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目次
LINE通話で自分の声が相手に聞こえないときに最初に確認すること
LINE通話はつながっているのに、自分の声だけが相手に聞こえない場合、最初からアプリの再インストールやスマートフォンの初期化をする必要はありません。まずは通話画面の操作、マイク周辺の状態、症状が起きる相手の範囲を順番に確認します。
確認する順序を決めておくと、操作ミスなのか、端末側の問題なのか、相手側の問題なのかを短時間で切り分けられます。
通話画面のマイクがミュートになっていないか確認する
最初に見る場所は、LINE通話中の画面に表示されるマイクアイコンです。マイクアイコンに斜線が入っている場合は、ミュートになっています。その状態では通話自体が切断されていなくても、自分の声は相手に送信されません。
マイクアイコンを1回タップし、斜線が消えたことを確認してから話してみてください。連続して何度もタップすると、オンに戻した直後に再びミュートにしてしまうことがあります。アイコンの表示が切り替わるまで、一呼吸置いて確認するのがコツです。
通話中に画面を耳や頬へ近づけたとき、指がマイクボタンに触れてしまうこともあります。スマートフォンを横向きにしている場合や、ビデオ通話から音声通話へ切り替えた場合は、ボタンの位置を見失いやすいため注意が必要です。
ここで間違えやすいのが、音量ボタンを押す操作です。スマートフォン側面の音量ボタンで調整できるのは、基本的に相手の声を聞くための音量です。自分の声が相手へ届かない症状は、受話音量を上げても直りません。確認すべきなのは、音を聞くスピーカー側ではなく、声を送るマイク側です。
ケースや持ち方でマイクを塞いでいないか確認する
マイクがオンでも、端末のマイク穴が塞がれていると、相手には無音に近い状態で届いたり、遠くから話しているような小さな声になったりします。
スマートフォンのマイクは、本体下部の充電端子付近に配置されていることが多いものの、通話やノイズ低減に使われる別のマイクが上部やカメラ周辺に付いている機種もあります。見えている穴がすべてスピーカーとは限りません。
次の状態になっていないか確認してください。
- 通話中に小指や手のひらで本体下部を覆っている
- 厚手のケースがマイク穴に重なっている
- サイズの合わない保護フィルムが受話口や上部マイクを塞いでいる
- スマートフォンリングの位置によって持ち方が固定され、指がマイクに当たっている
- マイク穴にほこりや汚れが詰まっている
ケースを装着してから症状が出始めた場合は、一度ケースを外してLINE通話を試します。ケースを外すと声が届くなら、LINEの設定ではなくケースの形状が原因と判断できます。
マイク穴の汚れが気になる場合でも、針やピンを差し込むのは避けてください。内部の部品を傷つけるおそれがあります。乾いた柔らかいブラシなどで、表面のほこりを軽く取り除く程度にとどめます。
通話中の持ち方も変えてみましょう。本体下部を握り込まず、机の上へ置いてスピーカー通話にすると声が届く場合は、普段の持ち方でマイクを塞いでいた可能性があります。
かけ直しと別の相手への発信で原因を切り分ける
ミュートとマイク周辺に問題が見当たらなければ、いったん通話を終了し、数秒待ってから同じ相手へかけ直します。通話開始時の一時的な接続不良で音声の送信だけが正常に始まらなかった場合は、かけ直すだけで改善することがあります。
改善しないときは、家族や知人など別の相手にも発信してください。確認結果によって、疑うべき場所が変わります。
- 誰にかけても自分の声が届かない場合は、自分のマイク設定や端末に原因がある可能性が高い
- 特定の相手にだけ届かない場合は、相手側の通信環境や端末に原因がある可能性がある
- 声が完全に無音ではなく途切れる場合は、マイクより通信状態を疑う
- イヤホンを外すと届く場合は、イヤホン側のマイクや接続先に問題がある
- LINE以外の通話でも届かない場合は、スマートフォン本体のマイク不良が疑われる
相手へ確認するときは、「聞こえるか」だけで終わらせず、「完全に無音か」「小さいが聞こえるか」「途切れているか」を聞くと判断しやすくなります。完全な無音ならミュートや権限の可能性が高く、小声やこもった音ならマイクの塞がり、途切れなら通信環境が主な候補です。
一方、こちらの声が相手へ届かないのではなく、相手の声を自分が聞けない場合は確認箇所が異なります。その場合は受話音量、スピーカー、Bluetoothの出力先などを確認します。症状を混同すると、関係のない設定を変更し続けることになるため、「送れない問題」と「聞けない問題」を分けて考えることが重要です。

まずはミュート、マイクの塞がり、別の相手にも起きるかの3点を確認すると、設定をむやみに変更せず原因を絞れます
iPhoneでLINEのマイク使用を許可する方法
iPhoneでは、LINEにマイクの使用を許可していないと、通話画面が表示されて相手と接続できても、自分の声を送信できないことがあります。初めてLINE通話を使ったときに表示された確認画面で「許可しない」を選んだ場合や、プライバシー設定を変更した場合に起こりやすい症状です。
マイクの許可は、LINEアプリ内ではなくiPhoneの設定アプリから変更します。
設定アプリのLINEからマイクをオンにする
まず、iPhoneのホーム画面から設定アプリを開きます。設定画面を下へスクロールしてアプリの一覧を表示し、LINEを選択してください。iOSのバージョンによっては、「アプリ」をタップしてからLINEを選ぶ構成になっています。
LINEの設定画面が開いたら、「マイク」のスイッチを確認します。スイッチがオフになっている場合はタップしてオンにしてください。
基本的な手順は次のとおりです。
- iPhoneの設定アプリを開く
- 「アプリ」をタップする
- アプリ一覧から「LINE」を選ぶ
- 「マイク」をオンにする
- LINEを開き直して通話する
利用しているiOSによっては、設定画面を下へスクロールすると、アプリ一覧にLINEが直接表示されます。その場合は「アプリ」を経由せず、LINEをタップして構いません。
設定アプリ内でLINEが見つからないときは、画面上部の検索欄に「LINE」と入力すると探しやすくなります。ただし、検索結果にLINEアプリ内の機能名が表示されることもあるため、緑色のLINEアイコンが付いた設定項目を選んでください。
マイクをオンにしただけで設定画面を開いたまま通話を試すのではなく、LINEアプリへ戻ってから発信します。設定変更前からLINEを起動し続けていた場合は、新しい権限がすぐに反映されないことがあります。
LINEの項目にマイクが表示されない場合の確認方法
LINEの設定画面を開いても「マイク」が見当たらない場合は、「プライバシーとセキュリティ」から許可状況を確認します。
設定アプリで「プライバシーとセキュリティ」を開き、「マイク」をタップしてください。マイクへのアクセスを要求したアプリの一覧が表示されるので、その中にあるLINEのスイッチをオンにします。
手順は次のとおりです。
- 設定アプリを開く
- 「プライバシーとセキュリティ」をタップする
- 「マイク」を選ぶ
- アプリ一覧でLINEを探す
- LINEのスイッチをオンにする
この一覧にLINE自体が表示されない場合は、LINEがまだiPhoneへマイク使用を要求していない可能性があります。LINEを開いて実際に音声通話を開始し、マイクへのアクセスを求める画面が表示されたら「許可」を選びます。
確認画面が出ない場合は、LINEを完全に終了してから起動し直します。ホームボタンのないiPhoneでは、画面下端から上へスワイプして途中で止め、LINEの画面を上へ払います。ホームボタンのあるiPhoneでは、ホームボタンを2回押してアプリ切り替え画面を開き、LINEを上へ払ってください。
その後、ホーム画面からLINEを起動し、もう一度通話を試します。LINEのトーク画面へ戻るだけではアプリが終了していないため、再起動にはなりません。
マイクのスイッチをオンからオフへ切り替え、すぐにオンへ戻す方法もありますが、何度も切り替える必要はありません。変更後にLINEを終了して開き直すほうが、反映の有無を判断しやすくなります。
マイクの変更ができないときはスクリーンタイムを確認する
マイクのスイッチが薄い色になっていて操作できない場合や、オンにしても元へ戻る場合は、スクリーンタイムの制限がかかっている可能性があります。子ども用のiPhone、会社や学校から貸与されたiPhoneでは、利用者が自由に権限を変更できないことがあります。
個人で使用しているiPhoneでは、設定アプリから「スクリーンタイム」を開き、「コンテンツとプライバシーの制限」の状態を確認します。制限がオンになっている場合は、「プライバシー」内のマイクに関する変更が許可されているかを確認してください。
スクリーンタイム・パスコードが設定されている場合、解除や設定変更にはパスコードが必要です。思い当たる番号を何度も入力すると待ち時間が発生することがあるため、設定した本人や家族へ確認します。
会社や学校の管理端末では、設定アプリの「一般」から「VPNとデバイス管理」を開くと、管理用プロファイルが登録されていることがあります。プロファイルを自己判断で削除すると、業務用アプリ、メール、Wi-Fi設定などが使えなくなる可能性があります。管理端末でマイクを許可できない場合は、管理担当者へ「LINEのマイク権限を変更できるか」と確認してください。
マイクを許可した後は、LINEを完全に終了して再起動し、別の相手へ短いテスト通話をします。それでも声が届かない場合は、ボイスメモで自分の声を録音してみてください。
ボイスメモでは正常に録音できるのにLINEだけで声が届かない場合は、LINE側の設定やアプリの一時的な不具合が疑われます。ボイスメモにも声が入らない場合は、LINEの権限だけでなく、マイク穴の塞がりやiPhone本体の故障も確認する必要があります。

iPhoneでは設定アプリとプライバシー設定の両方を確認し、変更後にLINEを完全終了して開き直すところまで行うのがポイントです
AndroidでLINEのマイク使用を許可する方法
LINE通話はつながるのに自分の声が相手に聞こえない場合、Android側でLINEによるマイクの使用が許可されていない可能性があります。相手の声が聞こえていても、マイク権限が拒否されていれば、こちらの音声だけを送信できません。
AndroidはメーカーやOSのバージョンによって設定項目の名称が異なりますが、確認する場所はLINEのアプリ情報にある権限設定です。
LINEのマイク権限を確認する手順
標準的なAndroidでは、次の順番で設定を開きます。
- スマートフォンの設定アプリを開く
- アプリ、アプリと通知、アプリ管理などの項目をタップする
- アプリの一覧からLINEを選ぶ
- 権限またはアプリの権限を開く
- マイクをタップする
- アプリの使用中のみ許可、または許可を選ぶ
端末によっては、ホーム画面にあるLINEのアイコンを長押しし、表示されたメニューのアプリ情報をタップする方法でも同じ画面を開けます。設定アプリの中からLINEを探すより早いため、操作に慣れていない場合はこちらが便利です。
マイクの設定が許可しないになっていたら、LINEは端末のマイクから音声を取得できません。権限を変更したあとは、開いたままのLINEを一度終了し、再び起動してから通話を試してください。設定だけを変更してすぐ通話画面に戻ると、変更内容が反映されないことがあります。
Androidのバージョンによっては、毎回確認するという選択肢が表示されます。この設定では、LINEがマイクを使おうとするたびに許可画面が表示される可能性があります。通話を頻繁に利用するなら、アプリの使用中のみ許可を選ぶほうが操作ミスを防ぎやすいでしょう。
常に許可という項目が表示されなくても異常ではありません。マイクは位置情報などと異なり、アプリを使用している間だけ許可する設計が一般的です。LINEを画面に表示した状態で通常の音声通話をするなら、アプリの使用中のみ許可で問題ありません。
マイク権限が勝手に解除されていないか確認する
以前はLINE通話を使えていたのに、久しぶりに通話したら声が届かなくなった場合は、Androidの権限自動削除機能も確認します。
Androidには、長期間使用していないアプリの権限を自動的に取り消す機能があります。LINEを日常的にトークで使っていても、マイクを使用する通話機能を長く使っていなかった場合や、端末側がLINEを未使用アプリとして判定した場合には、設定が変わる可能性があります。
LINEのアプリ情報画面に、次のような項目がないか確認してください。
- 使用していないアプリの権限を削除
- アプリが未使用の場合に権限を削除
- 使用していないアプリを一時停止
- 権限を自動的にリセット
該当する機能がオンになっていて、マイクが許可しないに戻っていた場合は、マイクを再度許可します。権限を自動削除する機能そのものを必ずオフにする必要はありません。まずマイクを許可し直し、通常どおりLINEを使用して再発するか確認するのが適切です。
機種変更後やLINEの再インストール後にも注意が必要です。以前の端末でマイクを許可していても、その権限設定は新しい端末へそのまま引き継がれないことがあります。トーク履歴が復元されているため設定も移行済みだと思い込みやすいのですが、マイクやカメラなどの権限は端末ごとに許可し直すのが基本です。
Android全体のマイクアクセスをオンにする
LINEのマイク権限が許可になっているのに声が届かないときは、Android全体のマイクアクセスが無効になっていないか確認します。
比較的新しいAndroidには、すべてのアプリによるマイク使用を一括で停止する機能があります。LINE個別の権限がオンでも、端末全体のマイクアクセスがオフなら音声を取得できません。
画面上部から下へスワイプしてクイック設定を開き、マイクへのアクセス、マイクアクセス、マイクなどと表示されたボタンを探してください。オフになっていたらタップしてオンに戻します。
クイック設定に見つからない場合は、設定アプリの検索欄にマイクアクセスと入力すると探しやすくなります。多くの機種では、プライバシー、セキュリティとプライバシー、プライバシーダッシュボードなどの中にあります。
通話中に画面上部へ緑色のマイク表示が出る端末では、その表示も判断材料になります。LINE通話を開始して話しているのにマイク使用中の表示がまったく出ない場合は、権限または端末全体のマイクアクセスが遮断されている可能性があります。
反対に、マイク使用中の表示が出ているのに相手へ声が届かない場合は、権限以外の原因を疑います。Bluetooth機器に音声入力が切り替わっている、端末のマイク穴が塞がっている、通信が不安定になっているといった問題です。
会社や学校から貸与されたAndroidでは、管理者がマイクの利用を制限していることもあります。設定が灰色になって変更できない場合や、許可を選んでもすぐ元に戻る場合は、端末管理アプリや管理用プロファイルの影響が考えられます。この状態では利用者だけで解除できない可能性があるため、端末の管理担当者にLINEでマイクを使用できる設定になっているか確認してください。

LINEだけでなくAndroid全体のマイクアクセスも確認すると、権限を許可したのに声が届かない原因を見落としにくくなります
イヤホンやBluetooth接続が原因か確認する方法
LINE通話で自分の声が相手に聞こえないときは、スマートフォン本体ではなく、接続中のイヤホンやBluetooth機器のマイクが使われている可能性があります。
ワイヤレスイヤホンを耳に付けていなくても、充電ケースから取り出したままになっていたり、車のエンジンをかけた状態で車載機器に自動接続されたりすると、音声の入力先が意図せず切り替わることがあります。相手の声はスマートフォンから聞こえるのに、こちらの声だけが届かないケースもあるため、音の出力先だけで判断しないことが重要です。
Bluetoothを一度オフにして通話する
原因を早く切り分ける方法は、Bluetoothを一時的にオフにし、イヤホンを使わずにLINE通話を試すことです。
- 現在のLINE通話を終了する
- 画面上部から下へスワイプしてクイック設定を開く
- Bluetoothをオフにする
- 有線イヤホンも取り外す
- LINEで同じ相手へかけ直す
- スマートフォン本体へ向かって話す
この状態で声が届くなら、LINEの設定や本体マイクよりも、外部機器側に原因があると判断できます。声が届かないままなら、Bluetooth以外の問題を調べる必要があります。
Bluetoothをオフにする前に通話画面だけで接続先を切り替える方法もありますが、原因調査では完全に切断したほうが確実です。画面表示上はスマートフォンが選ばれていても、再接続のタイミングでイヤホン側へ戻ることがあるためです。
使っていない機器が何度も自動接続される場合は、Bluetoothの設定画面から対象機器を選び、切断または登録解除を行います。登録解除すると、再び使うときにペアリングが必要になるため、普段利用しているイヤホンまで安易に削除しないようにしてください。まず切断で改善するか確認し、問題が繰り返される場合に登録解除を検討します。
家の中では、別室に置いたBluetoothイヤホンやスピーカーへ接続されることがあります。車内ではカーナビ、車載オーディオ、ハンズフリー通話機器が候補です。スマートウォッチや補聴器など、マイクを搭載した機器が音声入力先になる場合もあります。
イヤホン側のマイクが使えるか調べる
Bluetoothをオンに戻し、イヤホンを使った状態でのみ声が届かないなら、イヤホン側のマイクや接続状態を確認します。
最初に見るべきなのは、イヤホンの装着位置です。完全ワイヤレスイヤホンでは、左右のどちらか一方だけに通話用マイクの中心的な役割が割り当てられる製品があります。片耳だけで利用している場合、マイクを担当する側が充電切れになっていたり、ケースに入ったままになっていたりすると、音声を拾えないことがあります。
マイク穴に皮脂やほこりが詰まっていないかも確認してください。イヤホンのマイクは小さな穴のため、目立つ汚れがなくても音が極端に小さくなることがあります。ただし、針や金属製の細い道具を差し込むと内部を傷つけるおそれがあります。乾いた柔らかいブラシなどで、表面の汚れを軽く取り除く程度にします。
バッテリー残量が少ないと、音楽再生はできても通話用マイクの動作が不安定になる機器があります。一度十分に充電し、左右両方のイヤホンが正常に認識されていることを確認してください。
イヤホンのマイク性能を調べるには、LINE以外の録音アプリを利用する方法が有効です。イヤホンを接続した状態でボイスレコーダーを開き、普段の通話と同じ距離で10秒ほど話します。録音を再生し、声が入っているか、極端に小さくないか、途切れていないかを確認します。
録音でも声が入らない場合は、LINE固有の問題ではなく、イヤホンのマイク故障やBluetooth接続の不具合が疑われます。録音では正常なのにLINE通話だけで届かないなら、LINEアプリの再起動や通話設定、アプリの更新を確認します。
パソコンやタブレットにも同じイヤホンを登録している場合、通話開始時に別の端末へ接続が移ることがあります。複数端末へ同時接続できるマルチポイント対応イヤホンでは特に起きやすい現象です。原因を調べる間は、ほかの端末のBluetoothをオフにし、スマートフォンだけへ接続してください。
有線イヤホンの接触不良を確認する
有線イヤホンを使っている場合は、プラグや変換アダプターの接触不良を確認します。奥まで差し込んだつもりでも、スマートフォンケースが干渉して数ミリ浮いていると、音は聞こえてもマイクだけ認識されないことがあります。
一度イヤホンを抜き、端子にほこりや異物がないことを確認してから、最後までまっすぐ差し込みます。ケースの縁に当たる場合は、ケースを外して試してください。USB Type-CやLightningの変換アダプターを使っている場合は、イヤホンだけでなくアダプター側の故障も候補になります。
有線イヤホンには、音楽再生専用でマイクを搭載していない製品もあります。ケーブル途中に通話ボタンやマイク穴がない場合は、製品仕様を確認してください。マイク非搭載でも本体マイクへ自動的に切り替わる端末はありますが、機種やアダプターの組み合わせによっては音声入力が正常に選択されないことがあります。
予備のイヤホンがあれば交換して試すと、判断が早くなります。
- 別のイヤホンでは声が届く場合は、最初のイヤホンまたはアダプターの問題
- どのイヤホンでも声が届かない場合は、端末の接続端子やLINE側の問題
- イヤホンを外したときだけ声が届く場合は、外部機器のマイクまたは接続設定の問題
- イヤホンの有無にかかわらず届かない場合は、マイク権限や本体マイクも確認が必要
抜き差しを何度も繰り返して一時的に直る場合は、接続端子の摩耗や汚れが疑われます。通話のたびに同じ症状が出るなら、設定変更だけで解決しようとせず、イヤホンや変換アダプターの交換も検討したほうがよいでしょう。

イヤホンをすべて外し、Bluetoothをオフにした状態で通話すると、問題がスマートフォン側か外部機器側かを最短で切り分けられます
AndroidでLINEのマイク使用を許可する方法
LINE通話はつながるのに自分の声が相手に聞こえない場合、Android側でLINEによるマイクの使用が許可されていない可能性があります。相手の声が聞こえていても、マイク権限が拒否されていれば、こちらの音声だけを送信できません。
AndroidはメーカーやOSのバージョンによって設定項目の名称が異なりますが、確認する場所はLINEのアプリ情報にある権限設定です。
LINEのマイク権限を確認する手順
標準的なAndroidでは、次の順番で設定を開きます。
- スマートフォンの設定アプリを開く
- アプリ、アプリと通知、アプリ管理などの項目をタップする
- アプリの一覧からLINEを選ぶ
- 権限またはアプリの権限を開く
- マイクをタップする
- アプリの使用中のみ許可、または許可を選ぶ
端末によっては、ホーム画面にあるLINEのアイコンを長押しし、表示されたメニューのアプリ情報をタップする方法でも同じ画面を開けます。設定アプリの中からLINEを探すより早いため、操作に慣れていない場合はこちらが便利です。
マイクの設定が許可しないになっていたら、LINEは端末のマイクから音声を取得できません。権限を変更したあとは、開いたままのLINEを一度終了し、再び起動してから通話を試してください。設定だけを変更してすぐ通話画面に戻ると、変更内容が反映されないことがあります。
Androidのバージョンによっては、毎回確認するという選択肢が表示されます。この設定では、LINEがマイクを使おうとするたびに許可画面が表示される可能性があります。通話を頻繁に利用するなら、アプリの使用中のみ許可を選ぶほうが操作ミスを防ぎやすいでしょう。
常に許可という項目が表示されなくても異常ではありません。マイクは位置情報などと異なり、アプリを使用している間だけ許可する設計が一般的です。LINEを画面に表示した状態で通常の音声通話をするなら、アプリの使用中のみ許可で問題ありません。
マイク権限が勝手に解除されていないか確認する
以前はLINE通話を使えていたのに、久しぶりに通話したら声が届かなくなった場合は、Androidの権限自動削除機能も確認します。
Androidには、長期間使用していないアプリの権限を自動的に取り消す機能があります。LINEを日常的にトークで使っていても、マイクを使用する通話機能を長く使っていなかった場合や、端末側がLINEを未使用アプリとして判定した場合には、設定が変わる可能性があります。
LINEのアプリ情報画面に、次のような項目がないか確認してください。
- 使用していないアプリの権限を削除
- アプリが未使用の場合に権限を削除
- 使用していないアプリを一時停止
- 権限を自動的にリセット
該当する機能がオンになっていて、マイクが許可しないに戻っていた場合は、マイクを再度許可します。権限を自動削除する機能そのものを必ずオフにする必要はありません。まずマイクを許可し直し、通常どおりLINEを使用して再発するか確認するのが適切です。
機種変更後やLINEの再インストール後にも注意が必要です。以前の端末でマイクを許可していても、その権限設定は新しい端末へそのまま引き継がれないことがあります。トーク履歴が復元されているため設定も移行済みだと思い込みやすいのですが、マイクやカメラなどの権限は端末ごとに許可し直すのが基本です。
Android全体のマイクアクセスをオンにする
LINEのマイク権限が許可になっているのに声が届かないときは、Android全体のマイクアクセスが無効になっていないか確認します。
比較的新しいAndroidには、すべてのアプリによるマイク使用を一括で停止する機能があります。LINE個別の権限がオンでも、端末全体のマイクアクセスがオフなら音声を取得できません。
画面上部から下へスワイプしてクイック設定を開き、マイクへのアクセス、マイクアクセス、マイクなどと表示されたボタンを探してください。オフになっていたらタップしてオンに戻します。
クイック設定に見つからない場合は、設定アプリの検索欄にマイクアクセスと入力すると探しやすくなります。多くの機種では、プライバシー、セキュリティとプライバシー、プライバシーダッシュボードなどの中にあります。
通話中に画面上部へ緑色のマイク表示が出る端末では、その表示も判断材料になります。LINE通話を開始して話しているのにマイク使用中の表示がまったく出ない場合は、権限または端末全体のマイクアクセスが遮断されている可能性があります。
反対に、マイク使用中の表示が出ているのに相手へ声が届かない場合は、権限以外の原因を疑います。Bluetooth機器に音声入力が切り替わっている、端末のマイク穴が塞がっている、通信が不安定になっているといった問題です。
会社や学校から貸与されたAndroidでは、管理者がマイクの利用を制限していることもあります。設定が灰色になって変更できない場合や、許可を選んでもすぐ元に戻る場合は、端末管理アプリや管理用プロファイルの影響が考えられます。この状態では利用者だけで解除できない可能性があるため、端末の管理担当者にLINEでマイクを使用できる設定になっているか確認してください。

LINEだけでなくAndroid全体のマイクアクセスも確認すると、権限を許可したのに声が届かない原因を見落としにくくなります
イヤホンやBluetooth接続が原因か確認する方法
LINE通話で自分の声が相手に聞こえないときは、スマートフォン本体ではなく、接続中のイヤホンやBluetooth機器のマイクが使われている可能性があります。
ワイヤレスイヤホンを耳に付けていなくても、充電ケースから取り出したままになっていたり、車のエンジンをかけた状態で車載機器に自動接続されたりすると、音声の入力先が意図せず切り替わることがあります。相手の声はスマートフォンから聞こえるのに、こちらの声だけが届かないケースもあるため、音の出力先だけで判断しないことが重要です。
Bluetoothを一度オフにして通話する
原因を早く切り分ける方法は、Bluetoothを一時的にオフにし、イヤホンを使わずにLINE通話を試すことです。
- 現在のLINE通話を終了する
- 画面上部から下へスワイプしてクイック設定を開く
- Bluetoothをオフにする
- 有線イヤホンも取り外す
- LINEで同じ相手へかけ直す
- スマートフォン本体へ向かって話す
この状態で声が届くなら、LINEの設定や本体マイクよりも、外部機器側に原因があると判断できます。声が届かないままなら、Bluetooth以外の問題を調べる必要があります。
Bluetoothをオフにする前に通話画面だけで接続先を切り替える方法もありますが、原因調査では完全に切断したほうが確実です。画面表示上はスマートフォンが選ばれていても、再接続のタイミングでイヤホン側へ戻ることがあるためです。
使っていない機器が何度も自動接続される場合は、Bluetoothの設定画面から対象機器を選び、切断または登録解除を行います。登録解除すると、再び使うときにペアリングが必要になるため、普段利用しているイヤホンまで安易に削除しないようにしてください。まず切断で改善するか確認し、問題が繰り返される場合に登録解除を検討します。
家の中では、別室に置いたBluetoothイヤホンやスピーカーへ接続されることがあります。車内ではカーナビ、車載オーディオ、ハンズフリー通話機器が候補です。スマートウォッチや補聴器など、マイクを搭載した機器が音声入力先になる場合もあります。
イヤホン側のマイクが使えるか調べる
Bluetoothをオンに戻し、イヤホンを使った状態でのみ声が届かないなら、イヤホン側のマイクや接続状態を確認します。
最初に見るべきなのは、イヤホンの装着位置です。完全ワイヤレスイヤホンでは、左右のどちらか一方だけに通話用マイクの中心的な役割が割り当てられる製品があります。片耳だけで利用している場合、マイクを担当する側が充電切れになっていたり、ケースに入ったままになっていたりすると、音声を拾えないことがあります。
マイク穴に皮脂やほこりが詰まっていないかも確認してください。イヤホンのマイクは小さな穴のため、目立つ汚れがなくても音が極端に小さくなることがあります。ただし、針や金属製の細い道具を差し込むと内部を傷つけるおそれがあります。乾いた柔らかいブラシなどで、表面の汚れを軽く取り除く程度にします。
バッテリー残量が少ないと、音楽再生はできても通話用マイクの動作が不安定になる機器があります。一度十分に充電し、左右両方のイヤホンが正常に認識されていることを確認してください。
イヤホンのマイク性能を調べるには、LINE以外の録音アプリを利用する方法が有効です。イヤホンを接続した状態でボイスレコーダーを開き、普段の通話と同じ距離で10秒ほど話します。録音を再生し、声が入っているか、極端に小さくないか、途切れていないかを確認します。
録音でも声が入らない場合は、LINE固有の問題ではなく、イヤホンのマイク故障やBluetooth接続の不具合が疑われます。録音では正常なのにLINE通話だけで届かないなら、LINEアプリの再起動や通話設定、アプリの更新を確認します。
パソコンやタブレットにも同じイヤホンを登録している場合、通話開始時に別の端末へ接続が移ることがあります。複数端末へ同時接続できるマルチポイント対応イヤホンでは特に起きやすい現象です。原因を調べる間は、ほかの端末のBluetoothをオフにし、スマートフォンだけへ接続してください。
有線イヤホンの接触不良を確認する
有線イヤホンを使っている場合は、プラグや変換アダプターの接触不良を確認します。奥まで差し込んだつもりでも、スマートフォンケースが干渉して数ミリ浮いていると、音は聞こえてもマイクだけ認識されないことがあります。
一度イヤホンを抜き、端子にほこりや異物がないことを確認してから、最後までまっすぐ差し込みます。ケースの縁に当たる場合は、ケースを外して試してください。USB Type-CやLightningの変換アダプターを使っている場合は、イヤホンだけでなくアダプター側の故障も候補になります。
有線イヤホンには、音楽再生専用でマイクを搭載していない製品もあります。ケーブル途中に通話ボタンやマイク穴がない場合は、製品仕様を確認してください。マイク非搭載でも本体マイクへ自動的に切り替わる端末はありますが、機種やアダプターの組み合わせによっては音声入力が正常に選択されないことがあります。
予備のイヤホンがあれば交換して試すと、判断が早くなります。
- 別のイヤホンでは声が届く場合は、最初のイヤホンまたはアダプターの問題
- どのイヤホンでも声が届かない場合は、端末の接続端子やLINE側の問題
- イヤホンを外したときだけ声が届く場合は、外部機器のマイクまたは接続設定の問題
- イヤホンの有無にかかわらず届かない場合は、マイク権限や本体マイクも確認が必要
抜き差しを何度も繰り返して一時的に直る場合は、接続端子の摩耗や汚れが疑われます。通話のたびに同じ症状が出るなら、設定変更だけで解決しようとせず、イヤホンや変換アダプターの交換も検討したほうがよいでしょう。

イヤホンをすべて外し、Bluetoothをオフにした状態で通話すると、問題がスマートフォン側か外部機器側かを最短で切り分けられます
LINEの通話機能テストでマイクの不具合を調べる方法
LINE通話で自分の声が相手に聞こえないときは、通話機能テストを使うと、自分のスマートフォン側に問題があるのかを切り分けやすくなります。マイクの許可設定や端末の故障を一つずつ確認する前にテストを行えば、調べる範囲を絞れます。
ただし、iPhone版とAndroid版では、テストできる内容や画面の表示が異なります。正常と判定されたからといって、実際の通話でも必ず声が届くとは限りません。テスト結果と通話時の症状を組み合わせて判断することが重要です。
LINEの設定から通話機能テストを開く手順
LINEアプリを開き、ホーム画面右上にある歯車の形をした設定ボタンをタップします。設定画面が表示されたら、通話を選択してください。
iPhoneでは、通話の画面にある通話機能テストをタップすると、マイク、スピーカー、カメラなどの確認が始まります。
Androidでは、通話を開いたあとに通話の詳細設定へ進み、その中にある通話機能テストをタップする場合があります。機種やLINEのバージョンによって項目の配置が異なることがあるため、通話画面に見当たらないときは通話の詳細設定も確認してください。
基本的な操作の流れは次のとおりです。
- LINEのホームを開く
- 右上の設定ボタンをタップする
- 通話を選択する
- 必要に応じて通話の詳細設定を開く
- 通話機能テストを実行する
テストを始める前に、Bluetoothイヤホンや有線イヤホンは外しておくと判断しやすくなります。外部機器を接続したままでは、スマートフォン本体ではなく、イヤホン側のマイクがテスト対象になることがあるためです。
本体のマイクを調べたい場合は、Bluetoothを一時的にオフにし、イヤホンを外した状態で実行してください。その後、イヤホンを接続した状態でもテストすれば、本体と外部機器のどちらに問題があるのかを比較できます。
iPhoneとAndroidでテスト結果を確認するポイント
iPhone版の通話機能テストでは、マイクやスピーカーなどが正常に使えるかをLINEが判定します。各項目に正常を示す表示が出れば、少なくともLINEがマイクへアクセスできている可能性は高いと考えられます。
ただし、iPhone版では、テスト中に録音した自分の声をそのまま聞き返せない場合があります。そのため、正常と表示されても、声が極端に小さい、雑音が入る、音がこもるといった問題までは判断できません。
iPhoneでは、通話機能テストに加えて、ボイスメモで自分の声を録音して確認すると精度が上がります。スマートフォンを普段の通話と同じ距離で持ち、10秒程度話してから再生してください。
次のような状態なら、端末のマイクやマイク周辺に問題がある可能性があります。
- 録音した音声がほとんど聞こえない
- 声が極端に小さい
- 「ザー」という雑音が大きい
- 音が頻繁に途切れる
- スマートフォンの持ち方を変えると聞こえ方が大きく変わる
Android版では、マイクテストで短時間の音声を録音し、その場で再生できることがあります。録音ボタンを押して普段の声量で話し、再生された音声の大きさや明瞭さを確認してください。
大声で話したときだけ音が入る場合は、マイクが完全に故障しているのではなく、ケースや汚れで集音しにくくなっている可能性があります。スマートフォン下部などにある小さなマイク穴を確認し、ケースが重なっていないか、ほこりが詰まっていないかを見てください。
針や金属製の細い棒をマイク穴へ差し込むのは避けましょう。内部の部品を傷つけるおそれがあります。表面の汚れは、乾いた柔らかいブラシなどで軽く払う程度にとどめます。
テスト結果から原因を切り分ける方法
通話機能テストでマイクに異常が表示された場合は、通信環境よりも、マイク権限、接続中のイヤホン、端末本体を優先して確認します。
マイクの使用が許可されていないときは、LINEの通話画面を開けても、自分の音声を正常に送れないことがあります。スマートフォンの設定からLINEのマイク権限を確認し、許可したあとにLINEを完全に終了して起動し直してください。
テストでは正常なのに、実際のLINE通話では相手に声が届かない場合は、マイクそのものより、通信回線や通話相手側の環境を疑います。別の家族や知人へ通話し、同じ症状が出るかを確認すると判断しやすくなります。
結果の見方は、次のように整理できます。
- テストでも録音できない場合 LINEのマイク権限、スマートフォン本体のマイク、接続中の外部機器を確認します。
- テスト音声が小さい場合 ケースや指でマイクを塞いでいないか、マイク穴に汚れがないかを調べます。
- テストは正常だが、誰と通話しても声が届かない場合 通信環境、LINEアプリの一時的な不具合、音声処理設定などを確認します。
- 特定の相手との通話だけ聞こえない場合 相手側の受話音量、スピーカー、イヤホン、通信状態に問題がある可能性があります。
- イヤホンを外すと正常になる場合 イヤホン側のマイク、接触不良、Bluetooth接続先が原因と考えられます。
テストを一度だけ行って結論を出すのも避けたほうがよいでしょう。スマートフォンを机に置いた状態と、手に持った状態でそれぞれ試すと、手やケースでマイクを塞いでいる問題にも気づけます。

通話機能テストは故障を断定する機能ではなく、マイク、外部機器、通信回線のどこから確認すべきかを決めるために使うのがポイントです
通信環境が悪くて自分の声が届かないときの対処法
LINEの通話機能テストやボイスメモでは正常に録音できるのに、実際の通話では自分の声が途切れる場合、通信環境が不安定になっている可能性があります。
LINE通話は通常の電話回線ではなく、インターネット経由で音声を送受信します。そのため、画面上では通話がつながっていても、上り方向の通信が不安定だと、自分の声だけが相手へ届かないことがあります。
ウェブサイトを閲覧できるから通信状態に問題はない、と判断するのは早計です。ウェブ閲覧は一時的にデータを読み込めれば表示できますが、音声通話では小さなデータを継続して送る必要があります。速度だけでなく、通信の安定性や遅延も通話品質に影響します。
Wi-Fiとモバイル通信を切り替えて原因を確認する
Wi-Fiを利用中なら、最初にルーターへ近づいて通話を試します。部屋を一つ移動しただけで改善する場合は、壁や家具によってWi-Fiの電波が弱くなっていた可能性があります。
Wi-Fiのアンテナ表示が多くても、回線が安定しているとは限りません。マンションの共用回線が混雑している場合や、公共Wi-Fiの利用者が多い場合は、電波表示が良好でも音声が途切れることがあります。
原因を判断するには、Wi-Fiをオフにしてモバイルデータ通信へ切り替え、同じ相手へかけ直してください。
Wi-Fiを切った直後に声が届くようになれば、LINEやマイクではなく、使用していたWi-Fi側の問題と考えられます。反対に、Wi-Fiでは正常でモバイル通信時だけ途切れるなら、携帯電話回線の電波や速度制限を確認します。
通信を切り替えるときは、次の順番で試すと混乱しにくくなります。
- 現在の通話を終了する
- Wi-Fiまたはモバイル通信を切り替える
- LINEを一度閉じる
- 数秒待って通信が確立したことを確認する
- 同じ相手にもう一度発信する
通話中にWi-Fiをオン・オフすると、回線の切り替え時に音声が途切れ、どちらの回線が原因なのか判断しにくくなります。比較するときは、いったん通話を終了してからかけ直してください。
電波表示が良好でも声が途切れるときの改善方法
通信接続が一時的に不安定になっている場合は、機内モードを使って回線を接続し直すと改善することがあります。
機内モードをオンにすると、Wi-Fiやモバイル通信などの接続がいったん切断されます。数秒待ってからオフにし、アンテナ表示やWi-Fi表示が戻ったことを確認してLINE通話を試してください。
ただし、通話中に機内モードをオンにすると通話が切れます。必ずLINE通話を終了してから操作します。
モバイル通信を利用しているときは、場所を少し変えるだけで安定する場合があります。特に、地下、エレベーター内、建物の中央部、窓のない部屋、走行中の電車内では、電波が頻繁に切り替わりやすくなります。
アンテナ表示が立っていても、電波の切り替えが続くと音声データを安定して送れません。屋内なら窓際へ移動し、移動中なら停車している場所や駅のホームなどでかけ直してください。
Wi-Fiを使っている場合は、ルーターの再起動も有効です。電源プラグを抜いた直後に差し直すのではなく、10秒から30秒程度待ってから接続します。ルーターが起動し、スマートフォンがWi-Fiへ再接続されてから通話を試してください。
自宅に2.4GHz帯と5GHz帯のWi-Fiがある場合は、接続先を変える方法もあります。5GHz帯は高速ですが壁や距離の影響を受けやすく、2.4GHz帯は速度が低めでも遠くまで届きやすい傾向があります。ルーターから離れた部屋では、2.4GHz帯へ切り替えたほうが安定することがあります。
速度制限やVPNなど見落としやすい原因を確認する
月間のデータ容量を使い切って速度制限を受けていると、LINE通話がつながっても、音声が遅れたり途切れたりすることがあります。動画が再生できるかどうかだけではなく、契約している携帯電話会社のアプリや会員ページで、データ残量と現在の制限状況を確認してください。
特に、月末になって急に通話品質が悪くなった場合や、外出先で長時間動画を見たあとに症状が出た場合は、速度制限の可能性があります。
公衆Wi-Fiや店舗の無料Wi-Fiにも注意が必要です。接続済みと表示されていても、利用規約への同意画面が完了していないと、インターネットへ正常に接続できないことがあります。ブラウザを開き、ログイン画面や同意画面が表示されていないか確認してください。
VPNを利用している場合は、一時的にオフにして通話を試します。VPNは通信内容を別のサーバー経由で送るため、接続先の混雑や距離によって遅延が増えることがあります。
セキュリティアプリ、広告ブロックアプリ、通信を監視するアプリを使用している場合も同様です。常時接続型のVPN機能が自動的に有効になっていることがあるため、画面上部にVPNの表示がないか確認してください。
それでも改善しない場合は、別の時間帯にも試します。昼休み、夕方、夜間など、利用者が集中する時間だけ不安定になるなら、端末の故障ではなく回線の混雑が原因と考えられます。
通信環境による症状には、次のような特徴があります。
- 声が数秒遅れて相手に届く
- 会話の最初だけ聞こえない
- 声が機械音のように変化する
- 数秒ごとに音声が途切れる
- 場所や時間を変えると改善する
- Wi-Fiとモバイル通信を切り替えると正常になる
自分の声が完全に無音になる場合はマイク設定を疑いますが、途切れ、遅延、音質の急な低下が中心なら、通信回線の確認を優先すると原因へ早くたどり着けます。

通信トラブルを確かめるときは設定を一度に変えず、Wi-Fi、モバイル通信、場所、VPNの順に一つずつ条件を変えて比較してください
アプリやスマートフォンの不具合を解消する方法
マイク権限や通信環境に問題がないのに、LINE通話で自分の声が相手に聞こえない場合は、LINEアプリまたはスマートフォン内部で一時的なエラーが起きている可能性があります。設定を何度も変更する前に、影響の小さい対処から順番に試してください。
LINEを完全に終了してから起動し直す
LINEの画面を閉じてホーム画面に戻っただけでは、アプリはバックグラウンドで動き続けています。一時的な音声処理のエラーを解消するには、LINEを完全に終了させてから開き直す必要があります。
iPhoneでは、画面下端から上にスワイプして途中で止め、アプリの一覧を表示します。ホームボタンがある機種では、ホームボタンを素早く2回押してください。表示されたLINEの画面を上方向へスワイプして消したあと、ホーム画面からLINEを起動します。
Androidでは、画面下部の履歴ボタンを押すか、画面下端から上へスワイプしてアプリ履歴を開きます。LINEを上方向へスワイプして終了し、もう一度起動してください。終了できているか分かりにくい場合は、設定からアプリ、LINEの順に進み、強制停止を実行する方法もあります。
強制停止の近くにある無効化やアンインストールを誤って押さないよう注意が必要です。強制停止を選んでも、通常はトーク履歴や友だち情報が消えることはありません。
LINEを起動し直したら、同じ相手だけでなく、可能であれば別の相手にも短時間の通話を試します。一人だけに声が届かない場合は、アプリ全体の不具合ではなく、相手側の端末や通信環境に原因が残っている可能性があります。
LINEとスマートフォンを安全な順番で更新する
古いLINEを使い続けていると、OSとの組み合わせによって通話機能が正常に動かなくなることがあります。App StoreまたはGoogle PlayストアでLINEを検索し、更新やアップデートと表示されている場合は最新版へ更新してください。
開くと表示されている場合は、その時点で配信されている最新版を使用している可能性が高いです。ただし、更新直後から不具合が始まったときは、新しいバージョン固有の問題も考えられます。その場合、アプリを何度も入れ直すより、同じ症状がほかの利用者にも発生していないか確認したほうが効率的です。
LINEの更新後は、アプリを一度終了して起動し直します。改善しない場合はスマートフォンを再起動してください。再起動すると、マイクを利用している別のアプリや、正常に終了しなかった音声処理がリセットされることがあります。
iPhoneでは、機種に応じた操作で電源オフの画面を表示し、いったん電源を切ってから起動します。Androidでは、電源ボタンを長押しして再起動を選びます。機種によっては電源ボタンと音量ボタンを同時に押す必要があります。
OSの更新も確認できますが、通話できない最中に急いで大型アップデートを実行するのは避けたほうが無難です。更新には時間がかかるうえ、ストレージ不足や充電不足があると別のトラブルにつながります。バックアップ、空き容量、充電残量を確認してから実行してください。
空き容量とキャッシュを確認する
スマートフォンの保存容量が極端に少ないと、LINEが通話中に必要な一時データを正常に処理できないことがあります。写真を表示できるから容量は問題ない、と判断するのは早計です。アプリの更新や一時ファイルの作成には、表示されている更新容量より多くの空きが必要になる場合があります。
設定画面のストレージ項目を開き、空き容量を確認してください。残りが数百MB程度しかない場合は、不要な動画、重複写真、使っていないアプリ、ダウンロード済みファイルなどを整理します。削除後はスマートフォンを再起動し、LINE通話を試してください。
Androidでは、LINEのキャッシュ削除で改善する場合もあります。設定からアプリ、LINE、ストレージとキャッシュの順に開き、キャッシュを削除します。
ここで注意したいのが、ストレージを消去、データを削除、すべてのデータを消去といった項目です。これらはキャッシュ削除とは異なり、LINEのログイン状態や端末内データに影響する可能性があります。目的が一時ファイルの整理であれば、キャッシュを削除だけを選んでください。
iPhoneにはAndroidと同じ形式のキャッシュ削除項目がないため、容量不足を解消して再起動する方法が基本です。LINEの再インストールは最終手段になります。
アンインストールを試す場合は、先にトーク履歴のバックアップ状況、登録電話番号、パスワード、連携しているアカウントを確認してください。ログイン情報が曖昧なまま削除すると、通話トラブルより大きな問題になりかねません。再インストールは、再起動や更新、容量整理を行ってもLINEだけに不具合が残る場合に限定します。

先生の一言:再起動、更新、空き容量の確認という順番なら、データを失う危険を抑えながらアプリ側の不具合を切り分けられます
何を試しても相手に声が聞こえない場合の判断と相談先
設定変更や再起動を行っても改善しない場合は、同じ対処を繰り返すのではなく、どの機能に問題があるのかを整理します。相談先は、LINE、スマートフォンのメーカー、携帯電話会社のどこでもよいわけではありません。症状の出る範囲によって適切な窓口が変わります。
録音と別の通話アプリで原因を切り分ける
最初に、スマートフォン標準の録音機能を使います。iPhoneならボイスメモ、Androidならレコーダーやボイスレコーダーなどを開き、端末に向かって10秒ほど話してください。録音した音声を再生し、声の大きさ、途切れ、ノイズの有無を確認します。
カメラアプリで動画を撮影し、その音声を確認する方法も有効です。スマートフォンには複数のマイクが搭載されていることがあり、通常の録音と動画撮影で使われるマイクが異なる場合があります。
判断の目安は次のとおりです。
- 録音でも動画でも声が入らない場合は、本体マイクの故障や異物詰まりが疑われます
- 録音では聞こえるのにLINEだけ届かない場合は、LINEの設定やアプリ固有の不具合が疑われます
- LINE以外の通話アプリでも届かない場合は、OSの音声処理や端末本体に原因がある可能性が高まります
- 特定の相手にだけ届かない場合は、相手側のスピーカー、Bluetooth接続、通信環境も確認が必要です
- スピーカーホンでは届くのに通常の持ち方では届かない場合は、特定のマイクだけが正常に動いていない可能性があります
録音時は、Bluetoothイヤホンや有線イヤホンを外してください。外部機器のマイクで正常に録音できても、本体マイクが正常だとは判断できません。本体だけの状態とイヤホン接続時の両方を試すと、故障箇所を絞りやすくなります。
スマートフォンケースを外して試すことも重要です。長期間使っているケースでは、マイク穴とケースの位置がずれていたり、ほこりが詰まっていたりすることがあります。マイク穴を掃除する場合は、金属製の針やピンを差し込まないでください。内部の部品を傷つけるおそれがあります。
LINE側の障害か端末側の故障かを判断する
昨日までは正常だったのに、同じ時間帯から複数の相手との通話で声が届かなくなった場合は、LINE側の障害や更新後の不具合も考えられます。特に、家族や知人も同時にLINE通話を利用できないときは、自分の端末だけを初期化する必要はありません。
LINEの公式案内や障害情報を確認し、同様の症状が広い範囲で発生しているかを調べます。アプリ側の障害であれば、設定変更や再インストールをしても直らないことがあります。急ぎの通話は、スマートフォンの通常通話や別の通話アプリで代替してください。
一方、録音アプリでも声が入らず、LINE以外の通話でも同じ症状が出る場合は、端末本体の故障を優先して疑います。落下、水濡れ、強い衝撃のあとに発生した場合は、再起動で一時的に改善しても再発する可能性があります。
携帯電話会社の電波障害は、LINE通話の接続や音声の途切れには影響しますが、本体の録音機能には通常影響しません。ボイスメモにも声が入らない状態で、携帯電話会社へ通信障害として問い合わせても解決しにくいため、録音結果を先に確認することが大切です。
問い合わせ前に整理する情報と適切な相談先
LINEだけで自分の声が届かない場合は、LINEの問い合わせ窓口へ相談します。問い合わせ時に、声が聞こえませんとだけ書くと、基本的な確認事項のやり取りに時間がかかります。
次の情報をあらかじめ整理してください。
- スマートフォンの機種名
- iPhoneまたはAndroidのOSバージョン
- LINEのバージョン
- 症状が始まった日時
- すべての相手で起きるか、特定の相手だけか
- Wi-Fiとモバイル通信の両方で起きるか
- イヤホンを外しても起きるか
- ボイスメモや動画には音声が録音されるか
- 実施済みの対処
- エラー表示がある場合は、その画面のスクリーンショット
バージョン番号は最新ですと書くのではなく、設定画面に表示された数字をそのまま伝えます。問い合わせ後に新しい更新が配信されることもあるため、具体的な番号が重要です。
ボイスメモやカメラ動画にも声が入らない場合は、端末メーカーの修理窓口や購入店へ相談します。iPhoneはAppleのサポート、Androidは端末メーカーまたは契約中の携帯電話会社の修理窓口が候補です。携帯電話会社で購入した端末でも、機種や保証内容によってメーカー対応になる場合があります。
相談時には、LINE通話だけではなく標準録音でも音声が入らないと伝えてください。落下や水濡れの有無、いつから発生したか、ケースやイヤホンを外しても再現するかも説明すると、故障診断が進みやすくなります。
修理へ出す前には、写真や連絡先、認証アプリ、LINEのトーク履歴などをバックアップします。修理内容によっては端末が初期化されたり、交換対応になったりするためです。画面ロックの解除を求められる場合もあるので、修理窓口の案内を確認してください。
端末の初期化は、バックアップとログイン情報を確認したうえで行う最終手段です。マイク部品が物理的に壊れている場合、初期化しても改善しません。録音テストで明らかな異常があるなら、データを消す前に修理窓口へ相談するほうが安全です。

先生の一言:録音できるか、LINE以外でも起きるか、誰との通話でも起きるかの3点を確認すれば、相談先をほぼ間違えずに選べます


