ZIPファイルにパスワードを設定する方法|OS別の安全な手順

ZIPファイルにパスワードを設定する方法|OS別の安全な手順



ZIPファイルにパスワードを設定する方法は、OSの標準機能だけで完結するとは限りません。特にWindowsのエクスプローラー、iPhone・iPadの「ファイル」、AndroidのFiles by Googleは、通常のZIP作成には対応していても、パスワード付きZIPの作成機能は提供していません。

この記事では、Windows、Mac、iPhone・iPad、Androidで実行できる方法を、暗号方式と受信側の互換性まで含めて解説します。以下の料金、仕様、対応OS、画面名は、すべて2026年9月18日時点で公式情報を確認した内容です。ZIPそのものの基本や圧縮率について先に確認したい場合は、LUFTMEDIAのファイル圧縮の仕組みとZIP・7-Zipの使い方も参照してください。

パスワード付きZIPを作る前に暗号方式と受信環境をどう選ぶ?

最初に決めるのは、使用するOSではなく「受信者が何を使って開くか」です。パスワード付きZIPには、古いアプリでも扱いやすい従来方式のZipCryptoと、暗号強度を重視したAES-256があります。同じ拡張子が「.zip」でも中身の暗号方式は異なり、対応していないアプリでは、正しいパスワードを入力しても展開できません。

条件候補注意点
Windows同士で安全性を優先7-ZipでZIP+AES-256、または7z+AES-256受信側にも7-Zipなどの対応アプリが必要
Macの標準機能だけで作成ターミナルのzipコマンド従来方式であり、AES-256ではない
iPhone・iPadだけで作成暗号化対応の第三者アプリ標準の「ファイル」ではパスワードを設定できない
Androidだけで作成暗号化対応の第三者アプリFiles by Googleの「圧縮」は通常ZIPのみ
機密性が高く、後から権限を止めたいクラウドの限定共有ZIP添付より権限・期限・監査を管理しやすい

Microsoftの公式サポートは、Windows 11 バージョン24H2が暗号化アーカイブの操作に対応しておらず、作成・展開には7-ZipなどのMicrosoft製ではないアプリを検討するよう案内しています。つまり「相手がWindowsなら標準機能で開ける」とは限りません。

拡張子をZIPにする必要がなければ、7z形式も選択肢です。7z形式ではファイル名を含むヘッダーまで暗号化できます。ただし、相手が追加アプリを導入できない組織端末なら、形式の強さだけで決めず、共有リンク方式へ切り替えるほうが実務的です。

先に受信者のOS、利用可能なアプリ、追加ソフトを導入できる権限を確認すると、作り直しを減らせます。

zipファイル パスワード設定 作る環境別 パスワード付きZIPの選び方
LUFTMEDIA編集部作成の解説図

結論として候補になるのは次のサービスです。条件を先に確認しておくと比較が早くなります。

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Windows 11・10の標準機能でパスワードを設定できない場合はどうする?

Windows 11・10の標準機能では通常のZIPは作成できますが、作成画面にパスワード欄はありません。通常ZIPを作るだけなら、対象ファイルまたはフォルダーを右クリックし、Windows 11では「その他のオプションを確認」→「送る」→「圧縮(zip形式)フォルダー」を選びます。Windows 10では、右クリック後に「送る」→「圧縮(zip形式)フォルダー」です。

この操作で作成したZIPは、ファイルを一つにまとめたり容量を抑えたりするためのもので、閲覧を制限する暗号化は行われません。ファイル名を変更してもパスワード保護にはならず、プロパティの「読み取り専用」やNTFSの暗号化を有効にしてからZIPへ入れる方法も代用にはなりません。Microsoftは、暗号化済みファイルをZIPへ追加すると、展開後に暗号化が失われて意図しない開示につながる場合があると注意しています。

したがって、Windowsでパスワード付きZIPを新規作成する場合は、暗号化に対応した圧縮ソフトを使います。本記事では、公式サイトが仕様を公開し、Windowsのシェルへ統合できる7-Zipを例にします。2026年9月18日時点の7-Zip公式サイトでは、Windows x64、x86、ARM64向けが提供され、7z形式とZIP形式でAES-256暗号化に対応しています。商用組織のPCでも登録や支払いなしで利用できると公式に明記されていますが、会社PCでは社内のソフトウェア導入規程を優先してください。

インストールできない場合は、管理者へ導入を申請するか、組織が契約しているクラウドストレージの限定共有を利用します。インターネット上でファイルをアップロードしてZIP化する無関係なサービスは、処理場所や保存期間を確認できないことがあるため、機密文書には向きません。

Windows標準の「圧縮(zip形式)フォルダー」にパスワード欄が見当たらないのは、操作漏れではなく機能上の制限です。

Microsoft Support
出典:Microsoft Support(2026年9月18日確認)

主要なサービスの条件を並べると、違いが一目で分かります。横にスクロールしてご覧ください。

1PasswordパスワードマネージャーMicrosoft AuthenticatorDASHLANEBitwarden
運営会社ソースネクストGoogleMicrosoftDashlaneBitwarden
ポイント圧倒的な利用実績。生体認証や暗号化まで高機能で日本のサポートで安心Googleアカウントで利用できるパスワード管理ツールMicrosoftアカウントで利用できるパスワード管理ツール利用者数が多く、無料でも利用可能。50個まで登録可能企業向けで高機能。個人でも利用可能な海外製ツール
利用者個人個人個人個人、法人個人、法人
最低価格(月あたり)356円0円0円749円150円
価格3年分:12,800円0円0円59.40ドル/年10ドル/年
料金有料無料無料有料、無料有料、無料

パスワード管理ツールの主要サービスを抜粋。出典:各社公式サイト(2026年9月18日確認)。表は横にスクロールできます。

7-ZipでAES-256のパスワード付きZIPを作成する手順は?

7-Zipは、広告などを経由せず7-Zip公式ダウンロードページから取得します。「設定」→「システム」→「バージョン情報」に表示される「システムの種類」を確認し、一般的なIntel・AMD搭載PCなら64-bit x64、ARM版Windows端末なら64-bit ARM64を選びます。ダウンロードしたインストーラーを実行し、「Install」→「Close」の順に進みます。

パスワード付きZIPの作成手順は次のとおりです。

  1. 圧縮するファイルを一つのフォルダーへまとめ、開いたままのWordやExcelファイルを閉じます。
  2. 対象を右クリックし、Windows 11では「その他のオプションを確認」→「7-Zip」→「圧縮…」を開きます。新しいコンテキストメニューに7-Zipが直接表示される環境では、そのまま「7-Zip」→「圧縮…」を選びます。
  3. 「書庫形式」を「zip」にします。受信者も7-Zipを使えるなら「7z」でも構いません。
  4. 「圧縮レベル」は、処理時間と容量のバランスを優先するなら「標準」のままで進めます。ここは暗号強度を変更する項目ではありません。
  5. 右側の「暗号化」欄にある「パスワード入力」と「パスワード再入力」へ同じ文字列を入力します。
  6. 「暗号化方式」で「AES-256」を選択します。互換性を優先してZipCryptoを選ぶ場合は、暗号強度との交換条件を理解しておきます。
  7. 「OK」を押し、元フォルダーと同じ場所にZIPが生成されたことを確認します。

7-Zipの7z形式仕様によると、AES-256では256ビットの鍵を用い、入力したパスワードからSHA-256ベースの導出処理で鍵を生成します。ただし、AES-256を選ぶだけで短いパスワードの弱点が消えるわけではありません。

ファイル名も隠したい場合は、「書庫形式」を「7z」に変更し、「ファイル名を暗号化」を有効にします。ZIP形式では、中身を開けなくてもファイル名が表示される場合があります。「顧客名_契約解除通知.pdf」のような名前自体が情報になる場合は、7z形式またはアクセス制御付きクラウドを選んでください。

作成後は元データをすぐ削除せず、ZIPをダブルクリックして中のファイルを開こうとし、誤ったパスワードで失敗すること、正しいパスワードで展開できることを確認します。詳細な圧縮設定はLUFTMEDIAのファイル圧縮ガイドでも整理しています。

ZIPを作成した直後に、誤入力と正入力の両方を試すと「暗号化し忘れ」と入力ミスを同時に検出できます。

zipファイル パスワード設定 7-ZipでAES-256のZIPを作る手順
LUFTMEDIA編集部作成の解説図

申し込み手順を試す前に、対応状況と料金の条件を確認しておいてください。

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Macのターミナルでパスワード付きZIPを作成する操作は?

MacのFinderでは、ファイルを右クリックして「圧縮」を選ぶと通常ZIPを作成できますが、そのメニューにパスワード設定欄はありません。追加アプリを使わずにパスワード付きZIPを作る場合は「ターミナル」を使用します。

  1. 圧縮するファイルを「提出資料」など一つのフォルダへまとめます。
  2. Finderでフォルダの親フォルダを開き、保存場所を把握します。例としてデスクトップに「提出資料」フォルダがある状態を想定します。
  3. 「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ターミナル」を開きます。Spotlight検索で「ターミナル」と入力しても開けます。
  4. cd と半角スペースを入力し、Finderからデスクトップのフォルダをターミナルへドラッグしてパスを挿入します。対象そのものではなく親フォルダへ移動するため、例ではcd ~/Desktopです。
  5. zip -er "提出資料.zip" "提出資料"と入力し、Returnキーを押します。名前に空白がある場合も、引用符で囲めば一つのパスとして扱われます。
  6. Enter password:でパスワードを入力し、Returnキーを押します。入力中は文字も記号も表示されませんが、受け付けられています。
  7. Verify password:でもう一度入力します。処理が終了すると、親フォルダ内に「提出資料.zip」ができます。

単一ファイルだけなら、例としてzip -e "見積書.zip" "見積書.pdf"と入力します。-eが暗号化、-rがフォルダ内部を再帰的に含める指定です。コマンドへパスワードを直接書く形式は、ターミナルの履歴やプロセス情報へ残る可能性があるため、対話形式の入力を使います。

この標準zipコマンドで作るZIPは、AES-256を選択する画面を持たない従来方式です。強い暗号化が必要なら、公式配布されている7-ZipのmacOS向けコンソール版や、組織が承認したAES対応アプリを利用し、受信側の対応状況も確認します。圧縮時に「Permission denied」が出る場合は、対象を選び「ファイル」→「情報を見る」→「共有とアクセス権」で自分に読み出し権限があるか確認します。Appleも圧縮できない場合の公式手順でアクセス権の確認を案内しています。

Macでは、パスワードをコマンド行へ書かず、Enter passwordの表示後に入力すると履歴への露出を避けられます。

自分の使い方に合うかどうかは、提供条件を見ながら判断するのが確実です。

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iPhone・iPadの「ファイル」でパスワードを設定できないときは?

iPhone・iPadの標準「ファイル」アプリはZIPの作成と展開に対応しています。通常ZIPなら、「ファイル」を開き、「このiPhone内」「このiPad内」または「iCloud Drive」を選択し、「詳細」→「選択」からファイルを選び、再度「詳細」→「圧縮」と進みます。複数ファイルでは同じ場所に「アーカイブ.zip」が作成され、長押しして「名称変更」を選べます。

ただし、2026年9月18日時点の標準画面には、ZIP作成時のパスワード欄や暗号方式の選択欄がありません。Appleの公式手順にも「選択」→「圧縮」という順路は掲載されていますが、パスワード設定の操作は案内されていません。そのため、標準機能だけでパスワード付きZIPを新規作成することはできません。

必要な場合は、次のいずれかに分岐します。

  • WindowsまたはMacへ元ファイルを移し、7-Zipやターミナルで作成する。
  • 勤務先が導入を許可している暗号化対応アプリを使う。
  • iCloud Driveや組織指定のクラウドへ保存し、共有相手を限定する。
  • 書類がPDFだけなら、PDF作成元アプリの正規の暗号化機能を使う。

第三者アプリを使うときは、App Storeの説明で「ZIPを開ける」だけでなく「暗号化ZIPを作成できる」「AES-256を選べる」ことを確認します。また、ファイルが端末内で処理されるのか、事業者のサーバーへアップロードされるのか、プライバシーポリシーと保存期間を確認してください。機密データでは、無料か有料かよりも組織の承認と処理場所が判断基準になります。

受け取った暗号化ZIPを標準の「ファイル」で開けない場合、パスワード間違いとは限りません。AES暗号への非対応、アーカイブ破損、空き容量不足が候補です。送信者へ暗号方式を確認し、対応アプリが用意できなければ、期限付き共有リンクなど別形式で再送してもらいます。

iPhone・iPadの「圧縮」は通常ZIPの作成機能なので、送信前にパスワード入力を求められるかを実際に確認してください。

選び方をもう少し詳しく知りたい場合は、比較記事も参考にしてください。

【専門家解説】パスワード管理ツール・アプリおすすめ12選!人気ランキング・比較/2026年最新

AndroidのFiles by Googleで暗号化ZIPを作れない場合は?

Androidでは端末メーカーによってファイル管理アプリが異なります。Google純正のFiles by Googleで通常ZIPを作る場合は、ファイルまたはフォルダの横にある「その他」→「圧縮」を選び、ZIP名を入力します。Googleの公式ヘルプによると、この機能はAndroid 8以降が条件で、作成形式はZIPです。

一方、公式手順にはパスワード入力やAESの選択項目がありません。Files by Googleだけでは、暗号化ZIPを新規作成できないと考えてください。端末メーカー独自の「マイファイル」「ファイルマネージャー」に暗号化機能がある場合も、画面名、方式、対応形式は機種とOS更新によって異なります。単に「圧縮」しか表示されないなら、通常ZIPとして扱います。

Androidだけで処理する必要がある場合は、Google Playで提供され、暗号化方式を明示するアーカイブアプリが必要です。選ぶ際は、提供元、最終更新日、データセーフティ、要求権限、オフライン処理の可否を確認します。連絡先、位置情報、マイクなど、圧縮に不要な権限を求めるアプリは用途との整合性を慎重に判断してください。

一般的な操作順は「ファイルを選択」→「アーカイブを作成」または「圧縮」→「形式をZIP」→「暗号方式をAES-256」→「パスワードを2回入力」→「作成」ですが、実際の画面名はアプリごとに違います。操作前に元データを残し、作成後は同じアプリでテスト展開します。受信者がWindows標準機能しか使えない場合はAES暗号化ZIPを開けない可能性があるため、対応アプリの導入可否を先に確認します。

展開時にFiles by Googleで「メモリ不足」が表示された場合、Googleの公式トラブルシューティングでは、端末の空き容量を増やすかSDカードへデータを移す方法が案内されています。ZIP本体の容量だけでなく、展開後のファイルを保存できる空き容量が必要です。

Androidでは「ZIP対応」と「パスワード付きZIPの作成対応」を分けて確認し、暗号方式の表示がないアプリを機密用途に使わないようにします。

設定を見直しても改善しない場合は、サービス自体の見直しも選択肢になります。

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作成したZIPを別端末で検証し、開けない原因を切り分けるには?

送信前の検証では、作成に使った端末だけでなく、受信者に近い環境でも開きます。同じアプリで作成と展開を行うだけでは、互換性の問題を発見できないからです。元データのコピーを保持した状態で、次の順番で確認します。

  1. ZIPを開き、ファイル名だけで機密情報が漏れていないか確認する。
  2. 誤ったパスワードを入力し、展開が拒否されることを確認する。
  3. 正しいパスワードで、別の空フォルダーへ全件を展開する。
  4. 展開後の文書、表計算、PDFなどを実際に開き、内容と件数を元データと照合する。
  5. 可能なら受信者と同じOS・アプリでも小さなテストZIPを開く。

開けない場合は、エラーメッセージごとに分岐します。「パスワードが違います」なら、大文字・小文字、半角・全角、末尾の空白、入力言語、コピー時の改行を確認します。日本語や絵文字を含むパスワードはアプリ間の文字処理差が起きる可能性があるため、相互運用性を優先する場合は十分に長い半角文字列を使います。

「対応していない形式」「このアーカイブは開けません」なら、AES-256や7z形式に受信アプリが対応していない可能性があります。Windows標準機能で失敗した場合は7-Zipなど対応アプリで試し、それも導入できなければ共有リンク方式へ変更します。「予期しない終端」「壊れています」なら、送信前後のファイル容量を比較し、メールサーバーによる添付削除、ダウンロード中断、ファイル分割の欠落を調べます。

展開はできるのに一部ファイルが開かない場合は、ZIPの問題ではなく、元ファイルの破損や対応アプリ不足が考えられます。元データを直接開いて確認し、ファイル名が長すぎるときは階層と名前を短くして再作成します。容量が大きい場合は、メール添付へ固執せず、LUFTMEDIAのファイル便の使い方と選び方を参考に、保存期限やダウンロード制御を持つ方法も比較してください。

「正しいパスワードで開いた」だけで終えず、全ファイルの件数と内容まで確認してから送信します。

zipファイル パスワード設定 送信前に確かめること
LUFTMEDIA編集部作成の解説図

費用は月額だけでなく初期費用と契約期間を含めた総額で比べてください。

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パスワードの決め方とPPAPを避けた安全な送り方は?

暗号化ZIPは、ファイルを入手した第三者が中身を直ちに読めないようにする手段ですが、送信先の間違いを取り消したり、開封後の複製を止めたりする機能ではありません。パスワードが短い、ファイルと一緒に漏れる、端末がマルウェアに感染している、といった状況では防御効果が下がります。

ZIP用パスワードは、会社名、案件名、送信日、電話番号、連番などから作らず、十分に長い固有の文字列にします。参考基準として、NIST SP 800-63Bは単一要素として使うパスワードに最低15文字を求めています。ZIPはオンラインサービスの認証と仕組みが異なり、試行回数をサーバー側で制限できないため、短いパスワードを避ける意味はより大きくなります。パスワード生成・保管には組織承認済みのパスワードマネージャーを使い、他のZIPやWebサービスで再利用しません。管理方法を整えたい場合は、LUFTMEDIAの1Passwordの使い方ガイドも参考になります。

パスワード付きZIPとパスワードを別メールで続けて送る運用は、一般にPPAPと呼ばれます。二通が同じメールボックスや通信経路を通るため、宛先間違いやアカウント侵害への対策としては限定的です。IPAのポストPPAPに関する公式開催レポートでも、パスワード付きZIPとパスワードを別メールで送る手法の危険性が取り上げられています。

業務データでは、組織が承認したクラウドへアップロードし、指定した相手だけに閲覧権限を付け、必要に応じて有効期限やダウンロード制限を設定する方法を優先します。誤送信に気づいた際に共有を停止できる点も、メール添付にはない利点です。共有リンクを使う場合も、「リンクを知っている全員」ではなく、相手のアカウントやメールアドレスを指定できる設定を選びます。

やむを得ずZIPを送るなら、ファイルとパスワードを同じメール本文へ記載せず、組織規程に従って別の承認済み連絡手段を使います。ただし、別経路化だけで誤送信が解消するわけではありません。送信前に宛先、CC、添付内容、ファイル名を確認し、受信者には暗号方式、必要アプリ、展開後の保管・削除方法を伝えます。受領確認後は、共有場所や一時保存したZIPを規程に沿って整理してください。

機密性が高い資料では、添付ZIPよりも、後から権限を停止できる限定共有を第一候補にします。

参照した公式情報

最後に、ここまでの条件を満たすサービスをもう一度確認しておきましょう。

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