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Apple Watchのペアリング解除は、単にBluetooth接続を切る操作ではありません。正しく解除すると、Apple Watchのデータが消去され、工場出荷時の状態に戻り、Apple Accountに紐づくアクティベーションロックも解除されます。売却・譲渡・下取りに出す場合は、この一連の処理を完了させることが重要です。
一方、Apple Watch本体の「すべてのコンテンツと設定を消去」を実行しただけでは、アクティベーションロックが残ります。この記事では、ペアリング済みのiPhoneがある場合、iPhoneが手元にない場合、Apple Watch自体も手元にない場合に分け、2026年9月18日時点のApple公式情報に基づいて操作手順を解説します。
目次
Apple Watchのペアリング解除前に何を確認する?
最初に、ペアリング解除の目的と手元にある機器を確認します。利用できる操作は、次の3パターンで異なります。
- ペアリング済みのiPhoneとApple Watchがある:iPhoneのApple Watchアプリから解除します。バックアップ作成、初期化、アクティベーションロック解除まで一連の処理として実行できます。
- Apple Watchはあるが、ペアリング済みのiPhoneがない:Apple Watch本体からデータを消去できます。ただし、アクティベーションロックは解除されません。
- Apple WatchもiPhoneも手元にない:iCloud.comの「探す」から遠隔消去し、消去後にApple Accountからデバイスを削除します。
iPhoneから解除する場合は、Apple AccountのパスワードとApple Watchのパスコードを確認し、両方の端末を近くに置いてください。処理中に通信が途切れないよう、iPhoneのWi-FiとBluetoothもオンにしておきます。Apple Watchの通信の仕組みについては、LUFTMEDIAのスマートウォッチの選び方と比較も参考になります。
売却や譲渡が目的なら、Apple Watchに交通系ICカード、クレジットカード、モバイル通信プランが登録されていないかも確認します。交通系ICカードは同じカードを複数の端末で同時利用できないため、必要に応じて移行を先に済ませます。Apple Pay周辺の基本はiPhoneのNFC設定方法と使い方でも確認できます。
なお、2026年9月18日時点の画面名は「Apple Watch」アプリ、「マイウォッチ」、「すべてのWatch」、「Apple Watchとのペアリングを解除」です。OSのバージョンや言語設定によって、表記やボタンの配置がわずかに異なる場合があります。

売却や譲渡なら、Apple Watch本体の初期化だけで済ませず、アクティベーションロックまで解除できる方法を選びましょう。

結論として候補になるのは次のサービスです。条件を先に確認しておくと比較が早くなります。
iPhoneのApple Watchアプリからペアリングを解除するには?
ペアリング済みのiPhoneが使える場合は、Appleが案内する標準手順で解除します。この方法では解除直前のバックアップがiPhoneに作成され、Apple Watchの初期化とアクティベーションロック解除も続けて処理されます。
- Apple Watchとペアリング済みのiPhoneを近くに置きます。
- iPhoneで「Apple Watch」アプリを開きます。
- 「マイウォッチ」タブを開き、画面上部の「すべてのWatch」をタップします。
- 解除したいApple Watchの右側にある情報ボタン(丸の中に「i」があるボタン)をタップします。
- 「Apple Watchとのペアリングを解除」をタップします。
- 確認画面で「○○のApple Watchとのペアリングを解除」をタップします。
- GPS + Cellularモデルで確認画面が出た場合は、モバイル通信プランを維持するか削除するかを選びます。
- Apple Accountのパスワードを入力し、「ペアリング解除」をタップします。
- Apple WatchにAppleロゴや進行状況が表示されたら、端末を近くに置いたまま完了を待ちます。
Appleの「Apple Watchのペアリングを解除して消去する」によると、この手順を完了するとApple Watchは消去され、工場出荷時の設定に戻り、アクティベーションロックも解除されます。処理が終わる前にiPhone側のアプリを強制終了したり、端末の電源を切ったりしないでください。
「すべてのWatch」に複数の端末が表示される場合は、名前、ケースサイズ、モデルなどを見て対象を選びます。別のApple Watchを誤って解除すると、その端末も初期化されるため、情報ボタンを押す前に確認が必要です。
解除完了後、再利用する場合はApple Watchの初期設定画面から新しくペアリングします。譲渡する場合は、言語選択やiPhoneへ近づける案内など、初期設定前の画面になっていることを確認して電源を切ります。

「すべてのWatch」に複数台あるときは、解除対象の名前を確認してから情報ボタンを押すと取り違えを防げます。

主要なサービスの条件を並べると、違いが一目で分かります。横にスクロールしてご覧ください。
| Xiaomi Watch S | HUAWEI WATCH | Sense | Venu | Amazfit Balance | |
|---|---|---|---|---|---|
| 運営会社 | Xiaomi | HUAWEI | Fitbit | Garmin | Zepp Health |
| 最新モデル | Xiaomi Watch S3 | HUAWEI WATCH 4 | Sense 2 | Venu 3 | Amazfit Balance |
| 最新モデル・公式料金最安値 | 18,980円 | 65,780円 | 32,800円 | 54,720円 | 39,900円 |
| 最新モデル・公式料金 | 18,980円 | 65,780円 | 32,800円 | 54,720円 | 39,900円 |
| OS | Xiaomi HyperOS | HarmonyOS | Fitbit OS | 独自OS | Zepp OS |
| 対応OS | iOS、Android | iOS、Android | iOS、Android | iOS、Android | iOS、Android |
スマートウォッチの主要サービスを抜粋。出典:各社公式サイト(2026年9月18日確認)。表は横にスクロールできます。
ペアリング解除でバックアップと本体データはどうなる?
iPhoneのApple Watchアプリからペアリングを解除すると、Apple Watchの内容が消去される前に、その時点のバックアップがペアリング済みiPhoneへ作成されます。Appleのバックアップに関する説明では、Apple Watchは通常も近くのiPhoneへ自動的にバックアップされ、ペアリング解除時には最新データを保存するためのバックアップが作成されると案内されています。
バックアップには、一般設定、文字盤のレイアウト、アプリの設定、通知設定、ヘルスケアやフィットネス関連データなどが含まれます。ただし、Apple Payに登録したクレジットカードやデビットカード、Apple Watchのパスコード、Bluetoothのペアリング情報など、セキュリティ上そのまま復元されない項目もあります。iCloudで同期されているメッセージなどは、Apple Watchバックアップではなく各サービスの同期によって戻ります。
新しいApple Watchや同じApple Watchを設定し直す際は、初期設定中に「バックアップから復元」を選び、作成日時を見て使用するバックアップを選択します。ヘルスケアとアクティビティの履歴を引き継ぐ場合は、iPhoneの「設定」→自分の名前→「iCloud」→「iCloudに保存済み」→「ヘルスケア」で「このiPhoneを同期」がオンか確認してください。コンピュータへiPhoneをバックアップする場合、ヘルスケア関連データを保存するには暗号化バックアップが必要です。
Apple Watch本体から直接初期化した場合は、解除直前のバックアップをiPhoneへ作る処理を利用できないことがあります。直近のワークアウトや変更した文字盤を残したいなら、ペアリング済みiPhoneが使えるうちに標準の解除手順を選ぶのが適切です。
新しいiPhoneへ乗り換えるための解除なら、先に旧iPhoneのバックアップを作成します。Apple WatchのバックアップはiPhoneのバックアップに含まれるため、旧iPhoneを消去する前に移行状態を確認してください。iPhone間の移行手順は、LUFTMEDIAのクイックスタートのやり方も参考にできます。

データを引き継ぐ予定なら、解除完了を急がず、iPhone側のバックアップとヘルスケア同期を先に確認してください。
申し込み手順を試す前に、対応状況と料金の条件を確認しておいてください。
GPS + Cellularモデルの通信プランは削除する?
GPS + Cellularモデルでは、ペアリング解除の途中でモバイル通信プランを維持するか削除するかを選択します。選択基準は、同じ契約を引き続き使うかどうかです。
- 同じApple Watchを同じiPhoneへ設定し直す:原則としてプランを維持します。
- 新しいApple Watchへ買い替える:旧端末からプランを削除し、設定時に新端末へ追加または移行します。通信事業者によって移行方法が異なります。
- 売却・譲渡・下取りに出す:Apple Watchからプランを削除します。そのうえで、不要になる契約は通信事業者へ解約を申し込みます。
2026年9月18日時点のApple公式手順では、iPhoneの「Apple Watch」アプリ→「マイウォッチ」→「モバイル通信」→対象プラン横の情報ボタン→「[通信事業者名]プランを削除」から個別に削除する方法も案内されています。ペアリング解除時の確認画面でも削除を選択できます。
注意したいのは、Apple Watch上から通信プランを削除する操作と、通信事業者との契約解約が同じとは限らないことです。端末上の設定を消しても、月額契約が継続する場合があります。料金や解約条件は通信事業者ごとに異なるため、2026年9月18日時点の契約内容をマイページやサポート窓口で確認してください。
プランを維持すべき場面で削除してしまい、再設定画面に既存プランが表示されない場合は、Apple Watchアプリの「モバイル通信を設定」を試します。それでも移行項目が出ない、または追加時にエラーになる場合は、Appleではなく契約先の通信事業者への確認が必要です。

Cellularモデルを手放すときは、端末上のプラン削除と通信事業者側の契約終了を別々に確認しましょう。

自分の使い方に合うかどうかは、提供条件を見ながら判断するのが確実です。
iPhoneが手元にないときApple Watch本体を消去するには?
ペアリング済みのiPhoneを紛失した、故障して操作できない、すでに手放したという場合でも、Apple Watchが手元にあり、パスコードが分かれば本体を消去できます。
- Apple Watchで「設定」アプリを開きます。
- 「一般」をタップします。
- 画面を下へスクロールして「リセット」をタップします。
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップします。
- 求められたらApple Watchのパスコードを入力します。
- GPS + Cellularモデルは、モバイル通信プランを維持するか削除するか選択します。
- 「すべてを消去」をタップして確定し、初期化が終わるまで待ちます。
2026年9月18日時点の画面名は上記のとおりですが、watchOSのバージョンによって説明文やボタン位置が異なる場合があります。「リセット」がすぐ見つからない場合は、「一般」の最下部付近までスクロールしてください。
この操作でApple Watch内のメディア、アプリ、設定、個人データは消去されますが、ペアリング済みiPhoneから正式に解除した場合とは異なり、アクティベーションロックは残ります。初期設定を再開すると、以前使用していたApple Accountとパスワードを求められます。自分で再利用するだけなら認証して進められますが、譲渡相手は元の所有者の認証情報を入力できません。
したがって、売却や譲渡が目的の場合は、本体の消去後にiCloud.comの「探す」でApple Watchをアカウントから削除する操作も行います。消去した画面が表示されたからといって、譲渡準備がすべて完了したとは判断しないでください。

Apple Watch本体からの消去は初期化までです。譲渡時は次にアクティベーションロックの解除状況を確認してください。
選び方をもう少し詳しく知りたい場合は、比較記事も参考にしてください。
Apple Watchも手元にない場合に遠隔で解除するには?
Apple Watchを下取りに出した後や、譲渡後にアクティベーションロックが残っていると分かった場合は、iCloud.comから遠隔操作します。この方法は、iPhoneまたはApple Watchが手元にない場合や、すでにiPhoneとのペアリング関係を操作できない場合に利用できます。
- ブラウザで「iCloud.com」へアクセスし、Apple Watchに使用していたApple Accountでサインインします。
- 右上のクイックアクセスメニューから「探す」を選びます。再認証を求められた場合は、案内に従います。
- 「すべてのデバイス」を開き、対象のApple Watchを選択します。
- 「消去」をクリックまたはタップします。
- 「次へ」を選び、求められた場合はApple Accountのパスワードを入力します。
- 必要に応じて電話番号を追加し、再度「次へ」を選びます。
- 内容を確認して「消去」を実行します。
- Apple Watchの消去後、デバイス名の下に表示される削除ボタンを選びます。
- 「続ける」を選び、Apple Accountからの削除を完了します。
この手順はAppleのアクティベーションロックに関する公式案内に基づきます。重要なのは、「消去」と「アカウントから削除」の両方を行うことです。遠隔消去を指示しただけでは、第三者による再アクティベートを防ぐアクティベーションロックが維持されます。
Apple Watchがオフラインの場合、消去命令はすぐに実行されないことがあります。端末が次にインターネットへ接続した時点で処理されるため、「消去保留中」などと表示されている間は完了を待ちます。紛失中で回収できていないApple Watchを不用意にアカウントから削除すると、「探す」による保護や追跡が使えなくなるため、売却・譲渡済みなのか、単なる紛失なのかを区別してください。
AppleCare+の盗難・紛失プランを利用して請求中の場合は、請求処理が完了する前にアカウントから削除しないよう、Appleや契約条件の案内を確認します。2026年9月18日時点の公式画面では、対象契約に応じて「Deactivate & Remove」が表示される場合があります。

手元にない端末では、「消去済み」だけでなく「すべてのデバイス」から対象が外れたことまで確認しましょう。
設定を見直しても改善しない場合は、サービス自体の見直しも選択肢になります。
パスコードやApple Accountのパスワードを忘れた場合は?
Apple Watchのパスコードを忘れた場合は、パスコードだけを確認したり解除したりすることはできず、Apple Watchをリセットして設定し直します。ペアリング済みiPhoneを使えるなら、「Apple Watch」アプリ→「マイウォッチ」→「一般」→「リセット」→「Apple Watchのコンテンツと設定を消去」と進みます。
iPhoneを使えない場合は、Apple Watchを充電器に載せたまま次の手順を行います。
- ディスプレイ右上に電源ボタンが表示されるまでサイドボタンを長押しします。
- 「すべてのコンテンツと設定を消去しますか」と表示されるまでDigital Crownを長押しします。
- 「リセット」をタップし、確認のためもう一度「リセット」をタップします。
- 処理が終わったらApple Watchを設定し、利用できるバックアップがあれば復元します。
Appleの「Apple Watchのパスコードを忘れた場合」でも、この方法ではデータと設定が消去される一方、アクティベーションロックは解除されないと説明されています。設定し直すには、そのApple Watchに紐づいたApple Accountの認証情報が必要です。
Apple Accountのパスワードを忘れた場合は、解除画面で推測を繰り返すのではなく、Appleのアカウント復旧手続きを利用します。パスワードを変更した直後は、各端末で新しいパスワードによる再認証を求められる場合があります。中古で購入したApple Watchに前所有者のApple Accountが表示される場合、購入者側でそのロックを解除することはできません。前所有者にiCloud.comから削除してもらうか、購入店へ相談します。
企業や学校から管理端末として貸与されているApple Watchでは、組織のデバイス管理が関係する可能性があります。個人の判断で初期化せず、管理担当者に確認してください。

パスコードを忘れた場合のリセット後も、以前のApple Accountによる認証が必要になる点を先に確認しておきましょう。
費用は月額だけでなく初期費用と契約期間を含めた総額で比べてください。
解除できない・処理が止まる場合はどう対処する?
ペアリング解除が進まないときは、表示されている状態に応じて対処を分けます。
「Apple Watchとのペアリングを解除」が表示されない
iPhoneの「Apple Watch」アプリで「マイウォッチ」だけを見ている可能性があります。画面上部の「すべてのWatch」を開き、対象端末横の情報ボタンをタップしてください。Apple Watchが一覧にない場合、そのiPhoneとはすでにペアリングされていない可能性があります。本体を初期化し、アクティベーションロックの有無を確認します。
Apple Accountのパスワードで先へ進めない
アクティベーションロックを解除するため、Apple Watchに実際に紐づいているApple Accountのパスワードが必要です。iPhoneで現在表示されているアカウントと、Apple Watch設定時のアカウントが異なる場合があります。パスワードを忘れた場合はアカウント復旧を行い、中古端末なら前所有者へ削除を依頼します。
解除処理が途中で長時間止まる
iPhoneとApple Watchを近くに置き、両方を充電しながら待ちます。iPhoneのWi-FiとBluetoothがオンで、インターネットへ接続できることも確認してください。明らかに処理が進まない場合は、両端末を再起動してからApple Watchアプリの一覧を確認します。すでに初期設定画面になっていれば、iCloud.comの「探す」で対象が残っていないか確認します。
新しいiPhoneでペアリング開始画面に戻る
新しいiPhoneへ移行後、Apple Watchアプリに「ペアリングを開始」と表示される場合は、古いペアリング情報が残っている可能性があります。旧iPhoneが使えるなら旧端末から解除し、使えないならApple Watchを消去してから新しいiPhoneで設定します。復元候補が表示されたら、日時を確認して最新のバックアップを選びます。
売却前の完了確認
- Apple Watchが初期設定前の画面になっている
- iCloud.comの「探す」のデバイス一覧に残っていない
- Cellularモデルの不要な通信契約を通信事業者側でも処理した
- バンドなどの付属品を外し忘れていない
- 購入者へApple Accountやパスワードを伝える必要がない状態になっている
解除後に再び使う場合は、iPhoneのBluetoothとWi-Fiをオンにし、Apple Watchの電源を入れて近づけます。案内が出ないときは「Apple Watch」アプリ→「すべてのWatch」→「Watchを追加」へ進みます。カメラでアニメーションを読み取れない場合は「Apple Watchを手動でペアリング」を選択できます。
参照した公式情報
- Apple Watchのペアリングを解除して消去する|Appleサポート
- Apple Watchのアクティベーションロックについて|Appleサポート
- Apple Watchをバックアップする|Appleサポート
- Apple Watchのパスコードを忘れた場合|Appleサポート
- Apple Watchでモバイルデータ通信を設定する|Appleサポート
- Apple Watchを新しいiPhoneとペアリングする|Appleサポート

解除後は初期設定画面だけで判断せず、「探す」のデバイス一覧と通信契約も確認すると引き渡しがスムーズです。

最後に、ここまでの条件を満たすサービスをもう一度確認しておきましょう。


