Foreign Currency MMF Simulator

外貨MMFシミュレーション

外貨MMFシミュレーションは、投資額・通貨・レート・為替スプレッド・年換算利回り・保有期間・税率を入力するだけで、円換算受取額・税引後損益・損益分岐レート・円高耐性を自動計算できる無料ツールです。円貨決済と外貨決済の切替、外貨MMFらしい単利/月末再投資モードに対応し、分配金の利回りが円高をどこまで吸収できるかが一目でわかります。売却レート別損益早見表や目標利益からの逆算、Frankfurter APIによる現在レート取得にも対応しています。

使い方

  1. 決済方法(円貨決済/外貨決済)を選び、投資額・通貨・買付時レート・売却時想定レート・為替スプレッド・年換算利回り・保有期間・税率を入力します。
  2. 「現在レート取得」ボタンを押すと、Frankfurter APIから最新の対円レート(仲値)を自動入力できます。
  3. 分配金計算を「単利」または「月末再投資」から選びます。
  4. 「シミュレーションする」ボタンをクリックします。
  5. 円換算受取額・税引後損益・損益率・年率換算リターン・損益分岐レート・円高耐性が表示されます。
  6. 「レート別早見表」タブで売却レートごとの損益を比較し、「目標から逆算」タブで必要な売却レートを逆算できます。
  7. 計算履歴は自動保存され、結果はXやLINEでシェアできます。

外貨MMFの計算方法と仕組み

外貨MMFとは

外貨建MMF(マネー・マーケット・ファンド)は、米ドルや豪ドルなどの外貨建てで短期の国債・社債・コマーシャルペーパーなどに投資する投資信託です。毎日分配・月末再投資型の商品として運用されるのが一般的で、安全性が比較的高く、外貨預金より高い利回りが期待できる場面もあります。ただし投資信託であるため元本保証はなく、円から投資する場合は為替変動による損益が発生します。

外貨預金との違い

項目外貨預金外貨建MMF
収益利息分配金
利回り預入時に比較的固定運用実績で変動
元本保証預金だが為替リスクあり元本保証なし
税金利息20.315%、為替差益は原則雑所得分配金・売却益とも原則20.315%の申告分離課税
重要機能損益分岐レート税引後分配金+円換算損益
データ更新為替レート中心為替レート+直近利回り

外貨預金は「利息が比較的固定」される一方、外貨MMFは「利回りが運用実績で変動」します。どちらも為替リスクがある点は共通していますが、MMFは投資信託のため元本保証がないことに注意が必要です。

1. 買付外貨額の計算

円貨決済(円から買う場合)は、投資円額を買付時の適用レートで割って買付外貨額を求めます。

計算式:買付外貨額 = 投資円額 ÷ 買付時適用レート(仲値+為替スプレッド)

円貨決済では、証券会社がインターバンクレートを考慮して決定した適用為替レートに、所定のスプレッドを加味したレートが使われます。一方、外貨決済(すでに保有する外貨で買う場合)は買付時の為替スプレッドがかからないため、為替コストの見え方が変わります。このツールでは決済方法を切り替えて両者を比較できます。

2. 分配金の計算(外貨ベース)

簡易計算では単利で、保有日数に応じて日割りで分配金を計算します。

計算式:税引前分配金 = 買付外貨額 × 年換算利回り × 保有日数 ÷ 365

よりMMFらしくする月末再投資モードでは、毎月末に税引後分配金を元本へ加算し、翌月以降は増えた残高で運用します。保有期間が長いほど単利との差が大きくなります。

3. 税引後分配金

外貨MMFの分配金には原則20.315%の申告分離課税がかかります。

計算式:税引後分配金 = 税引前分配金 ×(1 − 0.20315)

分配金税額の計算では、課税対象額の算定にTTB(売却側の申告レート)が用いられるケースがあります。本ツールでは外貨ベースで税引後分配金を求め、最終的に売却時レートで円換算します。

4. 売却時円換算額と損益

売却時の外貨額は、買付外貨額に税引後分配金を加えたものです。これを売却時の適用レートで円に戻します。

計算式:売却時外貨額 = 買付外貨額 + 税引後分配金

計算式:円換算受取額 = 売却時外貨額 × 売却時適用レート(仲値−為替スプレッド)

計算式:税引後損益 = 円換算受取額 − 投資円額

5. 損益分岐レートと円高耐性

損益分岐レートは、受取額がちょうど投資元本と等しくなる売却時の仲値レートです。

計算式:損益分岐レート = 投資円額 ÷ 売却時外貨額 + 片道為替スプレッド

このレートより円安なら利益、円高なら損失です。利回りが高いほど売却時外貨額が増えるため損益分岐レートは下がり、より円高に耐えられます。たとえば1ドル150円で100万円分の米ドルMMFを買付し、年換算利回り4.0%で1年保有した場合、税引後では約145円台まで円高になっても損益ゼロ付近になります。米ドル建MMFの利回りが、円高による円換算評価額の目減りを一部吸収するという考え方です。

外貨MMFで使われる主な用語

分配金はMMFの運用益として支払われる収益で、毎日計上され月末に再投資されるのが一般的です。年換算利回りは直近の運用実績(過去7日間平均など)を年率に換算したもので、将来を保証するものではありません。為替スプレッドは適用レートと仲値の差で、通貨や証券会社によって幅が異なります。申告分離課税は他の所得と分離して一定税率(20.315%)で課税する方式で、外貨MMFの分配金・売却益が対象となります。

よくある質問(FAQ)

Q. 外貨MMFと外貨預金は何が違いますか?
A. 外貨MMFは短期債券などで運用される投資信託で、収益は分配金、利回りは運用実績で変動し、元本保証はありません。外貨預金は預金で利息は比較的固定されますが為替リスクはあります。税金は、外貨MMFが分配金・売却益とも原則20.315%の申告分離課税、外貨預金は利息20.315%の源泉分離課税で為替差益は原則雑所得です。
Q. 外貨MMFの分配金や売却益にかかる税率はいくらですか?
A. 分配金には20.315%(所得税・復興特別所得税15.315%+住民税5%)が源泉徴収され、申告分離課税・特定口座対象・NISA対象外として扱われるのが一般的です。換金して利益が出た場合の売却益も原則20.315%の申告分離課税の対象です。税率欄は初期値で20.315%が入っています。
Q. 円貨決済と外貨決済では何が違いますか?
A. 円貨決済は円を入金し、証券会社の適用為替レート(インターバンクレートに所定のスプレッドを加味)で外貨に替えて買付するため買付時に為替コストがかかります。外貨決済はすでに持っている外貨で買付するため買付時のスプレッドがかかりません。このツールでは決済方法を切り替えて比較できます。
Q. 外貨MMFの利回りは将来も保証されますか?
A. 保証されません。年率換算利回りは過去7日間の平均などをもとにした過去の運用実績であり、将来の運用成果を示すものではありません。市場金利の変動で利回りは日々変わります。結果は目安としてご利用ください。
Q. 単利モードと月末再投資モードはどう違いますか?
A. 単利モードは分配金を再投資せず日割りで計算します。月末再投資モードは外貨MMFの実態に近く、毎月末に税引後分配金を元本へ加算して複利運用します。保有期間が長いほど両者の差が大きくなります。
Q. 外貨MMFの利回りは円高をどこまで吸収できますか?
A. 分配金の分だけ、売却時に円高が進んでも損益ゼロを保てる余地が生まれます。1ドル150円で100万円分の米ドルMMFを買付し、年換算利回り4.0%で1年保有した場合、税引後では約145円台まで円高になっても損益ゼロ付近です。利回りが円換算評価額の目減りを一部吸収する考え方です。
Q. 外貨MMFの損益分岐レートはどう計算しますか?
A. 「投資円額 ÷ 売却時外貨額 + 片道為替スプレッド」で計算します。売却時外貨額は買付外貨額に税引後分配金を加えたもので、利回りが高いほど損益分岐レートは下がり、より円高に耐えられます。
Q. 現在の為替レートを自動で入力できますか?
A. はい。通貨を選んで「現在レート取得」ボタンを押すと、Frankfurter APIから最新の対円レート(仲値)を取得し、買付時・売却時レート欄に自動入力します。
Q. スマートフォンでも使えますか?
A. はい、スマートフォン・タブレット・PCのすべてに対応したレスポンシブデザインです。売却レート別損益早見表は横スクロールで確認でき、結果はXやLINEでシェアできます。

関連ツール

注意事項

このツールは無料でご利用いただけます。計算結果はあくまで参考値です。外貨MMFは投資信託であり元本保証はありません。実際には証券会社ごとに為替スプレッド・適用レート・利回り・分配方式・課税の取扱いが異なり、利回りは過去実績であって将来を保証するものではありません。為替差損益や売却益の課税区分・確定申告の要否は個別の状況によって変わるため、重要な判断や税務の取扱いについては証券会社や税理士などの専門家にご確認ください。

※このプログラムはPHP8.2.22にて作成、動作確認を行っております。
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