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目次
楽天ひかりでテレビを見るための基本知識まとめ
楽天ひかりでは、光回線そのものに“テレビオプション”が用意されていないため、地デジやBS、専門チャンネルの視聴には別サービスを組み合わせる必要があります。まずは、その全体像を分かりやすく整理します。
楽天ひかり単体ではテレビ視聴はできない仕組み
楽天ひかりはインターネット回線専用サービスで、テレビ放送用の映像配信には対応していません。地上デジタル放送やBS放送を視聴したい場合は、光回線を経由した別のテレビサービスを追加契約する必要があります。
そのため、楽天ひかりを使ってテレビを見るときは次の2つが選択肢になります。
- NTTが提供するフレッツテレビ
- NTTドコモが提供するひかりTV
どちらも光回線を利用したテレビサービスですが、提供内容・必要機器・初期費用が大きく異なるため、目的に合わせて選ぶことが重要です。
目的にあわせて選ぶ2つの方式
フレッツテレビ：地デジ＋BSを中心に視聴したい方向け
光ファイバーを通じて地デジと無料BSの電波を「そのまま」宅内に届ける仕組みです。テレビ本体の地デジチューナーをそのまま使えるため、操作性は通常のテレビ放送とほぼ変わりません。
特徴は以下のとおりです。
- 地デジ・無料BSが中心のシンプル構成
- スカパー！を追加すれば有料チャンネルも視聴可能
- 専用チューナーは不要（スカパー！プレミアムサービスのみ例外）
- 初期工事が必須で、対応エリア・建物に制限がある
“普通にテレビを見たい”というニーズに向いており、専門チャンネルが不要な場合は最もシンプルな選択肢になります。
ひかりTV：専門チャンネル・VODを楽しみたい方向け
地デジやBSに加えて、多数の専門チャンネルやビデオオンデマンド（VOD）も利用できる総合映像サービスです。
特徴は以下です。
- 映画・アニメ・スポーツなど多数の専門チャンネル
- VODが豊富で、家族で共有しやすい構成
- 専用チューナー経由でスマホ・タブレット視聴にも対応
- 工事不要で初期費用が0円
- IPv6接続必須のため、対応ルーターの確認が必要
“テレビ＋定額動画サービス”に近いため、放送以外も楽しみたい家庭に向いています。
エリアと建物条件の確認は必須
楽天ひかりの利用可否と、テレビサービスの利用可否は別管理です。次の点に注意が必要です。
- フレッツテレビは利用できる地域が限定されている
- マンションは配線方式によって利用できない場合がある
- ひかりTVも地デジ配信エリアに制限がある
契約前に、自宅が各サービスに対応しているかを個別に確認しておくと安心です。
楽天ひかりとテレビを組み合わせる際の全体イメージ
楽天ひかり → ONU（光終端装置） →
● フレッツテレビの場合：工事により設置されるV-ONUと宅内同軸配線 → テレビ
● ひかりTVの場合：専用チューナー → HDMIでテレビへ接続
用途により必要機器が異なるため、選ぶサービスによって準備すべきものが変わります。
楽天ひかりではテレビオプションが用意されていないため、まず“どのテレビサービスを組み合わせるか”を理解するのが大事ですよ。地デジ中心ならフレッツテレビ、専門チャンネルやスマホ視聴まで楽しみたいならひかりTVというイメージで選ぶと失敗しません。エリア条件や必要機器の違いもしっかり確認しておきましょうね
フレッツテレビで見られる放送と向いている人
フレッツテレビは、光回線を使って地デジ・BS放送を安定して視聴できるサービスです。アンテナを設置せず、既存の光回線設備をそのまま活用できるため、天候による映りの乱れが少ない点が大きなメリットです。楽天ひかりにはテレビサービスが無いため、地デジ中心で視聴したい場合はフレッツテレビが最もシンプルな選択肢になります。
視聴できる放送の特徴
フレッツテレビで視聴できる番組は、地デジ・無料のBS放送が中心です。光回線網を利用して信号を配信するため、都市部だけでなく郊外でも安定した受信が期待できます。テレビが地デジ・BS対応であれば基本的にそのまま利用でき、専用チューナーを追加購入する必要はありません。
また、有料チャンネルを楽しみたい場合は「スカパー！」を追加契約することで、多様な専門チャンネルを視聴できます。スカパーのセットプランなら映画や海外ドラマ、スポーツ番組まで幅広く選べますが、利用しない限りフレッツテレビ側に余計な料金は発生しません。地デジ中心の利用でも、必要に応じてオプションを付け足す柔軟さが魅力です。
サービスの特徴
フレッツテレビは、立ち合い工事が必要で初期費用も発生しますが、一度開通してしまえば月額を抑えて利用できます。視聴台数が複数ある場合も月額料金は変わらないため、家族でテレビをよく見る家庭でも運用しやすい仕組みになっています。
接続環境は「光配線方式」である必要があるため、マンションでは住居タイプによって利用できない可能性がある点には注意が必要です。東日本と西日本で対応エリアに差があり、提供外の地域では利用できません。
フレッツテレビが向いている人
フレッツテレビは、テレビ視聴の目的が地デジや無料BSに集約されている人にぴったりです。アンテナの設置が難しかったり、映りの安定性を優先したい家庭にも向いています。必要最低限のチャンネルだけでよい場合、ひかりTVより料金が抑えられるため、コスト重視の人にも選ばれています。
一方で、映画・アニメ・スポーツなど専門チャンネルを豊富に見たい人はひかりTVのほうが向いています。スマホ・タブレット視聴や録画の柔軟性も求める場合は、別途サービス比較が必要です。
フレッツテレビは地デジ中心のシンプル利用に向いているので、必要な番組がはっきりしている人はムダなく使える選択肢ですよ。逆に、専門チャンネルをがっつり楽しみたい人はひかりTVを候補にすると満足度が高くなります
ひかりTVで視聴できるチャンネルと特徴
ひかりTVは、楽天ひかりユーザーが「専門チャンネルもまとめて楽しみたい」「家族でテレビと動画配信の両方を使いたい」と考えるときに最も柔軟に使えるテレビサービスです。地デジ・BSに加えてCS放送やVOD（ビデオオンデマンド）も揃っており、フレッツテレビにはないジャンルの番組が充実しています。
ひかりTVのチャンネル構成は大きく「専門チャンネル」「地デジ・BS」「ビデオサービス」の3つに分かれ、それぞれが視聴スタイルに合わせて選べる点が特徴です。
ひかりTVで視聴できるチャンネルの全体像
ひかりTVでは地デジ・BSに加え、専門チャンネルを多数提供しています。プランごとに視聴できる内容が大きく変わるため、用途に合わせて最適な組み合わせを選ぶことができます。
主な視聴範囲は次のとおりです。
- 地上デジタル放送（エリア対象地域のみ）
- BSデジタル放送
- CS専門チャンネル（50ch以上）
- BS4K放送（一部対応チャンネル）
- ビデオサービス（約41,000本 ※プランにより異なる）
地デジやBS放送に加えて専門チャンネルが豊富な点は、ひかりTVの大きな強みです。アニメ・映画・スポーツ・音楽・ドキュメンタリーなど、家族の嗜好がバラバラでも対応できる構成になっています。
専門チャンネルの特徴と選べるプラン
ひかりTVの専門チャンネルは、エンタメ向けの構成が中心になっており、映画やスポーツのような「専門系」コンテンツに強いのが特徴です。
専門チャンネルで人気のジャンル
- 映画：ハリウッド作品、邦画、特集番組などが24時間編成
- アニメ：深夜アニメ・キッズ向け等の専門編成
- スポーツ：国内外リーグ、格闘技、ゴルフなど
- 音楽：ライブ・PV・アーティスト特集
- ドキュメンタリー：歴史・自然・科学系番組
- バラエティ：お笑い・韓流・エンタメ特化チャンネル
ひかりTVの専門チャンネルは、単純に「数が多い」だけでなく、ジャンルごとにしっかり枠が作られており、普段からテレビをよく見る家庭でも満足度が高いラインナップになっています。
プランごとに視聴できる内容の違い
- 基本プラン
地デジ＋BS＋一部の専門チャンネル - 専門チャンネルプラン
50ch以上の専門チャンネルをフルで視聴可能 - 専門チャンネル・ビデオプラン
50ch以上＋約41,000本のVOD見放題
「専門チャンネルは多くの種類を見たい」「動画配信サービスもまとめたい」という人は上位プランのほうが満足度は高いです。
スマホ・タブレットでの視聴に対応
ひかりTVの大きな特徴のひとつが、スマホ・タブレットでのリアルタイム視聴に対応している点です。追加アプリを利用することで、自宅のテレビ以外のデバイスでも視聴できます。
- 外出先でもライブ配信を視聴可能
- 家族で同時視聴にも対応（※プランとチューナー構成により変動）
- 録画機能は外付けHDDを利用して補える
テレビを置けない部屋や、一人暮らしのワンルームでも柔軟に使える点がメリットです。
VOD作品も充実して家族で使いやすい
ひかりTVはチャンネル数だけでなく、ビデオ作品が豊富で「テレビ＋動画配信」の両立ができる構成です。
- 映画（邦画・洋画の新旧作品）
- 国内ドラマ・海外ドラマ
- アニメ見放題作品
- 子ども向け番組
- ドキュメンタリー作品
- 趣味・カルチャー系動画
単独の動画配信サービスと違い、専門チャンネルが提供している番組の見逃し配信も含まれるため、リアルタイムの録画が不要な場面も多くなります。
ひかりTVが向いているユーザー
ひかりTVは次のような人に特に向いています。
- 映画・アニメ・スポーツなど「専門チャンネル」を重視する人
- 家族が複数ジャンルを楽しみたい家庭
- スマホ・タブレットでも視聴したい人
- テレビ＋VODを一つにまとめたい人
- 工事不要で導入したい人
専門チャンネルに強く、デバイスの自由度が高いため、幅広いユーザーに対応できるサービスといえます。
ひかりTVはチャンネルの種類がとても多いので、家族で見たい番組の傾向が違っていても使いやすいですよ。さらにスマホ視聴にも対応しているので、テレビが1台でも気軽に楽しめるのがポイントです。導入は工事不要で気軽に始められるので、専門番組に興味がある人には特におすすめです
フレッツテレビとひかりTVの料金と初期費用の違い
楽天ひかりでテレビを見る方法として最も迷いやすいポイントが、「フレッツテレビ」と「ひかりTV」どちらを選ぶべきか」という部分です。両者は同じ「光回線を使ったテレビサービス」ですが、月額料金・初期費用・工事の有無が大きく異なります。目的や視聴スタイルに合わせて選ばないと、余計な費用が発生するため注意が必要です。
本セクションでは、ITに詳しくない方でも確実に判断できるように、料金・初期費用・工事の有無の違いをわかりやすく整理します。
月額料金の違い
フレッツテレビは「地デジ・BS中心」、ひかりTVは「専門チャンネル・VOD中心」という前提があるため、料金体系も大きく異なります。
フレッツテレビ（月額825円）
・地デジと無料BSが視聴できる
・スカパー！を追加する場合のみ料金が変動
・複数台で視聴しても月額は変わらない
→ 地デジだけでよい人には最安級
ひかりTV（月額1,100円〜）
・専門チャンネル数に応じて料金が変動
・VOD作品が多いプランほど料金が上がる
・スマホ・タブレット視聴も追加費用なし
→ 動画サービスの代わりにもなる総合エンタメ型
月額はひかりTVが高めですが、専門チャンネルや見放題作品が豊富なため「動画配信サービス＋テレビ」をまとめたい人にメリットがあります。
初期費用の違い
両者の差がもっとも大きく現れるのが初期費用です。
フレッツテレビ（18,480円〜）
・テレビ視聴サービス登録料
・伝送サービス工事費
・屋内配線工事費（台数により追加）
テレビ1台の場合でも最低 18,480円 かかり、複数台になると3万円以上になることもあります。配線を自分で行うことで費用を抑えられますが、作業の難易度はやや高めです。
ひかりTV（初期費用0円）
・契約手数料なし
・工事なし
・機器の設置だけで利用開始
専用チューナーをレンタルする場合のみ月額550円〜が追加されますが、初期費用は完全0円でスタートできます。
工事の有無と導入スピードの違い
フレッツテレビ
・必ず立ち会い工事が必要
・工事日は楽天ひかり開通後にしか予約できない
・申込みから視聴まで最短でも数日〜数週間
→ すぐ見たい人には不向き
ひかりTV
・工事不要
・チューナーが届いたらすぐ視聴可能
→ 最短で数日以内にテレビが見られる
「とにかく早く見たい」という場合、ひかりTVが圧倒的に有利になります。
どちらが安い？ ― 総額で比較
利用期間を1年間と仮定すると、初期費用を含めて総額に大きな差が生まれます。
フレッツテレビ（1年）
初期費用18,480円 + 月額825円 × 12ヶ月
→ 28,380円
ひかりTV（1年）
初期費用0円 + 月額1,100円 × 12ヶ月
→ 13,200円
※最安プランの場合
ただし「専門チャンネル＋ビデオプラン（3,850円）」を選んだ場合は総額が大きくなるため、用途に合わせたプラン選択が必要です。
どちらを選ぶべきかの結論
フレッツテレビが向いている人
・地デジと無料BSだけで十分
・月額料金をできるだけ抑えたい
・テレビ録画機能をそのまま使いたい
ひかりTVが向いている人
・映画・アニメ・スポーツなど専門チャンネルを見たい
・工事なしですぐに使いたい
・スマホやタブレットでも視聴したい
・VODもまとめて使いたい
目的が「普通のテレビ視聴」なのか「エンタメ全部をまとめたいのか」で最適解が変わります。
フレッツテレビとひかりTVは、料金よりも“目的に合った仕組み選び”が重要なんです。地デジ中心ならフレッツテレビで十分ですが、専門チャンネルやVODを楽しみたいならひかりTVが便利ですよ。自分の視聴スタイルに合わせて選ぶとムダなく快適に使えます
楽天ひかりユーザーがテレビを視聴するための接続機器
楽天ひかりでテレビを視聴するには、サービスの選択によって必要な機器が大きく変わります。フレッツテレビは同軸配線を使う構成、ひかりTVはIP伝送を使う構成となり、接続の仕方や必要な機器がまったく異なります。ここでは、ITに不慣れな人でも迷わないように、用途別に「必要なものだけ」を整理して解説します。
フレッツテレビで必要な接続機器
フレッツテレビは光回線をテレビ信号として変換する仕組みを使うため、専用の機器と同軸ケーブルが必須になります。地デジ・BSを視聴するための基本構成は以下です。
主要機器
- V-ONU（映像用回線終端装置）
フレッツテレビの工事で設置されるテレビ信号変換装置です。楽天ひかりのONUとは別の機器で、テレビ視聴の中核になります。 - 同軸分配器（1入力2出力以上）
V-ONUで変換した信号をテレビやレコーダーに分岐します。BSを視聴する場合はBS・地デジ両対応タイプが必要です。 - 同軸ケーブル（テレビ・BS対応）
分配器とテレビをつなぐケーブルです。地デジだけなら1本、BSも見る場合は2本必要になります。
スカパーのプレミアムサービスを視聴する場合
- スカパー用専用チューナー（プレミアムサービス光対応）
この場合のみ追加チューナーが必要です。通常の地デジ・BSでは不要です。
2台以上のテレビにつなぐ場合
- 分配器の出力数を増やす
- 同軸ケーブルを追加
- 配線距離が長い場合はブースターが必要になるケースもあり
工事内容によって配線が変わるため、複数台運用は事前確認が重要です。
ひかりTVで必要な接続機器
ひかりTVはIPテレビ方式のため、同軸ケーブルは不要でLAN配線のみで視聴できます。工事も不要で、機器を接続すればそのまま利用できます。
主要機器
- ひかりTV専用チューナー（ST-3400 など）
レンタル（月額550円）または購入（3万円前後）から選択できます。録画機能を使う場合は外付けHDDが必要です。 - HDMIケーブル
チューナーとテレビを接続します。HDMI端子のないテレビは変換アダプタが必要です。 - LANケーブル
楽天ひかりのONUまたはルーターと専用チューナーを接続します。
2台同時視聴する場合
ひかりTVは1契約で2台まで視聴できますが、2台目には追加の機器が必要です。
利用できる機器の例
- 2台目用のひかりTVチューナー
- ひかりTV対応テレビ（内蔵チューナー搭載モデル）
- Amazon Fire TV
- PS3
- 光BOX+
なお、スマホ・タブレットでの視聴には追加の機器は不要です。
機器選びで失敗しないポイント
1 楽天ひかりのONUだけではテレビは映らない
テレビ視聴には、フレッツテレビならV-ONU、ひかりTVなら専用チューナーが必須です。
2 ルーターはIPv6（クロスパス）対応を選ぶ
ひかりTVはIPv6環境が前提です。楽天ひかり向けに「クロスパス対応」と明記されたルーターを選びましょう。
3 テレビの台数・視聴したい番組で必要機器が変わる
地デジだけならフレッツテレビが簡単ですが、BS・CS・専門チャンネルを楽しみたい場合はひかりTVのほうが構成がシンプルです。
4 録画をしたい場合は外付けHDDが必要
ひかりTVのチューナーはテレビ本体の録画機能を通せません。録画はチューナー側に外付けHDDを接続します。
最適な組み合わせの目安
- 地デジと無料BSだけ見たい → フレッツテレビ
V-ONUと分配器が必要。テレビを複数台使うなら配線構成を事前確認。 - 映画・アニメ・スポーツなど専門チャンネルも見たい → ひかりTV
専用チューナー＋LAN＋HDMIで完結するシンプルな構成。 - スマホでも見たい → ひかりTV一択
アプリで外でも視聴可能。
テレビ視聴の仕組みは少し複雑ですが、必要な機器さえ正しく揃えれば安定して使えるようになります。フレッツテレビは同軸配線、ひかりTVはLAN配線という違いを押さえておけば迷わないですよ。自分の視聴環境に合わせて、機器の有無や接続方法をしっかり確認して選んでくださいね
テレビ視聴に必要なエリア条件と建物条件
楽天ひかりでテレビを視聴する場合は、フレッツテレビとひかりTVのどちらを利用するかによって、必要なエリア条件や建物条件が大きく変わります。対応外エリアや建物構造によって視聴できないケースがあるため、申し込み前の確認が非常に重要です。
フレッツテレビの提供エリアと利用できる建物条件
フレッツテレビは、光ファイバーにテレビ信号を多重化して送る方式のため、利用できる地域と建物構造が厳密に規定されています。
対応エリアの基本条件
東日本・西日本ともに、以下の府県の“提供エリア内の一部地域”でのみ利用できます。市区町村単位ではなく、同じ区内でも使える・使えないが分かれるほど細かく制限されています。
対応エリアに含まれていても、建物側の設備や配線が旧式の場合は非対応となるケースがあります。住所検索で「提供外」と出た場合は視聴できません。
利用できる建物条件
フレッツテレビを利用できるのは、次のタイプに限られます。
- 戸建て住宅（東日本・西日本）
- 光配線方式のマンション（東日本エリアのみ）
特にマンション利用には注意が必要です。VDSL方式やLAN方式ではテレビ信号を光回線に重畳できないため、フレッツテレビは利用できません。室内に「光コンセント（SC端子）」があるタイプでない場合はほぼ非対応になります。
また、古い集合住宅では同軸配線の規格が合わないケースもあり、工事の可否が事前調査で判断されます。
ひかりTVの提供エリアと建物条件
ひかりTVはIP放送方式のため、フレッツテレビより柔軟に利用できますが、すべての地域で地デジを視聴できるわけではありません。
地デジ配信エリアの条件
ひかりTVのテレビ（地デジ・BS）視聴は、次のエリアに限定されています。
- 東日本：北海道（※一部）、宮城、新潟、栃木、群馬、茨城、東京、神奈川、千葉、埼玉
- 西日本：石川、静岡、愛知、大阪、京都、兵庫、広島、福岡、熊本、沖縄
このエリア外では、専門チャンネルやVODだけは視聴できますが、地デジ・BSは視聴できません。そのため、地上波の代替として利用したい場合は必ず“地デジ対応エリアかどうか”を先に確認する必要があります。
建物条件のポイント
ひかりTVはIP配信のため、マンション・戸建ていずれでも利用できます。ただし次の条件が必須です。
- IPv6（クロスパス）に対応したルーターを使用できること
- 光回線が安定して利用できる配線方式であること
VDSL方式でも利用自体はできますが、速度が遅い時間帯は映像が途切れたり画質が低下する可能性があります。高画質で安定視聴したいなら光配線方式が最適です。
エリアと建物条件を満たさない場合の対策
エリア外や建物非対応だった場合は、次の代替方法があります。
- 地デジ視聴だけ必要なら室内アンテナの利用を検討
- ひかりTVの「専門チャンネル＋VOD」だけ契約（地デジは別方式）
- ケーブルテレビ（J:COMなど）を併用
- 建物管理会社へ光配線方式への変更を相談
光テレビが不可でも、ネット配信で専門チャンネルを補う方法は多いため、「地デジだけアンテナ」「専門チャンネルは配信サービス」という組み合わせも十分実用的です。
視聴可能か最速で判定するチェックリスト
以下の項目を満たせば、楽天ひかりでテレビ視聴の準備が整っています。
- 住所検索でフレッツテレビが「提供可」と表示される
- マンションの場合、光配線方式で光コンセントが設置されている
- ひかりTVの“地デジ対応エリア”に住んでいる
- IPv6（クロスパス）対応ルーターが利用できる
どちらのサービスも条件を満たさないと視聴不可になるため、住所検索と配線方式の確認は必須です。
エリアと建物条件は見落としが多いポイントですが、ここをしっかり押さえておけば「申し込んだけど映らない」という失敗を防げます。自宅の配線方式と対応エリアを先に確認して、最適なサービスを選んでくださいね
楽天ひかりでテレビを見たい人向けのおすすめプラン選び
楽天ひかりでテレビを視聴する場合は、フレッツテレビまたはひかりTVのどちらかを選ぶ必要があります。どちらも光回線を使ったテレビサービスですが、料金・チャンネル構成・必要機器・視聴スタイルが大きく異なるため、自分の利用目的に最適なほうを選ぶことが重要です。
地デジ中心でコストを抑えたい人に向くプラン
地デジ（＋無料BS）だけ視聴できれば十分という人には、フレッツテレビが向いています。
特徴は以下のようになります。
- 月額825円でシンプルな構成
- 専門チャンネルが不要な人向き
- 地デジ対応のテレビがあれば専用チューナー不要
- スカパー！は必要な分だけ追加可能
初期費用は発生しますが、月額の安さと操作のシンプルさを重視するなら非常に扱いやすいサービスです。テレビをよく見るが専門チャンネルまでは不要という家庭に向いています。
映画・アニメ・スポーツなど専門チャンネルも楽しみたい人に向くプラン
多くのチャンネルを楽しみたい人は、ひかりTVが最適です。
50ch以上の専門チャンネルに加えて、映画・ドラマ・アニメなどのビデオ作品も選べます。
- 専門チャンネルの数が豊富
- スマホ・タブレットでも視聴可能
- 工事不要で初期費用がかからない
- プランによってはビデオ見放題
- 24ヶ月割引（ひかりTVはじめて割）を適用すると大幅に安く利用できる
家族でジャンルの好みが分かれる家庭や、録画よりも配信型の視聴が主流になっている家庭には特に使いやすい構成です。
スマホやタブレットでも見たい人に向くプラン
外出先で視聴したい、子ども用にスマホでアニメを見せたいなど、柔軟な視聴スタイルを求める場合もひかりTVが優勢です。
専用アプリでの視聴に対応しているため、テレビ以外の端末から手軽に利用できます。
また、テレビが1台しかなくても家族で別々の番組を楽しむことができ、使い方の自由度が高いところが魅力です。
2台以上のテレビで使いたい場合
テレビを複数台設置している家庭では、次の点が判断材料になります。
- フレッツテレビはテレビ台数に関係なく月額は同じ
- ただし、複数台の接続時は初期工事費が高くなる場合がある
- ひかりTVはチューナー追加が必要になるため、端末台数分の費用が増える
テレビを2〜4台使う場合は、初期費用と必要機器のバランスを比較すると、地デジ中心の家庭ではフレッツテレビのほうが負担が少ないケースが多いです。
録画スタイルで選ぶべきプラン
録画を重視する場合は、以下の点も考慮して選ぶ必要があります。
- フレッツテレビは従来のテレビと同じ録画方法が使える
- ひかりTVは専用チューナー経由となりテレビ内蔵の録画機能は利用不可
- ひかりTV録画は外付けHDDが必要
- ひかりTV解約後は録画した番組が見られない
長期間録画した番組を残したい人や、テレビの録画機能をそのまま使いたい人はフレッツテレビが相性の良い選択になります。
プラン選びのまとめ
目的別に整理すると、次のように選ぶと失敗しません。
- 地デジ中心／専門チャンネル不要／録画したい
→ フレッツテレビ - 映画・スポーツ・アニメなど専門チャンネル重視
→ ひかりTV - スマホでも視聴したい／家族で別々の番組を楽しみたい
→ ひかりTV - テレビ複数台の利用が前提でコストを抑えたい
→ フレッツテレビ
家庭の視聴スタイル・機器構成・予算を組み合わせて判断することで、より満足度の高いプラン選びができます。
テレビ視聴スタイルが人によって大きく違うので、まず「地デジだけでいいのか」「専門チャンネルが必要か」「スマホでも見たいのか」の3つを基準に決めるのがコツです。録画機能やテレビの台数によっても最適なサービスが変わるので、家族の使い方を具体的にイメージすると失敗しませんよ
テレビ視聴開始までの手順と失敗しない申し込み方法
楽天ひかりでテレビ視聴を始めるには、利用するサービスによって必要な手順と注意点が大きく変わります。ここではフレッツ・テレビとひかりTVの両方について、最短で迷わず視聴を始めるための具体的な流れと、申し込み時にやってしまいがちな失敗を防ぐポイントを整理します。
フレッツ・テレビの申込みから視聴開始までの流れ
フレッツ・テレビは地デジや無料BSを中心に視聴するサービスで、開通までに「エリア確認」「住所情報の入力」「工事日調整」という段取りが必須です。
フレッツ・テレビの基本ステップ
- 提供エリアの確認
郵便番号と住所を入力し、利用可能かを確認します。対応外だった場合はフレッツ・テレビは選べません。 - 申込みフォームに情報を入力
楽天ひかりで発行される「お客様ID」を含め、契約者情報・利用プランを選択します。 - NTTからの確認連絡と工事日調整
入力内容に誤りがないか確認され、工事実施日を調整します。屋内配線を自分で行うか、工事に含めるかもこの段階で決めます。 - 書類の受け取り
「開通のご案内」などが届きます。視聴や設定に必要な情報はここに記載されるため保管が必要です。 - 宅内工事と最終設定
作業員が来宅し、V-ONUや分配器の設置を行います。テレビ側ではチャンネル設定を行えば視聴開始できます。
フレッツ・テレビの申込みで失敗しやすいポイント
- 住所情報の部屋番号を漏らすと、後から審査がやり直しになります。
- 楽天ひかりの開通が済んでいない場合は申し込み不可です。ネット開通の前後を混同しないことが重要です。
- 屋内配線工事の有無を曖昧にしたまま申し込むと、当日の工事が追加費用になることがあります。
ひかりTVの申込みから視聴開始までの流れ
ひかりTVは専門チャンネルやビデオ作品も扱うサービスで、工事不要で契約が完了します。初期費用ゼロで、チューナー受け取り後すぐ視聴できる点が特徴です。
ひかりTVの基本ステップ
- 契約プランを選択して申込み
dアカウントでログインし、希望プランを選択します。クレジットカードの登録が必要です。 - ひかりTV会員登録証の受取
接続時に必要な「お客さまID」と「エントリーコード」が届きます。 - 専用チューナーを接続
ONUまたはルーターとLANケーブルで接続し、テレビとはHDMIでつなぎます。 - 初期設定を行う
画面の案内に沿ってID情報を入力すれば、地デジ・BS・専門チャンネルの視聴準備が整います。
ひかりTVの申込みで失敗しやすいポイント
- チューナーが必須であることを見落とすと、アカウントだけ作っても視聴できません。
- 地デジ対応エリアの確認不足により、「地デジが映らない」というトラブルが発生します。
- IPv6設定（クロスパス対応ルーター必須）を忘れると、ひかりTVの接続が不安定になることがあります。
楽天ひかり側で必要な事前準備
テレビサービスとは別に、楽天ひかり利用者として最低限確認しておくべきポイントがあります。
事前に必ず確認する項目
- IPv6（クロスパス）対応ルーターを利用しているか
特にひかりTVはIPv6が前提のため、非対応機器だと正常に動きません。 - ONUやルーターのLANポート数
ひかりTVチューナーを接続するための空きポートが必要です。 - テレビのHDMI端子やアンテナ端子の確認
フレッツ・テレビとひかりTVでは接続方式が異なるため、テレビの端子構成を事前に把握しておくとスムーズです。
申し込み前に比較して迷わないためのチェックリスト
- 地デジだけ見たい → フレッツ・テレビ
- 工事したくない → ひかりTV
- 専門チャンネルも見たい → ひかりTV
- マンションでフレッツが非対応 → ひかりTV
- 録画重視 → フレッツ・テレビ（テレビの録画機能が使える）
必要な機能と条件さえ整理しておけば、契約後に後悔するリスクを大きく減らせます。
テレビ視聴の準備は段取りがとても大切です。特にフレッツ・テレビは工事の日程調整や住所入力のミスが後のトラブルにつながりやすいので、一つずつ丁寧に確認するのがおすすめですよ。ひかりTVは工事が不要なぶん、機器と設定の理解が重要になります。迷ったときは「地デジだけか」「専門チャンネルが必要か」で判断するとスムーズです
19位
楽天ひかり
楽天モバイル
| 回線タイプ | NTT光回線 |
| 戸建ての月額基本料金 | 5,280円 |
| マンションの月額基本料金 | 4,180円 |
| 下り速度（実測値） | 213.16Mbps |
| 上り速度（実測値） | 234.46Mbps |
| PING値（実測値） | 18.81ms |
| 下り速度の速さ | 1.05 |
| 上り速度の速さ | 1.28 |
| 戸建て料金の安さ | 1.78 |
| マンション料金の安さ | 1.00 |
| 初期費用の安さ | 0.89 |
| 総合 | 1.20 |
楽天ひかりがおすすめの理由
楽天ひかりがおすすめの理由は「スマホセット割の割引が大きい点」「楽天市場のお買い物がポイントUP」です。
楽天ひかりは、NTTフレッツ光回線を利用している光コラボの光回線サービスです。NTTフレッツ光回線の中では、通信速度の測定で、やや遅めの速度となっています。
また、楽天の光回線サービスのため、スマホセット割があり、楽天モバイルユーザーにおすすめの光回線と言えます。
さらに楽天市場のお買い物で獲得できるポイントは、最大7倍でポイントが貯まります。
デメリットは、独自回線と比較してしまうと、速度は遅い点です。また、キャンペーンの達成条件が渋く、料金はやや高めの設定となっています。
| 回線タイプ | NTT光回線 |
| 戸建て1年利用時の実質料金 | 7,040円 |
| 戸建て2年利用時の実質料金 | 6,195円 |
| 戸建て3年利用時の実質料金 | 5,898円 |
| マンション1年利用時の実質料金 | 5,940円 |
| マンション2年利用時の実質料金 | 5,095円 |
| マンション3年利用時の実質料金 | 4,798円 |
| 戸建ての月額基本料金 | 5,280円 |
| マンションの月額基本料金 | 4,180円 |
| 下り速度（実測値） | 213.16Mbps |
| 上り速度（実測値） | 234.46Mbps |
| PING値（実測値） | 18.81ms |
| 工事費 | 22,000円 |
| 初期費用 | 880円 |
| 提供地域 | 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 |
| 定期契約 | 2年契約、3年契約（お客様によって異なる） |
| テレビ対応 | |
| 無料ルーターレンタル | |
| 無料訪問サポートつき | |
| 無料セキュリティソフト | （3台まで12か月間無料） |
| 戸建て対応 | |
| マンション対応 | |
| IPv6対応 | |
| サポート | 電話、お問い合わせフォーム |
| 開通までのモバイルWi-Fiルーターレンタルあり | |
| 違約金負担キャンペーンあり | |
| スマホセット割 | 楽天モバイルでセット割引 |
| 支払方法 | クレジットカード、口座振替、デビットカード |
