フレッツ光とソフトバンク光の違いを徹底比較!料金・速度・乗り換え方法を解説



目次

フレッツ光とソフトバンク光の違いがわかる比較表

フレッツ光とソフトバンク光は、どちらもNTT東日本・NTT西日本の光回線設備を利用するサービスです。自宅まで届く光ファイバーそのものは共通するケースが多いため、単純に回線の名前だけを見ても違いは判断できません。

大きく異なるのは、回線とインターネット接続サービスを誰が販売し、どのような契約単位で提供しているかです。主な違いを整理すると、次のようになります。

比較項目フレッツ光ソフトバンク光
サービス提供者NTT東日本またはNTT西日本ソフトバンク
サービスの種類NTTが直接提供する光回線NTT回線を利用した光コラボレーション
回線契約NTT東日本またはNTT西日本と契約ソフトバンクと契約
プロバイダ対応事業者から選択指定の接続サービスと一体
請求回線料金とプロバイダ料金が分かれる場合がある原則としてソフトバンクからまとめて請求
1ギガプランの月額料金回線料にプロバイダ料を加えた総額で判断戸建て5,720円、集合住宅4,180円が基本的な目安
最大通信速度プランにより最大1Gbpsまたは10Gbpsプランにより最大1Gbpsまたは10Gbps
提供エリアNTT東日本・西日本の対象地域フレッツ光の対象地域を利用
スマホとのセット割基本的になしソフトバンクやY!mobileの対象プランで利用可能
契約管理のしやすさ回線とプロバイダを個別に管理契約先と請求先をまとめやすい
プロバイダ変更の自由度高い低い
向いている人接続サービスや法人向け構成を細かく選びたい人料金と管理のわかりやすさを重視する人

月額料金は、表に表示された金額だけで決めないことが重要です。フレッツ光では、NTTに支払う回線利用料とは別にプロバイダ利用料が発生することがあります。申込画面で月額料金が安く見えても、プロバイダ料、Wi-Fiルーター代、ひかり電話、セキュリティサービスなどを加えると、実際の支払額が変わります。

ソフトバンク光も同様に、基本料金だけで総額が決まるとは限りません。スマホとのセット割を適用するために指定オプションが必要になる場合や、光BBユニットなどの機器利用料が発生する場合があります。比較するときは、割引前の基本料金ではなく、必要なオプションを含めた毎月の請求見込み額を並べるのが確実です。

同じNTT回線でもサービス内容は同一ではない

同じ光ファイバー設備を使っているからといって、契約後の使い勝手まで同じになるわけではありません。インターネット通信は、宅内の回線設備だけでなく、プロバイダの混雑状況、接続方式、レンタル機器、Wi-Fiルーターの性能などにも影響されます。

最大1Gbpsと表示されていても、常に1Gbpsで通信できるわけではありません。最大通信速度は技術規格上の上限であり、実際の速度は利用地域、建物の配線方式、曜日、時間帯、接続端末によって変動します。

特にマンションでは、サービス名よりも建物内の設備確認が優先です。光配線方式で各部屋まで光ファイバーが引かれている物件と、共用部から電話線を使う方式の物件では、契約するサービスが同じでも速度や安定性に差が出ます。

管理会社や申込窓口には、単に光回線が使えるかと聞くのではなく、次の内容を確認すると判断しやすくなります。

  • 部屋まで光ファイバーが引き込まれているか
  • 建物内の配線方式は光配線、VDSL、LANのどれか
  • 1ギガプランと10ギガプランのどちらに対応しているか
  • IPv6接続を利用するために専用機器が必要か
  • 開通工事で壁への穴開けや管理会社の許可が必要か

郵便番号によるエリア検索で利用可能と表示されても、建物単位や部屋単位では工事できないことがあります。申し込み後に工事不可と判明すると、予定していた利用開始日に間に合わない可能性があるため、在宅勤務や引っ越しに合わせて契約する人は注意が必要です。

料金は家族全体の通信費で比較する

ソフトバンク光の特徴は、ソフトバンクやY!mobileの対象スマートフォンと組み合わせた割引を利用できる点です。家族で複数回線を契約している場合、光回線単体の差額よりスマホ料金の割引額が大きくなることがあります。

例えば、光回線の月額料金に数百円の差しかなくても、家族3人のスマホ料金がそれぞれ割引されれば、世帯全体では毎月数千円の差が生まれる可能性があります。反対に、家族がドコモ、au、格安SIMなどを利用している場合は、ソフトバンク光を選んでもセット割の効果を得られません。

確認のコツは、光回線の比較表とは別に、現在のスマホ契約を一覧にすることです。契約者名、携帯電話会社、料金プラン、対象回線数、必要オプションを整理し、24か月分の総額で計算します。

キャッシュバックを含める場合も、広告上の最大金額をそのまま差し引いてはいけません。有料オプションへの加入、申請メールへの返信、受取口座の登録、一定期間の継続利用などが条件になっている場合があります。受け取れる可能性が高い金額だけを計算に入れると、契約後の想定違いを防げます。

比較表から判断できる向いている人

料金と契約管理の簡単さを優先するなら、ソフトバンク光が候補になります。回線と接続サービスが一体化されているため、料金の確認や問い合わせ先をまとめやすいからです。ソフトバンクやY!mobileを家族で利用している場合は、セット割を含めて検討する価値があります。

フレッツ光は、利用するプロバイダを自分で選びたい人に向いています。特定の固定IPサービスを利用する、自社指定のプロバイダがある、法人向けの保守やネットワーク構成を優先するといった場合は、料金だけでは測れない利点があります。

迷ったときは、安いか高いかを先に決めるのではなく、プロバイダを選ぶ必要があるか、スマホ割を利用できるか、請求先を分けても困らないかの順に確認すると選択肢を絞れます。

同じNTT回線を使っていても、料金の内訳や契約先は異なります。比較表では基本料金よりも、プロバイダ料と必要オプションを含めた支払総額を確認しましょう

フレッツ光とソフトバンク光の契約形態を比較

フレッツ光とソフトバンク光の違いを理解するには、誰と何を契約するのかを確認する必要があります。契約形態の違いは、毎月の請求だけでなく、障害発生時の問い合わせ先、引っ越し手続き、解約方法、プロバイダ変更の自由度にも関係します。

フレッツ光は、NTT東日本またはNTT西日本が提供する光回線です。ただし、回線を契約しただけではインターネットに接続できないプランがあり、別途プロバイダとの契約が必要です。

契約関係は、主に次のように分かれます。

  • NTT東日本またはNTT西日本と光回線を契約する
  • 対応するプロバイダとインターネット接続サービスを契約する
  • 必要に応じてひかり電話や映像サービスを申し込む
  • Wi-Fiルーターをレンタルするか自分で用意する

一方、ソフトバンク光は光コラボレーションに分類されるサービスです。NTT東日本・西日本の光回線設備をソフトバンクが借り受け、回線と接続サービスを一体化して販売します。利用者は基本的にソフトバンクとの契約を管理すればよいため、窓口を一本化しやすい仕組みです。

フレッツ光は回線とプロバイダを個別に管理する

フレッツ光では、回線とプロバイダの契約が分かれているため、選択肢が多い反面、管理項目も増えます。契約書類、会員ID、問い合わせ窓口、支払方法、解約条件が別々になっているケースも珍しくありません。

現場で迷いやすいのが、通信トラブルが発生したときの連絡先です。光回線設備の故障であればNTT側、認証や接続サービスの問題であればプロバイダ側が担当する可能性があります。Wi-Fiだけがつながらない場合は、ルーターのメーカーやレンタル元への確認が必要になることもあります。

問い合わせる前に、次の状態を切り分けておくと話が早く進みます。

  • ONUやホームゲートウェイのランプに異常がある
  • 有線接続でもインターネットにつながらない
  • Wi-Fi接続だけが不安定になっている
  • 特定の端末だけ通信できない
  • IPv6では接続できるが一部のサービスを利用できない

フレッツ光を契約する場合は、NTTから届いた開通案内だけでなく、プロバイダから届く登録証や接続IDも保管しておきましょう。開通から数年たってルーターを交換するとき、接続設定に必要な情報が見つからず、再発行に時間がかかるケースがあります。

プロバイダを自由に変更できる点は、フレッツ光の大きな特徴です。現在の通信品質やサポートに不満がある場合、光回線を残したまま接続事業者だけを見直せる可能性があります。

ただし、先に現在のプロバイダを解約すると、切り替え完了までインターネットが使えなくなることがあります。新しいプロバイダの利用開始日を確認し、接続できる状態になってから旧契約を解約する順序が安全です。

ソフトバンク光は契約先と請求先をまとめやすい

ソフトバンク光では、回線とプロバイダ機能が一体化されています。請求や契約確認をソフトバンク側で管理しやすいため、複数の事業者から請求書が届く状態を避けたい人に適しています。

契約内容を確認するときは、基本料金だけでなく、契約期間、料金プラン、レンタル機器、電話サービス、スマホセット割に必要なオプションまで確認します。店頭や電話で申し込んだ場合、必要性を十分に理解しないままサポートサービスやYahoo! JAPAN関連サービスが追加されていることもあります。

契約後に最初の請求が届いたら、次の項目を確認すると不要な支払いを見つけやすくなります。

  • 申し込んだ料金プランと請求上のプラン名が一致しているか
  • 光BBユニットやWi-Fi機能の料金が含まれているか
  • 固定電話サービスが重複していないか
  • 無料期間終了後に課金されるオプションがないか
  • スマホとのセット割が実際に適用されているか
  • 工事費の分割払いと同額の割引が反映されているか

特に注意したいのは、光BBユニットを返却する場面です。解約や契約変更後もレンタル機器を手元に置いたままにすると、未返却に関する費用が発生する可能性があります。箱を捨てていても返却は必要になるため、案内された期限、送り先、対象機器を確認します。

問い合わせ窓口がまとまっていることは利点ですが、すべての設備をソフトバンクが直接修理するわけではありません。屋外の光回線やNTT設備に問題がある場合は、ソフトバンクが状況を確認したうえでNTT側へ修理を依頼する流れになることがあります。

契約形態で選ぶための具体的な判断基準

個人利用で契約管理を簡単にしたい人は、ソフトバンク光を選びやすいでしょう。請求先をまとめたい、プロバイダ選びに時間をかけたくない、スマホとのセット割を利用したいといった希望に合います。

フレッツ光が適しているのは、利用する接続サービスに明確な条件がある人です。例えば、法人で固定IPアドレスを使う、拠点間VPNを構築する、業務システムの推奨プロバイダが指定されている場合です。一般家庭でも、メールアドレスやプロバイダ独自サービスを長期間利用している人は、選択の自由度が役立ちます。

仕事用として契約する場合は、担当者に次の質問をすると比較しやすくなります。

  • 固定IPアドレスを利用できるか
  • 法人名義で契約と請求書発行ができるか
  • 障害時の受付時間と復旧対応の範囲はどこまでか
  • IPv6接続とIPv4通信をどの方式で提供するか
  • 市販ルーターを使用できるか
  • プロバイダ変更時に固定電話番号やオプションへ影響があるか

やりがちな失敗は、回線の解約だけでプロバイダ契約も終了したと思い込むことです。フレッツ光では、NTTとの回線契約を解約しても、プロバイダが自動解約にならない場合があります。利用していないプロバイダ料金が数か月請求されることもあるため、それぞれの契約先で解約完了日を確認しなければなりません。

ソフトバンク光では、回線の契約を終了するとスマホセット割も終了する可能性があります。光回線の料金だけを見ると乗り換え後が安くても、家族分のスマホ料金が上がれば、世帯全体の負担は増えます。乗り換え前後の請求額を比較するときは、固定回線、スマホ、電話オプションを一つの表にまとめる方法が有効です。

契約形態の選択は、自由度と管理の手間のどちらを優先するかで決まります。自分でプロバイダや機器を選び、複数の契約を管理できるならフレッツ光が候補です。契約窓口をまとめ、料金の確認や問い合わせを簡単にしたいならソフトバンク光が検討しやすくなります。

フレッツ光は選択の自由度、ソフトバンク光は管理のわかりやすさが強みです。料金だけでなく、トラブル時に誰へ連絡するかまで想定して契約形態を選びましょう

月額料金とスマホセット割はどちらがお得か

フレッツ光とソフトバンク光の料金を比べるときは、広告に表示された回線料金だけで判断してはいけません。フレッツ光はNTT東日本またはNTT西日本に支払う回線料金とは別に、インターネットへ接続するためのプロバイダ料金が発生します。一方、ソフトバンク光は回線とYahoo! BBのプロバイダサービスが一体化しており、基本料金の中にプロバイダ利用料が含まれています。

標準的な1ギガプランでは、ソフトバンク光の月額料金はマンションが4,180円、戸建てが5,720円です。フレッツ光は地域、建物、契約期間、選択するプロバイダによって金額が変わりますが、回線料金とプロバイダ料金を合計すると、ソフトバンク光より高くなるケースが少なくありません。特にNTT東日本エリアの戸建てでは、プロバイダを含めた支払額が月額7,000円前後になることもあります。

ただし、フレッツ光には多数のプロバイダから選べる利点があります。月額料金の安いプロバイダを選んだり、法人向けの固定IPアドレスや独自のセキュリティサービスを契約したりできるため、価格だけでなく接続サービスの自由度まで含めて判断する必要があります。

毎月の支払総額に含める項目

料金比較でよくある失敗は、契約ページの一番大きな文字だけを見て計算することです。実際には、光回線以外の費用が毎月加算される場合があります。

比較するときは、次の項目を1枚のメモや表に書き出します。

  • 回線の基本料金
  • プロバイダ料金
  • Wi-Fiルーターまたは接続機器のレンタル料
  • 固定電話やテレビなどのオプション料金
  • スマホセット割の適用に必要なオプション料金
  • 期間限定割引が終了した後の通常料金

ソフトバンク光でIPv6高速ハイブリッドを利用する場合は、光BBユニットのレンタル条件も確認します。ソフトバンクやY!mobileとのセット割を利用する人は、光BBユニット、Wi-Fi機能、固定電話サービスなどを含む指定オプションへの加入が必要です。スマホ料金が安くなっても、オプション料金を差し引くと想定より節約額が小さくなることがあります。

フレッツ光では、NTTから届く請求書とプロバイダから届く請求書が分かれる場合があります。現在の料金を確認するときは、クレジットカード明細や口座振替明細を見て、NTTの請求だけでなくプロバイダ名の請求も探してください。回線料金だけを見て「月額4,000円程度」と考えていたものの、別に1,000円前後のプロバイダ料金を払っていたというケースがあります。

スマホセット割は家族全体で計算する

ソフトバンク光では、対象となるソフトバンクまたはY!mobileのスマホプランを利用していると、スマホ料金にセット割を適用できます。光回線の料金そのものが値引きされるのではなく、対象となるスマホ回線ごとに割引される仕組みです。

そのため、契約者本人のスマホ1台だけを見るより、家族を含めた通信費全体で計算したほうが正確です。例えば、1台あたり月額1,100円の割引を家族3人に適用できる場合、割引額は合計3,300円です。指定オプションに月額550円かかるとすると、差し引き後の負担軽減額は月額2,750円、1年間では33,000円になります。

一方、割引対象のスマホが1台だけなら、同じ条件での実質的な負担軽減額は月額550円です。この場合は、スマホセット割があるという理由だけで決めず、他社回線の基本料金や契約期間、ルーター代まで比較したほうがよいでしょう。

家族のスマホ会社が統一されていない家庭にも注意が必要です。父親だけがソフトバンク、ほかの家族がドコモや格安SIMを利用している場合、全員が割引を受けられるわけではありません。近いうちにスマホを別会社へ乗り換える予定があるなら、現在の割引額だけで2年契約を決めると、途中から割引が消えて支払総額が増える可能性があります。

2年間の実質負担額で比較する

光回線を選ぶ際は、1か月分ではなく24か月分の支払額を計算すると違いが見えやすくなります。計算式は次のとおりです。

実質負担額は、基本料金と必須オプション料金を24か月分合計し、初期費用と工事費を加えた後、スマホ割引や月額割引、確実に受け取れる特典を差し引いて求めます。

キャッシュバックは、申請を忘れた場合や条件を満たせなかった場合には受け取れません。受取時期が数か月後に設定されている特典は、満額を前提にせず、受け取れなかった場合の金額も計算しておくと安全です。工事費実質無料も、工事費そのものが消える仕組みではなく、分割請求と同額を毎月割り引く形式があります。割引期間中に解約すれば、残った工事費を支払う可能性があります。

料金だけで選ぶなら、プロバイダ料金を含めた基本料金が分かりやすく、スマホセット割も利用できるソフトバンク光が有利になりやすいでしょう。ただし、ソフトバンクやY!mobileを使っていない人、近くスマホ会社を変更する人、特定のプロバイダ機能が必要な人は、フレッツ光や別の光コラボも含めて比較する必要があります。

料金表の数字だけではなく、家族全員のスマホ割引と必須オプションを含めた2年間の総額で比べるのが失敗しないコツです

通信速度と安定性に違いはあるのか

フレッツ光とソフトバンク光は、どちらもNTT東日本またはNTT西日本の光ファイバー網を利用しています。同じ住所で同じ最大速度のプランを契約する場合、建物まで届くアクセス回線の基本的な性能に大きな違いはありません。ソフトバンク光だけが専用の光ファイバーを使っているわけではなく、フレッツ光の設備を利用する光コラボレーションサービスです。

それでも速度測定サイトでは、ソフトバンク光とフレッツ光の平均速度に差が表示されることがあります。これは、回線網の違いだけで生じているとは限りません。フレッツ光の測定結果には複数のプロバイダ、接続方式、料金プラン、ルーターが混在します。ソフトバンク光はプロバイダがYahoo! BBに統一されているため、サービス名ごとの平均値を単純に並べても、同じ条件での比較にはなりません。

平均速度の順位だけを見て「必ずソフトバンク光のほうが速い」「フレッツ光は遅い」と判断するのは避けるべきです。光回線の実測速度は、住所、建物の配線、利用時間帯、接続方式、通信機器、Wi-Fi環境によって変わります。

速度を左右する5つの条件

最初に確認したいのは、契約している最大速度です。一般的な1ギガプランは理論上の最大速度が1Gbpsですが、常に1Gbpsで通信できるわけではありません。光回線は複数の利用者で設備を共有するベストエフォート型であり、利用状況に応じて速度が変動します。

実際の快適さに影響する主な条件は次のとおりです。

  • PPPoEかIPoEかという接続方式
  • マンション内の光配線方式、VDSL方式、LAN配線方式
  • ルーターの性能と対応規格
  • 有線接続かWi-Fi接続か
  • 夜間など利用者が増える時間帯の混雑

特に差が出やすいのが接続方式です。従来のPPPoE接続では、利用者が集中する時間帯に接続設備が混雑し、夜になると速度が落ちることがあります。IPv6を利用したIPoE接続は混雑しやすい経路を避けられるため、速度そのものよりも夜間の安定性を改善できる可能性があります。

ソフトバンク光では、IPv6高速ハイブリッドの利用条件と光BBユニットの有無を確認します。契約だけ済ませても、必要な機器や設定がそろっていなければ適切な方式で接続されないことがあります。フレッツ光は、契約するプロバイダによってIPv6・IPoEの名称、利用料金、申し込みの要否、対応ルーターが異なります。「フレッツ光がIPv6対応か」だけでなく、「選ぶプロバイダがIPoE接続を提供しているか」まで確認することが重要です。

用途別に必要な速度と応答速度を確認する

Webサイトの閲覧やメールでは、下り10Mbps程度でも大きな支障が出ないことがあります。高画質動画や複数端末の同時利用では、より余裕が必要です。

利用目的ごとの目安は次のとおりです。

  • Web閲覧やSNSは下り10Mbps程度
  • HD動画は下り5~10Mbps程度
  • 4K動画は下り25Mbps程度
  • ビデオ会議は下りと上りの両方で10Mbps以上
  • 大容量ファイルの送受信は上り50Mbps以上あると快適
  • 対戦型オンラインゲームは速度に加えてPing値20ms前後以下が目安

これらは1台で利用する場合の目安です。家族が同時に動画を視聴し、別の部屋でオンライン会議を行う家庭では、必要な通信容量が増えます。下り100Mbps出ていても、Wi-Fiが途切れたりPing値が大きく変動したりすれば、ゲームや会議では不安定に感じます。

オンラインゲームでは、最大速度よりもPing値とパケットロスが重要です。速度が300Mbpsあっても、無線干渉によって通信が一瞬途切れれば、画面が止まったり操作が遅れたりします。仕事で映像会議を使う人は、下り速度だけでなく上り速度も測定してください。クラウドへのファイル保存や自分の映像送信には上り通信を使います。

回線を変更する前に宅内環境を切り分ける

通信が遅いと感じたときに、すぐフレッツ光からソフトバンク光へ乗り換えても改善しないことがあります。同じNTT回線設備を継続利用する転用では、遅さの原因となっている建物内配線やWi-Fi環境も変わらないためです。

原因を確認するときは、同じ端末で次の順番に測定します。

  1. 平日の昼と20時以降で速度を測る
  2. Wi-Fi接続と有線LAN接続を比較する
  3. ルーターの近くと別の部屋で測る
  4. パソコンとスマホの両方で測る
  5. 下り、上り、Ping値を記録する

有線LANでは速く、別室のWi-Fiだけが遅い場合、光回線やプロバイダではなく電波環境が原因と考えられます。ルーターの設置場所を床や収納棚の中から部屋の中央付近へ移す、5GHz帯を利用する、古いルーターを交換するといった対策が先です。

有線LANでも夜間だけ大幅に遅くなるなら、接続方式やプロバイダ側の混雑を疑います。フレッツ光を利用中なら、契約中のプロバイダに「現在の接続はIPoE方式か」「IPv4サイトもIPoE経由で利用できるか」「対応ルーターの型番は何か」と確認すると原因を絞りやすくなります。

マンションでは、建物内の配線方式も速度を左右します。共用部分から各部屋まで電話線を使うVDSL方式では、契約上は光回線でも最大速度が100Mbps程度に制限されることがあります。この場合、ソフトバンク光へ変更しても同じ設備を使う限り、1Gbps相当の速度にはなりません。申し込み前に提供エリアだけでなく、住所検索結果や管理会社への問い合わせで配線方式まで確認することが大切です。

通信品質を重視するなら、サービス名の平均速度よりも、IPoE接続の利用条件、建物の配線方式、ルーター性能を優先して確認してください。条件が同じであれば、フレッツ光とソフトバンク光の回線部分に決定的な性能差があるとはいえません。

速度ランキングだけで決めず、IPv6・IPoEの利用条件と自宅の配線方式を確認するほうが、実際の快適さを正確に判断できます

キャンペーン・工事費・解約費用を比較

フレッツ光とソフトバンク光の費用を比べるときは、広告に表示されたキャッシュバック額だけで判断すると失敗しやすくなります。工事費、契約解除料、プロバイダの解約費用、特典を受け取るためのオプション料金まで含め、乗り換え後の総額で比較することが重要です。

ソフトバンク光は特典の適用条件まで確認する

ソフトバンク光には、回線工事費の割引や他社サービスの解約費用を還元するキャンペーンがあります。ただし、フレッツ光から1ギガプランへ転用する場合は、既存のNTT回線設備を引き継ぐため、工事不要で工事費が0円になるケースが基本です。そのため、工事費相当額を割り引くキャンペーンは、そもそも工事費が発生しない転用では対象にならないことがあります。

2026年6月1日以降に工事が必要な新規契約を申し込む場合、代表的な立ち会い工事費は47,520円です。条件を満たせば月額料金から1,980円を24カ月間割り引く仕組みが用意されています。立ち会いのない工事は5,280円で、割引額は1,320円を4カ月間です。ただし、土日休日、夜間、深夜の割増金や追加工事費は割引対象外になる場合があります。

注意したいのは、1ギガから10ギガへ変更する場合です。ソフトバンク光の10ギガはフレッツ光からの転用として受け付けられず、新規契約と立ち会い工事が必要です。「現在フレッツ光だから工事はない」と思い込まず、申し込む速度プランまで担当者に伝えて工事内容を確認してください。

他社の解約費用を還元する「SoftBank あんしん乗り換えキャンペーン」では、契約解除料や撤去費用などを合計最大10万円まで還元しています。転用時に発生した他社プロバイダの解除料も対象に含まれますが、フレッツ光の工事費残債は対象外です。課金開始月を1カ月目として6カ月目の末日までに、解約費用の項目、金額、契約者氏名などが確認できる証明書を提出する必要があります。受け取りは適用条件を満たした後になるため、最初は自分で費用を支払わなければなりません。

代理店独自のキャッシュバックを利用する場合は、金額よりも以下の条件を確認します。

  • 申請手続きが必要か、自動的に振り込まれるか
  • 申請メールが届く時期と送信先
  • 受取口座を登録できる期間
  • 有料オプションへの加入が必要か
  • 指定オプションを何カ月継続する必要があるか
  • 公式キャンペーンと併用できるか
  • 転用でも同じ金額が適用されるか

「最大4万円」と書かれていても、指定オプションへの加入が条件になっていることがあります。仮に月額1,100円のオプションを24カ月維持すると、支払額は26,400円です。キャッシュバックが3万円でも、オプションを使わなければ実質的なメリットは3,600円しか残りません。

フレッツ光は回線とプロバイダの費用を分けて確認する

フレッツ光の料金や割引は、NTT東日本とNTT西日本、回線プラン、契約時期によって異なります。加えて、プロバイダが独自に設けている最低利用期間や解約料も確認しなければなりません。

フレッツ光からソフトバンク光へ正式な転用手続きをする場合、フレッツ光回線そのものの違約金は発生しません。ただし、現在契約しているプロバイダの解約料、レンタルルーターの返送料、メールアドレスを残すためのコース料金などが発生する可能性があります。

確認する書類は、NTTから届いた契約内容の案内だけでは不十分です。クレジットカード明細や口座振替の履歴を見て、NTTとは別に毎月請求されている会社がないか調べてください。プロバイダ名が分からない場合は、現在使用しているメールアドレスのドメインやルーターの接続設定書類も手掛かりになります。

NTT西日本の長期割引には、契約期間の満了月付近以外で解約すると解約金が設定されているものがあります。金額や免除期間は契約中の割引によって違うため、古い記事に掲載された金額をそのまま当てはめず、会員ページや請求書に記載された契約名から確認する必要があります。

2年間の実質負担額で判断する

費用は、次の式で計算すると比較しやすくなります。

実質負担額は、月額料金の合計に工事費、契約事務手数料、解約費用、必須オプション料金を加え、確実に受け取れる割引とキャッシュバックを差し引いた金額です。

比較期間は、キャンペーンの割引期間や契約更新時期を考慮して24カ月程度にすると、初年度だけ安いプランを見抜きやすくなります。キャッシュバックは「受け取れる予定額」ではなく、申請方法と期限を確認し、自分が条件を満たせるものだけを差し引いてください。

申し込み前には、次の項目を1枚のメモにまとめておくと判断しやすくなります。

  • フレッツ光の契約プランと工事費残債
  • 現在のプロバイダ名と解約料
  • 返却するレンタル機器と送料
  • ソフトバンク光で追加するオプション
  • キャッシュバックの申請月と受取月
  • 工事費割引が転用でも適用されるか
  • 2年以内に解約した場合の負担額

特典の大きさより、「申請を忘れても損をしない契約か」「2年以内に引っ越す可能性があるか」を優先したほうが、想定外の請求を防げます。

先生のひとこと:キャンペーンは表示金額ではなく、受取条件と必須オプションを含めた2年間の実質負担額で比べましょう

フレッツ光からソフトバンク光へ乗り換える方法

フレッツ光からソフトバンク光への変更は、1ギガプランであれば原則として転用手続きで進めます。既存の光回線設備を引き継ぐため、新しく回線を引き直す必要がなく、インターネットを利用できない期間も抑えやすい方法です。

転用承諾番号を取る前に契約内容を整理する

転用承諾番号を取得する際は、フレッツ光のお客さまID、契約者名、利用場所住所、現在の支払い方法などが必要です。お客さまIDは、CAFまたはLから始まる番号で、NTTから届いた契約書類や会員ページで確認できます。電話で取得する場合は、ひかり電話番号や連絡先電話番号でも契約を確認できることがあります。

転用承諾番号の有効期間は発行日から15日間で、取得費用はかかりません。番号を取得しただけではフレッツ光は解約されず、期間内にソフトバンク光へ申し込まなければ無効になります。申し込み先とプランを決めてから取得したほうが、期限切れによる再発行を防げます。

番号を取得する前に、現在利用しているサービスを書き出してください。

  • フレッツ光の回線タイプ
  • 契約中のプロバイダ
  • ひかり電話と使用中の電話番号
  • フレッツ・テレビなどの映像サービス
  • プロバイダ発行のメールアドレス
  • セキュリティーやリモートサポート
  • 固定IPアドレスや法人向け接続サービス
  • レンタル中のWi-Fiルーター

特に確認したいのがプロバイダのメールアドレスです。ソフトバンク光のプロバイダはYahoo! BBになるため、現在のプロバイダを解約するとメールアドレスが使えなくなる可能性があります。プロバイダによっては、メール機能だけを残す低料金コースへ変更できることもあります。仕事、通販、金融機関、各種会員サービスの登録先に使っている場合は、先に変更手続きを済ませてください。

転用手続きを進める順番

手続きは次の順番で進めます。

  1. 現在の契約内容と解約費用を確認する
  2. NTT東日本またはNTT西日本から転用承諾番号を取得する
  3. 有効期間内にソフトバンク光へ転用で申し込む
  4. 本人確認書類と支払い方法を登録する
  5. 契約書面で料金、オプション、切替予定日を確認する
  6. 切替日に通信機器を接続して開通を確認する
  7. 現在のプロバイダへ解約またはコース変更を申し込む
  8. レンタル機器を指定期限内に返却する
  9. キャンペーンに必要な証明書を提出する

最も避けたい失敗は、ソフトバンク光を申し込む前にフレッツ光を通常解約してしまうことです。先に解約すると転用ではなく新規契約として扱われ、開通工事やインターネットを利用できない期間が発生する可能性があります。NTTには解約を申し込まず、転用承諾番号を取得してソフトバンク光側から手続きを進めます。

ソフトバンク光への申し込み時には、担当者へ「フレッツ光からの転用であること」「1ギガと10ギガのどちらを希望するか」「ひかり電話番号を継続したいこと」を明確に伝えてください。10ギガは転用の対象外なので、希望プランを曖昧にすると、想定していなかった工事や費用が発生するおそれがあります。

申し込み後は、郵送またはSMSで届く案内に従って本人確認書類と支払い方法を登録します。登録が遅れると切替予定日の調整が必要になることがあるため、案内を受け取ったら早めに対応してください。

プロバイダと電話サービスの引き継ぎを確認する

フレッツ光の回線契約は転用によって切り替わりますが、現在のプロバイダが自動的に解約されるとは限りません。不要になったプロバイダを放置すると、ソフトバンク光の料金と旧プロバイダ料金が重複して請求される可能性があります。

一方で、切替日より前にプロバイダを解約すると、接続サービスが先に停止することがあります。安全な順番は、ソフトバンク光の開通を確認した後に、旧プロバイダへ解約またはコース変更を申し込む方法です。数日から1カ月ほど請求が重なる場合でも、在宅勤務やオンライン授業で回線が必要な家庭では、通信できない期間を避けるほうが現実的です。

ひかり電話の番号は引き継げる場合がありますが、契約している電話サービスの種類や番号の取得元によって扱いが異なります。申し込み時には、担当者へ次のように確認すると行き違いを防げます。

  • 現在の電話番号はそのまま引き継げるか
  • 電話が使えない時間は発生するか
  • ホームゲートウェイや電話機の配線変更は必要か
  • フレッツ・テレビは継続できるか
  • NTTへ直接支払っているオプションは残るか
  • 返却が必要な機器はどれか

切替日になったら、ウェブサイトの閲覧だけでなく、動画再生、Wi-Fi接続、固定電話の発着信まで確認します。問題なく利用できることを確かめてから、旧プロバイダの解約とレンタル機器の返却を進めてください。

キャンペーンを利用する場合は、旧プロバイダの最終請求書や解約証明を捨てないことも大切です。画面上にしか表示されない請求書は、解約後に会員ページへログインできなくなることがあります。契約者名、サービス名、解約費用の項目、金額が分かる画面を、解約前後にPDFや画像で保存しておくと提出時に困りません。

先生のひとこと:フレッツ光を先に解約せず、転用承諾番号の取得、ソフトバンク光の申し込み、開通確認、旧プロバイダの解約という順番を守ることが重要です

キャンペーン・工事費・解約費用を比較

フレッツ光とソフトバンク光の費用を比べるときは、広告に表示されたキャッシュバック額だけで判断すると失敗しやすくなります。工事費、契約解除料、プロバイダの解約費用、特典を受け取るためのオプション料金まで含め、乗り換え後の総額で比較することが重要です。

ソフトバンク光は特典の適用条件まで確認する

ソフトバンク光には、回線工事費の割引や他社サービスの解約費用を還元するキャンペーンがあります。ただし、フレッツ光から1ギガプランへ転用する場合は、既存のNTT回線設備を引き継ぐため、工事不要で工事費が0円になるケースが基本です。そのため、工事費相当額を割り引くキャンペーンは、そもそも工事費が発生しない転用では対象にならないことがあります。

2026年6月1日以降に工事が必要な新規契約を申し込む場合、代表的な立ち会い工事費は47,520円です。条件を満たせば月額料金から1,980円を24カ月間割り引く仕組みが用意されています。立ち会いのない工事は5,280円で、割引額は1,320円を4カ月間です。ただし、土日休日、夜間、深夜の割増金や追加工事費は割引対象外になる場合があります。

注意したいのは、1ギガから10ギガへ変更する場合です。ソフトバンク光の10ギガはフレッツ光からの転用として受け付けられず、新規契約と立ち会い工事が必要です。「現在フレッツ光だから工事はない」と思い込まず、申し込む速度プランまで担当者に伝えて工事内容を確認してください。

他社の解約費用を還元する「SoftBank あんしん乗り換えキャンペーン」では、契約解除料や撤去費用などを合計最大10万円まで還元しています。転用時に発生した他社プロバイダの解除料も対象に含まれますが、フレッツ光の工事費残債は対象外です。課金開始月を1カ月目として6カ月目の末日までに、解約費用の項目、金額、契約者氏名などが確認できる証明書を提出する必要があります。受け取りは適用条件を満たした後になるため、最初は自分で費用を支払わなければなりません。

代理店独自のキャッシュバックを利用する場合は、金額よりも以下の条件を確認します。

  • 申請手続きが必要か、自動的に振り込まれるか
  • 申請メールが届く時期と送信先
  • 受取口座を登録できる期間
  • 有料オプションへの加入が必要か
  • 指定オプションを何カ月継続する必要があるか
  • 公式キャンペーンと併用できるか
  • 転用でも同じ金額が適用されるか

「最大4万円」と書かれていても、指定オプションへの加入が条件になっていることがあります。仮に月額1,100円のオプションを24カ月維持すると、支払額は26,400円です。キャッシュバックが3万円でも、オプションを使わなければ実質的なメリットは3,600円しか残りません。

フレッツ光は回線とプロバイダの費用を分けて確認する

フレッツ光の料金や割引は、NTT東日本とNTT西日本、回線プラン、契約時期によって異なります。加えて、プロバイダが独自に設けている最低利用期間や解約料も確認しなければなりません。

フレッツ光からソフトバンク光へ正式な転用手続きをする場合、フレッツ光回線そのものの違約金は発生しません。ただし、現在契約しているプロバイダの解約料、レンタルルーターの返送料、メールアドレスを残すためのコース料金などが発生する可能性があります。

確認する書類は、NTTから届いた契約内容の案内だけでは不十分です。クレジットカード明細や口座振替の履歴を見て、NTTとは別に毎月請求されている会社がないか調べてください。プロバイダ名が分からない場合は、現在使用しているメールアドレスのドメインやルーターの接続設定書類も手掛かりになります。

NTT西日本の長期割引には、契約期間の満了月付近以外で解約すると解約金が設定されているものがあります。金額や免除期間は契約中の割引によって違うため、古い記事に掲載された金額をそのまま当てはめず、会員ページや請求書に記載された契約名から確認する必要があります。

2年間の実質負担額で判断する

費用は、次の式で計算すると比較しやすくなります。

実質負担額は、月額料金の合計に工事費、契約事務手数料、解約費用、必須オプション料金を加え、確実に受け取れる割引とキャッシュバックを差し引いた金額です。

比較期間は、キャンペーンの割引期間や契約更新時期を考慮して24カ月程度にすると、初年度だけ安いプランを見抜きやすくなります。キャッシュバックは「受け取れる予定額」ではなく、申請方法と期限を確認し、自分が条件を満たせるものだけを差し引いてください。

申し込み前には、次の項目を1枚のメモにまとめておくと判断しやすくなります。

  • フレッツ光の契約プランと工事費残債
  • 現在のプロバイダ名と解約料
  • 返却するレンタル機器と送料
  • ソフトバンク光で追加するオプション
  • キャッシュバックの申請月と受取月
  • 工事費割引が転用でも適用されるか
  • 2年以内に解約した場合の負担額

特典の大きさより、「申請を忘れても損をしない契約か」「2年以内に引っ越す可能性があるか」を優先したほうが、想定外の請求を防げます。

先生のひとこと:キャンペーンは表示金額ではなく、受取条件と必須オプションを含めた2年間の実質負担額で比べましょう

フレッツ光からソフトバンク光へ乗り換える方法

フレッツ光からソフトバンク光への変更は、1ギガプランであれば原則として転用手続きで進めます。既存の光回線設備を引き継ぐため、新しく回線を引き直す必要がなく、インターネットを利用できない期間も抑えやすい方法です。

転用承諾番号を取る前に契約内容を整理する

転用承諾番号を取得する際は、フレッツ光のお客さまID、契約者名、利用場所住所、現在の支払い方法などが必要です。お客さまIDは、CAFまたはLから始まる番号で、NTTから届いた契約書類や会員ページで確認できます。電話で取得する場合は、ひかり電話番号や連絡先電話番号でも契約を確認できることがあります。

転用承諾番号の有効期間は発行日から15日間で、取得費用はかかりません。番号を取得しただけではフレッツ光は解約されず、期間内にソフトバンク光へ申し込まなければ無効になります。申し込み先とプランを決めてから取得したほうが、期限切れによる再発行を防げます。

番号を取得する前に、現在利用しているサービスを書き出してください。

  • フレッツ光の回線タイプ
  • 契約中のプロバイダ
  • ひかり電話と使用中の電話番号
  • フレッツ・テレビなどの映像サービス
  • プロバイダ発行のメールアドレス
  • セキュリティーやリモートサポート
  • 固定IPアドレスや法人向け接続サービス
  • レンタル中のWi-Fiルーター

特に確認したいのがプロバイダのメールアドレスです。ソフトバンク光のプロバイダはYahoo! BBになるため、現在のプロバイダを解約するとメールアドレスが使えなくなる可能性があります。プロバイダによっては、メール機能だけを残す低料金コースへ変更できることもあります。仕事、通販、金融機関、各種会員サービスの登録先に使っている場合は、先に変更手続きを済ませてください。

転用手続きを進める順番

手続きは次の順番で進めます。

  1. 現在の契約内容と解約費用を確認する
  2. NTT東日本またはNTT西日本から転用承諾番号を取得する
  3. 有効期間内にソフトバンク光へ転用で申し込む
  4. 本人確認書類と支払い方法を登録する
  5. 契約書面で料金、オプション、切替予定日を確認する
  6. 切替日に通信機器を接続して開通を確認する
  7. 現在のプロバイダへ解約またはコース変更を申し込む
  8. レンタル機器を指定期限内に返却する
  9. キャンペーンに必要な証明書を提出する

最も避けたい失敗は、ソフトバンク光を申し込む前にフレッツ光を通常解約してしまうことです。先に解約すると転用ではなく新規契約として扱われ、開通工事やインターネットを利用できない期間が発生する可能性があります。NTTには解約を申し込まず、転用承諾番号を取得してソフトバンク光側から手続きを進めます。

ソフトバンク光への申し込み時には、担当者へ「フレッツ光からの転用であること」「1ギガと10ギガのどちらを希望するか」「ひかり電話番号を継続したいこと」を明確に伝えてください。10ギガは転用の対象外なので、希望プランを曖昧にすると、想定していなかった工事や費用が発生するおそれがあります。

申し込み後は、郵送またはSMSで届く案内に従って本人確認書類と支払い方法を登録します。登録が遅れると切替予定日の調整が必要になることがあるため、案内を受け取ったら早めに対応してください。

プロバイダと電話サービスの引き継ぎを確認する

フレッツ光の回線契約は転用によって切り替わりますが、現在のプロバイダが自動的に解約されるとは限りません。不要になったプロバイダを放置すると、ソフトバンク光の料金と旧プロバイダ料金が重複して請求される可能性があります。

一方で、切替日より前にプロバイダを解約すると、接続サービスが先に停止することがあります。安全な順番は、ソフトバンク光の開通を確認した後に、旧プロバイダへ解約またはコース変更を申し込む方法です。数日から1カ月ほど請求が重なる場合でも、在宅勤務やオンライン授業で回線が必要な家庭では、通信できない期間を避けるほうが現実的です。

ひかり電話の番号は引き継げる場合がありますが、契約している電話サービスの種類や番号の取得元によって扱いが異なります。申し込み時には、担当者へ次のように確認すると行き違いを防げます。

  • 現在の電話番号はそのまま引き継げるか
  • 電話が使えない時間は発生するか
  • ホームゲートウェイや電話機の配線変更は必要か
  • フレッツ・テレビは継続できるか
  • NTTへ直接支払っているオプションは残るか
  • 返却が必要な機器はどれか

切替日になったら、ウェブサイトの閲覧だけでなく、動画再生、Wi-Fi接続、固定電話の発着信まで確認します。問題なく利用できることを確かめてから、旧プロバイダの解約とレンタル機器の返却を進めてください。

キャンペーンを利用する場合は、旧プロバイダの最終請求書や解約証明を捨てないことも大切です。画面上にしか表示されない請求書は、解約後に会員ページへログインできなくなることがあります。契約者名、サービス名、解約費用の項目、金額が分かる画面を、解約前後にPDFや画像で保存しておくと提出時に困りません。

先生のひとこと:フレッツ光を先に解約せず、転用承諾番号の取得、ソフトバンク光の申し込み、開通確認、旧プロバイダの解約という順番を守ることが重要です

ソフトバンク光からフレッツ光へ乗り換える方法

ソフトバンク光からフレッツ光へ乗り換える場合は、現在の光回線設備を引き継ぐ事業者変更で手続きできる可能性があります。新規契約として申し込むと、開通工事が必要になったり、インターネットを使えない期間が生じたりするため、最初に事業者変更の対象になるか確認することが重要です。

事業者変更が利用できれば、室内の光コンセントや光ファイバーをそのまま使えるケースが多く、大がかりな工事を避けられます。ただし、契約先がソフトバンクからNTT東日本またはNTT西日本へ変わるだけではありません。フレッツ光では回線契約とは別にプロバイダ契約が必要になるため、回線と接続サービスの両方を準備します。

事業者変更承諾番号を取得して申し込む

最初にソフトバンクへ連絡し、事業者変更承諾番号を取得します。この番号には有効期限があるため、取得してから長期間放置せず、フレッツ光の申し込みを進めましょう。

基本的な流れは次のとおりです。

  1. ソフトバンク光の契約内容と解約時の費用を確認する
  2. ソフトバンクから事業者変更承諾番号を取得する
  3. NTT東日本またはNTT西日本へフレッツ光を申し込む
  4. フレッツ光で利用するプロバイダを選んで契約する
  5. 切り替え日までにルーターや接続設定を準備する
  6. フレッツ光の開通後にインターネット接続を確認する
  7. 光BBユニットなどのレンタル機器を返却する

申し込み時には、現在の契約名義、設置先住所、お客さまIDなどを手元に用意しておくと手続きが進みやすくなります。名義や住所の表記が現在の登録内容と異なると、確認に時間がかかることがあります。

担当者には、事業者変更で申し込めるか、工事が必要か、現在の固定電話番号を引き継げるかを確認してください。マンションで配線方式や契約プランが変わる場合は、同じ建物でも工事が発生する可能性があります。

プロバイダとWi-Fiルーターを先に決める

フレッツ光は、回線を契約しただけでは通常のインターネット接続が完成しません。別途、対応するプロバイダを契約する必要があります。

プロバイダを選ぶときは、月額料金だけでなく、IPv6・IPoEへの対応、Wi-Fiルーターのレンタル条件、最低利用期間、解約金、サポート方法を確認します。オンラインゲームや在宅勤務で夕方以降の混雑を避けたい場合は、IPv6接続の利用条件を優先したほうがよいでしょう。

ソフトバンク光で光BBユニットをレンタルしている場合、原則として乗り換え後は返却が必要です。返却前に新しいWi-Fiルーターを用意していないと、回線が切り替わった日に有線接続しか使えなくなることがあります。

市販ルーターを購入する場合は、契約する回線速度やIPv6接続方式に対応しているかを確認してください。以前から使っているルーターを流用すると、機器の性能が原因で通信速度が伸びないケースもあります。1Gbps回線を契約するなら、有線LANポートやWi-Fi規格が十分かも確認が必要です。

プロバイダからルーターが届く場合は、到着予定日を切り替え日より前に設定します。接続に必要なIDやパスワードが郵送されることもあるため、契約書類を開封せずに放置しないようにしましょう。

解約費用とセット割終了後の負担を確認する

乗り換え前に確認したい費用は、契約解除料だけではありません。ソフトバンク光の開通工事費を分割払いしている場合、残額が一括請求される可能性があります。有料オプションの契約状況やレンタル機器の未返却費用も確認が必要です。

特に見落としやすいのが、ソフトバンクやY!mobileのスマホに適用されている割引です。ソフトバンク光を解約すると、おうち割光セットの対象外になり、家族分を含むスマホ料金が上がる可能性があります。

現在の請求書や会員ページで、次の項目を確認してください。

  • ソフトバンク光の契約解除料
  • 開通工事費の残債
  • オプションサービスの月額料金
  • レンタル機器の返却期限と返却先
  • スマホセット割の対象回線数と割引額
  • フレッツ光の回線料金
  • 新しく契約するプロバイダの料金
  • ルーターの購入費またはレンタル料

フレッツ光の料金だけを見ると安く感じても、プロバイダ料金やルーター代を加えると支払総額が想定より高くなることがあります。乗り換え後の月額料金は、回線、プロバイダ、固定電話、ルーター、スマホ料金の変化まで含めて計算すると判断しやすくなります。

切り替え前にソフトバンク光を自分で解約するのは避けましょう。先に解約すると、事業者変更として処理できなくなったり、インターネットを利用できない期間が発生したりするおそれがあります。フレッツ光側の開通予定日が確定してから、必要な手続きを順番に進めることが大切です。

事業者変更承諾番号を取る前に、工事費残債、スマホ割引、ルーター返却の3点を確認すると、乗り換え後の想定外の出費を防ぎやすくなります

フレッツ光とソフトバンク光はどちらがおすすめか

フレッツ光とソフトバンク光のどちらを選ぶかは、回線の最大速度だけでは判断できません。どちらもNTTの光回線網を利用するため、住んでいる地域や建物が同じなら、回線設備そのものに大きな差が出ないケースがあります。

判断を分けるのは、プロバイダを自由に選びたいか、契約管理を簡単にしたいか、スマホとのセット割を利用できるかという点です。月額料金だけでなく、家族全体の通信費や必要なオプションまで含めて比較する必要があります。

ソフトバンク光が向いている人

ソフトバンクまたはY!mobileのスマホを利用している人は、ソフトバンク光が有力です。対象プランや指定オプションなどの条件を満たせば、スマホ料金の割引を受けられる可能性があります。

家族で複数台のスマホを契約している場合は、光回線単体の差額よりもセット割の影響が大きくなることがあります。たとえば、家族3人が割引対象なら、1回線だけを見て比較するよりも通信費全体で差が広がります。

ソフトバンク光が向いている主な条件は次のとおりです。

  • ソフトバンクまたはY!mobileのスマホを使っている
  • 回線とプロバイダの請求先を一本化したい
  • プロバイダ選びに時間をかけたくない
  • 光BBユニットを利用した接続環境を希望している
  • 乗り換え特典や工事費割引の条件が自分に合っている
  • 契約後の問い合わせ先をできるだけまとめたい

回線とプロバイダが一体になっているため、料金の確認や契約変更を比較的まとめて行えます。インターネットに詳しくなく、回線側とプロバイダ側のどちらへ問い合わせるべきか迷いたくない人にも適しています。

ただし、セット割を利用するために指定オプションへの加入が必要になる場合があります。広告に表示される月額料金だけではなく、必要なオプション料金を加えた実質負担を確認してください。

キャンペーンを利用する場合は、キャッシュバック金額だけで判断しないことも重要です。申請期限、受取時期、指定オプション、継続利用期間、工事費残債の扱いまで確認します。特典を受け取れなかった場合の総額でも納得できるかを考えると、窓口選びで失敗しにくくなります。

フレッツ光が向いている人

フレッツ光は、利用するプロバイダや接続サービスを自分で選びたい人に向いています。業務上の理由で指定プロバイダを利用する必要がある場合や、固定IPアドレス、法人向けサポート、セキュリティ機能などを細かく選びたい場合に検討しやすい回線です。

フレッツ光が候補になる主な条件は次のとおりです。

  • 利用したいプロバイダが決まっている
  • 法人向けの接続サービスや保守体制を重視している
  • 固定IPアドレスなど特定の機能が必要
  • プロバイダを変更できる自由度を残したい
  • 回線契約と接続サービスを分けて管理できる
  • スマホセット割による差額が小さい

個人利用では契約先が増える点が負担になりやすい一方、法人や個人事業主には契約を分けられることが利点になる場合があります。通信障害時の対応窓口、請求書の分け方、サポート時間などを業務要件に合わせて選べるためです。

一方で、回線料金とは別にプロバイダ料金が必要です。フレッツ光の公式な月額料金だけを見てソフトバンク光と比べると、実際の支払額を正しく比較できません。

プロバイダによっては、IPv6の申し込みが別途必要だったり、対応ルーターが指定されていたりします。契約後に速度面で後悔しないためにも、利用予定の接続方式と機器の条件を先に確認しましょう。

4つの数字を出してから決める

どちらがおすすめか迷った場合は、感覚ではなく4つの数字を出して比較します。

1つ目は、回線とプロバイダを含む毎月の基本料金です。フレッツ光ではプロバイダ料金を必ず加え、ソフトバンク光では必要なオプション料金を加えます。

2つ目は、スマホ料金の変化です。セット割が適用される人数と1台あたりの割引額を確認し、世帯全体で計算します。

3つ目は、乗り換え時の初期費用です。契約解除料、工事費残債、事務手数料、ルーター購入費、撤去費用などを合計します。キャッシュバックは受取条件を満たせる場合に限って差し引きます。

4つ目は、利用予定期間です。初期費用が安くても月額料金が高ければ、長期間使うほど負担が増えます。反対に、短期間で引っ越す予定があるなら、工事費の残債や契約期間の条件を重視したほうがよいでしょう。

選び方を簡潔に整理すると、ソフトバンクやY!mobileのスマホを使い、契約管理の簡単さを重視するならソフトバンク光が選びやすいです。特定のプロバイダや法人向け機能が必要なら、フレッツ光を検討する理由があります。

どちらを選んでも、実際の通信速度は建物の配線方式、周辺の利用状況、時間帯、ルーター性能、接続方式によって変わります。平均速度の数字だけで決めず、自宅で利用できるプランとIPv6の条件まで確認してください。

スマホ割引を含めた2年間の総額と、必要なプロバイダ機能を並べて比べると、自分に合う回線を判断しやすくなります

15位

SoftBank光

ソフトバンク

回線タイプNTT光回線
戸建ての月額基本料金5,720円
マンションの月額基本料金4,180円
下り速度(実測値)312.79Mbps
上り速度(実測値)340.67Mbps
PING値(実測値)16.43ms
下り速度の速さ2.39
上り速度の速さ2.62
戸建て料金の安さ1.75
マンション料金の安さ1.39
初期費用の安さ3.99
総合2.43

SoftBank光がおすすめの理由

SoftBank光がおすすめの理由は「NTTフレッツ光回線の中では通信速度の実績が高い点」「スマホセット割の割引が大きい点」です。

SoftBank光は、NTTフレッツ光回線を利用している光コラボの光回線サービスです。NTTフレッツ光回線の中では、通信速度の測定で、1位、2位に来る高速通信を実現しています。10GBpbsプランもあり、高速通信がしやすい環境が整っている光回線サービスです。

また、ソフトバンクとY!モバイルのスマホセット割の割引額も大きく、ソフトバンクユーザーにおすすめの光回線と言えます。

デメリットは、独自回線と比較してしまうと、速度は遅い点です。また、料金はやや高めの設定となっています。

回線タイプNTT光回線
戸建て1年利用時の実質料金7,091円
戸建て2年利用時の実質料金5,852円
戸建て3年利用時の実質料金5,809円
マンション1年利用時の実質料金5,551円
マンション2年利用時の実質料金4,312円
マンション3年利用時の実質料金4,269円
戸建ての月額基本料金5,720円
マンションの月額基本料金4,180円
下り速度(実測値)312.79Mbps
上り速度(実測値)340.67Mbps
PING値(実測値)16.43ms
工事費0円
初期費用3,300円
提供地域北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
定期契約2年契約
テレビ対応
無料ルーターレンタル
無料訪問サポートつき
無料セキュリティソフト(初月無料)
戸建て対応
マンション対応
IPv6対応
サポート電話、LINE、お問い合わせフォーム、チャット
開通までのモバイルWi-Fiルーターレンタルあり
違約金負担キャンペーンあり
スマホセット割ソフトバンクとセットで割引、ワイモバイルとセットで割引
支払方法携帯電話と合算請求、ソフトバンクまとめて請求、Yahoo!ウォレット請求、ソフトバンク請求