Text Replace

文字置換ツール

文字置換ツールは、入力やルールの変更に合わせて結果がその場で更新されるリアルタイム方式の無料ツールです。複数条件の一括置換に加えて、プリセット・表記ゆれ統一・個人情報マスキングも同じルール一覧にまとめて追加でき、変更箇所は差分ハイライトで確認できます。置換処理はすべてブラウザ内で完結するため、入力したテキストがサーバーへ送信されることはありません。

使い方

  1. 入力欄に置換したいテキストを貼り付けます。文字数と行数が自動で表示されます。
  2. 「+ 文字を置換」を押し、検索文字列と置換後の文字列を入力します。置換後を空欄にすると、その文字列を削除できます。
  3. 入力した時点で結果・置換件数・差分ハイライトが自動更新されます。実行ボタンを押す必要はありません。
  4. 正規表現を書かずに処理したい場合は「+ プリセットから追加」を押し、目的に合う項目を選びます。
  5. 表記の統一は「+ 表記ゆれを統一」、伏字化は「+ 個人情報をマスキング」から追加します。追加した項目はすべて同じルール一覧に並びます。
  6. ルールはドラッグで並べ替えでき、チェックを外すと一時的に無効化できます。
  7. 各ルールのボタンで、正規表現・大文字小文字の区別・単語単位・最初の1件のみを切り替えます。
  8. 「置換前プレビュー」で該当箇所を確認し、置換したくない箇所のチェックを外します。
  9. 「ルールの安全診断」を押すと、ルール同士の競合や広すぎる正規表現を事前に確認できます。
  10. 結果は「結果をコピー」または「TXTでダウンロード」で取り出せます。
  11. 表データを列単位で処理したい場合は「CSV置換」タブ、よく使うルールの保存は「ルールの保存・共有」タブを使います。

文字置換ツールでできること

文字置換ツールでできること

文字置換は、テキストの中から特定の文字列を探し、別の文字列に置き換える作業です。エディタの置換機能でも同じことはできますが、置換したい条件が10件、20件と増えると手作業では追いつかなくなります。このツールは、複数条件をまとめて処理すること、結果をその場で確認できること、そして誤って置換してしまう事故を防ぐことを目的に設計しています。

1. 入力と同時に結果が更新される

テキストの入力やルールの変更に合わせて、結果・置換件数・差分ハイライトが自動的に更新されます。実行ボタンを押して結果を確かめ、また戻って条件を直すという往復が不要になるため、正規表現の調整や複数ルールの組み立てを試しながら進められます。

文字数が非常に多い場合は動作を安定させるため自動更新がオフに切り替わり、「置換を実行する」を押したときだけ処理されます。自動更新は処理オプションから手動で切り替えることもできます。

2. すべての処理を1つのルール一覧で管理する

このツールでは、基本の文字置換だけでなく、プリセット・表記ゆれ統一・個人情報マスキングも同じルール一覧に追加されます。ルール一覧の下にある4つのボタンが入り口です。

  • + 文字を置換:検索文字列と置換後の文字列を直接入力します
  • + プリセットから追加:目的を選ぶだけでルールが作られます
  • + 表記ゆれを統一:混在している表記を検出して統一ルールを追加します
  • + 個人情報をマスキング:伏字にする対象を選んで追加します

どの方法で追加したルールも、同じように並べ替え・無効化・複製・削除ができます。処理の順番が一覧の並び順そのままになるため、「先に不要な記号を削除してから表記を統一する」といった段取りを視覚的に組み立てられます。置換件数や差分も、追加方法に関係なくまとめて確認できます。

3. 基本の文字置換

検索する文字列と置換後の文字列を入力するだけです。置換後の欄を空欄にすると、その文字列を削除できます。ルールごとに次の指定が可能です。

  • すべて置換(既定の動作)
  • 最初の1件だけ置換
  • 大文字と小文字を区別する/しない
  • 単語単位で一致させる
  • 正規表現として扱う
  • 改行やタブを対象にする

置換件数はルールごとに表示されるため、想定した数だけ置き換わったかをその場で確認できます。結果はコピーとTXTダウンロードに対応しています。

4. 複数ルールの一括置換

置換ルールは件数の上限なく登録できます。たとえば次のような条件をまとめて登録し、一度に処理できます。

株式会社 → (株)
東京都 → 東京
0 → 0
全角スペース → 半角スペース

処理モードは2種類あります。

  • 順次処理:上から1つずつ適用します。前のルールの結果に次のルールが適用されます。
  • 同時置換:連続する置換ルールを1回の走査でまとめて処理します。ルール同士の連鎖が起きません。

「ルールごとの処理結果」では、どのルールが何件置換したかを確認できます。意図した通りに動いていない箇所をすぐ特定できます。

5. 置換前プレビューと差分表示

複数条件の置換で最も困るのは、実行してから「置換しなくてよい箇所まで変わっていた」と気づくことです。このツールでは、変更箇所が削除は赤、追加は緑でハイライトされた差分として常に表示されます。全文を読み返さなくても、どこが変わったかが一目で分かります。

さらに「置換前プレビュー」を押すと、該当箇所が一覧表示されます。

  • 該当する件数
  • 該当する行番号
  • 前後の文脈つきの該当箇所
  • 置換後にどうなるかの表示
  • 置換対象から外すチェックボックス

たとえば100件見つかったうち98件だけを置換する、といった使い方ができます。

6. 正規表現を使わずに高度な置換をする

正規表現は強力ですが、書き方を覚える必要があり、意図せず広い範囲に一致してしまう危険もあります。「+ プリセットから追加」では、目的を選ぶだけで同等の処理をルールとして追加できます。

  • 数字だけ削除する/数字以外を削除する
  • カッコ内を削除する/【】内を削除する
  • URLを削除する/HTMLタグを削除する
  • 行頭の番号を削除する
  • 連続する空白を1つにまとめる
  • 全角英数字を半角にする/半角カタカナを全角にする
  • 日付を年月日形式にする
  • 改行をカンマや読点にする

追加されたルールには検索欄と置換欄が表示されるため、内容を書き換えて自分用に調整できます。プリセットを土台に正規表現を学ぶ使い方もできます。

7. 表記ゆれの統一

日本語の文章で最も多い修正が表記ゆれです。次のような揺れは、単純な置換よりも「どれに統一するか」を決める作業のほうが手間になります。

Webサイト/WEBサイト/webサイト/ウェブサイト
ユーザー/ユーザ
サーバー/サーバ
お問い合わせ/お問合せ/問い合わせ
1ヶ月/1か月/1カ月

「+ 表記ゆれを統一」を押すと、入力テキストの中で実際に混在している組み合わせだけが、それぞれの出現回数つきで表示されます。統一先を選んでルールに追加すれば、次回以降は同じ基準をそのまま再利用できます。「お問い合わせ」と「問い合わせ」のように一方が他方を含む場合でも、長い表記が優先されるため二重に置換される心配はありません。

8. 個人情報のマスキング

文章を外部サービスや生成AIへ貼り付ける前に、含まれている情報を伏字にしたい場面があります。「+ 個人情報をマスキング」では次の対象を自動検出します。

  • メールアドレス
  • 電話番号
  • 郵便番号
  • IPアドレス
  • クレジットカード番号らしい数字
  • APIキーらしい文字列
  • URL・日付

人名や会社名など自動検出できない語句は、ルール内の入力欄に1行ずつ入力すると「人物A」「会社A」といったラベルへ置き換わります。伏字の形式は連番ラベル・固定文字・文字数分の伏字から選べます。連番ラベルを選んだ場合は置き換えの対応表が残るため、処理後に元の文字へ戻すこともできます。

ただし自動検出はパターンによる推定です。すべての個人情報を確実に検出できるわけではないため、外部へ渡す前には必ず目視で確認してください。

9. CSVを表のまま列単位で置換する

商品データや顧客リストの整形では、「特定の列だけ置換したい」という要求がほとんどです。「CSV置換」タブでは、CSVファイルをドラッグ&ドロップすると表形式で表示され、見出しのチェックで対象列を選べます。

  • 商品名列だけ不要語句を削除する
  • 説明文列だけHTMLタグを削除する
  • カテゴリー列だけ表記を統一する
  • URL列だけドメインを変更する

適用されるルールは置換ルール一覧の内容がそのまま使われるため、プリセットや表記ゆれ統一の設定もCSVにそのまま適用できます。文字コードはUTF-8・Shift_JIS・EUC-JPの自動判定に対応し、区切り文字(カンマ・タブ・セミコロン)も自動で判定します。ダブルクォートで囲まれたセルや、セル内の改行も正しく解釈します。置換後は変更されたセルが色付きで表示され、置換前に戻すこともできます。ダウンロードはExcelでそのまま開けるBOM付きUTF-8形式です。

10. ルールの保存・共有と安全診断

同じ整形作業を毎月繰り返す場合、ルールを作り直すのは無駄です。編集中のルールはブラウザに自動保存されるため、ページを開き直しても続きから作業できます。「ルールの保存・共有」タブでは、ルールセットに名前を付けて保存し、複数の作業パターンを使い分けられます。会員登録は不要です。

JSON形式でエクスポートすれば、プリセットやマスキングを含むルールをそのまま共有できます。CSV形式では基本の置換ルールを次の並びで書き出せます。

検索文字列,置換文字列,正規表現,大文字小文字

チームで同じ整形基準を使いたい場合は、このファイルを共有すれば同じルールを再現できます。なお、入力したテキスト自体は保存も送信もされません。

複数ルールを扱う際に問題になるのが、ルール同士の衝突です。「ルールの安全診断」では次の点を確認して警告します。

  • 置換後の文字列が別のルールの検索対象になっている
  • 同じ検索文字列が複数登録されている
  • 検索文字列が空になっている
  • 正規表現が構文として正しくない
  • 正規表現が広い範囲に一致しすぎる
  • 置換結果が再び同じルールに一致する
  • ルールの並び順によって結果が変わる可能性がある

たとえば「東京 → 東京都」と「東京都 → 東京」を同時に登録すると、順次処理では互いの結果を打ち消し合います。実行前にこうした関係を把握できることが、複数条件の置換では特に重要です。

正規表現の基本

プリセットで足りない処理を行いたい場合は、正規表現を使います。よく使う書き方は次の通りです。

  • . は任意の1文字を表します
  • * は直前の文字の0回以上の繰り返し、+ は1回以上の繰り返しです
  • \d は数字、\s は空白文字、\w は英数字とアンダースコアです
  • [] は文字の集合、[^] はそれ以外を表します
  • ^ は行頭、$ は行末です
  • () で囲んだ部分は、置換後の欄で $1 $2 として参照できます

たとえば「2026/07/27」を「2026年7月27日」に変えたい場合、検索欄に (\d{4})[/-](\d{1,2})[/-](\d{1,2}) 、置換欄に $1年$2月$3日 と入力します。

注意点として、.* は最長一致になります。HTMLタグを消すつもりで <.*> と書くと、最初のタグから最後のタグまでがまとめて消えてしまいます。この場合は最短一致の <.*?> または <[^>]*> を使います。安全診断でもこの点は警告されます。

置換の順番で結果が変わる理由

順次処理では、1つ前のルールの結果に対して次のルールが適用されます。そのため、あるルールの置換結果が別のルールの検索対象を含んでいると、意図しない二重置換が起こります。

例として「A → AB」「B → C」という2つのルールを順次処理すると、最初のルールで生まれた「B」が2つ目のルールで「C」に変わり、最終的に「AC」になります。これを避けたい場合は「同時置換」モードを選びます。同時置換では元のテキストを1回だけ走査するため、置換によって生まれた文字列が再び置換されることはありません。

どちらのモードが適しているかは目的によります。表記を段階的に整えたい場合は順次処理、単純な対応表として一斉に置き換えたい場合は同時置換が向いています。

よくある質問(FAQ)

Q. 置換ボタンを押さなくても結果は表示されますか?
A. 表示されます。テキストの入力やルールの変更に合わせて、結果・置換件数・差分が自動的に更新されます。文字数が非常に多い場合は自動更新がオフに切り替わり、「置換を実行する」で更新する方式になります。
Q. 複数の文字列をまとめて置換できますか?
A. できます。ルールは何件でも追加でき、上から順にまとめて適用されます。ルールごとの有効・無効の切り替え、ドラッグでの並べ替え、複製にも対応しており、置換件数はルールごとに表示されます。
Q. プリセットや表記ゆれ統一、マスキングはどこにありますか?
A. ルール一覧の下にある追加ボタンにまとまっています。「+ プリセットから追加」「+ 表記ゆれを統一」「+ 個人情報をマスキング」を押すと選択画面が開き、選んだ内容がそのまま置換ルールとして一覧に並びます。通常のルールと同じように並べ替えや無効化ができます。
Q. 正規表現がわからなくても高度な置換はできますか?
A. できます。プリセットに、数字だけ削除・カッコ内を削除・URLを削除・HTMLタグ削除・行頭の番号を削除・全角英数字を半角にするなど66種類を用意しています。追加後は検索欄と置換欄を書き換えて調整することもできます。
Q. 置換する前にどこが変わるか確認できますか?
A. 変更箇所は削除が赤、追加が緑でハイライト表示されます。さらに「置換前プレビュー」を押すと該当箇所が行番号と前後の文脈つきで一覧表示され、チェックを外した箇所を置換対象から除外できます。
Q. 置換の順番によって結果が変わることはありますか?
A. 順次処理では変わります。「東京 → 東京都」と「東京都 → 東京」を同時に登録した場合が典型例です。「ルールの安全診断」で競合を事前に確認でき、連鎖を避けたい場合は「同時置換」モードを選んでください。
Q. 表記ゆれの統一はできますか?
A. 「+ 表記ゆれを統一」で検出すると、Webサイトとウェブサイト、ユーザーとユーザ、お問い合わせとお問合せなど、実際に混在している組み合わせだけが出現回数つきで表示されます。統一先を選んでルールに追加できます。
Q. 個人情報を伏字にできますか?
A. メールアドレス・電話番号・郵便番号・IPアドレス・カード番号らしい数字・APIキーらしい文字列を自動で伏字にできます。人名や会社名はルール内の入力欄に登録してください。連番ラベルを選んだ場合は対応表から元に戻せます。ただし自動検出は推定のため、外部へ渡す前には必ず目視でご確認ください。
Q. CSVファイルの特定の列だけ置換できますか?
A. できます。CSVをドラッグ&ドロップすると表形式で表示され、見出しのチェックで対象列を選べます。適用されるルールは置換ルール一覧の内容がそのまま使われます。文字コードと区切り文字は自動判定に対応し、ダウンロードはExcelでそのまま開けるBOM付きUTF-8です。
Q. 改行やタブを置換できますか?
A. できます。検索欄や置換欄に \n と入力すると改行、\t と入力するとタブとして扱われます。プリセットにも、改行をすべて削除する・改行を読点にする・タブをカンマにするといった項目があります。
Q. 作った置換ルールを保存して次回も使えますか?
A. 編集中のルールはブラウザに自動保存されます。「ルールの保存・共有」タブで名前を付けて保存すれば、複数の作業パターンを使い分けられます。JSONでエクスポートすればプリセットやマスキングを含むルールを共有できます。
Q. 入力したテキストはサーバーに送信されますか?
A. 送信されません。置換処理はすべてブラウザ内で実行され、読み込んだCSVファイルもアップロードされることはありません。
Q. 何文字まで置換できますか?
A. 明確な上限は設けていません。数十万文字程度までは快適に動作します。15万文字を超えると自動更新はオフに切り替わり、「置換を実行する」を押したときだけ処理されます。行数が非常に多い場合は差分表示のみ省略され、置換自体は実行されます。

関連ツール

注意事項

このツールは無料でご利用いただけます。置換処理はすべてお使いのブラウザ内で実行され、入力したテキストやCSVファイルがサーバーへ送信されることはありません。マスキング機能の自動検出はパターンによる推定のため、すべての個人情報を確実に検出できるものではありません。重要な文書を扱う際は、必ず結果を目視でご確認ください。置換前のデータは各自でバックアップしておくことをおすすめします。

※このプログラムはPHP8.2.22にて作成、動作確認を行っております。
※ご利用下さっている皆様のご意見・ご要望(改善要望)をお寄せください。