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接続中のWi-Fiパスワードは、スマートフォンやパソコンに保存されていれば、端末の認証後に表示・コピーできます。端末で確認できない場合は、ルーター本体の銘板や管理画面を調べます。本記事の画面名と仕様は、特記がない限り2026年10月8日時点の公式情報に基づきます。
操作してよいのは、本人が所有するネットワーク、または管理者から確認を許可されたネットワークだけです。会社、学校、店舗、ホテルなどのWi-Fiでは、保存済み情報を勝手に表示・共有せず、管理者や現地スタッフへ問い合わせてください。
目次
Wi-Fiパスワードを探す前にSSID・暗号化キー・管理パスワードを見分ける
最初に、探している情報の種類を整理しましょう。ルーターのラベルや設定画面には似た文字列が並びますが、用途は同じではありません。
| 表示名 | 意味 | 使用する場面 |
|---|---|---|
| SSID/ネットワーク名 | 接続先Wi-Fiを識別する名前 | スマホやPCのWi-Fi一覧から接続先を選ぶ |
| 暗号化キー/セキュリティキー/Wi-Fiパスワード | Wi-Fiへ接続するための秘密情報 | SSIDを選んだ後のパスワード欄へ入力する |
| 管理パスワード/ログインパスワード | ルーター設定画面へ入るための認証情報 | SSID、暗号化方式、Wi-Fiパスワードなどを確認・変更する |
| PIN/WPS PIN | WPS接続などで使う番号 | 通常のWi-Fiパスワード欄へは入力しない |
つまり、家族のスマートフォンをWi-Fiへつなぐときに必要なのは通常「暗号化キー」です。「SSID」は選ぶ名前であり、「管理パスワード」はルーター内部の設定を開く鍵です。バッファローも、SSIDを「ネットワーク名」、暗号化キーを「Wi-Fiパスワード」「ネットワークセキュリティキー」と同じ意味として案内しています。詳しい用語はLUFTMEDIAのネットワークセキュリティキーの解説でも確認できます。
確認を始める前に、接続中のSSIDをメモしてください。2.4GHz用、5GHz用、6GHz用、ゲスト用など複数のSSIDがある場合、別のSSIDに対応する暗号化キーを入力しても接続できません。端末のWi-Fi設定にチェックマークや「接続済み」と表示されたSSIDと、確認したパスワードの組み合わせを一致させます。

先に接続中のSSIDを控えると、ラベルに複数の暗号化キーがある場合も取り違えにくくなります。

iPhoneの「設定→Wi-Fi→情報」から接続中のパスワードを表示する
2026年10月8日時点で、iOS 16以降のiPhoneでは保存済みのWi-Fiパスワードを表示・コピーできます。Apple公式のiPhoneやiPadで保存済みのWi-Fiパスワードを調べる手順に沿った、接続中ネットワークの操作は次のとおりです。
- 「設定」アプリを開き、「Wi-Fi」をタップします。
- 青いチェックマークが付いた利用中のSSIDを確認します。
- SSIDの右側にある丸囲みの「i」(情報)ボタンをタップします。
- 「パスワード」欄をタップします。
- Face ID、Touch ID、または端末のパスコードで本人確認します。
- 表示された文字列を確認し、必要なら「コピー」を選びます。
接続中ではないものの、過去に接続したネットワークを調べる場合は、「設定」→「Wi-Fi」→右上の「編集」と進み、本人確認後に対象SSIDの情報ボタンをタップします。iOS 18以降では「パスワード」アプリを開き、本人確認→「Wi-Fi」→対象SSID→「パスワード」の順でも検索、コピー、共有が可能です。
「パスワード」欄がない場合は、iOSのバージョン、端末にそのネットワークが保存されているか、構成プロファイルや組織管理の制限がないかを確認します。企業や学校の802.1Xネットワークでは、家庭用Wi-Fiのような共通暗号化キーではなく、利用者ごとのID、証明書、認証情報を使うことがあります。その場合は表示できる共通パスワードが存在しないため、管理者へ問い合わせます。
近くのApple製デバイスへ接続させるだけなら、文字列を読み上げずにAppleのパスワード共有機能を使えます。共有元と接続先を近くに置き、Wi-FiとBluetoothを有効にし、共有元をロック解除した状態で接続先からSSIDを選びます。共有元に通知が出たら「パスワードを共有」をタップします。

画面を撮影して残すより、必要な端末へ直接コピーまたはAppleの共有機能で渡す方が、後から写真を見られるリスクを減らせます。

Androidの「インターネット→共有」でWi-FiのQRコードを表示する
Androidはメーカーによって設定画面の名称や配置が異なります。2026年10月8日時点のGoogle Pixel公式手順では、接続中のWi-Fi情報をQRコードで共有できます。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「ネットワークとインターネット」→「インターネット」をタップします。
- Wi-Fiがオンで、確認対象のSSIDに接続中であることを確かめます。
- 接続中SSIDの右側にある設定アイコンをタップします。
- 「共有」をタップし、画面ロックの解除、指紋、顔認証などで本人確認します。
- 表示されたQRコードを、接続させたい端末のカメラやWi-Fi設定から読み取ります。
GoogleのPixelでWi-Fi情報を共有する公式手順では、クイック設定を開き、「インターネット」→「Wi-Fiを共有」と進む方法も案内されています。QRコードには接続情報が含まれるため、読み取った端末は文字列を手入力せずに接続できます。
機種によってはQRコードの下にパスワードが文字で表示されますが、QRコードだけを表示する端末もあります。また、Galaxyなどでは「設定」→「接続」→「Wi-Fi」→接続中SSIDの設定アイコン→「QRコード」のように名称が異なる場合があります。まず設定内検索で「Wi-Fi」「共有」「QRコード」を検索してください。
「共有」が表示されないときは、対象ネットワークに接続中か、端末へ画面ロックが設定されているかを確認します。仕事用プロファイル、組織管理端末、認証情報を共有できないネットワークでは機能が制限されることがあります。QRコードを画像として保存したりSNSへ投稿したりすると、画像を入手した人が通信圏内で接続できる可能性があります。

Androidでは文字列の表示にこだわらず、接続させることが目的ならQRコードをその場で読み取ってもらうのが簡単です。
Windows 11の「ネットワークとインターネット→プロパティ」で表示する
2026年10月8日時点のWindows 11では、接続中のWi-Fiプロパティからパスワードを表示できます。Microsoft公式のWindowsでWi-Fiパスワードを調べる案内に対応する操作は次のとおりです。
- 「スタート」→「設定」を開きます。
- 「ネットワークとインターネット」を選びます。
- 接続中ネットワークの「プロパティ」を開きます。環境によっては「Wi-Fi」から対象ネットワークのプロパティへ進みます。
- 「Wi-Fiネットワーク パスワード」の横にある「表示」を選びます。
- 表示されたパスワードまたはQRコードを確認します。
過去に接続した保存済みネットワークは、「設定」→「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」→「既知のネットワークの管理」から対象SSIDを選び、「Wi-Fiネットワーク パスワード」の「表示」を選択します。Windows Updateの適用状況によって、この新しい表示項目が見当たらない場合があります。
その場合は従来の画面を使います。「コントロール パネル」→「ネットワークとインターネット」→「ネットワークと共有センター」と進み、「接続」の横にあるWi-Fi名を選択します。「Wi-Fiの状態」→「ワイヤレスのプロパティ」→「セキュリティ」タブを開き、「パスワードの文字を表示」にチェックを入れると、「ネットワーク セキュリティ キー」欄で確認できます。
会社のPCで項目が無効、本人確認を求められる、設定画面を開けない場合は、管理者ポリシーによる制限が考えられます。権限を回避する操作は行わず、ネットワーク管理者へ確認してください。また、Microsoftのワイヤレスネットワークレポートは接続診断用であり、保存されたセキュリティキーやパスワードは表示しません。

Windows 11で新しい「表示」が見つからないときは、同じSSIDを対象にコントロールパネルの「ワイヤレスのプロパティ」を確認してください。
Macのパスワードアプリ・Wi-Fi設定・キーチェーンで確認する
MacではOSの世代により確認場所が異なります。2026年10月8日時点で、macOS Sequoia以降は「パスワード」アプリにWi-Fi項目があります。アプリを開いてTouch IDまたはMacのログインパスワードでロックを解除し、「Wi-Fi」を選び、対象SSIDを開いてパスワード欄を表示またはコピーします。
macOS Ventura以降では、Apple公式のMacの「Wi-Fi」設定にある方法も利用できます。
- Appleメニュー→「システム設定」を開きます。
- サイドバーの「Wi-Fi」を選択します。
- 接続中または接続したことがあるSSIDの横にある「詳細」または三点の「もっと見る」ボタンを選びます。
- 「パスワードをコピー」を選択します。
- 必要な端末の入力欄へ貼り付けます。内容を目で確かめる場合は、一時的にテキスト入力欄へ貼り付け、確認後に消去します。
古いmacOSでは「キーチェーンアクセス」を使います。「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「キーチェーンアクセス」を開き、左側でログイン用キーチェーンや「パスワード」を選択します。検索欄にSSIDを入力し、該当するAirPortネットワークパスワード項目を開いて「パスワードを表示」を選び、Macの管理者名とログインパスワードで認証します。
対象SSIDが出ない場合は、そのMacが接続情報を保存していない、別ユーザーのキーチェーンに保存されている、iCloudキーチェーンが同期されていない、または組織管理のネットワークである可能性があります。「システム設定」内にあるWi-Fiの接続履歴と、検索したSSIDの綴りを照合してください。

新しいMacは「パスワード」アプリ、Ventura以降はWi-Fi設定、古いmacOSはキーチェーンアクセスという順で探すと迷いにくくなります。

ルーター本体の銘板とセットアップカードから初期暗号化キーを読む
スマホやPCで表示できない場合は、ルーター本体の底面、背面、側面、カバー内にある銘板を確認します。製品付属のセットアップカードにも同じ初期情報が記載されることがあります。探す表示は「SSID」「ネットワーク名」と、「暗号化キー」「Key」「Wi-Fi Password」「PSK」などです。
バッファローの公式接続手順も、本体ラベルまたはセットアップカードでSSIDと暗号化キーを確認し、PINは暗号化キーと異なると案内しています。ラベルに2.4GHz用と5GHz用など複数のSSIDが記載されている場合は、スマホやPCに表示された接続先と同じSSIDの情報を選びます。
ただし、銘板にあるのは原則として工場出荷時の値です。設置時にWi-Fiパスワードを変更した場合、現在の接続にはラベルの暗号化キーを使えません。以前はラベルのキーで接続できたのに現在は拒否される場合は、変更済みか、別のSSIDを選んでいる可能性を考えます。
「LOGIN PASSWORD」「管理パスワード」「Web PW」などは管理画面用です。来客のスマートフォンへ入力する値ではありません。また、回線事業者の接続ID・接続パスワードや、ルーターに印字されたシリアル番号もWi-Fi接続用ではありません。SoftBank Airを利用している場合は、LUFTMEDIAのSoftBank Airのパスワード確認方法、一般的な設置例はSoftBank Airの初期接続とトラブル対処も参考になります。
大文字と小文字、数字の0と英字のO、数字の1と英字のI・l、ハイフンとアンダーバーを区別します。スマートフォン側の自動大文字化や末尾の空白にも注意してください。銘板を撮影する場合は、SSID、暗号化キー、管理パスワードが第三者に見えない場所へ保管し、不要になった写真を共有アルバムへ残さないようにします。

銘板では「暗号化キー」と接続中の「SSID」を一組で確認し、PINや管理パスワードを入力しないことが重要です。
ルーター管理画面で現在のSSIDと暗号化キーを確認する
ルーターの暗号化キーが変更済みなら、本人所有または管理権限のあるルーターの管理画面で現在値を確認します。画面名、アドレス、ログイン方法はメーカーと機種で異なるため、まず本体の型番を確認し、その型番の公式マニュアルを参照してください。
- 確認に使うスマホまたはPCを対象ルーターのWi-FiかLANケーブルへ接続します。
- メーカー公式アプリを開くか、ブラウザのアドレス欄へ説明書記載の管理画面アドレスを入力します。検索欄ではなくURLの入力欄を使います。
- ルーターの管理者IDと管理パスワードでログインします。
- 「Wi-Fi設定」「無線設定」「ワイヤレス」「セキュリティ」などを開きます。
- 接続中SSIDと同じ帯域・ネットワークを選び、「暗号化キー」「事前共有キー」「ネットワークキー」「Wi-Fiパスワード」を確認します。
管理画面へ入るパスワードと、ここで確認するWi-Fiパスワードは別物です。バッファロー公式のSSIDと暗号化キーの確認方法でも、設定画面内の「現在使用中」と表示されたSSID・暗号化キーを使うよう案内しています。ゲストネットワークを有効にしている場合は、メインSSIDとは別のパスワードが設定されることがあります。
管理画面が開かない場合は、モバイル通信やVPNを一時的に切り、対象ルーターへ接続しているか確認します。中継機や別のアクセスポイントへ接続していると、想定した管理画面へ到達できない場合があります。APモードでは、固定の初期アドレスではなく上位ルーターから割り当てられたIPアドレスを使う製品もあるため、公式アプリや設定ツールで機器を検出します。
管理パスワードを忘れても、推測によるログインを繰り返さないでください。初期化はSSID、Wi-Fiパスワード、回線設定、中継設定などを消す可能性があり、接続中の機器が一斉に切断されます。型番別マニュアルを読み、再設定に必要な情報を用意できる場合だけ実施します。

管理画面では変更操作を始める前に、対象SSIDと「現在使用中」の表示を照合し、必要な値だけを確認してください。
パスワードを確認しても接続できないときはどこを点検する?
確認したパスワードで接続できない場合は、次の順で原因を切り分けます。
- SSIDを再確認する:端末で選んだSSIDと、パスワードを取得したSSIDが同じか確認します。末尾だけ異なる帯域別SSIDやゲストSSIDに注意します。
- 現在値か確かめる:銘板は初期値です。変更済みなら、接続中端末または管理画面の値を優先します。
- 入力文字を点検する:大文字・小文字、0・O、1・I・l、記号を見直し、先頭や末尾の空白を削除します。日本語入力をオフにして半角で入力します。
- 保存済み設定を削除する:接続先端末で対象SSIDの「このネットワーク設定を削除」「削除」「切断」などを実行し、再選択して新しいパスワードを入力します。変更前の認証情報が残っている場合に有効です。
- 別端末で試す:同じパスワードで別の管理下端末が接続できれば、最初の端末側の保存情報や制限を調べます。どの端末も接続できなければ、ルーター側の現在値と状態を確認します。
- 認証方式を確認する:古い端末は新しい暗号化方式へ対応していない場合があります。互換性のために安全性の低い方式へ安易に下げず、端末とルーターの公式仕様、更新情報を確認します。
- 管理ネットワークは担当者へ連絡する:会社・学校のWi-Fi、証明書認証、利用者別ID、利用規約画面がある公衆Wi-Fiは、家庭用ルーターと同じ手順では解決しません。
QRコードやパスワードを他人へ渡すときは、接続を許可する相手と機器を確認し、その場で共有します。来客用SSIDを利用できるルーターなら、家庭内の主要機器と分ける選択肢があります。パスワードを変更した後は、家電、プリンター、ゲーム機、中継機など保存済みの全機器で再設定が必要になることも覚えておきましょう。
端末を売却・譲渡する場合は、Wi-Fiネットワークを個別に削除するだけでなく、メーカー公式手順に従って端末を初期化します。共有用QRコード、メモ、スクリーンショット、クラウド同期された写真にも認証情報が残っていないか確認してください。
参照した公式情報
- Apple:iPhoneやiPadで保存済みのWi-Fiパスワードを調べる
- Apple:Macの「Wi-Fi」設定
- Google:Google PixelをWi-Fiネットワークに接続する
- Microsoft:WindowsでWi-Fiネットワークに接続する
- バッファロー:OS標準のワイヤレスネットワーク接続を使用して無線接続する方法
- バッファロー:Wi-FiルーターのSSIDと暗号化キーの確認方法

接続不能時は「SSIDの一致→現在のパスワード→入力文字→保存済み設定」の順で確認すると、初期化せずに原因を絞り込めます。



