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YouTube Premiumが国によって料金が違う理由
YouTube Premiumの料金は、利用する国によって大きく異なります。日本では月額1,280円ですが、インドではおよそ199円(129インドルピー)で契約できます。これは単なる為替差によるものではなく、Googleが各国の経済事情に応じて料金を最適化しているためです。
購買力に応じたローカルプライシング
Googleは各国の所得水準や物価指数に合わせて料金を設定しています。これは「地域別価格戦略(ローカルプライシング)」と呼ばれ、国ごとの購買力に応じた適正価格を提供することにより、より多くのユーザーにサービスを普及させる狙いがあります。
インドのように物価が比較的低い国では、現地通貨で支払うユーザーにとって無理のない価格に設定されています。そのため、同じサービスでも料金に大きな差が生じています。
為替レートとプラットフォームの手数料も影響
料金の差には為替レートの変動も関係しています。たとえば1ルピー=約1.5円前後で計算されることが多く、同じ金額でも日本円に換算すると大きな差になります。また、iOS経由で契約するとAppleの手数料が上乗せされるため、AndroidやWeb経由よりも高額になる傾向があります。
国別の月額料金比較(2025年最新)
国名 | 月額料金(現地通貨) | 日本円換算(参考) |
---|---|---|
日本 | 1,280円 | 1,280円 |
インド | 129ルピー | 約199円 |
アルゼンチン | 389ペソ | 約195円 |
トルコ | 57.99リラ | 約301円 |
フィリピン | 159ペソ | 約356円 |

このように国ごとの料金差は、サービスの品質差ではなく、経済水準や地域性によるものです。インドの価格で契約することが注目されているのは、これらの仕組みを利用することで、同じ機能を圧倒的に安く使えるためです。
YouTube Premiumをインドから契約する手順
必要なものを準備する
YouTube Premiumをインド経由で契約するには、以下の準備が必要です。
- インドに対応したVPNサービス
- Googleアカウント(できれば新規作成)
- 国際対応クレジットカード
- インドの住所(ホテルなどで代用可)
日本の住所では契約が弾かれる可能性があるため、現地の住所を仮設定する必要があります。
ステップ1 VPNに申し込む
インドのサーバーに対応したVPNを選び、契約します。以下のようなVPNが人気です。
- ExpressVPN(高速・安定性に定評あり)
- MillenVPN(日本語対応・サポート付き)
- Surfshark(複数端末対応でコスパ良好)
申し込み後、PCまたはスマホにアプリをインストールして、インドのVPNサーバーに接続できる状態にしておきます。
ステップ2 Googleアカウントを新規作成
既存アカウントでも契約は可能ですが、過去の利用履歴から位置情報が日本と認識されると契約失敗のリスクがあります。新しく作る方が確実です。
アカウント作成時に国の設定は問われませんが、ブラウザのキャッシュや過去のログイン履歴は削除しておくのがおすすめです。
ステップ3 VPN接続してYouTubeにアクセス
VPNアプリを起動し、インドのサーバーに接続します。成功していれば、YouTubeにアクセスした際に料金がインドルピーで表示されるはずです。
表示例。
- 通常プラン:₹129/月(約199円)
- ファミリープラン:₹189/月(約291円)
この価格が出ていれば、YouTube側にインドからのアクセスと認識されている状態です。
ステップ4 Premiumに登録・支払い手続き
「YouTube Premiumに登録」を選び、プランを選択後、支払い画面に進みます。
請求先住所には以下のようなインド国内の住所を入力してください(ホテル住所などで代用可能です)。
例。
Sakinaka Junction, Andheri – Kurla Rd, Andheri East, Mumbai, Maharashtra 400072
次に、クレジットカード情報を入力し、支払いが通れば契約完了です。
ステップ5 契約完了後の動作確認
契約が完了すれば、VPNを切断してもYouTube Premiumの機能(広告なし・バックグラウンド再生・ダウンロードなど)は日本国内でも利用できます。
ただし、YouTube Musicの表示内容がインド向けになる点には注意が必要です。邦楽の一部が非表示になる可能性があります。

VPN接続・アカウント作成・契約完了までの所要時間はおよそ20分程度です。うまくいかない場合は、ブラウザ変更や別VPNの利用、別カードでの再試行が有効です。
VPNを使った契約は違法ではないのか?
日本でのVPN利用は合法
日本国内では、VPN(Virtual Private Network)の利用そのものは完全に合法です。実際に企業でも在宅勤務や社外アクセス時にVPNが使用されており、法的な問題は一切ありません。個人がプライバシー保護やセキュリティ強化を目的としてVPNを使用することも広く認められています。
YouTube Premiumの契約にVPNを使うとどうなるのか
YouTube Premiumを海外経由で契約することは、技術的には可能ですが、Googleの「地域詐称行為」として利用規約違反に該当する可能性があります。Googleのサービス利用規約には、虚偽の情報での登録やアクセスの偽装行為を禁じる旨が記載されており、以下のようなリスクが伴います。
- アカウントの一時停止または永久停止
- 契約の強制キャンセル
- 支払い情報のブロック
- ファミリープランからの削除
とはいえ、これまでにVPN経由でYouTube Premiumを契約しただけでアカウントが停止されたという事例はほとんど確認されていません。特に1アカウント単位で適用国を切り替えるユーザーは多く、現在も黙認されている状態です。
実際の利用規約の記述と解釈
Googleの利用規約には以下のような条文があります。
「ユーザーは居住していない地域のサービスを、偽の手段でアクセスしてはならない」
この「偽の手段」にはVPNの利用も含まれる可能性があります。ただし、契約後に通常の日本IPで利用を続けても問題が発生しないことが多いため、Google側が契約時のみの状態を重視していると考えられます。
トラブル事例と対応策
過去に報告されたトラブルには以下のようなものがあります。
- VPNを経由してインドの住所を登録したが、決済画面で「支払いできません」と表示された
- クレジットカードがインド国外発行だったため決済エラーが出た
- YouTube Musicがインド仕様になり、日本の楽曲が一部表示されなくなった
これらの問題は、以下の対応で回避または解決されています。
- 決済時のGoogleアカウント住所もインドのものに設定する
- 複数のカードを試す(Visa/Mastercardで成功率が高い)
- YouTube Musicについては、日本版に切り替えたい場合は契約後にVPNをオフにしてアクセスする
安全に利用するための実践的なポイント
- Googleアカウントは新規で作成し、過去の履歴や国情報と紐づけない
- VPNは信頼できる有料サービスを利用し、安定した接続を確保する(例:ExpressVPN、MillenVPN)
- インド現地のホテル住所などを使って請求先住所を設定
- 契約完了後はVPNをオフにして日本から通常利用する

現在のところ、法律的には問題なく、実際に多くのユーザーが利用できている方法ですが、今後の規約変更やGoogleの対応には注視しておく必要があります。リスクを理解した上で、自己責任のもと慎重に活用することが求められます。
支払い・住所設定・契約後の注意点
決済エラー時の原因と対処法
YouTube Premiumをインド経由で契約する際、もっとも多いトラブルが「クレジットカードでの決済エラー」です。原因として以下のようなケースが考えられます。
- クレジットカードの発行国がインド以外である
- Googleアカウントに登録された住所が日本になっている
- 請求先住所の形式がインド仕様になっていない
- 決済時にVPNが切れている
対応策としては、まずGoogleアカウントの「支払いプロファイル」をインドに設定し直すことが有効です。加えて、VPNをインドに接続した状態で支払い画面を開き、インドの現地住所(ホテル住所など)を正しく入力すると、決済成功率が大きく向上します。
対応可能なクレジットカードはVISAやMastercardが主ですが、一部のカード会社では海外利用制限がかかっている場合もあるため、別のカードを試すか、バーチャルカード(Revolutなど)の利用も選択肢に入ります。
住所設定で使えるインドの例
YouTube Premium契約時に求められる請求先住所には、ムンバイやデリーなどのホテルや商業施設の住所を入力する方法が一般的です。以下は一例です。
Sakinaka Junction, Andheri – Kurla Rd, Andheri East, Mumbai, Maharashtra 400072
この住所は特定のホテルの所在地であり、実在性があるためエラーになりにくいとされています。郵便番号(PINコード)も正確に入力しましょう。
注意点として、日本の住所や電話番号を入力するとエラーの原因となりますので、必ずインドの形式に合わせた内容にしてください。
契約後のVPN利用と注意事項
契約が完了すれば、その後はVPNをオフにしてもYouTube Premiumは通常どおり利用可能です。広告なし・バックグラウンド再生・オフライン再生といったプレミアム機能は、日本からでも引き続き適用されます。
ただし、契約地がインドとなっているため、YouTube Musicの一部コンテンツが日本とは異なるラインナップになる可能性があります。とくに邦楽の一部が表示されないことがあるため、音楽利用を重視する方は事前に確認が必要です。

また、Googleの利用規約変更や地域制限の強化により、今後契約内容が変更・停止されるリスクがゼロではないことも理解しておく必要があります。契約後もGoogleアカウントの国設定を変更したり、定期的に請求先情報を確認することが望ましいです。
他国との料金比較と乗り換え候補
YouTube Premiumは国ごとに価格が大きく異なっており、インドが最安水準とされていますが、他にも乗り換え先として検討できる国があります。以下では各国の料金比較と、乗り換え先として注目すべき国を解説します。
各国の月額料金比較(通常プラン)
国名 | 現地通貨価格 | 日本円換算(概算) | 差額(対日本) |
---|---|---|---|
日本 | 1,280円 | 1,280円 | 0円 |
インド | 129ルピー | 約199円 | 約-1,081円 |
アルゼンチン | 389ペソ | 約195円 | 約-1,085円 |
トルコ | 57.99リラ | 約301円 | 約-979円 |
フィリピン | 159ペソ | 約356円 | 約-924円 |
ウクライナ | 99フリヴニャ | 約386円 | 約-894円 |
ベトナム | 79,000ドン | 約474円 | 約-805円 |
※為替レートは記事執筆時点での参考値
おすすめの乗り換え候補国
アルゼンチン
最安値水準を維持しており、インドと並ぶ人気の乗り換え先です。ただし為替変動が激しく、Googleの決済規制によってクレジットカードが通らないケースも報告されています。
トルコ
安定した決済成功率が評価されており、インドがエラーになる場合の代替候補として有力です。VPN接続後に問題なく課金できる報告が多く、2025年現在も利用者が増加傾向にあります。
フィリピン・ウクライナ
価格帯と為替のバランスがよく、決済トラブルの少なさでも注目されています。特にウクライナはアカウント停止報告も少なく、VPN初心者にも向いています。
乗り換え時のポイント
- VPNの対応国確認
乗り換え先の国にサーバーがあるVPNを選ぶ必要があります。 - クレジットカードの相性
国によっては、日本発行のカードが使えない場合があります。別ブランドのカードやバーチャルカードの利用が推奨されます。 - Googleアカウントの再作成
日本での使用履歴が影響しないよう、新規アカウントでの契約がより成功率が高い傾向です。

インドが利用できない・不安定な場合でも、他国を経由すれば引き続きYouTube Premiumをお得に利用できます。為替や決済事情を定期的に確認し、自分にとって最適な国を選択しましょう。
よくある質問とトラブル解決策
「国が確認できません」と表示される場合の対処法
VPN接続後にYouTube Premiumの登録ページで「国を確認できません」または「お客様の国を確認できません」と表示されることがあります。この場合、以下の対処法が有効です。
- ブラウザのキャッシュとCookieを削除する
- 別のブラウザ(例:Firefox、Edgeなど)を使って試す
- VPNのプロトコルを変更する(TCP⇔UDP)
- インド内の別のVPNサーバーに接続してみる
- スマホではなくPCから試す、もしくはその逆を試す
VPNが無効化されている、あるいはGoogleアカウントの履歴が影響している場合もあるため、新規アカウントの利用も検討してください。
クレジットカード決済が通らないときの対策
インドでの支払いに一部の日本国内クレジットカードが対応していないケースがあります。決済エラーが発生した場合は以下を試してください。
- 請求先住所をインドの実在するホテルなどに変更する
- Googleアカウントに登録している住所情報もインドに設定する
- 海外利用対応済みのクレジットカード(Visa、Mastercard)を使用する
- デビットカードやプリペイドカード(Revolutなど)を利用する
どうしても決済できない場合は、アルゼンチンやトルコなど他の安価な国を選ぶ方法もあります。
日本の既存Googleアカウントでも契約可能か?
既存の日本アカウントでも契約自体は可能ですが、過去の利用履歴が影響してインド価格が表示されないケースが多くあります。成功率を高めたい場合は、次の点を確認しましょう。
- 新規のGoogleアカウントを用意する
- アカウント作成時の言語・地域設定を英語(インド)にする
- ログイン後、VPN接続したままYouTubeにアクセスする
すでにプレミアムを契約しているアカウントはインド契約に切り替えできないため、新規アカウントで契約後、ファミリープランに移行して統合する方法が有効です。
契約後もVPNを使う必要はある?
契約が完了した後は、VPN接続なしでもYouTube Premiumのすべての特典(広告非表示、バックグラウンド再生など)は日本国内でもそのまま利用可能です。ただし、YouTube Musicのおすすめ内容がインド基準になるため、音楽コンテンツの差異に注意してください。
アカウント停止や規約違反のリスクは?
VPNを使っての契約はYouTubeの利用規約上グレーゾーンですが、現時点でVPN利用を理由にアカウント停止された事例は確認されていません。とはいえ、将来的に規約が変更される可能性もあるため、サブアカウントでの契約を推奨します。トラブルを避けたい方は、日本国内での正規契約を検討してください。