BIGLOBE光 auひかりの違いとは?料金・速度・セット割を徹底比較!



目次

BIGLOBE光とauひかりの関係をわかりやすく整理

「BIGLOBE光」と「auひかり」は、どちらもKDDIグループに属するインターネット回線サービスですが、仕組みや利用できる回線が異なります。両者の関係を理解することで、自分に合った回線を選びやすくなります。

BIGLOBE光は「光コラボレーションモデル」

BIGLOBE光は、NTT東日本・西日本が提供する「フレッツ光」の回線を借りてサービスを提供する“光コラボレーション”の一種です。

そのため、利用エリアは全国ほぼ全域に対応しており、すでにフレッツ光を使っている人なら工事なしで乗り換えが可能です。

通信回線の物理的な部分はNTTが管理し、プロバイダとしてBIGLOBEがインターネット接続やサポートを担います。

主な特徴は以下の通りです。

  • フレッツ光網を利用して全国対応
  • 契約・料金の請求をBIGLOBEに一本化できる
  • IPv6対応ルーター利用で速度改善が可能
  • auスマートバリューやUQモバイルの自宅セット割も対象

NTT系の回線をそのまま使うため、建物の環境や地域に左右されにくく、転勤や引っ越しが多い人にも向いています。

auひかりは「KDDI独自回線」

一方のauひかりは、KDDIが独自に敷設した光ファイバー網を使用しているサービスです。

NTTのフレッツ網とは別回線となるため、混雑の影響を受けにくく、通信速度が安定しやすいのが特徴です。

プロバイダは複数の中から選択できますが、その中の一社としてBIGLOBEも含まれています。

特徴をまとめると以下の通りです。

  • KDDIの自社回線を使用(NTT網とは別)
  • 独立した回線構造で高速・安定した通信が可能
  • 一部地域(関西・東海など)では未提供エリアあり
  • 契約プランにより工事費・契約期間が異なる

つまり、BIGLOBE光とauひかりは「同じBIGLOBEが関わるが、使っている回線が違う」サービスといえます。

BIGLOBEは両方のプロバイダに関与

BIGLOBEはKDDIグループの一員であり、どちらのサービスでもプロバイダとしての役割を果たしています。

ただし、「BIGLOBE光=NTT回線+BIGLOBE」「BIGLOBE auひかり=KDDI回線+BIGLOBE」という構成であり、契約内容や料金体系は別物です。

そのため、両サービスを混同しないよう注意が必要です。

どちらを選ぶべきかの目安

選び方の目安は、エリアと重視するポイントによって異なります。

  • 全国対応・乗り換えやすさ重視 → BIGLOBE光
  • 通信速度・安定性重視 → BIGLOBE auひかり

どちらもauやUQモバイルとのセット割に対応しているため、スマホとの相性という点では大きな差はありません。

どちらも同じBIGLOBEが関わっていますが、使っている回線がまったく違うんです。全国で使える手軽さを取るならBIGLOBE光、速度重視ならauひかりと覚えておくと選びやすいですよ。

料金を徹底比較。戸建て・マンションでどちらが安い?

光回線を選ぶ際に最も気になるのが「毎月の料金」です。ここでは、BIGLOBE光とauひかりの月額料金を戸建て・マンション別に比較し、実際にどちらが安く利用できるのかを整理します。

戸建てタイプの料金比較

BIGLOBE光の戸建てプランは月額5,478円(税込)です。対して、auひかりの代表的なプラン「ホーム1ギガ(ずっとギガ得プラン)」は、1年目が5,610円、2年目5,500円、3年目以降5,390円と年数に応じて割引される仕組みです。

両者の料金差は大きくありませんが、初年度から見るとBIGLOBE光のほうがわずかに安く、長期利用を前提とするならauひかりが逆転する可能性があります。

料金を比較する際は、次のような点を確認しておくと誤差のない判断ができます。

  • 契約期間の有無(2年・3年など)
  • 工事費の扱い(実質無料キャンペーンがあるか)
  • スマホとのセット割適用条件
  • 契約更新月や解約金の有無

つまり、「短期利用ならBIGLOBE光」「長期的に利用するならauひかりも有力」というのが実際の料金バランスです。

マンションタイプの料金比較

BIGLOBE光のマンションタイプは月額4,378円(税込)です。一方、auひかりは設備タイプにより異なり、3,740円~5,500円と幅があります。

最安プランではauひかりのほうが安く見えますが、これは建物の設備条件に左右されます。VDSL方式など旧タイプの配線だと速度や安定性が落ちる場合もあるため、単純に“最安プランが使える=お得”とは限りません。

BIGLOBE光はフレッツ光の回線を利用しているため、全国どこでも対応しやすく、建物側の制約が少ないのが強みです。特に、地方や中規模マンションではBIGLOBE光のほうが導入しやすいケースが多く見られます。

料金面の比較では、

  • 設備対応済みの大規模マンション → auひかりが有利
  • 対応外・地方エリア → BIGLOBE光が有利
    という傾向があります。

工事費・特典・キャンペーンも踏まえた実質コスト比較

月額料金だけでなく、初期費用や特典の有無も実際の負担に大きく影響します。

  • 工事費の実質無料特典:どちらも新規申込で工事費が実質無料になるキャンペーンを実施。
  • 他社乗り換え特典:auひかりは最大30,000円、BIGLOBE光も違約金補助やキャッシュバックが用意されている。
  • セット割:au・UQ mobileのユーザーならどちらも月最大1,100円割引。
  • 契約解除料:BIGLOBE光は戸建て4,230円/マンション3,360円、auひかりは契約タイプによって2,000〜4,700円程度。

結果として、初期費用やスマホ割引を考慮すると「スマホがau系ならauひかりがやや有利」、反対に「他社スマホ利用や工事負担を避けたいならBIGLOBE光が有利」といえます。

料金だけを見て選ぶと、あとから“思ったより高かった”というケースもあります。戸建てならBIGLOBE光のほうが安定的に安く、長期利用ならauひかりの割引で逆転することも。マンションは建物条件で料金が変わるため、まずは自宅がどのプランに該当するかを確認するのが大事です。料金比較では、月額+工事費+特典をトータルで見て判断しましょう。

通信速度を比較。auひかりが速い?BIGLOBE光でも十分?

結論から言うと、ピーク時まで含めた“体感の速さ・安定感”はauひかりが一歩リードです。一方で、BIGLOBE光も一般的な利用なら十分に高速で、正しく環境を整えればストレスの少ない通信が期待できます。違いは「物理的な回線網」と「混雑しやすさ」によって生まれます。

速度の“平均値”と“ブレ幅”をどう見るか

公表値(最大1Gbpsなど)はベストエフォートで、実際はエリアや時間帯で差が出ます。比較のポイントは次の2つです。

  • 平均速度:日常で出やすい“中央値~平均”の実測傾向を重視します
  • ばらつき:夜間(20~23時)の低下幅、遅延(Ping)やジッターの安定性を合わせて見ます

一般的な傾向として、auひかりは平均も高く、夜間の落ち込みが小さめです。BIGLOBE光は平均で200Mbps台でも、Web・動画・ビデオ会議には十分で、混雑対策をすれば体感を大きく改善できます。

なぜ差が出るのか(回線方式・経路の違い)

  • auひかり:KDDIの独自網。収容設計やトラフィック制御を自社で最適化しやすく、夜間帯も比較的安定しやすい傾向があります。ホーム向けには5ギガ/10ギガも選択可のエリアあり。
  • BIGLOBE光:NTT東西のフレッツ光を使う「光コラボ」。全国対応で導入しやすい反面、地域や収容状況によって混雑の影響を受けやすいケースがあります。

IPv6(IPoE)とWi-Fi環境の最適化で“体感”は大きく変わります

両者ともIPv6(IPoE)接続に対応しており、PPPoEより混雑の影響を受けにくい経路を使えます。申し込み後に「IPv6が有効化されているか」「ルーターがv6プラス等のIPoE系に対応しているか」を必ず確認してください。宅内はWi-Fi 6/6E対応ルーターを用い、80MHz/160MHz帯域やチャネル設計を見直すだけで実効スループットが2~3倍に伸びることも珍しくありません。

利用シーン別の目安

  • 4K動画・大容量ダウンロード:安定して300Mbps超を狙えると快適です。auひかりは高速・安定の両立をしやすい設計です。
  • オンラインゲーム・通話・配信:平均速度より遅延(20ms以下が目安)とジッター小が重要。auひかりは遅延指標が良好な傾向。BIGLOBE光でもIPv6+優先LANで十分実用です。
  • テレワーク(VPN・Web会議):上り100Mbps前後が安定すると映像が崩れにくく、資料アップロードも快適です。どちらも設定最適化で達成可能です。

BIGLOBE光でも“十分”にするための実践チェック

  • IPv6(IPoE)を必ず有効化:マイページや案内メールで適用状態を確認
  • ONU~ルーター配線をカテゴリ6A以上のLANで有線接続
  • 中継器の乱用を避け、メッシュWi-Fiや有線バックホールを採用
  • 夜間に落ちる場合は別チャネルへ手動固定/DFS回避を試す
  • マンションは配線方式(VDSL/光配線方式)を確認:VDSLだと物理上限が低くなります

5ギガ/10ギガは誰向けか

多数端末の同時利用、大容量のクラウド運用や配信、クリエイティブ用途で上りの余裕が欲しい方にメリットがあります。対応エリア・機器・宅内配線の要件が満たせるかを先に確認しましょう。体感がボトルネックになっているのがWi-FiやPC側であれば、上位回線にする前に宅内最適化が先です。

まとめ:速度で選ぶ基準

  • 速度・低遅延の“安定優先”ならauひかり。ピーク時の強さやゲーム・配信の応答性を重視する人向けです。
  • 導入しやすさ重視でも速度は十分確保したいならBIGLOBE光。IPv6有効化+Wi-Fi最適化で、動画・会議・学習用途は安定運用できます。
  • どちらも宅内環境の最適化が体感差のカギになります。契約前に配線方式・機器対応・設置場所をチェックすると失敗しにくいです。

速度は“最大値”より“安定値”で見極めましょう。ゲームや配信なら遅延とジッターも要確認です。auひかりは独自網で安定を出しやすく、BIGLOBE光はIPv6+Wi-Fi最適化で十分実用に仕上がります。迷ったら、まずはIPv6対応ルーターと宅内配線の強化から試してみてください

スマホセット割を比較。au・UQ mobileとの相性は?

BIGLOBE光とauひかりのどちらを選んでも、au/UQ mobileのセット割でスマホ料金を下げられます。割引額は似ていますが、適用条件や家族構成との相性に差があるため、ここを押さえるだけで総支払額が大きく変わります。

割引の基本と最大額

  • auスマートバリュー:対象のau料金プランが1回線あたり最大1,100円/月割引。家族含めて複数回線に適用可能です。
  • UQ mobile 自宅セット割(インターネットコース):対象のUQプランが1回線あたり最大1,100円/月割引。家族名義にも広く適用できます。

いずれも「1回線=スマホ1台」に対して割引が入るため、世帯のスマホ台数が多いほど恩恵が大きくなります。

条件の違いと選び分け

  • 固定電話の要否
  • auスマートバリュー:光回線に光電話(固定電話)または対応テレビサービスの契約が必須です。 (auひかり:auひかり電話/BIGLOBE光:ひかり電話)
  • UQ 自宅セット割(インターネットコース)固定電話は不要。ネット単体+対象プランで適用できます。
  • 対応回線
  • 両割引ともauひかり/BIGLOBE光のどちらでも対象。回線の違いで割引額が変わることは基本ありません。
  • 重複適用
  • 同じスマホ回線に重ね掛け不可。auとUQの割引はどちらか一方のみ。
  • 対象外に注意
  • povoは割引対象外です。BIGLOBEモバイルは本比較のセット割とは別枠です。

どの回線がどの家庭に合うか

  • 固定電話なしでシンプルに安くしたい
  • UQ mobile ×(auひかり or BIGLOBE光)が有利。電話オプション代が不要で、月々の固定費を抑えやすいです。
  • 家族の多くがauで、固定電話も使う/入れてもよい
  • au ×(auひかり or BIGLOBE光+光電話)がマッチ。光電話の月額は発生しますが、家族数が多いほど総額メリットが積み上がります。
  • エリア事情で回線選択が分かれる
  • 関西・東海の戸建てなどでauひかりが入りにくい場合はBIGLOBE光でセット割を取りつつ、スマホはau/UQどちらでもOKです。

月額イメージ(ざっくり比較)

  • 家族3人がau:スマートバリューで1,100円×3=3,300円/月割引。光電話の数百円/月を差し引いてもなおメリットが大きいケースが多いです。
  • 夫婦2人がUQ mobile、固定電話なし:自宅セット割で1,100円×2=2,200円/月割引。電話オプション費用が不要なぶん、ネット単体+割引で手取りの削減幅がわかりやすいです。

※実際の割引額は各スマホの料金プランにより異なります。上限額ベースの比較です。

申し込みと開始タイミングのコツ

  1. 固定回線の開通後に、auまたはUQ mobile側でセット割の申請を行います(Web/店舗)。
  2. 適用開始は申請完了の当月または翌月からになることが多く、申請月が1か月ずれると割引も1か月遅れます。引っ越しや乗り換えのときは日取りを意識すると無駄が出ません。
  3. 回線の乗り換え(転用・事業者変更)時は、セット割の再申請が必要になる場合があります。開通後に必ず適用状況を確認しましょう。

よくあるつまずきと対処

  • 家族適用の名義・住所がズレている:家族割の範囲要件(同一住所・家族確認)を事前に確認し、不一致なら家族割紐付けの手続きから進めます。
  • 光電話を付け忘れてスマートバリューが入らない申込段階で電話オプションを同時選択し、工事後にスマホ側で申請まで完了させます。
  • povoへプラン変更して割引が外れた:対象プラン要件を満たす形(auまたはUQの対象プラン)に戻さないと割引は復活しません。

まとめ:どちらのスマホでも“台数×最大1,100円”が基本。条件の軽さで選ぶか、世帯人数の多さで積み上げるか

  • 割引額の上限は同等です。違いは主に固定電話の必須/不要と、家族台数での積み上げやすさにあります。
  • UQは手軽さ(電話不要)で固定費ミニマム化auは大家族×固定電話で合計割引が伸びやすい構造です。
  • 回線自体(auひかり/BIGLOBE光)で割引額は大差なし。エリアや料金、工事条件で回線を選び、スマホの実態(au or UQ/台数)で最終調整するのが失敗しないやり方です。

スマホの台数とプラン、そして固定電話の有無で“最安”は変わります。電話なしで手軽に行くならUQ+どちらの光でもOK、家族数が多くてau中心なら光電話を付けて一気に割引を積み上げるのがコツですよ

エリア・提供範囲の違いをチェック

結論から先に:対応範囲の考え方

BIGLOBE光はNTTのフレッツ光網を使う光コラボなので、全国の広いエリアで提供しやすい特徴があります。auひかりはKDDIの独自回線で、戸建ては地域差や設備状況の影響を受けやすく、特に関西・東海の一部で提供が難しいケースが出やすいです。マンションは「建物にauひかり設備が入っているか」で可否が決まります。

戸建てのポイント

戸建てで迷ったら、「提供可否の出やすさ」で見るのが実務的です。全国的な可用性重視ならBIGLOBE光、独自回線の混雑に強い設計を狙うならauひかりを第一候補にしつつ、住所検索で可否を確かめるのが安全です。電柱からの引き込みや近隣の収容状況で判断が変わることがあるため、同じ町内でも結果が違う可能性があります。

マンションのポイント

マンションは回線方式と建物設備の影響が大きいです。BIGLOBE光はフレッツ設備があれば導入しやすく、auひかりは「マンションへの設備導入済み」が前提になります。配線方式(光配線方式/VDSL/LAN)によって実効速度の体感も変わるため、提供可否だけでなく方式の確認も行うと失敗が減ります。

10ギガ・5ギガなど上位プランの扱い

いずれの回線でも10ギガ・5ギガは提供エリアが1ギガより狭く設定されがちです。地図や郵便番号検索で「1ギガは可、10ギガは不可」という結果は珍しくありません。高速プランを前提に回線選びをする場合は、最初に上位プランのエリアから確認すると二度手間を防げます。

乗り換え・転用を考えるときの実務フロー

住所が同じでも回線事業者が変わると工事や手続きが変わります。特にフレッツ系からBIGLOBE光への乗り換えは「転用・事業者変更」で簡素化できる一方、auひかりへ移る場合は新規工事になることが多いです。開通までの空白期間を作りたくない場合は、モバイル回線やホームルーターの一時利用も想定した計画が有効です。

住所入力の前に確認したいチェックリスト

  • 現住所の居住形態(戸建て/マンション)
  • マンションの場合は配線方式(光配線/VDSL/LAN)
  • 希望プランの速度(1ギガ/10ギガ等)とその提供可否
  • 引越し予定の有無と時期(開通までの空白対策)
  • いま使っている回線の種類(転用・事業者変更の可否)

地方在住・新築・大型マンションでの注意点

地方ではフレッツ設備の敷設範囲が広く、BIGLOBE光の可否が出やすい一方、auひかりの戸建て提供は個別事情の影響を受けやすいです。新築戸建ては宅内導入経路の確保が必要になるため、外壁穴あけ可否や配管の事前確認をしておくとスムーズです。大型マンションは回線の自主管理網がある場合があり、既設のインターネットサービス優先で外部回線の導入に制限がかかることもあります。

迷ったらこう選ぶ

「どこでも通りやすい回線」を優先するならBIGLOBE光、「独自回線で混雑回避や実効の伸びを狙う」ならauひかりを第一候補にして、必ず郵便番号と建物名での提供判定を取ってから決めるのが最短ルートです。上位プラン狙いは1ギガより判定が厳しくなる前提で進めましょう。

エリアで迷ったら“可否の取りやすさ→配線方式→希望速度”の順で確認していくと失敗しにくいです。まずは郵便番号と建物名で判定、戸建ては引き込み経路、新築は配管の有無まで見ておくと安心ですよ

キャンペーン・特典比較。キャッシュバックが多いのは?

結論から言うと、最高額を狙うなら代理店経由のauひかり、手続きのわかりやすさと確実性を重視するなら公式直のBIGLOBE光が有力です。前者は高額キャッシュバックや違約金補助、工事費実質無料などを積み上げやすい一方で、申請期限や同時加入条件が複数あります。後者はキャッシュバックと工事費実質無料が基本パッケージで、手順が比較的シンプルです。

まず押さえるべき判断軸

  • 還元の最大額だけでなく、受け取り時期手続きの手間を同列で評価します。
  • 「実質0円」は月額割引を合計した概念のため、途中解約時は工事費残債が発生する可能性があります。
  • 申込窓口ごとに対象プラン・光電話の同時契約・利用継続期間などの条件が変わります。細則の読み込みが重要です。

auひかりの傾向(代理店経由が高還元になりやすい)

高額キャッシュバック(月数回分割の振込設計や申請書提出が必要なケースあり)に、乗り換え違約金補助や工事費実質無料を組み合わせる設計が一般的です。申請忘れや期日超過で失効するリスクを管理できる人に向いています。

向いているのは、次のような方です。

  • 総額を最大化したい
  • 期日管理や申請フローに自信がある
  • 光電話の同時契約などの条件を満たせる

BIGLOBE光の傾向(公式直は手続きが簡素になりやすい)

キャッシュバックと工事費実質無料が基本線で、受け取り手順が比較的わかりやすい設計が多いです。派手さは控えめでも、初期負担を確実に圧縮できます。

向いているのは、次のような方です。

  • 手続きのミスなく“確実に”受け取りたい
  • 途中解約のリスクを避けつつ堅実に安く始めたい
  • 複雑なオプションや同時契約を増やしたくない

失敗しない比較チェックリスト

  • 申請の回数と方法(Web/書面、口座情報の提出タイミング)
  • 振込主体(代理店か回線事業者か)と受け取り時期(開通後〇カ月など)
  • 必須オプション(光電話・有料オプション)と最低利用期間
  • 途中解約時の工事費残債撤去費の扱い
  • 期間限定の増額キャンペーン特設コードの有無

まとめ:タイプ別の最適解

  • 最大額重視なら代理店経由のauひかり。条件消化とスケジュール管理を前提に、高還元を狙えます。
  • 確実性・シンプルさ重視ならBIGLOBE光(公式直)。キャッシュバック+工事費実質無料で初期負担を着実に抑えられます。

キャッシュバックは「額」だけでなく、条件と受け取り手順まで含めて比較するのがコツです。高額狙いならauひかりの代理店、手堅くいくならBIGLOBE光の公式直――自分の性格と管理のしやすさで選び切ってしまいましょう

契約・解約時の注意点とよくある勘違い

契約名称の誤解をなくす

「BIGLOBE光」と「BIGLOBE auひかり」は別サービスです。前者はNTTのフレッツ網を使う光コラボ、後者はKDDIの独自回線です。同じBIGLOBEでも契約・工事・解約の条件が異なります。申込ページや書類のサービス名を最後まで確認してください。

申込から開通までの段取りを整える

開通日が決まるまでの間は現在回線を解約しないほうが安全です。先に解約するとネットが使えない期間が生じやすく、テレワークや学習に支障が出ます。開通日が確定してから、旧回線の解約日を設定すると二重課金の期間を最短化できます。

「転用」「事業者変更」「新規」の違いを把握

フレッツ光⇔光コラボ間は「転用(フレッツ→コラボ)」「事業者変更(コラボ→コラボ)」で回線を流用できることがあります。一方、auひかりは独自回線のため、原則「新規」です。新規は宅内工事や機器設置が発生し、工期や初期設定の手間が増えます。

工事費は「実質無料」の条件を確認

実質無料は指定月数の割引完了まで継続利用が前提です。途中解約すると残債一括請求が発生します。工事費の残り回数と残額をメモに残し、更新月の前に必ず見直してください。

  • 途中解約時に請求されやすいもの
  • 工事費残債
  • 契約解除料(更新月外の解約)
  • 撤去費(とくに独自回線の撤去を希望した場合)

更新月・最低利用期間の確認不足

契約更新は「満了月の当月・翌月・翌々月」の3か月が一般的です。マイページや請求書で満了月を早めに確認し、カレンダーに登録しておくと安心です。誤って1日でもズレると解除料が発生します。

光電話・番号・メールの継続可否

光コラボの「ひかり電話」の番号は、同系統の回線間では引き継げる場合がありますが、独自回線のauひかりへは同一番号を継続できないケースが多いです。FAXや各種登録に使っている場合は特に注意してください。BIGLOBEのメールアドレスは接続サービス解約後も有料のメールコース等で継続できる選択肢があります。必要なID・パスワードの控えを作成してから手続きを進めると安全です。

設置機器の返却忘れ・破損

ONU、ホームゲートウェイ、レンタルルーターなどは回収期限・返送先が指定されています。未返却や破損は損害金の対象です。梱包材と付属品(ACアダプタ、ケーブル、説明書)もまとめて保管し、解約確定後すぐに返送しましょう。

住所変更・移転の扱い

引っ越し時は「移転(移設)」扱いのほうが特典や残債調整が受けやすい場合があります。別サービスへ乗り換えると工事費残債の一括請求が発生しやすいので、まずは現在の契約で移転特典の有無を確認してから比較検討してください。

キャッシュバックの受け取り条件

申込窓口によって、申請メールの期限や振込時期、オプション加入条件が異なります。期限超過や必要書類の不備で受け取れないケースが目立ちます。申込直後に「受取手順・期限・窓口」をメモ化し、スケジュールに登録してください。

  • 見落としやすいチェックポイント
  • 申請URLの有効期限
  • 受取月の銀行口座名義一致
  • 指定オプションの継続月数

速度・Wi-Fiの期待値のズレ

回線変更だけで劇的に速くなるとは限りません。宅内のLAN配線、古いWi-Fi規格、設置場所、混雑時間帯の影響を受けます。ギガ回線を選ぶなら、端末・LANケーブル・ルーターが1Gbps以上(Wi-Fi 6/6E等)に対応しているかも同時に見直してください。

こんな勘違いに注意

  • スマホセット割は光電話契約が前提の条件が多いです。ネット単体では割引されないことがあります。
  • プロバイダが同じBIGLOBEでも、回線が変われば契約は別です。月額・サポート窓口・特典が同一とは限りません。
  • 家電量販店・代理店の店頭特典は高額に見えても、条件が厳しい場合があります。公式やWEB窓口の条件と総額で比較してください。

迷ったときの最終チェックリスト

  • いまの契約の「更新月」「工事費残債」「オプション」を控えたか
  • 乗り換え先の「回線種別」「工事要否」「開通予定日」を確認したか
  • 光電話番号・メールアドレスの継続可否と代替策を決めたか
  • キャッシュバックの申請期限・方法をスケジュール登録したか
  • 機器返却の手順と返送先を把握したか

乗り換えや解約は“日付と条件”の把握が9割です。更新月・工事費残債・特典の申請期限を先にメモ化して、開通日が確定してから旧回線を解約すればムダな費用とネット不通を最小化できます。番号やメールの継続可否も早めに確認しておきましょう

結論。どちらを選ぶべき?タイプ別おすすめ

「いまの住居・使い方・乗り換え条件」を軸に決めるのが最短です。細かな数値よりも、エリア適合と工事条件、日々の使い方との相性で選ぶと失敗しにくいです。

すぐ決めたい人向けの最短ルート

  • 関西・東海の戸建てで独自回線が入りにくい可能性がある方は BIGLOBE光
  • 対応エリア内で、夜間の安定性や上りも含めて通信品質を最優先する方は BIGLOBE auひかり
  • フレッツ系(フレッツ光/光コラボ)からの乗り換えで初期負担と手間を最小化したい方は BIGLOBE光
  • マンションで設備が導入済みかつ高速・低遅延を狙いたい方は BIGLOBE auひかり(建物対応状況を必ず確認)

利用タイプ別のおすすめ

在宅ワーク・オンライン会議中心

長時間のビデオ会議や大容量のファイル送受信が多いなら BIGLOBE auひかり。独自回線で混雑の影響を受けにくく、上りも安定しやすい傾向があります。

ゲーム(対戦・配信)やクラウド用途が多い

応答速度やパケットロスの少なさを重視するなら BIGLOBE auひかり。ピーク時間帯の遅延リスクを抑えたい人に向きます。

家族でスマホ割をしっかり使いたい

割引の大枠はどちらも対応します。光電話の要否や世帯の回線一本化のしやすさ、設置工事の難易度で選ぶとよいです。戸建てで工事が難しければ BIGLOBE光、品質重視なら BIGLOBE auひかり

引っ越しや住み替えが多い

転用や事業者変更で工事簡略化が見込める BIGLOBE光 が有利です。撤去費の懸念が小さく、移転時の段取りもシンプルにしやすいです。

地方在住・まずはつながることが最優先

提供範囲が広い BIGLOBE光。申し込み前に提供判定を行い、宅内の配線方式も合わせて確認すると安全です。

初期費用をなるべく抑えたい

フレッツ系からの乗り換えで工事不要になりやすい BIGLOBE光。実質無料の特典があっても条件付きになることが多いので、総支払額と受け取り条件まで見比べて判断してください。

迷いやすいポイントの整理

  • マンションで速度が不安なときは、回線方式(VDSLか光配線か)と設備導入状況の確認が先決です。VDSLなら速度上限に注意し、可能なら光配線方式の物件・プランを選びましょう。
  • 「5Gbps/10Gbpsは必要か」は、同時接続台数と上りの使い方で判断します。4K配信・大容量のクラウド同期・ゲーム配信が重なるなら上位プラン検討、それ以外は1Gbpsで十分なケースが大半です。
  • キャッシュバック額だけで決めず、オプションの必須化や受け取り時期、違約金還元の条件などを合算して実質コストで比較するのが安全です。

判断チェックリスト(3つだけ)

  • 提供判定と住居タイプの相性は問題ないか(戸建て・マンションの設備、地域特性)
  • 現在回線の種類と番号利用の有無(転用・事業者変更で工事や番号移行が簡単か)
  • 光電話の必要性と工事・撤去に関する許容範囲(条件付き割引の有無を含む)

ニーズ別の目安表

ニーズおすすめ
とにかく安定・低遅延で使いたいBIGLOBE auひかり
広い提供エリアで無難にまとめたいBIGLOBE光
フレッツ系から手間なく乗り換えたいBIGLOBE光
マンションで高速を狙いたい(設備導入済み)BIGLOBE auひかり

迷ったら「エリア適合→住居の配線方式→いまの回線からの乗り換え難易度」の順で絞ってください。数字より生活に合うかが大事ですよ。安定性最優先ならBIGLOBE auひかり、手間とコスパ優先ならBIGLOBE光を基準に選べば失敗しにくいです

10位

ビッグローブ光

ビッグローブ

回線タイプNTT光回線
戸建ての月額基本料金5,478円
マンションの月額基本料金4,378円
下り速度(実測値)241.04Mbps
上り速度(実測値)263.79Mbps
PING値(実測値)17.29ms
下り速度の速さ1.43
上り速度の速さ1.65
戸建て料金の安さ3.52
マンション料金の安さ3.70
初期費用の安さ3.99
総合2.86

ビッグローブ光がおすすめの理由

ビッグローブ光がおすすめの理由は「料金が安い」「キャッシュバックが手厚い」です。

ビッグローブ光は、NTTフレッツ光回線を利用している光コラボの光回線サービスです。NTTフレッツ光回線の中では、通信速度の測定で、やや速い速度となっています。10GBpbsプランもあり、高速通信がしやすい環境が整っている光回線サービスです。

また、月額料金の設定はそれほど高くなく、かつキャッシュバックが手厚いため、総コストを抑えやすい光回線と言えます。

さらに工事が混んでいるときは、WiMAXの無料レンタルもあるため、すぐにインターネットが利用できる点もメリットと言えます。

スマホセット割は、au、UQ mobile、BIGLOBEモバイルが対象となっています。

デメリットは、独自回線と比較してしまうと、速度は遅い点です。また、NTTフレッツ光回線の中でも、特段、通信速度が速い方ではありません。

回線タイプNTT光回線
戸建て1年利用時の実質料金4,056円
戸建て2年利用時の実質料金4,358円
戸建て3年利用時の実質料金4,486円
マンション1年利用時の実質料金2,956円
マンション2年利用時の実質料金3,258円
マンション3年利用時の実質料金3,386円
戸建ての月額基本料金5,478円
マンションの月額基本料金4,378円
下り速度(実測値)241.04Mbps
上り速度(実測値)263.79Mbps
PING値(実測値)17.29ms
工事費0円
初期費用3,300円
提供地域北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
定期契約3年契約
テレビ対応
無料ルーターレンタル
無料訪問サポートつき
無料セキュリティソフト
戸建て対応
マンション対応
IPv6対応
サポート電話、お問い合わせフォーム、チャット
開通までのモバイルWi-Fiルーターレンタルあり(開通まで3週間以上かかる場合のみ)
違約金負担キャンペーンあり
スマホセット割auとセットで割引、UQ mobileとセットで割引、BIGLOBEモバイルとセットで割引
支払方法クレジットカード、口座振替