ドコモ光から楽天ひかりへ乗り換える方法!工事不要の手順・費用・注意点を徹底解説



目次

ドコモ光から楽天ひかりへの乗り換えは事業者変更でできる

ドコモ光から楽天ひかりへ乗り換える場合、基本になるのは「解約して新しく引き直す」方法ではなく、光コラボ同士の事業者変更です。ドコモ光も楽天ひかりもNTTの光回線設備を使うサービスなので、同じ住所・同じ回線設備を使い続けられるケースでは、新たな開通工事をせずに契約先を切り替えられます。ドコモ光から楽天ひかりへの乗り換えを考えている人が最初に押さえるべきなのは、ここです。

工事不要で乗り換えられる仕組み

光コラボは、NTT東日本・NTT西日本の光回線を事業者が借り受け、自社の料金体系やサポート、プロバイダサービスと組み合わせて提供する仕組みです。回線そのものを交換するわけではないため、ドコモ光から楽天ひかりへ事業者変更する場合、室内の光コンセントや建物まで引かれた光ファイバーをそのまま利用できるのが一般的です。

このため、通常は工事担当者の訪問や立ち会いがなく、壁に穴を開けたり新しい光ケーブルを引いたりする作業も発生しません。回線工事が原則不要という点は、引っ越しを伴わない乗り換えでは大きな利点です。仕事でインターネットを使っている家庭でも、工事日のために在宅する必要がないため手間を抑えやすくなります。

ただし「何も変わらない」という意味ではありません。契約する通信事業者やプロバイダ、料金、ポイント特典、接続方式、サポート窓口は楽天ひかり側の条件に変わります。物理的な回線は同じでも、サービス内容まで同じではない点を区別してください。

事業者変更と解約新規の違い

乗り換え方法を整理すると、事業者変更と、いったんドコモ光を解約して楽天ひかりを新規契約する方法では負担が違います。

比較項目事業者変更解約して新規契約
回線工事原則不要必要になる場合がある
回線設備既存設備を引き継ぐ新設・撤去が発生する場合がある
ネット停止期間生じにくい工事日程次第で発生しやすい
主な手続き承諾番号取得と申込み解約と新規申込みを別々に行う

単純な乗り換えなら、先にドコモ光を解約する必要はありません。事業者変更では楽天ひかりへの切り替えが完了すると、ドコモ光側の回線契約も切り替わる流れになるためです。先に解約すると、インターネットが使えない期間や再工事の負担が発生する可能性があります。

光電話や機器は何が引き継がれるか

事業者変更では、現在の光回線設備を利用するため、NTTのロゴが付いたONUなどはそのまま使うケースがあります。光電話についても、事業者変更の条件を満たす場合は同じ電話番号を引き継げるとされています。一方で、ドコモ光のプロバイダから借りているWi-Fiルーターや、プロバイダ独自のメール、セキュリティなどは別扱いです。

「回線は同じだから全部そのまま」と考えると、返却漏れや有料オプションの継続につながります。切り替え前に、NTTから借りている機器とプロバイダから借りている機器を分けて確認しておくのが安全です。

筆者としては、乗り換え前に最優先で確認するのはキャンペーンよりも契約方式です。事業者変更で進められることを確認してから費用や特典を比較すると、不要な解約や工事を避けやすくなります。

ドコモ光から楽天ひかりへの乗り換えは、まず事業者変更として進めるのが基本です。先に解約せず、承諾番号を取ってから申し込む順番を守ると迷いにくいですよ

ドコモ光から楽天ひかりに乗り換えるべきか料金・速度・特典を比較

「楽天ひかりの月額料金が少し安いなら、乗り換えたほうが得」と考えたくなりますが、光回線だけの料金差で決めると判断を誤ります。ドコモ光から楽天ひかりへの変更では、ドコモ光セット割がなくなる一方、楽天モバイルとの組み合わせや楽天市場のSPUなど、別の特典が関係するためです。見るべきなのは回線単体ではなく、家庭全体の通信費とポイントを含めた実質負担です。

月額料金だけなら楽天ひかりが低い

提示資料に示されている通常料金では、ドコモ光と楽天ひかりの差は次のようになります。プランや契約時期で条件が変わる場合があるため、実際の申込み時には現在の契約内容と申込み画面の料金を確認してください。

住居タイプドコモ光楽天ひかり月額差
戸建て5,720円5,280円440円
マンション4,400円4,180円220円

この比較だけなら楽天ひかりのほうが低額です。しかし、戸建てでも差は月440円で、年間では5,280円です。ドコモ光セット割によるスマホ料金の割引が家族に複数台適用されているなら、光回線で安くなる金額よりセット割消失の影響が大きくなることがあります。

たとえば家族3人がドコモの対象プランを使っている場合、確認すべきなのは「光回線が月440円安くなるか」ではありません。My docomoなどで現在のセット割額を確認し、3回線分の割引消失額を合計したうえで比べる必要があります。ドコモスマホを複数台使う家庭ほど、この確認が重要です。

楽天モバイルと楽天市場を使うなら特典も計算する

楽天ひかりは楽天経済圏との組み合わせで評価が変わります。楽天モバイルと楽天ひかりを組み合わせたポイント特典や、楽天市場のSPU対象になる特典が案内されています。楽天モバイルをすでに利用している人や、楽天市場で継続的に買い物をする人なら、月額料金以外の差も実質負担に含めるべきです。

逆に、楽天市場をほとんど使わず、スマホもドコモのままなら、楽天ポイントのメリットを大きく見積もる必要はありません。ポイントは現金と同じように見えますが、付与条件や上限、期間限定ポイントの有無などで価値が変わることがあります。乗り換え時点の条件を確認し、「普段の生活で実際に使い切れるポイント」だけを計算に入れるほうが現実的です。

速度は最大1Gbpsだけでは比較できない

ドコモ光と楽天ひかりはいずれもNTT回線を使う光コラボで、資料上の最大通信速度は1Gbpsです。ただし、この数字は実際の自宅で常時出る速度ではありません。回線速度は、地域、時間帯、建物の配線方式、利用者数、Wi-Fiルーター、端末、プロバイダ側の混雑状況などで変化します。

楽天ひかりではIPv6・クロスパスに対応したWi-Fiルーターを使うかどうかも重要です。「乗り換えたら必ず速くなる」「同じNTT回線だから速度もまったく同じ」というどちらの考え方も適切ではありません。SNSやQ&Aでは「乗り換えたら速くなった」「以前より夜が遅く感じる」といった両方向の声が見られますが、利用環境が違うため個別の体験だけでは判断できません。

料金、セット割、楽天ポイント、現在の通信速度の4項目を並べると、自分にとっての損得が見えやすくなります。回線料金の数百円差だけでなく、年間の実質負担で比べるのがポイントです。

料金表だけを見ると楽天ひかりが安く見えますが、スマホのセット割と楽天ポイントまで含めて初めて本当の比較になります。家族分を合計してから決めましょう

ドコモ光から楽天ひかりへ乗り換える前に確認する費用と注意点

乗り換えで想定外の出費が出やすいのは、楽天ひかり側の月額料金ではなく、ドコモ光を離れるときの費用です。解約金、工事費残債、プロバイダの有料オプション、Wi-Fiルーターの返却などが重なると、月額料金の差で取り戻すまでに時間がかかります。申し込む前に、一度だけ発生する費用と毎月変わる費用を分けて確認してください。

解約金と工事費残債はMy docomoで確認する

ドコモ光では、契約時期や料金プランによって解約金の有無や金額が異なります。提示資料では、2022年7月1日以降の契約について戸建て5,500円、マンション4,180円という例が示されています。一方、古い契約では別の金額が適用されるケースもあるため、「自分も5,500円だろう」と決めつけないほうが安全です。

もう一つ見落としやすいのが工事費残債です。開通工事費を分割払いしていて残りがある場合、乗り換え時に清算が必要になることがあります。契約時に工事費相当額の割引を受けていても、解約時点で残債がゼロとは限りません。My docomoの契約内容や料金明細で、解約金と工事費残債を別々に確認してください。

次に当てはまるものがないか確認してください。

  • 契約更新期間の外で事業者変更する予定になっている
  • ドコモ光の開通工事費を分割払いしている
  • ドコモ光のプロバイダからWi-Fiルーターを借りている
  • プロバイダ独自のメールやセキュリティサービスを利用している
  • ドコモ光セット割が家族のスマホにも適用されている

一つでも該当する場合は、申込みボタンを押す前に費用や手続きを確認する価値があります。特に工事費残債は一時的な支出なので、月額料金だけを見ていると見逃しやすい項目です。

楽天ひかり側でも契約時の費用がある

楽天ひかりへ事業者変更する場合も、契約事務手数料が発生します。提示資料の比較的新しい情報では1,980円とされていますが、料金やキャンペーンは改定される可能性があります。申込み画面に表示される金額を最終確認してください。キャンペーンがある場合も、「事務手数料まで無料」とは限りません。

楽天ひかりで快適にIPv6・クロスパスを使うため、対応するWi-Fiルーターを新たに購入するケースがあります。現在のルーターが非対応なら、実質的にはこれも乗り換えコストです。数千円から1万円を超える機種まで幅があるため、必要性能を確認してから選ぶほうが無駄を抑えられます。

セット割消失は年間額で計算する

一時費用より重要なのが、ドコモ光セット割がなくなった後の毎月の支出です。資料では、対象プランによってスマホ1台あたり月550〜1,210円程度の差が生じる例が示されています。家族3台で月1,210円ずつ割引されているなら、単純計算では月3,630円、年43,560円の差になります。

一方で楽天モバイルとの組み合わせや楽天市場のSPUなど、楽天側で得られる特典もあります。ここは「光回線の料金差+失うドコモ側の割引−楽天側で得る実質的な特典」という形で年額比較すると判断しやすくなります。

キャンペーンだけで元が取れるかではなく、2年程度使ったときの総額で比べるのが実務的です。割引期間が終わった後の通常料金まで含めて計算すれば、乗り換え後に「思ったより安くならなかった」というズレを防げます。

乗り換え費用は解約金だけではありません。工事費残債、ルーター、セット割消失まで年額に直して並べると、楽天ひかりへ変える本当の損得が見えてきますよ

ドコモ光から楽天ひかりへの乗り換え手順

手続きは、ドコモ光を解約してから楽天ひかりを申し込む順番ではありません。先に事業者変更承諾番号を取得し、その番号を使って楽天ひかりへ申し込み、切替日を迎えてから不要な契約やレンタル品を整理します。順番を守れば、インターネットが使えない期間を作りにくいのが事業者変更の利点です。

事業者変更承諾番号を取得して楽天ひかりへ申し込む

基本の流れは次のとおりです。事業者変更承諾番号には資料上15日間の有効期限があるため、取得後は間を空けすぎずに進めてください。

  1. My docomoなどで現在の契約内容、解約金、工事費残債を確認する
  2. ドコモ光で事業者変更承諾番号を取得する
  3. 楽天ひかりの申込み画面で現在の回線としてドコモ光を選ぶ
  4. 事業者変更承諾番号、契約者情報、設置場所などを入力する
  5. 楽天会員の情報でログインし、申込み内容を確認して手続きを完了する
  6. 楽天ひかりから届く開通日と契約内容の案内を確認する
  7. 切替日までに対応するWi-Fiルーターと必要書類を用意する
  8. 切替日に通信機器を接続し、インターネットにつながるか確認する
  9. ドコモ光のプロバイダに残った有料サービスやレンタル品を整理する

実際の画面では、現在利用中のサービスを選ぶ項目で「光コラボレーション」などの区分が表示され、その後に事業者名や事業者変更承諾番号を入力する流れになります。画面構成やボタン名は更新されることがあるため、表示された案内を優先してください。

特に間違えやすいのは、承諾番号を取る前に楽天ひかりを新規契約として申し込むことです。新規契約扱いになると、本来の事業者変更と手続きが異なる可能性があります。申込み画面では「現在ドコモ光を利用している」ことが伝わる選択肢を選びます。

開通案内が届いたら切替日と接続情報を見る

申込み後は、楽天ひかりから開通日や契約内容の案内が届きます。郵送書類やメールには、切替日、契約情報、接続に必要な情報などが記載される場合があります。届いたら封を開けずに置いておくのではなく、まず日付を確認してください。

切替日まではドコモ光を使い、予定日になったら楽天ひかり側へ回線が切り替わります。事業者変更では同じNTT回線設備を使うため、大がかりな開通工事を行わずに切り替わるのが通常です。ただし、通信機器側の設定が適切でなければ、回線が切り替わっていても自宅のWi-Fiからインターネットに出られないことがあります。

この段階で必要なのは、楽天ひかりで利用できるルーターを切替日前に準備することです。現在の機種を継続利用するなら、型番を確認し、IPv6・クロスパスへの対応可否を事前に確認しておくと当日の作業が減ります。

切替後にプロバイダとレンタル品を整理する

楽天ひかりでインターネット接続を確認できたら、ドコモ光時代のプロバイダ契約やレンタル機器を確認します。ドコモ光の回線契約が切り替わっても、プロバイダ独自の有料オプションやレンタルサービスまで自動的に終了しない場合があります。

特にWi-Fiルーター、セキュリティ、メール、サポートオプションは要確認です。プロバイダから借りたルーターは返却が必要なケースがある一方、NTTのロゴが付いたONUなどは楽天ひかりでもそのまま使用する場合があります。返却対象は契約先ごとに違うので、機器のラベルと貸出元を見て判断してください。

「先に全部解約してから新しい回線を設定する」のではなく、楽天ひかりで通信できることを確認してから旧サービスを整理するのが安全な順番です。

承諾番号取得、楽天ひかり申込み、切替確認、旧サービス整理の順で進めれば迷いにくいです。先にドコモ光を解約しないことだけは、手続き前に覚えておいてください

楽天ひかりへの切り替え前にWi-FiルーターとIPv6対応を確認する

回線の切り替え自体が終わっても、Wi-Fiルーターが楽天ひかりの接続方式に合っていなければ、速度が出なかったりインターネットにつながらなかったりする場合があります。ドコモ光から楽天ひかりへ事業者変更するときは、回線だけでなく、自宅のWi-FiルーターがIPv6・クロスパスに対応しているかを切替日前に確認してください。

今使っているルーターをそのまま使えるか確認する

まずWi-Fiルーター本体の背面や底面を見て、メーカー名と型番を確認します。「BUFFALO」「NEC」「ELECOM」などのメーカー名だけでは対応可否を判断できません。同じメーカーでも機種ごとに対応する接続方式が異なるため、型番まで見る必要があります。

資料では、楽天ひかりはIPv6通信としてクロスパスを利用できること、対応ルーターを使うことが推奨されています。現在のルーターがクロスパスに対応しているなら、新しく買い替えずに継続利用できる可能性があります。一方、古い機種や非対応機種では、IPv4接続になったり別の設定が必要になったりする場合があります。

「IPv6対応」と箱に書かれているだけで安心しないのがポイントです。IPv6には複数の接続方式があるため、クロスパス対応まで確認するほうが確実です。対応状況は機種やファームウェアで変わることがあるので、型番単位で確認してください。

ONUとWi-Fiルーターを混同しない

自宅の通信機器が2台以上あると、どれを返却し、どれを残すのか分からなくなることがあります。NTTのロゴが付いた黒いONUやホームゲートウェイは、NTT側の回線設備として貸し出されている機器で、事業者変更後もそのまま使うケースがあります。これに対し、ドコモ光のプロバイダからレンタルしたWi-Fiルーターは返却対象になる場合があります。

見分けるときは、機器の正面デザインではなく背面や底面のラベルを確認します。NTTの表記があるか、プロバイダ名が記載されているか、契約時の書類にレンタル機器として載っているかを照合してください。分からないまま箱に入れて返送すると、楽天ひかりの開通後に必要な機器まで手元からなくなる可能性があります。

切替後につながらない場合は順番に切り分ける

楽天ひかりの開通日にWi-Fiが使えないときは、いきなりルーターを初期化するのではなく、原因を順番に切り分けます。

状況主な確認点対処
Wi-Fi名が出ないルーターの電源電源・ランプ・無線機能を確認
Wi-Fiにはつながるがネット不可WAN配線・接続設定ONUとWANポートを確認
速度が遅いIPv6・クロスパス対応状況と接続方式を確認
一部端末だけつながらない端末側設定Wi-Fi再接続や再起動を試す

ルーター背面に「RT」「AP」「AUTO」「MANUAL」などの切替スイッチがある機種では、設定位置によって動作が変わります。資料にも、一部機種ではクロスパス利用時に設定変更が必要になるケースが示されています。機種ごとの取扱説明に沿って設定してください。

切り替え直後はIPv6側の反映に時間がかかる場合もあります。SNSやQ&Aでは「開通したのにIPv6にならない」という声が見られますが、配線ミス、ルーターモード、反映待ちなど原因は一つではありません。まず有線・Wi-Fiのどちらでも通信できないのか、IPv4では通信できるのかを分けて確認すると原因を絞りやすくなります。

ルーター選びではIPv6対応という表示だけでなく、型番ごとのクロスパス対応まで見てください。ONUとレンタルルーターの貸出元を分けて確認するのも大切ですよ

ドコモ光から楽天ひかりへの乗り換えで失敗しやすいポイント

乗り換え手続き自体は複雑ではありませんが、失敗は「順番」と「思い込み」から起きやすくなります。特に、ドコモ光を先に解約する、月額料金だけで得だと判断する、レンタル機器を全部返す、といった行動は避けたいところです。事業者変更では、切り替えが完了するまで旧回線を自分で先に止めないことが基本になります。

楽天ひかりの開通前にドコモ光を解約しない

最も避けたいのは、「楽天ひかりへ乗り換えるのだから、まずドコモ光を解約しよう」と進めてしまうことです。事業者変更は、現在のドコモ光契約を土台にして楽天ひかりへ切り替える手続きなので、先に解約すると通常の事業者変更として進められなくなる可能性があります。

先に解約した場合、回線の撤去や新規開通工事が必要になったり、楽天ひかりの開通までインターネットを使えない期間が生じたりすることがあります。在宅勤務、オンライン授業、ネット動画、固定電話などを日常的に使っている家庭では影響が大きくなります。

正しい考え方は、ドコモ光で事業者変更承諾番号を取得し、楽天ひかりへ申し込み、切替日を迎えるという順番です。旧回線を止めてから新回線を作るのではなく、既存回線の契約先を切り替えると理解すると迷いにくくなります。

月額料金だけで安くなると判断しない

もう一つ多い失敗は、ドコモ光と楽天ひかりの月額料金だけを比較して決めることです。楽天ひかりの基本料金が低くても、ドコモ光セット割がなくなると、家計全体では高くなるケースがあります。

特に家族のドコモ回線が複数ある場合は要注意です。光回線が月数百円安くなっても、スマホ側で月数千円の割引が消えれば逆効果になります。一方で、楽天モバイルや楽天市場を日常的に使っているなら楽天側のポイント特典が差を埋める場合もあります。光回線+家族のスマホ+実際に使えるポイントの年額で比較してください。

筆者としては、キャンペーンの還元額を最初に見るより、通常料金になった後の毎月の差を先に計算するほうが失敗しにくいと考えます。短期キャンペーンが大きくても、2年、3年と使えば通常時の固定費が効いてくるためです。

プロバイダとレンタル機器の整理を忘れない

事業者変更が終わると「ドコモ光は終わったから、関連サービスも全部止まった」と考えがちですが、プロバイダ独自の契約が残る場合があります。資料では、プロバイダによってWi-Fiルーターレンタルや各種サービスの解約手続きが必要になるケースが示されています。

切り替え後は次に当てはまるものが残っていないか確認してください。

  • プロバイダから借りたWi-Fiルーターが手元にある
  • 有料のメールアドレスを継続利用している
  • セキュリティやサポートの月額オプションがある
  • 単独タイプなどプロバイダ契約が別管理になっている
  • 返却期限や返送方法をまだ確認していない

レンタルルーターを返却し忘れると、利用料や損害金などが発生する場合があります。反対に、NTTのONUを誤って返すのも問題です。機器ごとに貸出元を確認してから動かしてください。

事業者変更承諾番号の期限切れも地味な失敗です。資料上の有効期限は15日間なので、「とりあえず番号だけ取って、来月申し込む」といった進め方は向きません。申し込み準備を整えた後に承諾番号を取得すると、再発行の手間を減らせます。

失敗を防ぐコツは、先に解約しない、家計全体で比較する、返却物を貸出元ごとに確認する、この3点です。承諾番号は申し込む準備ができてから取りましょう

ドコモ光から楽天ひかりへの乗り換えがおすすめな人・おすすめしない人

楽天ひかりが向くかどうかは、光回線の料金だけでは決まりません。楽天モバイルを使っているか、楽天市場をどれくらい利用するか、ドコモ光セット割を何回線で受けているか、速度への要求がどの程度かで評価が変わります。判断するときは、自分の家計と使い方に楽天ひかりが合うかを見る必要があります。

楽天ひかりと相性がよい人

楽天モバイルを利用している人や、楽天市場で定期的に買い物をする人は、楽天ひかりとの組み合わせを検討しやすい層です。楽天モバイルとのセットによるポイント特典や、楽天市場のSPU対象になる特典が案内されています。普段から楽天ポイントを使っている人なら、獲得したポイントを無理なく消化しやすいでしょう。

ドコモ光セット割の影響が小さい人も比較しやすくなります。たとえばドコモスマホを使っていない、対象外プランを使っている、割引対象が1回線だけという場合は、セット割消失による負担増が限定的です。その状態で楽天ひかりの月額料金や楽天側の特典が上回るなら、乗り換えの合理性が出てきます。

工事を避けて光回線を乗り換えたい人にも向いています。ドコモ光と楽天ひかりはどちらもNTT回線の光コラボなので、同一住所での事業者変更なら原則として新たな回線工事をせずに切り替えられる点がメリットです。

慎重に判断したほうがよい人

ドコモ光セット割を家族で複数回線に適用している人は、楽天ひかりへの変更を慎重に計算する必要があります。光回線の月額差は数百円でも、スマホ3台、4台と割引が消えると、年間では数万円単位の差になる場合があります。

オンラインゲーム、動画配信、大容量ファイルのアップロードなどで通信品質を重視する人も、料金だけで決めないほうがよいでしょう。楽天ひかりはIPv6・クロスパスを利用できますが、実測速度は地域、時間帯、建物設備、ルーターなどで変わります。現在のドコモ光で十分な速度が出ているなら、「乗り換えれば必ず速くなる」と考える理由はありません。

プロバイダ提供のメールアドレスや特殊なオプションを長く使っている人も確認が必要です。乗り換えによって使えなくなるサービスがある場合、メールアドレス変更や代替サービスへの移行が必要になることがあります。

最終判断は2年間の実質負担で見る

最終的には、次の4項目を年額または2年総額に直して比較します。

  • ドコモ光と楽天ひかりの月額料金差
  • ドコモ光セット割がなくなることによるスマホ料金の増加
  • 楽天モバイルや楽天市場で実際に得られるポイント
  • 事務手数料、解約金、工事費残債、ルーター購入費などの一時費用

たとえば楽天ひかりで月440円安くなるなら2年間で10,560円の差です。しかしセット割消失が月2,000円なら2年間で48,000円の負担増になります。この場合、楽天側のポイントやキャンペーンがどこまで埋めるかを見なければなりません。

逆に、ドコモ光セット割がなく、楽天モバイルをすでに使っているなら、楽天ひかり側の条件が有利になる可能性があります。誰にでも楽天ひかりがお得なのではなく、現在のスマホ契約と楽天サービスの利用状況で答えが変わると考えてください。

「楽天経済圏だから楽天ひかり」「ドコモユーザーだからドコモ光」とブランドだけで決めず、数字に置き換えるのが最も確実です。月額差が小さいほど、一時的なキャンペーンより長期の固定費を重視したほうが判断しやすくなります。

楽天ひかりが向くのは、楽天サービスの利用が多く、ドコモ光セット割の影響が小さい人です。2年総額に直して比較すると、自分に合うかをかなり判断しやすくなりますよ

ドコモ光から楽天ひかりへの乗り換えでよくある質問

ドコモ光から楽天ひかりへの乗り換えに工事は必要?

同じ住所でドコモ光から楽天ひかりへ事業者変更する場合、通常は新たな回線工事を行わずに切り替えられます。両サービスともNTTの光回線設備を使う光コラボで、既存の光ファイバーや光コンセントを引き継げるためです。工事担当者の訪問や立ち会いも原則として必要ありません。

ただし、引っ越しを伴う場合や設備変更が必要な場合などは扱いが異なることがあります。申込み時に住所や現在の回線状況を正しく入力し、事業者変更として受け付けられているか確認してください。先にドコモ光を解約せず、事業者変更として申し込むことが重要です。

乗り換え中にインターネットが使えない期間はある?

事業者変更が予定どおり進めば、長期間インターネットが使えない空白期間は生じにくい仕組みです。ドコモ光を利用したまま楽天ひかりの切替日を迎え、同じNTT回線設備の契約先が切り替わるためです。

ただし、切替日にWi-Fiルーターや接続設定が正しくないと、回線自体は開通していても自宅からインターネットへ接続できない場合があります。切替前にクロスパス対応ルーター、配線、接続情報を準備しておくと安心です。IPv6側の反映に時間がかかる場合もあるため、切替直後に速度が安定しないだけで回線障害と決めつけないようにしてください。

ドコモ光で使っている電話番号は楽天ひかりでも引き継げる?

資料では、事業者変更を利用することで光電話の電話番号を引き継げるとされています。以前のように複雑な方法を取らず、同じ番号を継続できるケースがあります。固定電話番号を仕事や各種登録に使っている家庭には重要なポイントです。

ただし、現在の電話サービスの契約形態や番号の取得方法などによって条件が異なる可能性があります。電話番号を失うと困る場合は、楽天ひかりへの申込み前に「現在の番号を引き継ぐ前提」で手続きを確認してください。番号移行を確認する前に旧サービスを解約するのは避けたほうが安全です。

現在使っているONUやWi-Fiルーターは返却する?

全部をまとめて返却するわけではありません。NTTのロゴが付いたONUやホームゲートウェイは、楽天ひかりでも同じNTT回線設備を使うため、そのまま利用する場合があります。一方、ドコモ光のプロバイダからレンタルしたWi-Fiルーターや付属品は、返却が必要になるケースがあります。

判断するときは機器の底面や背面ラベルを見て、貸出元を確認します。NTTの機器なのか、プロバイダのレンタル品なのかを分けてください。返却期限や返送方法はプロバイダによって異なる場合があるため、切替後に放置しないことも大切です。

楽天ひかりに乗り換えると通信速度は速くなる?

速くなるとは限りません。ドコモ光と楽天ひかりはいずれもNTT回線を利用しており、資料では最大通信速度が1Gbpsとされていますが、これは理論上の最大値です。実際の速度はプロバイダの混雑、建物の配線方式、利用時間帯、Wi-Fiルーター、端末性能などで変わります。

楽天ひかりではIPv6・クロスパスを利用できるため、現在IPv4中心で使っている環境では改善する可能性があります。一方で、ドコモ光ですでに高速なIPv6接続を利用しているなら、乗り換えだけで体感速度が上がるとは限りません。速度目的だけなら、現在の接続方式とルーターを確認してから判断するのが適切です。

料金面でも同じで、光回線単体の差だけでは判断できません。ドコモ光セット割、楽天モバイル、楽天ポイント、ルーター購入費などまで含めて比較すると、乗り換え後の姿が見えやすくなります。

工事、ネット停止、電話番号、機器返却、速度は事業者変更で迷いやすい5点です。申込み前に現在の契約と機器を確認しておけば、切替日のトラブルをかなり減らせますよ

19位

楽天ひかり

楽天モバイル

回線タイプNTT光回線
戸建ての月額基本料金5,280円
マンションの月額基本料金4,180円
下り速度(実測値)213.16Mbps
上り速度(実測値)234.46Mbps
PING値(実測値)18.81ms
下り速度の速さ1.05
上り速度の速さ1.28
戸建て料金の安さ1.78
マンション料金の安さ1.00
初期費用の安さ0.89
総合1.20

楽天ひかりがおすすめの理由

楽天ひかりがおすすめの理由は「スマホセット割の割引が大きい点」「楽天市場のお買い物がポイントUP」です。

楽天ひかりは、NTTフレッツ光回線を利用している光コラボの光回線サービスです。NTTフレッツ光回線の中では、通信速度の測定で、やや遅めの速度となっています。

また、楽天の光回線サービスのため、スマホセット割があり、楽天モバイルユーザーにおすすめの光回線と言えます。

さらに楽天市場のお買い物で獲得できるポイントは、最大7倍でポイントが貯まります。

デメリットは、独自回線と比較してしまうと、速度は遅い点です。また、キャンペーンの達成条件が渋く、料金はやや高めの設定となっています。

回線タイプNTT光回線
戸建て1年利用時の実質料金7,040円
戸建て2年利用時の実質料金6,195円
戸建て3年利用時の実質料金5,898円
マンション1年利用時の実質料金5,940円
マンション2年利用時の実質料金5,095円
マンション3年利用時の実質料金4,798円
戸建ての月額基本料金5,280円
マンションの月額基本料金4,180円
下り速度(実測値)213.16Mbps
上り速度(実測値)234.46Mbps
PING値(実測値)18.81ms
工事費22,000円
初期費用880円
提供地域北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
定期契約2年契約、3年契約(お客様によって異なる)
テレビ対応
無料ルーターレンタル
無料訪問サポートつき
無料セキュリティソフト(3台まで12か月間無料)
戸建て対応
マンション対応
IPv6対応
サポート電話、お問い合わせフォーム
開通までのモバイルWi-Fiルーターレンタルあり
違約金負担キャンペーンあり
スマホセット割楽天モバイルでセット割引
支払方法クレジットカード、口座振替、デビットカード