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目次
auひかりでホームゲートウェイが必要とされる理由
auひかりを利用するうえでホームゲートウェイ(HGW)が必須とされるのは、単なる「Wi-Fiルーター」ではなく、光回線を安定して使うための複数の役割を1台で担っているためです。特に、光電話の利用やネットワークの中核管理を行う点は市販ルーターでは代替できません。ここでは、その必要性を分かりやすく整理します。
光回線を家庭内で利用するための中心機器になる
auひかりは、光信号を家庭用ネットワークへ変換するONUと協調して動作する仕組みです。ONUはあくまで光信号の変換を行う機器であり、複数端末との通信制御やネットワーク管理機能は備えていません。
ホームゲートウェイは、その不足する機能を補い、家庭内ネットワークの中心として以下の役割を果たします。
- 端末間の通信制御(ルーティング)
- 有線LANポートを用いた複数端末の接続
- 無線LAN(オプション)を含む家庭内ネットワークの一元管理
ONUとWi-Fiルーターを直接つなぐ構成では十分な通信制御ができないケースがあり、auひかりではホームゲートウェイを経由する形が標準となっています。
光電話を利用するための必須機器だから
auひかりの光電話サービス(auひかり電話)を利用する場合、ホームゲートウェイは必須です。光電話はIP電話の仕組みを利用しており、着信制御や音声信号の処理はホームゲートウェイで行われます。
市販ルーターでは光電話の制御ができないため、光電話契約がある場合は必ず設置が必要になります。
セット割(auスマートバリュー・自宅セット割)の適用条件に関わる
スマホ料金の割引である「auスマートバリュー」や「自宅セット割」は、ネット+光電話の組み合わせが条件に含まれています。
ホームゲートウェイは光電話サービスの中核を担うため、セット割の適用においても重要な位置づけになります。
「割引を適用したいから光電話を入れる → 光電話の制御にHGWが必要」という流れで、ホームゲートウェイの必要性が自然と高くなります。
契約タイプや設備に合わせて最適な機器が提供される
auひかりでは、契約タイプ(ホーム1ギガ/5ギガ/10ギガ、マンションV/Gなど)や設備仕様に応じて、最適なホームゲートウェイが自動的に割り当てられます。
通信規格やONUの方式が物件ごとに異なるため、市販品では対応できないケースがありますが、ホームゲートウェイなら設備との互換性が保証され、安定通信を実現できます。
回線品質を維持するためにKDDI側が状態管理を行える
ホームゲートウェイはKDDIが管理する機器であり、以下のような状態を遠隔で把握できます。
- 通信状態の監視
- 障害発生時の切り分け
- ソフトウェアアップデート
これにより、トラブル発生時の原因特定がスムーズになり、利用者側の負担を減らせます。市販ルーターだけでは回線事業者が詳細を確認できず、サポートが受けづらくなることがあります。

ホームゲートウェイが必要とされるのは、回線の安定性と光電話利用のためだけでなく、割引条件や契約タイプとの整合性まで含めて“ネットワーク全体を整える中心機器だから”なんですよ。自前ルーターを併用する場合でもHGWは残す必要がありますので、役割ごとに使い分けていくのが安心です
ホームゲートウェイの基本機能とできること一覧
ホームゲートウェイは、auひかりの通信を家庭のネットワークに最適な形で届けるための中心的な機器です。光回線の信号処理だけでなく、Wi-Fiや光電話、複数端末の管理など、多くの役割が1台に集約されています。機種ごとの差はあっても、基本となるコア機能は共通しており、家庭内ネットワークの安定性や使い勝手を大きく左右します。
Wi-Fi(無線LAN)機能の利用
ホームゲートウェイは無線LAN機能を内蔵しており、契約内容に応じてWi-Fiが利用できます。最新モデルではWi-Fi6に対応しているため、
高速通信・混雑に強い・複数端末の同時接続に安定、というメリットがあります。
無線LANを有効化すれば、スマホ・PC・タブレットなどほとんどの端末がすぐにネットへ接続でき、追加のルーターを用意する必要がありません。
光電話サービスの利用
ホームゲートウェイは、ひかり電話のアダプタ機能も兼ね備えています。固定電話を利用したい場合は必須で、番号ポータビリティにも対応しています。
通話品質がクリアで、一般的な固定電話より通話料が安くなるケースもあります。
複数端末を支える有線LANポート
本体背面には複数のLANポートがあり、有線接続が必要なパソコン、テレビ、ゲーム機を直接接続できます。
安定した通信が求められるオンラインゲームや動画視聴では、有線接続が効果的です。
- 複数台の機器を同時にネットへ接続
- 大容量通信でも速度が落ちにくい
- LANケーブルを差すだけで利用可能
IPv6(IPoE)通信に対応
auひかりのIPv6通信は標準で利用できます。IPv6は混雑しにくい通信方式であり、夜間の速度低下対策として効果的です。
特に動画視聴・オンラインゲーム・テレワークでは体感が変わるケースがあります。
ルーター管理画面(クイック設定Web)
ホームゲートウェイには専用の管理画面があり、ネットワークの状態や各種設定をまとめて管理できます。
- Wi-Fi名・パスワード変更
- 接続端末の確認
- ポート開放(オンラインゲーム向け)
- 無線LANのオン/オフ切り替え
- ルーター機能の調整
初心者でも使いやすいインターフェースが用意されており、トラブル時の確認や設定変更を自分で行えるメリットがあります。
セキュリティ機能による保護
ホームゲートウェイは、外部からの不正アクセスを防ぐ基本的なセキュリティ機能を備えています。
- ファイアウォール
- NAT(アドレス変換)機能
- 不審な通信の遮断
家庭のネットワークを24時間守る仕組みとなっており、個別にセキュリティ機器を追加しなくても最低限の防御ができます。
セット割(auスマートバリュー/自宅セット割)の適用条件機器
auひかりで「ネット+電話」を契約すると、auスマホやUQ mobileの料金が安くなるセット割を利用できます。
ホームゲートウェイはこの割引条件の一部に含まれており、家庭の通信費全体に影響する大きな要素です。
拡張性と追加機器との連携
機種によっては「おうちどこでもWi-Fi」などの中継機との連携に対応しており、電波が届きにくい間取りでもWi-Fiエリアを広げられます。
戸建てや広い部屋では、ネット環境を段階的に強化できる点も特徴です。

ホームゲートウェイは“ネットの司令塔”として多くの役割を担っています。Wi-Fi、光電話、有線接続、セキュリティまで一台でまかなえるので、初心者の方でも安心してネット環境を構築できます。機能を理解しておくと、自分に合った使い方や改善ポイントが見えてきますよ
最新型ホームゲートウェイの機種ラインアップと特徴
auひかりのホームゲートウェイは、世代ごとに性能・機能が大きく進化しており、現在は高速通信・Wi-Fi6対応・ONU一体型といった多様なラインアップが提供されています。自宅の契約タイプ(ホーム/マンション)や速度プラン(1ギガ/5ギガ/10ギガ)により割り当てられる機種が変わるため、特徴を理解しておくと交換判断やルーター構成の検討がしやすくなります。
BL1500HM(Wi-Fi6対応の主力モデル)
BL1500HMは、戸建て・マンションのどちらでも幅広く採用されている現行機の中心モデルです。Wi-Fi6対応で、複数端末を同時に接続する家庭環境でも速度低下が起きにくい設計になっています。
・Wi-Fi6対応で高速・安定性に優れる
・従来機よりLANポートの性能が向上
・内蔵無線LANの契約があればすぐにWi-Fi利用が可能
・1ギガのホームタイプ/マンションV/マンションGなど幅広い契約で利用される
旧機種のBL170HV・BL172HVなどから移行した場合、無線LANカード方式が使えなくなる点に注意が必要です。内蔵無線LANに切り替えるか、市販ルーターの併用が必要になります。
BL3000HM(ONU一体型・10ギガプラン向けの上位モデル)
BL3000HMは10ギガ回線向けの上位機種で、ONUとホームゲートウェイが一体化しています。高速通信環境を最大限引き出すために設計されており、ゲーム・大容量ダウンロード・動画配信などヘビーユースに向いています。
・ONU一体型で配線がシンプル
・10ギガサービスに最適化されたハイスペックモデル
・Wi-Fi6対応で広い間取りでも安定しやすい
・本体サイズが大きく、光コンセントから3m以内の設置が必須
設置位置が限定されるため、電話機の場所やWi-Fiの到達範囲が変わる可能性があります。交換を検討する場合は、自宅のレイアウトを事前に確認しておくと安心です。
マンション向けBLシリーズ(タイプV/G/都市機構向け)
マンション向けのBLシリーズは、配線方式や導入設備によって割り当て機種が異なります。現在は多くのマンションでBL1500HMが標準化されつつありますが、導入設備によっては組み合わせが変わる場合があります。
・BL1500HMが中心だが、G.fast方式ではモデム+BL1500HMとなる構成もある
・旧機種(BL902HW、BL172HVなど)より無線性能が大幅に強化
・マンション設備に応じた最適な組み合わせが選定される
マンションでは配線方式ごとに性能差が出るため、ホームタイプと比べて「機器の数が増える」「設置場所の制約がある」ことを理解しておく必要があります。
旧機種との違いとアップグレードポイント
交換を検討している人が特に気になるのは、「変えることで何が良くなるのか」です。最新機種に共通するメリットを整理すると、機能と安定性の両方が向上しています。
・Wi-Fi6対応により端末が多い家庭でも速度が落ちにくい
・LANポートの性能向上で、有線でも高速通信が安定
・熱対策・処理能力が改善され、長時間利用でも安定性が高い
・旧機種で必要だった無線LANカード方式が廃止され使いやすさが向上
通信環境の強化だけでなく、管理画面での設定も最新機ではよりスムーズになっています。特に在宅ワークやオンライン会議が多い家庭では、最新機への交換メリットが大きくなります。

最新のホームゲートウェイは、契約プランごとに最適化されているので、自宅の使い方に合わせて選ぶのが大切ですよ。とくにWi-Fi6対応モデルは体感速度が大きく変わることも多いので、交換を検討している方は一度スペックを比べてみると良いと思います
ホームゲートウェイを新機種に交換する手順と注意点
ホームゲートウェイの交換は、通信速度やWi-Fi性能を改善したいときや、古い機種を長期間利用しているときに有効な選択肢です。交換手順はシンプルですが、事前の確認事項を理解しておかないと「返却期限」「無線LAN契約」「ONUの有無」などでトラブルが起きやすいので、分かりやすく整理して解説します。
交換前に確認すべきポイント
交換を申し込む前に、現在の利用環境を必ず確認しておくと、トラブルを防ぎスムーズに切り替えができます。
現在利用している機種の確認
機種によって交換されるモデルが異なります。特に以下の点は重要です。
- BL170HV/BL172HVで無線LANカードを利用中の方
→ 新機種(BL1500HM)では無線LANカードは使えず解約が必要です。 - BL190HWで内蔵無線LANを利用中の方
→ 新機種へ交換後、内蔵無線LANの再契約が必要です。 - BL3000HMへ交換するケース
→ ONU一体型のため設置場所が大きく変わる可能性があります。光コンセントから3m以内に置く必要があります。
ONUも交換になるか
一部の旧機種では、ホームゲートウェイと同時にONUの交換が行われます。ONU交換が必要な場合も工事費は無料です。
電源口・設置スペース
交換後は「高さ・奥行きが大きい機種」や「機器が1台から2台に増えるケース」があります。
特にBL3000HMはサイズが大きいため、棚や壁際のスペースに収まるか事前にチェックしておくと安心です。
交換の申し込み方法
交換の申込は、もっとも手軽なオンライン手続きが基本です。
My auからの申し込み
24時間いつでも手続きが可能で、待ち時間もありません。
- My auにログイン
- 「契約内容確認・変更」を開く
- ホームゲートウェイ交換のメニューから希望交換を選択
- 手続き完了後、新機種が発送される
電話での申し込み
マンションタイプE・F・ギガ利用者など、一部条件では電話申込が必要です。
到着後の交換手順
新しいホームゲートウェイは返却用伝票付きの状態で届きます。届いてから60日以内に交換と返却を済ませてください。
- 旧機種の電源を切る
- ONUとの接続ケーブル・電話線・LANを外す
- 新しい機種を取り付ける
- ONUと接続(BL3000HMの場合はONU一体型のため接続不要)
- LANケーブル・電話線を差し直す
- 電源を入れ、ランプ表示を確認
- Wi-Fiを利用する場合は再設定
- SSID・パスワードは機器側面のシールで確認
- 内蔵無線LAN契約がある場合のみ利用可能
旧機種の返却方法
新機種に同梱されている返却用の伝票を貼り、そのまま返送するだけです。
- 返却期限は60日以内
- 期限を過ぎると追加料金が発生する可能性があります
- 同時に利用していた無線LAN機器など、不要になった周辺機器も忘れず返却
交換時に起きやすいトラブルと対処
Wi-Fiが使えなくなる
- 内蔵無線LAN契約が切れているケースが多いです
- My auで契約状況を確認し、必要なら再契約を行ってください
電波が弱くなる
- BL3000HMを光コンセント付近に置く必要があるため、以前より遠い場所になり電波が弱くなる場合があります
- 中継器(おうちどこでもWi-Fi)の導入も選択肢です
配線が複雑になる
- BL172HV/BL902HWなどからの交換で機器が増える場合があります
- LANケーブルの接続位置は「WAN→LAN」を間違えずに確認してください
無線LANカード利用者の注意点
古い機種で使われていた「無線LANカード(親機)」は現行機種では利用できません。
新機種へ交換すると自動的に解約されるため、そのままではWi-Fiが使えなくなる可能性があります。
Wi-Fiを利用したい場合は以下のどちらかを選ぶ必要があります。
- 内蔵無線LANの利用(有料、スマホ割の適用で無料になるケースあり)
- 市販Wi-Fiルーターの利用(配線はやや複雑)
交換後に必ず行う初期チェック
交換後は次の項目を必ず確認しておくと安心です。
- インターネット接続が安定しているか
- 光電話(契約している場合)が正しくつながるか
- Wi-FiのSSIDとパスワードを更新して端末を再接続
- ランプ状態が正常(赤点滅などがない)か

ホームゲートウェイ交換は難しそうに見えて、事前準備さえ整えておけばとてもスムーズに進みます。特に「返却期限」と「無線LAN契約の有無」は見落としやすいので、交換前に必ず確認しておくと安心ですよ
auひかりで自前Wi-Fiルーターを使うときの接続構成
auひかりでは、ホームゲートウェイを必ず経由して通信を行う仕組みのため、自前のWi-Fiルーターを利用する場合も、正しい接続順と設定を守る必要があります。ここでは、代表的な接続構成、設定上の注意点、トラブルを避けるポイントまで整理して解説します。
正しい接続順と配線構成
自前ルーターを使用する場合の基本構成は、次のような直列接続になります。
- 光コンセント
- ONU
- ホームゲートウェイ
- 自前のWi-Fiルーター(市販機)
この接続順を崩すことはできません。ホームゲートウェイには光電話の制御機能があり、auひかり契約上も必須機器のため、自前ルーターを直接ONUに接続して使うことはできません。
ホームゲートウェイ背面のLANポート(通常はLAN1〜4)から市販ルーターの「WAN」ポートへLANケーブルで接続すると、一般的な設定で利用できます。
ホームゲートウェイの無線LAN機能をオフにする
自前ルーターを使う場合、2つのWi-Fi電波が同時に動作すると干渉が発生し、速度低下や通信不安定の原因になります。そのため、ホームゲートウェイ側の無線LAN機能はオフにしておくほうが安全です。
無線LAN機能の停止方法は次のとおりです。
- ホームゲートウェイのクイック設定webにアクセス
- 無線LAN設定の項目から「無効」を選択して保存
- 反映後にホームゲートウェイを再起動
無線LANオプション契約を解約している場合は、自動的に無線機能が使えない状態になっています。
自前ルーター側の動作モード設定
市販ルーターを使うときは、ルーターモードとブリッジ(アクセスポイント)モードのどちらを選ぶかが重要です。目的に応じて動作モードを正しく選びましょう。
ルーターモードを使う場合
ホームゲートウェイと市販ルーターのルーター機能が重複し、いわゆる二重ルーターになります。
メリット
- ルーターの高度なQoS(ゲーム優先など)を活用できる
- セキュリティ機能を強化しやすい
デメリット
- ポート開放が複雑になる
- 特定サービスが正常に動作しないことがある
オンラインゲームやVPNなど、外部と双方向通信を行う用途がある場合は注意が必要です。
ブリッジ(アクセスポイント)モードを使う場合
自前ルーターを「Wi-Fiアクセスポイント」として使う方法です。多くのケースでこの方法が最も安定します。
メリット
- 二重ルーターにならないためトラブルが少ない
- デバイス側の設定がシンプル
- 通信遅延が最小限
デメリット
- 市販ルーターの一部機能(ルーター機能)は使えない
家庭のネット環境を「安定優先」で構築したい場合に適しています。
Wi-Fi干渉を避けるための配置と設定のポイント
ホームゲートウェイの無線LANをオフにしても、設置場所や設定が原因で速度が出ないケースがあります。以下のポイントを押さえておくと安定しやすくなります。
- ルーターは床や棚の奥ではなく、できるだけ見通しの良い位置に置く
- 電子レンジやBluetooth機器の近くは避ける
- 5GHz帯のチャンネルを「自動」ではなく固定にすると安定しやすいことがある
- 2.4GHz帯は混雑しやすいため、利用端末が少なければ5GHz帯を優先する
特に集合住宅では周囲のWi-Fiと干渉しやすいため、チャネルを変更するだけで大幅に改善するケースも多くあります。
自前ルーター利用時にありがちなトラブルと確認ポイント
自前のWi-Fiルーターを導入すると、設定ミスや配線ミスによる接続不良が起こりやすくなります。次の点を確認すると原因を切り分けやすくなります。
- 自前ルーターのWANポートに正しく接続されているか
- 市販ルーターがルーターモードかブリッジモードかを把握しているか
- ホームゲートウェイ側の無線LANがオフになっているか
- 市販ルーターの再起動、ファームウェア更新を行ったか
これらを整理しておくことで、複雑になりがちな接続問題を最小限に抑えられます。

自前ルーターを使うときは、構成そのものは難しくありませんが「接続順」と「無線LANの役割整理」が最も重要になります。迷ったらブリッジモードで使うと安定しやすいですよ。
ホームゲートウェイを使うメリットとデメリット
auひかりのホームゲートウェイ(HGW)は、光回線の中心となるネットワーク機器です。Wi-Fiや光電話をまとめて管理できる反面、自前ルーターを併用する場合には注意点もあります。ここでは、ユーザーが迷いやすい「HGWを使うべきかどうか」を判断できるよう、メリット・デメリットを整理します。
ホームゲートウェイを使うメリット
光電話・Wi-Fi・有線LANを1台に集約できる
HGWは光電話(ひかり電話)に対応し、無線LAN機能や複数LANポートを内蔵しています。追加機器を買わなくても下記の環境がそろいます。
- 光電話の利用
- スマホやPCのWi-Fi接続
- ゲーム機やテレビのLAN接続
自宅のネットワークが1台で完結し、設置スペースやケーブルも最小限です。
スマホセット割を適用できる中核機器
auスマートバリュー、自宅セット割の適用条件に「ネット+電話」が含まれるため、HGWは割引の必須機器となります。
割引が適用されると、無線LAN機能の月額料金(660円)が永年無料になるケースがあります。
最新モデルはWi-Fi6対応で高速・安定
BL1500HMやBL3000HMなどの新機種はWi-Fi6対応で、高速通信・複数端末利用に強い性能を持っています。
特に以下の環境では恩恵が大きくなります。
- 4K動画視聴やオンラインゲーム
- 家族の端末が多い家庭
- 戸建ての広い空間での利用
セキュリティ設定や管理が分かりやすい
HGWの「クイック設定Web」から、Wi-Fi設定・接続端末の管理・ルーター機能の調整ができます。
専門知識がなくても扱えるUIになっており、トラブル時の確認もシンプルです。
ホームゲートウェイを使うデメリット
自前ルーター併用時は配線・機器数が増える
HGWに加え市販ルーターを使う場合、以下のように機器が増えるため配置が煩雑になりがちです。
- 光コンセント → ONU → HGW → 市販ルーター
LANケーブルや電源タップが増えるため、設置場所の確保が必要です。
無線LAN機能は契約が必要な場合がある
HGWの無線LAN機能は月額660円のオプションです(※割引適用で無料になる場合あり)。
オプション契約がないと、HGW単体ではWi-Fiを利用できません。
Wi-Fi性能が市販ルーターより弱い場合がある
HGWの無線性能は年々改善していますが、ゲーミングルーターやメッシュWi-Fi専用機ほどの電波強度はありません。
以下の環境では、HGWより自前ルーターのほうが快適になることがあります。
- 3階建て・鉄筋コンクリート住宅
- 大容量通信を継続するオンラインゲーム
- 家中のスマート家電を大量に接続する場合
型番ごとの仕様差が大きい
HGWは契約プランや設備方式によって型番が変わり、端末ごとに下記の差があります。
- Wi-Fi性能
- LANポート数
- 外形サイズ
- ONU一体型かどうか
特にBL3000HMはONU一体型のため、設置場所が光コンセントから3m以内に制限されます。
どんな人に向いているか
HGW利用が向いている人
- 余計な機器を増やしたくない
- 光電話を利用する
- スマホセット割を優先したい
- Wi-Fi6対応で十分な環境が欲しい
自前ルーター併用が向いている人
- ゲームや高負荷通信を重視
- 広い家・鉄筋住まいで電波が届きにくい
- メッシュWi-Fi構築をしたい
- こだわりのルーターを使いたい

ホームゲートウェイは1台で電話・Wi-Fi・有線接続まで任せられる便利な機器ですが、性能にこだわる人は市販ルーターを併用したほうが快適になる場合もあります。ご自宅の広さや利用する端末数、求める速度によって最適な構成は変わるので、無理にどちらかを決めつけず、自分の環境に合わせて選んでいくのが大事ですよ
トラブルが起きたときの基本対処法
ホームゲートウェイはネットワークの中心機器のため、不具合が起きたときは原因が特定しづらいことがあります。ここでは、初心者でもすぐ確認でき、効果が高い順に「確実に改善につながる手順」をまとめています。同じ症状でも複数の原因があり得るため、上から順番に落ち着いてチェックすると早く直せます。
Wi-Fiがつながらない・速度が急激に遅いときの対処
最も多いトラブルが「Wi-Fiがつながらない」または「急に遅くなる」問題です。機器側の軽い不具合であることが多いため、再起動を正しい方法で行うことが最優先です。
再起動の正しい手順
1分以内の電源オフでは内部リセットが不完全になるため、以下の手順を守るのが重要です。
- ホームゲートウェイの電源を抜く
- 20〜30秒放置する(内部キャッシュを確実にクリアするため)
- 電源を挿し直し、ランプが正常に点灯するまで待つ
- Wi-Fiルーター(自前利用時)も同様に再起動する
症状が続く場合は端末側のWi-Fiを一度オフ→オンにして接続し直すと改善することがあります。
ランプ状態から原因を読み取る
ランプは「どこに問題があるか」を判定する重要な情報です。
ランプの基本的な読み方
- POWERランプが点滅し続ける
→ 起動完了していない可能性が高い。再起動後も続く場合は機器不具合の可能性。 - WAN / INTERNETランプが消灯
→ ONUとの接続不良が疑われる。ケーブル抜け・ゆるみを優先して確認。 - PHONEランプが点灯しない(電話契約中)
→ 光電話の設定未完了、またはケーブル不良が原因。
異常ランプがある場合、ケーブル・接続順が間違っているケースも多いです。
配線・LANケーブルまわりのチェック
接触不良や配線ミスは、通信トラブルの定番原因です。特に自前ルーターを併用している場合は確認必須です。
優先して確認するポイント
- ONU → ホームゲートウェイ → 自前ルーターの順番が正しいか
- LANケーブルがしっかり奥まで挿さっているか
- ケーブルが折れたり、極端に曲がっていないか
- 古いケーブル(CAT5など)を使っていないか
特にCAT5ケーブルは1Gbps以上のプランでボトルネックになるため、CAT5eかCAT6以上を推奨します。
電波干渉・設置場所の見直し
ホームゲートウェイの置き場所は通信品質に大きく影響します。特に以下の環境では電波が弱まりやすく、速度低下や途切れの原因になります。
置き場所で見直すべきポイント
- 電子レンジ、IH調理器、Bluetooth機器と近い
- 床置きで周囲を家具に囲まれている
- 鉄製ラックや金属棚の中にある
- 隅・押入れ・テレビ裏など閉塞した場所に置いている
改善策としては、腰〜胸の高さの開けた位置に設置することが効果的です。
自前ルーター併用時の設定確認
自前ルーターとホームゲートウェイの電波が干渉し合うと、通信が不安定になります。特に次の設定は必ず確認しておきたいポイントです。
- ホームゲートウェイの無線LAN機能をオフにしているか
- 自前ルーターが「ルーターモード」になっているか
- 2重ルーター状態(NAT二重)になっていないか
- 自前ルーターのSSIDに正しく接続しているか
とくに二重ルーターは速度低下やオンラインゲームの遅延の原因になりやすいため注意が必要です。
それでも改善しないときに試す追加チェック
通信トラブルが長引く場合、以下の追加確認がおすすめです。
- 設定変更を行った直後であれば初期化で改善する場合あり
- 端末の省電力設定でWi-Fi接続が切れていないか
- IPv6設定がオフになっていないか(速度低下の原因になりやすい)
- 利用中のアプリやVPNが通信を圧迫していないか
最終的にONU側のトラブルの可能性もあるため、ONUのランプ状態もあわせて確認すると判断しやすくなります。

原因が1つとは限らないので、焦らず一つずつ確認することが大切です。基本の再起動・配線確認だけで直るトラブルも多いので、順番に試してみてくださいね
ホームゲートウェイに関するよくある質問と解決策
ホームゲートウェイは、auひかりを快適に利用するうえで重要な機器ですが、設定や仕様が分かりにくく、疑問や不安を感じる方も多いです。ここでは、特に問い合わせの多い内容を中心に、実際の利用者がつまずきやすいポイントを整理しながら、最短で問題を解決できるように詳しく解説します。
ホームゲートウェイは必ず必要?
auひかりでは、光回線の信号変換を行うONUとセットで動作するため、ホームゲートウェイは基本的に必須です。とくに光電話を契約している場合は、ホームゲートウェイが電話機能の中心となるため省略できません。
ただし、Wi-Fiについてはホームゲートウェイ内蔵機能ではなく、自前のWi-Fiルーターを利用しても問題ありません。ホームゲートウェイはネットワークの土台として必要ですが、Wi-Fi部分だけは任意で選べると考えると理解しやすいです。
無線LAN機能は契約しないと使えない?
ホームゲートウェイの無線LAN機能は、月額オプションの契約が必要です。契約していない場合、Wi-Fiの電波は出ません。
ただし、以下の条件では月額料が無料になるケースがあります。
- auスマートバリューを契約している場合
- 自宅セット割(UQ mobileとセット)適用中の場合
市販のWi-Fiルーターを使う場合は無線LANオプションを契約する必要はありません。
自前ルーターを使う場合、どの接続方法が正しい?
接続の基本順序は変わりません。
- 光コンセント
- ONU
- ホームゲートウェイ
- 自前Wi-Fiルーター(WANポートに接続)
自前ルーターを使う場合は、ホームゲートウェイの無線LAN機能を必ずオフにしてください。オンのままだと電波が干渉し、通信速度が落ちたり接続が不安定になったりします。クイック設定Webで簡単にオフに設定できます。
ゲーム用途ではどの構成が最適?
遅延を最小限にしたい場合は、有線LAN接続が最適です。有線ポートはホームゲートウェイ側に複数用意されているため、ゲーム機を直接LANケーブルで接続するのがもっとも安定します。
Wi-Fi利用が前提なら、最新規格のWi-Fi6対応ルーター(市販品)が優れています。家の構造や部屋数が多い場合は、メッシュWi-Fi対応ルーターを導入すると通信の途切れが少なく快適です。
マンションタイプでも機種交換はできる?
マンションタイプでも機種交換は可能ですが、いくつかの制約があります。
- 配線方式(VDSL/G.fast/光配線)によって交換できる機種が異なる
- タイプE・タイプF・マンションギガでは訪問作業が必要な場合がある
- 一部の旧機種では交換後にWi-Fi契約の再申し込みが必要
機器が1台から2台に増えるケースもあるため、コンセント数や設置スペースの確認が重要です。
ホームゲートウェイが突然つながらないときは?
トラブルの多くは、設定や物理的な要因で発生します。次の流れで順番に確認すると最短で復旧しやすいです。
- ホームゲートウェイの電源を抜き、10秒待って再接続する
- ONUも同様に再起動する
- LANケーブルの抜け・断線を確認する
- 無線LANオプションが停止されていないか確認する
- ランプ状態(AUTH・UNI・PPPなど)を確認し、異常ランプがないかチェックする
これで改善しない場合は、設定変更や機器の故障の可能性があるため、サポートへの問い合わせがおすすめです。
ホームゲートウェイの設置場所はどこが正解?
Wi-Fi利用の有無にかかわらず、通気性と安定性が重要です。
- 直射日光を避ける
- 電子レンジやBluetooth機器の近くを避ける
- 床置きではなく棚の上など高めの位置が理想
BL3000HMなど大型の機種では奥行きがあるため、設置スペースの事前確認が欠かせません。
ホームゲートウェイの交換は誰でも申し込める?
ほとんどのユーザーが「My au」から申し込みできます。ただし、以下のケースでは電話での申し込みが必要です。
- マンションタイプE・F・ギガ
- 無線LANカード利用者で追加契約が必要な機種へ交換する場合
- G.fast対応モデムを併用している場合
交換後の旧機器は60日以内に返却が必要です。

ホームゲートウェイは、役割や設定が分かりづらい機器ですが、仕組みを理解すれば安心して使えるようになります。今回のQ&Aが、迷いや不安を解消する助けになればうれしいです。特に「無線LAN機能の有無」と「自前ルーターとの組み合わせ」はつまずきやすい部分なので、ここを丁寧に確認しておくとトラブルが減りますよ。
9位
auひかり
KDDI

| 回線タイプ | auひかり回線 |
| 戸建ての月額基本料金 | 5,610円 |
| マンションの月額基本料金 | 4,345円 |
| 下り速度(実測値) | 513.66Mbps |
| 上り速度(実測値) | 522.56Mbps |
| PING値(実測値) | 14.35ms |
| 下り速度の速さ | 3.80 |
| 上り速度の速さ | 3.96 |
| 戸建て料金の安さ | 1.00 |
| マンション料金の安さ | 1.24 |
| 初期費用の安さ | 3.99 |
| 総合 | 2.80 |
auひかりがおすすめの理由
auひかりがおすすめの理由は「auひかり回線は独自回線なので、通信速度の実績が高い点」「スマホセット割の割引が大きい点」です。
auひかりは、auの電話回線を利用している独自回線の光回線サービスです。独自回線なので、通信速度の測定でもかなり速い通信を実現しています。10GBpbsプランもあり、高速通信がしやすい環境が整っている光回線サービスです。
また、au自身の光回線サービスのため、auケータイとのスマホセット割の割引額も大きく、auユーザーにおすすめの光回線と言えます。さらにauサービス関連の商品とのセット割引が多く用意されているため、auユーザーであれば、割引を最大限活用できるメリットがあります。
デメリットは、独自回線と比較してしまうと、速度は遅い点です。また、料金はやや高めの設定となっています。
| 回線タイプ | auひかり回線 |
| 戸建て1年利用時の実質料金 | 8,399円 |
| 戸建て2年利用時の実質料金 | 6,702円 |
| 戸建て3年利用時の実質料金 | 6,107円 |
| マンション1年利用時の実質料金 | 5,703円 |
| マンション2年利用時の実質料金 | 4,477円 |
| マンション3年利用時の実質料金 | 4,434円 |
| 戸建ての月額基本料金 | 5,610円 |
| マンションの月額基本料金 | 4,345円 |
| 下り速度(実測値) | 513.66Mbps |
| 上り速度(実測値) | 522.56Mbps |
| PING値(実測値) | 14.35ms |
| 工事費 | 0円 |
| 初期費用 | 3,300円 |
| 提供地域 | 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 |
| 定期契約 | 3年契約 |
| テレビ対応 | |
| 無料ルーターレンタル | (auスマートバリューまたは自宅セット割(インターネットコース) |
| 無料訪問サポートつき | |
| 無料セキュリティソフト | |
| 戸建て対応 | |
| マンション対応 | |
| IPv6対応 | |
| サポート | 電話、LINE、チャット |
| 開通までのモバイルWi-Fiルーターレンタルあり | |
| 違約金負担キャンペーンあり | |
| スマホセット割 | auとセットで割引 |
| 支払方法 | クレジットカード、Pay-easy、コンビニエンスストア、支払秘書、au Style/auショップ支払い |


