LINE(ライン)のビデオ通話ができない原因と対処法。映らない・聞こえない時の直し方



目次

LINE(ライン)のビデオ通話ができない時にまず確認すること

「ラインビデオ通話できない」と検索している場合、最初に確認したいのは、LINEそのものが使えないのか、それとも映像・音声など一部だけに問題があるのかという点です。同じ「ビデオ通話ができない」状態でも、発信できない、着信できない、画面が真っ暗、相手の声が聞こえない、途中で止まるなど、症状によって確認すべき場所が変わります。

いきなりLINEを削除したりスマホを初期化したりする必要はありません。最初は症状を切り分けることが重要です。原因が通信環境なのか、カメラやマイクのアクセス権限なのか、LINEの設定なのかが分かれば、必要な対処だけを行えます。

まず症状を5種類に分ける

LINEのビデオ通話で起こりやすい症状は、大きく次のように分けられます。

| 症状 | 確認する場所 | 主な原因 |
| – | — | — |
| 発信できない | LINE・相手との関係 | 権限、友だち状態、不具合 |
| 着信できない | LINEの通話設定 | 着信許可がオフ |
| 映像が映らない | カメラ設定 | 権限、カメラオフ |
| 音が聞こえない | マイク・音声出力 | ミュート、Bluetooth |
| 途中で止まる | 通信環境 | Wi-Fi、回線、端末負荷 |

たとえば、相手を呼び出すことはできるのに自分の顔だけが映らないなら、通信機能そのものよりカメラ側を優先して確認します。反対に、ビデオ通話を押した直後からエラーになるなら、アクセス権限やLINEアプリの状態を疑うほうが効率的です。

「とりあえず再インストールすれば直るのでは」と考える人もいますが、再インストールは最初に行う対処ではありません。設定を確認せずアプリを消すと、別の確認項目が増えてしまいます。

自分だけか相手だけかを確認する

もう一つ重要なのが、「誰と通話しても同じ症状になるのか」という確認です。

家族とはビデオ通話できるのに特定の友だちにだけ発信できない場合、自分のスマホ全体に問題がある可能性は低くなります。一方、誰に電話しても映像が出ないなら、自分側のカメラ設定やLINEへのアクセス権限を確認したほうがよいでしょう。

次に当てはまるものがないか確認してください。

  • 特定の相手にだけ発信できない
  • 誰にかけてもビデオ通話できない
  • 音声通話はできるがビデオ通話だけできない
  • カメラアプリでは撮影できるがLINEでは映らない
  • Wi-Fiでは不安定だがモバイル通信では正常に使える

この5点を確認するだけでも、原因の範囲はかなり狭まります。

通信環境を切り替えて判断する

映像がカクつく、途中で止まる、通話が切れる場合は、通信環境も早い段階で確認します。Webサイトが普通に開けていても、ビデオ通話では映像と音声を継続して送受信するため、回線の不安定さが表面化する場合があります。

自宅のWi-Fiを使用しているなら、一度Wi-Fiをオフにして4Gや5Gへ切り替えてください。逆にモバイル通信で不安定なら、安定したWi-Fiに接続して試します。Wi-Fiとモバイル通信を切り替えて症状が変わるかを見ると、LINE側の問題なのか回線側の問題なのか判断しやすくなります。

筆者としては、最初に「端末の再起動」「通信回線の切り替え」「カメラとマイクの確認」まで試し、それでも直らなければ細かな設定へ進む順番がおすすめです。設定を闇雲に変更するより、どの条件で症状が変わるかを見るほうが原因を特定しやすいためです。

まずは発信・着信・映像・音声・通信のどこで問題が起きているかを分けてみましょう。原因を一つずつ切り分けるほうが、設定を片っ端から変えるより早く直せますよ

LINE(ライン)のビデオ通話を発信・着信できない主な原因

LINEを開いてビデオ通話を押してもつながらない、相手から電話が来ているはずなのに着信画面が出ない。この場合は、映像の画質より先にLINEの通話設定や端末のアクセス権限を確認します。

発信と着信では原因が異なることがあります。特に「自分からはかけられるのに、相手からの電話には出られない」という場合、LINEの通話の着信許可がオフになっていないか確認してください。添付資料でも、発着信できない主な原因として着信許可、マイク・カメラ権限、友だち状態、アプリやOS、不具合が挙げられています。

着信できない時は通話の着信許可を確認する

スマホ版LINEでは、ホーム画面から設定を開き、「通話」の中にある着信関連の設定を確認できます。実際に画面を開いた時、「通話の着信許可」がオフなら、相手が電話をかけても通常のように応答できない場合があります。

確認する順番は次のとおりです。

  1. LINEを開く
  2. ホームを開く
  3. 画面上部の設定をタップする
  4. 通話をタップする
  5. 通話の着信許可を確認する
  6. オフならオンに変更する

設定名や位置はLINEのバージョンによって変わる場合があります。重要なのは、着信を拒否する設定になっていないかを見ることです。

「通知を許可しているからLINE通話も着信する」と思いやすいのですが、スマホ本体の通知設定とLINE内部の通話設定は別に確認が必要になることがあります。通知が来ることと通話を着信できることは同じではありません

カメラとマイクの権限も発信に影響する

ビデオ通話では、LINEがカメラとマイクを使用します。初めて利用した時にアクセスを拒否したままだと、カメラやマイクを利用できず、エラーが表示されたり正常に通話を開始できなかったりする場合があります。

特にAndroidでは、権限の設定画面に「カメラ」「マイク」などが個別に表示されます。一方、iPhoneでは設定アプリからLINEを開くと、LINEに許可している機能を確認できます。

画面に「この機能へのアクセスを端末の設定から許可してください」「カメラを使用できません」などの表示が出る場合は、通信環境よりアクセス権限を先に確認します。

特定の相手だけなら友だち状態も確認する

誰とでも通話できないのではなく、特定の相手にだけ発信できない場合は、相手とのLINE上の状態も確認します。友だち追加の状況によっては、通常と同じように通話できない場合があります。

「何回電話しても応答なしになるので、ブロックされたのでは」という声はQ&Aサイトなどでもよく見られます。ただし、応答なしだけでブロックと断定することはできません。相手が電話に気づいていない、スマホの電源が入っていない、通信状態が悪い、着信を許可していないなど、別の理由も考えられます。

誰にかけても発信できない場合は自分側、1人にだけ発信できない場合は相手との状態というように、対象人数で切り分けると分かりやすくなります。

LINEアプリやスマホのOSが古い場合も、通話機能が安定しない可能性があります。App StoreやGoogle PlayでLINEの更新が表示されているなら更新し、OSについても端末の設定画面から利用可能なアップデートを確認してください。

自分からはかけられるのに着信だけできないなら、最初にLINEの通話設定を確認しましょう。誰とも通話できないのか特定の人だけなのかも、大きな判断材料になりますよ

LINE(ライン)のビデオ通話で映らない・聞こえない時の原因

通話自体はつながっているのに、自分の顔が映らない。相手は映っているのに声だけ聞こえない。この症状では、「LINE通話ができない」というより、映像または音声の入出力に問題が起きている可能性があります。

まず確認したいのは、カメラやマイクが単純にオフになっていないかです。権限や通信設定を変更する前に、通話画面に表示されているカメラとマイクの状態を見ます。

映らない時はカメラの状態を確認する

ビデオ通話中にカメラをオフにすると、相手側へ自分の映像が送られません。本人は「カメラが故障した」と感じることがありますが、カメラアイコンを誤ってタップしただけというケースも考えられます。

自分だけ映らない場合は、スマホ標準のカメラアプリも起動してください。標準カメラでは普通に撮影できるのにLINEだけ画面真っ暗になるなら、カメラ本体の故障よりLINEの設定や権限を疑います。

反対に、標準カメラアプリでも映像が出ないなら、LINE以外の問題である可能性があります。この切り分けを行えば、LINEを再インストールする前に端末側の状態を確認できます。

Android版LINEでは、環境によって「端末の動画コーデックを使用」といった設定が表示される場合があります。特定の端末で画面が真っ暗になる場合、この設定を変更すると改善するケースがあります。ただし、すべてのAndroid端末に同じ項目が表示されるわけではありません

聞こえない時はマイクと音声出力を分けて考える

「聞こえない」には2種類あります。

自分の声が相手に届かないなら、自分側のマイクを確認します。相手の声が自分に聞こえないなら、スピーカーやイヤホンなど音声の出力先を確認してください。

Bluetoothイヤホンを普段使用している人は注意が必要です。スマホから音が出ていなくても、実際には別室に置いたワイヤレスイヤホンへ音声が出力されている場合があります。

Bluetoothを一度オフにして、スマホ本体のスピーカーで通話を試してください。それで相手の声が聞こえるなら、LINEそのものではなくBluetooth機器や音声出力先が原因と判断できます。

PCでは別の機器が選ばれていることがある

PC版LINEでは、内蔵マイク、USBマイク、Webカメラ、Bluetoothヘッドセットなど、複数の機器を接続できます。そのため、LINEが実際に使っているカメラやマイクと、自分が使いたい機器が一致しているか確認する必要があります。

たとえばWebカメラを接続しているのに、LINE側ではノートPC内蔵カメラが選ばれていることがあります。マイクについても同様です。

ZoomやGoogle Meetなどを同時に起動している場合、別アプリがカメラやマイクを使用していることがあります。他の通話アプリを終了してLINEだけで試すと、競合が原因かどうか判断しやすくなります。

映像と音声は別々に切り分けるのがポイントです。「映らないし聞こえない」とまとめて考えず、カメラ、マイク、スピーカーの順に一つずつ確認してください。

映像と音声は別々の機能なので、自分が映らないならカメラ、自分の声が届かないならマイク、相手の声が聞こえないなら音声出力を確認すると迷いにくいですよ

iPhone・Androidでカメラとマイクの権限を設定する方法

「この機能へのアクセスを端末の設定から許可してください」と表示された場合、LINEアプリを何度開き直しても、そのままでは改善しないことがあります。スマホ本体の設定でLINEにカメラやマイクの利用を許可する必要があるためです。

アクセス権限はプライバシー保護のために設けられている機能です。一度「許可しない」を選択すると、LINEから再度利用しようとしても端末側で拒否されます。

iPhoneでカメラとマイクを許可する

iPhoneでは設定アプリからLINEの権限を確認します。iOSのバージョンによって表示位置が多少異なる場合がありますが、基本的にはLINEのアプリ設定を開きます。

  1. iPhoneの設定を開く
  2. アプリの一覧からLINEを選ぶ
  3. LINEの設定画面を開く
  4. カメラの項目を確認する
  5. マイクの項目を確認する
  6. オフになっている項目をオンにする
  7. LINEを開き直してビデオ通話を試す

実際に設定画面を開いてカメラやマイクのスイッチがオフなら、LINEからその機能を利用できません。カメラとマイクの両方を確認することが重要です。

カメラだけをオンにすると映像は送れても、自分の声が届かない場合があります。逆にマイクだけ許可していると、音声通話はできてもビデオ通話で自分の映像が使えない可能性があります。

Androidではアプリ情報から権限を確認する

AndroidはメーカーやOSによって画面名が異なります。「アプリ」「アプリ情報」「権限」「許可」など、端末によって表記が変わる点に注意してください。

一般的にはLINEアイコンを長押ししてアプリ情報を開く方法が分かりやすいです。

  1. ホーム画面でLINEアイコンを長押しする
  2. アプリ情報を開く
  3. 権限または許可をタップする
  4. カメラを選択する
  5. アプリ使用中の許可を選択する
  6. マイクも同じ方法で確認する
  7. 必要な通話関連権限があれば状態を確認する
  8. LINEを終了して再度起動する
  9. ビデオ通話を試す

Androidでは「許可しない」「毎回確認する」「アプリの使用中のみ許可」など複数の選択肢が表示される場合があります。画面の表記は端末によって異なるため、LINEが使用中にカメラとマイクへアクセスできる状態になっているかを基準にしてください。

権限を変えた後はLINEを開き直す

設定をオンにした直後、そのままLINEへ戻っても状態が正常に反映されない場合があります。LINEを一度終了し、再び起動してからビデオ通話を試します。それでも変わらなければスマホ本体を再起動してください。

「設定をオンにしたのにまだ映らない」という場合、カメラのアクセス権限だけが原因とは限りません。LINE内でカメラがオフになっていないか、標準カメラアプリが使えるかも確認します。

  • 権限を一度オフにしてオンへ戻す操作を何度も繰り返す必要はありません*。正しく許可されていることを確認できたら、通信環境やLINE内部の設定など別の原因へ進んだほうが効率的です。

スマホの設定画面はOSのアップデートで名称や位置が変わることがあります。説明と完全に同じ項目名が見つからなくても、「LINE」「権限」「カメラ」「マイク」という4つの語を手掛かりに探してください。

カメラやマイクのエラーが出る時は、LINEの中ではなくスマホ本体の権限設定を見るのがポイントです。許可した後はLINEを開き直して、もう一度通話を試してみましょう

LINE(ライン)のビデオ通話が途切れる・画面が止まる時の対処法

会話を始められるのに数秒ごとに映像が止まる、相手の声が途切れる、しばらくすると通話が切断される。このような場合は、カメラのアクセス権限より通信環境や端末への負荷を確認します。

LINEのトークで文字を送れるからといって、ビデオ通話にも十分な通信状態とは限りません。映像と音声を継続的に送受信するため、ビデオ通話は回線の安定性の影響を受けやすいからです。

Wi-Fiとモバイル通信を切り替える

原因を判断するために有効なのが、接続方法を変えて同じ相手へもう一度発信する方法です。

  1. 現在のビデオ通話を終了する
  2. Wi-Fiを使用中ならWi-Fiをオフにする
  3. 4Gまたは5Gへ切り替える
  4. LINEを開く
  5. 同じ相手へ再度ビデオ通話を発信する
  6. 症状が改善するか確認する

モバイル通信に変えた途端に安定するなら、自宅のWi-Fiやルーター側に原因がある可能性が高くなります。逆にモバイル通信では不安定でWi-Fiなら正常なら、携帯回線の電波状況を疑えます。

自宅のWi-Fiで不調な場合は、ルーターから離れすぎていないかも確認してください。壁や階を挟むと電波が弱くなる場合があります。家族が同時に大容量の動画視聴やダウンロードを行っている時だけ不安定になるなら、回線の混雑も候補になります。

高画質設定を見直す

映像品質を高く設定すると、端末や通信回線への負荷が増える場合があります。ビデオ通話が頻繁に止まるなら、LINEの通話設定から画質関連の項目を確認してください。

iPhoneではLINEの通話設定にビデオ通話の画質に関する項目が表示される場合があります。Androidでは「通話の詳細設定」などの中に画質設定が用意されている場合があります。

設定が高画質になっているなら、一度通常画質へ変更して症状を比較します。画質を下げて安定するなら、高画質より通話の安定性を優先するほうが実用的です。

筆者としては、スマホ画面で家族や友人と話す程度なら、映像が多少粗くなっても安定して会話できる設定を優先するほうがよいと考えます。高画質にして会話が何度も止まるほうが、ビデオ通話としての使い勝手は悪くなるためです。

端末の負荷や空き容量も確認する

多くのアプリを起動したままビデオ通話をすると、端末の状態によっては処理が重くなる場合があります。ゲームや動画編集など負荷の高いアプリを使用しているなら、一度終了してください。

スマホが熱くなっている時だけLINE通話が不安定になる場合は、端末の負荷も疑えます。少し時間を置いて端末の温度が下がってから試す方法もあります。

ストレージの空き容量が極端に少ない場合も、スマホ全体の動作が不安定になることがあります。不要な動画やアプリを整理し、余裕を持たせてください。

最後に端末を再起動します。再起動は設定変更より安全に試しやすい対処で、バックグラウンドで動いているアプリや一時的な不具合をリセットできます。

通話はつながるのに映像が止まるなら、Wi-Fiとモバイル通信を切り替えるのが一番分かりやすい確認方法です。画質より安定性を優先して設定を見直してみてくださいね

PC版LINE(ライン)でビデオ通話できない時の確認方法

スマホではLINEのビデオ通話が使えるのに、WindowsやMacではカメラが映らない。この場合、LINEアカウント自体よりPCのプライバシー設定や使用デバイスの選択に問題がある可能性が高くなります。

PCでは内蔵カメラだけでなく、USBカメラ、外付けマイク、Bluetoothヘッドセットなど複数の機器を同時に接続できます。そのため、LINEがどの機器を使用しているかを確認する必要があります。

WindowsとMacのアクセス許可を確認する

PC側でカメラやマイクの利用を禁止していると、LINE内の設定を変更しても利用できません。

| 環境 | カメラ | マイク | 主な確認場所 |
| – | – | – | – |
| Windows | アクセス許可を確認 | アクセス許可を確認 | プライバシーとセキュリティ |
| Mac | LINEの許可を確認 | LINEの許可を確認 | プライバシーとセキュリティ |
| LINE | 使用機器を選択 | 使用機器を選択 | LINEの通話設定 |

Windowsでは設定から「プライバシーとセキュリティ」を開き、カメラやマイクへのアクセスを確認します。デスクトップアプリに対する許可項目が表示されている場合は、その状態も見ます。

Macではシステム設定の「プライバシーとセキュリティ」からカメラとマイクを開き、LINEの使用が許可されているか確認してください。

LINEで使用するカメラやマイクを選ぶ

PC側で許可されていても、LINEが別の機器を選択していれば正常に使えません。

  1. PC版LINEを起動する
  2. LINEの設定を開く
  3. 通話関連の設定を開く
  4. カメラの選択項目を確認する
  5. 実際に使用するカメラを選択する
  6. マイクの選択項目を確認する
  7. 実際に使用するマイクを選択する
  8. スピーカーまたは音声出力先を確認する
  9. 設定を閉じてビデオ通話を試す

ノートPCでは内蔵マイクとBluetoothイヤホンのマイクが同時に候補へ表示されることがあります。USBカメラを後から接続した場合も、内蔵カメラが選ばれたままになっていないか確認します。

「自分の声は届くが相手の声だけ聞こえない」という場合、マイクではなくスピーカー側を確認してください。入力と出力を混同しないことが重要です。

Zoomなど他のアプリを終了する

オンライン会議の直後にLINEを使った時だけカメラが映らないという経験はないでしょうか。

Zoom、Google Meet、Teamsなど別のアプリがカメラやマイクを使用していると、LINEで正常に利用できない場合があります。ブラウザで会議を開いている場合は、会議タブだけでなくブラウザを一度終了すると切り分けやすくなります。

USBカメラやヘッドセットを一度抜き差しする方法もあります。その後LINEを再起動し、使用する機器を再選択してください。

Wi-Fiが不安定なPCでは、有線LANへ切り替えて比較する方法も有効です。カメラ映像そのものは正常なのに映像や声が途切れる場合、デバイス設定ではなく通信環境を疑います。

  • スマホ版で正常、PC版だけ異常ならPC側から確認する*という判断基準を持っておけば、LINEアカウントの問題と混同しにくくなります。

PC版だけ使えない時は、LINEより先にWindowsやMacのカメラ・マイク許可を確認しましょう。その後、LINEが実際に選んでいる機器を見ると原因を絞り込みやすいですよ

直らない時に試す原因切り分けチェック

設定を見直し、LINEとスマホを再起動してもビデオ通話できない場合は、同じ操作を何度も繰り返すのではなく、「どの条件なら使えるのか」を比較します。ここまで来たら直感ではなく、条件を変えて原因の場所を特定する方法が有効です。

特に重要なのは、相手・回線・アプリ・端末の4方向から切り分けることです。

特定の相手だけか誰とでも起こるか

まず別の相手へLINE通話を試してください。

Aさんには発信できないがBさんとは問題なくビデオ通話できるなら、スマホのカメラやマイクが全面的に故障している可能性は低くなります。

逆に誰にかけても同じ症状なら、自分側の端末やLINE設定を優先して確認します。

「応答なし」が表示されるだけで相手からブロックされたと考えるのは早すぎます。相手の着信設定、通信状態、端末の電源、単純な不在でも応答できないためです。

LINE以外のアプリでカメラとマイクを試す

LINEだけの問題なのか端末そのものの問題なのかを判断します。

次に当てはまるものがないか確認してください。

  • 標準カメラアプリで自分の顔が映る
  • 動画撮影で音声も録音できる
  • LINEの音声通話は正常に使える
  • 別の通話アプリではカメラとマイクが使える
  • モバイル通信とWi-Fiで症状が変化する
  • 別の相手とのLINEビデオ通話は正常に使える

標準カメラでも映らないなら、LINEの再インストールより端末側の確認を優先します。別アプリではカメラもマイクも正常なら、LINEの設定やアプリ状態に原因が絞られてきます。

この比較は遠回りに見えますが、正常に動く条件を一つ見つけるだけで原因候補を減らせます

アプリ更新と障害も最後に確認する

設定が正しいにもかかわらず突然LINE通話ができなくなった場合は、LINEアプリの更新状況も確認します。App StoreやGoogle Playで更新が利用可能なら、最新版へ更新してから再度試してください。

OSについても同様です。ただし、大きなOSアップデートをトラブル対処だけを目的に急いで行う必要はありません。まずLINE側の更新や既知の不具合を確認し、そのうえで端末の状況に応じて判断します。

周囲の複数人が同じ時間帯にLINE通話できない場合は、サービス側で一時的な障害が発生している可能性もあります。ユーザー側の設定を何度変更しても改善しないため、復旧後に再度試す必要があります。

最後の手段としてLINEの再インストールを考える場合は、必要なアカウント情報や引き継ぎに関する状態を確認してから行うことが重要です。安易にアプリを削除して、別のトラブルを増やさないようにしてください。

筆者としては、再インストールより前に「別の相手」「別の回線」「別アプリ」の3条件を試すことをすすめます。この3つを比較すれば、相手側、通信回線、端末側のどこに問題があるのか判断しやすくなるからです。

何をしても直らない時ほど、設定を増やして触るより条件を変えて比較するのが近道です。別の相手・別回線・別アプリの3つを試して、正常な条件を探してみましょう

LINE(ライン)のビデオ通話ができない時のよくある質問

LINEのビデオ通話では、同じように見える症状でも原因が異なります。ここでは「自分だけ映らない」「相手だけ映らない」「応答なしになる」といった、判断に迷いやすいケースごとに確認ポイントを整理します。

LINEのビデオ通話で自分だけ映らないのはなぜ?

自分の顔だけ映らない場合は、自分側のカメラ設定を最優先で確認します。

通話画面でカメラがオフになっていないか確認し、次にスマホ本体の設定からLINEへカメラのアクセスが許可されているか見ます。標準カメラアプリも起動して、自分のカメラ自体が正常に使えるか試してください。

標準カメラでは正常に映るのにLINEだけ画面真っ暗になるなら、LINE側の設定やアプリの状態を確認します。Androidでは端末やLINEのバージョンによって動画コーデック関連の設定が表示される場合もあります。

LINEのビデオ通話で相手の顔が映らない時はどうすればいい?

相手の顔だけ映らないなら、自分のカメラ権限ではなく、相手側のカメラ状態を確認します。

自分の映像は相手に正常に届き、相手の音声も聞こえている場合、通話そのものは成立しています。相手がカメラをオフにしている、相手側でLINEのカメラ権限が許可されていない、相手の端末で映像処理が正常に動いていないといった原因が考えられます。

相手に一度カメラをオフ・オンしてもらい、それでも映らなければ相手側で標準カメラアプリを確認してもらうと切り分けやすくなります。

ビデオ通話をかけても応答なしになるのはブロックが原因?

  • 応答なしだけではブロックされたとは判断できません*。

相手がスマホを見ていない、着信に気づかなかった、通信環境が悪い、端末の電源が切れている、LINEの通話着信を許可していないなど、複数の原因があります。

特定の相手だけ毎回応答なしになる場合でも、それだけで関係性を判断するのは避けたほうがよいでしょう。通常のトークが届くか、別の時間帯なら応答するかなど、通話以外の状況も含めて考えます。

LINEアプリが端末のカメラ機能を使用できませんと表示された時はどうする?

この表示が出る場合は、端末側でLINEのカメラ利用が許可されているか確認します。

iPhoneなら設定アプリからLINEを開き、カメラの項目を確認します。AndroidならLINEのアプリ情報から権限を開き、カメラが許可されているか見てください。

PC版の場合はWindowsやMacのプライバシー設定に加え、Zoomなど他のアプリがカメラを使用していないかも確認します。設定変更後はLINEを一度終了して起動し直すと、状態を確認しやすくなります。

全部試してもLINEのビデオ通話ができない場合はどうすればいい?

設定、権限、通信環境、Bluetooth、アプリ更新、端末再起動まで確認しても改善しない場合は、LINEだけで起こる問題なのかをもう一度確認します。

別の相手でも同じ症状が起こり、Wi-Fiとモバイル通信の両方で改善せず、標準カメラや他アプリでは正常に動くなら、LINEアプリ側の問題が候補になります。

反対に標準カメラでも映らない、録音アプリでも音が入らない場合は、LINEではなく端末のカメラやマイク側を確認する必要があります。

LINE側で障害が発生している状況では、ユーザーが設定を変更しても改善しません。時間を置いてから再度試す判断も必要です。

再インストールを行うなら最後です。アカウントの引き継ぎに必要な情報や現在のログイン状態を確認し、データを失わないよう準備してから実行してください。原因が分からないまま何度も設定を変更し続けないことも大切です。

症状ごとに「どこまでは正常か」を確認していけば、ラインビデオ通話できない状態でも原因をかなり絞り込めます。発信、着信、カメラ、マイク、通信環境の順に整理し、自分の症状に該当する場所だけを確認してください。

LINEのビデオ通話トラブルは、全部を一度に直そうとせず、どこまでは正常に使えるかを確認するのがコツです。最後まで直らない時も、再インストールは準備をしてから行いましょう