enひかりから楽天ひかりへの乗り換え方法!手順・料金・注意点を徹底解説



目次

enひかりから楽天ひかりへは工事不要で乗り換えられる

enひかりから楽天ひかりへの乗り換えは、基本的に事業者変更という手続きで進められます。どちらもNTTの回線設備を利用する光コラボのため、回線そのものを引き直すのではなく、契約する事業者を切り替える形になるからです。そのため、一般的なケースでは原則として開通工事が不要で、工事日の調整や立ち会いをせずに乗り換えられます。

事業者変更なら今ある光回線をそのまま使える

光回線の乗り換えと聞くと、「一度インターネットを解約して、新しい工事をしてもらうのでは」と考える人もいるでしょう。しかし、enひかりと楽天ひかりの場合は事情が異なります。

光コラボはNTT東日本・NTT西日本のフレッツ光回線を利用してサービスを提供する仕組みです。enひかりから楽天ひかりへ変更しても、宅内まで引かれている光ファイバーを基本的にそのまま使います。

そのため、戸建てでもマンションでも、通常の事業者変更であれば新しい光ケーブルを引き込む必要はありません。壁に穴を開け直したり、工事担当者の訪問日時に合わせて在宅したりする手間も抑えられます。

宅内に設置されているNTTのロゴが付いたONUも、楽天ひかりへ切り替えたあとに引き続き使用するケースが基本です。ONUは光信号を家庭内で利用できる信号へ変換する機器で、enひかり独自の機器とは限りません。

解約新規とは手続きが大きく異なる

光回線の変更には、現在の回線を一度解約してから新しい回線を申し込む、いわゆる解約新規という方法もあります。しかし、enひかりから楽天ひかりへの移行では、通常は事業者変更を選ぶほうが手続きはシンプルです。

解約新規では、現在のサービスを停止したあとに新しい契約を開始するため、状況によっては撤去や開通工事が発生します。インターネットを利用できない期間が生じるリスクも高くなります。

一方、事業者変更では既存設備を維持したまま契約先を切り替えるため、切替日までenひかりを利用し、切替後は楽天ひかりを利用する流れになります。

特に注意したいのが、楽天ひかりを申し込む前に自分でenひかりを解約してしまうことです。事業者変更を利用するなら、先にenひかりを解約しないことが重要です。必要なのは、enひかりから事業者変更承諾番号を取得し、その番号を使って楽天ひかりを申し込むことです。

インターネットが使えない期間は基本的に生じにくい

事業者変更では、現在使っている光回線設備をそのまま利用するため、新しい光回線の開通待ちによる長期間の通信停止は基本的に避けられます。

ただし、切替直後に通信方式の設定が反映されるまで時間がかかったり、Wi-Fiルーターを交換して端末側の設定が必要になったりする場合があります。楽天ひかりでIPv6通信を利用する場合は、クロスパスに対応したルーターを用意しておくこともポイントです。

「乗り換えたら何日もネットが使えなくなるのでは」と心配する必要は通常ありませんが、在宅勤務やオンライン会議などで通信停止を避けたい人は、切替日とルーターの準備状況まで確認しておくと安心です。

筆者としては、enひかりから楽天ひかりへの変更で最初に理解しておきたいのは料金よりも事業者変更の仕組みです。ここを理解していれば、「先に解約する」「ONUを返してしまう」といった大きな失敗を防ぎやすくなります。

enひかりから楽天ひかりは回線を引き直す乗り換えではありません。まず事業者変更で進めると覚えておけば、余計な工事や通信停止を避けやすいですよ

enひかりから楽天ひかりへ乗り換えるべき?料金・速度・特典を比較

「楽天ひかりに変えれば、毎月のインターネット料金も安くなる」と考えているなら、申し込み前に比較が必要です。参考資料に掲載されている通常料金では、月額料金だけならenひかりが安いためです。一方、楽天市場や楽天モバイルを利用している人は、ポイント特典まで含めると評価が変わります。

月額料金はenひかりのほうが低い

参考資料では、enひかりの料金にv6プラスのオプション料金を含めた場合でも、楽天ひかりより月額料金が低くなっています。

居住タイプenひかり楽天ひかり
一戸建て4,818円5,280円
マンション3,718円4,180円

戸建てでは月462円、マンションでも月462円の差です。単純にインターネット回線の基本料金だけを比較するなら、enひかりを継続するほうが低コストになります。

ただし、楽天ひかりには楽天市場のSPUや楽天モバイル利用者向けのポイント特典などがあります。楽天市場で毎月一定額を買い物していたり、楽天モバイルを利用していたりするなら、月額料金の差だけで判断すると実質的な負担を見誤ることがあります。

つまり、楽天サービスを使う人ほど総合判断が必要です。インターネット代だけではなく、1年間または数年間でもらえる楽天ポイントと現在受けているenひかり側の割引まで並べて比較すると判断しやすくなります。

通信速度は楽天ひかりが必ず上とは限らない

通信速度も重要な判断材料です。参考資料に掲載されている一般利用者の実測値では、次のような違いがあります。

項目enひかり楽天ひかり
下り速度260.24Mbps215.7Mbps
上り速度314.32Mbps232.24Mbps
Ping値15.51ms18.77ms

この数値だけを見るとenひかりが上回っています。ただし、実測速度は利用地域、時間帯、建物設備、接続方法、Wi-Fiルーター、端末性能などに大きく左右されます。別の家庭でも同じ数値になるわけではありません。

両サービスともNTTの光回線設備を利用しているため、楽天ひかりに変更しただけで物理的な回線性能が突然大きく向上するわけでもありません。プロバイダや接続環境が変わることで改善するケースはありますが、速度は必ず改善するとは限らないと考えるほうが適切です。

楽天経済圏をどこまで利用するかで判断する

乗り換え判断では、次の3パターンに分けると整理しやすくなります。

楽天市場をあまり使わず、楽天モバイルも利用していない人は、料金面だけならenひかりを継続するメリットがあります。楽天ひかりに変更すると通常料金が上がるため、キャンペーンだけを理由に申し込む場合は終了後の料金まで確認したいところです。

楽天市場を頻繁に使う人は、楽天ひかりによるSPUの上乗せ分を計算します。月々の買い物額が大きいほど、回線料金の差額を楽天ポイントで吸収できる可能性があります。

楽天モバイルも利用している人は、楽天ひかりと組み合わせた特典が判断材料になります。参考資料には楽天ポイントが毎月付与されるプログラムも掲載されているため、適用条件を満たすなら年間ベースで比較する必要があります。

料金、ポイント、スマホ、通信速度を一つずつ分けて比較すれば、「キャンペーンがあるから楽天ひかり」という単純な判断を避けられます。

料金だけを見ればenひかりが有利なケースがあります。楽天市場や楽天モバイルでもらえるポイントまで金額換算してから、乗り換える価値を判断してくださいね

enひかりから楽天ひかりへ乗り換えるメリット

工事の日程を組まず、今ある光回線を利用しながら楽天サービスとの連携を強められる点が、enひかりから楽天ひかりへ変更する大きな特徴です。特に楽天市場や楽天モバイルを日常的に利用している人は、回線単体の料金差だけでは見えないメリットがあります。

光コラボ同士なので乗り換えの負担が小さい

enひかりと楽天ひかりはどちらも光コラボです。そのため、通常は事業者変更によって契約を切り替えられます。

新しい光回線を引き込む乗り換えでは、開通工事日を決め、場合によっては数週間待ち、工事当日に在宅しなければならないことがあります。事業者変更なら、この一連の負担を避けやすいのが利点です。

現在のONUも基本的に継続利用できるため、機器をすべて取り外して入れ替えるわけではありません。楽天ひかりに対応したWi-Fiルーターをすでに持っていれば、宅内機器の変更も少なく済みます。

こうした意味で、enひかりから楽天ひかりへの変更は工事不要で切り替えやすい乗り換え方法です。引っ越しを伴わず、同じ住所で契約先だけを変えたい人にとっては扱いやすいでしょう。

楽天市場のSPUを利用できる

楽天市場をよく使う人にとっては、SPUも無視できません。参考資料では、楽天ひかりの契約によって楽天市場でのポイント還元率がSPUが+2倍になる特典が掲載されています。

例えば、日用品、家電、ふるさと納税などを楽天市場にまとめている家庭では、毎月の買い物額によって得られるポイント数が変わります。光回線料金だけでは楽天ひかりのほうが高くても、楽天市場で得られるポイントまで含めると実質的な差が縮まる可能性があります。

ここで重要なのは「楽天ポイントがもらえるから得」と感覚的に判断しないことです。月間の楽天市場利用額を確認し、楽天ひかり契約による上乗せポイントを概算して、月額料金の差と比較します。

ポイントには付与上限や対象条件が設けられる場合があるため、申し込み時点の条件確認も必要です。キャンペーンやSPUの内容は固定ではなく、変更される可能性があります。

楽天モバイル利用者は組み合わせの価値が高まりやすい

楽天モバイルを利用している人は、楽天ひかりとの組み合わせによる特典も確認しておきたいところです。

参考資料には、楽天モバイルと楽天ひかりを利用することで毎月1,000ポイントが付与されるプログラムが掲載されています。仮に継続して条件を満たせるなら、回線料金の月額差だけを見るよりも実質負担を小さくできる可能性があります。

ただし、同じ楽天アカウントを使用するなど適用条件があります。楽天ひかりだけ契約しても自動的にすべての楽天関連特典が適用されるとは限りません。

申し込み前には、楽天会員ID、楽天モバイルの契約状況、楽天市場の利用額を確認しておくと、乗り換えメリットを数字で判断できます。

SNSやQ&Aでは「楽天経済圏なら楽天ひかりにまとめたほうが得なのか」という趣旨の疑問もよく見られます。答えは利用状況次第です。楽天市場をほとんど使わない人と、毎月まとまった金額を使う人では、同じ回線料金でも実質的な価値が異なります。

楽天ひかりの強みは回線料金だけでは判断できません。楽天市場と楽天モバイルをどれくらい使っているかを数字にすると、本当のメリットが見えやすくなりますよ

enひかりから楽天ひかりへ乗り換えるデメリットと注意点

楽天ひかりへ変更すると、毎月の支払額が必ず下がるわけではありません。むしろ、楽天サービスをあまり使わない人では、通常料金は楽天ひかりのほうが高いことが大きな注意点になります。乗り換えキャンペーンだけで判断せず、その後の料金と必要な機器まで確認する必要があります。

キャンペーン終了後の料金まで比較する

光回線のキャンペーンでは、「1年間割引」「ポイント進呈」といった条件が目立ちます。しかし、長く利用するなら、特典が終了したあとの通常料金のほうが重要です。

参考資料の料金では、戸建てのenひかりが4,818円、楽天ひかりが5,280円、マンションではenひかりが3,718円、楽天ひかりが4,180円です。どちらも月462円の差があります。

1か月だけなら小さく感じても、2年、3年と利用すると差は積み上がります。楽天ポイントや楽天モバイルとの組み合わせで差額を補える人もいますが、楽天市場をほとんど利用しない場合は単純に固定費が増えることがあります。

enひかりでUQモバイル、ahamo、povoとのセット割引を利用している場合も確認が必要です。参考資料では、これらのスマホ利用者向けにenひかり側の割引が掲載されています。楽天ひかりへ変更すれば、その割引は継続できないため、現在の請求額を確認してから比較してください。

Wi-Fiルーターを買い替える場合がある

今使っているWi-Fiルーターをそのまま楽天ひかりでも利用できれば、機器代は発生しません。しかし、enひかりからレンタルしているルーターを使用している場合は返却が必要です。

楽天ひかりでIPv6通信を利用するには、クロスパスに対応したWi-Fiルーターが必要とされています。現在所有している機種が非対応なら、ルーターの買い替えが必要になる場合があります。

新しいルーターに変更すると、スマートフォンやパソコンだけではなく、テレビ、ゲーム機、プリンター、スマートスピーカー、ネットワークカメラなど、Wi-Fiにつないでいる端末の再設定も必要です。

SSIDと暗号キーが変わるため、家族全員のスマートフォンを設定し直す場面もあります。利用端末が多い家庭では、回線切替日までに新しいルーターを用意しておくと混乱を避けやすくなります。

enひかりの解約月は日割りにならない

切替日の決め方にも注意が必要です。参考資料では、enひかりは解約月は日割りにならないとされています。

例えば月初に楽天ひかりへ切り替わった場合でも、enひかり側ではその月の基本料金が1か月分請求される扱いになります。そのため、切替日をある程度月末に寄せたほうが、enひかりを利用できる期間に対する無駄は小さくなります。

ただし、ここでありがちなのが「月末最終日に切り替えれば一番得」と考えて申し込みを遅らせることです。事業者変更には承諾番号の取得や申込処理、切替日の調整があるため、狙った日に必ず切り替わるとは限りません。

月末ぎりぎりに申し込み、切替日が翌月にずれると、enひかりの料金がさらに1か月分発生する可能性があります。数百円を節約しようとして、数千円単位の負担が増えては意味がありません。

キャンペーンの割引額だけでなく、通常料金、現在のスマホ割引、ルーター購入費、解約月の料金までまとめて確認することが重要です。

乗り換え特典だけを見ると楽天ひかりが魅力的に見えますが、通常料金・スマホ割引・ルーター代・解約月まで含めた総額で比べるのが失敗しないコツですよ

乗り換え前に確認する費用・事業者変更承諾番号・ルーター

楽天ひかりの申込画面まで進んでから事業者変更承諾番号がないことに気づいたり、切替後にルーターが対応していないと分かったりすると、手続きが止まりやすくなります。申し込み前に「番号・費用・機器」の3点を確認しておくとスムーズです。

事業者変更承諾番号には期限がある

enひかりから楽天ひかりへ事業者変更するには、enひかりで事業者変更承諾番号を取得します。参考資料では、enひかりカスタマーセンターへの電話で取得する流れが紹介されています。

事業者変更承諾番号には有効期限があります。さらに楽天ひかり側では、期限が残り少ない番号では手続きを進められないため、参考資料では取得後10日以内を目安に申し込むよう案内されています。

つまり、番号を数週間前に先回りして取得するのは得策ではありません。楽天ひかりの申し込み準備を整えてから取得し、そのまま数日以内に申し込む流れが安全です。

承諾番号を取得しただけでenひかりが即時解約されるわけではありません。楽天ひかりへの事業者変更が完了するまでは、現在の回線を利用できます。

乗り換え時に発生する費用を確認する

参考資料の一つでは、enひかりから楽天ひかりへ事業者変更した場合、楽天ひかり側で1,980円の事務手数料が発生するとされています。

ただし、契約時期や手続き条件によって扱いが異なる費用もあるため、申込画面に表示される金額を最終確認してください。過去のキャンペーン情報や古い記事だけで判断すると、現在の条件と一致しない場合があります。

enひかり側では、契約中のオプション、レンタル機器、工事費残債なども確認対象です。契約期間に縛りがない場合でも、オプションごとに別の条件が設定されているケースがあります。

次に当てはまるものがないか確認してください。

  • enひかりで有料オプションを契約している
  • Wi-Fiルーターなどのレンタル機器を利用している
  • 開通工事費の分割払いが残っている
  • UQモバイル、ahamo、povo関連の割引を利用している
  • 楽天ひかりで使うクロスパス対応ルーターをまだ用意していない

一つでも該当する場合は、申込前に現在の契約内容を確認しておくと、想定外の請求や通信トラブルを減らせます。

ONUとWi-Fiルーターを混同しない

機器の確認で最も注意したいのは、ONUとWi-Fiルーターを同じものだと思わないことです。

ONUは、NTTの光回線と宅内ネットワークをつなぐ装置です。NTTのロゴが入っている機器は、事業者変更後も楽天ひかりで使用するケースが基本なので、ONUは返却しないよう注意してください。

一方、enひかりからレンタルしているWi-Fiルーターがあれば、サービス切替後に返却が必要になる場合があります。機器本体のラベルや契約書を確認し、どの会社から借りている機器なのかを整理します。

自分で購入したWi-Fiルーターを使っている場合は、楽天ひかりのIPv6・クロスパスへの対応状況を確認します。型番を本体底面や背面のラベルで調べれば、対応機種か判別しやすくなります。

新しいルーターを購入する場合は、切替日の前日ではなく余裕を持って準備したほうが安全です。初期不良や配送遅延があると、光回線は開通しているのにWi-Fiが使えない状態になりかねません。

申し込み前は、承諾番号の期限・手数料・ルーター対応状況の3点を確認してください。特にNTTのONUと返却用ルーターを取り違えないことが重要ですよ

enひかりから楽天ひかりへ乗り換える手順

事業者変更の仕組みが分かれば、実際の操作はそれほど複雑ではありません。重要なのは、enひかりを先に解約しないことと、事業者変更承諾番号を取得してから楽天ひかりを申し込む順番です。

enひかりで事業者変更承諾番号を取得する

最初にenひかりから事業者変更承諾番号を取得します。参考資料では、enひかりカスタマーセンターへ電話して発行を依頼する方法が紹介されています。

番号は口頭で案内される場合があるため、電話をかけるときはメモを用意しておくと安心です。事業者変更承諾番号はアルファベットと数字を組み合わせた番号で、楽天ひかりの申込画面で入力します。

番号取得後は有効期限を確認し、日数を空けすぎず楽天ひかりへ申し込みます。承諾番号を取得した段階ではenひかりは解約されません。

楽天ひかりを事業者変更として申し込む

楽天ひかりの申込画面では、現在利用しているサービスの種類を選択します。ここで新規契約ではなく、現在の光コラボから切り替える流れで入力することが重要です。

基本的な乗り換え手順は次のとおりです。

  1. enひかりへ連絡して事業者変更承諾番号を取得する
  2. 楽天ひかりの申込画面を開く
  3. 利用中のインターネットサービスで光コラボレーションを選ぶ
  4. enひかりで取得した事業者変更承諾番号を入力する
  5. 契約者名・住所・連絡先などの情報を入力する
  6. 楽天会員へログインし必要な契約情報を入力する
  7. 支払い方法と申込内容を確認して申し込みを確定する
  8. 楽天ひかりから届く開通通知や切替日の案内を確認する
  9. 必要であればクロスパス対応Wi-Fiルーターを準備する
  10. 切替後にインターネット接続を確認する
  11. enひかりから借りていた返却対象機器を返送する

申込画面では、設置場所、契約者情報、名義人情報、支払い方法などを順に入力します。楽天会員へのログインを求められるため、楽天IDとパスワードが分からない場合は事前に確認しておくと操作が止まりません。

切替後はルーターとWi-Fiを確認する

申し込みが完了すると、楽天ひかりから開通通知などが届きます。そこに記載された切替日を確認してください。

切替日になると、回線側ではenひかりから楽天ひかりへの変更処理が行われます。通常は工事担当者が訪問するわけではなく、利用者が在宅して作業に立ち会う必要もありません。

既存ルーターをそのまま利用できる場合は、通信状況を確認します。新しいルーターへ交換する場合は、ONUのLANポートとルーターのWANまたはインターネットポートをLANケーブルで接続します。

ルーター交換後はSSIDが変わるため、スマートフォンやパソコン側でWi-Fiを選び直します。端末のWi-Fi設定画面を開き、新しいルーター本体に記載されたSSIDを選択して暗号キーを入力します。

インターネットへ接続できたら、enひかりからレンタルしていた機器だけを返却します。NTTのONUは楽天ひかりでも使用するため、誤って梱包しないようにしてください。

順番は、承諾番号取得、楽天ひかり申込、切替確認、ルーター設定、レンタル機器返却です。先にenひかりを解約しなければ流れを崩しにくいですよ

乗り換えで失敗しないための確認手順とよくあるトラブル

切替日にWi-Fiがつながらない、承諾番号を入力しても申し込めない、返却する機器が分からない。こうした問題の多くは、確認する順番を決めておけば対処しやすくなります。特に注意したいのは、承諾番号の有効期限、ルーター設定、返却機器の3点です。

申し込み前に起きやすい失敗

事業者変更承諾番号を取得したあと、仕事が忙しくて楽天ひかりへの申し込みを後回しにするケースがあります。番号には有効期限があり、楽天ひかり側で必要な残存日数を満たしていないと手続きを進められない場合があります。

取得したら、楽天会員ID、支払い方法、契約住所などの入力に必要な情報を準備し、早めに申し込みを完了させるのが安全です。

もう一つの失敗が、enひかりの解約手続きを自分で先に行うことです。事業者変更は楽天ひかりへの切替完了に合わせて旧サービス側の契約が終了する流れなので、自分で先に解約すると通常の事業者変更として処理できなくなる可能性があります。

「楽天ひかりを申し込むなら、先に今の回線を解約しておいたほうがよい」と思いやすい場面ですが、実際には逆です。

切替後につながらないときの確認順序

切替後にインターネットへ接続できない場合、いきなりルーターを初期化するのは避けてください。原因を切り分けにくくなるためです。

状況確認する場所対処
Wi-Fi名が表示されないルーターの電源電源とランプを確認する
Wi-Fiにはつながるがネット不可ONUとルーターLANケーブルを差し直す
新しいルーターで接続不可動作モードRT・ROUTERなどを確認する
IPv6が利用できないルーター仕様クロスパス対応を確認する
一部端末だけつながらない端末側SSIDと暗号キーを再設定する

まずONUとルーターの電源ランプを確認し、次にLANケーブル、ルーターの動作モード、端末側のWi-Fi設定という順番で見ます。

ルーターによって動作モードの名称は異なり、「RT」「ROUTER」などと表示されます。AUTOモードを備えた機種もあります。説明書や機器本体のスイッチを確認してください。

切替直後は通信方式の反映に時間がかかる場合もあります。参考資料では、IPv6通信への切り替え直後に一時的な待ち時間が発生するケースも紹介されています。

返却機器と切替日にも注意する

enひかりから借りていたWi-Fiルーターを返送する必要がある場合でも、ONUを返却しないことが重要です。NTTのロゴが付いたONUは楽天ひかりでそのまま利用する機器として扱われます。

返却対象が分からない場合は、機器の外観だけで判断せず、契約内容やレンタル品の名称を確認してください。

切替日の設定では、月末ぎりぎりを狙いすぎないこともポイントです。enひかりは解約月の日割りがないため月末付近に変更したくなりますが、処理が翌月にずれると料金負担が増える可能性があります。

筆者としては、数百円単位の料金を最大限節約するより、月末の数日前までに余裕を持って切り替えられる日程を優先したほうが実務的です。在宅勤務で回線を使っている家庭なら、切替日の翌日に重要なオンライン会議を入れないといった調整も有効です。

「切替日は過ぎたのにWi-Fiだけつながらない」という声もネット上では見られます。この場合、光回線自体ではなくルーターやSSIDの変更が原因になっている可能性があるため、ONUから順番に確認してください。

トラブル時はいきなり初期化せず、ONU、LANケーブル、ルーター、Wi-Fi設定の順に確認しましょう。原因を一つずつ切り分けるほうが早く解決できますよ

enひかりから楽天ひかりへの乗り換えでよくある質問

申し込み直前になると、「本当に工事はないのか」「enひかりの解約手続きは必要なのか」といった細かな疑問が残りやすくなります。最後に、乗り換え時に迷いやすいポイントをまとめます。

enひかりから楽天ひかりへ乗り換えると工事は必要?

通常の事業者変更であれば、工事不要で乗り換えられます。

enひかりと楽天ひかりは、どちらもNTTの設備を利用する光コラボです。同じ光回線設備を利用したまま契約先を変更するため、新たに宅内へ光ファイバーを引き込む工事は基本的に必要ありません。

そのため、工事担当者が自宅を訪問する日を予約したり、開通工事に立ち会ったりする手間を省けます。

ただし、現在の設備状況や契約内容によって通常の事業者変更にならないケースがあれば扱いが変わる可能性があります。申込時に表示される手続き内容を確認してください。

enひかりは自分で解約する必要がある?

通常の事業者変更なら、自分で先にenひかりを解約する必要はありません。楽天ひかりへの切替が完了すると、enひかりは自動解約となる流れです。

先に解約すると、事業者変更ではなく別の手続きが必要になったり、インターネットを利用できない期間が生じたりする可能性があります。

enひかりでは「解約してください」と伝えるのではなく、「事業者変更承諾番号を取得したい」と伝えることが重要です。

乗り換え中にインターネットが使えなくなる期間はある?

既存のNTT回線をそのまま使う事業者変更では、長期間インターネットが利用できなくなる期間は基本的に発生しにくい仕組みです。

ただし、切替直後の通信方式の反映やルーター設定によって、一時的にインターネットへ接続できない場合があります。

在宅勤務などで通信停止を極力避けたい場合は、切替日前に対応ルーターを用意し、現在のONUとルーターの接続状態を写真に残しておく方法も有効です。新しい機器へ交換したあとに接続方法が分からなくなったとき、元の配線を確認できます。

enひかりで使っているONUやWi-Fiルーターはそのまま使える?

NTTのONUは基本的にそのまま利用します。enひかりからレンタルしているWi-Fiルーターは返却が必要になる場合があります。

自分で購入したWi-Fiルーターについては、楽天ひかりのIPv6・クロスパスに対応しているかを確認してください。対応していれば継続利用できる可能性があります。

ルーターを交換するとSSIDと暗号キーが変わるため、スマートフォン、パソコン、テレビ、ゲーム機などでWi-Fiの再設定が必要です。

同じSSIDと暗号キーを新しいルーターに設定する方法もありますが、機種によって設定方法が異なります。設定に慣れていない場合は、新しいSSIDを各端末へ登録するほうが分かりやすいでしょう。

楽天ひかりへ乗り換えると料金や通信速度は本当に改善する?

料金については、回線単体の通常月額料金だけなら参考資料ではenひかりのほうが安くなっています。

楽天市場のSPUや楽天モバイル利用者向けポイントを活用する人は、実質的な負担が変わる可能性があります。そのため、月額料金だけでなく年間でもらえるポイントを計算してください。

通信速度についても、通信速度が必ず速くなるわけではありません。利用地域、時間帯、プロバイダ側の混雑、Wi-Fiルーター、端末性能などによって実測値は変わります。

現在のenひかりで速度に不満がある場合は、乗り換えだけでなく、IPv6接続を利用しているか、Wi-Fiルーターが古くないか、5GHz帯へ接続しているかといった宅内環境も確認する価値があります。

enひかりから楽天ひかりへ変更する価値が高いのは、単に「楽天ひかりのほうが速そう」という人ではなく、楽天市場や楽天モバイルを利用し、楽天関連の特典まで含めてメリットを得られる人です。料金と速度の両方を、自分の利用環境に合わせて判断してください。

工事不要でも、料金や速度まで自動的に良くなるわけではありません。楽天ポイントを含む年間負担と今の通信環境を比べてから申し込むのが確実ですよ

20位

enひかり

縁人

回線タイプNTT光回線
戸建ての月額基本料金4,620円
マンションの月額基本料金3,520円
下り速度(実測値)351.23Mbps
上り速度(実測値)417.60Mbps
PING値(実測値)15.96ms
下り速度の速さ2.91
上り速度の速さ3.30
戸建て料金の安さ2.30
マンション料金の安さ1.89
初期費用の安さ1.28
総合2.34

enひかりがおすすめの理由

enひかりがおすすめの理由は「NTTフレッツ光回線の中では通信速度の実績が高い点」「最低利用期間なし」です。

enひかりは、NTTフレッツ光回線を利用している光コラボの光回線サービスです。NTTフレッツ光回線の中では、通信速度の測定で、1位、2位に来る高速通信を実現しています。10GBpbsプランもあり、高速通信がしやすい環境が整っている光回線サービスです。

また、月額料金が安いのも特徴で、コスパの良い光回線となっています。

さらに、最低利用期間もありませんので、いつでも解約が可能です。

スマホセット割は、UQ mobile、ahamo、povoが対象となっています。

デメリットは、独自回線と比較してしまうと、速度は遅い点です。

回線タイプNTT光回線
戸建て1年利用時の実質料金6,143円
戸建て2年利用時の実質料金5,412円
戸建て3年利用時の実質料金5,155円
マンション1年利用時の実質料金5,043円
マンション2年利用時の実質料金4,312円
マンション3年利用時の実質料金4,055円
戸建ての月額基本料金4,620円
マンションの月額基本料金3,520円
下り速度(実測値)351.23Mbps
上り速度(実測値)417.60Mbps
PING値(実測値)15.96ms
工事費16,500円
初期費用3,300円
提供地域北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
定期契約縛りなし
テレビ対応
無料ルーターレンタル
無料訪問サポートつき
無料セキュリティソフト
戸建て対応
マンション対応
IPv6対応(オプション)
サポート電話
開通までのモバイルWi-Fiルーターレンタルあり
違約金負担キャンペーンあり
スマホセット割UQ mobileとセットで割引、ahamoとセットで割引、povoとセットで割引
支払方法クレジットカード、口座振替、請求書払い