LINEMOはiPhoneに対応している？シリーズ別・設定方法・注意点を徹底解説

iPhoneはLINEMOで使えるか

2025年時点で、iPhone 16、16 Plus、16 Pro、16 Pro Maxのすべてにおいて、以下の通信機能が正常に動作することが確認されています。

• データ通信（4G・5G）
• 音声通話
• SMS
• テザリング

また、iPhone SE（第2世代）以降や、iPhone 11シリーズ以降の旧モデルについても、公式に動作確認が行われており、主要機能は問題なく利用できます。

eSIMを使用する場合は、iOS 17以降であれば「eSIMクイック転送」に対応しているため、旧iPhoneから新しいiPhoneへのeSIM移行がスムーズに行えます。ただし、iOS 16ではeSIM設定時に「アクティベートできませんでした」というエラーが出ることがあり、その場合は回線切替後に端末の再起動を行うことで対応できます。

初期設定時はWi-Fi接続が必要となるため、自宅など安定したネット環境で設定を進めることが推奨されます。なお、キャリア設定のアップデートが求められる場合もあるため、通知が表示された際は指示に従って更新してください。

SIMカードを利用する場合は、端末の電源を切ってからSIMカードを差し替え、電源を入れて初期設定を行うことで利用開始が可能です。いずれの方法でも、LINEMOの公式サイトに記載された手順を確認しながら進めれば、設定でつまずくことは少ないでしょう。

対応iPhone機種一覧と対応状況

LINEMOでは最新のiPhone 16シリーズをはじめ、多くのiPhoneモデルで問題なく利用できます。SIMカード版・eSIM版ともに動作確認が行われており、主要機能（データ通信、音声通話、SMS、テザリング）も全て正常に動作します。

対応状況の一覧表（2025年6月現在）

※SIMフリー端末・キャリア端末ともに対応確認済みです。
※最新のiOSへのアップデートを推奨します。

注意が必要なiOSバージョンの挙動

iOS 16を搭載したiPhoneでは、eSIMの初期設定中に「eSIMをアクティベートできませんでした」と表示される場合があります。このエラーは回線切替と再起動を行うことで解消できるケースが多いです。eSIMクイック転送を利用するには、iOS 17以上へのアップデートが必要です。

動作確認済み端末の確認方法

最新の対応状況や新機種の動作確認結果は、LINEMO公式サイトの「動作確認端末一覧」から確認できます。iPhone以外の端末も確認可能なため、機種変更を検討中の方にも役立ちます。

動作確認端末一覧（公式）。
https://www.linemo.jp/device/

安定した利用環境を確保するためにも、事前に対象機種が対応しているかの確認をおすすめします。特に中古端末や海外版を使用する場合は、技適マークの有無や対応周波数帯の確認も行ってください。

SIMカード版とeSIM版の違い

LINEMOでは、物理的なSIMカードを利用する「SIMカード版」と、端末内に情報を書き込む「eSIM版」の2つの選択肢があります。どちらを選ぶかで初期設定や手続きの手間が大きく異なります。

SIMカード版はシンプルに差し替えで対応可能
SIMカード版では、現在利用しているSIMカードをiPhoneに差し替え、必要に応じてAPN（アクセスポイント名）設定を行うだけで通信が開始できます。設定に必要なものはWi-Fi環境とLINEMOの公式設定ページの情報のみで、作業は比較的簡単です。SIMフリーiPhoneであればほとんどの機種で問題なく動作します。

eSIM版はオンラインで即時開通が可能
eSIMに対応したiPhoneであれば、LINEMOの「My Menu」から再発行を申し込むか、iOS 17以上の端末であれば「eSIMクイック転送」機能を利用することで、新しいiPhoneへの回線移行が可能です。SIMカードの物理的な入れ替えが不要なため、郵送の待ち時間もなく、すぐに使い始めることができます。

設定時の注意点と必要条件
eSIMを設定する場合は、インターネット接続が必要となるため、Wi-Fi環境をあらかじめ準備しておく必要があります。特にiOS 16では「eSIMをアクティベートできませんでした」といったエラーが出る場合がありますが、回線切替と端末再起動で解消できることが多く、サポートページの手順に従えば問題なく設定できます。

どちらを選ぶべきか
対応機種を持っており、スムーズな開通を重視する場合はeSIM版がおすすめです。一方で、設定に不安がある場合や端末を頻繁に変更する予定がある場合は、着脱可能なSIMカード版の方が扱いやすいと感じる方も多いです。利用目的やスマートフォンの使用スタイルに合わせて選択するとよいでしょう。

iOSバージョンによる設定の違い

LINEMOをiPhoneで利用する際、iOSのバージョンによって設定手順や注意点が異なるため、事前の確認が重要です。特にeSIMの設定は、iOSの機能差によりトラブルの原因になることがあります。

iOS 17以上の場合

iOS 17以降では「eSIMクイック転送」機能に対応しており、以前のiPhoneから新しい端末へ物理的な手続きなしでeSIMを引き継ぐことができます。My Menuでの再発行が不要となり、回線切替やプロファイルのダウンロードも大幅に簡略化されます。初期設定時に「モバイル通信の設定を転送」という案内が表示されるため、画面に従って操作するだけで完了します。

iOS 16の場合

iOS 16を使用している場合、一部の環境で「eSIMをアクティベートできませんでした」と表示される事例があります。このエラーが出た場合は以下の手順で解消が可能です。

1. LINEMO側の回線切替をMy Menuで実施する
2. iPhoneを再起動する
3. 案内に従ってeSIMの設定を再実行する

特にソフトバンクやワイモバイルからの乗り換えでは、旧端末とのプロファイル干渉が原因になることもあるため、事前に削除しておくとスムーズです。

iOS 15以下の場合

iOS 15未満のバージョンでは、eSIMの自動認識やクイック転送機能がサポートされておらず、手動でのAPN設定が必要になる可能性があります。LINEMO公式のプロファイルが適用されていないと、モバイルデータ通信やSMSが利用できない場合があります。

以下のAPN情報を手動で入力することで通信が可能になります。

• APN：plus.acs.jp
• ユーザー名／パスワード：未入力
• 認証方式：CHAPまたはPAP

設定後は「モバイルデータ通信」「インターネット共有」などに不具合がないかを確認してください。

設定時の共通注意点

• 設定はWi-Fi環境で行う必要があります
• キャリア設定アップデートのポップアップが表示された場合は必ず適用してください
• デュアルSIM設定中は、緊急通報ができない構成にならないよう回線の優先設定を見直す必要があります

iOSのバージョンは「設定」アプリ →「一般」→「情報」→「システムバージョン」で確認できます。設定前に現在のバージョンをチェックし、必要に応じて最新のiOSへアップデートすることをおすすめします。

利用にあたっての注意点

iPhoneでLINEMOを利用する際には、事前にいくつかの重要な注意点を把握しておく必要があります。設定時のトラブルや通信障害を避けるため、以下のポイントを確認してください。

Wi-Fi環境が必要な初期設定

iPhoneでLINEMOの回線を有効化する際、APN構成プロファイルのインストールやeSIMのアクティベートには、安定したWi-Fi接続が必須です。特にeSIMの場合は、モバイル通信が使えない状態で設定を行うため、Wi-Fiがないと手続きが中断される恐れがあります。外出先やモバイル環境だけでの設定は避け、自宅などのWi-Fi環境で行うようにしてください。

緊急通報への発信制限（デュアルSIM利用時）

iPhoneのデュアルSIM機能でLINEMOを副回線として使用する場合、主回線がデータ通信専用SIMになっていると、緊急通報（110/118/119）への発信ができなくなるケースがあります。モバイルデータ通信の優先回線をLINEMOに設定している場合は、音声通話が可能な回線であるかを必ず確認してください。設定ミスによる緊急通報不可は、命に関わる重大な問題につながる可能性があります。

キャリア設定アップデートの確認

iPhoneを新しく購入したり、OSをアップデートした際には「キャリア設定アップデート」の通知が表示されることがあります。これはLINEMO回線の最適な通信設定を行うために必要な更新です。通知が表示された場合は必ず「アップデート」を選択してください。これを無視すると、通話・通信が正常に行えない場合があります。

iOSバージョンによる挙動の違い

iOSのバージョンによっては、eSIMの設定中に「eSIMをアクティベートできませんでした」といったエラーが発生することがあります。特にiOS 16ではこの現象が報告されており、回線切替や端末の再起動などが必要になるケースがあります。OSは可能な限り最新版へアップデートし、サポートされているバージョンで操作を行うよう心がけましょう。

モバイルデータ通信が開始されないときの対処

SIMカードを差し替えたあと、またはeSIMを設定したあとにモバイル通信が開始されない場合、APN設定の再確認が必要です。LINEMOでは原則としてプロファイルの自動インストールが推奨されていますが、状況によっては手動設定が必要となることもあります。通信ができない場合は公式サイトの「iPhone・iPadでの設定」ページを参照して再設定を試みてください。

以上の点を事前に理解しておくことで、LINEMOとiPhoneの組み合わせをよりスムーズかつ安全に利用できます。初期設定や利用中に不安がある場合は、LINEMO公式のチャットサポートやサポートページを活用すると安心です。

2位

LINEMO

ソフトバンク

サービス名	LINEMO
最安月額料金	990円～
～1GB	990円／月
2～3GB	990円／月
4～10GB	2,090円／月
11～20GB	2,970円／月
21～30GB	2,970円／月
50GB～
利用回線	ソフトバンク回線
回線の種類	MNO
選べるプラン	～3GB、～10GB、〜30GB
昼休み時間帯通信速度（12～13時）	125.3Mbps

LINEMO 公式サイト

通信速度の速さ	2.32
月1GB利用時の安さ	3.08
月3GB利用時の安さ	3.34
月10GB利用時の安さ	3.51
月20GB利用時の安さ	2.49
月50GB利用時の安さ	2.84
機能の多さ	3.91
総合	3.07

LINEMOがおすすめの理由

LINEMOがおすすめの理由は「LINEがデータ消費なしで利用できる点」「大手キャリアの回線を使用し、通信速度が安定している点」です。

LINEMOは、LINEのメッセージ送受信や通話、ビデオ通話がデータ消費なしで利用できるため、LINEを頻繁に使う人にとっては大きなメリットです。特に、家族や友人とのやり取りをLINEで済ませることが多い場合、通信量を大幅に節約できます。

さらに、大手キャリアの回線をそのまま使用しているため、通信品質が高く、混雑する時間帯でも安定した速度で利用できる点も魅力です。特に、昼休みや帰宅時間帯など、一般的に回線が混み合う時間でもストレスなく通信できるため、動画視聴やオンラインゲームにも適しています。

また、LINEMOの料金プランはシンプルで、3GBまでのプランと大容量のプランが用意されているため、自分の使用状況に合わせて選択しやすい点もメリットの一つです。特に、小容量プランを選択すれば、コストを抑えながらも快適な通信環境を維持できます。

一方で、デメリットとしては、実店舗でのサポートがないため、契約やトラブル対応はオンラインで完結する必要がある点が挙げられます。そのため、対面でのサポートを重視する人には向いていません。

また、3GBプランを超えると、料金が大幅に上がる階段式の料金体系になっているため、月のデータ使用量が3GBを超えやすい人にとっては、コストが想定より高くなる可能性があります。特に、データを多く使う月と少ない月で料金が変動しやすい点には注意が必要です。

LINEMOは、LINEを頻繁に使う人や、安定した通信環境を求める人におすすめの格安SIMですが、サポート体制や料金体系を理解した上で、自分に合った使い方をすることが重要です。

最安月額料金	990円～
～1GB	990円／月
2～3GB	990円／月
4～10GB	2,090円／月
11～20GB	2,970円／月
21～30GB	2,970円／月
50GB～
利用回線	ソフトバンク回線
回線の種類	MNO
選べるプラン	～3GB、～10GB、〜30GB
昼休み時間帯通信速度（12～13時）	125.3Mbps
通常時間帯通信速度（14～16時）	149.9Mbps
通勤時間帯通信速度（17～19時）	147.1Mbps
問い合わせ方法	チャット
専用通話アプリ不要
かけ放題プラン	5分かけ放題、無制限かけ放題(＊3)
基本通話料	22円／30秒
5G対応

セット割引あり
カウントフリー・エンタメフリー
最低契約期間
データ容量の翌月繰越可能
解約金	なし
留守番電話あり
初期費用	0円
テザリング可能
支払方法	口座振替、クレジットカード
追加データ料金	1GB：550円
速度制限時の最大速度	LINEMOベストプラン：10〜15GBなら300kbps、15GBを超えると128kbps／LINEMOベストプランV：30〜45GBなら1Mbps、45GBを超えると128kbps
取り扱いSIMのサイズ	nanoSIM、microSIM、標準SIM
eSIM対応
MNPワンストップ対応
プラチナバンド対応
専門ショップあり
海外利用可能
Apple Watchプラン対応

LINEMO 公式サイト