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目次
Discord(ディスコード)でPCから改行する基本操作
PC版のDiscordでメッセージを改行したいときは、文章の途中でShiftキーを押しながらEnterキーを押します。Windowsアプリ版でもブラウザ版でも、基本の操作は同じです。
- Enterキーだけを押す:メッセージを送信する
- Shift+Enterを押す:送信せずに入力欄の中で改行する
操作のポイントは、Shiftキーを先に押した状態でEnterキーを押すことです。Enterを先に押してしまうと、その時点でメッセージが送信されるため注意してください。
Shift+Enterで複数行の文章を入力する手順
たとえば、次のような3行のメッセージを作るとします。
明日の打ち合わせについて連絡します。
開始時刻は午後8時です。
参加できない場合は返信してください。
1行目の「連絡します。」まで入力したら、Shiftキーを押しながらEnterキーを押します。カーソルが次の行へ移動したら、Shiftキーを離して2行目を入力してください。2行目の終わりでも同じ操作を行い、3行目まで入力します。
文章が完成したら、最後はShiftキーを押さずにEnterキーだけを押します。ここで初めて、入力した複数行の文章がまとめて送信されます。
操作の流れを整理すると、次のようになります。
- Discordのメッセージ入力欄をクリックする
- 1行目の文章を入力する
- Shiftキーを押しながらEnterキーを押す
- 次の行に文章を入力する
- 必要な行数だけShift+Enterを繰り返す
- 内容を確認してEnterキーだけを押す
Shift+Enterを押したあとも送信されず、入力欄にカーソルが残っていれば正常です。カーソルが次の行へ移らず、メッセージが投稿された場合は、Shiftキーを押すタイミングが遅かった可能性があります。
慣れるまでは、入力欄に「テスト」と入力し、Shift+Enterを押してから「2行目」と入力する練習をすると操作を確認しやすくなります。ほかの利用者がいるチャンネルで試しにくい場合は、自分だけが確認できる場所や、投稿しても問題のないテスト用チャンネルを使うと安心です。
改行が役立つメッセージの具体例
Discordは短い会話だけでなく、ゲームの募集、仕事の連絡、コミュニティー運営などにも使われます。情報量が多いメッセージを1行に詰め込むと、内容の区切りが分かりにくくなります。
改行が特に役立つのは、次のような場面です。
- ゲームの参加者を募集するとき
- ボイスチャットの開始時刻を案内するとき
- サーバー内のルールを掲載するとき
- 作業手順や確認事項を共有するとき
- 複数の質問をまとめて送るとき
- イベントの日程や持ち物を案内するとき
たとえば、「本日21時から参加者を募集します。対象は初心者です。参加希望者はリアクションしてください」と1行で送るよりも、内容ごとに行を分けたほうが読みやすくなります。
本日21時から参加者を募集します。
対象は初心者です。
参加希望者はリアクションしてください。
日時、対象者、参加方法を別の行に置くことで、受信した側が必要な情報を短時間で見つけられます。スマートフォンで読む利用者にとっても、適度に改行された文章のほうが確認しやすい傾向があります。
ただし、1文ごとに細かく改行しすぎると、メッセージ全体が縦に長くなります。文章の意味が切り替わる位置や、日時、条件、注意事項など、重要な情報を分ける目的で使うのが効果的です。
長文を送信する前に確認したいポイント
Discordで長い文章を作成するときは、入力後すぐにEnterキーを押すのではなく、送信前に一度全体を確認してください。Shift+Enterで改行できていても、誤字や宛先の間違いまでは防げません。
確認したい項目は次のとおりです。
- 投稿先のチャンネルが正しいか
- メンションする相手が正しいか
- 日付や開始時刻に間違いがないか
- 個人情報や公開すべきでない内容が含まれていないか
- 改行位置によって文章の意味が変わっていないか
複数のサーバーやチャンネルを開いていると、別の場所に投稿してしまうことがあります。特に業務連絡やサーバー全体へのお知らせでは、入力欄の上部に表示されているチャンネル名を確認してから送信することが重要です。
文章が長くなる場合は、メモ帳などで下書きを作ってからDiscordへ貼り付ける方法もあります。貼り付けた文章の改行は通常そのまま保持されるため、Discordの入力欄で何度もShift+Enterを押す必要がありません。
一方で、コピー元の書式によっては余分な空行が入ることがあります。貼り付けた直後に送信せず、段落間の空きや箇条書きの位置を確認してください。

PC版Discordでは、Shiftキーを押したままEnterキーを押すと送信せずに改行できます。最後にEnterキーだけを押すまで、落ち着いて内容を整えましょう
Enterキーを押すと改行せず送信される理由
PC版DiscordでEnterキーを押したときに文章が送信されるのは、入力欄の故障やキーボードの不具合ではありません。Discordでは、Enterキーがメッセージを送信するためのキーとして割り当てられているためです。
メールソフトやメモ帳では、Enterキーを押すと改行するのが基本です。その操作に慣れていると、Discordでも同じようにEnterキーを押し、書きかけの文章を送信してしまうことがあります。
Discordの標準的なキー操作は、次の組み合わせです。
- Enterキー:入力中のメッセージを送信する
- Shift+Enter:入力中のメッセージを改行する
Enterキーを押して送信される状態は、設定ミスではありません。Discordがチャットでの素早いやり取りを前提として設計されているため、単独のEnterキーが送信操作になっています。
メモ帳やメールと操作が異なる理由
メモ帳や文書作成ソフトでは、文章を何行も入力してから保存する使い方が中心です。そのため、Enterキーには行を区切る役割が割り当てられています。
Discordは、入力した文章を相手へすぐ送るチャットサービスです。短いメッセージを何度もやり取りする場面が多いため、Enterキーだけで送信できる操作になっています。
同じ文字入力でも、ソフトによってEnterキーの役割は異なります。
- メモ帳:改行
- Wordなどの文書作成ソフト:段落を追加
- Excel:入力を確定して次のセルへ移動
- Discord:メッセージを送信
- 一部の問い合わせフォーム:入力内容を送信
普段使っているソフトの操作をそのまま当てはめると、意図しない動作が起こります。Discordで長文を入力するときは、「Enterは送信キー」と考えておくことが誤送信防止につながります。
日本語入力では、Enterキーを漢字変換の確定にも使います。ただし、変換候補が表示されている状態でEnterキーを押した場合は、通常は文字の変換が確定されます。変換がすでに確定している状態でもう一度Enterキーを押すと、メッセージが送信されます。
誤送信が起きやすいのは、変換を確定した直後です。文章の続きを書くつもりでEnterキーを続けて押すと、2回目の入力が送信操作として処理される場合があります。長文を作成中は、変換を確定したあとにカーソルが入力欄へ戻っていることを確認し、改行するときだけShift+Enterを押してください。
誤送信したメッセージを編集する方法
書きかけの文章を送信してしまっても、Discordでは送信済みメッセージを編集できます。誤字を直したい場合や、送信後に続きを加えたい場合は、投稿をすぐに削除する必要はありません。
Windowsアプリ版やブラウザ版では、編集したい自分のメッセージにマウスポインターを合わせます。右側に表示されるメニューから編集を選ぶと、送信済みの文章が入力できる状態に戻ります。
編集後にEnterキーを押すと変更内容が保存されます。編集を取り消したい場合はEscキーを押してください。
直前に送信した自分のメッセージであれば、入力欄が空の状態で上矢印キーを押して編集画面を開ける場合もあります。誤送信した直後にすぐ修正したいときに便利です。
編集で対応しやすいのは、次のようなケースです。
- 文末まで入力する前に送信した
- 誤字や変換ミスがあった
- 日時や人数を書き間違えた
- 改行を追加して読みやすくしたい
- 説明を1文だけ補足したい
メッセージを編集すると、投稿に編集済みであることを示す表示が付く場合があります。編集前の文章をそのまま読み続けている人もいるため、重要な訂正では「開始時刻を20時から21時に訂正しました」など、変更点が分かる形で書くと誤解を防げます。
削除したほうがよい誤送信の判断基準
送った内容そのものを残したくない場合は、編集ではなく削除を選びます。自分のメッセージにマウスポインターを合わせ、表示されるメニューから削除を選択してください。
削除を検討したほうがよいのは、次のような場合です。
- 投稿するチャンネルを間違えた
- 関係のない相手をメンションした
- 個人情報を含む文章を送った
- パスワードや認証コードを入力した
- 社外秘や未公開情報を投稿した
- 文章の大部分が未完成だった
個人情報や認証情報を送信した場合は、メッセージを削除するだけで終わらせないことが重要です。パスワードを送った場合は変更し、認証コードであれば無効になっているか確認してください。ほかの利用者が通知画面や画面キャプチャーで内容を見ている可能性もあります。
単なる誤字や改行不足であれば編集で十分です。投稿先や内容自体を間違えた場合は削除するという基準を持っておくと、送信後に慌てず対応できます。
誤送信を繰り返す場合は、長文をDiscord上で直接作らず、メモ帳で完成させてから貼り付ける方法も有効です。Discordの操作に慣れるまでは、短い文章だけを直接入力し、重要な連絡は下書きを経由するとミスを減らせます。

Enterキーで送信されるのはDiscordの標準動作です。誤送信しても編集や削除ができるため、まず投稿内容と送信先を確認して適切に対処しましょう
PC版Discord(ディスコード)で複数行の文章を入力する手順
PC版Discordで複数行のメッセージを作るときは、改行したい位置でShiftキーを押しながらEnterキーを押します。Enterキーだけを押すと、その時点までに入力した内容が送信されるため、長文を作成するときは指の動きを分けて覚えることが重要です。
操作の流れは複雑ではありません。メッセージ入力欄をクリックし、1行目を入力します。行を変えたい位置まで入力したら、Shiftキーを押した状態でEnterキーを1回押してください。カーソルが次の行へ移動し、送信されずに入力欄が開いたままになります。
続きの文章を入力し、再び行を変えたい場所でShift+Enterを押します。すべての文章を入力し終えたら、Shiftキーから指を離し、Enterキーだけを押して送信します。
Shift+Enterを使った入力の流れ
たとえば、通話の開始時刻をサーバー内で連絡する場合は、次の順序で操作します。
- 「本日の通話について」と入力する
- Shift+Enterを押す
- 「開始予定は21時です」と入力する
- Shift+Enterを押す
- 「参加できる方はリアクションをお願いします」と入力する
- 全体を確認してEnterキーだけを押す
実際に送信されるメッセージは、次のような形になります。
本日の通話について
開始予定は21時です
参加できる方はリアクションをお願いします
入力中にShiftキーを先に離してしまうと、Enterキーだけが認識されて送信される可能性があります。特に、Shiftキーを押した直後にEnterキーを素早くたたく操作では、キーを押す順番が逆になりやすいため注意が必要です。
安定して操作するには、Shiftキーを押したことを確認してからEnterキーを押し、Enterキーを離した後でShiftキーを離します。慣れるまでは、送信しても問題のない自分専用のサーバーやDMで練習すると安全です。
箇条書きやお知らせ文を整える方法
Discordでは、文章を複数行に分けるだけでなく、記号を組み合わせて情報を読みやすく整理できます。イベントの募集、ゲームの参加条件、作業内容の共有など、項目が複数あるメッセージでは、1行に詰め込むよりも改行を使ったほうが内容を確認しやすくなります。
次のように、各項目の終わりでShift+Enterを押します。
- 開催日時 7月20日21時
- 募集人数 4人
- 参加条件 ボイスチャットを利用できる方
- 連絡方法 参加希望のリアクションを付ける
ハイフンの後ろに半角スペースを入れて入力すると、Discordの表示上で箇条書きとして整形される場合があります。番号付きで手順を示したい場合は、「1.」「2.」「3.」のように入力し、各項目の末尾でShift+Enterを使います。
空白行を1行入れたいときは、文章の末尾でShift+Enterを2回押してください。見出しと本文の間に空白を作れるため、長いお知らせでも情報のまとまりが分かりやすくなります。ただし、空白行を増やしすぎるとメッセージ全体が縦に長くなり、スマートフォンで読む人には見づらくなることがあります。
送信前に確認したいポイント
複数行の文章では、入力欄の下部だけを見て送信すると、上の行に残った誤字や日付の間違いを見落としやすくなります。送信前に入力欄をスクロールし、先頭から読み直してください。
確認する箇所は次のとおりです。
- 宛先となるチャンネルやDMを間違えていないか
- 日時や人数などの数字が正しいか
- メンションの対象が適切か
- 意図しない空白行が入っていないか
- 入力途中の文章が残っていないか
特に注意したいのがメンションです。複数行の文章を作成している途中で、誤ってEnterキーを押すと、不完全な内容でも相手に通知が届く場合があります。大人数が参加するサーバーで重要なお知らせを作るときは、先にメモ帳などで文章を完成させ、Discordへ貼り付ける方法も有効です。
メモ帳から貼り付けた文章は、元の改行を保ったまま入力欄へ入ります。貼り付けただけでは通常は送信されないため、内容を確認してからEnterキーを押せます。ただし、極端に長い文章はDiscordの文字数制限に収まらないことがあるため、貼り付け後に警告が表示されていないか確認してください。
誤送信してしまった場合は、送信したメッセージにマウスポインターを合わせ、編集または削除を選択できます。編集では文章の修正や改行の追加が可能ですが、すでに通知を見た相手には最初の内容が伝わっている可能性があります。重要な連絡ほど、送信後の修正を前提にせず、入力欄で完成させてから送ることが大切です。

複数行の文章は、Shift+Enterで形を整えた後、宛先と数字を確認してからEnterで送信すると失敗を減らせます
Windows版とブラウザ版で改行方法は違う?
WindowsにインストールするDiscordアプリ版と、ChromeやEdgeなどで開くブラウザ版では、基本的な改行方法に違いはありません。どちらもメッセージ入力中にShift+Enterを押すと改行され、Enterキーだけを押すと送信されます。
アプリ版からブラウザ版へ切り替えた場合でも、改行のために新しい操作を覚える必要はありません。ただし、同じキーを押しているのにブラウザ版だけ反応しない場合は、Discordの仕様ではなく、ブラウザやPC側の状態が影響している可能性があります。
アプリ版とブラウザ版で共通する操作
両方の環境で使える基本操作は次のとおりです。
- Shift+Enter メッセージを送信せずに改行する
- Enter 入力したメッセージを送信する
- 上矢印キー 直前に送信した自分のメッセージを編集する
- Escキー 編集中の操作や候補表示を閉じる
最初に確認したいのは、メッセージ入力欄にカーソルが表示されているかどうかです。チャンネル一覧やメッセージ履歴をクリックした直後は、入力欄にフォーカスが移っていないことがあります。その状態でキーを押しても、改行されない、画面が動く、別の機能が反応するといった結果になります。
入力欄を一度クリックし、縦線のカーソルが点滅していることを確認してからShift+Enterを押してください。日本語入力中は、変換候補が表示されたままになっているとEnterキーが変換確定として使われます。変換を確定した後、改めてShift+Enterを押すと判断しやすくなります。
全画面表示、ウィンドウ表示、複数モニターの利用によって改行操作が変わることは通常ありません。Discordの画面サイズを狭くしていると、入力欄の表示行数が少なくなりますが、入力した改行自体が消えているわけではありません。入力欄の右側にスクロール表示が出ている場合は、上へ動かして前の行を確認できます。
ブラウザ版だけ改行できない場合の確認順序
ブラウザ版では、Discord以外の機能がキー入力に割り込むことがあります。よくあるのは、キーボード操作を変更する拡張機能、文章入力支援ツール、翻訳ツール、ユーザースクリプトなどです。
Shift+Enterが反応しない場合は、次の順序で切り分けます。
- Discordの入力欄をクリックし直す
- ページを再読み込みする
- 別のチャンネルまたはDMで試す
- ブラウザのシークレットウィンドウで試す
- 別のブラウザでDiscordを開く
- Windowsアプリ版で同じ操作を試す
シークレットウィンドウで改行できる場合は、通常ウィンドウで有効になっている拡張機能や保存データが原因として考えられます。ただし、シークレットモードでも動作する設定になっている拡張機能はあるため、問題が続く場合は拡張機能の管理画面も確認してください。
Chromeでは改行できないもののEdgeではできる場合、Discordアカウントやキーボード自体よりも、Chromeの設定や拡張機能を疑うのが効率的です。反対に、どのブラウザでもアプリ版でも反応しない場合は、ShiftキーまたはEnterキーの物理的な不具合、キーボード設定、常駐ソフトによるキー変更などを確認します。
メモ帳を開き、Shiftキーを押しながら英字を入力して大文字になるか試すと、Shiftキーが認識されているか判断できます。Enterキーについては、メモ帳内で行が変わるか確認してください。左右にShiftキーがあるキーボードなら、普段使っていない側のShiftキーでも試すと、キー単体の故障を切り分けられます。
Windowsアプリ版で反応しない場合の確認箇所
Windowsアプリ版では、ブラウザ拡張機能の影響は受けません。そのため、ブラウザ版では改行できるのにアプリ版だけできない場合は、Discordアプリの一時的な不具合や常駐ソフトとの競合を確認します。
まずDiscordを閉じて再起動してください。画面右上の閉じるボタンを押しても、設定によってはタスクトレイで動作を続けています。完全に終了するには、画面右下の通知領域にあるDiscordのアイコンを右クリックし、終了を選びます。その後、スタートメニューなどから再度起動します。
改善しない場合は、Discordの更新が保留になっていないか確認します。アプリの上部に更新を促す表示が出ているときは、更新後に再起動してください。AutoHotkeyやキーボードメーカーの設定ソフトを使用しているPCでは、EnterキーやShiftキーに独自の機能が割り当てられていないかも確認が必要です。
原因を判断しやすくする組み合わせは次のとおりです。
- アプリ版とブラウザ版の両方で使える場合は通常動作
- アプリ版だけ使える場合はブラウザ環境を確認
- ブラウザ版だけ使える場合はDiscordアプリや常駐ソフトを確認
- 両方で使えない場合はキーボードやWindows側の設定を確認
ブラウザ版とWindowsアプリ版は、改行方法そのものではなく、不具合が起きたときの確認箇所が異なります。操作を何度も変えるより、どちらの環境で再現するかを確認したほうが、原因を早く絞り込めます。

Windows版とブラウザ版は同じShift+Enterで改行できますが、反応しないときは両方で試すと原因を判断しやすくなります
Enterキーだけで改行する設定は変更できる?
PC版Discordでは、Enterキーだけを押すとメッセージが送信され、文章内で改行したい場合はShift+Enterを使います。少なくともWindowsアプリ版と一般的なPCブラウザ版の標準設定には、Enterを改行へ変更する項目は用意されていません。
ユーザー設定を開いて、キー割り当てやチャット関連の項目を探しても、次のような変更はできません。
- Enterキーを改行にする
- Ctrl+Enterを送信にする
- Alt+Enterを送信にする
- Enterキーを押したときに送信前の確認画面を表示する
- 長押しした場合だけ送信する
Discordのキーバインド設定では、ミュートやスピーカーミュート、プッシュトゥトークなどのショートカットを登録できます。しかし、メッセージ入力欄の送信キーと改行キーは、通常のキーバインド設定とは別の動作です。キーバインド画面を探しても変更項目が見つからないのは、設定場所が分かりにくいからではありません。
Discordの設定だけでは変更できない
Enterキーの動作を変更するには、Discordではなく、Windows側でキー入力を置き換える必要があります。
たとえば、Enterを押したときに、WindowsからDiscordへShift+Enterが入力されたように見せれば、Enterだけで改行できます。同時にCtrl+Enterを通常のEnterへ置き換えることで、Ctrl+Enterを送信操作として使う構成も可能です。
ただし、この変更はDiscordの公式機能ではありません。外部ツールがキーボード入力を変換しているだけなので、Discordの設定画面には反映されず、別のPCへログインしても引き継がれません。
Discordを再インストールしてもキー設定が残っている場合は、Discord側ではなく、Windowsで動作しているキー変更ツールを確認する必要があります。
Shift+Enterを使い続けたほうがよいケース
Enterでの誤送信が気になる場合でも、必ずキー設定を変更したほうがよいとは限りません。特に日本語入力では、Enterを漢字変換の確定にも使います。
外部ツールでEnterをShift+Enterへ置き換えると、変換候補を確定するつもりでEnterを押した際に、文章が改行されることがあります。入力中の文字が確定しない、意図しない位置で行が分かれる、変換候補が残ったままになるといった現象も起こり得ます。
次の条件に当てはまる場合は、Discord標準のShift+Enterを使うほうが安定します。
- 日本語の長文を頻繁に入力する
- Microsoft IMEやGoogle日本語入力で変換候補を多用する
- Discord以外のチャットアプリも同時に操作する
- 会社や学校から貸与されたPCを使用している
- 外部ソフトのインストールが制限されている
- キー設定が突然変わると作業に支障が出る
誤送信を減らすことが目的なら、メモ帳などで文章を完成させてからDiscordへ貼り付ける方法もあります。サーバーのお知らせ、イベントの募集文、複数人への作業連絡などは、入力欄へ直接書き続けるより、別のエディターで下書きしたほうが誤字や送信先の間違いも確認しやすくなります。
外部ツールを使うか判断する基準
AutoHotkeyなどによる変更が向いているのは、Enterで改行する操作に慣れており、Discordで定型文や箇条書きを何度も入力する人です。英数字中心のメッセージや、変換確定をあまり必要としない文章であれば、日本語入力への影響も比較的小さくなります。
一方、数日に一度しか長文を送らない場合は、設定を変更する手間に対して得られる効果が大きくありません。キー操作を変更したことを忘れ、Ctrl+Enterで送信するつもりがない場面で投稿してしまう可能性もあります。
設定変更前には、次の順番で考えると判断しやすくなります。
- Shift+Enterを数日使い、操作に慣れられるか試す
- 長文だけメモ帳で作成する方法を試す
- Enterによる誤送信が繰り返されるか確認する
- 日本語変換への影響を許容できるか考える
- 問題が残る場合だけ外部ツールを検討する
設定を変えること自体が目的になると、標準操作より扱いにくくなる場合があります。誤送信の回数、入力する文章の長さ、日本語変換の頻度を基準に選ぶことが重要です。

Discordの標準設定では送信キーを変更できないため、まずはShift+Enterを試し、それでも誤送信が続く場合に外部ツールを検討するのが安全です
AutoHotkey(オートホットキー)でEnterキーを改行に変更する方法
Windows版DiscordでEnterキーを改行として使いたい場合は、AutoHotkeyを利用してキー入力を置き換えます。設定後の操作は、Enterで改行、Ctrl+Enterで送信です。
ここで使用するコードはAutoHotkey v2向けです。古い解説で使われているAutoHotkey v1.1のコードとは書式が異なるため、v2へそのまま貼り付けるとエラーになることがあります。インストールしたバージョンとスクリプトの書式を合わせてください。
AutoHotkey v2のスクリプトを作成する
AutoHotkey v2をWindowsへインストールしたら、デスクトップなどの分かりやすい場所にスクリプトファイルを作成します。
Windowsの右クリックメニューにAutoHotkey Scriptが表示される環境では、次の手順で作成できます。
- デスクトップの何もない場所を右クリックする
- 新規作成を開く
- AutoHotkey Scriptを選択する
- ファイル名を
discord_enter_newline.ahkにする - 作成したファイルを右クリックして編集する
右クリックメニューから作成できない場合は、メモ帳で新規ファイルを作っても構いません。ただし、ファイル名の末尾を.txtではなく.ahkにする必要があります。
Windowsで拡張子が非表示になっていると、discord_enter_newline.ahk.txtになっていることがあります。エクスプローラーの表示設定でファイル名拡張子を表示し、末尾が.ahkだけになっているか確認してください。
作成したファイルへ、次のコードを貼り付けます。
#Requires AutoHotkey v2.0
#SingleInstance Force
#HotIf WinActive("ahk_exe Discord.exe")
$Enter::Send("+{Enter}")
$^Enter::Send("{Enter}")
#HotIfコードを保存したら、.ahkファイルをダブルクリックして実行します。画面右下のタスクトレイにAutoHotkeyのアイコンが表示されれば、スクリプトが動作しています。
コードがDiscordだけで動く仕組み
#HotIf WinActive("ahk_exe Discord.exe")は、現在操作しているウィンドウがDiscordアプリの場合だけ、後に続くキー設定を有効にする条件です。
この条件があるため、メモ帳、ブラウザ、Excel、メールソフトなどでは、Enterキーが通常どおり動作します。Discordを最小化して別のソフトへ切り替えれば、Enterによる改行設定も一時的に無効になります。
$Enter::Send("+{Enter}")は、Enterが押されたときにShift+EnterをDiscordへ送ります。Discord側ではShift+Enterを受け取るため、メッセージは送信されず、入力欄の中で改行されます。
$^Enter::Send("{Enter}")は、Ctrl+Enterが押されたときに通常のEnterを送る設定です。文章を完成させた後、Ctrl+Enterを押すとメッセージが送信されます。
#SingleInstance Forceは、同じスクリプトを再度実行した際に、古い動作を新しい内容へ置き換えやすくする指定です。コードを修正した後にもう一度ファイルを開いても、同じ設定が複数起動しにくくなります。
Discord PTBやDiscord Canaryを使っている場合は、実行ファイル名が通常版と異なることがあります。その場合は、Discord.exeの部分を利用中の実行ファイル名に合わせなければ動作しません。
ブラウザ版Discordでは、このコードは反応しません。Chromeを対象にするとDiscord以外のタブでもEnterの動作が変わる恐れがあるため、初心者はWindowsアプリ版だけで使うほうが安全です。
誤送信する前にテスト用文章で確認する
スクリプトを起動した直後に、サーバーのお知らせや相手への重要な連絡文を入力するのは避けてください。自分だけが確認できる場所や、送信しても問題のないチャンネルで動作を試します。
確認手順は次のとおりです。
- Discordのメッセージ入力欄に
1行目と入力する - Enterキーだけを押す
- 送信されず、カーソルが次の行へ移動するか確認する
2行目と入力する- Ctrl+Enterを押す
- 2行のメッセージとして送信されるか確認する
Enterを押した時点でメッセージが送信される場合は、スクリプトが起動していない可能性があります。タスクトレイの隠れているインジケーターを開き、AutoHotkeyのアイコンがあるか確認してください。
コードを修正したのに動作が変わらない場合は、ファイルを保存しただけで、実行中のスクリプトが更新されていないことがあります。保存後に.ahkファイルを再度実行してください。
エラー画面が表示される場合は、次の点を確認します。
- AutoHotkey v2がインストールされているか
- ファイルの拡張子が
.ahkになっているか - コード内の半角記号が全角へ変わっていないか
Discord.exeのスペルが正しいか- コードを一部だけではなく全体で保存しているか
- AutoHotkey v1用として実行していないか
日本語変換の確定操作も必ず試す
英数字で正常に動作しても、日本語入力では別の問題が起こる可能性があります。Microsoft IMEなどでは、Enterキーを押して変換候補を確定します。そのEnterもAutoHotkeyによってShift+Enterへ置き換えられるためです。
スクリプトを継続利用する前に、Discordの入力欄で次の操作を確認してください。
- 日本語入力を有効にする
かいぎのよていなどの文章を入力する- Spaceキーで漢字へ変換する
- Enterキーで変換を確定する
- 意図せず改行されないか確認する
- 確定後にCtrl+Enterで送信できるか確認する
変換確定のたびに改行されたり、候補が残ったりする場合は、その環境での継続利用は勧められません。IMEの種類やバージョン、入力モードによって挙動が変わるため、同じコードでもすべてのPCで同じ結果になるとは限りません。
IMEの状態を判定して処理を分ける高度なスクリプトもありますが、Windowsや日本語入力ソフトの更新で動かなくなることがあります。単純な誤送信対策として導入するには管理が複雑です。
最初からWindowsのスタートアップへ登録せず、数日間は必要なときだけ手動で起動すると、不具合を切り分けやすくなります。Discord以外のアプリでEnterの動作が変わっていないか、日本語変換に支障がないかを確認してから、継続利用を判断してください。

AutoHotkeyを使うとEnterで改行できますが、英数字だけで判断せず、日本語の変換確定とCtrl+Enterでの送信まで確認してから使い続けましょう
AutoHotkey(オートホットキー)を使う際の注意点
AutoHotkeyを利用すると、Windows版DiscordでEnterキーを改行、Ctrl+Enterを送信として扱えるようになります。ただし、Discordの公式設定を変更する機能ではなく、Windows上でキー入力を別の操作へ置き換える仕組みです。設定が合っていないと、日本語変換やDiscord以外のアプリにも影響するため、便利さだけでなく動作範囲を理解して使う必要があります。
特に注意したいのは、日本語入力中のEnterキーです。日本語入力では、Enterキーを文章の送信だけでなく、漢字変換の確定にも使用します。Enterを常にShift+Enterへ置き換えるスクリプトでは、変換候補を確定しようとした瞬間に改行されたり、確定前の文字列が残ったりすることがあります。
たとえば、「明日の会議」と入力して変換候補を選び、Enterで確定しようとしたところ、その位置で改行されるケースです。環境によっては問題なく確定できる場合もありますが、Microsoft IMEやGoogle日本語入力の設定、AutoHotkeyのバージョン、スクリプトの書き方によって結果が変わります。
日本語変換中のEnter操作を必ず確認する
スクリプトを起動した直後は、長文を入力する前に短い日本語で動作を確認します。確認用の文章には、ひらがなだけでなく、漢字変換やカタカナ変換を含めるのがポイントです。
- 「今日はDiscordで連絡します」と入力して漢字変換を確定する
- 文章の途中でEnterを押し、意図した位置に改行が入るか確認する
- Ctrl+Enterでメッセージを送信できるか確認する
- 変換候補の選択中にEnterを押しても、不自然な改行が入らないか確認する
- メッセージ入力欄以外の検索欄やチャンネル名編集画面でも動作を確認する
変換確定に支障が出る場合は、そのまま継続利用しないほうが安全です。誤送信を防ぐための設定が、入力ミスや文章の崩れを増やしては意味がありません。日本語を頻繁に入力する人は、Discord標準のShift+Enterを使うほうが安定する場合があります。
IMEの状態を判定して、変換中だけEnterの置き換えを止める高度なスクリプトも考えられます。ただし、IME判定は環境依存が強く、Windowsや入力ソフトの更新によって動かなくなる可能性があります。初心者がインターネット上のコードをそのまま貼り付けると、エラーが出ても原因を特定しにくいため、まずは単純な設定で実用性を判断することが大切です。
Discordだけに適用されているか確認する
キー変更は、Discordがアクティブなときだけ有効になるように範囲を限定します。適用条件を書かずにEnterキーを置き換えると、メモ帳、ブラウザ、表計算ソフト、チャットツールなどでもEnterが改行として処理される可能性があります。
Discord用に限定したつもりでも、ウィンドウの判定条件が正しくないと、別のアプリでスクリプトが動いたり、Discordで反応しなかったりします。Windows版Discordでは、実行ファイル名を使って対象を判定する方法が比較的分かりやすいですが、ブラウザ版Discordでは同じ条件を利用できません。
ブラウザ版では、Discordも通常のウェブページもChromeやEdgeなどのブラウザ内で動作します。ブラウザの実行ファイルだけを条件にすると、Discord以外のウェブページでもEnterキーが置き換わる危険があります。メールの作成画面や検索フォームでCtrl+Enterを押した際に、想定外の送信や確定が起こる可能性もあります。
ブラウザ版だけで利用したい場合は、ウィンドウタイトルやページの状態を含めた細かな判定が必要です。ただし、Discordやブラウザの更新によってタイトル表示が変わると、スクリプトが反応しなくなることがあります。安定性を優先するなら、AutoHotkeyによるキー変更はWindowsアプリ版Discordだけで使うほうが管理しやすいでしょう。
バージョン違いと自動起動によるトラブルを避ける
AutoHotkeyには異なるバージョンがあり、古いバージョン向けのコードと新しいバージョン向けのコードでは書き方が異なります。検索で見つけたスクリプトを貼り付けても、インストールしているバージョンと合わなければ実行時にエラーが表示されます。
エラーメッセージが出たときは、コードを何度も書き換える前に、利用しているAutoHotkeyのバージョンを確認します。特に、古い記事に掲載されている命令文を新しい環境で実行した場合、構文エラーになることがあります。ファイルの拡張子も「.ash」ではなく「.ahk」です。拡張子を手入力した際に「ファイル名.ahk.txt」となっていると、スクリプトとして実行できません。
動作確認が終わるまでは、Windowsのスタートアップに登録しないことも重要です。設定に問題がある状態で自動起動を有効にすると、PCを起動するたびにEnterキーの挙動が変わります。原因がAutoHotkeyだと気づかず、キーボードやDiscordの故障だと判断してしまうこともあります。
まず手動でスクリプトを起動し、Discordで数日試します。日本語入力、送信操作、別アプリへの影響を確認したうえで、自動起動が本当に必要か判断してください。長文を送る機会が少ない場合は、スタートアップ登録をせず、必要なときだけ起動する方法でも十分です。

AutoHotkeyは便利ですが、最初はDiscordだけに適用して、日本語変換と送信操作を一つずつ確認してから使うのが安全です
改行できないときと設定を元に戻したいときの対処法
PC版DiscordでShift+Enterを押しても改行できない場合は、キー操作、Discord、キーボード、外部ツールの順に原因を切り分けます。最初から再インストールするのではなく、どの環境で不具合が起きているかを確認すると、必要のない設定変更を避けられます。
まず、Discordのメッセージ入力欄をクリックし、文字を入力できる状態になっているか確認します。チャンネル一覧やメンバー一覧に操作対象が移っていると、Shift+Enterを押しても文章内の改行にはなりません。入力欄にカーソルが点滅している状態で、短い文章を入力して試します。
左右にあるShiftキーのうち、片方だけが故障している可能性もあります。左Shift+Enterで反応しないときは、右Shift+Enterも試してください。メモ帳やブラウザの入力フォームでShiftキーを使い、大文字を入力できるか確認すると、Discordの問題かキーボードの問題かを判断しやすくなります。
アプリ版とブラウザ版で原因を切り分ける
Windowsアプリ版Discordで改行できない場合は、Discordを完全に終了してから起動し直します。画面右上の閉じるボタンを押しただけでは、タスクトレイに残っていることがあります。画面右下の通知領域を開き、Discordのアイコンを右クリックして終了したあと、再度起動します。
改善しない場合は、ブラウザ版DiscordでもShift+Enterを試します。結果によって、確認すべき場所が変わります。
- アプリ版だけで改行できない場合は、Discordアプリの状態や外部ツールの干渉を確認する
- ブラウザ版だけで改行できない場合は、ブラウザの拡張機能やショートカット設定を確認する
- 両方で改行できない場合は、ShiftキーやEnterキー、キーボード設定を確認する
- 別のキーボードでは改行できる場合は、使用中のキーボード側の問題を疑う
ブラウザの拡張機能には、キー操作を変更するもの、文章入力を補助するもの、翻訳や校正を行うものがあります。シークレットウィンドウでは多くの拡張機能が無効になるため、通常ウィンドウとの動作差を確認すると原因を絞れます。
Discordアプリの更新が保留されている場合も、一度終了して再起動すると更新が反映されることがあります。PC自体を長期間再起動していない場合は、Windowsの再起動も行います。スリープからの復帰だけでは、常駐しているプログラムやキーボード制御の状態がリセットされないことがあります。
AutoHotkeyの変更が反映されない場合を確認する
スクリプトのコードを修正して保存しても、すでに起動しているAutoHotkeyには自動で反映されない場合があります。メモ帳で保存しただけでは、古い内容のスクリプトが動き続けている状態です。
修正後は、タスクトレイにあるAutoHotkeyのアイコンを右クリックし、スクリプトを再読み込みします。操作方法が分からない場合は、一度終了してから「.ahk」ファイルをダブルクリックして起動し直すほうが確実です。
複数のスクリプトを試している人は、古いファイルと新しいファイルが同時に起動していないか確認してください。同じEnterキーに異なる命令を割り当てたスクリプトが複数動いていると、改行になったり送信されたりして、挙動が安定しません。
タスクトレイには、隠れているアイコンを表示する上向きのマークがあります。AutoHotkeyのアイコンが見当たらないときは、その中を確認します。タスクマネージャーのプロセス一覧からAutoHotkeyを探す方法もありますが、複数のスクリプトを実行している場合は、終了させる対象を判断しにくくなります。
ファイルを実行しても何も起こらないときは、次の点を確認します。
- AutoHotkeyがWindowsにインストールされているか
- ファイルの拡張子が「.ahk」になっているか
- 「.ahk.txt」のような二重拡張子になっていないか
- 使用しているAutoHotkeyのバージョンとコードの書式が合っているか
- スクリプト内のDiscord実行ファイル名が正しく指定されているか
- Discordを管理者権限で起動していないか
Discordだけを管理者権限で起動していると、通常権限で動くAutoHotkeyからキー入力を制御できない場合があります。Discordのプロパティで常に管理者として実行する設定を有効にしている人は、いったん解除して確認します。権限をそろえるためだけにAutoHotkeyを管理者として常時起動する方法は、影響範囲が広がるため慎重に判断してください。
Enterキーを元の送信操作へ戻す
AutoHotkeyでEnterキーを改行に変更したあと、元の状態に戻したい場合は、スクリプトを停止します。コードを書き換えたり、Discordを再インストールしたりする必要はありません。
通常は、タスクトレイのAutoHotkeyアイコンを右クリックし、終了を選択します。終了後、Discordの入力欄でEnterキーを押し、通常どおりメッセージが送信される状態に戻ったか確認します。送信テストをするときは、誤送信しても問題のない自分用チャンネルやテスト用サーバーを使うと安全です。
スクリプトファイルを削除しただけでは、すでにメモリ上で動いている処理が終了しないことがあります。ファイルが見当たらないのにEnterキーの挙動が戻らない場合は、タスクトレイまたはタスクマネージャーからAutoHotkeyを終了します。それでも変化がないときは、Windowsを再起動してください。
Windows起動時にスクリプトが自動実行される場合は、スタートアップ登録も解除します。WindowsキーとRキーを押し、「shell:startup」と入力してスタートアップフォルダを開きます。Discord用のAutoHotkeyスクリプト、またはそのショートカットを削除すれば、次回のWindows起動時から自動実行されません。
タスクスケジューラを使って自動起動を設定している場合は、スタートアップフォルダから削除しても起動します。PCを再起動すると設定が復活する場合は、タスクスケジューラやスタートアップアプリの一覧も確認してください。
原因が分からなくなったときは、AutoHotkeyを停止した状態を基準にします。Enterで送信、Shift+Enterで改行できれば、Discordの標準操作は正常です。その状態からスクリプトを一つだけ起動し、どの操作をした時点で問題が再発するかを確認すると、設定ミスを見つけやすくなります。

改行できないときは、アプリを入れ直す前に、入力欄、キーボード、Discord、AutoHotkeyの順番で確認すると原因を効率よく切り分けられます
AutoHotkey(オートホットキー)を使う際の注意点
AutoHotkeyを利用すると、Windows版DiscordでEnterキーを改行、Ctrl+Enterを送信として扱えるようになります。ただし、Discordの公式設定を変更する機能ではなく、Windows上でキー入力を別の操作へ置き換える仕組みです。設定が合っていないと、日本語変換やDiscord以外のアプリにも影響するため、便利さだけでなく動作範囲を理解して使う必要があります。
特に注意したいのは、日本語入力中のEnterキーです。日本語入力では、Enterキーを文章の送信だけでなく、漢字変換の確定にも使用します。Enterを常にShift+Enterへ置き換えるスクリプトでは、変換候補を確定しようとした瞬間に改行されたり、確定前の文字列が残ったりすることがあります。
たとえば、「明日の会議」と入力して変換候補を選び、Enterで確定しようとしたところ、その位置で改行されるケースです。環境によっては問題なく確定できる場合もありますが、Microsoft IMEやGoogle日本語入力の設定、AutoHotkeyのバージョン、スクリプトの書き方によって結果が変わります。
日本語変換中のEnter操作を必ず確認する
スクリプトを起動した直後は、長文を入力する前に短い日本語で動作を確認します。確認用の文章には、ひらがなだけでなく、漢字変換やカタカナ変換を含めるのがポイントです。
- 「今日はDiscordで連絡します」と入力して漢字変換を確定する
- 文章の途中でEnterを押し、意図した位置に改行が入るか確認する
- Ctrl+Enterでメッセージを送信できるか確認する
- 変換候補の選択中にEnterを押しても、不自然な改行が入らないか確認する
- メッセージ入力欄以外の検索欄やチャンネル名編集画面でも動作を確認する
変換確定に支障が出る場合は、そのまま継続利用しないほうが安全です。誤送信を防ぐための設定が、入力ミスや文章の崩れを増やしては意味がありません。日本語を頻繁に入力する人は、Discord標準のShift+Enterを使うほうが安定する場合があります。
IMEの状態を判定して、変換中だけEnterの置き換えを止める高度なスクリプトも考えられます。ただし、IME判定は環境依存が強く、Windowsや入力ソフトの更新によって動かなくなる可能性があります。初心者がインターネット上のコードをそのまま貼り付けると、エラーが出ても原因を特定しにくいため、まずは単純な設定で実用性を判断することが大切です。
Discordだけに適用されているか確認する
キー変更は、Discordがアクティブなときだけ有効になるように範囲を限定します。適用条件を書かずにEnterキーを置き換えると、メモ帳、ブラウザ、表計算ソフト、チャットツールなどでもEnterが改行として処理される可能性があります。
Discord用に限定したつもりでも、ウィンドウの判定条件が正しくないと、別のアプリでスクリプトが動いたり、Discordで反応しなかったりします。Windows版Discordでは、実行ファイル名を使って対象を判定する方法が比較的分かりやすいですが、ブラウザ版Discordでは同じ条件を利用できません。
ブラウザ版では、Discordも通常のウェブページもChromeやEdgeなどのブラウザ内で動作します。ブラウザの実行ファイルだけを条件にすると、Discord以外のウェブページでもEnterキーが置き換わる危険があります。メールの作成画面や検索フォームでCtrl+Enterを押した際に、想定外の送信や確定が起こる可能性もあります。
ブラウザ版だけで利用したい場合は、ウィンドウタイトルやページの状態を含めた細かな判定が必要です。ただし、Discordやブラウザの更新によってタイトル表示が変わると、スクリプトが反応しなくなることがあります。安定性を優先するなら、AutoHotkeyによるキー変更はWindowsアプリ版Discordだけで使うほうが管理しやすいでしょう。
バージョン違いと自動起動によるトラブルを避ける
AutoHotkeyには異なるバージョンがあり、古いバージョン向けのコードと新しいバージョン向けのコードでは書き方が異なります。検索で見つけたスクリプトを貼り付けても、インストールしているバージョンと合わなければ実行時にエラーが表示されます。
エラーメッセージが出たときは、コードを何度も書き換える前に、利用しているAutoHotkeyのバージョンを確認します。特に、古い記事に掲載されている命令文を新しい環境で実行した場合、構文エラーになることがあります。ファイルの拡張子も「.ash」ではなく「.ahk」です。拡張子を手入力した際に「ファイル名.ahk.txt」となっていると、スクリプトとして実行できません。
動作確認が終わるまでは、Windowsのスタートアップに登録しないことも重要です。設定に問題がある状態で自動起動を有効にすると、PCを起動するたびにEnterキーの挙動が変わります。原因がAutoHotkeyだと気づかず、キーボードやDiscordの故障だと判断してしまうこともあります。
まず手動でスクリプトを起動し、Discordで数日試します。日本語入力、送信操作、別アプリへの影響を確認したうえで、自動起動が本当に必要か判断してください。長文を送る機会が少ない場合は、スタートアップ登録をせず、必要なときだけ起動する方法でも十分です。

AutoHotkeyは便利ですが、最初はDiscordだけに適用して、日本語変換と送信操作を一つずつ確認してから使うのが安全です
改行できないときと設定を元に戻したいときの対処法
PC版DiscordでShift+Enterを押しても改行できない場合は、キー操作、Discord、キーボード、外部ツールの順に原因を切り分けます。最初から再インストールするのではなく、どの環境で不具合が起きているかを確認すると、必要のない設定変更を避けられます。
まず、Discordのメッセージ入力欄をクリックし、文字を入力できる状態になっているか確認します。チャンネル一覧やメンバー一覧に操作対象が移っていると、Shift+Enterを押しても文章内の改行にはなりません。入力欄にカーソルが点滅している状態で、短い文章を入力して試します。
左右にあるShiftキーのうち、片方だけが故障している可能性もあります。左Shift+Enterで反応しないときは、右Shift+Enterも試してください。メモ帳やブラウザの入力フォームでShiftキーを使い、大文字を入力できるか確認すると、Discordの問題かキーボードの問題かを判断しやすくなります。
アプリ版とブラウザ版で原因を切り分ける
Windowsアプリ版Discordで改行できない場合は、Discordを完全に終了してから起動し直します。画面右上の閉じるボタンを押しただけでは、タスクトレイに残っていることがあります。画面右下の通知領域を開き、Discordのアイコンを右クリックして終了したあと、再度起動します。
改善しない場合は、ブラウザ版DiscordでもShift+Enterを試します。結果によって、確認すべき場所が変わります。
- アプリ版だけで改行できない場合は、Discordアプリの状態や外部ツールの干渉を確認する
- ブラウザ版だけで改行できない場合は、ブラウザの拡張機能やショートカット設定を確認する
- 両方で改行できない場合は、ShiftキーやEnterキー、キーボード設定を確認する
- 別のキーボードでは改行できる場合は、使用中のキーボード側の問題を疑う
ブラウザの拡張機能には、キー操作を変更するもの、文章入力を補助するもの、翻訳や校正を行うものがあります。シークレットウィンドウでは多くの拡張機能が無効になるため、通常ウィンドウとの動作差を確認すると原因を絞れます。
Discordアプリの更新が保留されている場合も、一度終了して再起動すると更新が反映されることがあります。PC自体を長期間再起動していない場合は、Windowsの再起動も行います。スリープからの復帰だけでは、常駐しているプログラムやキーボード制御の状態がリセットされないことがあります。
AutoHotkeyの変更が反映されない場合を確認する
スクリプトのコードを修正して保存しても、すでに起動しているAutoHotkeyには自動で反映されない場合があります。メモ帳で保存しただけでは、古い内容のスクリプトが動き続けている状態です。
修正後は、タスクトレイにあるAutoHotkeyのアイコンを右クリックし、スクリプトを再読み込みします。操作方法が分からない場合は、一度終了してから「.ahk」ファイルをダブルクリックして起動し直すほうが確実です。
複数のスクリプトを試している人は、古いファイルと新しいファイルが同時に起動していないか確認してください。同じEnterキーに異なる命令を割り当てたスクリプトが複数動いていると、改行になったり送信されたりして、挙動が安定しません。
タスクトレイには、隠れているアイコンを表示する上向きのマークがあります。AutoHotkeyのアイコンが見当たらないときは、その中を確認します。タスクマネージャーのプロセス一覧からAutoHotkeyを探す方法もありますが、複数のスクリプトを実行している場合は、終了させる対象を判断しにくくなります。
ファイルを実行しても何も起こらないときは、次の点を確認します。
- AutoHotkeyがWindowsにインストールされているか
- ファイルの拡張子が「.ahk」になっているか
- 「.ahk.txt」のような二重拡張子になっていないか
- 使用しているAutoHotkeyのバージョンとコードの書式が合っているか
- スクリプト内のDiscord実行ファイル名が正しく指定されているか
- Discordを管理者権限で起動していないか
Discordだけを管理者権限で起動していると、通常権限で動くAutoHotkeyからキー入力を制御できない場合があります。Discordのプロパティで常に管理者として実行する設定を有効にしている人は、いったん解除して確認します。権限をそろえるためだけにAutoHotkeyを管理者として常時起動する方法は、影響範囲が広がるため慎重に判断してください。
Enterキーを元の送信操作へ戻す
AutoHotkeyでEnterキーを改行に変更したあと、元の状態に戻したい場合は、スクリプトを停止します。コードを書き換えたり、Discordを再インストールしたりする必要はありません。
通常は、タスクトレイのAutoHotkeyアイコンを右クリックし、終了を選択します。終了後、Discordの入力欄でEnterキーを押し、通常どおりメッセージが送信される状態に戻ったか確認します。送信テストをするときは、誤送信しても問題のない自分用チャンネルやテスト用サーバーを使うと安全です。
スクリプトファイルを削除しただけでは、すでにメモリ上で動いている処理が終了しないことがあります。ファイルが見当たらないのにEnterキーの挙動が戻らない場合は、タスクトレイまたはタスクマネージャーからAutoHotkeyを終了します。それでも変化がないときは、Windowsを再起動してください。
Windows起動時にスクリプトが自動実行される場合は、スタートアップ登録も解除します。WindowsキーとRキーを押し、「shell:startup」と入力してスタートアップフォルダを開きます。Discord用のAutoHotkeyスクリプト、またはそのショートカットを削除すれば、次回のWindows起動時から自動実行されません。
タスクスケジューラを使って自動起動を設定している場合は、スタートアップフォルダから削除しても起動します。PCを再起動すると設定が復活する場合は、タスクスケジューラやスタートアップアプリの一覧も確認してください。
原因が分からなくなったときは、AutoHotkeyを停止した状態を基準にします。Enterで送信、Shift+Enterで改行できれば、Discordの標準操作は正常です。その状態からスクリプトを一つだけ起動し、どの操作をした時点で問題が再発するかを確認すると、設定ミスを見つけやすくなります。

改行できないときは、アプリを入れ直す前に、入力欄、キーボード、Discord、AutoHotkeyの順番で確認すると原因を効率よく切り分けられます


