LINEで動画が送れないときにすぐ試したい対処法まとめ【再生時間・ファイル形式・通信環境など】

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LINEで動画が送れない主な原因とは？
解決方法1：動画の長さを5分以内にトリミング
- iPhoneでのトリミング方法
- Androidでのトリミング方法（Googleフォト使用）
解決方法2：動画の形式を「mp4」や「mov」に変換する
解決方法3：LINEの権限設定を見直す
解決方法4：通信環境を改善する
解決方法5：LINEアプリをリフレッシュ
解決方法6：LINE以外の方法で動画を共有する
注意：LINEノートには動画が投稿できない
まとめ：動画が送れないときのチェックリスト

LINEで動画が送れない主な原因とは？

LINEで動画を送れないときは、単なるアプリの不具合ではなく、ユーザー側の設定や端末の状況に問題があるケースが多く見られます。主な原因を一つずつ整理して確認しましょう。

動画の長さが5分を超えている

LINEでは、トーク画面から送信できる動画の長さは最大5分までに制限されています。これを超える動画は自動的に5分以内にトリミングされますが、まれにその処理がうまくいかず、送信エラーになる場合があります。特に編集処理中に通信が不安定だったり、端末の空き容量が不足していると、正常にトリミングや送信ができないことがあります。

サポートされていない動画ファイル形式

「.mp4」や「.mov」などの一般的な動画形式であれば問題ありませんが、「.mkv」「.flv」「.webm」など一部の形式は送信できても再生できないことがあります。また、iPhoneとAndroidでは標準の動画保存形式が異なるため、PCで編集した動画や他アプリで撮影した動画は再生・送信に不具合が生じることもあります。

LINEのメディアアクセス権限が無効

スマートフォンの設定で、LINEアプリに「写真」「動画」へのアクセス権限が許可されていないと、端末内の動画が選択できません。この場合、動画選択画面に何も表示されなかったり、「アクセス権限が必要です」といったメッセージが表示されることがあります。設定アプリから該当のアクセス権限を確認・許可する必要があります。

通信環境が不安定

動画ファイルは容量が大きいため、安定した通信環境が求められます。Wi-Fiに接続していても、電波状況が悪かったり、ルーターとの距離が遠すぎると送信が途中で止まることがあります。また、モバイルデータ通信を使用している場合、速度制限がかかっていたり、回線が混雑しているとアップロード処理が正常に行えないこともあります。

LINEアプリのキャッシュが溜まりすぎている

LINEは利用中に一時データ（キャッシュ）を端末内に保存します。キャッシュが蓄積しすぎると、アプリの動作が重くなったり、一部機能が正しく動作しなくなることがあります。特に動画送信機能に影響が出ることもあり、キャッシュの削除で改善する可能性があります。

LINEアプリのバージョンが古い

古いバージョンのLINEアプリを使用している場合、動画送信時の不具合が修正されていないことがあります。アプリのアップデートを行うことで、最新の安定した機能が利用可能になり、問題が解消することもあります。

LINEサーバー側の障害

まれに、LINE側で一時的な障害が発生していることがあります。この場合はユーザー側での対処が難しいため、LINEの公式サイトやSNSで障害情報を確認するのが確実です。

動画が送れない原因は一つではなく、複数の要因が重なっている場合もあります。上記の各ポイントを順にチェックすることで、多くのケースは解決に至ります。

解決方法1：動画の長さを5分以内にトリミング

LINEでは、5分を超える動画の送信ができない仕様になっています。送信しようとすると自動でカットされたり、エラー表示が出る場合があります。そのため、動画の長さをあらかじめ5分以内にトリミングしてから送信するのが確実な方法です。

スマートフォンには標準で動画編集機能が備わっており、別のアプリを使わなくても簡単にトリミングが可能です。以下に、iPhoneとAndroidでの手順を紹介します。

iPhoneでのトリミング方法

「写真」アプリを開いて送りたい動画を選択します
画面右上の「編集」をタップします
下部に表示されるシークバーの両端をドラッグして5分以内に収めます
「完了」をタップし、「ビデオを保存」または「ビデオを新規クリップとして保存」を選びます

Androidでのトリミング方法（Googleフォト使用）

「Googleフォト」アプリを開き、対象の動画を選びます
下部の「編集」アイコンをタップします
シークバーの両端を動かして再生時間を調整します
「コピーを保存」をタップして編集済みの動画を保存します

トリミング後はLINEのトーク画面から再度動画を選択し、送信できるかを確認してください。なお、5分以上の動画を送りたい場合は、Googleフォトやクラウドストレージを使って共有URLを送る方法も有効です。ファイルサイズや時間に制限されずに動画を共有できるため、長時間の動画を送りたいケースに適しています。

解決方法2：動画の形式を「mp4」や「mov」に変換する

LINEで動画を送れない原因のひとつに、動画ファイルの形式が対応していない場合があります。LINEでは一般的な形式である「.mp4」や「.mov」の動画は問題なく送れますが、特殊な形式や古いコーデックを使っている動画は、送信や再生時に不具合が起こることがあります。

特に注意が必要なのは「.flv」「.wmv」「.mkv」「.webm」「.avi」などのファイル形式です。これらの形式はPC版LINEから送信できたとしても、スマホ側で再生できないことが多く、受け取った側が視聴できない可能性があります。

動画形式の確認は、スマホやPCのファイル名末尾（拡張子）をチェックすることで簡単にできます。拡張子が「.mp4」または「.mov」でない場合は、変換を行いましょう。

動画変換の手順（スマホの場合）

iPhoneの場合：
App Storeで「動画変換」などのキーワードで検索し、「Media Converter」や「Video Converter」などの無料アプリをインストールします。アプリ内で対象の動画を選び、「mp4」形式を指定して変換するだけでOKです。

Androidの場合：
Google Playで「video converter」などと検索し、「Video Converter」や「VidCompact」などのアプリを利用します。変換先に「mp4」を選択し、保存すれば完了です。

動画変換の手順（PCの場合）

PCで変換する場合は、以下のような無料ツールが便利です。

「HandBrake」（Windows/Mac対応の無料ソフト）
「CloudConvert」（ブラウザ上で使える無料Webサービス）
「Convertio」（ドラッグ＆ドロップだけで変換可能）

これらを利用すれば、「.mov」「.mp4」以外の形式でも簡単に対応形式に変換できます。変換後の動画はLINEアプリでの送信成功率が格段に高まります。

変換時の注意点

変換後に再生確認を行い、画質や音声に異常がないかをチェックしてください。
変換時に高画質設定を選ぶとファイルサイズが大きくなり、送信時に時間がかかることがあります。
ファイル名に記号や空白が含まれていると送信エラーになることもあるため、ファイル名も見直すと安心です。

動画の形式を変えるだけで、これまで送れなかった動画がスムーズに送信できるケースは多く見られます。形式を見直すことは、もっともシンプルで効果的な対処法のひとつです。

解決方法3：LINEの権限設定を見直す

LINEで動画を送れない場合、スマートフォン側の「権限設定」が原因になっているケースがあります。とくに、LINEが写真や動画などのストレージにアクセスできない状態では、送信自体ができなくなります。送信画面に動画が表示されない、タップしても何も起こらないという方は、まずこの設定を確認してみましょう。

iPhoneの設定手順

ホーム画面から「設定」アプリを開く
下にスクロールして「LINE」を選択
「写真」をタップ
「すべての写真」にチェックが入っているか確認する

「なし」や「選択した写真のみ」になっている場合、LINEから一部の動画しか参照できず、送信できないことがあります。すべての写真へのアクセスを許可することで、端末内の動画すべてが送信対象になります。

Androidの設定手順

ホーム画面から「設定」アプリを開く
「アプリ」または「アプリと通知」を選択
アプリ一覧から「LINE」をタップ
「権限」をタップ
「写真と動画」または「ファイルとメディア」が「許可」になっているか確認

「許可しない」や「アプリの使用中のみ許可」などに設定されていると、LINEが動画ファイルにアクセスできません。機種によっては「メディアへのアクセスのみを許可」という表記になっている場合もあるので、必ず有効化してください。

許可設定の注意点

一部のスマートフォンでは、OSのアップデートやセキュリティ設定の変更により、以前は許可していたアクセス権限が初期化されてしまうことがあります。LINEを長期間アップデートしていない方や、OS更新後に動画が送れなくなった方は、必ず再確認をおすすめします。

また、制限付きアクセスを選んでいる場合、特定の写真や動画しかLINEで送れなくなります。動画を選択するたびに毎回許可を求められる状況の方は、設定を「すべての写真」または「許可」に変更してください。

権限設定の見直しは、数あるトラブル原因の中でも見落とされがちですが、簡単かつ即効性のある対処法のひとつです。LINEで動画がうまく送れない場合は、まず最初に確認すべきポイントです。

解決方法4：通信環境を改善する

LINEで動画を送信する際は、インターネットへの安定した接続が不可欠です。通信が不安定な状態では、送信エラーやアップロード途中での停止が発生する可能性が高まります。特に動画ファイルはサイズが大きいため、一般的なテキスト送信よりも通信の安定性が重要になります。

通信速度の確認と改善

動画送信に必要な通信速度は、最低でも上り3Mbps程度が目安です。自宅のWi-Fiやモバイル回線での速度を確認するには、「通信速度測定サイト」や「スピードテストアプリ」を使用すると良いでしょう。速度が著しく低い場合は、以下の改善策を試してください。

Wi-Fiを再起動する：ルーターの電源を一度切って数分後に再起動するだけでも通信状況が改善する場合があります。
中継器の設置を検討する：ルーターから離れた部屋では電波が弱くなるため、中継器（Wi-Fiエクステンダー）を設置することで通信が安定します。
混雑時間帯を避ける：夕方以降や休日はネットワークが混雑しがちです。送信するタイミングを調整するだけで成功することもあります。

モバイル回線を利用している場合の注意点

モバイルデータ通信では、以下のような制限や問題が影響します。

通信速度制限：契約しているプランの月間容量を超えると速度制限がかかり、動画送信が極端に遅くなる可能性があります。残りのデータ容量を確認し、不足している場合はチャージやプラン変更を検討しましょう。
電波状況の悪い場所：地下、ビルの奥、郊外などではLTEや5Gの電波が不安定になることがあります。電波状況の良い場所に移動するか、Wi-Fi接続に切り替えると改善する可能性があります。
5Gの非対応エリア：対応していないエリアでは自動的に4Gや3Gに切り替わります。速度の低下が顕著な場合は、対応エリアの確認も必要です。

Wi-Fi接続時に注意したいポイント

Wi-Fi接続中でも動画送信がうまくいかない場合、以下の点を見直してみましょう。

接続しているWi-FiのSSIDを確認する：近隣のWi-Fiと混信していると、接続はしていても速度が極端に低下していることがあります。自宅の正しいネットワーク名（SSID）に接続しているか確認してください。
IPv6接続の導入：プロバイダによってはIPv6接続に対応することで通信が安定しやすくなる場合もあります。ルーターや契約内容を確認して導入できるか検討してみましょう。

回線や機器の見直しも視野に入れる

動画の送信に頻繁に失敗する場合、契約中の回線やWi-Fiルーターのスペックが根本的に不足している可能性があります。

古いWi-Fiルーターを使用している：5年以上前の機種は通信速度や安定性に問題があることが多く、最新規格（Wi-Fi 6など）に対応したルーターに買い替えると大幅に改善される場合があります。
光回線やホームルーターの導入：Wi-Fiが常に不安定な場合は、固定回線やホームルーターの導入も選択肢のひとつです。開通工事が不要で、月間容量制限もないプランであれば、LINEでの動画送信はもちろん、他の用途でも快適にインターネットが利用できます。

通信環境を見直すことで、LINEでの動画送信エラーの多くは改善可能です。手軽な対処法から試し、必要に応じて通信機器や契約内容の見直しを行いましょう。

解決方法5：LINEアプリをリフレッシュ

LINEで動画を送信できない原因が不明な場合、アプリ自体の一時的な不具合が影響していることがあります。そうした不具合を解消するには、アプリの「リフレッシュ」、つまりキャッシュの削除・再起動・アップデートの3つの手順を順番に試すことが効果的です。

キャッシュを削除する方法

LINEアプリのキャッシュは、過去の動作情報を一時的に保存しているデータです。これが溜まりすぎると、動作が不安定になり、動画の送信にも悪影響を及ぼすことがあります。

iPhoneの場合

LINEアプリを開く
ホームタブ右上の歯車アイコン（設定）をタップ
「トーク」→「データの削除」を選択
「キャッシュ」にチェックを入れて削除を実行

Androidの場合

LINEアプリを開く
設定（歯車アイコン）→「トーク」→「データの削除」へ進む
「キャッシュ」を選択して削除

Androidでは、端末の設定アプリから「アプリ」→「LINE」→「ストレージ」→「キャッシュを削除」でも可能です。

アプリを再起動する

キャッシュ削除後、アプリを一度終了して再起動することで、LINE内部の動作エラーが解消されることがあります。

iPhone

ホームボタンがある場合：2回押してアプリ一覧を表示し、LINEをスワイプして終了
ホームボタンがない場合：画面下部から上にスワイプし、LINEをスワイプで終了

Android

ナビゲーションバーからマルチタスク画面を表示
LINEを上方向にスワイプまたは「×」で終了

その後、再度LINEを起動し、動画の送信ができるかを確認してください。

スマホ本体を再起動する

アプリの再起動だけで改善しない場合は、スマホ本体の再起動を試してください。メモリのリフレッシュや一時的なシステムエラーの解消に繋がります。

iPhone：サイドボタンと音量ボタンを長押しし、「スライドで電源オフ」を実行
Android：電源ボタン長押し→「再起動」または「電源を切る」を選択

LINEアプリを最新バージョンに更新する

古いバージョンのLINEアプリを使っていると、最新の動画送信仕様に対応しておらず、不具合の原因になることがあります。以下の手順でアップデートの有無を確認しましょう。

iPhone

App Storeを開く
右上のアカウントアイコンをタップ
LINEに「アップデート」ボタンが表示されていればタップ

Android

Google Playを開く
検索バーで「LINE」と入力
「更新」ボタンがあればタップ

アップデート後は再度アプリを開いて、動画の送信を試してください。

これらの手順を踏むことで、アプリの内部状態を初期化・最適化でき、LINEでの動画送信エラーを回避できる可能性が高まります。特に長期間アプリを使用している場合や、端末の空き容量が少ない場合には定期的なリフレッシュをおすすめします。

解決方法6：LINE以外の方法で動画を共有する

LINEで動画がどうしても送れない場合は、他の手段で共有することも有効な対策です。送信失敗の原因がLINEアプリに限定されるケースも多いため、別の共有方法を知っておくとスムーズに対応できます。

Googleフォトで共有する

Googleフォトは無料で動画をクラウドに保存・共有できるサービスです。動画をアップロードした後、共有リンクを生成し、そのリンクをLINEのトークで送ることで、相手はブラウザ上から動画を視聴・ダウンロードできます。

Googleフォトアプリを開く
対象の動画を選ぶ
画面右上の「共有アイコン」をタップ
「リンクを作成」→「コピーしてLINEに貼り付け」

相手がGoogleアカウントを持っていなくても視聴可能です。

YouTubeの限定公開を使う

YouTubeを使って動画を「限定公開」に設定すれば、URLを知っている人だけが動画を視聴できます。高画質のまま共有でき、再生時間の制限もありません。

YouTubeアプリまたはPCで動画をアップロード
公開設定を「限定公開」に変更
生成されたURLをコピーしてLINEに貼る

ただし、共有相手がYouTubeに不慣れな場合は、簡単な視聴手順を一緒に伝えると親切です。

ファイル共有サービスを利用する

DropboxやGoogleドライブ、OneDriveなどのクラウドストレージを使って動画ファイルを共有する方法もあります。ファイルをアップロード後に共有リンクを取得し、LINEで送ることで視聴・保存が可能になります。

例）Googleドライブの手順

Googleドライブに動画をアップロード
ファイルを右クリックして「リンクの取得」
「リンクを知っている全員が閲覧可能」に設定
リンクをコピーしてLINEに貼り付け

LYPプレミアム加入者は「LINEアルバム」で共有

LINEの有料サービス「LYPプレミアム」に加入している場合、5分以内の動画であればLINEアルバムに保存・共有が可能です。動画は何度でも視聴でき、保存期限もありません。

トーク画面からアルバムを作成
アルバムに動画をアップロード
相手に通知が届き、簡単に視聴・保存可能

LYPプレミアムは月額508円で、スタンプ使い放題やYahoo!ショッピングのポイント還元アップなどの特典も含まれます。

共有方法の選び方

方法	共有時間制限	高画質維持	相手の操作負担
Googleフォト	なし	中	低
YouTube（限定公開）	なし	高	中
クラウドサービス	なし	高	中
LINEアルバム	5分以内	中	低

LINEで送れない原因が不明な場合でも、これらの方法を活用することで、スムーズに動画を相手に届けることができます。用途や動画の長さ、相手のITリテラシーに合わせて最適な手段を選びましょう。

注意：LINEノートには動画が投稿できない

LINEの「ノート」機能では、2024年2月15日をもって動画の投稿機能が廃止されました。現在はノートに直接動画を追加することはできず、送信しようとしても失敗する原因となります。

もともとノートは、テキスト・画像・リンクなどを長期的に残すのに便利な機能でしたが、動画については保存や共有の手段として利用できなくなりました。これにより、過去のようにトークルーム内で動画を半永久的に保管する目的でノートを使うことができなくなっています。

代替手段としては、以下のような方法があります。

ファイル送信機能を使う
　トークルームの「＋」ボタンから「ファイル」を選択し、動画を添付します。この方法なら元の画質や長さを保ったまま共有できます。
LINEアルバムを使う（LYPプレミアム加入が必要）
　プレミアム会員であれば、LINEアルバムに動画（5分以内）をアップロードできます。保存期限がなく、1つのアルバムに最大100本の動画を保存可能です。
Googleフォトやクラウドサービスのリンクを共有する
　GoogleフォトやDropboxなどにアップロードし、共有リンクをトークに送れば、相手はリンクをタップするだけで動画を閲覧・保存できます。

LINEノートで動画が送れないと悩んでいる場合は、機能の廃止が原因です。他の手段を活用して、スムーズに動画を共有しましょう。