海外で使えるSIMカードおすすめ比較。eSIM(イーシム)との違い・選び方・設定方法



目次

海外で使えるSIMカードの種類と仕組み

海外で使えるSIMカードは、渡航先の通信会社が提供するモバイル回線に接続するための契約情報を記録したものです。スマートフォンに物理的なカードを挿入するタイプだけでなく、端末へ通信情報を直接登録するeSIMもあります。

海外用SIMを選ぶときは、物理SIMかeSIMかだけで判断してはいけません。対応国、利用期間、データ容量、音声通話の有無、接続先の通信会社など、複数の条件を確認する必要があります。同じ5GBの商品でも、1か国だけで使えるものと複数国で共通利用できるものでは、使い方や料金が異なります。

海外用プリペイドSIMは容量と期間を先に購入する

海外旅行で利用される物理SIMの多くは、料金を事前に支払うプリペイド方式です。5GBを10日間、10GBを30日間といった形で、利用できるデータ容量と期間が決められています。

月額契約ではないため、旅行が終わった後に解約手続きをする必要は基本的にありません。設定が正しければ、現地の通信会社の回線へ接続され、地図、翻訳、検索、SNS、メッセージアプリなどを利用できます。

ただし、利用期間の数え方は商品ごとに異なります。現地で最初に通信した時点から開始される商品もあれば、SIMを有効化した時点や指定した利用開始日から日数が減る商品もあります。出発前に開通操作をすると、現地へ到着する前から有効期間を消費する可能性があるため注意が必要です。

データ容量を使い切った後の扱いも確認します。

  • 通信が完全に停止する
  • 低速通信へ切り替わる
  • 追加容量を購入できる
  • 翌日になると1日分の容量が回復する

無制限と表示されていても、一定量を使うと速度が制限される場合があります。動画を長時間視聴する人や、パソコンへテザリングする人は、容量だけでなく公正利用方針や速度制限の条件まで確認した方が安全です。

1か国専用SIMと周遊SIMでは接続範囲が異なる

1か国専用SIMは、韓国、台湾、タイ、アメリカなど、指定された国だけで利用する商品です。対応地域が限定される分、同じ容量の周遊SIMより料金が安い傾向があります。旅行中に国境を越えない場合は、1か国専用SIMが選びやすいでしょう。

周遊SIMは、アジア、ヨーロッパ、北米、世界各国など、複数の国や地域で通信できます。国を移動するたびにSIMを交換したり、新しいeSIMを購入したりする必要がありません。

たとえば、フランス、ドイツ、イタリアを巡る旅行では、ヨーロッパ周遊タイプを選ぶと管理が簡単です。一方、周遊SIMの対応国一覧には、目的地が含まれていても、乗り継ぎで立ち寄る国が含まれていないことがあります。空港で連絡や経路検索をする予定がある場合は、乗り継ぎ国も確認が必要です。

対応国だけでなく、各国で接続する通信会社も重要です。同じ国に対応していても、都市部では快適につながる一方、郊外では電波を受信しにくいことがあります。利用予定地域が地方や離島の場合は、接続先として案内されている現地通信会社の提供エリアも判断材料になります。

物理SIMとeSIMでは通信情報の登録方法が違う

物理SIMは、スマートフォンのSIMトレイへ小さなカードを挿入して使用します。現在のスマートフォンではnanoSIMが広く使われていますが、端末によって対応サイズが異なるため、購入前の確認が必要です。

日本で使用しているSIMを取り外す場合は、紛失対策も欠かせません。旅行中に小さなSIMカードをなくすと、帰国後に日本の電話番号を利用できなくなる可能性があります。SIMケースやカードホルダーを準備し、取り外した場所を決めて保管すると安心です。

eSIMはカードを差し替えず、QRコードの読み取りやアプリ操作によって通信プランを追加します。購入後すぐに情報を受け取れるため、出発直前や現地到着後でも手配しやすい方法です。

ただし、すべてのスマートフォンがeSIMに対応しているわけではありません。同じ機種名でも、販売された国やモデルによって仕様が異なることがあります。端末の設定画面にeSIM追加の項目があるか、販売事業者の対応端末一覧に型番が掲載されているかを確認します。

海外用SIMには、データ通信専用と音声通話対応があります。データ通信専用SIMでは、通常の電話回線による発信や着信はできませんが、インターネットを利用する通話アプリは使用できます。ホテルやレストランの予約で現地の電話番号が必要な場合は、音声通話付きか、現地番号が付与される商品を選ぶ必要があります。

デュアルSIM対応端末なら、日本のSIMを通話やSMS用として残し、海外SIMをデータ通信用に設定できます。ただし、日本のSIM側でデータローミングを有効にすると、意図しない海外通信が発生する可能性があります。モバイルデータ通信に使用する回線を海外SIMへ指定し、回線の自動切り替えを無効にしておくことが重要です。

海外SIMはカードの形だけでなく、使える国、期間、容量、電話番号の有無まで確認すると、現地で困りにくくなります

海外用SIMカード・eSIM・国際ローミング・Wi-Fiの違い

海外でスマートフォンを使う方法には、物理SIM、eSIM、国際ローミング、海外Wi-Fiがあります。どれが優れているかは一律に決まらず、旅行の日数、利用人数、端末の対応状況、日本の電話番号を使う必要性によって適した方法が変わります。

料金だけを見て選ぶと、設定できない、電話番号を受けられない、複数人で共有できないといった問題が起こります。通信手段を比較するときは、購入から利用開始までの手順と、旅行中に持ち歩く機器まで含めて考えることが大切です。

物理SIMとeSIMは料金を抑えたい人に向いている

物理SIMは、対応国と容量が合えば比較的安く利用できます。事前に通販や家電量販店で購入できるほか、現地空港や通信会社の店舗でも入手できます。

現地通信会社のSIMは、旅行者向け商品より容量単価が安い場合があります。長期滞在、留学、海外赴任などでは候補になりますが、店舗での本人確認、現地語での手続き、開通設定が必要になることがあります。短期旅行で設定に時間をかけたくない場合は、日本語説明のある海外用プリペイドSIMの方が扱いやすいでしょう。

物理SIMの弱点は差し替え作業です。SIMピンが必要になり、日本のSIMを安全に保管しなければなりません。端末がSIMロックされたままの場合や、渡航先の周波数帯に対応していない場合は、SIMを挿入しても通信できない可能性があります。

eSIMは、購入から設定までオンラインで完結する点が大きな違いです。商品が配送されるのを待つ必要がなく、SIMトレイを開ける作業もありません。旅行中に容量が足りなくなった場合も、Wi-Fiへ接続できれば追加プランを購入できます。

一方で、eSIMには端末移行の制限があります。一度登録したeSIMを削除すると、同じQRコードで再登録できない商品もあります。設定に失敗したと考えて安易に削除すると、再発行やサポートへの連絡が必要になるため、接続できないときは先にモバイルデータ、データローミング、APN、使用回線を確認します。

物理SIMとeSIMは、次のような人に向いています。

  • 1人または少人数で渡航する
  • 通信料金を抑えたい
  • 主に自分のスマートフォンだけで通信する
  • 旅行前に対応端末や設定方法を確認できる
  • 日本のSIMと海外用回線を使い分けたい

国際ローミングは設定の少なさを優先する方法

国際ローミングは、日本で契約している携帯電話会社のSIMをそのまま使い、渡航先の提携回線へ接続する方法です。SIMの購入や差し替えが不要で、日本の電話番号を維持しやすい点が特徴です。

仕事の電話、金融機関の認証SMS、家族からの緊急連絡など、日本の番号で着信する必要がある場合に便利です。対応プランでは、現地到着後にデータローミングを有効にするだけで通信を始められることもあります。

確認が必要なのは、海外で使えるという表示が、音声通話、SMS、データ通信のどこまでを指しているかです。音声通話とSMSには対応していても、データ通信は利用できない契約があります。反対に、データ通信は定額でも、通話の発信や着信は別料金となる場合があります。

国際ローミングを利用するときは、次の項目を渡航前に確認します。

  • 渡航先が対象国に含まれているか
  • 事前申し込みや予約が必要か
  • 料金が1日単位か24時間単位か
  • 日本時間と現地時間のどちらで計算されるか
  • 国内プランの容量を海外でも消費するか
  • 一定期間を超えた後に速度制限があるか
  • 通話の発信だけでなく着信にも料金がかかるか

ローミング料金が定額でも、利用開始の操作を忘れると従量課金になるサービスがあります。現地で届くSMSの案内を読まずに通信を始めないことが重要です。

操作が簡単で日本の番号も維持できますが、長期滞在や大容量通信では、海外SIMより費用が高くなる場合があります。数日間の出張や、設定作業をできるだけ減らしたい旅行では使いやすい選択肢です。

海外Wi-Fiは複数人や複数端末で共有しやすい

海外Wi-Fiは、現地のモバイル回線へ接続する小型ルーターをレンタルし、スマートフォンやパソコンをWi-Fiで接続する方法です。家族やグループ旅行で1台の回線を共有できるため、人数によっては1人ずつSIMを購入するより管理しやすくなります。

スマートフォンのSIMを変更しないため、eSIM非対応端末やSIMロックを解除できない端末でも使えます。スマートフォン、タブレット、ノートパソコンなど、複数の機器を同時に接続したい海外出張にも向いています。

注意点は、ルーターを常に持ち歩く必要があることです。同行者が別行動すると、ルーターを持っていない人は通信できません。ルーターの電池が切れた場合も、接続しているすべての端末が利用できなくなります。

受取場所と返却方法も確認が必要です。空港で受け取る予定でも、早朝便や深夜便ではカウンターが営業していないことがあります。帰国後の返却期限を過ぎたり、ルーターや充電器を紛失したりすると、追加料金が発生する可能性があります。

選択の目安を整理すると、設定や持ち物を減らしたい場合は国際ローミング、料金と身軽さを重視する場合は物理SIMまたはeSIM、複数人や複数端末で共有する場合は海外Wi-Fiが候補になります。

日本の電話番号を維持しながら通信費を抑えたい場合は、デュアルSIMを利用し、日本のSIMを通話とSMS用、海外SIMをデータ通信用に分ける方法もあります。どの方法でも、写真の自動同期、アプリ更新、動画の自動再生を出発前に制限しておくと、予想外のデータ消費を防ぎやすくなります。

料金だけで決めず、利用人数、日本の電話番号、設定の手間、持ち歩く機器の4点で比べると、自分に合う通信方法を選びやすくなります

海外で使えるSIMカードを利用目的別に比較

海外で使えるSIMカードは、単純に料金が安いものを選べばよいわけではありません。旅行の日数、訪問する国の数、現地で使うアプリ、電話番号の必要性によって、適した種類が変わります。

特に注意したいのは、同じデータ容量でも使い方によって消費速度が大きく異なる点です。地図や翻訳が中心の旅行者と、動画視聴やテザリングを行う出張者では、必要なプランがまったく違います。

数日間の観光旅行なら少容量の短期プラン

2泊3日から1週間程度の観光旅行では、少容量のプリペイドSIMやeSIMが選びやすいです。主な用途が地図、翻訳、飲食店の検索、メッセージの送受信であれば、大容量プランを購入しても使い切れない可能性があります。

ただし、少容量プランが向いているのは、ホテルや空港のWi-Fiも併用できる場合です。写真や動画をその場でクラウドへ保存したり、SNSへ頻繁に投稿したりすると、想定より早く容量を消費します。

短期旅行では、次のように選ぶと判断しやすくなります。

  • 地図や検索が中心なら、総容量が決められた短期プラン
  • SNSへの写真投稿も行うなら、少し余裕のある容量
  • 動画を見ない場合でも、容量超過後に低速通信が残る商品
  • 出発直前に購入するなら、オンラインで追加できるeSIM
  • 設定操作に不安があるなら、日本語説明書付きの物理SIM

現地に到着してから通信できないと、ホテルまでの経路や配車アプリの利用で困ります。旅行中に必要な容量だけでなく、出発前に設定を確認できるか、日本語サポートを利用できるかも重要です。

複数国を回る旅行や出張には周遊タイプ

ヨーロッパ周遊、東南アジア周遊、クルーズ旅行など、複数国を移動する場合は、対象地域をまとめて利用できる周遊SIMが便利です。国境を越えるたびにSIMを購入したり、通信設定を変更したりする手間を減らせます。

周遊タイプを選ぶときは、商品名に「ヨーロッパ対応」「アジア対応」と書かれているだけで判断しないことが大切です。同じ地域向けでも、利用できる国は商品ごとに異なります。訪問国だけでなく、乗り継ぎ空港のある国も対象に含まれているか確認します。

例えば、日本からフランスへ向かう途中で中東の空港を経由する場合、ヨーロッパ周遊SIMでは乗り継ぎ地で通信できないことがあります。空港Wi-Fiを利用できる可能性はありますが、接続にSMS認証が必要だったり、利用時間が制限されたりする場合もあります。

仕事で利用する場合は、対応国数より通信の安定性を優先します。メールの確認だけなら低速でも対応できますが、オンライン会議、資料送信、社内システムへの接続には一定の速度が必要です。現地で接続する通信会社、利用できる回線、テザリングの可否まで確認しておくと失敗を減らせます。

長期滞在や留学は現地SIMも候補

数週間から数か月の留学、駐在、長期出張では、旅行者向けの短期SIMを繰り返し購入するより、現地通信会社のSIMを契約した方が安くなる場合があります。

現地SIMには、旅行者向けプリペイドプランと、居住者向けの月額プランがあります。月額プランは料金を抑えやすい一方、住所、身分証明書、現地の銀行口座などを求められることがあります。契約条件を満たせない場合は、滞在期間に合ったプリペイドプランを選ぶ方が現実的です。

長期滞在では、データ容量以外に現地電話番号の有無が重要になります。現地の配達サービス、銀行、行政手続き、学校、勤務先などでSMS認証を求められることがあるためです。データ通信専用SIMでは認証コードを受け取れない場合があります。

一方、日本の電話番号も維持したい場合は、デュアルSIMを利用する方法があります。日本のSIMを通話やSMSの受信用、海外SIMをデータ通信用に設定すれば、回線を使い分けられます。ただし、日本側の回線でデータローミングが有効になっていると、意図しない通信料金が発生する可能性があります。モバイルデータ通信に使う回線を明確に指定しておく必要があります。

動画やテザリングを使うなら大容量を優先

旅行中に動画配信サービスを視聴する、パソコンへテザリングする、写真や動画を大量にアップロードする場合は、大容量または無制限タイプが候補になります。

ただし、「無制限」と表示されていても、常に高速で使い放題とは限りません。一定量を利用すると速度が制限される商品や、混雑時に通信を制御する商品があります。商品説明では、容量の数字だけでなく、公平利用方針や速度制限の条件を確認します。

オンライン会議を予定している場合は、単に大容量であるだけでは不十分です。通信が不安定な地域では、音声が途切れたり画面が停止したりします。宿泊先のWi-Fiを主回線、海外SIMを予備回線として使うなど、通信手段を二重に用意しておくと安心です。

家族やグループ旅行で1台のスマホからテザリングを共有する場合も、利用人数に比例してデータ消費が増えます。代表者のスマホから常時共有すると、電池の消耗も早くなります。各自で少容量SIMを用意する方法と、海外Wi-Fiを1台借りる方法を、料金だけでなく充電や持ち運びの負担まで含めて比べる必要があります。

海外SIMは安さだけでなく、旅行日数、訪問国、使うアプリ、電話番号の必要性を先に整理すると選びやすくなります

渡航先・滞在日数・データ容量に合った選び方

海外で使えるSIMカードを選ぶときは、渡航先、利用期間、必要容量の順に条件を絞り込みます。最初から料金表だけを見比べると、対応国や有効期間を見落としやすくなります。

料金が安くても、現地で利用できなかったり、旅行途中で有効期限が切れたりすれば意味がありません。通信できる条件を確認したうえで、容量と料金を比較することが重要です。

渡航先と接続回線を確認する

最初に確認する項目は、商品が渡航先の国や地域に対応しているかです。国名が掲載されているだけでなく、対象外の地域や島がないかも確認します。

例えば、同じ国でも本土と離島で接続条件が異なる場合があります。クルーズ船の航海中や飛行機内では、通常の海外SIMでは通信できません。国際海域や機内通信は、陸上の携帯電話回線とは別のサービスとして扱われます。

対応エリアを確認するときは、次の項目を見ます。

  • 渡航するすべての国が対象になっているか
  • 乗り継ぎ国でも利用できるか
  • 現地で接続する通信会社が明記されているか
  • 4Gや5Gなど利用できる回線が示されているか
  • テザリングが許可されているか
  • 対応エリア外で追加料金が発生しないか

接続先の通信会社を選べる商品では、自動接続がうまくいかないときに手動で回線を切り替えられる場合があります。利用説明書や購入完了メールは、インターネットに接続できない状態でも見られるように、画像やPDFとして端末へ保存しておくと便利です。

スマホ本体が渡航先の周波数帯に対応しているかも確認します。SIMカード自体が対応していても、端末が現地回線の周波数に対応していなければ、電波をつかみにくくなることがあります。海外で購入した端末や古い機種を使う場合は、特に注意が必要です。

滞在日数と利用開始の数え方を確認する

海外SIMの有効期間は、「5日間」「7日間」「30日間」などと表示されています。ただし、日数の数え方は商品によって異なります。

現地で初めて通信した時点から24時間単位で計算する商品もあれば、利用開始日の現地時刻を基準に1日目として数える商品もあります。後者では、深夜に通信を開始すると、短時間で1日分を消費する可能性があります。

日本を出発する前にSIMを挿入しただけでは開始されず、現地回線へ接続した時点で有効になる商品が一般的ですが、開通操作を行った時点から利用期間が始まる場合もあります。購入後すぐにQRコードを読み込み、誤って回線を有効化すると、旅行前から日数が減る可能性があります。

利用期間を選ぶときは、宿泊日数ではなく、現地到着から現地出発までの日数で考えます。5泊7日の旅行なら、5日間プランでは足りない可能性があります。日付変更線を越える旅行や深夜便を利用する場合は、現地の日付を基準に数えます。

旅行日程と同じ日数の商品ではなく、1日程度余裕のあるプランを選ぶ方法もあります。航空便の欠航や遅延で滞在が延びたときも、空港や宿泊先への連絡手段を確保しやすくなります。

現地で使う機能から容量を決める

必要なデータ容量は、旅行日数だけでは決まりません。同じ1週間でも、地図とメッセージだけを使う人と、動画やテザリングを使う人では消費量に大きな差があります。

容量を見積もるときは、現地で使う機能を具体的に書き出します。

  • 地図アプリで経路を検索する
  • 翻訳アプリを使う
  • 配車アプリを利用する
  • 飲食店や観光施設を検索する
  • メッセージやメールを確認する
  • SNSへ写真や動画を投稿する
  • 動画や音楽を再生する
  • パソコンへテザリングする
  • 写真をクラウドへ自動保存する

地図、翻訳、検索、メッセージが中心なら、比較的少ない容量でも対応しやすいです。SNSへの動画投稿、オンライン会議、動画視聴を行う場合は、容量に余裕を持たせます。

見落としやすいのが、スマホが自動的に行う通信です。アプリの更新、写真のバックアップ、クラウド同期、メール添付ファイルの自動取得などは、画面を操作していないときにもデータを消費します。出発前に自動更新やモバイルデータ通信によるバックアップを無効にしておくと、容量を節約できます。

地図は渡航先の地域を事前にダウンロードし、オフラインで使える状態にしておく方法があります。翻訳用の言語データ、航空券、ホテルの予約情報、保険証券なども保存しておけば、通信障害が起きても最低限の行動ができます。

容量を使い切った後の条件まで比較する

同じ容量の商品でも、使い切った後の扱いは異なります。低速通信へ切り替わる商品、完全に通信できなくなる商品、追加容量を購入できる商品があります。

旅行中に必要な容量を正確に予測するのは難しいため、容量超過後の条件は重要です。低速でも通信が継続すれば、テキストメッセージや簡単な経路検索に使える可能性があります。通信が完全に停止する商品では、Wi-Fiへ接続するまで追加購入の手続きさえできないことがあります。

追加購入が可能な商品でも、料金、購入単位、有効期限を確認します。1GB単位で追加できる商品もあれば、新しいプランを買い直す必要がある商品もあります。専用アプリから購入するタイプでは、事前にアカウント作成や支払い方法の登録を済ませておくと現地で慌てません。

選択に迷った場合は、最も安いプランではなく、次の条件を満たす商品を優先すると実用的です。

  • 旅行終了日まで有効期間が残る
  • 容量超過後も通信手段が残る
  • 現地で追加容量を購入できる
  • 設定方法をオフラインで確認できる
  • 日本語または理解できる言語でサポートを受けられる

通信は、観光情報を調べるためだけのものではありません。航空便の変更、ホテルへの連絡、決済サービスの認証、家族への連絡など、トラブル時にも必要になります。料金差が小さい場合は、容量の多さより、利用期間と復旧手段の分かりやすさを優先する方が安心です。

渡航先、利用日数、使う機能、容量超過後の条件を順番に確認すれば、料金だけで選んで失敗するのを防げます

海外用SIMカードを日本と現地で購入する方法

海外用SIMカードは、日本で出発前に用意する方法と、渡航先に到着してから購入する方法があります。料金だけを見ると現地購入が安いこともありますが、購入場所まで移動できる通信手段がない、説明を読めず開通できない、希望する容量が売り切れているといった問題も起こります。到着直後から地図、配車アプリ、翻訳、ホテルへの連絡を使いたいなら、日本で準備しておくほうが安全です。

日本で購入する場合は到着直後の使いやすさを優先する

日本では、通販サイト、家電量販店、空港カウンター、自動販売機などで海外用の物理SIMを購入できます。通販サイトは対応国、利用日数、データ容量を比較しやすく、旅行の日程に合わせて選べる点が利点です。ただし、同じ国向けの商品でも、現地で接続する通信会社、利用開始の条件、容量超過後の扱いが異なります。商品名に国名が書かれているだけで判断せず、商品説明の対応エリアと利用条件まで確認してください。

家電量販店では、端末の機種名を伝えながら相談できます。SIMカードの入れ替えに慣れていない人や、自分のスマホが利用できるか不安な人に向いています。店員に確認するときは、単に海外で使えますかと聞くのではなく、次の内容を具体的に伝えると判断しやすくなります。

  • 渡航する国と乗り継ぎ国
  • 出発日と帰国日
  • 使用するスマホの機種名と購入元
  • 物理SIMかeSIMのどちらを使いたいか
  • テザリングや音声通話が必要か
  • 日本の電話番号を残したまま使いたいか

空港での購入は、準備を忘れたときに便利です。一方で、出発直前は比較する時間が少なく、在庫やプランも限られます。空港で買う場合でも、購入後すぐにSIMを交換するのではなく、利用開始のタイミングを確認してください。商品によっては、端末に挿した時点、ネットワークに接続した時点、専用サイトで開通した時点のいずれかから利用日数が始まります。日本で誤って開通すると、現地到着前に有効期間を消費する可能性があります。

通販で購入した物理SIMは、配送日にも余裕が必要です。出発前日に届く予定では、配送遅延や商品違いがあった場合に対応できません。到着後に必要となるAPN、PINコード、開通用QRコード、問い合わせ先は、通信できない状態でも見られるようにスクリーンショットや紙で保存しておくと安心です。

現地で購入する場合は価格より手続きの確実さを見る

現地では、空港の通信会社カウンター、市街地の通信会社直営店、携帯電話ショップ、コンビニエンスストアなどで購入できます。空港カウンターは価格が高めでも、旅行者向けプランを扱い、スタッフがSIMの挿入や開通まで対応してくれることがあります。到着後すぐに確実に使いたい人には、安さよりも開通確認まで行える店舗のほうが適しています。

市街地の直営店は、空港より選択肢が多く、長期滞在向けの大容量プランを見つけやすい傾向があります。ただし、店舗までの移動中に通信できないため、ホテルの住所、店舗の地図、営業時間、移動方法を出発前に保存しておく必要があります。現地の祝日や夜間到着では閉店していることもあるため、到着時刻から逆算して購入場所を決めてください。

現地購入では、パスポートの提示、本人確認、顔写真の撮影、滞在先住所の申告などを求められる場合があります。クレジットカードが使えず、現金や現地発行カードのみ対応する店舗もあります。購入前に、表示価格へ税金や登録料が追加されないか、データ容量が総量制か1日単位か、電話番号が付くかを確認すると、支払い後の行き違いを防げます。

スタッフに設定を任せる場合も、受け取る前にブラウザでページを開き、地図アプリで現在地を表示して、実際にデータ通信できるか確認してください。アンテナ表示が出ているだけでは、APN設定や開通処理が終わっていないことがあります。元の日本のSIMカードは小さく紛失しやすいため、専用ケースへ入れ、スマホケースのポケットなどに裸で保管しないことも重要です。

日本購入と現地購入を迷ったときの決め方

短期旅行、深夜到着、初めての海外、子どもや高齢者との旅行では、日本で購入しておく方法が向いています。滞在が長く、現地語で手続きでき、通信会社の店舗へ行く時間があるなら、現地SIMも検討できます。複数国を移動する場合は、国ごとにSIMを買うより周遊タイプのほうが管理しやすいことがあります。

判断に迷う場合は、到着初日だけ使える少容量のSIMやeSIMを日本で準備し、その後に現地の長期プランへ切り替える方法もあります。料金を最安にすることより、到着直後に連絡と移動ができる状態を確保することを優先すると、旅行全体の失敗を減らせます。

海外用SIMは、安い場所を探すより、到着後いつから確実に通信できるかを基準に購入方法を決めるのがポイントです

購入前に確認したい対応端末と利用条件

海外用SIMカードは、渡航先に対応した商品を買うだけでは使えません。スマホ側の制限、SIMの種類、現地回線との相性、開通期限などが一つでも合わないと、SIMを挿しても通信できないことがあります。購入前は商品ページだけでなく、スマホの設定画面、メーカーの仕様表、現在契約している通信会社の利用条件を順番に確認してください。

SIMフリーとSIMロックの状態を確認する

最初に確認するのは、スマホが他社のSIMを利用できる状態かどうかです。SIMフリー端末であれば基本的に海外SIMを利用できますが、通信会社から購入した端末は、購入時期や契約状況によって確認が必要です。設定画面にSIMロックなしと表示される機種もあれば、通信会社の会員ページで確認する機種もあります。

中古端末では、SIMロックだけでなく、ネットワーク利用制限や端末代金の未払いにも注意が必要です。国内では使えていても、海外SIMを認識しない原因になることがあります。購入した店舗や通信会社がわかる場合は、出発直前ではなく余裕を持って確認してください。

物理SIMを使う場合は、SIMトレイの有無とサイズも確認します。現在の主流はnanoSIMですが、端末によっては物理SIMスロットがなく、eSIM専用の場合があります。反対に、古い端末はeSIMに対応していません。商品が物理SIMなのかeSIMなのかを見落とすと、購入後に設定できません。

eSIMを使う場合は、端末がeSIM対応であることに加え、海外版や販売地域による仕様差も確認が必要です。同じ機種名でも、販売国によってeSIMの有無、物理SIMスロットの数、利用できる回線構成が異なることがあります。機種名だけでなく、型番まで照合すると確実です。

周波数帯と通信方式の相性を確認する

SIMカードを認識しても、スマホが渡航先の周波数帯に対応していなければ、圏外になったり、都市部では使えても郊外でつながりにくくなったりします。特に日本向け端末は、海外の通信会社が広いエリアで使用している周波数帯の一部に対応していないことがあります。

確認するときは、海外SIMの販売ページに記載された現地接続先の通信会社と、自分の端末が対応する4Gや5Gの周波数帯を照合します。すべて一致する必要はありませんが、その国で主要な周波数帯に対応しているかが重要です。5G対応と書かれていても、5Gの周波数帯が合わず、4Gのみで接続される場合があります。旅行中に地図やメッセージを使う程度なら4Gでも困りにくいため、5G表示だけで商品を選ばないほうが現実的です。

VoLTEの対応も見落としやすい点です。音声通話付きSIMでは、現地通信会社のVoLTE方式と端末が合わないと、データ通信はできても通常の電話が使えないことがあります。緊急連絡や現地番号での通話が必要なら、データ通信対応だけでなく、音声通話の対応機種まで確認してください。

利用開始日と制限条件を読み落とさない

利用日数の数え方は商品によって異なります。初回接続から24時間を1日とするもの、現地時間の午前0時で日数が切り替わるもの、指定した利用開始日から数えるものがあります。たとえば夜遅くに到着して接続すると、数時間しか使っていなくても1日分として扱われる商品があります。到着時刻と帰国時刻を含めて、必要日数を計算してください。

購入前に確認したい主な条件は次のとおりです。

  • SIMカードやeSIMを開通できる期限
  • 利用開始後の有効日数
  • データ容量を使い切った後の速度
  • 追加チャージの可否と購入方法
  • テザリングの可否
  • 音声通話、SMS、現地電話番号の有無
  • 対応国と乗り継ぎ国の扱い
  • 返品、交換、返金が認められる条件
  • サポートの受付時間と言語

無制限と表示されたプランでも、短時間に大量通信を行うと速度が制限される場合があります。動画の長時間視聴、写真や動画の自動バックアップ、パソコンへのテザリングを予定しているなら、公平利用方針や高速通信の上限を確認してください。容量無制限という言葉だけでは、常に高速で使えるとは限りません。

デュアルSIMで日本のSIMと海外SIMを併用する場合は、モバイルデータ通信に使う回線を海外SIMへ指定できるか確認します。日本のSIMを通話やSMS受信用として残す場合、日本側のデータローミングが有効だと意図しない通信料金が発生する可能性があります。モバイルデータの自動切り替えも無効にしておくと、海外SIMが一時的に圏外になった際の誤接続を防げます。

OSのバージョンが古いと、eSIMの追加や通信会社設定の更新が正常に進まないことがあります。出発当日の更新は失敗時の影響が大きいため、数日前までにOSを更新し、自宅のWi-Fi環境で設定画面の場所を確認しておくと安全です。QRコードを同じスマホ画面に表示して読み取ろうとして困るケースもあるため、印刷するか別の端末へ保存しておきます。

長期滞在では、国や地域によって端末登録や本人確認が必要になる場合があります。短期旅行者向けSIMでは問題なくても、一定期間を超えると通信が止まることがあるため、留学や赴任では旅行者向けプランだけで判断せず、現地通信会社の登録条件も確認してください。

対応国だけでなく、端末の型番、周波数帯、開通期限、テザリング条件まで確認すれば、現地でつながらない失敗を大きく減らせます

iPhone・Androidで海外SIMを設定する手順

海外SIMは、端末に挿入または登録しただけでは通信できないことがあります。現地で慌てないためには、日本にいる間にSIMフリー端末かどうかを確認し、設定情報をオフラインでも見られる状態にしておくことが重要です。

物理SIMとeSIMでは操作が異なりますが、最終的に確認するポイントは共通しています。海外SIMを有効にし、モバイルデータ通信に使う回線として指定したうえで、必要に応じてデータローミングやAPNを設定します。

出発前に準備しておく項目

海外SIMを設定する前に、スマホが購入したSIMの利用条件を満たしているか確認します。

  • SIMロックが解除されているか
  • 渡航先と利用期間がプランの対象に含まれているか
  • 端末がeSIMまたは指定されたSIMサイズに対応しているか
  • 開通期限や利用開始の条件を過ぎていないか
  • APN名、ユーザー名、パスワードなどの設定情報があるか
  • eSIMのQRコードを別の端末や紙で表示できるか

eSIMのQRコードを、登録するスマホの画面にだけ保存していると、そのスマホ自身のカメラでは読み取れません。パソコンや同行者のスマホに表示するか、印刷して持参すると確実です。

設定説明書、注文番号、問い合わせ先もスクリーンショットで保存しておきます。現地に着いて通信できない状態では、販売サイトや購入メールを開けない可能性があるためです。

プランによっては、eSIMをインストールした時点ではなく、現地の対応回線に初めて接続した時点から利用期間が始まります。一方、インストールや開通操作をした時点から日数が減る商品もあります。出発前に登録してよいのか、現地到着後に操作するのかを購入案内で確認してください。

iPhoneで物理SIMとeSIMを設定する方法

物理SIMを利用する場合は、端末の電源を切り、SIMピンでトレイを開けます。日本のSIMを取り出したら、海外SIMの向きを確認して装着し、電源を入れます。取り出した日本のSIMは小さなケースに入れ、パスポートケースとは別の場所に保管すると紛失を防ぎやすくなります。

eSIMを利用する場合は、次の順序で登録します。

  1. 設定を開く
  2. モバイル通信を選ぶ
  3. eSIMを追加を選ぶ
  4. QRコードを使用を選ぶ
  5. 販売元から届いたQRコードを読み取る
  6. 回線名を旅行用、海外用など分かりやすい名称に変更する

iOSのバージョンによっては、モバイル通信プランを追加など異なる名称で表示されます。

現地到着後は、設定のモバイル通信から海外SIMを開き、この回線をオンにします。モバイルデータ通信に使う回線を海外SIMへ変更し、販売元の指示がある場合はデータローミングもオンにしてください。

デュアルSIMで日本の回線も残す場合は、モバイルデータ通信の切替を許可する設定をオフにします。この機能がオンになっていると、海外SIMの電波が弱い場所で日本の回線へ自動的に切り替わり、国際ローミングが発生する可能性があります。

日本の電話番号でSMSを受信したい場合は、日本の回線自体をオンにしたまま、モバイルデータ通信とデータローミングをオフにします。電話を発信するときは、発信画面に表示される回線名も確認してください。

Androidで海外SIMを設定する方法

Androidはメーカーや機種によって設定項目の名称が異なります。設定内にあるネットワークとインターネット、接続、SIM、SIMマネージャーなどの項目から操作します。

物理SIMの場合は、端末の電源を切ってSIMトレイを開き、海外SIMを装着します。デュアルSIM端末では、空いているスロットへ追加できる場合があります。SIM1とSIM2で対応する通信方式が異なる機種もあるため、説明書で推奨スロットを確認してください。

eSIMは、おおむね次の流れで登録できます。

  1. 設定を開く
  2. ネットワークとインターネットまたは接続を選ぶ
  3. SIMまたはSIMマネージャーを開く
  4. eSIMを追加またはモバイルプランを追加を選ぶ
  5. QRコードを読み取る
  6. 海外SIMをモバイルデータ用の回線に指定する

現地で海外SIMを有効にしたら、ローミングの項目を確認します。海外SIM事業者は現地通信会社の回線を借りてサービスを提供していることが多く、海外用SIMであってもデータローミングをオンにしないと通信できない場合があります。

自動設定でつながらない場合は、アクセスポイント名の画面を開き、販売元が指定するAPNを追加します。APN名、ユーザー名、パスワード、認証タイプなどは、大文字と小文字も含めて案内どおりに入力してください。指定されていない欄を推測で埋める必要はありません。

登録後は、作成したAPNの右側にある選択ボタンを押し、利用中のAPNとして指定します。その後、機内モードを一度オン・オフするか、端末を再起動します。

設定が完了したらWi-Fiをオフにし、モバイルデータ通信だけで地図アプリや検索ページを開きます。以前表示したページは端末内に残っていることがあるため、初めて検索する場所を表示すると通信確認がしやすくなります。

帰国後は、モバイルデータ通信に使う回線を日本のSIMへ戻し、日本の回線のデータローミングがオフになっていることを確認します。海外eSIMはすぐに削除せず、旅行中の通信が終了し、再利用や返金手続きが不要であることを確認してから削除すると安全です。

海外SIMの設定では、回線を追加するだけでなく、データ通信に使うSIMの指定とローミング設定まで確認することが大切です

海外SIMがつながらない原因と高額請求を防ぐ注意点

海外SIMがつながらないときは、APNを何度も作り直す前に、通信回線の選択やプランの利用条件を順番に確認します。原因を切り分けずに設定を変更すると、正常だった項目まで分からなくなり、復旧に時間がかかります。

高額請求を防ぐには、海外SIMの設定だけでなく、日本のSIMがどのような状態になっているかを確認する必要があります。特にデュアルSIM端末では、日本の回線が自動的にデータ通信へ使われないようにすることが重要です。

つながらないときに確認する順番

最初に、スマホの画面上部に現地通信会社の名前やアンテナ表示が出ているか確認します。圏外のままなら、APNよりも先にSIMの有効化、対応エリア、回線選択を調べます。

次の順番で確認すると、原因を絞り込みやすくなります。

  1. 海外SIMの回線がオンになっているか
  2. モバイルデータ通信に使うSIMが海外SIMになっているか
  3. データローミングが必要なプランでオンになっているか
  4. 機内モードを約30秒オンにしてから解除したか
  5. 端末を再起動したか
  6. ネットワーク選択が自動になっているか
  7. 指定されたAPNが選択されているか
  8. プランの開始日、容量、有効期限に問題がないか

現地通信会社の名前は表示されているのにインターネットだけ使えない場合は、モバイルデータ通信に使う回線とAPNを確認します。反対に、現地通信会社そのものを認識していない場合は、対応国、周波数帯、SIMロック、プランの開通状態が原因として考えられます。

ネットワークの自動選択で接続できないときは、販売元が案内している提携通信会社を手動で選びます。候補に複数の通信会社が表示されても、無関係な回線を順番に試すのではなく、指定された会社を選択してください。

VPN、広告ブロックアプリ、セキュリティアプリを利用している場合は、一時的に停止すると接続できることがあります。通信自体は確立していても、VPNサーバーへの接続に失敗し、インターネットが使えないように見えるためです。

iPhoneに国内の格安SIM用APN構成プロファイルが入っている場合、海外SIMの通信設定と競合することがあります。ただし、削除すると帰国後に国内SIMがつながらなくなる可能性があります。販売元から削除を指示された場合に限り、プロファイル名と再設定方法を保存してから操作してください。

ネットワーク設定のリセットは最後の手段です。実行すると、保存済みのWi-Fiパスワード、Bluetooth接続、VPN設定などが消える場合があります。空港やホテルで安易に実行すると、別の通信手段まで失うため注意が必要です。

日本のSIMによる高額請求を防ぐ設定

デュアルSIMで日本のSIMを残す場合は、海外SIMをモバイルデータ通信の主回線に指定します。そのうえで、日本のSIMのデータローミングをオフにしてください。

iPhoneでは、モバイルデータ通信の切替を許可をオフにします。Androidでは、データ通信の自動切替、バックアップ通話、通信中に別のSIMへ切り替える機能などがあればオフにします。表示名称は機種によって異なります。

高額請求の原因はデータ通信だけではありません。海外では、日本の電話番号への着信にも料金がかかる契約があります。電話に出なくても、留守番電話への転送や確認で料金が発生するケースもあります。

日本の電話番号を使う必要がなければ、日本の回線を一時的にオフにする方法が確実です。認証用SMSを受信するために回線を残す場合は、次の項目を確認します。

  • 日本のSIMのデータローミングをオフにする
  • 日本のSIMをモバイルデータ通信に指定しない
  • 通話時に使用する回線名を毎回確認する
  • 留守番電話や着信転送の海外料金を確認する
  • 通話は可能な限り通信アプリを利用する

SMSの受信は無料としている通信会社もありますが、国や契約によって条件が異なります。海外で日本の回線をオンにする場合は、音声通話、SMS送信、SMS受信を分けて料金を確認してください。

海外SIMの容量を使い切ったことで、日本のSIMへ自動的に切り替わる設定にも注意が必要です。海外SIMの残量は販売元のアプリやマイページで確認し、不足する前に追加容量を購入します。

データ消費と予期しない通信を抑える方法

海外SIMが定額プランでも、高速通信に使える容量には上限が設けられていることがあります。写真や動画の自動同期、アプリ更新、OS更新は、画面を操作していない間にも大量のデータを消費します。

渡航前または現地到着後に、次の設定を見直します。

  • 写真と動画のクラウド同期を一時停止する
  • アプリの自動更新をWi-Fi接続時だけにする
  • 動画アプリの画質を標準または低画質にする
  • 低データモードやデータセーバーを有効にする
  • オフライン地図と翻訳データを事前に保存する
  • パソコンへのテザリングを使用するときは自動更新を停止する

テザリングでは、接続したパソコンが通常のWi-Fiとして認識し、OS更新やクラウド同期を始めることがあります。スマホだけを使っている感覚でも、数GBを短時間で消費する可能性があるため注意してください。

通信が始まらない場合は、購入情報、端末名、現在地、表示されている通信会社名、実施した設定を整理してサポートへ伝えます。「つながらない」とだけ伝えるより、モバイル回線は認識しているが通信できない、圏外のまま変わらないなど、状態を具体的に説明したほうが解決しやすくなります。

意図しない日本の回線名が表示された、国際ローミング開始のSMSが届いた、契約していない通信サービスの案内が表示された場合は、いったんモバイルデータ通信をオフにします。料金条件を確認できるまで使用を続けないことが、請求額の拡大を防ぐ最も確実な方法です。

つながらないときは設定を無作為に変えず、回線選択、ローミング、APN、利用条件の順に確認しましょう

順位サービス名運営会社ポイント韓国SIM台湾SIMタイSIMハワイSIMイタリアSIMイタリアSIMSIM種類SIMタイプ即日利用可能公式サイト等での速度・通信品質の訴求サポートサポートの日本語対応サポート対応時間利用回線(海外)選べる容量プランの種類5G対応海外対応エリア海外周遊SIMの種類韓国SIMの料金の安さ台湾SIMの料金の安さタイSIMの料金の安さハワイSIMの料金の安さイタリアSIMの料金の安さ総合公式
1位World eSIMビジョン通信速度は控えめだが最安値クラス。サイトの閲覧やメッセージアプリがメインなら最適1,890円/日2,950円/日1,680円/日2,480円/日2,780円/日2,780円/日データSIMeSIM可能現地通信会社の回線を利用。4G/LTE/5Gの安定した高速通信電話、LINE、メール対応24時間SKT、T-Mobileなど(国により異なる)500MB、1GB、2GB、3GB、5GB、10GB、15GB、20GB、30GB、50GB、無制限(プラン、国により異なる)(国により異なる)韓国、台湾、アメリカ、カナダ、グアム、ハワイ、インド、インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、香港、中国、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、イタリア、ドイツ、フランス、スペイン、トルコ、エジプト、バリ島、マカオ、メキシコ、スイス、オランダ、カンボジアヨーロッパ、アジア・オセアニア、北中米、世界2.971.703.172.522.752.62公式サイト
2位トリファトリファアプリでデータ残量管理や設定が完結!24時間の日本語サポートがあり初心者も安心990円/日990円/日990円/日990円/日990円/日990円/日データSIMeSIM可能現地大手通信キャリアの回線を直接利用。高速で安定した4G/LTE/5G通信チャット対応24時間SK Telecom、AT&Tなど(国により異なる)1GB、3GB、5GB、10GB、20GB、30GB、80GB、無制限(国により異なる)韓国、台湾、アメリカ、カナダ、グアム、ハワイ、インド、インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、香港、中国、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、イタリア、ドイツ、フランス、スペイン、トルコ、エジプト、バリ島、マカオ、メキシコ、スイス、オランダ、カンボジアヨーロッパ、アジア、東南アジア3.943.873.924.004.153.98公式サイト
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6位エアトリeSIMインバウンドプラットフォーム航空券やホテル手配と一緒に予約しやすく、世界中の幅広い国や地域のプランに対応2,900円/日3,220円/日1,890円/日2,850円/日3,430円/日3,430円/日データSIMeSIM可能4G/LTE/5G対応。現地の安定したネットワークに接続お問い合わせフォーム、メール対応不明(国により異なる)500MB、1GB、3GB、5GB、10GB、無制限(プラン、国により異なる)(国により異なる)韓国、台湾、アメリカ、カナダ、グアム、ハワイ、インド、インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、香港、中国、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、イタリア、ドイツ、フランス、スペイン、トルコ、エジプト、バリ島、マカオ、メキシコ、スイス、オランダ、カンボジアヨーロッパ、アジア、北米、世界2.071.412.952.182.402.20公式サイト
7位グローカルeSIMグローカルネット通信速度と料金の安さのバランスがよく、コストパフォーマンスに優れたeSIM1,680円/日1,680円/日1,680円/日2,480円/日4,680円/日4,680円/日データSIMeSIM、SIMカード可能4G/LTE高速通信。快適なデータ通信環境を提供お問い合わせフォーム対応不明SKT、AT&Tなど(国により異なる)1GB、2GB、3GB、5GB、6GB、10GB、20GB、30GB、無制限(プラン、国により異なる)(国により異なる)韓国、台湾、アメリカ、カナダ、グアム、ハワイ、インド、インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、香港、中国、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、イタリア、ドイツ、フランス、スペイン、バリ島、マカオ、オランダ、カンボジアヨーロッパ、アジア、オセアニア、アメリカ、中華圏、世界3.203.083.172.521.722.74公式サイト
8位TRAVeSIMa2networkアジア周遊やグローバル版など、複数国をまたぐ周遊旅行・出張をする人に最適1,350円/日1,350円/日1,950円/日1,720円/日1,720円/日1,720円/日データSIMeSIM可能現地の高速4G/LTE・一部5Gネットワークでサクサク繋がる電話、LINE、お問い合わせフォーム対応24時間KT、Verizonなど(国により異なる)200MB、1GB、2GB、3GB、5GB、10GB、20GB、50GB、100GB、無制限(国により異なる)韓国、台湾、アメリカ、カナダ、グアム、ハワイ、インド、インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、香港、中国、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、イタリア、ドイツ、フランス、スペイン、トルコ、エジプト、バリ島、マカオ、メキシコ、スイス、オランダ、カンボジアヨーロッパ、アジア、アフリカ、オセアニア、北米、南米、中東、北アフリカ、カリブ、世界3.553.462.893.263.523.33公式サイト
9位DHA SIMDHA SIMAmazonなどのECサイトでも気軽に購入可能。手軽さと設定のシンプルさが魅力1,680円/日1,280円/日2,480円/日2,480円/日0円/日0円/日データSIM、音声通話SIMeSIM、SIMカード可能(郵送が必要なものもある)4G/LTE/5Gの高速データ通信対応で快適お問い合わせフォーム対応不明SKT、T-Mobileなど(国により異なる)2GB、5GB、6GB、8GB、10GB、12GB、15GB、17GB、50GB、無制限(プラン、国により異なる)(商品により異なる)韓国、台湾、アメリカ、カナダ、グアム、ハワイ、シンガポール、タイ、ベトナム、マレーシア、香港、中国、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、イタリア、ドイツ、フランス、スペイン、トルコ、エジプト、バリ島ヨーロッパ、アジア、オセアニア、北米、世界3.203.542.382.525.013.33公式サイト
10位airaloAIRALO世界中で使われている定番eSIMアプリ。圧倒的な対応国数と格安な料金設定が魅力2,100円/日2,100円/日1,600円/日1,900円/日1,900円/日1,900円/日データSIM、音声通話SIMeSIM可能現地ネットワークを利用した高速4G/LTE/5G通信チャット対応24時間KT、T-Mobileなど(国により異なる)1GB、3GB、5GB、10GB、20GB、50GB、無制限(プラン、国により異なる)(国により異なる)韓国、台湾、アメリカ、カナダ、グアム、ハワイ、インド、インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、香港、中国、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、イタリア、ドイツ、フランス、スペイン、トルコ、エジプト、バリ島、マカオ、メキシコ、スイス、オランダ、カンボジアヨーロッパ、アジア、アフリカ、オセアニア、北米、南米、中東および北アフリカ、EU加盟国と英国、カリブ海諸島、グローバル(全世界)2.792.623.263.083.363.02公式サイト
11位HolaflyHolaflyデータ無制限プランが豊富!動画視聴やSNS更新で通信容量を気にせず使いたい人に1,990円/日1,990円/日1,990円/日1,990円/日1,990円/日1,990円/日データSIMeSIM可能現地の最高水準ネットワークを利用。高速で安定した4G/LTE/5G通信チャット、LINE、メール対応24時間Holafly無制限(国により異なる)韓国、台湾、アメリカ、カナダ、グアム、ハワイ、インド、インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、香港、中国、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、イタリア、ドイツ、フランス、スペイン、トルコ、エジプト、バリ島、マカオ、メキシコ、スイス、オランダ、カンボジアヨーロッパ、アジア、アフリカ、オセアニア、北アメリカ、南米、中東、カリブ、スカンジナビア、バルカン半島、中国・香港・マカオ、中米、日本・中国、日本・韓国、東ヨーロッパ2.892.742.852.983.282.95公式サイト
12位SkyeSiMFREEDiVE豊富なプランから柔軟に選べるeSIM。自分の滞在期間や用途にぴったりのものが見つかる2,400円/日2,670円/日3,930円/日1,656円/日6,020円/日6,020円/日データSIMeSIM可能4G/LTEの安定した高速通信。現地キャリア回線を利用メール対応10:00~19:00(土日祝日を除く)LGU、T-Mobileなど(国により異なる)300MB、500MB、1GB、2GB、3GB、10GB、無制限(プラン、国により異なる)不明韓国、台湾、アメリカ、カナダ、グアム、ハワイ、インド、インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、香港、中国、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、イタリア、ドイツ、フランス、スペイン、トルコ、エジプト、バリ島、メキシコ、スイス、オランダヨーロッパ、東南アジア、南アメリカ、南アフリカ、世界2.522.011.003.321.001.97公式サイト
13位UbigiTransatel無料アプリでプロファイルを一度入れれば、世界中でプランを購入して何度でも再利用できる4,100円/日3,600円/日3,700円/日4,100円/日3,100円/日3,100円/日データSIMeSIM可能世界数十ヶ国で5Gに対応。高品質でセキュアな高速通信(4G/LTE/5G)お問い合わせフォーム対応不明Ubigi500MB、1GB、3GB、5GB、10GB、20GB、24GB、25GB、50GB、60GB、無制限(国により異なる)韓国、台湾、アメリカ、カナダ、グアム、ハワイ、インド、インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、香港、中国、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、イタリア、ドイツ、フランス、スペイン、トルコ、エジプト、バリ島、マカオ、メキシコ、スイス、オランダ、カンボジアヨーロッパ、アジア、アフリカ、オセアニア、南北アメリカ、カリブ海、中東1.001.001.221.002.581.36公式サイト