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目次
着信拒否の仕組みと設定の種類
LINEでは、通話機能の利便性と同時に、プライバシーやストレスの軽減のために「着信拒否」の機能が用意されています。この機能には複数の設定パターンがあり、目的や状況に応じて使い分けることが可能です。
着信拒否が有効になる条件
LINEで着信拒否が有効になるのは、以下のいずれかの設定を行った場合です。
- 「通話の着信許可」をオフにした場合
- 特定の相手を友だちリストから削除した場合
- 相手をブロックした場合
いずれも着信がユーザーに届かなくなるという点では共通していますが、メッセージの受信可否や通知の挙動に違いがあります。
拒否方法の種類（個別、全体、ブロック）
個別拒否（友だち削除）
特定の相手からの通話だけを拒否したい場合は、該当ユーザーを友だちリストから削除する方法が有効です。この設定では通話は拒否されますが、テキストメッセージは引き続き受信できます。通知は表示されず、履歴として通話記録が残るだけの仕様です。
全体拒否（着信許可オフ）
LINEの「設定」→「通話」→「通話の着信許可」をオフにすると、すべてのLINE友だちからの着信を拒否することができます。この方法は仕事中や就寝中の一時的な着信制限として活用されることも多く、相手には「応答なし」と表示されます。
ブロック（完全拒否）
相手をブロックすると、通話だけでなくメッセージの受信も停止されます。ブロックされた側には直接通知はされませんが、未読状態が続いたり、通話がつながらなかったりすることで気づかれる可能性があります。ブロックは解除しない限り、完全な通信遮断状態が続きます。
このように、LINEの着信拒否は「誰から」「どこまで」拒否するかによって柔軟に設定できるのが特徴です。用途や関係性に応じて、最適な方法を選ぶことが重要です。
1人だけ着信拒否する方法
LINEで特定の相手からの通話だけを拒否したい場合、友だちリストからその相手を削除する方法が効果的です。この設定により、メッセージのやり取りは継続可能で、通話だけを拒否できます。ブロックとは異なり、相手に拒否されたことが直接通知されることはありません。
手順
- LINEアプリを開く
画面下部の「ホーム」タブをタップして、友だちリストを表示します。 - 削除したい相手を長押し
削除対象の相手の名前を長押しすると、メニューが表示されます。 - 「削除」を選択
表示された選択肢の中から「削除」をタップします。 - 確認画面で「削除」をタップ
確認メッセージが表示されたら、再度「削除」をタップして完了です。
効果と注意点
- 通話のみ拒否される
相手からのLINE通話はすべて着信しなくなります。ただし、着信履歴は残るため、トークルーム内に「〇〇からの不在着信」と表示されることがあります。 - メッセージのやり取りは可能
トーク画面はそのまま残っており、通常のテキストメッセージやスタンプの送受信は行えます。 - 相手にバレにくい
削除されたことは相手に通知されないため、ブロックに比べて気づかれにくい方法です。ただし、友だちリストに自分がいないことを相手が確認した場合、察知される可能性があります。 - 再度通話を受けたい場合
トーク画面から相手を再度友だち追加することで、着信も復活します。
この方法は、トラブルを避けつつ最低限のコミュニケーションを維持したいときに有効です。ブロックするほどではないが、通話だけを止めたいという場面で役立ちます。
電話もメッセージも完全に拒否する方法
LINEで特定の相手との連絡を一切断ちたい場合は、「ブロック」機能を使うのが最も確実な方法です。ブロックを行うと、その相手からのメッセージも通話もすべて受け取らなくなります。以下に、設定手順とブロック中の挙動について詳しく解説します。
ブロックの手順
- LINEアプリを開いて「ホーム」タブをタップ
- 「友だちリスト」からブロックしたい相手を長押し
- 表示されたメニューの中から「ブロック」を選択
- 確認画面が表示されたら「ブロック」を再度タップして完了
これでその相手からの連絡は完全に遮断されます。メッセージは届かず、通話もかかってこなくなります。
ブロック中の挙動
- メッセージ：相手からのメッセージは一切届きません。トークルームにも通知されません。
- 通話：相手が通話を試みた場合、発信側の画面には呼び出し音が鳴り続け、「応答なし」と表示されます。相手にはブロックされていることが明確には通知されませんが、不自然な無応答が続くため、気づかれる可能性はあります。
- 既読表示：ブロック後に送られたメッセージは、既読が付かず、未読のままになります。
ブロック解除の方法
ブロックを解除するには以下の手順を行います。
- 「ホーム」タブ → 右上の「設定」アイコンをタップ
- 「友だち」→「ブロックリスト」を選択
- ブロック解除したい相手をタップし、「ブロック解除」を実行
ブロックを解除すると、再びメッセージの受信や通話の着信が可能になります。ただし、ブロック期間中のメッセージは復元されません。
注意点
- ブロックしても相手とのトーク履歴は自分の端末からは削除されません。トークを非表示または削除するには別途操作が必要です。
- ブロックされた側は、直接通知を受けることはありませんが、既読が付かない、通話が繋がらないといった状況から気づく場合があります。
- ブロック中は、スタンプやアルバムなど一部の機能にも制限がかかります。
LINEでのストレスやトラブルを回避するためには、ブロック機能を正しく活用することが大切です。信頼できない相手からの着信やメッセージは、ためらわずに遮断して自分の安心を優先させましょう。
全員からの着信を拒否する方法
LINEで全ての相手からの通話着信を一括で拒否するには、「通話の着信許可」設定をオフにする方法が最もシンプルで確実です。この設定を使えば、友だち全員からの音声通話・ビデオ通話の着信が鳴らなくなり、通知も届かなくなります。
設定手順
- LINEアプリを開く
- ホーム画面右上の「歯車アイコン（設定）」をタップ
- 「通話」を選択
- 「通話の着信許可」のスイッチをオフにする
この操作により、すべての友だちからのLINE電話を受信しない設定になります。ただし、自分から相手に通話をかけることは可能です。
設定時の注意点
- 着信拒否を設定しても、発信者側には「応答なし」と表示されるだけで、拒否されたとは分かりません。
- トーク画面には着信履歴が「不在着信」として残る場合があります。
- この設定はLINE通話に限定され、通常のSMSやキャリア通話には影響しません。
活用シーン
- 就寝中や仕事中など、集中したい時間帯の着信遮断
- 電話による連絡を避けたい場合のプライバシー保護
- 長期旅行中や体調不良時など、一時的な連絡制限
一括で着信拒否をすることで、精神的な負担を減らしたり、通知による集中力の妨げを防ぐことができます。状況に応じてオン・オフを切り替えることで、柔軟に使い分けることが可能です。
着信拒否すると相手にバレるのか
LINEで着信拒否をしても、相手に明確な通知が届くことはありません。発信者側の画面では通常通り呼び出し音が鳴り、一定時間が経過すると「応答なし」と表示されます。トーク画面にも「不在着信」や「応答なし」といった文言が残るだけで、着信拒否が設定されていることを示す表示は存在しません。
ただし、以下のような挙動の違いによって、相手が着信拒否に気づく可能性はあります。
同じ相手からの通話に毎回出ないと違和感を与える
着信拒否をしていると、どれだけ電話をかけても応答がなく「応答なし」が繰り返されます。相手が何度かけても一度も応答がない状況が続けば、自然と着信拒否されていることを疑われる可能性が高くなります。特に過去に通話のやりとりがあった相手なら、違和感を覚えやすいです。
通話中の着信では通常と異なる挙動になる
通常、他の通話中に第三者からLINE電話がかかってくると、発信者には「〇〇は通話中のため応答できません」といったアナウンスが表示されます。しかし、着信拒否している相手からの通話では、同じ通話中でもこのアナウンスが表示されず、呼び出し音が鳴り続けて最終的に「応答なし」となります。この違いに気づかれた場合、拒否設定の可能性を察知される場合があります。
拒否方法ごとのバレやすさの違い
- ブロック：通話もメッセージも届かなくなる。メッセージは未読のままになるため、長期間反応がないと高確率でバレる。
- 友だち削除のみ：LINE電話は繋がらなくなり「友だち追加後に通話可能」と表示されることがある。こちらも遅かれ早かれ気づかれやすい。
- 通話の着信許可をオフ：全員に適用される設定で、呼び出しはできても応答が一切ない。「応答なし」になるが個別拒否と気づかれにくい。
グループ通話では拒否設定は反映されない
ブロックや削除をしていても、同じグループ通話に参加している場合は普通に通話が可能です。そのため、個別に着信拒否していた相手と突然通話ができる状況になることで、拒否していたことに逆に気づかれる可能性もあります。
通話履歴や通知履歴からの間接的な推測
LINEのトーク画面に「不在着信」や「応答なし」の記録が残るため、頻度が高くなると拒否されていると察せられます。また、着信時に通知すら届かない（通話の着信許可をオフにしている場合など）状況を繰り返されることで、徐々に相手が察知するリスクが高まります。
着信拒否は直接的な通知がなくても、相手の行動やLINEの挙動から間接的に気づかれる設計になっています。完全にバレずに拒否するのは難しく、相手との関係性や目的に応じた適切な設定選択が重要です。
着信拒否の解除方法まとめ
削除した友だちを再追加する手順
- LINEアプリを開き、「ホーム」タブをタップ
- 画面右上の「友だち追加」アイコンを選択
- 「検索」から相手のIDまたは電話番号を入力して検索
- 表示されたアカウントを確認し、「追加」をタップ
- 友だち追加後、着信も再び受け取れるようになる
※削除しただけの場合はトーク履歴が残ることもあるが、完全削除した場合は復元不可
ブロックを解除する手順
- LINEの「ホーム」→右上の「設定」ボタンをタップ
- 「友だち」→「ブロックリスト」を開く
- 解除したい相手の名前の横にある「編集」または「解除」をタップ
- 「ブロック解除」を選択し、確認ダイアログで再度タップ
- 解除後は通話・メッセージともに受信可能になる
※ブロック解除しても、相手に通知は届かない
全員からの着信を再許可する方法
- LINEの「ホーム」→「設定」を開く
- 「通話」メニューをタップ
- 「通話の着信許可」のスイッチをオンに切り替える
この設定により、すべての友だちからのLINE通話を再び受信できる
通話設定の確認とトラブル対策
- LINEアプリが最新バージョンであるか確認する
- 「通話の着信許可」がオフになっていないか確認する
- 相手がブロックリストに含まれていないか確認する
- スマホ本体の通知設定もオンになっているか確認する
着信拒否解除後の注意点
- 再追加やブロック解除をしても、過去の通話履歴は復元されない
- 相手に通知は届かないため、解除がバレることはない
- 必要に応じてテスト通話をして設定確認しておくと安心
よくある質問Q\&A
着信拒否されたら相手にはどう見える？
LINE通話を着信拒否しても、相手には「応答なし」と表示されるだけで、拒否されたことが直接通知されることはありません。ただし、何度か試しても通じないことで、結果的に拒否されていると気づかれる可能性はあります。
メッセージは受け取りたいが通話だけ拒否できる？
可能です。相手を「友だちリストから削除」すれば、通話は受信しなくなりますが、メッセージの送受信は維持されます。ブロックせずに電話だけ拒否したい場合に有効です。
通話の着信許可をオフにしたときの挙動は？
全てのLINE友だちからの通話を拒否する設定です。このモードでは、誰からの着信も通知されず、相手側には「応答なし」と表示されます。ただし、自分から相手に通話をかけることは可能です。
ブロックと着信拒否の違いは？
ブロックはメッセージと通話の両方を遮断します。相手は送信自体はできますが、メッセージは未読のままになり、通話もつながりません。一方、通話の着信拒否や友だち削除では、通話の拒否のみでメッセージは届きます。
着信拒否中の通話履歴は残る？
通話の着信拒否をした場合でも、発信があったこと自体の記録はLINEアプリ内に履歴として残ることがあります。履歴を残したくない場合は、ブロック設定がより確実です。
グループ通話に着信拒否は影響する？
影響しません。ブロックや削除している相手がいても、同じグループ通話に参加することは可能です。相手が通話に参加していることも表示されます。
削除した相手の着信を再び受けるには？
削除した相手を再度友だちに追加することで、通話を再開できます。ID検索、QRコード、電話番号、招待リンクなど複数の方法で追加が可能です。
通知設定で着信拒否と似た動作はできる？
LINEの「通知オフ」設定を使えば、着信自体は届くが通知は表示されない状態にできます。拒否せずに着信だけを無視したい場合に便利な代替手段です。
通話中に着信があった場合の違いは？
通常は「通話中のため応答できません」と表示されますが、着信拒否設定中はこのメッセージが表示されず、ただ「応答なし」で切断されます。この違いで拒否されていると感づかれる可能性があります。
拒否設定はどこから変更できる？
LINEアプリの「設定」→「通話」→「通話の着信許可」をオン・オフで変更できます。個別の拒否やブロックは「友だちリスト」や「ブロックリスト」から操作します。どの方法を取ったかによって解除方法が異なるため注意が必要です。
まとめ｜相手に配慮しつつ自分を守る設定を
LINEの着信拒否機能は、迷惑な通話や過剰な連絡から自分を守るための有効な手段です。しかし、相手との関係性や今後のやり取りを考慮せずに一方的な拒否を行うと、かえって誤解やトラブルを招くこともあります。
特定の相手からの電話だけを避けたい場合は、メッセージのやり取りは継続できる「友だち削除」を使うのがバランスの取れた方法です。連絡自体をすべて遮断したい場合は「ブロック」を、一時的に全員の着信を停止したい場合は「通話の着信許可」をオフにする設定が便利です。これらをうまく使い分けることで、自分の時間や精神的な負担を軽減できます。
また、着信拒否の設定によっては相手に気づかれにくい仕様となっているため、相手の感情に配慮しつつも、自分を守るための対応が可能です。無理に連絡を受け続ける必要はありませんが、拒否の前に一度コミュニケーションの見直しを行うことも検討しましょう。
安心してLINEを活用するには、機能の特徴を正しく理解し、自分の目的や状況に合った設定を選ぶことが大切です。
