、これまでと同じ使い勝手を維持したい家庭や事務所でも導入しやすいサービスといえます。

IP電話ならではのメリットと注意点

光回線を利用するIP電話はコスト面でのメリットが大きい一方、停電時に利用できない点や、インターネット障害の影響を受ける可能性もあります。これらの特性を理解したうえで、自宅の通信環境に適した使い方を検討することが大切です。

一方で、ナンバーディスプレイや着信転送などの付加機能も豊富で、家庭でも小規模事務所でも使い方を広げやすい点は大きな魅力です。

ビッグローブ光電話は、固定電話を安く維持したい人にとってかなり使いやすいサービスですね。光回線ならではのクリアな音質や、番号そのまま利用できる点は特に安心材料になります。停電時に使えない点など注意点もありますが、特徴を理解して使えばコスパの高い選択肢になりますよ。

ビッグローブ光電話の料金体系と実際のコスト

ビッグローブ光電話は「固定電話をできるだけ安く維持したい」「番号をそのまま引き継ぎたい」という方にとって、コスト面のメリットが大きいサービスです。基本料金・通話料・初期費用・オプションなど、実際にどれくらい費用がかかるのかを整理し、利用者が“支払うべき総額”をイメージできる形でまとめます。

月額基本料金と選べる2つのプラン

ビッグローブ光電話は、用途に合わせて 基本プラン(550円)A(エース)プラン(1,650円) の2種類から選べます。

基本プラン(550円)

もっともシンプルなプランで、月額料金をとにかく安く抑えたい方に最適です。

  • 月額 550円
  • 通話料は使った分だけ加算
  • 追加番号・ナンバーディスプレイ等はオプション加入で利用可能
  • 家庭用の「固定電話の維持」が主目的の方に向いています

A(エース)プラン(1,650円)

電話利用が多い家庭・店舗向けのプランです。

  • 月額 1,650円
  • 毎月 528円分(最大3時間相当)の通話料が無料
  • ナンバーディスプレイ・通話中着信通知・迷惑電話ブロックなど主要オプションが含まれる
  • 通話回数が多いユーザーは総額が安くなるケースがあります

両プランとも、光電話対応機器をレンタルしている場合は 月額220円(一部回線では不要)かかる点も確認が必要です。

通話料の目安とコスト感

ビッグローブ光電話は、電話先によって通話料が明確に分かれています。全国一律料金のため、遠距離や都道府県をまたぐ通話でも料金は同じです。

主な通話料

  • 固定電話(一般加入電話・光電話): 8.8円/3分
  • 携帯電話: 17.6円/60秒
  • 050IP電話: 11.55円/3分
  • 国際通話: 国や地域によって価格が異なる(一般的なIP電話より割安)

家庭用途で月に数回の通話なら、通話料を含めても合計700〜900円台に収まるケースが多く、A(エース)の無料通話枠を使うことでさらに節約できる場合もあります。

初期費用と工事費

新規契約または電話番号を引き継ぐ場合は、初期費用が必要です。

初期費用の基本

  • 工事費(基本機能):1,100円
  • 番号ポータビリティ(番号引き継ぎ)工事費:2,200円
  • ※番号を引き継がない場合は 1,100円のみ

電話番号をそのまま使いたい方は、3,300円の初期費用がかかる点を押さえておくと安心です。

キャンペーン適用で実質無料のケースも

新規契約時に工事費無料キャンペーンが実施されることがあり、タイミング次第で初期負担が大きく下がる場合があります。

月額総額のシミュレーション例

家庭用を想定した、最も利用者が多い2パターンを例に総額を整理します。

①固定電話を“最低コスト”で維持したい家庭(基本プラン)

  • 基本料:550円
  • 機器レンタル:220円(必要な場合)
  • 通話料:月5〜10分程度 → 約20〜40円
  • 合計:約770〜830円/月

②たくさん電話する家庭・店舗(A(エース)プラン)

  • 基本料:1,650円
  • 機器レンタル:220円
  • 含まれる通話枠:528円分
  • 追加の主なオプションは料金内で利用可能
  • 合計:約1,870円/月

「固定電話が頻繁に鳴る」「発信が多い」という家庭や事務所では、A(エース)プランの方が実質的に安くなるケースがあります。

実質コストを下げる割引とメリット

ビッグローブ光電話を利用すると、光回線とのセット割が適用される場合があります。

  • 光電話セット割:毎月220円引き
  • auスマートバリュー / UQ自宅セット割の適用条件クリアにも貢献

電話機器レンタル時に自動的に割り引かれる仕組みのため、総額シミュレーション時には必ず含めて計算しておくことが重要です。

実際の支払い総額を把握するときのポイント

料金体系は明確ですが、「どの項目が必須で、どれが任意なのか」を理解するとムダな支出を避けられます。

主に気を付けるポイントは以下です。

  • 機器レンタル料が発生するかどうか
  • A(エース)含有オプションと別途オプションの違い
  • 追加番号・複数チャネルなどを使う場合は別料金
  • 停電時は通話不可になるため、緊急連絡はスマホ併用が前提
  • 解約時は工事費残債の一括請求が発生することがある

これらを踏まえると、必要な機能だけを整理して申し込むことで無駄のない料金構成を作れます。

ビッグローブ光電話は、必要な機能に応じてコストを柔軟に抑えられるサービスです。特に基本プランの低価格は大きな魅力ですが、通話が多い方はA(エース)の方が結果的に安くなる場合もあります。料金シミュレーションをしながら最適なプランを選んでみてくださいね

通話品質と仕組み。IPoE方式のメリット

ビッグローブ光電話の通話品質は、従来のアナログ電話とはまったく異なる仕組みで構築されています。光ファイバーを通じて音声をデジタルデータとして送受信するため、雑音の影響を受けにくく、クリアな音質で通話できます。特に、IPoE方式を採用している点は、ビッグローブ光電話の大きな強みです。

光回線ならではのクリアな通話品質

光ファイバーは外部ノイズに強く、音声信号が劣化しにくいため、長時間の通話でも声がこもったり途切れたりしにくい特性があります。アナログ電話では避けられなかった「雑音」「距離による減衰」「聞き取りにくさ」が大幅に改善され、遠方の相手ともストレスなく話せる品質が期待できます。

また、音声はデジタル化されて通信されるため、電話機の性能に依存しづらく、家庭用の一般的な電話機でも高品質な音声で利用できる点もメリットです。

IPoE方式による混雑に強い安定性

ビッグローブ光電話は、インターネット通信でも利用されるIPoE(IPv6 IPoE)方式の仕組みを活用しています。これは、従来のPPPoE方式と異なり、利用者の多さで通信が詰まる「ボトルネック」の影響を受けにくい通信方式です。

IPoE方式の特徴は次の通りです。

  • インターネット利用が集中しやすい夕方・夜間でも混雑しづらい
  • 従来方式に比べて遅延が発生しにくく、音声も安定
  • 通話中の「音飛び」「遅延」が抑えられる
  • IPoEネットワークに常時接続されるため、通話が途切れにくい

家庭でネット通信を多用する環境でも、回線が圧迫されにくいため、電話が聞こえづらくなるリスクを避けやすいのが特徴です。

インターネット同時利用でも品質が落ちにくい仕組み

一般加入電話と違い、光電話は「インターネット通信」と同じ光回線で音声をやり取りします。しかし、ビッグローブ光電話ではIPoE方式の採用により、インターネット利用と通話の両方を同時に行っても、品質が大きく低下しません。

以下のような家庭環境でも安心して使えます。

  • 家族が動画配信サービスを同時に利用している
  • テレワークのビデオ会議と重なる
  • PC・スマホ・ゲーム機など複数台が同時接続

これらのシーンでも音声通話がクリアに維持されるため、仕事でも家庭でも安定して利用できます。

一般加入電話との品質の違い

ビッグローブ光電話の通話品質は従来のアナログ電話と比較して、次のような違いがあります。

  • ノイズが入りにくい
  • 声の歪みや揺らぎが少ない
  • 混雑による品質低下がほぼない
  • 音の遅延が少なく自然な会話が可能

従来の固定電話と同じ感覚で使える一方で、品質面ではデジタル通信ならではのメリットが加わります。

ビジネス用途にも安心して使える信頼性

通話品質の安定性は、個人利用だけでなく小規模事業・店舗・テレワーク環境でも評価されています。IPoE方式により混雑が起きにくく、クリアな音声が保たれるため、以下のような業務でも安心して利用できます。

  • 来客・予約対応の電話
  • 営業電話や取引先との通話
  • 会議・リモートワークでの使用
  • 複数回線の同時利用

安定した通話品質は信用にもつながるため、固定電話を使う企業・店舗にとっても十分実用的なレベルです。

通話の仕組みは難しそうに見えて、実は「混雑しにくいネットワーク」を使っているだけで、とてもシンプルなんです。IPoE方式は品質の安定に直結しますので、家庭でも仕事でも安心して利用できますよ。

電話番号引き継ぎの条件と手続き

ビッグローブ光電話では、現在利用している固定電話番号をそのまま引き継いで使える「番号ポータビリティ」に対応しています。引っ越しや事業で長く使ってきた番号を継続できるため、利用者にとってもっとも大きなメリットのひとつです。ただし、どの番号でも無条件で引き継げるわけではなく、いくつか満たすべき条件や手続きの流れがあります。ここでは、引き継ぎの可否を判断するポイントと、実際の申し込み手順をわかりやすく整理します。

引き継ぎ可能な番号・不可の番号

番号ポータビリティが利用できるのは、主にNTT加入電話や、NTTの「ひかり電話」で使用していた番号です。引き継ぎ不可となる番号もあるため、申込前の確認が重要です。

引き継げる番号の例

  • NTT加入電話(アナログ回線)
  • NTTひかり電話(基本・A(エース)など、一般的な家庭向けプラン)
  • 一部のコラボ光電話で利用中の番号(事業者により異なる)

引き継げない番号の例

  • 050番号(IP電話独自番号)
  • ISDN専用番号(INSネット)
  • 3番号以上を利用中の一部ひかり電話
  • 法人向け特殊プラン(オフィスタイプ、ナンバーゲートなど)

050番号は制度上ポータビリティ対象外のため、必ず新しい番号を取得することになります。

番号引き継ぎに必要な主要条件

番号ポータビリティを利用するには、下記の基本条件を満たしている必要があります。条件がそろっていない場合、手続きが中断されるケースもあります。

契約名義・住所が一致していること

現在利用している電話契約の名義と、新しく契約するビッグローブ光電話の名義が一致している必要があります。住所も原則同一であることが求められます。名義変更を行う場合は、現在の契約元で事前に手続きを済ませておきましょう。

同一市外局番エリア内での利用であること

市外局番が変わる地域へ移転する場合は、番号は引き継げません。同一市外局番内での利用が前提となるため、引っ越しを伴う場合は注意が必要です。

契約中サービスの休止・廃止手続きの確認

NTT加入電話・ひかり電話から番号ポータビリティを行う際、NTT側で「利用休止工事費」が発生する場合があります。また、加入権を廃止してしまうと将来的に元の回線へ戻せなくなることがあるため、意図せぬ解約処理が行われないよう注意が必要です。

引き継ぎに必要な費用

ビッグローブ光電話では、番号ポータビリティに関連した工事費が発生します。費用は一律で明確なため、申し込み前に把握しておくと安心です。

  • 番号移行(同番移行)工事費:2,200円/1番号
  • BIGLOBE光電話の基本工事費:1,100円

合計で3,300円になるケースが一般的です。利用環境によって追加工事費が発生する場合もありますが、多くの家庭では上記費用で収まります。

引き継ぎ手続きの流れ

番号ポータビリティの流れはシンプルですが、手続きの順番を間違えると番号が失効してしまうこともあるため注意が必要です。

1. 現在利用中の電話番号の契約状況を確認

加入電話・ひかり電話の名義・住所・利用サービスを確認します。コラボ光電話の場合は対応可否も確認します。

2. ビッグローブ光電話を申し込む

ビッグローブ光の申し込み時に、番号ポータビリティを希望する旨を申請します。光回線の新規・転用に関わらず、申込段階で伝えることが重要です。

3. 工事日の調整

ビッグローブ側で対応機器と工事日を確定します。光回線工事と同日に行われるケースが多く、工事日をまたぐ番号不通期間は基本的に発生しません。

4. 開通作業と番号切り替え

当日、回線工事と電話設定が完了すると、旧サービスで利用していた番号が自動的にビッグローブ光電話側へ切り替わります。

5. 正常動作の確認

電話の発着信や付加サービス(ナンバーディスプレイ等)が正しく動作しているかを確認します。

NTTひかり電話から転用する場合の注意点

NTTひかり電話を利用中の方は、転用(事業者変更)で番号を引き継げるケースがあります。ただし、一部プランでは引き継ぎ不可となることや、複数番号利用時に制限が発生することがあります。

主な注意点は次の通りです。

  • 法人向けひかり電話(オフィスA・ナンバーゲート等)は引き継ぎ不可
  • 3番号以上利用中の場合、引き継ぎ不可となるケースがある
  • NTT付加サービスのセット割は利用終了になる
  • 転用時はBIGLOBE光開通後に光電話を追加申し込みする必要がある

事前に現在のプラン名と利用中の番号数を確認しておくとスムーズです。

手続き前に確認すべきチェック項目

番号引き継ぎを確実に成功させるために、次のポイントを事前に確認しておくことをおすすめします。

  • 現在使用中の番号がNTT加入電話・ひかり電話であるか
  • 契約名義・住所が一致しているか
  • 市外局番が変更にならない利用環境か
  • 現在の電話機が光電話に対応可能か

これらを事前に把握することで、申し込み後のトラブルや手続きのやり直しを避けられます。

電話番号の引き継ぎは条件さえそろっていれば難しいものではありません。名義・住所・利用サービスの確認をしっかり行い、必要な工事費と手続きの流れを押さえておくことが大切です。番号が変わらない安心感は大きいので、迷っている方は事前チェックをクリアしてスムーズに申し込みを進めてみてくださいね

利用できる電話機と使えない機器一覧

ビッグローブ光電話は、一般的な家庭用電話機の多くがそのまま利用できるため、導入時の負担が少ない点が特徴です。一方で、仕組みがアナログ電話と異なるため、利用が制限される機器もあります。ここでは、利用可能な電話機の種類、注意が必要な機器、利用できない機器を整理し、導入前の不安を解消できるよう詳しく解説します。

利用できる電話機の種類

ビッグローブ光電話はIP電話方式ですが、アナログ接続の一般電話機をそのまま接続して利用できます。家庭で一般的に使われている電話機のほとんどが対象です。

一般電話機(家庭用)はほぼ利用可能

アナログ電話機であれば、メーカーや年代に関わらず利用できるケースが大半です。親機・子機構成のコードレス電話も問題なく利用できます。

ナンバーディスプレイ対応電話機

ナンバーディスプレイ対応機能を使う場合は、対応電話機であればそのまま利用できます。

プッシュ回線の電話機

現在主流のプッシュ式(トーン式)電話は問題なく動作します。

FAX機は一部利用可能。注意点の理解が重要

FAX機は基本的に利用できますが、機種や設定により送受信が不安定になるケースがあります。

FAX利用時の注意ポイント

  • 同報FAX(複数送信)に弱い機種がある
  • 古いFAX機では通信速度の自動調整が行われず失敗することがある
  • 電話機と共用(複合機)の場合、呼び出し設定が必要な場合がある

安定利用のためには、メーカーの取扱説明書にある「IP電話での使用可否」やBIGLOBEサポートの対応機種リストを確認するのが安心です。

注意が必要な電話機・周辺機器

利用はできるものの、一部設定が必要な機器や、動作が不安定になりやすい機器があります。

代表的な“注意が必要な機器”

  • ダイヤル回線(パルス式)電話
    → 発信できないことがあり、プッシュ式への切り替えがおすすめ
  • 多機能電話(留守電一体型・親機での操作が多い機種)
    → 留守電・転送機能が正常に動作しない場合がある
  • FAX複合機(プリンター兼用モデル)
    → 回線モードの設定変更が必要になる場合がある

利用できない電話機・設備一覧

ビッグローブ光電話はIP通信を利用するため、ビジネス電話機やISDN機器などの専用設備は利用できません。

利用不可の電話機・設備

以下は光電話で動作しない代表的な機器です。

  • ISDN電話機・INSネットの専用端末
  • ビジネスフォン(構内交換機:PBXシステム)
  • ホームテレホン(家庭用の簡易ビジネスフォン)
  • ダイヤル式(黒電話などパルス式)
  • 特殊な通話端末(警備システム連動器、業務用通話装置)
  • 複数番号を分岐して管理するオフィスタイプの電話設備

これらの機器はアナログ回線を前提としているか、交換機能を内蔵しているため、光電話機器との接続では動作しません。

光電話対応機器(ホームゲートウェイ)について

ビッグローブ光電話の利用には、光電話対応機器(ホームゲートウェイ)が必要です。

これはBIGLOBEでレンタルでき、電話機はこの機器に接続して利用します。

光電話対応機器の役割

  • IP電話をアナログ電話機で使えるよう変換
  • ナンバーディスプレイなどのオプション機能を制御
  • 複数電話機の接続や追加番号にも対応

使用中の回線タイプによっては光電話機器が不要な場合もありますが、基本的にはレンタルが推奨されます。

複数の電話機・追加番号の利用について

複数台の電話機を利用したい場合は、家庭内の配線や接続方法によって使い方が異なります。

複数電話機を利用する例

  • 親機(1F)+子機(2F)
  • FAX機+通常電話機
  • 家庭用内線機能付き電話機セット

追加番号の利用ポイント

  • 月額110円で追加番号の取得が可能
  • 家庭用と自宅事務用を分けて管理できる
  • 利用には光電話機器での設定が必要

まとめ:事前の対応機器チェックで失敗を防げる

ビッグローブ光電話は、家庭用電話機の多くがそのまま利用でき、機器の買い替えがほとんど不要な点が安心です。一方で、ビジネスフォンやISDN機器などの一部の機器は利用できないため、導入前に確認することが大切です。

FAXや複合機を利用している場合は特に、機種による相性や設定の違いを理解しておくことで、導入後のトラブルを避けられます。

家庭用電話機がそのまま使えるのは大きなメリットですが、FAXや複合機、ビジネスフォンには注意が必要です。導入前に使っている機器の型番をチェックすれば、ほとんどのトラブルは防げます。自宅や仕事の環境に合わせて最適な使い方を考えてみてくださいね

申し込みから開通までの流れ

ビッグローブ光電話の申し込みから開通までの流れは、新規契約か転用かによって手順が異なります。どちらも共通して「事前確認」「申し込み」「工事(または設定)」「開通確認」という流れで進むため、ポイントを押さえておくことでスムーズに利用を開始できます。

新規申し込みの流れ(ビッグローブ光を初めて利用する場合)

新規申し込みでは、光回線の開通工事と光電話の設定が同日に実施されるのが一般的です。申し込みから開通までの全体像は次のとおりです。

1. 申し込み手続き

ビッグローブ光とビッグローブ光電話を同時に申し込みます。Webまたは電話で申し込みができ、工事日調整の案内が届きます。必要になる情報は以下の通りです。

  • 契約者の本人確認情報
  • 支払い方法
  • 設置住所
  • 固定電話番号を引き継ぐ場合は、現在の番号と契約名義情報

2. 工事日の調整

宅内工事が必要な場合、指定できる日程の候補が提示されます。繁忙期は工事日が埋まりやすく、希望日時で予約できない場合もあるため、早めの調整が重要です。

3. 光回線・光電話の工事

開通工事当日は、以下の作業が行われます。

  • 光回線の引き込み工事
  • ONU(光回線終端装置)の設置
  • 光電話対応機器の設置(レンタルの場合)
  • 電話機の接続確認

工事は1〜2時間ほどで完了し、インターネットと光電話の両方が使える状態になります。

4. 開通日の動作確認

工事完了後、ひかり電話対応機器のランプが正常点灯しているかを確認し、発着信テストを行います。電話帳登録やFAX利用のある場合は、ここでチェックしておくと安心です。

転用申し込みの流れ(フレッツ光から乗り換える場合)

現在フレッツ光を使っている場合は「転用」の扱いになります。工事の大半が既存設備を利用するため、開通までの期間が短い傾向があります。

1. 転用承諾番号の取得

NTT東西の窓口で「転用承諾番号」を取得します。取得には以下の情報が必要です。

  • 契約電話番号
  • 契約者名義
  • 契約住所

番号は有効期限があるため、取得後すぐ申し込み手続きを行います。

2. 申し込み手続き

ビッグローブ光電話は、転用申し込み時には同時申し込みできないケースがあります。まずビッグローブ光への転用を完了させたのち、追加で光電話を申し込みます。

ひかり電話を利用中の場合、一部条件を満たすと番号を引き継げるため、申し込み前に確認が必要です。

3. 機器設定(多くの場合工事不要)

転用の場合は、宅内工事が不要であるケースが多く、機器設定のみで開通できます。

  • ひかり電話対応ルーターの設定変更
  • ONU・ホームゲートウェイの再起動
  • 電話機の接続確認

作業は自分でできる内容で、事前に届く設定ガイドに沿えば数十分で完了します。

4. 開通確認

機器のランプ状態を確認し、発信・着信が正常に行えるかチェックします。ひかり電話のオプションを利用する場合は、設定が正しく反映されているかもあわせて確認します。

開通までに押さえるべき注意点

  • 番号引き継ぎを希望する場合、名義・住所の一致が必須です。
    不一致があると番号ポータビリティができません。
  • 停電時は光電話が使えません。
    緊急連絡手段としてスマートフォンなどを併用しておくと安心です。
  • 工事日当日は在宅が必須です。
    工事内容により、電話周りの配線変更を行うためです。
  • FAX機は一部機種で制限があります。
    事前に対応機種を確認しておくとトラブルを避けられます。
  • 転用でひかり電話を引き継ぐ場合、利用中の付加サービスが引き継げないケースがあります。
    特定の付加サービスを利用している場合、事前確認が重要です。

申し込みから開通までは「事前確認」が一番大事です。番号引き継ぎの条件や工事日の調整を早めに進めておくと、スムーズに光電話を使い始められます。特に転用のときは設定だけで完了することが多いので、必要書類と機器の準備だけは忘れないようにしましょうね

便利なオプションと活用例

ビッグローブ光電話では、基本料金だけでは補えない「安心・便利・効率化」を支える多彩なオプションが用意されています。自宅利用からテレワーク、小規模事業まで幅広く活用できるため、必要に応じて組み合わせることで固定電話の価値を最大限に引き出せます。ここでは、主要オプションの特徴と実際の活用イメージをわかりやすく解説します。

主なオプション機能と特徴

ナンバーディスプレイ(発信者番号表示)

着信時に相手の番号を電話機に表示する基本オプションです。迷惑電話対策や、仕事の重要な連絡を見逃さないためにも役立ちます。

ポイント

  • 発信者を事前に確認できるため、安心して電話に出られます。
  • 留守番電話と併用することで、外出中の対応もしやすくなります。

迷惑電話ブロック

近年増えている迷惑電話や詐欺電話対策に効果的です。自動で判定・拒否する仕組みのため、高齢の家族がいる家庭にも人気があります。

活用ポイント

  • 自動応答で危険な番号の着信を遮断
  • 子どもや高齢者のいる家庭の「安心対策」として活用できる

着信転送・通話中着信

外出中でも会社・自宅の電話にかかった着信を受けられます。テレワークや個人事業主が利用すると、機会損失を大きく減らせます。

特徴

  • 自動転送で自宅を不在にしても安心
  • キャッチホンで通話中の別着信も逃さない

ナンバーリクエスト

非通知の着信に自動でガイダンスを流し、相手が番号を通知しない限り通話を開始しません。迷惑電話の抑制に大きな効果があります。

着信お知らせメール

外出中でも、着信があったことをメールで通知してくれる機能です。電話を使う機会が少ない家庭でも着信管理に便利です。

A(エース)プランに含まれる無料オプション

ビッグローブ光電話の「A(エース)」プランには、通常有料のオプションが複数セットになっており、追加料金なしで利用できます。

A(エース)で使える主な機能

  • 発信者番号表示
  • 迷惑電話ブロック
  • 通話中着信通知
  • 自動転送
  • ナンバーリクエスト
  • 着信お知らせメール

月額基本料は1,650円ですが、これらの付加サービスを個別で契約するより圧倒的にコストが抑えられます。通話を頻繁に利用する家庭や、ビジネス用途におすすめです。

用途別の活用例

家庭での活用

  • 迷惑電話ブロック+ナンバーディスプレイで安全対策
  • 着信お知らせメールで外出中の着信も把握
  • 子どもや高齢者のいる家庭でのセキュリティ向上

テレワークでの活用

  • 着信転送で在宅・外出先どこでも業務電話に対応
  • 複数番号追加で「仕事用」「プライベート用」を使い分け
  • 通話中着信通知で商談チャンスを逃さない

小規模事業者での活用

  • 追加番号で窓口を複数化(問い合わせ・予約・営業など)
  • 自動転送で営業時間外の機会損失を軽減
  • 迷惑電話ブロックで業務妨害を防止

追加番号は月額110円と低コストで運用でき、電話対応の効率化に役立ちます。

スマホとの組み合わせでさらに便利に

ビッグローブ光電話は、スマホ(au、UQ mobile)とセット割が組めるため、光電話の申込だけでスマホ料金が毎月最大1,100円割引される場合があります。

活用例

  • 家族全員でスマホ割を適用して通信費を大幅削減
  • 光電話+スマホの申し込みがまとめて管理できる
  • 電話番号はそのままで用途に合わせて番号を追加

どのオプションを選ぶべきかの判断ポイント

迷った時は、以下の基準で検討すると最適な構成が見つかります。

  • 家庭の安全性を高めたい → ナンバーディスプレイ+迷惑電話ブロック
  • 外出が多い・テレワーク中 → 着信転送+着信お知らせメール
  • 仕事用にも使う → 追加番号+通話中着信通知
  • 複数のオプションを使う予定 → A(エース)で一括セットが割安

生活スタイルに応じて組み合わせることで、費用を抑えながら利便性を高めることができます。

電話の使い方が多様化している今は、必要な機能だけ選んでカスタマイズするのが一番効率的なんです。家庭なら迷惑電話対策を中心に、仕事で使うなら転送や追加番号を組み合わせるなど、目的に合わせて選ぶと無駄がありませんよ。費用を抑えながら便利さもアップさせていきましょう

ビッグローブ光電話のデメリットと注意点

ビッグローブ光電話は、固定電話を安く維持できて便利な一方で、利用前に理解しておくべき弱点もあります。特に「停電時に使えない」「対応できない電話機がある」など、気づきにくいポイントを把握しておくと、導入後のトラブルを未然に防げます。ここでは、実際の利用者のつまずきやすい点を踏まえつつ、必ず確認すべき注意点を整理します。

停電時は電話が利用できない点

ビッグローブ光電話は電源を使って動作するIP電話のため、停電すると電話機・ひかり電話対応機器の両方が停止し、発信・着信ともに利用できません。緊急通報も行えないため、家庭にお年寄りがいる場合や固定電話を緊急連絡手段として使う方は特に注意が必要です。

停電時に備える方法の例としては以下が挙げられます。

  • スマートフォンや携帯電話を常に充電しておく
  • モバイルバッテリーを常備
  • 自宅の防災計画に「停電時の連絡手段」を組み込む

固定電話としての安心感を求める場合は、この点を必ず考慮しておく必要があります。

インターネット障害時に不通になる可能性

光回線と同じ回線を利用するため、ビッグローブ光側の障害が発生すると電話も同時に使えなくなります。急ぎの連絡中に通話が途切れると困る場面もあるため、インターネット障害情報の確認方法は事前に把握しておきましょう。

特に注意したいポイントは次の通りです。

  • ルーターや光電話機器にエラー表示が出ていないか確認
  • 障害発生時は復旧まで待つ必要がある
  • 業務用途の場合、サブ回線(携帯回線など)を確保しておくと安心

家庭用では大きな問題にならないことが多いですが、テレワークや店舗・事務所利用では必ず想定しておきたい項目です。

一部電話機やFAXが非対応になるケース

一般的な家庭用電話機はほとんど利用できますが、以下のような機器は利用できないか、機能が制限される場合があります。

  • ビジネスフォン・PBX(構内交換機)
  • ISDN(INS)の電話機・専用端末
  • 一部のFAX(とくに高速・特殊プロトコル対応モデル)
  • ホームテレホン(親機・子機を含む一体型システム)

FAXは「送受信できない」「途中で切断される」などの報告もあるため、機種ごとの対応状況を確認しておくと安全です。

工事費・初期費用の条件が複雑な場合がある

ビッグローブ光電話は工事費が1,100円〜3,300円ほどかかることがあり、番号移行(番号ポータビリティ)を利用すると追加費用が発生する場合があります。さらに、光回線側の工事内容によって機器利用料が変動するケースもあるため、申込前に料金構成を整理しておくことが大切です。

確認すべきポイントは次の通りです。

  • 新規か転用かで工事費が変わる
  • キャンペーンで工事費が実質無料になることもある
  • 番号移行手数料が別途かかる場合がある
  • 回線タイプ(ギガ・スマートタイプなど)で必要機器が異なる

工事費が高くなる理由は多くが「番号移行の有無」と「機器タイプの違い」なので、見積り段階で必ず明確にしておきましょう。

セット割の適用外となるケースがある

ビッグローブ光電話を利用すると、auやUQ mobileのセット割(auスマートバリュー・自宅セット割)が使えるケースがありますが、「必ず適用される」わけではありません。プラン条件や契約状況によっては対象外となる場合があるため注意が必要です。

確認すべき主なポイントは以下の通りです。

  • スマホ側の契約プランが割引対象か
  • インターネット・光電話とも同一名義になっているか
  • 家族割と併用できるかどうか
  • 申込手続きを忘れると割引が始まらない

セット割は毎月の割引額が大きいため、条件を満たすかどうかの事前確認は必須です。

複数番号・付加サービスの費用が膨らむ可能性

ナンバーディスプレイや迷惑電話ブロック、追加番号、複数チャネルなどの付加サービスを必要に応じて選べますが、組み合わせると毎月の料金が意外と高くなることがあります。

例えば、

  • ナンバーディスプレイ:440円
  • 迷惑電話ブロック:220円
  • 着信転送:550円
  • 追加番号:110円

このように必要なサービスを増やすと、月額1,500円を超えるケースも珍しくありません。

料金を最適化するためには、どの機能が本当に必要かを見極めることが重要です。

ビッグローブ光電話は安くて便利ですが、停電時の通話不可やFAXの対応問題などの注意点もあります。導入前に利用機器の確認や工事費の条件整理をしておくと、後で困ることが少なくなりますよ。特にセット割や番号移行の条件は見落としやすいので、申し込み時に必ずチェックしてみてくださいね

10位

ビッグローブ光

ビッグローブ

回線タイプNTT光回線
戸建ての月額基本料金5,478円
マンションの月額基本料金4,378円
下り速度(実測値)241.04Mbps
上り速度(実測値)263.79Mbps
PING値(実測値)17.29ms
下り速度の速さ1.43
上り速度の速さ1.65
戸建て料金の安さ3.52
マンション料金の安さ3.70
初期費用の安さ3.99
総合2.86

ビッグローブ光がおすすめの理由

ビッグローブ光がおすすめの理由は「料金が安い」「キャッシュバックが手厚い」です。

ビッグローブ光は、NTTフレッツ光回線を利用している光コラボの光回線サービスです。NTTフレッツ光回線の中では、通信速度の測定で、やや速い速度となっています。10GBpbsプランもあり、高速通信がしやすい環境が整っている光回線サービスです。

また、月額料金の設定はそれほど高くなく、かつキャッシュバックが手厚いため、総コストを抑えやすい光回線と言えます。

さらに工事が混んでいるときは、WiMAXの無料レンタルもあるため、すぐにインターネットが利用できる点もメリットと言えます。

スマホセット割は、au、UQ mobile、BIGLOBEモバイルが対象となっています。

デメリットは、独自回線と比較してしまうと、速度は遅い点です。また、NTTフレッツ光回線の中でも、特段、通信速度が速い方ではありません。

回線タイプNTT光回線
戸建て1年利用時の実質料金4,056円
戸建て2年利用時の実質料金4,358円
戸建て3年利用時の実質料金4,486円
マンション1年利用時の実質料金2,956円
マンション2年利用時の実質料金3,258円
マンション3年利用時の実質料金3,386円
戸建ての月額基本料金5,478円
マンションの月額基本料金4,378円
下り速度(実測値)241.04Mbps
上り速度(実測値)263.79Mbps
PING値(実測値)17.29ms
工事費0円
初期費用3,300円
提供地域北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
定期契約3年契約
テレビ対応
無料ルーターレンタル
無料訪問サポートつき
無料セキュリティソフト
戸建て対応
マンション対応
IPv6対応
サポート電話、お問い合わせフォーム、チャット
開通までのモバイルWi-Fiルーターレンタルあり(開通まで3週間以上かかる場合のみ)
違約金負担キャンペーンあり
スマホセット割auとセットで割引、UQ mobileとセットで割引、BIGLOBEモバイルとセットで割引
支払方法クレジットカード、口座振替