enひかりの解約方法完全ガイド!違約金・締日・返却手順を解説



目次

enひかりを解約する前に確認しておくこと

enひかりの解約を決めたら、すぐに電話をかけるのではなく、解約後の通信環境や電話番号、返却する機器を先に整理しておくことが重要です。手続きの選び方を間違えると、インターネットを使えない期間が生じたり、残したかった固定電話番号が失効したりするおそれがあります。

enひかりは光回線とプロバイダが一体となったサービスです。光回線だけを残してプロバイダ部分だけを解約する、といった手続きはできません。月末で解約する場合は、希望月の20日までに申し出る必要があり、21日以降の連絡は翌月解約として扱われます。解約月の月額料金も日割りにはならないため、日付だけでなく請求単位まで確認しておきましょう。

解約と事業者変更と移転の違いを整理する

最初に決めるべきなのは、enひかりを完全にやめるのか、別の光回線へ乗り換えるのか、引っ越し先でも継続するのかです。この3つは似ていますが、必要な手続きが異なります。

ドコモ光やソフトバンク光、GMOとくとくBB光など、NTTの設備を使用する光コラボへ乗り換える場合は、通常の解約ではなく事業者変更を選びます。enひかりから事業者変更承諾番号を取得し、乗り換え先へ申し込む流れです。回線設備をそのまま利用できることが多く、新しい回線への切り替えと同時にenひかりの契約が終了します。先に通常解約を申し込んでしまうと、事業者変更として処理できなくなる可能性があるため注意が必要です。

NURO光やauひかり、地域の電力系回線など、NTTの光コラボとは異なる設備を使うサービスへ乗り換える場合は、新しい回線の開通後にenひかりを解約する順番が基本です。開通工事が遅れることもあるため、申込日ではなく、実際に通信できることを確認してから解約日を決めます。

引っ越し先でもenひかりを使いたい場合は、解約して新規契約し直すのではなく、移転手続きを検討します。転居先が提供エリア内であっても、建物の設備状況によっては利用開始まで時間がかかることがあります。住所、建物名、部屋番号を確定させたうえで、開通可能日と工事内容を確認してから判断しましょう。

電話番号とオプションの扱いを確認する

enひかり電話の番号を残したい人は、回線を解約する前に乗り換え先へ番号移行を申し込みます。先にenひかりを解約すると、番号ポータビリティを利用できなくなる場合があります。

特に確認が必要なのは、現在の電話番号をどこで取得したかです。以前から使用していたNTT加入電話の番号なのか、enひかり電話の契約時に新しく発行された番号なのかによって、移行できる回線の範囲が変わる可能性があります。乗り換え先へ問い合わせる際は、単に番号を残せますかと聞くのではなく、次の点まで確認すると判断しやすくなります。

  • 現在の電話番号は乗り換え先で継続できるか
  • 番号移行の申請はどちらの事業者が行うか
  • enひかりを自分で解約してよいか
  • 電話が使えなくなる時間は発生するか
  • 市外局番が変わる引っ越しでも継続できるか

回線の解約に伴い、光電話、テレビ、固定IP、IPv6接続、サポートなどの関連サービスも終了することがあります。仕事で固定IPを使っている場合や、ひかり電話をFAXや警備機器につないでいる場合は、インターネットが使えるかどうかだけで判断してはいけません。

ルーターの接続設定も確認が必要です。事業者変更では同じ機器を使える場合がありますが、接続方式やIPv6サービスが変わると、ルーターの再設定が必要になることがあります。テレワーク用のVPN、ネットワークカメラ、オンラインゲームのポート設定などを利用している人は、現在の設定画面を保存しておくと再設定が容易です。

返却機器と最終請求を整理する

解約前に、レンタル品と自分で購入した機器を区別します。見た目だけでは判断しにくいため、機器の裏面にある事業者名、型番、製造番号を確認してください。

返却対象になりやすい機器には、ONU、ホームゲートウェイ、無線LANカード、レンタルルーター、電源アダプターなどがあります。一方、家電量販店や通販で購入したWi-Fiルーター、LANケーブル、電源タップは通常返却しません。引っ越しの荷造り中に一緒に箱へ入れてしまうと、どれがレンタル品なのか分からなくなりやすいため、解約連絡前に写真を撮ってまとめておくと安心です。

賃貸住宅では、管理会社や大家へ光回線の撤去が必要か確認します。壁から出ている光コンセントや共用部分の設備を、利用者の判断で取り外してはいけません。確認するときは、光回線を解約しますが、室内配線や光コンセントの撤去は必要ですかと具体的に尋ねます。退去時の立ち会い直前に確認すると、撤去工事の日程が間に合わないことがあります。

支払い方法もすぐには停止しないでください。enひかりの利用料金は利用月より後に請求される仕組みで、解約後に最終請求が届く場合があります。公式案内では、毎月の利用料金は翌々月に請求されると説明されています。請求が終わる前にクレジットカードを解約したり、口座を閉鎖したりすると、未払い扱いになる可能性があります。

解約の電話をかける前に、乗り換え方法、電話番号、返却機器、撤去の要否を整理しておくと、手続きのやり直しを防げます

enひかりを解約する手順

enひかりを通常解約する場合は、カスタマーセンターへの連絡、必要に応じた撤去工事、レンタル機器の返却という順番で進めます。電話をかけただけで全作業が終わるわけではありません。解約受付後に案内される内容を記録し、返却と最終請求まで確認する必要があります。

当月末での解約を希望する場合は、その月の20日までに連絡します。21日以降になると翌月末の解約となり、翌月分の料金も発生します。電話が混雑してつながらない可能性も考え、20日当日ではなく数日前までに手続きを始めるのが安全です。

契約情報を用意してカスタマーセンターへ連絡する

enひかりの契約後の手続き窓口として案内されている電話番号は、03-5534-9997です。公式サイト上の受付時間は10時から18時30分までで、年末年始を除き土日祝日も営業すると案内されています。受付条件は変更される可能性があるため、実際に電話する時点の案内も確認してください。

電話をかける前に、次の情報を手元へ用意します。

  • 契約者の氏名
  • 契約時に登録した電話番号
  • enひかりを利用している住所
  • 開通案内や請求書に記載された契約情報
  • 希望する解約月
  • 引っ越し日または他社回線の開通予定日
  • 撤去工事を希望するかどうか
  • 光電話の番号を残す予定があるか

オペレーターにつながったら、解約したいとだけ伝えるのではなく、月末解約を希望していることと、希望する月を明確に伝えます。たとえば、7月中に使えなくなればよいという表現ではなく、7月31日付での解約を希望していますと伝えるほうが行き違いを防げます。

受付時には、解約日、通信停止の時期、撤去工事の有無、機器返却の方法、最終請求の予定を確認します。電話を切る前に、対応した担当者名、連絡日時、案内された内容をメモしてください。受付番号や管理番号が案内された場合も保存します。後日、認識の違いが見つかったときに確認しやすくなります。

光コラボへ乗り換える人は、通常解約を申し込まず、事業者変更を希望すると伝えます。事業者変更承諾番号を取得したら、有効期間内に乗り換え先へ申し込みます。新しい事業者への切り替えが完了する前に、enひかりへ通常解約を申し込まないようにしてください。事業者変更承諾番号の払い出しには手数料が設定されています。

撤去工事の要否と利用終了日を確定する

戸建てや賃貸住宅で光ケーブルを個別に引き込んでいる場合は、撤去工事が必要になることがあります。ただし、解約する人が自由に決めるものではありません。賃貸住宅では、管理会社や大家の指示を確認したうえで、enひかりへ撤去の希望を伝えます。

管理会社から原状回復を求められた場合は、撤去する範囲も確認します。室内の光コンセントだけなのか、外壁から引き込んだケーブルまで含むのかで作業内容が変わる可能性があります。工事担当者が訪問する場合は立ち会いが必要になることもあるため、退去日より前に作業できる日を確保しておきましょう。

他社の独自回線へ乗り換える場合は、enひかりの停止日と新回線の開通日を同じ日に合わせる必要はありません。新しい回線の工事完了後、スマートフォンやパソコンが問題なく接続できることを確認してから、enひかりを停止するほうが確実です。

工事日が決まったという連絡だけでは、開通が保証されたとは限りません。当日に建物の配管が使えない、管理会社の許可が不足している、設備の追加作業が必要になるといった理由で延期されることがあります。ネットを使えない期間を避けたい人は、新回線が実際につながるまでenひかりを残します。

月額料金は日割りされないため、月初に利用を停止しても1か月分が請求されます。そのため、通信停止日だけを早める利点は大きくありません。料金を抑えることよりも、仕事や生活に支障が出ない順番を優先したほうが失敗を防げます。

レンタル機器を返却して最終請求を確認する

解約受付が完了したら、レンタル機器の回収方法に関する案内を待ちます。自己判断で先に機器を発送すると、返却先や発送方法が異なり、返却済みとして処理されない可能性があります。回収キットや返却用伝票が届いてから、指定された方法で発送します。

ONUやホームゲートウェイの電源は、案内された利用終了日を過ぎてから切ります。新しい回線が開通していても、固定電話やテレビなどが旧回線につながっていることがあるためです。配線を外す前に全体の写真を撮っておくと、誤って自分の機器まで返却する失敗を避けられます。

梱包時は、本体だけでなく付属品も確認します。

  • ONUまたはホームゲートウェイ
  • レンタルされたWi-Fiルーター
  • 無線LANカード
  • 電源アダプター
  • 指定された接続ケーブル
  • テレビサービスなどで貸与された専用機器

外したケーブルをすべて返却箱へ入れるのではなく、案内書に記載された対象品だけを梱包します。市販のLANケーブルや自分で購入したルーターを入れないようにしてください。箱を閉じる前に内容物を撮影し、発送後は受付日や追跡番号が分かる控えを保管します。返却品の到着が確認できるまでは捨てないほうが安全です。

返却期限に間に合わない事情がある場合や、機器を紛失している場合は、放置せずカスタマーセンターへ相談します。未返却のまま時間が経つと、機器相当額を請求される可能性があります。

解約後は、翌月の請求だけを見て手続き完了と判断しないでください。利用料金が翌々月に請求されることがあるため、最終利用月、請求対象期間、オプション料金を照合します。不要な料金が続いているように見える場合は、請求書の利用期間を確認してから問い合わせましょう。支払いがすべて終わるまでは、登録した口座やクレジットカードを利用可能な状態にしておきます。

電話受付だけで安心せず、撤去、機器返却、最終請求まで確認して初めて解約手続きが完了したと考えましょう

解約の締日と最終利用日を決める方法

enひかりを解約するときは、回線を使わなくなる日だけでなく、解約を申し込む日と契約上の終了日を分けて考える必要があります。特に注意したいのが、当月末解約の受付締日と、解約月の月額料金が日割りされない点です。退去日や乗り換え先の開通日だけを基準にすると、インターネットを使えない期間や、翌月分まで料金が発生する事態につながります。

当月末で解約するなら20日までに手続きを済ませる

enひかりを当月末で解約したい場合は、原則として毎月20日までに解約手続きを行います。21日以降に申し込むと、翌月末の解約として扱われ、翌月分の月額料金が発生する可能性があります。

たとえば、7月31日まで利用して契約を終了したい場合、7月20日までに手続きを済ませる必要があります。7月21日に連絡すると、8月末まで契約が続く扱いになり、実際にはほとんど使わなくても8月分の料金が請求されるケースがあります。

ここで間違えやすいのが、20日までに電話をかければ必ず当月解約になると思い込むことです。契約内容、受付時間、必要な確認事項によっては、その場で手続きが完了しない可能性もあります。締日当日の夕方に連絡するのではなく、余裕を持って15日頃までに申し込むと安心です。

電話では、次の内容を明確に確認しておきます。

  • 解約受付日は何月何日として登録されたか
  • 契約上の解約日は何月何日になるか
  • インターネットを利用できる最終日はいつか
  • 最終月の請求対象となるサービスは何か
  • 撤去工事や機器返却の日程は別途調整が必要か

担当者から解約日を伝えられたら、スマートフォンのメモやカレンダーに残します。「当月中に解約をお願いします」とだけ伝えるより、「7月31日付で解約したいのですが、今日の申し込みで間に合いますか」と具体的な日付を示すほうが、認識のずれを防ぎやすくなります。

解約月は月初でも月末でも料金が変わらない

enひかりの解約月の月額料金は、原則として日割り計算されません。月の途中で利用を終了しても、1か月分の基本料金が請求されます。

たとえば、8月5日に引っ越して旧居の回線を使わなくなったとしても、8月分の料金が5日分だけになるわけではありません。そのため、特別な事情がなければ、月初に解約するより月末近くまで利用したほうが、支払った料金を無駄にしにくくなります。

ただし、料金を使い切るためだけに解約日を遅らせると、賃貸物件の退去や撤去工事に間に合わないことがあります。退去日が8月15日で、管理会社から配線撤去を求められている場合、8月31日まで契約を残すことが最適とは限りません。料金だけでなく、部屋の引き渡し日と撤去工事日を優先して決める必要があります。

最終利用日を判断するときは、次の順番で整理すると迷いにくくなります。

  1. 乗り換え先の回線が利用可能になる日を確認する
  2. 旧居の退去日や在宅できる最終日を確認する
  3. 撤去工事が必要か管理会社へ確認する
  4. enひかりの解約締日から逆算して連絡する
  5. 料金が重複する期間とネットが使えない期間を比較する

数日間の二重払いを避けようとして、enひかりを先に止めるのは注意が必要です。新しい回線の工事は、設備状況や作業員の都合によって延期されることがあります。旧回線の解約後に新回線の工事が延期されると、在宅勤務、オンライン授業、動画視聴、スマート家電などが利用できなくなります。

通信が欠かせない家庭では、新回線の開通を確認してからenひかりを解約するほうが安全です。数日から1か月程度の料金重複が生じても、モバイルWi-Fiのレンタルやスマートフォンの大容量通信を契約するより、結果的に負担が小さくなる場合があります。

乗り換え先の種類によって解約日を変える

他社回線へ乗り換える場合は、乗り換え先が光コラボなのか、独自回線なのかによって手続きの順番が変わります。

ドコモ光やソフトバンク光など、同じNTT回線設備を利用する光コラボへ移る場合は、通常の解約ではなく事業者変更を利用できることがあります。事業者変更では、乗り換え先への切り替えと同時にenひかりの契約が終了するため、自分で先に解約すると手続きが複雑になる可能性があります。

一方、NURO光、auひかり、地域電力系の回線など、別の回線設備を利用するサービスへ移る場合は、新しい回線を新規契約し、開通後にenひかりを解約する流れが基本です。

開通予定日だけで解約日を決めるのではなく、実際にスマートフォンやパソコンが接続できることを確認してから連絡します。工事担当者が作業を終えても、ルーター設定や認証に問題があり、すぐに通信できないケースがあるためです。

引っ越しの場合は、退去日から1~2か月前を目安に準備を始めると日程を調整しやすくなります。特に1~4月は工事が混みやすいため、解約締日の直前まで新回線の工事日が決まらないこともあります。締日、開通日、退去日を一つのカレンダーに書き込み、どの日を優先するか決めておくことが重要です。

解約日は料金だけで決めず、新回線の開通日、退去日、20日の締日を並べて考えると失敗を防げます

enひかりの解約にかかる費用

enひかりは契約期間の縛りがなく、原則として契約解除料や解約違約金が発生しない光回線です。ただし、解約時の支払いが必ずゼロになるわけではありません。最終月の月額料金、利用中のオプション料金、レンタル機器の未返却費用などを含めて確認する必要があります。

「違約金がない」という説明だけを見て手続きを進めると、最終請求額を見て想定より高いと感じることがあります。解約前には、契約解除料だけでなく、解約に伴って発生する可能性がある費用を項目ごとに分けて整理しておきましょう。

契約解除料と工事費残債は原則として発生しない

enひかりには、2年契約や3年契約といった最低利用期間が設けられていません。そのため、更新月以外で解約しても、契約解除料や違約金が発生しないのが基本です。

他社の光回線では、契約期間中に解約すると月額料金相当の違約金が請求されたり、工事費の分割払いが残っている場合に残額を一括請求されたりすることがあります。enひかりでは開通工事費を契約時に一括で支払う形が基本となるため、解約時に工事費の残債がまとめて請求される心配は通常ありません。

ただし、契約時のキャンペーン、法人向けサービス、個別に申し込んだ機器やオプションなど、通常契約とは異なる条件が設定されている可能性はあります。解約の電話では、次のように質問すると確認がスムーズです。

  • 契約解除料や解約事務手数料は発生するか
  • 開通工事費の未払い分や残債はあるか
  • 解約月に請求されるオプション料金は何か
  • 最終請求はいつ、どの支払い方法で行われるか
  • 解約後に別途請求される可能性がある費用は何か

契約内容を手元で確認できるよう、申込時のメール、契約書面、請求明細を準備してから電話すると、不要なやり取りを減らせます。毎月の請求額だけで判断せず、明細に記載されたサービス名を一つずつ確認するのがコツです。

最終月の月額料金とオプション料金を計算する

解約時に最も発生しやすい費用は、解約月の月額料金です。月額料金は日割りにならないため、月の何日に利用を終了しても、原則として1か月分が請求されます。

仮に月初に引っ越しをしてインターネットを使わなくなっても、契約上の解約月がその月であれば、基本料金は満額請求となります。20日の締日を過ぎて翌月解約になった場合は、さらに翌月分の料金が加わる可能性があります。

基本料金だけでなく、次のような付帯サービスも確認が必要です。

  • enひかり電話
  • enひかりテレビ
  • IPv6接続に関するサービス
  • 固定IP
  • レンタルルーター
  • 無線LAN機能
  • サポートサービス
  • VPNなどの追加サービス

回線の解約と同時に終了するオプションが多いものの、解約月の料金が日割りになるとは限りません。請求締めの仕組みが基本料金と異なる場合もあるため、「このオプションは最終月に満額請求されますか」とサービス名を挙げて確認します。

見落としやすいのが、enひかりの解約によって関連サービスの割引や利用条件が変わるケースです。たとえば、回線契約を条件とする電気サービスや関連プランを利用している場合、解約後に料金体系が変わる可能性があります。解約時の請求額だけでなく、翌月以降の家計負担まで確認しておく必要があります。

解約費用を把握するときは、次の計算式で整理すると分かりやすくなります。

最終月の基本料金に、オプション料金、翌月へ持ち越された場合の月額料金、機器関連の費用を加えた金額が、実際に負担する可能性のある総額です。

違約金が0円でも、締日を過ぎて翌月分が加われば、数千円単位で支払いが増えます。費用を抑えるうえでは、違約金の有無よりも、20日までに正しく手続きを終えることが重要です。

撤去工事とレンタル機器の費用に注意する

通常の回線撤去工事は無料とされるケースが多いものの、建物の設備状況や作業内容によって扱いが異なる可能性があります。特に賃貸住宅では、enひかり側が撤去不要と判断しても、大家や管理会社から原状回復を求められることがあります。

退去直前に撤去が必要と分かると、工事日の確保が間に合わないことがあります。管理会社へは、「光コンセントや光ファイバーを残したまま退去してよいか」「室内配線の撤去が必要か」を具体的に確認しておきます。

レンタル機器の返却漏れも、追加費用が発生しやすいポイントです。返却対象には、ONUやホームゲートウェイ本体だけでなく、電源アダプター、無線LANカード、レンタルルーター、テレビ関連機器、付属ケーブルなどが含まれる場合があります。

返却キットが届いたら、案内書に記載された機器名と、手元にある機器のラベルを照合します。似た形のACアダプターが複数ある家庭では、型番を確認せずに梱包すると、別の機器の付属品を送ってしまうことがあります。

返却時には、次の点を守るとトラブルを防ぎやすくなります。

  • 返却対象の機器と付属品を写真に残す
  • 製造番号や型番が読める状態で撮影する
  • 指定された返却期限を確認する
  • 同封された着払い伝票を使用する
  • 配送会社の受付控えを保管する
  • 自分で購入したWi-Fiルーターを入れない

機器を返送した後も、配送状況を確認できるよう、伝票番号を残しておきます。返却期限を過ぎた場合や、機器を紛失・破損している場合は、機器相当額を請求される可能性があります。見つからないまま放置せず、解約手続きの段階で担当者へ相談したほうが、対応方法を決めやすくなります。

最終請求が終わるまでは、解約受付日、解約日、担当者から案内された内容、機器の発送控えをまとめて保管します。請求額に疑問がある場合も、記録があれば確認を依頼しやすくなります。

違約金がなくても、日割りされない月額料金と機器の未返却費用は発生し得るため、最終請求まで確認することが大切です

ONUやルーターなどレンタル機器の返却方法

enひかりを解約した後は、NTTやenひかりから借りている通信機器を指定された方法で返却します。返却対象は契約内容によって異なるため、インターネットにつながっていた機器をすべて箱に入れればよいわけではありません。自分で購入したWi-FiルーターやLANケーブルまで送ってしまうと、取り戻すための手間が増えます。解約手続きが終わった段階で、借り物と私物を分けておくことが重要です。

返却対象の機器を契約書類と本体ラベルで確認する

返却対象になりやすいのは、光回線の信号を家庭内で利用できる形に変換するONU、ひかり電話に対応したホームゲートウェイ、無線LANカード、電源アダプターなどです。契約内容によっては、フレッツ・テレビ用の機器や有料レンタルのWi-Fiルーターが含まれることもあります。

機器の名称が分からない場合は、本体の裏面や底面に貼られているラベルを確認してください。NTTのロゴ、型番、認証機器名などが記載されている機器は、レンタル品である可能性があります。ただし、NTT対応製品を家電量販店や通販サイトで購入しているケースもあるため、ロゴだけで判断するのは危険です。

解約前に、次の項目を確認しておくと仕分けしやすくなります。

  • enひかりの契約時に届いた機器一覧や開通案内
  • 毎月の請求明細にレンタル料の記載がある機器
  • 機器本体や箱に記載された提供元
  • 購入時のレシート、注文履歴、保証書
  • 解約後に届く返却案内に記載された機器名と型番

迷いやすいのが、ONUとWi-Fiルーターが別々に設置されている家庭です。ONUはレンタル品でも、その横につないでいるWi-Fiルーターは自分で購入した物という組み合わせが少なくありません。ONUからLANケーブルをたどり、どの機器が回線設備で、どの機器が家庭内の無線通信を担当しているかを確認すると区別しやすくなります。

ホームゲートウェイに小型の無線LANカードが挿し込まれている場合は、カードだけ抜き忘れないようにしてください。電源アダプターも機器ごとに形状が似ているため、取り外した直後に本体とセットにしておくと入れ違いを防げます。

回収キットが届いた後の梱包と発送手順

解約手続きが完了すると、返却が必要な契約では回収キットや返却案内が送られてきます。案内には、返却対象、返送先、発送方法、期限などが記載されています。ウェブ上の体験談よりも、実際に届いた案内の内容を優先してください。契約プランや設置機器によって、返送方法が異なる可能性があるためです。

梱包するときは、機器本体だけでなく、指定された付属品もまとめます。特に忘れやすいのは、電源コード、ACアダプター、無線LANカード、スタンド、専用ケーブルです。返却案内に機器の個数が書かれている場合は、箱を閉じる前に照合します。

発送までの流れは次のとおりです。

  1. 返却案内に記載された対象機器を机の上に並べる
  2. 本体の型番と案内に記載された型番を照合する
  3. 電源アダプターやカードなどの付属品を確認する
  4. 機器同士がぶつからないよう緩衝材で包む
  5. 指定された伝票を使用して発送する
  6. 受付日とお問い合わせ番号が分かる控えを保管する

使用済みの段ボールを使う場合は、以前の配送伝票やバーコードを剝がしておきます。機器を裸のまま重ねると、輸送中に端子が曲がったり、本体に傷が付いたりするおそれがあります。回収キットに緩衝材が不足しているときは、新聞紙や手持ちの緩衝材ですき間を埋めてください。

着払い伝票が同封されている場合は、指定された伝票を使います。自己判断で元払いにしたり、別の返送先へ送ったりすると、返却確認に時間がかかる可能性があります。コンビニや配送業者の営業所で発送した後は、受付控えを最終請求の確認が終わるまで残しておくと安心です。

回収キットが届かない場合や紛失した場合の対応

解約日を過ぎても回収キットが届かない場合は、登録住所に誤りがないか確認します。引っ越しを伴う解約では、旧住所にキットが送られてしまうケースがあります。郵便物の転送手続きをしていても、配送方法によっては転送されないことがあるため、放置せず問い合わせる必要があります。

問い合わせる際は、単に回収キットが届かないと伝えるだけでなく、次の内容を確認すると話が早く進みます。

  • 回収キットの発送日
  • 発送先として登録されている住所
  • 返却対象の機器名と台数
  • 返却期限の起算日
  • 再送された場合の新しい返却期限

機器を紛失した場合も、見つかるまで連絡しないのは避けてください。未返却の状態が続くと、機器相当額を請求される可能性があります。引っ越し業者の箱に紛れた、家族が別の機器と一緒に処分した、退去後の部屋に置き忘れたなど、状況を整理して早めに相談します。

発送済みなのに未返却として連絡が来た場合は、配送伝票の控えにあるお問い合わせ番号を伝えます。口頭で発送したと説明するよりも、受付日、配送業者、伝票番号を示したほうが確認しやすくなります。返却は箱を送った時点ではなく、相手側で対象機器の確認が完了して初めて終わると考えておきましょう。

レンタル機器は見た目では判断しにくいので、返却案内の機器名と本体の型番を一つずつ照合するのが確実です

オプションと電話番号を引き継ぐ際の注意点

enひかりの回線契約を終了すると、回線に付随して利用していたサービスも終了する可能性があります。インターネットだけを使っているつもりでも、ひかり電話、テレビ、固定IP、IPv6接続サービス、サポート、電気などをまとめて契約しているケースがあります。解約の連絡をする前に、毎月の請求明細を見て、現在利用しているサービスを洗い出してください。

特に慎重な判断が必要なのは、固定電話の番号を残したい場合です。手続きの順番を誤ると、それまで使っていた番号を引き継げなくなるおそれがあります。電話番号を残す予定があるなら、enひかりを単独で先に解約せず、乗り換え先の事業者へ番号移行を含めて申し込みます。

回線解約と同時に終了するサービスを整理する

enひかりで利用できるオプションには、enひかり電話、enひかりテレビ、固定IP、IPv6接続サービス、VPN、公衆無線LAN、サポートなどがあります。回線を解約すると自動的に終了するものが多い一方、関連サービスによっては別の確認や手続きが必要になることもあります。

解約前には、請求明細や契約者向けの案内を確認し、次のように分類してください。

  • 回線解約と同時に終了するサービス
  • 乗り換え先で改めて申し込みが必要なサービス
  • 単独で継続できる可能性があるサービス
  • 解約によって割引や優遇条件がなくなるサービス

IPv6接続サービスを利用している場合、乗り換え後も同じ方式がそのまま使えるとは限りません。乗り換え先でIPv6の申し込みが別途必要だったり、対応ルーターの交換が必要になったりすることがあります。回線が切り替わったのにWi-Fiだけつながらないという状況は、機器故障ではなく接続方式やルーター設定が原因であるケースもあります。

固定IPを仕事や防犯カメラ、外部サーバーへの接続に使っている場合は、さらに注意が必要です。回線解約によりIPアドレスが変わると、アクセス制限や遠隔接続の設定を変更しなければならないことがあります。社内システムの接続元IPとして登録している場合は、管理担当者にも事前に連絡してください。

テレビサービスを利用している家庭では、回線解約後に地上波や専門チャンネルが映らなくなる可能性があります。アンテナ受信との併用なのか、光回線だけで視聴しているのかを確認し、必要なら代替手段を用意します。

enひかり電気などの関連サービスを利用している場合は、終了後の料金も確認します。毎月の請求額が小さく見えても、基本料金や割引条件が変わることで、年間の負担が増えることがあります。回線料金だけでなく、通信費、電話代、電気代を合計して判断することが大切です。

電話番号を残すなら先に乗り換え先へ申し込む

enひかり電話の番号を他社で継続利用したい場合は、番号ポータビリティに対応しているかを乗り換え先へ確認します。重要なのは、enひかりを解約してから番号移行を申し込むのではなく、番号移行を含む乗り換え手続きを先に進めることです。

担当者には、次のように具体的に確認すると認識違いを防げます。

  • 現在の電話番号を乗り換え後も利用できるか
  • 番号移行の申し込みを誰が行うのか
  • enひかりへ自分で解約連絡をしてよいか
  • 電話が使えなくなる期間が発生するか
  • 番号移行に工事費や手数料がかかるか

光コラボから別の光コラボへ事業者変更する場合は、回線設備と電話番号を引き継ぎやすい傾向があります。ただし、番号の取得方法や契約状態によって扱いが異なるため、必ず個別に確認してください。

電話番号には、以前から利用していたNTTの加入電話番号を光電話へ移したものと、光電話の契約時に新しく発行されたものがあります。元の取得方法によって、他社回線への移行可否が変わる場合があります。契約者本人でも取得経緯を覚えていないことがあるため、乗り換え先には現在の番号だけでなく、番号を取得した時期や以前利用していた電話サービスも伝えると判断しやすくなります。

auひかりやNURO光など、光コラボとは異なる回線へ移る場合は、同じ番号を直接引き継げないことがあります。いったん加入電話へ戻す手続きが必要になるケースや、番号自体が移行対象外となるケースもあるため、工事日を決める前に確認してください。

引っ越しを伴う場合は、乗り換え先が同じでも番号を残せない可能性があります。市外局番が変わる地域への転居では、原則として同じ固定電話番号を使い続けることはできません。同じ市区町村内でも、NTTの収容局が変わると番号が変更される場合があります。住所が近いから番号も変わらないとは限りません。

切り替え日までに確認する項目

電話番号を残す手続きでは、enひかりの解約日、新しい回線の切り替え日、電話番号の移行日を別々に考えないことが重要です。事業者変更であれば、乗り換え先への切り替えに合わせて旧契約が終了することがあります。自分で先に通常解約を申し込むと、番号移行や回線切り替えに影響するおそれがあります。

独自回線へ乗り換える場合は、新しい回線の工事が延期されることも想定します。新回線の開通前にenひかりを解約すると、インターネットと固定電話の両方が使えない期間が生じかねません。新しい回線が実際に開通し、インターネット接続と電話の発着信を確認してから、旧回線の終了状況を確認する流れが安全です。

切り替え当日は、携帯電話から固定電話へ発信し、固定電話から携帯電話へも発信してください。着信だけ確認して終えると、発信側の設定不備に気付けない場合があります。ナンバーディスプレイ、転送電話、FAX、警備サービスなどを利用している家庭では、それぞれの動作も確認します。

番号が変わる場合は、変更連絡の範囲を早めに整理します。家族や知人だけでなく、勤務先、学校、病院、金融機関、保険会社、宅配サービス、会員登録、緊急連絡先などに固定電話番号を登録している可能性があります。紙の名刺や店舗案内に番号を掲載している事業者は、印刷物の更新時期も考慮してください。

オプションや電話番号の引き継ぎは、解約窓口だけに確認して終わらせず、乗り換え先にも同じ条件を伝えて回答を照合するのがコツです。旧事業者は解約後のサービス仕様を判断できず、新事業者は現在の契約内容を把握していないことがあります。双方に確認した内容をメモし、担当者へ連絡した日と回答内容を残しておけば、手続きの食い違いを減らせます。

電話番号を残したい場合は、enひかりを先に解約せず、乗り換え先へ番号移行が完了する手順を確認してから進めてください

引っ越しでenひかりを解約する場合の判断基準

引っ越しを理由にenひかりの解約を考えている場合は、最初に転居先でも継続利用できるかを確認します。提供エリア内であれば、いったん解約して新規契約するより、契約を維持したまま住所を変更する移転手続きのほうが手間を抑えやすいためです。

ただし、利用可能だからといって、必ず移転を選ぶべきとは限りません。転居先の工事内容、開通までの日数、建物の回線設備、月額料金の変化まで確認したうえで判断する必要があります。

移転手続きと解約を費用だけで決めない

enひかりを継続する場合でも、転居先で開通工事が必要になることがあります。部屋に光コンセントがあり、NTTの設備が利用できる状態なら無派遣工事で済む可能性がありますが、新たな配線や設備工事が必要な物件では訪問工事になることがあります。

確認するときは、単に「工事費はいくらですか」と聞くだけでは不十分です。次の項目をまとめて確認すると、移転と乗り換えの総額を比較しやすくなります。

  • 転居先の住所でenひかりを利用できるか
  • 派遣工事と無派遣工事のどちらになる見込みか
  • 開通工事費と契約事務手数料はいくらか
  • マンションタイプと戸建てタイプのどちらになるか
  • 転居後の月額料金はいくらになるか
  • 現住所で撤去工事や立ち会いが必要か
  • レンタル中のONUやホームゲートウェイを返却するか
  • 開通までインターネットを使えない期間が発生するか

特に見落としやすいのが、マンションから戸建てへ移るケースです。物件の種類が変われば、同じenひかりを利用し続けても月額料金が変わる可能性があります。工事費だけでなく、転居後1年間または2年間の月額料金を含めて計算すると、実際の負担が見えてきます。

一方、他社が工事費割引やスマートフォンとのセット割を用意している場合は、乗り換えたほうが長期的な支出を抑えられることもあります。高額なキャッシュバックだけを見るのではなく、必須オプション、還元時期、解約時の工事費残債まで含めて比較することが重要です。

工事日程と退去日から逆算して決める

引っ越し時の回線手続きでは、料金差よりも工事日程が問題になることがあります。通常期でも申し込みから開通まで数週間かかる場合があり、1月から4月の引っ越しシーズンは希望日に工事枠を確保できないことがあります。

在宅勤務、オンライン授業、動画配信などで固定回線が欠かせない場合は、引っ越しの1~2か月前を目安に確認を始めます。新居の住所が決まった段階で問い合わせ、開通可能日を押さえてから、移転か解約かを決める流れが安全です。

賃貸住宅では、旧居の管理会社にも確認が必要です。壁から出ている光ファイバーや光コンセントを残してよい物件もあれば、退去時に撤去を求められる物件もあります。自己判断で設備を外したり、撤去不要と思い込んだりすると、退去確認でやり直しを求められる可能性があります。

管理会社には、次のように具体的に聞くと話が早く進みます。

「NTT系の光回線を利用しています。室内の光コンセントと引き込み線は残したままでよいでしょうか。それとも退去日までに撤去工事が必要でしょうか」

撤去が必要な場合は、退去日の当日に工事を入れるのではなく、余裕を持った日程にします。工事担当者の訪問時間がずれたり、作業を完了できなかったりすると、鍵の返却までに間に合わなくなるためです。

電話番号と関連サービスも判断材料にする

enひかり電話を利用している場合は、固定電話番号を転居先でも使えるか確認します。同じ市区町村内の引っ越しでも、NTTの収容局や設備の違いによって番号を継続できないことがあります。市外局番が変わる地域への転居では、同じ番号を維持できない可能性が高くなります。

電話番号を仕事、病院、学校、金融機関などの連絡先として登録している場合は、番号変更後の手続き量も考慮します。番号を残せるかどうかは住所だけでは判断できないため、転居先住所を伝えて個別に確認する必要があります。

enひかり電気や固定IP、テレビ、VPNなどを利用している場合も、回線移転後に継続できるかを確認します。回線だけを見れば他社が安くても、関連サービスの終了によって電気料金や業務用サービスの負担が増えることがあります。

移転を選びやすいのは、転居先で早期に開通でき、工事費が小さく、電話番号や関連サービスを継続できる場合です。反対に、新設工事費が高い、開通まで長期間かかる、転居先の建物に別回線が導入済み、スマートフォンとのセット割が大きいといった条件がある場合は、解約と乗り換えを検討する価値があります。

提供エリア外で解約が避けられない場合は、新しい回線の開通までモバイルWi-Fiやスマートフォンのテザリングを利用できるよう準備します。光回線が使えない期間だけ大容量プランへ変更する方法もありますが、通信量の上限や速度制限を確認しておかないと、在宅勤務中に通信できなくなるおそれがあります。

引っ越しでは、移転できるかだけでなく、工事日、長期費用、電話番号、旧居の撤去条件まで並べて判断すると失敗しにくくなります

他社へ乗り換える場合の正しい解約方法

enひかりから他社へ乗り換える場合は、先に通常の解約を申し込んではいけないケースがあります。乗り換え先が光コラボか、独自の回線設備を使うサービスかによって、正しい手続きの順番が異なるためです。

順番を間違えると、インターネットを使えない期間が発生するだけでなく、固定電話番号を引き継げなかったり、不要な撤去工事を申し込んだりする可能性があります。

光コラボへの乗り換えは事業者変更で進める

ドコモ光やソフトバンク光など、NTT東日本・NTT西日本の回線設備を利用する光コラボへ乗り換える場合は、通常解約ではなく事業者変更を利用します。

事業者変更では、現在使用している光ファイバーやONUをそのまま利用できる場合が多く、新規の開通工事を省けます。乗り換え先への切り替えが完了すると、enひかり側の契約も切り替えに伴って終了するため、利用者が先に通常解約を申し込む必要はありません。

基本的な流れは次のとおりです。

  1. enひかりへ連絡して事業者変更承諾番号を取得する
  2. 承諾番号の有効期限を確認する
  3. 乗り換え先の光コラボへ事業者変更として申し込む
  4. 切り替え予定日と料金発生日を確認する
  5. 回線切り替え後にインターネット接続を確認する
  6. 返却を指示された機器だけを期限内に返送する

申し込み画面では、新規契約ではなく事業者変更を選びます。誤って新規契約として申し込むと、新しい回線工事が組まれたり、現在の回線が自動で終了しなかったりすることがあります。

担当者には「enひかりからの事業者変更です」と明確に伝えます。固定電話番号を残したい場合は、同時に番号の継続利用を希望すると伝え、切り替え前に移行可否を確認します。

事業者変更承諾番号には有効期限があります。番号を取得してから比較を始めるのではなく、乗り換え先をほぼ決めてから取得したほうが、期限切れによる再発行を避けやすくなります。

切り替え当日は、回線工事が不要でも設定変更が必要になる場合があります。乗り換え先から送られてきた接続情報、IPv6サービスの案内、ルーターの設定方法を手元に用意しておきます。回線はつながっているのにウェブサイトを開けない場合は、旧事業者の接続設定がルーターに残っていることがあります。

独自回線は開通後にenひかりを解約する

NURO光、auひかり、地域電力系の光回線など、NTTの光コラボとは異なる設備を使うサービスへ乗り換える場合は、事業者変更を利用できません。乗り換え先へ新規申し込みを行い、新しい回線が使える状態になってからenひかりを解約します。

先にenひかりを止めてしまうと、新回線の工事が延期されたときにインターネットを使えない期間が長引きます。工事日が決まっていても、建物の設備状況、配管の詰まり、管理会社の許可不足などを理由に開通できないことがあります。

安全な順番は次のとおりです。

  1. 乗り換え先の提供エリアを確認する
  2. 賃貸住宅では管理会社から工事許可を得る
  3. 新しい回線へ申し込む
  4. 工事日と開通予定日を確定する
  5. 実際に通信できることを確認する
  6. enひかりの受付締日を確認して解約を申し込む
  7. レンタル機器を返却する

二重契約の期間を完全になくそうとすると、通信できない期間が発生しやすくなります。数日から数週間の料金重複を許容し、新回線の開通確認後に旧回線を止めるほうが実務上は安全です。

enひかりでは、当月末で解約するための受付締日が設定されています。月の後半に新回線が開通する場合は、締日との関係によって翌月分まで料金が発生する可能性があります。工事日だけでなく、解約受付日と最終利用日をカレンダーに記録しておきます。

固定電話番号を引き継ぐ場合は、番号の発番元や乗り換え先によって手続きが変わります。番号移行が完了する前にenひかりを解約すると、番号を失う可能性があります。乗り換え先へ申し込む時点で番号継続を希望し、移行完了日を確認してから解約手続きを進めます。

特典より2年間の総額と条件を確認する

乗り換え先を選ぶときは、キャッシュバック額だけで判断しないことが重要です。広告上の還元額が大きくても、有料オプションへの加入、指定期間の継続、複数回の申請などが条件になっていることがあります。

比較する金額は、次の計算で整理します。

  • 事務手数料
  • 開通工事費の自己負担額
  • ルーターの購入費またはレンタル料
  • 月額料金
  • IPv6など必要なオプション料金
  • スマートフォンとのセット割
  • enひかりとの重複期間の料金
  • キャッシュバックや月額割引
  • 短期解約時に残る工事費

例えば、月額料金がenひかりより500円高くても、家族3人のスマートフォン料金が毎月割引されるなら、世帯全体では乗り換え後のほうが安くなる可能性があります。反対に、セット割の対象外となる格安SIMを使っている場合は、基本料金と必須オプションの少なさを重視したほうがよいでしょう。

手続き中は、乗り換え先の申込日、開通日、enひかりの解約受付日、最終利用日、機器返却期限を一つのメモにまとめます。レンタル機器と自分で購入したWi-Fiルーターを並べて置いている家庭では、誤返送が起きやすいため、機器の底面にある事業者名や型番を確認してから梱包します。

発送後の控えは、返却完了が確認できるまで保管します。引っ越しと乗り換えを同時に行う場合は、回収キットを受け取る住所が旧居か新居かも確認しておかないと、退去後の部屋へ届くことがあります。

光コラボは事業者変更、独自回線は新回線の開通確認後に解約と覚えておけば、通信停止や電話番号消失のリスクを抑えられます

20位

enひかり

縁人

回線タイプNTT光回線
戸建ての月額基本料金4,620円
マンションの月額基本料金3,520円
下り速度(実測値)351.23Mbps
上り速度(実測値)417.60Mbps
PING値(実測値)15.96ms
下り速度の速さ2.91
上り速度の速さ3.30
戸建て料金の安さ2.30
マンション料金の安さ1.89
初期費用の安さ1.28
総合2.34

enひかりがおすすめの理由

enひかりがおすすめの理由は「NTTフレッツ光回線の中では通信速度の実績が高い点」「最低利用期間なし」です。

enひかりは、NTTフレッツ光回線を利用している光コラボの光回線サービスです。NTTフレッツ光回線の中では、通信速度の測定で、1位、2位に来る高速通信を実現しています。10GBpbsプランもあり、高速通信がしやすい環境が整っている光回線サービスです。

また、月額料金が安いのも特徴で、コスパの良い光回線となっています。

さらに、最低利用期間もありませんので、いつでも解約が可能です。

スマホセット割は、UQ mobile、ahamo、povoが対象となっています。

デメリットは、独自回線と比較してしまうと、速度は遅い点です。

回線タイプNTT光回線
戸建て1年利用時の実質料金6,143円
戸建て2年利用時の実質料金5,412円
戸建て3年利用時の実質料金5,155円
マンション1年利用時の実質料金5,043円
マンション2年利用時の実質料金4,312円
マンション3年利用時の実質料金4,055円
戸建ての月額基本料金4,620円
マンションの月額基本料金3,520円
下り速度(実測値)351.23Mbps
上り速度(実測値)417.60Mbps
PING値(実測値)15.96ms
工事費16,500円
初期費用3,300円
提供地域北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
定期契約縛りなし
テレビ対応
無料ルーターレンタル
無料訪問サポートつき
無料セキュリティソフト
戸建て対応
マンション対応
IPv6対応(オプション)
サポート電話
開通までのモバイルWi-Fiルーターレンタルあり
違約金負担キャンペーンあり
スマホセット割UQ mobileとセットで割引、ahamoとセットで割引、povoとセットで割引
支払方法クレジットカード、口座振替、請求書払い