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LINEが急に使えなくなったとき、原因は大きく分けて5つしかありません。通信の問題、アプリや端末の不具合、LINE側の障害、利用規約違反による利用制限、そしてアカウントそのものが使えなくなるケースです。原因ごとに対処がまったく違うため、やみくもに再インストールすると、かえってトーク履歴を失うことがあります。この記事では、2026年9月24日時点のLINEヘルプセンターの記載をもとに、症状から原因を切り分ける順番と、それぞれの対処を整理します。
目次
LINEが使えない原因は5つに分けられる
最初に、自分の症状がどれに当たるかを判断します。ここさえ間違えなければ、あとは手順どおりに進めるだけです。
症状別の分類
- アプリは開くが、メッセージだけ送れない:通信の問題か、利用規約違反による利用制限
- アプリが起動しない・すぐ落ちる:端末やアプリ側の不具合
- 自分だけでなく友だちも同時に不調:LINE側の障害の可能性
- 「アカウントからログアウトされました」と表示された:電話番号や別端末での認証に関わる問題
- 更新できない・インストールできない:OSやアプリのバージョンが対象外
最初にやること
どの症状でも、最初の確認は同じです。機内モードのオン・オフ、Wi-Fiとモバイル通信の切り替え、端末の再起動。この3つで直る不具合は少なくありません。直らない場合にだけ、次章以降の個別対処に進みます。
やってはいけない順番
LINEが使えないときに最も避けたいのは、原因を確かめないままアンインストールやアカウント削除に進むことです。トーク履歴はバックアップがなければ戻せず、アカウントの削除は取り消せません。特に「アカウントからログアウトされました」と表示されている場面で[削除]を押すと、状況によっては元のアカウントに戻れなくなります。まず症状を分類し、影響の小さい対処から順に試してください。

いきなり再インストールしないでね。原因を間違えると履歴が消えることがあるよ。

メッセージだけ送れないときの確認
LINEヘルプセンター「急にLINEのトーク/メッセージが送信できなくなった」では、原因は通信環境の不具合か、利用規約違反による利用制限のどちらかと説明されています。まず通信環境を確認し、改善しない場合に利用制限の可能性を確認する流れです。
通信環境を確認する
通信が一時的に不安定なとき、メッセージが送信できないことがあります。電波表示を確認し、Wi-Fiとモバイル通信を切り替えて送信できるか試してください。送信したメッセージの横にエラーのマークが出ている場合は、受信側の問題ではなく送信が完了していない状態です。
利用制限の可能性を確認する
通信環境が良好なのに送信できないときは、次の2点を確認します。
- エラー表示に「メッセージを送信できません」「認証が一時的に制限されています」と出ていないか
- 送信先を複数の友だちやグループに変えても、すべて送れないか
上記のエラーが出ている、または誰にも送信できない場合は、利用規約に違反した行為があったとみなされ、利用停止措置が行われている可能性があるとヘルプセンターは説明しています。対象となる行為には、わいせつ表現の投稿、個人情報の交換や1対1の出会いの勧誘、違法取引、青少年の不健全な出会いの勧誘、短時間のスタンプ連投など過度な連続投稿(スパム)が含まれます。
利用停止は自分では解除できない
重要な点として、利用停止の理由や期間はセキュリティ上の観点から案内されず、問い合わせても利用制限の解除は行われません。停止期間の終了を待つことになります。誤りがあると考える場合のみ、問い合わせフォームから連絡します。

全員に送れないならアプリのせいじゃないかも。エラー文言を落ち着いて読んでみて。
アプリが起動しない・落ちるときの対処
LINEヘルプセンター「LINEで不具合や問題(起動しない/強制終了するなど)が発生した場合の対処方法」には、順番に試すべき対処が示されています。症状の例として「問題が発生したため、LINEを終了します」「『LINE』が繰り返し停止しています」「サーバーへ接続が出来ません」といったエラーが挙げられています。
スマートフォン・タブレットでの手順
- 端末の電源をオフにしてから入れ直す(再起動する)
- LINEをアップデートする
- LINE内のキャッシュを削除する
- 端末やSDカード内の不要なアプリ・データ・キャッシュを削除する
- 4G/5G/Wi-Fiを一度オフにしてから、再度オンにする
- ウェブ利用制限やフィルタリングサービスの内容を確認、または解除する
空き容量は2GB以上が目安
ヘルプセンターは、端末の空き容量が不足しているとLINEが正常に動作しない可能性があるとして、空き容量が2GB以上あるかの確認を求めています。iPhoneは「設定」→「一般」→「情報」→「使用可能」、Androidは「設定」→「ストレージ」で確認できます。
OS別の追加手順
iPhone・iPadでは、端末のOSをアップデートしたうえで「アプリを取り除く」を実行する方法が案内されています。Androidでは、OSのアップデートに加えて、SDカードを取り外して再度取り付ける方法が挙げられています。
これらを試しても改善しない場合は、アンインストールと再インストールで改善することがあります。ただし手順を誤るとトーク履歴を失うため、必ず公式の「LINEアプリを再インストールするには?」の案内に沿って操作してください。

空き容量2GBは見落としがち。写真を整理するだけで直ることもあるよ。

LINE側の障害かどうかを見分ける
自分の端末だけでなく、周囲でも同時に不具合が起きている場合は、LINE側の障害が疑われます。
確認する場所
LINEで不具合が発生している場合は、ヘルプセンターの「お知らせ」に掲載されるとヘルプに明記されています。まずヘルプセンターのお知らせ・サポートガイドを確認してください。掲載がない状態で不具合が起きているなら、端末側の対処に進みます。
障害時にやってはいけないこと
障害が疑われるときに、アプリの再インストールやアカウントの削除を試すのは危険です。障害は時間の経過で解消しますが、再インストールの手順を誤ると自力では戻せない状態になります。待つことが最善の対処になる場面があります。
自分だけが不調なのかを確かめる方法
家族や友人に「LINEは使えているか」を別の手段(電話やSMS)で聞くのが確実です。同じWi-Fiにつながっている端末同士だけで確認すると、回線側の問題を見落とします。モバイル通信に切り替えて試すと切り分けが進みます。
復旧までの間にできること
障害の間は、ほかの連絡手段に切り替えるのが現実的です。電話やSMS、メールで急ぎの連絡だけ済ませておき、LINEは復旧後にまとめて確認します。送信できずに残っているメッセージは、復旧後に再送が必要な場合があるため、重要な内容は送信済みかどうかを必ず確認してください。復旧直後は一時的に通信が混み合い、送信に時間がかかることもあります。

みんな同時に使えないなら障害かも。その時は何もせず待つのが正解だよ。
古い端末・古いアプリで使えなくなるケース
「ある日突然LINEが使えなくなった」という相談で多いのが、サポート対象外になったパターンです。
2026年11月上旬にサポートが終了する予定のバージョン
LINEヘルプセンター「LINEの利用環境を教えてください」には、2026年11月上旬に、LINEアプリ バージョン14.6.3未満(iOS/iPadOS)および14.4.6未満(Android)のサポートを終了する予定と記載されています。該当するバージョンを使い続けている場合、その時期以降は利用できなくなります。また、2026年8月12日にはmacOS Ventura 13のサポートが終了しています。
自分のバージョンを確認する
LINEのバージョンは、LINEの「設定」→「LINEについて」から確認できます。App StoreまたはGoogle Playでアップデートが提供されていれば、すぐに更新してください。更新の項目が出てこない場合は、端末のOSが新しいLINEの対象外になっている可能性があります。
サポート対象外の端末
ヘルプセンターは、iPod touch、WALKMAN、Smart TV BOX、KindleなどのFire OS端末、PHS端末、シミュレータ/エミュレータ(仮想環境)、カスタムOS端末、Chromebookをサポート対象外として挙げています。これらの端末では、正常に動作しなくても対処のしようがありません。
OSが更新できない端末の選択肢
端末のOS更新が提供終了している場合、アプリ側だけを新しくすることはできません。機種変更を検討することになりますが、その前に必ずトーク履歴のバックアップと引き継ぎ準備を済ませてください。動く状態のうちに準備するのが鉄則です。
パソコン版だけ使えない場合
スマートフォンでは使えるのに、パソコン版のLINEだけ起動しない・ログインできないという場合もあります。パソコン版はOSのバージョン要件が別に定められており、macOS Ventura 13のように対象から外れると利用できなくなります。パソコン版が使えなくてもスマートフォン側のアカウントには影響しないため、慌ててアカウント操作をせず、まずは利用環境のページで対象OSを確認してください。

「11月上旬」は今から準備できる期限。古い端末の人は先にバックアップを。

「アカウントからログアウトされました」と出た場合
この画面が出た場合は、ほかの不具合とは対処がまったく違います。LINEヘルプセンター「『アカウントからログアウトされました』と突然表示された」では、[削除]をタップせず、まず自分の状況に合った案内を確認するよう強く求めています。
主な原因
- SNS・SMS・メールなどのリンクからLINEにログインした(フィッシングの可能性)
- 他の端末で同じ電話番号を使ってLINEを認証した
- 現在契約中の電話番号をLINEに登録していなかった
電話番号の再割り当てで起きること
電話番号を解約して一定期間が経過すると、その番号は別の人が契約できる状態になります。新しい契約者がその番号でLINEを登録すると、元のアカウントは使えなくなります。この場合、乗っ取りではなく仕様上の動作であり、元のアカウントを引き継ぐ手段はありません。現在の電話番号で新しいアカウントを作成することになります。
有料アイテムの移行
以前のアカウントで登録していたメールアドレスが現在も使える場合に限り、スタンプ・着せかえ・絵文字、購入履歴、コインやLINEポイントの残高、LINE STOREのクレジット残高を移行できる場合があります。調査の結果によっては移行できないこともありますが、問い合わせフォームから相談する価値はあります。
フィッシングが疑われるとき
SNSやSMS、メールに届いたリンクからLINEにログインした直後にログアウトされた場合は、フィッシングによって第三者がログインした可能性があります。この場合は、パスワードの変更と、登録しているメールアドレス・電話番号の確認を急いでください。心当たりのあるリンクは開かず、友だちに不審なメッセージが送られていないかも確認します。乗っ取りが疑われる場合の対応は、LINEヘルプセンターの「LINEアカウントを乗っ取られた/乗っ取られた可能性がある」に手順がまとめられています。

この画面で[削除]は押さないで。押す前にヘルプの案内を読もう。
通知が来ないだけの場合は別問題
「LINEが使えない」と感じていても、実際にはメッセージは届いていて通知だけ出ていない、というケースがあります。この場合はアプリの不具合ではなく、通知設定の問題です。
切り分け方
LINEを開いてみて、未読のメッセージが入っているなら受信自体はできています。LINEヘルプセンター「通知が届かない/通知音(着信音)が鳴らないなどの問題が発生している」の案内に沿って、端末の通知許可とLINE内の通知設定を確認してください。
よくある原因
- 端末の通知設定でLINEの通知が許可されていない
- LINEの設定で通知がオフ、または特定のトークだけミュートになっている
- 集中モード(iPhone)やサイレントモード(Android)が有効になっている
- 省電力設定でバックグラウンド通信が制限されている
通知が来ないだけなら、再インストールは不要です。設定の確認で解決します。
受信自体が遅れている場合
通知設定に問題がないのに、メッセージがまとまって遅れて届く場合は、省電力機能がバックグラウンド通信を止めている可能性が高いです。iPhoneは「設定」→「一般」→「Appのバックグラウンド更新」、Androidは端末メーカーごとの電池最適化の設定で、LINEを対象から外すと改善することがあります。バッテリーの持ちと通知の速さはトレードオフになるため、通知を優先するかどうかで判断してください。

開いたらメッセージがある=受信はできてる。それは通知設定の話だよ。
機種変更の前後で使えなくなったときの注意
引き継ぎの前後は、トラブルが最も起きやすい場面です。新しい端末で使えないのか、古い端末で使えなくなったのかで対応が変わります。
引き継ぎ前にやっておくこと
LINEヘルプセンター「【新しい端末に変える前に】LINEアカウント引き継ぎで必要な事前準備」に沿って、電話番号・パスワード・メールアドレスの確認と、トーク履歴のバックアップを済ませておきます。古い端末が動くうちにしかできない作業です。
同じ電話番号で別アカウントを作らない
LINEでは電話番号1つにつき1アカウントしか登録できません。同じ電話番号で新しくアカウントを登録すると、先に登録していたアカウントは削除され、復元できません。引き継ぎがうまくいかないときに「作り直す」判断をする前に、この点を必ず確認してください。
うまくいかないときの相談先
引き継ぎで問題が起きた場合は、LINEヘルプセンター「LINEアカウントの引き継ぎについて知りたい/引き継ぎで問題が発生している」から、状況別の案内を確認できます。自己判断でアカウントを削除する操作だけは避けてください。
困ったときの確認順(まとめ)
- メッセージだけ送れない → 通信を切り替える → 全員に送れないかを確認 → 利用制限の可能性
- 起動しない・落ちる → 再起動 → アップデート → キャッシュ削除 → 空き容量2GB確保
- 周囲も同時に不調 → ヘルプセンターのお知らせを確認して待つ
- ログアウト表示 → [削除]を押さず、表示直前の状況から該当ケースを確認
- 通知だけ来ない → 端末とLINEの通知設定を確認

機種変の前が勝負。動いているうちにバックアップと電話番号の確認をしておこう。


