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目次
ピカラ光のルーターとは?レンタルできる機器と基本的な仕組み
ピカラ光のルーターを調べている人が最初に押さえておきたいのは、ピカラ光では専用の無線ルーターをレンタルできることです。ピカラ光ねっととピカラ光でんわをセットで契約している場合、ピカラ無線ルーターのレンタル料金は月額0円です。一方、ピカラ光ねっとだけを利用する場合は、1Gプラン・10Gプランともに月額660円がかかります。
スマートフォンやパソコンをWi-Fiにつなぎたいだけなら、レンタルルーターを使う方法がもっとも分かりやすい選択肢です。ただし、家の広さや接続する端末の数によっては、市販ルーターへ変更したほうが使いやすくなる場合もあります。
ピカラ無線ルーターが担当する役割
ピカラ無線ルーターは、光回線で受け取ったインターネット通信を、パソコン、スマートフォン、ゲーム機、テレビ、プリンターなど複数の機器へ振り分ける役割を持ちます。有線LANで接続することも、Wi-Fiで無線接続することも可能です。
家庭内には通信機器が複数置かれることがあり、見た目だけでは役割を区別しにくいことがあります。特に混同しやすいのがONT、TA、無線ルーターです。
| 機器 | 主な役割 | Wi-Fiとの関係 |
|---|---|---|
| ONT | 光信号を通信機器で扱える信号へ変換する | 通常はWi-Fiを飛ばす機器ではない |
| TA | 光でんわなどの電話機能を扱う | 構成によってルーターと一体化する |
| 無線ルーター | 家庭内の端末へ通信を振り分ける | スマホなどをWi-Fi接続する中心機器 |
「光回線の機械があるからWi-Fiも使える」と考えてしまいがちですが、ONTそのものとWi-Fiルーターは役割が異なります。スマートフォンのWi-Fi一覧に表示されるSSIDを発信しているのは、基本的には無線ルーター側です。
セット契約では設定の手間も抑えやすい
ピカラ無線ルーターの特徴は料金だけではありません。ピカラでは、接続IDやパスワードなどインターネット接続に必要な設定を自動化できる仕組みが用意されています。市販ルーターでは利用者自身が接続設定を求められることがありますが、レンタル機器であれば設定作業を減らしやすくなります。
特に、ルーターの管理画面を開いたことがない人や、「PPPoE」「WAN」「AP」といった言葉に慣れていない人には、この違いは小さくありません。通信速度だけを見れば市販ルーターに魅力を感じても、設定やトラブル時の切り分けまで考えると、レンタル機器のほうが扱いやすいケースがあります。
ピカラ光ねっとと光でんわをセットで利用する場合には、ターミナルアダプタ機能を備えた機器が使われるため、配線も整理しやすくなっています。ただし、電話機能が関係する構成では、市販ルーターへ交換するときに既存機器を単純に取り外せない場合があります。
レンタルルーターを選ぶかは利用環境で決める
ピカラ無線ルーターだけで十分か、市販ルーターへ変更するべきかは、回線プランだけでは判断できません。1Gプランを契約していても、家族全員のスマートフォン、テレビ、ゲーム機、スマートスピーカー、ネットワークカメラなどを同時接続すると、ルーター側の処理性能が影響することがあります。
一方、一人暮らしでスマートフォンとパソコンを数台使う程度なら、高性能な市販ルーターへ交換しても体感差が小さいケースがあります。重要なのは、最大通信速度の数字だけではなく、家の広さ、壁の材質、階数、端末数、利用場所まで含めて判断することです。
筆者としては、現在レンタルルーターで問題なく使えているなら、最初から市販品へ交換する必要はないと考えます。速度低下や電波の届きにくさといった具体的な不満が出てから原因を切り分けるほうが、不要な出費を避けやすいからです。

ピカラ光では光でんわとのセットならルーター代を抑えられます。まず今の機器で困っている点を整理してから、レンタル継続か市販品への交換かを判断すると失敗しにくいですよ
ピカラ光のレンタルルーターと市販ルーターはどちらがおすすめ?
「無料ならレンタルで十分なのか、それとも市販ルーターを買うべきなのか」と迷う人は少なくありません。判断するときは価格だけでなく、設定の難しさ、同時接続する端末数、Wi-Fiを届けたい範囲まで比較する必要があります。
設定をできるだけ簡単にしたいならレンタルルーターが向いています。反対に、多数の端末を接続する家庭や、2階・離れた部屋まで安定したWi-Fiを届けたい家庭では、高性能な市販ルーターを検討する価値があります。
レンタルルーターが向いている人
ピカラのレンタルルーターは、インターネットの設定をなるべく自分で触りたくない人に適しています。ピカラ側で接続に必要な設定が自動化されるため、市販ルーターでPPPoEのユーザー名やパスワードを入力する場合と比べて導入時の負担を抑えやすいからです。
次のような使い方なら、レンタルルーターを優先してよいでしょう。
- Wi-Fiにつなぐ端末がそれほど多くない
- ルーターの管理画面や接続設定に慣れていない
- ピカラ光でんわも利用している
- 現在の通信速度や電波範囲に大きな不満がない
- 機器を自分で選ぶ手間を減らしたい
ネット検索では「市販ルーターのほうが速い」という声を見かけることがありますが、ルーターを交換するだけで必ず通信速度が上がるわけではありません。回線そのもの、端末のWi-Fi規格、LANケーブル、設置場所などにも速度を左右する要因があります。
市販ルーターが役立ちやすい場面
市販ルーターの利点は、家庭の利用環境に合わせて性能を選べることです。Wi-Fi6対応モデル、同時接続台数の多いモデル、複数台を連携させるメッシュWi-Fi対応モデルなど、用途に応じて選択肢があります。
例えば、1階のリビングにルーターを置いており、2階の仕事部屋では通信が不安定になるケースがあります。この場合、単に回線プランを高速化するより、電波の届き方を改善するほうが効果的な場合があります。メッシュWi-Fiは親機と子機を連携させて通信エリアを広げられるため、戸建てで部屋数が多い家庭では候補になります。
オンライン会議や大容量ファイルのやり取りが多い在宅勤務でも、市販ルーターの性能が役立つことがあります。ただし仕事用パソコンを固定位置で使うなら、Wi-Fiだけにこだわらず有線LAN接続も有効です。有線では安定しているのにWi-Fiだけ遅い場合は、光回線より無線環境に原因があると切り分けやすくなります。
住宅や用途ごとに選択肢を変える
レンタルと市販のどちらが適しているかを、利用場面ごとに整理すると次のようになります。
| 利用環境 | 向いている選択肢 | 判断理由 |
|---|---|---|
| 一人暮らし・小規模住宅 | レンタルルーター | 接続台数が少なく設定も簡単 |
| マンション | レンタルをまず試す | 距離が短ければ十分な場合が多い |
| 2階建て以上の戸建て | 市販・メッシュWi-Fiも検討 | 階や壁による電波減衰を補いやすい |
| 接続端末が多い家庭 | 高性能な市販ルーター | 同時通信の処理性能を選べる |
| 設定に不慣れ | レンタルルーター | 接続設定の負担を抑えやすい |
特に注意したいのがピカラ光でんわを利用しているケースです。レンタル機器が電話機能に関係している場合、市販ルーターを購入したからといって既存機器をそのまま撤去できるとは限りません。
市販ルーターを導入する前に、光でんわの有無と現在の配線を確認してください。既存ルーターと新しいルーターを無計画につなぐと二重ルーターになる可能性があり、オンラインゲームや一部の通信で問題が出ることもあります。
筆者としては、速度に不満があるからという理由だけで高価なルーターを買うより、「どの部屋で」「どの端末が」「どの時間帯に」遅いのかを先に確認する方法をおすすめします。原因が電波範囲なら市販ルーターやメッシュWi-Fiが有効ですが、回線側の混雑なら機器交換だけでは改善しないためです。

レンタルか市販かは価格ではなく、設定のしやすさ・端末数・家の広さで決めるのが基本です。今のWi-Fiで具体的に何が困っているのかを一度書き出してみてください
ピカラ光のルーター料金はいくら?無料になる条件と追加費用
ピカラ無線ルーターの料金は、光でんわをセットにしているかどうかで変わります。ピカラ光ねっととピカラ光でんわをセットで利用する場合は月額0円ですが、ピカラ光ねっと単独では月額660円です。1Gプランと10Gプランでこのレンタル料金に違いはありません。
ただし、確認するべき費用は毎月のレンタル料だけではありません。すでに開通している回線へ後からルーターを追加する場合や、訪問設置を頼む場合には別途費用が発生します。
月額料金と後から申し込む場合の費用
料金条件を整理すると、光でんわとのセット契約が大きな分岐点になります。セット利用中であれば、レンタルルーター代を気にせず使いやすいのが利点です。
すでにピカラ光ねっとが開通した後で、新しくピカラ無線ルーターを申し込む場合は、契約事務手数料として税込2,200円が必要です。月額660円だけを見て申し込むと、この初期費用を見落とすことがあります。
仮に単独契約で月額660円を36カ月利用すると、レンタル料金だけで23,760円になります。この金額だけを比較すると、市販ルーターを買ったほうが安いと感じる人もいるでしょう。ただし、市販ルーターでは故障時の買い替えや設定作業も自分で行う必要があります。
長期間使う予定なら、単純な月額だけではなく、購入費、故障時の負担、サポートの必要性まで含めて比較することが重要です。
設置を依頼すると別途料金がかかる
ピカラ無線ルーターは、基本的に利用者自身で設置する仕組みです。開通済みの利用者が申し込むと機器が送付され、自分で配線して使用を開始します。
設置や設定に不安がある場合は、有料のかけつけサポートを利用できます。提示されている料金は1時間まで税込7,700円、その後30分ごとに税込3,850円です。訪問日時については希望どおりにならない場合もあります。
配線だけなら自分で対応できる人でも、ONTとTAが別の場所に置かれている住宅では新たなLAN配線が必要になるケースがあります。LANケーブルは利用者側で準備する必要があるため、「ルーターが届けば何も用意しなくてよい」と考えないほうが安全です。
パソコン側に無線LAN機能が搭載されていない場合は、Wi-Fi接続用の無線LAN子機も必要です。ピカラの無線ルーターサービスでは子機が提供されるわけではないため、該当するパソコンでは別途購入します。
解約や破損まで含めて費用を考える
レンタル機器は自分の所有物ではありません。解約時には返送する必要があり、解約後1カ月以内に返却しなかった場合には、機器購入代相当額を請求される可能性があります。故意や利用者側の責任によって機器を紛失・破損した場合も同様です。
料金を比較するときは、次に当てはまるものがないか確認してください。
- ピカラ光ねっとだけを契約している
- すでに開通済みで後から無線ルーターを申し込む
- 設置を自分で行うのが難しい
- 無線LAN非対応のパソコンを使っている
- 数年間利用するため市販品の購入費とも比較したい
セット契約なら月額0円なので、レンタルルーターを使う金銭的な負担はかなり小さくなります。一方、単独契約で何年も使うなら、市販ルーターの購入価格と累計レンタル料金を比べる意味があります。
ただし、安さだけで市販品を選んでも、自分で接続設定ができず訪問サポートが必要になれば、想定した節約にならないことがあります。費用比較では「機械の値段」だけでなく、設置まで自分で対応できるかを含めて考えてください。

セット契約なら月額0円ですが、単独利用や後からの申込みでは費用が変わります。月額料金だけでなく、事務手数料・設置・返却まで含めて総額を確認しておきましょう
ピカラ光で市販の自前ルーターは使える?購入前に確認したいポイント
市販ルーターを使いたいと考えたとき、いきなり家電量販店や通販で機器を購入するのはおすすめできません。ピカラ光では光でんわを含む機器構成が家庭によって異なり、レンタル機器を残す必要があるケースもあるためです。
高性能な自前ルーターを利用すること自体は検討できますが、購入前に現在の契約と配線を確認することが最優先です。
光でんわを使っているかを最初に確認する
最初の確認項目はピカラ光でんわの利用有無です。光でんわをセットで契約している場合、レンタル機器がインターネット接続だけではなく電話機能にも関係していることがあります。
そのため、「新しいルーターを買ったので古い機器を外す」という交換方法が成立しない場合があります。実際の接続構成は契約内容や設置されている機器によって異なるため、自前ルーターを利用したい旨をピカラ側へ伝え、必要な接続方法を確認するのが確実です。
ピカラの案内では、提供される機器についてブリッジモードでは利用できないとされています。他社回線で「既存ルーターをブリッジモードにすればよかった」という経験があっても、同じ方法をそのまま当てはめないようにしてください。
二重ルーターを避ける
家庭用ルーターには、インターネット通信を振り分けるルーター機能があります。この機能が有効な機器を2台直列につなぐと、いわゆる二重ルーターになる場合があります。
普通のWeb閲覧では問題が表面化しないこともありますが、ポート開放、オンラインゲーム、VPN、一部の機器間通信などで設定が複雑になります。「Wi-Fiにはつながるのに特定のゲームだけうまく通信できない」といった状況では、二重ルーターが原因候補になります。
市販品を買う前に、次の順で確認すると迷いにくくなります。
- Myピカラなどで現在の契約内容を確認する
- ピカラ光でんわを利用しているか確認する
- ONT、TA、レンタルルーターの型番と配線を確認する
- ピカラへ自前ルーターを追加したい旨を伝えて接続条件を確認する
- 必要なWi-Fi規格や接続台数を決めて市販ルーターを選ぶ
この順番なら、機器を先に買ってから「想定していた接続方法が使えない」と気付く失敗を避けやすくなります。
Wi-Fi6やメッシュ対応だけで決めない
市販ルーターにはWi-Fi6、Wi-Fi6E、メッシュWi-Fi、高速WANポートなど多くの機能があります。ただし、高性能な機器を導入すればピカラ光の通信速度がそのまま上がるわけではありません。
例えば、スマートフォン側が古いWi-Fi規格までしか対応していなければ、最新ルーターの性能を十分に利用できません。LANケーブルが古かったり、パソコン側のLANポートが低速だったりしてもボトルネックになります。
市販ルーターを選ぶ目的は、「数字の大きい製品を買うこと」ではなく、現在の弱点を改善することです。2階だけ電波が弱いならメッシュWi-Fi、数十台の端末を接続するなら同時接続性能、オンライン会議の安定性を重視するなら有線LAN環境まで含めて考えます。
「レンタルルーターでは端末が増えると不安定になる」という利用者の声が見られることもありますが、安定性は機種だけでなく住宅環境や通信状況にも左右されます。口コミだけを根拠に交換するのではなく、自宅で発生している症状を確認してください。
市販ルーターを導入する目的がはっきりすれば、価格帯も絞り込みやすくなります。必要以上に高額なモデルを買わずに済み、交換後の効果も判断しやすくなります。

自前ルーターは性能だけで選ばず、光でんわ・現在の配線・二重ルーターの有無を先に確認してください。買う前に接続構成を固めることが、いちばん確実な失敗防止策ですよ
ピカラ光で自前ルーターを接続する方法
市販の自前ルーターを使う場合は、既存のピカラ機器をいきなり取り外さず、現在の構成を確認してから作業します。特にピカラ光でんわを利用している環境では、電話機能を残すためにレンタル機器が必要になる場合があります。
自前ルーターの接続方法は契約状況や機種によって変わるため、ここでは一般的な確認手順として整理します。光でんわ利用中は、作業前にピカラへ接続方法を確認するのが安全です。
接続する前に現在の機器を確認する
まず、現在どの機器同士がLANケーブルでつながっているかを確認します。ONT、TA、レンタルルーターが別々に設置されている場合もあれば、機能が一体になった構成もあります。
背面を見ると「LAN」「WAN」「電話機」などの端子があります。市販ルーターを接続するときに重要なのは、どの機器のLAN端子から新しいルーターのWAN端子へつなぐかです。
配線を外す前に、スマートフォンで現在の接続状態を撮影しておくと元に戻しやすくなります。設定に失敗したとき、どのケーブルがどこに刺さっていたか分からなくなるトラブルを防げます。
自前ルーターを接続する基本手順
機種ごとにスイッチ名や管理画面の表記は異なりますが、市販ルーターをルーターとして利用する場合の流れは次のようになります。
- ピカラ光でんわの有無と現在の機器構成を確認する
- 必要に応じてピカラへ自前ルーターを使いたい旨を相談する
- 市販ルーターの動作モードをルーターモードに設定する
- 既存機器のLAN端子と市販ルーターのWAN端子をLANケーブルで接続する
- 市販ルーターの電源を入れて起動を待つ
- スマートフォンやパソコンを新しいルーターのSSIDへ接続する
- 必要な環境では管理画面を開いてPPPoE情報を入力する
- Webサイトを開いてインターネットへ接続できるか確認する
Buffalo製品では、機種によって背面にAUTO、MANUAL、ROUTER、AP、WBなどの表記があります。別メーカーでは名称が異なるため、同じ位置に同じスイッチがあるとは限りません。
特に注意したいのが、LAN端子とWAN端子の差です。既存機器から出ているLANケーブルを市販ルーターのLAN端子へ挿すのではなく、ルーターとして使う構成ではWAN側へ接続するケースがあります。端子は色分けされていることもあるので、製品説明書と併せて確認してください。
PPPoEの入力が必要な場合
市販ルーターへ接続した後、Wi-FiにはつながっているのにWebサイトが開けないことがあります。この状態では、スマートフォンとルーターの無線接続は成功していても、ルーターからインターネット側への認証が完了していない可能性があります。
必要な環境では、市販ルーターの管理画面を開き、「インターネット」「接続先設定」「PPPoE」などの項目からユーザー名とパスワードを入力します。利用する情報はピカラの契約書類などで確認します。
管理画面の名称はメーカーによって異なります。Buffalo、NEC、TP-Linkなどで画面構成は同じではないため、検索で別メーカーの設定画面を見ながら操作すると迷いやすくなります。
入力後にインターネット接続が成立したら、複数の端末からWebサイトを開いて確認します。1台だけつながらない場合は、その端末側に以前のSSIDや固定設定が残っていないか確認してください。
自前ルーターに関する利用例ではIPv6設定を無効にする方法が紹介される場合もありますが、必要性は環境やサービス仕様によって異なります。設定項目を理由なく変更するのではなく、ピカラから案内された内容とルーターメーカーの説明を優先してください。
市販機器の設定変更は利用者自身の責任で行うことになります。通信できなくなった場合に備えて、変更前の設定や配線を記録しておくと復旧しやすくなります。

自前ルーターの接続では、ケーブルを挿す作業より現在の構成確認が重要です。配線を写真に残し、光でんわとPPPoEの条件を確認してから一つずつ変更してくださいね
ピカラ光のWi-Fiが遅い・つながらないときの確認方法
昨日までは普通に使えていたのに、突然スマートフォンの動画が止まる。2階へ移動するとWi-Fiマークが弱くなる。こうした症状が出たとき、すぐルーターを買い替える必要はありません。
最初に行うべきなのは、光回線そのものが遅いのか、Wi-Fi部分だけに問題があるのかを切り分けることです。原因を確認せず機器を交換すると、買い替え後も同じ症状が残ることがあります。
有線LANとWi-Fiを分けて確認する
パソコンを有線LANで接続できる環境なら、有線通信が正常か確認します。有線では問題なく通信でき、Wi-Fi接続時だけ遅くなるのであれば、無線ルーターの位置、周波数帯、電波干渉、接続台数などが原因候補になります。
反対に、有線LANでも通信できない場合は、Wi-Fi設定より回線側やONT、配線を優先して確認します。障害が発生している場合もあるため、機器を何度も初期化する前に回線状況を確認したほうが効率的です。
症状ごとの主な確認ポイントは次のとおりです。
| 症状 | 主な原因候補 | 最初に行う確認 |
|---|---|---|
| Wi-Fi自体が表示されない | ルーター停止・無線機能 | 電源とランプを確認 |
| Wi-Fiにはつながるがネット不可 | 回線・認証・配線 | 有線LANでも通信できるか確認 |
| 離れた部屋だけ遅い | 電波減衰 | ルーター近くで速度を比較 |
| 時々切断される | 電波干渉・端末集中 | 周波数帯と接続台数を確認 |
| 1台だけつながらない | 端末側設定 | Wi-Fi登録を確認 |
「Wi-Fiが遅い」という一つの症状でも、原因は同じではありません。どこまで正常に通信できているかを順番に見ることで、調べる範囲を狭くできます。
2.4GHzと5GHzを使い分ける
家庭用Wi-Fiでは2.4GHz帯と5GHz帯がよく利用されます。2.4GHzは壁などの障害物に比較的強く、離れた部屋へ届きやすい一方、電子レンジやほかの無線機器と干渉しやすい特徴があります。
5GHz帯は高速通信に向いており、周囲の2.4GHz機器からの干渉も受けにくいですが、壁や階をまたぐと電波が弱くなりやすくなります。
ルーターのすぐ近くでは速いのに2階だけ遅いのであれば、契約している光回線の速度ではなく電波環境を疑うべきです。反対に、ルーターの近くでもすべての端末が遅いなら、周波数帯だけでなく回線や機器全体を確認します。
5GHz帯の一部は利用条件があり、5.2GHz・5.3GHz帯を屋外で利用することは電波法上の制約があります。SSIDの周波数を切り替える際も、利用場所を意識してください。
再起動と設置場所も確認する
通信トラブルでは、機器を再起動することで復旧する場合があります。ただし、電源を抜いてすぐ挿すのではなく、接続機器の構成を確認しながら作業したほうが安全です。
ルーターを床の隅、家具の裏、金属製ラックの中などへ置いている場合は、設置場所も見直します。Wi-Fiは目に見えませんが、壁や家具などの影響を受けます。戸建てでは1階の端に置くより、利用する部屋との位置関係を考えたほうが電波を届けやすくなります。
次に当てはまるものがないか確認してください。
- ルーターの近くでは速いのに離れると遅くなる
- 夜など特定の時間帯だけ遅い
- 電子レンジ使用中に通信が不安定になる
- スマートフォンや家電など接続端末が増えている
- 有線LANなら正常だがWi-Fiでは遅い
接続端末が増えたことで不安定になった場合は、ルーター側の同時処理能力が影響している可能性があります。家族4人でそれぞれスマートフォンを使い、テレビ、ゲーム機、タブレット、スマート家電まで加えると、端末数は想像以上に増えます。
原因を一つずつ切り分けたうえでルーター交換を判断することが重要です。速度測定の数字だけではなく、通信が不安定になる場所や時間帯まで記録すると原因を見つけやすくなります。

Wi-Fiの不調は、まず有線でも遅いのかを確認すると原因を絞れます。ルーター交換の前に、場所・周波数・端末数のどこで症状が変わるかを比べてみてください
ピカラ光のルーター選びで失敗しないための確認ポイント
「1G対応より10G対応のほうが速そう」「数字が大きい機種なら安心」と考えてルーターを選ぶと、必要以上に高い製品を買ってしまうことがあります。家庭内Wi-Fiの快適さは、ルーターの最高速度だけでは決まりません。
見るべきポイントは、住宅の広さ、階数、端末数、Wi-Fi規格、利用目的です。自宅で発生しているボトルネックに合った機器を選ぶことが、ルーター選びでは重要になります。
最大速度だけで判断しない
1Gプランを利用している場合、市販ルーターのパッケージに非常に大きな速度が書かれていても、その数値がそのままインターネットの実測速度になるわけではありません。
ピカラ光自体もベストエフォート型のサービスであり、実際の通信速度は利用環境や接続機器によって変わります。ルーターだけを高速化しても、利用しているパソコンのLANポート、スマートフォンのWi-Fi規格、LANケーブルなどが遅ければ、その部分が上限になります。
例えば動画視聴やWeb閲覧が中心で、ルーターの近くではすでに安定している場合、高性能モデルへの交換効果は限定的です。反対に、大量の端末を同時接続している家庭では、単純な最高速度より処理性能や同時接続への強さを重視します。
家の広さと設置場所を見る
戸建て住宅では、ルーターが1階の端に設置されていると、2階の反対側まで電波が十分届かないことがあります。鉄筋、防音壁、断熱材など住宅構造も電波の到達距離に影響します。
このような場合、強力なルーター1台へ交換するだけでは改善が不十分な場合があります。親機と子機を連携させるメッシュWi-Fiを利用すれば、複数の場所からWi-Fiを届けられます。
ただし、メッシュWi-Fiを構築するには対応機器が必要です。メーカーによって親機をコントローラー、子機をエージェントなどと呼ぶことがあり、設定方法も異なります。購入前に、現在使っている機器と追加予定の機器が同じメッシュ方式へ対応しているかを確認してください。
一方、ワンルームや小規模なマンションで電波範囲に問題がないなら、メッシュ対応機能を優先する必要性は低くなります。自宅の問題が「距離」なのか「端末数」なのかで選び方を変えることが大切です。
自前ルーター導入前の確認を省略しない
市販ルーターを購入するときに見落としやすいのが、ピカラ側の機器構成です。光でんわを利用している場合、レンタルルーターを単純に撤去できないことがあります。
PPPoEの設定が必要な環境では、契約情報も準備しておかなければなりません。購入したルーターの初期設定画面を開いてからユーザー名やパスワードが分からないことに気付くと、作業が止まります。
レンタルルーターについては、解約時の扱いにも注意が必要です。機器は返却する必要があり、解約後1カ月以内に返却しない場合は機器購入代相当額を請求される可能性があります。自前ルーターへ変更した後も、不要になったレンタル機器を自己判断で処分しないでください。
購入前には、次の4項目を紙やメモアプリに整理しておくと選びやすくなります。現在の契約プラン、光でんわの利用有無、Wi-Fiにつなぐ端末数、電波が弱い場所です。この情報があれば、「Wi-Fi6だから」「高級機だから」といった曖昧な理由ではなく、自宅に必要な性能を絞れます。
筆者としては、一般家庭なら最高速度競争よりも、設置場所と同時接続台数を重視するほうが実用的だと考えます。毎日使うスマートフォンが寝室で切れるなら、理論上の最高速度より家全体へ安定して届くことのほうが重要だからです。

ルーター選びでは、最高速度の数字より家の広さ・端末数・設置場所を優先してください。困っている原因に合った機能へお金を使うほうが、交換後の効果を実感しやすいですよ
ピカラ光のルーターに関するよくある質問
ピカラ光のルーターでは、料金だけでなく、市販品の利用、速度改善、解約時の扱いについても疑問が生まれやすくなります。特にレンタル機器と光でんわが組み合わさっている環境では、一般的なWi-Fiルーターと同じ感覚で交換しないことが重要です。
ここでは、契約や機器交換の前に確認しておきたい質問をまとめます。
ピカラ光のルーターは無料でレンタルできる?
ピカラ光ねっととピカラ光でんわをセットで利用している場合、ピカラ無線ルーターのレンタル料は月額0円です。
ピカラ光ねっとだけを契約している場合は、1Gプラン・10Gプランともに月額660円です。すでに回線が開通した後で新しく無線ルーターを申し込む場合には、契約事務手数料として税込2,200円がかかります。
単独契約で長期間レンタルするなら、市販ルーターの購入価格と累計料金を比較してもよいでしょう。ただし、設定サポートや故障時の対応も含めて判断する必要があります。
ピカラ光でBuffaloやNECなどの市販ルーターは使える?
自前ルーターを利用する方法はありますが、接続構成は契約内容によって変わります。特にピカラ光でんわを利用している場合、既存のレンタル機器が電話機能に関係していることがあります。
市販ルーターを買ったからといって、現在の機器をすべて外して入れ替えられるとは限りません。購入前に光でんわの有無、ONTやTAとの配線、必要な接続設定を確認してください。
BuffaloやNECなどメーカーによって、ルーターモードを切り替えるスイッチや管理画面の名称も異なります。設定時は使用する製品の説明書を基準に操作します。
ピカラ光のレンタルルーターを購入することはできる?
ピカラ無線ルーターはレンタルサービスとして提供される機器であり、利用者の所有物として扱うものではありません。契約終了時には機器を返却する必要があります。
市販ルーターを自分の所有物として使いたい場合は、家電量販店やメーカー製品などから対応するルーターを別に購入する方法を検討します。
レンタル機器を使わなくなった場合でも、そのまま捨てたり中古品として処分したりしないでください。契約上の返却方法を確認し、指定された方法で返送します。
ルーターを交換すればWi-Fiの通信速度は速くなる?
速くなる可能性はありますが、ルーター交換だけで必ず改善するわけではありません。Wi-Fiの速度には、回線、ルーター、端末、電波環境、LANケーブル、接続台数など複数の要素が関係します。
例えばルーターのすぐ近くでは速く、2階へ移動したときだけ遅くなるなら、電波範囲を改善することで効果が出る可能性があります。接続端末が多くなると不安定になる場合も、高性能ルーターが有効なケースです。
一方、有線LANでも同じように遅い場合は、Wi-Fiルーターだけが原因とは限りません。有線と無線を比較してから交換を判断すると、原因を間違えにくくなります。
ピカラ光を解約するときはレンタルルーターをどう返却すればいい?
レンタルルーターは解約時にピカラへ返送する必要があります。案内上は、解約後1カ月以内に返却しない場合、機器購入代相当額を請求されることがあります。
自前ルーターへ切り替えたためレンタル機器を長期間箱に入れたまま保管していた場合も、解約時には忘れず確認してください。電源アダプターなど、返却対象となる付属品についても契約時の内容を確認したほうが安全です。
引っ越しや回線変更の直前は手続きが重なりやすいため、レンタル品だけをまとめて保管しておくと紛失を防げます。破損や紛失が利用者側の責任による場合も、機器代相当額が発生する可能性があります。
ピカラ光のルーターで迷った場合は、「月額料金」「光でんわ」「現在の配線」「Wi-Fiの不満」の4点から整理すると判断しやすくなります。無料レンタルできており通信にも不満がなければ、そのまま利用する方法がシンプルです。問題がある場合だけ、市販ルーターやメッシュWi-Fiまで選択肢を広げれば、不要な交換を避けられます。

光でんわとのセットなら無料レンタルを活用しやすく、市販ルーターは明確な不満があるときに検討するのが合理的です。交換前に原因と接続構成を確認しておきましょう
2位
ピカラ光
STNet

| 回線タイプ | 電力系光回線 |
| 戸建ての月額基本料金 | 4,950円 |
| マンションの月額基本料金 | 3,740円 |
| 下り速度(実測値) | 443.02Mbps |
| 上り速度(実測値) | 478.26Mbps |
| PING値(実測値) | 18.11ms |
| 下り速度の速さ | 3.44 |
| 上り速度の速さ | 3.68 |
| 戸建て料金の安さ | 4.61 |
| マンション料金の安さ | 4.95 |
| 初期費用の安さ | 5.00 |
| 総合 | 4.33 |
ピカラ光がおすすめの理由
ピカラ光がおすすめの理由は「独自回線で高速通信が可能である点」「基本料金が安い点」です。
ピカラ光は、四国電力の傘下の株式会社STNetが運営している光回線サービスです。光回線は、四国電力の回線を利用しているため、独自回線ゆえに安定した高速通信が可能となっています。最速10Gbpsのプランも用意されていて、高速のインターネット利用が可能となっています。
また、自社グループで回線を持っている分、月額料金も安く利用できる点がメリットと言えます。
スマホセット割は、au、UQ mobileが対象となっています。
デメリットは、対応エリアが四国のみという点です。
| 回線タイプ | 電力系光回線 |
| 戸建て1年利用時の実質料金 | 2,265円 |
| 戸建て2年利用時の実質料金 | 3,550円 |
| 戸建て3年利用時の実質料金 | 3,968円 |
| マンション1年利用時の実質料金 | 1,242円 |
| マンション2年利用時の実質料金 | 2,441円 |
| マンション3年利用時の実質料金 | 2,862円 |
| 戸建ての月額基本料金 | 4,950円 |
| マンションの月額基本料金 | 3,740円 |
| 下り速度(実測値) | 443.02Mbps |
| 上り速度(実測値) | 478.26Mbps |
| PING値(実測値) | 18.11ms |
| 工事費 | 0円 |
| 初期費用 | 0円 |
| 提供地域 | 徳島県、香川県、愛媛県、高知県 |
| 定期契約 | 2年契約 |
| テレビ対応 | |
| 無料ルーターレンタル | (「ピカラ光ねっと」と「ピカラ光でんわ」のセット契約で無料) |
| 無料訪問サポートつき | |
| 無料セキュリティソフト | |
| 戸建て対応 | |
| マンション対応 | |
| IPv6対応 | |
| サポート | 電話、メール |
| 開通までのモバイルWi-Fiルーターレンタルあり | |
| 違約金負担キャンペーンあり | |
| スマホセット割 | auとセットで割引、UQ mobileとセットで割引 |
| 支払方法 | クレジットカード、口座振替、自動払込 |


