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目次
ドコモポケットWiFiとは?特徴と利用できる無制限プランの概要
ドコモポケットWiFiの基本概要
ドコモポケットWiFi(正式名称:Wi-Fi STATION)は、NTTドコモが提供するモバイルルーターで、スマートフォンと同じドコモ回線(4G/5G)を利用してインターネットに接続します。屋内外を問わず安定した通信を実現できるのが最大の特徴です。
モバイルワークや外出先でのリモート会議、動画視聴などに利用されることが多く、個人利用からビジネス用途まで幅広く対応しています。
ドコモのポケットWiFiは、ドコモショップや公式オンラインショップで契約可能で、現在は主に以下の2機種が取り扱われています。
- Wi-Fi STATION SH-52B(シャープ製)
- Wi-Fi STATION SH-54C(シャープ製)
どちらも5G通信に対応しており、ドコモの高品質ネットワークをフルに活用できます。
最新モデルの特徴とスペック
ドコモのポケットWiFiは、特に通信の安定性と速度に定評があります。
最新の2機種には以下のような特徴があります。
SH-54C(ハイエンドモデル)
- 最大通信速度(下り):4.9Gbps
- 最大通信速度(上り):1.1Gbps
- 5G SA(スタンドアローン)対応
- 最大同時接続台数:17台
- バッテリー持続時間:約10時間
- 端末価格:96,800円(税込)
SH-52B(スタンダードモデル)
- 最大通信速度(下り):4.2Gbps
- 最大通信速度(上り):218Mbps
- 5G NSA(ノンスタンドアローン)対応
- 最大同時接続台数:17台
- バッテリー持続時間:約10.5時間
- 端末価格:35,640円(税込)
SH-54Cは「純粋な5G通信(SA方式)」を利用できる高性能モデルで、都市部など5Gエリア中心で使いたい方向けです。
一方、SH-52Bはコストを抑えつつも十分な通信性能を備えており、5G・4Gエリアを問わず安定した通信が可能です。
利用できる無制限プランの概要
ドコモでは、ポケットWiFi専用のプランは存在しませんが、スマートフォンと同じ料金体系の「ドコモ MAX」プランを契約することで、無制限にデータ通信を利用できます。
ドコモ MAXプラン(無制限対応)
- データ容量:無制限
- 月額料金:8,448円(税込)
- 契約期間:なし(縛りなしプラン)
- 支払い方法:クレジットカードまたは口座振替
- 割引適用:
- みんなドコモ割(家族割):最大1,210円割引
- dカードお支払割:187円割引
- ドコモ光セット割:最大1,100円割引
これらの割引を適用することで、実際の月額は7,000円台まで下げることも可能です。
無制限プランといっても、混雑時間帯やネットワーク負荷の高い場所では一時的に速度制御が行われることがあります。しかし、基本的に月間データ容量の上限はなく、日常的な動画視聴やテレワーク用途には十分対応できます。
利用エリアと通信品質
ドコモのポケットWiFiは、全国99%以上の人口カバー率を誇るドコモ4G/5Gネットワークを利用できます。
特に5G対応エリアは都市部を中心に拡大を続けており、高速かつ低遅延な通信を実現しています。
また、5Gエリア外でも「PREMIUM 4G」による高速通信が利用できるため、安定した接続を保てます。

安定した通信を求めるなら、スペック重視のSH-52Bでも十分に満足できますよ。コスパを考えつつ、まずは自分の使う場所が5G対応エリアかどうかを確認してから選ぶのが賢い判断です
ドコモポケットWiFiの無制限プラン料金と注意点
ドコモMAXプランの料金体系
ドコモのポケットWiFi(Wi-Fi STATION)を無制限で使うには「ドコモMAX」プランの契約が必要です。データ通信量に応じて段階的に料金が変動し、3GBを超えた段階で自動的に無制限モードへ切り替わります。料金は以下の通りです。
- 1GB未満:5,698円
- 1〜3GB未満:6,798円
- 無制限利用時:8,448円
ドコモMAXプランは契約期間の縛りがなく、解約金も発生しません。事務手数料は3,850円で、初月のデータ利用量に応じて日割り計算されます。
割引適用による実質料金の変化
ドコモの料金は一見高額に見えますが、条件を満たすことで割引が適用される仕組みがあります。代表的なものは以下の3つです。
- dカードお支払割:dカードで支払い設定を行うことで月額187円割引
- みんなドコモ割:家族内にドコモユーザーが2人で550円、3人以上で1,100円割引
- ドコモ光セット割:自宅または家族のドコモ光契約で最大1,100円割引
最大で合計2,387円の割引が可能です。すべての割引を適用できれば、無制限プランの実質月額は約6,000円前後まで下がります。ただし、各割引には条件があり、単身利用者や口座振替支払いでは一部適用できません。
実際の月額コストと初期費用
初期費用としては、端末代金と事務手数料が必要です。人気モデル「SH-52B」は35,640円、「SH-54C」は96,800円と大きな差があります。端末代は36回分割も可能ですが、分割払いにすると毎月の支払額が増える点に注意が必要です。
無制限利用を前提にした3年間の総額を試算すると次の通りです。
項目 | SH-52B(35,640円) | SH-54C(96,800円) |
---|---|---|
月額料金(8,448円×36ヶ月) | 約304,128円 | 約304,128円 |
端末代金 | 35,640円 | 96,800円 |
事務手数料 | 3,850円 | 3,850円 |
合計費用 | 約343,618円 | 約404,778円 |
端末の性能差を考慮しても、トータルコストは他社より圧倒的に高く、WiMAXや楽天モバイルの無制限プランと比べると約20万円以上の差が出ます。
無制限といっても「実質的な制限」に注意
「無制限」とは謳われていますが、ドコモではネットワークの公平性維持のため、大量通信が続いた場合に速度制御される可能性があります。具体的な基準は非公開ですが、短期間に100GBを超える通信を行うと一時的な制御がかかるケースが報告されています。
また、5Gエリアでも通信状況や混雑時間帯によっては4Gへ自動的に切り替わるため、常に最速で通信できるわけではありません。
コスト面での落とし穴
多くのユーザーが見落としがちなポイントとして、端末価格とデータ容量無制限のバランスがあります。ドコモMAXは解約金こそ不要ですが、他社のようなキャッシュバックや端末代無料キャンペーンがないため、実質月額が1万円を超えるケースも珍しくありません。
また、ポケットWiFi専用プランが存在せず、スマホと同じ料金体系を流用しているため、モバイルルーター単体での利用効率が悪くなりがちです。

料金は高いですが、その分通信の安定性やサポート品質は抜群です。費用を抑えたい人には不向きですが、「通信の安定性を最優先したい」「業務や出張先での信頼性を重視したい」という方に向いています。料金重視なら、WiMAXや楽天モバイルなどの代替も視野に入れると良いでしょう。
ドコモポケットWiFiは本当に無制限?速度制限の実態
「無制限」と言われる仕組みの裏側
ドコモのポケットWiFi(Wi-Fi STATION)では「ドコモMAX 5G」などのプランで“データ無制限”とされていますが、これはデータ通信量に対する明確な上限がないという意味であり、常に最大速度で通信できる保証があるということではありません。
ドコモは公式に「大量通信が継続した場合、他の利用者の通信品質確保のために速度を制御することがある」と明記しています。つまり、“無制限=常に高速”ではないという点が実態です。
具体的には、短時間に極端な通信を行った場合や、長時間高負荷な通信を続けると、一定期間に限り速度が制限される可能性があります。とくに夜間帯(20時~翌1時)はトラフィックが集中しやすく、制御の対象となりやすい傾向にあります。
実際に発生する速度制限の条件
ドコモが公表している「通信の最適化」および「速度制御」の条件をもとにすると、以下のようなケースで制限がかかることがあります。
- 大容量の動画を長時間ストリーミング再生し続けた場合
- クラウドバックアップやゲームアップデートなどで数十GB単位の通信を一度に行った場合
- テザリングを利用して複数端末で大量通信を行った場合
これらの通信は、他ユーザーの利用環境に影響を与える可能性があるため、自動的に速度が制御されます。制限後の通信速度は公式に明示されていませんが、1〜5Mbps程度に落ちるケースが報告されています。これはYouTubeの標準画質再生には支障がないものの、4K動画や大容量のオンラインゲームには厳しい速度です。
利用者の実測データと速度変化の傾向
実際の利用者の計測結果では、昼間は下り平均100〜150Mbps前後で快適に通信できる一方、夜間帯や高負荷時には20〜40Mbps程度に低下する例も確認されています。
また、1日あたり100GB以上を継続して利用したユーザーの一部で、翌日に一時的な速度制御がかかったという報告もあります。これらはドコモ公式が設定した明確な数値制限ではないものの、ネットワークの混雑状況によって“実質的な制限”が発生していることを示しています。
速度制御を回避・軽減する方法
速度制限を完全に避けることはできませんが、以下のような使い方を意識することで制御の影響を最小限にできます。
- ソフトウェア更新やバックアップは深夜や早朝など通信が空いている時間帯に行う
- 動画視聴や配信は画質設定を「自動」または「中画質」に変更する
- テザリングを利用する際は、同時接続台数を減らす
- データのアップロードを大量に行う場合は、クラウド経由より有線環境を活用する
これらを実践するだけでも、体感速度の安定性が大きく変わります。
IT視点で見た“無制限”の正確な理解
技術的にみると、「無制限」という表現は通信量を基準にした制限がないことを指す一方で、ネットワーク管理上の“制御”は常に存在するのが現実です。特に5Gや4Gのモバイルネットワークは、周波数帯や基地局の負荷に左右されるため、利用状況によって通信品質が変動します。
つまり、ドコモの無制限プランは「通信量を理由に切断されることはない」ものの、「混雑時に速度が落ちることはある」という、品質と公平性を両立するための“バランス型無制限”といえます。

どれだけ“無制限”と書かれていても、通信速度には現実的な上限があります。仕組みを理解して上手に使うことが、安定したネット環境を保つコツですよ
ドコモユーザー限定!5Gデータプラス(月額1,100円)の裏側
スマホ契約者だけが使える“サブ回線”という仕組み
ドコモの「5Gデータプラス」は、スマホをすでに契約しているユーザーが追加でモバイルルーターを利用できる“サブ回線プラン”です。
ドコモのメイン回線(スマホ契約)と紐づけることで、月額1,100円という低料金でポケットWiFiが利用できるのが最大の特徴です。
スマホ契約をしていないと利用できないため、あくまで「スマホのデータ容量を分け合う」ような仕組みと考えるとわかりやすいでしょう。
Wi-Fi STATION(SH-52BやSH-54Cなど)をサブ機として運用できるため、テザリングより安定した通信を得られます。
「30GB制限」という見落とされがちな条件
安く使える一方で、5Gデータプラスには大きな制約があります。
月額1,100円の料金で使えるデータ容量は「30GBまで」。それを超えると通信速度が大幅に低下し、実質的にインターネットが使いものにならなくなります。
この30GB上限は、メイン回線のプランがどれだけ大容量でも変わりません。たとえばスマホ側が「無制限プラン(ドコモMAX)」であっても、サブ回線のポケットWiFiは30GBでストップします。
つまり“無制限WiFi”としては利用できないのです。
特に動画視聴やリモートワークなど、日常的に通信量が多い使い方をする人にとっては、30GBはあっという間に到達する容量です。
目安として、フルHD動画の視聴では1時間あたり約3GB前後を消費します。1日2時間利用すれば、10日ほどで上限に達してしまう計算です。
賢く使えばコスパ抜群。5Gデータプラスが向いている人
ただし、5Gデータプラスは使い方によっては非常にコスパの良い選択肢になります。次のような利用スタイルの方には特におすすめです。
- 出先での作業が週に数回程度に限られる人
- スマホのテザリングを使いたくない、バッテリーを節約したい人
- 家族でデータ容量を分け合いたい人
- 2台持ちでノートPCやタブレットを簡単にネット接続したい人
一方で、日常的にリモートワークや動画配信を行う方、外出先で長時間接続したい方は、WiMAXなどの“真の無制限WiFi”を検討した方が現実的です。
「格安なのに制限あり」──通信品質とのバランスを見極める
5Gデータプラスの魅力は、ドコモ回線の安定性をそのままに、低コストで複数デバイスをネット接続できる点です。
しかし、裏を返せば「安く使える代わりに通信量に制約がある」という構造でもあります。
この仕組みを理解せずに“無制限WiFi”のつもりで契約すると、30GB制限で思わぬストレスを感じることになります。
通信品質を重視しつつ、月30GB以内で十分という人にとっては、5Gデータプラスは最適解です。
一方で、通信量を気にせず使いたい方には、ドコモMAXプランまたはWiMAX系ルーターの方が向いています。

月1,100円で使えるって魅力的ですよね。でも、あくまで“スマホの延長線上”のサブ回線だと理解しておくのがポイントです。軽い用途なら最高のコスパ、でも本格的に使うなら別ルーターを検討した方がいいですよ
ドコモポケットWiFiのメリット。品質・サポート・通信安定性
全国で繋がる圧倒的な通信エリア
ドコモのポケットWiFi(Wi-Fi STATION)は、日本全国で利用できる安定した通信網が最大の魅力です。NTTドコモが長年にわたり構築してきた基地局ネットワークは、山間部や地方都市、地下街などでも電波が届きやすく、他社のポケットWiFiでは圏外になるような環境でも安定して接続できるケースが多くあります。
また、4G LTEに加えて5Gエリアが急速に拡大しており、都市部では4.9Gbpsの高速通信を体験できる環境が整いつつあります。出張先や旅行先でのオンライン会議、動画配信などでも途切れにくい通信品質を確保できる点は、ビジネス利用やIT関連の業務を行う方にとって大きなメリットです。
高品質な通信を支える5G SA対応とPREMIUM 4G技術
最新モデル「SH-54C」は、5G SA(スタンドアローン)方式に対応しています。これは従来の4G設備に依存しない“純粋な5G”であり、低遅延かつ大容量のデータ通信を可能にする次世代規格です。
さらに、5Gエリア外でも「PREMIUM 4G」と呼ばれる独自技術によって、下り最大1.7Gbpsの高速通信を維持します。基地局を複数同時に利用する「キャリアアグリゲーション」技術により、ネットワークが混み合う時間帯でも通信が安定しており、クラウドツールの利用やVPN接続など、IT業務における高負荷な通信も快適にこなせます。
通信の安定性とセキュリティ
ドコモ回線はノイズ耐性や混雑時の安定性に優れており、長時間のオンラインミーティングやリモート開発環境でも通信が途切れにくいのが特徴です。5G/4G切り替えもシームレスに行われるため、移動中でもストレスなく利用できます。
また、ドコモのネットワークは企業利用にも適した高いセキュリティ基準で運用されており、VPN接続やリモートワーク時のデータ保護にも安心感があります。社外での機密資料共有や、クラウドストレージへのアクセスにも適した信頼性を備えています。
手厚いサポート体制とサポート窓口の品質
ポケットWiFiの導入後に問題が起きた場合も、全国のドコモショップで直接サポートを受けられるのは大きな安心材料です。
電話やチャットによるオンラインサポートも24時間体制で整っており、接続設定や機種トラブル、契約内容の確認なども迅速に対応してもらえます。
さらに法人向けには専用のビジネスサポート窓口があり、社用モバイルの一括管理や複数端末運用の相談も可能です。安定した通信環境とサポート品質の両立は、他社のポケットWiFiにはないドコモ独自の強みといえます。
ビジネスにも日常にも強いトータル品質
ドコモのポケットWiFiは、通信速度や安定性だけでなく、サポート体制・セキュリティ・対応エリアの広さなど、あらゆる面で高い品質を実現しています。IT分野の仕事で常に接続環境を求める方や、移動の多いフリーランス、外出先でも業務効率を落としたくないビジネスパーソンにとって、信頼できるモバイルインフラとなるでしょう。

通信品質やサポート体制を「費用」より重視する方には、ドコモのポケットWiFiは最も堅実な選択肢ですよ。多少コストが高くても、仕事中に“繋がらない”ストレスがないというのは大きな価値です
ドコモポケットWiFiのデメリット。他社より高いコスト構造
端末代金が突出して高い理由
ドコモのポケットWiFi端末は、ハイエンドスマートフォン並みの価格設定です。最新機種「Wi-Fi STATION SH-54C」は96,800円、ひとつ前のモデル「SH-52B」でも35,640円と、他社のモバイルルーターと比べて非常に高額です。
この価格の背景には、5G SA(スタンドアローン)対応や複数アンテナによる高速通信性能、セキュリティチップの搭載といったハードウェア面の充実があります。とはいえ、これらのスペックを活かせる利用環境はまだ限定的です。一般ユーザーにとってはオーバースペックであり、コストに見合う恩恵を受けづらいのが現実です。
WiMAXや楽天モバイルなどでは、端末代が実質無料になるキャンペーンが一般的で、コストパフォーマンスの差は歴然です。たとえばWiMAXの「Speed Wi-Fi 5G X12」はキャンペーン適用で端末代0円、楽天モバイルではルーターが1円で購入可能です。ドコモ端末の価格差は最大で10万円近くに達します。
高額な月額料金と割引の限界
ドコモポケットWiFiの「ドコモMAXプラン」は無制限通信に対応していますが、月額料金は8,448円(税込)と突出しています。割引をすべて適用しても6,000円台が限界で、WiMAXや楽天モバイルの半額以下のプランと比べると、明らかに割高です。
割引制度(みんなドコモ割、dカードお支払割、ドコモ光セット割)もありますが、それぞれ数百円程度の値引きにとどまります。全割引を組み合わせても最大で月2,387円の減額しか期待できません。
さらに、割引の多くは「家族がドコモ回線を契約している」「ドコモ光を利用している」など、適用条件が厳しく、単体利用者やドコモ未契約ユーザーは対象外となる点もネックです。
実質月額1万円超のケースが発生する仕組み
端末代金を分割払いにすると、36回払いで毎月の支払額に約1,000円が上乗せされます。これに月額8,448円を加えると、実質9,000円〜1万円を超える月も珍しくありません。
さらに事務手数料3,850円やオプション費用(端末保証やセキュリティ対策)を含めると、3年間総額で30万円を超えるケースもあります。
一方、WiMAXのカシモWiMAXやGMOとくとくBB WiMAXでは、端末代込み・キャッシュバック込みの実質月額が3,500〜4,000円台に抑えられます。年間で約8万円、3年間で20万円以上の差が出る計算です。通信品質の差よりも、コスト差の方がインパクトは大きいといえるでしょう。
高品質ゆえのコスト構造が「万人向け」でない
ドコモのポケットWiFiは、基地局の密度やバックボーン回線の帯域確保など、通信品質を徹底的に追求した設計がされています。その結果、他社に比べて通信トラブルが少なく、サポート体制も万全です。しかしこの「高品質維持コスト」がそのまま利用料金に転嫁されており、コスパ重視のユーザーにとっては負担が大きくなります。
また、5G SA対応による高額なチップや部品コストが価格を押し上げている点も無視できません。5G SAエリアは2025年現在でも都市部中心で、地方ではほぼ利用できない状況です。結果として「支払っている金額に対して使い切れない性能」というアンバランスさが生じています。
他社と比較したときのコスパギャップ
以下は代表的な無制限プランとの比較例です。
サービス名 | 月額料金(税込) | 端末代金 | 実質月額(端末含む) | 通信容量 |
---|---|---|---|---|
ドコモ(Wi-Fi STATION) | 8,448円 | 35,640〜96,800円 | 約11,000円 | 無制限 |
WiMAX(カシモWiMAX) | 4,818円 | 実質0円 | 約3,566円 | 無制限 |
楽天モバイル | 最大3,278円 | 1円 | 約3,278円 | 無制限 |
AiR WiFi(クラウドSIM) | 3,245円 | 無料レンタル | 約3,245円 | 100GB |
価格だけを見ても、ドコモは2〜3倍の差があります。特に通信量を多く使わない人にとっては「無制限のメリットより、料金の高さがデメリットになる」典型例です。

正直に言うと、ドコモのポケットWiFiは“品質にお金を払う”タイプのサービスです。速度や安定性を最優先するなら価値はありますが、コストを抑えたい方には向きません。数字で見ると明らかに、WiMAXや楽天モバイルのほうが現実的です。
ドコモより安くて速い!無制限ポケットWiFiのおすすめ代替3選
WiMAX(カシモWiMAX・GMOとくとくBB)
通信速度・エリア・コスパのすべてをバランスよく求めるなら、最有力はWiMAXです。WiMAXはUQコミュニケーションズが提供する無制限モバイル回線サービスで、5G/4G/LTEの3回線を自動切り替えし、全国99%以上の人口カバー率を誇ります。
WiMAXは複数のプロバイダ(代理店)から契約できますが、通信品質はすべて共通。違いは「料金とキャンペーン」です。特に人気なのは以下の2社です。
- カシモWiMAX:実質月額3,566円と最安級。初月1,408円から使えて端末代も実質無料。キャッシュバック3万円キャンペーンも実施中です。
- GMOとくとくBB WiMAX:キャッシュバックが最大43,000円と高額。実質月額3,600円台で、短期利用でもお得。
端末は最新の「Speed Wi-Fi 5G X12(下り最大3.9Gbps)」や「HOME 5G L13(据え置き型)」が選べ、最大同時接続台数は49台。
固定回線並みの速度が出るため、在宅勤務や動画配信にも十分対応できます。
WiMAXは「速度・価格・安定性」をすべて重視するIT利用者にとって、最も現実的で失敗しにくい選択肢です。
楽天モバイル(Rakuten WiFi Pocket Platinum)
「コスト最優先」で選ぶなら、楽天モバイルのRakuten WiFi Pocketが圧倒的にお得です。端末は今なら1円キャンペーンで購入可能。月額料金も最大3,278円でデータ無制限。さらに、データ使用量に応じた段階制課金のため、あまり使わなかった月は1,078円で済みます。
楽天モバイルの特徴は、楽天回線とau回線のデュアル構成。これにより全国的な利用エリアが大幅に広がっています。プラチナバンド(700MHz帯)対応エリアも2025年から本格拡大予定で、屋内のつながりやすさも改善傾向です。
以下のような方に最適です:
- 月々の通信コストを最小限に抑えたい方
- 在宅・カフェ・通勤中など、ライトに利用したい方
- スマホとまとめて契約してポイント還元を受けたい方
注意点として、混雑エリアや地下では速度が低下する場合もありますが、コストパフォーマンス重視なら依然としてトップクラスです。
AiR WiFi(クラウドSIM対応)
「出張・移動が多い方」「海外でも使いたい方」におすすめなのがクラウドSIM方式のAiR WiFiです。ドコモ・au・ソフトバンクの回線を自動切替して接続できるため、国内のほぼすべてのエリアで安定した通信が可能です。
プランは「らくらくプラン(月100GB)」が人気で、月額3,245円。機器は無料レンタル、30日間の返金保証付きです。クラウドSIMは端末内で最適な回線を選ぶ仕組みのため、山間部や地方都市でも繋がりやすいのが特徴。
100GB制限はあるものの、テレワーク・動画視聴・オンライン会議などの一般利用なら十分。光回線を引けない環境のサブ回線としても活躍します。
AiR WiFiの利点は以下の通りです:
- 契約期間1年で解約金が安い
- 海外135ヶ国でそのまま利用可能(1GBあたり約1,200円)
- 専用アプリでデータ残量や通信状態を管理できる
クラウドSIM技術により「どこでも使える安心感」が得られる点は、ドコモ回線のみに依存するWiFiよりも柔軟で、モバイルワークにも最適です。

ドコモは通信品質では強いですが、料金と柔軟性の面ではWiMAX・楽天モバイル・AiR WiFiの3社が優位です。IT用途でコスパと安定性を両立したいならWiMAX、コストを極限まで抑えたいなら楽天モバイル、エリアと利便性を両立したいならAiR WiFiがベストですよ。
まとめ。ドコモポケットWiFiは誰におすすめ?選び方の最終判断
ドコモポケットWiFiは、通信品質を最優先する人にこそ価値があるモバイルルーターです。全国どこでも安定して高速通信が使える一方で、端末代金や月額料金は他社よりも明確に高め。コストと品質のどちらを重視するかで、選ぶべき選択肢は大きく変わります。
通信品質重視ならドコモが最適
ドコモの強みは、全国エリアのカバー率と接続安定性です。ビジネス用途や出張・外出が多い方、動画編集やオンライン会議など安定した通信を必要とする人には最も信頼できる選択肢です。特に5G対応モデル(SH-52B/SH-54C)は、固定回線に匹敵する速度をモバイル環境で実現します。
コスパ重視なら他社WiFiが有力
通信品質よりも「毎月の費用を抑えたい」「在宅利用がメイン」という方には、WiMAXや楽天モバイル、AiR WiFiといった代替サービスの方が現実的です。
- WiMAX:実質月額3,566円前後で無制限、高速通信が可能
- 楽天モバイル:データ無制限で月3,278円、端末1円キャンペーン中
- AiR WiFi:月100GBで3,245円、端末レンタル無料
これらはドコモの半額以下で利用でき、用途が限定的な人には十分な性能を備えています。
利用シーン別の最適な選び方
- 外出・出張が多い人 → ドコモポケットWiFi(安定性最優先)
- 自宅中心の利用 → WiMAXまたはhome 5G
- 費用を最小限に抑えたい人 → 楽天モバイルまたはAiR WiFi
- 既存のドコモユーザー(30GB以内) → 5Gデータプラス(月額1,100円)
判断のポイント
無制限という言葉に惑わされず、「どれだけ使うか」「どこで使うか」「何に使うか」を明確にすることが重要です。ドコモの通信品質は確かですが、月額1万円近くを払う価値があるのは、安定通信が業務や生活に直結する人のみです。

結局のところ、Wi-Fi選びは“性能とコスパのバランス”を見極めることが大事です。安定性を買うならドコモ、費用を抑えて自由に使いたいならWiMAXや楽天モバイルが正解ですよ
順位 | サービス名 | 運営会社 | ポイント | 回線タイプ | 基本月額料金 | プラン名・条件 | 3年利用時の実質月額料金 | 2年利用時の実質月額料金 | 1年利用時の実質月額料金 | 端末代金 | 都心下り通信速度(実測値) | 都心上り通信速度(実測値) | 郊外下り通信速度(実測値) | 郊外上り通信速度(実測値) | 月間データ上限 | 短期間の通信制限 | 都心PING値(実測値) | 郊外PING値(実測値) | 5G対応 | 端末 | バッテリー容量 | 支払方法 | サイズ | 重量 | 月額料金の安さ | 都心下り通信速度 | 郊外下り通信速度 | 重量の軽さ | バッテリー容量の多さ | 総合 | 公式 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | Rakuten最強プラン | 楽天モバイル | 速度が速く、かつ総コストが安い抜群のコストパフォーマンス | 楽天回線、au回線(パートナー回線) | 3,278円 | 20GB以上利用時 | 3,278円 | 3,278円 | 3,278円 | 実質1円 | 17.97Mbps | 23.39Mbps | 44.19Mbps | 35.72Mbps | 上限なし | 制限なし | 42.3ms | 35.4ms | Rakuten WiFi Pocket 2C | 2,520mAh | クレジットカード、口座振替 | 63.8×107.3×15mm | 106g | 5.00 | 1.24 | 5.00 | 5.00 | 1.00 | 3.45 | 公式サイト | |
2位 | Broad WiMAX | Link Life | 速度が速く、無制限で利用可能。キャンペーンも手厚い | WiMAX +5G | 4,818円 | ギガ放題コスパDXプラン | 4,654円 | 5,077円 | 6,281円 | 31,680円 | 185.46Mbps | 18.94Mbps | 28.14Mbps | 8.85Mbps | 上限なし | 制限なし | 36.3ms | 36.7ms | Speed Wi-Fi 5G X12 | 5,000mAh | クレジットカード、口座振替 | 147×76×10.9mm | 203g | 2.14 | 5.00 | 3.23 | 1.99 | 4.58 | 3.39 | 公式サイト | |
3位 | GMOとくとくBB WiMAX | GMOインターネットグループ | 速度が速く、無制限で利用可能。キャンペーンが手厚く、3年のキャッシュバックあり | WiMAX +5G | 4,807円 | 4,564円 | 4,907円 | 5,965円 | 27,720円 | 185.46Mbps | 18.94Mbps | 28.14Mbps | 8.85Mbps | 上限なし | 制限なし | 36.3ms | 36.7ms | Speed Wi-Fi 5G X12 | 3,200mAh | クレジットカード | 111×62×13.3mm | 127g | 2.17 | 5.00 | 3.23 | 4.29 | 2.02 | 3.34 | 公式サイト | ||
4位 | BIGLOBE WiMAX | ビッグローブ | WiMAXの中では月額料金が1位、2位を争う安さ | WiMAX +5G | 4,928円 | ギガ放題プラスSプラン | 4,452円 | 4,863円 | 5,869円 | 27,720円 | 185.46Mbps | 18.94Mbps | 28.14Mbps | 8.85Mbps | 上限なし | 制限なし | 36.3ms | 36.7ms | Speed Wi-Fi 5G X12 | 5,000mAh | クレジットカード、口座振替 | 147×76×10.9mm | 203g | 1.87 | 5.00 | 3.23 | 1.99 | 4.58 | 3.33 | 公式サイト | |
5位 | カシモWiMAX | MEモバイル | 端末代が実質0円で総コストを抑えて利用できるWiMAX | WiMAX +5G | 4,818円 | 縛りなしSA端末プラン | 4,815円 | 5,152円 | 6,172円 | 3年で実質0円 | 185.46Mbps | 18.94Mbps | 28.14Mbps | 8.85Mbps | 上限なし | 制限なし | 36.3ms | 36.7ms | Speed Wi-Fi 5G X12 | 5,000mAh | クレジットカード | 147×76×10.9mm | 203g | 2.14 | 5.00 | 3.23 | 1.99 | 4.58 | 3.39 | 公式サイト | |
6位 | DTI WiMAX | ドリーム・トレイン・インターネット | WiMAXで速度が速い。最大37カ月のキャッシュバックあり | WiMAX +5G | 4,730円 | ギガ放題プラスSプラン | 4,605円 | 4,915円 | 5,796円 | 27,720円 | 185.46Mbps | 18.94Mbps | 28.14Mbps | 8.85Mbps | 上限なし | 制限なし | 36.3ms | 36.7ms | Speed Wi-Fi 5G X12 | 3,200mAh | クレジットカード | 111×62×13.3mm | 127g | 2.36 | 5.00 | 3.23 | 4.29 | 2.02 | 3.38 | 公式サイト | |
7位 | UQ WiMAX | UQコミュニケーションズ | 他のWiMAXの大元で回線も速いが、料金はWiMAX回線の中でも高め | WiMAX +5G | 4,950円 | ギガ放題プラスSプラン | 5,067円 | 5,858円 | 6,696円 | 27,720円 | 185.46Mbps | 18.94Mbps | 28.14Mbps | 8.85Mbps | 上限なし | 制限なし | 36.3ms | 36.7ms | Speed Wi-Fi 5G X12 | 5,000mAh | クレジットカード、口座振替 | 147×76×10.9mm | 203g | 1.81 | 5.00 | 3.23 | 1.99 | 4.58 | 3.32 | 公式サイト | |
8位 | ZEUS WiFi | HUMAN LIFE | クラウドWiFiの中でも安い月額料金。プランも豊富 | クラウドWiFi | 3,828円 | ギガ特盛100GB | 3,418円 | 3,221円 | 3,182円 | 0円 | 12.64Mbps | 8.75Mbps | 10.77Mbps | 7.19Mbps | 100GB | 制限なし | 48.6ms | 45.0ms | H01 | 2,700mAh | クレジットカード | 126×64×13mm | 130g | 4.08 | 1.12 | 1.47 | 4.19 | 1.27 | 2.42 | 公式サイト | |
9位 | MUGEN WiFi | FREEDiVE | 月額料金が安く、30日間返金保証でお試し可能 | クラウドWiFi | 3,500円 | クラウドSIMプラン | 3,500円 | 3,500円 | 3,500円 | 0円 | 27.43Mbps | 1.69Mbps | 17.28Mbps | 9.82Mbps | 100GB | 制限なし | 31.0ms | 35.8ms | GLMU19A02 | 3,000mAh | クレジットカード | 126×66×10mm | 125g | 4.63 | 1.44 | 2.12 | 4.36 | 1.72 | 2.85 | 公式サイト | |
10位 | THE WiFi | スマートモバイルコミュニケーションズ | 細かく、通信制限の設定が可能。GBの追加も最大3回まで可能 | クラウドWiFi | 3,828円 | 100GBプラン | 3,472円 | 3,301円 | 2,814円 | 0円(プラン解約時は月550円) | 9.86Mbps | 5.09Mbps | 6.12Mbps | 2.17Mbps | 100GB | 制限なし | 41.0ms | 49.0ms | NA01 | 3,500mAh | クレジットカード | 126×66×12.6mm | 148g | 4.08 | 1.06 | 1.00 | 3.58 | 2.46 | 2.44 | 公式サイト | |
11位 | ホリエのWiFi | エックスモバイル | 最大300GB使えるが、1日10GBの制限があるため、集中して使う日がある人には厳しい | クラウドWiFi | 4,180円 | 4,180円 | 4,180円 | 4,925円 | 2年で実質0円 | 39.93Mbps | 3.83Mbps | 39.93Mbps | 3.83Mbps | 300GB | 1日で10GB | 29.0ms | 29.0ms | NA01 | 3,500mAh | クレジットカード | 126×66×12.6mm | 148g | 3.49 | 1.72 | 4.53 | 3.58 | 2.46 | 3.16 | 公式サイト | ||
12位 | 縛りなしWiFi | HUMAN LIFE | クラウドWiFiの中でも、月額料金が高めの設定 | クラウドWiFi | 4,818円 | 90GBプラン | 4,789円 | 4,774円 | 4,734円 | 0円 | 7.28Mbps | 7.89Mbps | 34.25Mbps | 6.41Mbps | 90GB | 制限なし | 44.5ms | 48.0ms | H01 | 3,000mAh | クレジットカード、口座振替 | 126×66×10mm(U3の場合) | 125g | 2.14 | 1.00 | 3.90 | 4.36 | 1.72 | 2.62 | 公式サイト | |
13位 | Pocket WiFi | ワイモバイル | 都心の速度はやや速いが、郊外の速度が遅い。制限が7GBと厳しい | ソフトバンク回線 | 4,818円 | プラン2(ベーシック)、アドバンスオプション加入時 | 5,110円 | 5,250円 | 5,649円 | 28,800円(割引あり) | 30.58Mbps | 10.06Mbps | 10.91Mbps | 2.97Mbps | 上限なし | 3日で10GB | 49.6ms | 68.0ms | Pocket WiFi 5G A102ZT | 5,300mAh | クレジットカード、口座振替 | 141×69×15.9mm | 240g | 2.14 | 1.51 | 1.48 | 1.00 | 5.00 | 2.23 | 公式サイト | |
14位 | データプラン50GB(データ通信) | ソフトバンク | データ容量の制限が厳しい。また、キャンペーンなどがなく総コストが大きい | ソフトバンク回線 | 5,280円 | データプラン50GB(データ通信) | 7,070円 | 7,930円 | 10,375円 | 66,240円 | 117.00Mbps | 23.46Mbps | 32.81Mbps | 11.53Mbps | 50GB | 制限なし | 47.5ms | 34.0ms | 携帯端末 | 4,100mAh | クレジットカード、口座振替 | 133×73×18.6mm | 225g | 1.00 | 3.43 | 3.74 | 1.40 | 3.33 | 2.58 | 公式サイト |