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NUROモバイルのSIMが届いたのに通信できないときは、APN設定(接続設定)が済んでいないか、設定値のどこかがずれていることがほとんどです。AndroidとiPhoneでは手順がまったく違い、入り口を間違えるといつまでも「アクセスポイント名」にたどり着けません。
この記事では、2026年10月13日時点のNUROモバイル公式「よくあるご質問」に掲載されている手順と設定値だけを使い、設定前の確認、Android・iPhone別の手順、入力ミスの見つけ方、つながらないときの確認順を整理します。公式に書かれていない独自の裏ワザは扱いません。
目次
APN設定を始める前に確認すること
最初につまずきやすいのが、設定を始めるタイミングです。NUROモバイル公式の「APN設定をしたい」には、設定前の確認事項として次の2点が示されています。
- SIMカードを利用する場合:設定前に端末の電源を切ってから、SIMカードを端末に挿入する
- 音声通話付きプランを電話番号の引き継ぎ(MNP)で申し込んだ場合:SIMカードを受け取ったあと、自分で開通の手続きをおこなう必要がある。APN設定は回線開通後におこなう
MNPで乗り換えた人が「設定したのに圏外のまま」となる原因の多くはここです。開通前にAPNを入れても通信は始まりません。公式の「SIMが届いた後の設定方法 / 開通予約の方法について知りたい」には、「件名:『NUROモバイル』利用開始のご連絡」というメールが届いたら開通完了なので、そのあとにAPN設定をおこなうと書かれています。
開通予約そのものにも期限があります。公式には、開通予約は予約番号の有効期限の前々日の23時59分まで可能で、それを過ぎると「MNP開通予約」が表示されなくなると書かれています。予約をしなかった場合はMNP有効期限の最終日に自動的に開通し、料金が発生します。また、開通時間は一度「確定する」を選ぶと変更できず、開通が完了するまでは転入元の回線を利用できる、という案内もあります。
開通予約の手順は、マイページにログインし、ユーザーIDとパスワードを入力して、「MNP状況」欄にある「MNP開通予約」を選び、希望の開通予約日を選んで「確定する」を押す流れです。完了すると、開通予約完了のお知らせメールが届きます。
新しく電話番号を取得した場合や、SMS付き・データ専用SIMの場合は開通予約の手順がなく、そのままAPN設定へ進みます。この場合、利用開始日はSIMカードを受け取った日になると案内されています。自分がどちらのパターンかを先に決めてから、次の手順へ進んでください。

MNPで乗り換えた人は「開通してからAPN」が鉄則です。順番を逆にすると圏外のままになります。

設定に進む前に、自分の契約プランと回線種別を公式サイトで確認しておくと手順を選びやすくなります。
AndroidでAPNを設定する手順
Androidは端末の設定画面からAPNを選ぶか、無ければ自分で追加します。公式に掲載されている手順は次のとおりです。
- Wi-Fiをオフにする
- アプリ一覧から「設定」をタップする(端末によってはホーム画面にある場合もある)
- 「ネットワークとインターネット」をタップする
- 「モバイルネットワーク」または「無線とネットワーク」をタップする
- 「詳細設定」をタップする
- 「アクセスポイント名」をタップする
- APNの一覧から「So-net LTE」をタップする
公式には、端末によっては「nuromobile」などと表示されている場合もあると補足されています。一覧に見当たらない場合は、APN画面の右上にある「+」をタップして、自分で設定値を登録します。
登録が終わったら、右上のメニューをタップして「保存」をタップし、保存した名称のAPNをタップすれば設定完了です。公式には、設定完了後に端末の再起動をおこない、インターネットへの接続が確認できたら利用開始になると書かれています。再起動を省くとつながらないことがあるため、ここは飛ばさないでください。
「詳細設定」が見つからない機種もあります。その場合は「モバイルネットワーク」を開いた時点で「アクセスポイント名」が並んでいることが多いので、画面をスクロールして探してください。公式も、端末によって画面の並びが異なる前提で「モバイルネットワーク」または「無線とネットワーク」と書き分けています。
なお、最初にWi-Fiをオフにするのは、モバイル通信でつながっているかを確かめるためです。Wi-Fiに接続したままだとページが開けてしまい、APN設定が成功したのか判断できません。

Wi-Fiをオフにしてから設定し、終わったら再起動。この2つを守ると判定がはっきりします。
主要な格安SIMの条件を並べると、料金と提供条件の違いが一目で分かります。横にスクロールしてご覧ください。
| ahamo | Y!mobile | 楽天モバイル | LINEMO | イオンモバイル | |
|---|---|---|---|---|---|
| 運営会社 | NTTドコモ | ソフトバンク | 楽天モバイル | ソフトバンク | イオンリテール |
| ポイント | 大容量プランあり。100GB以上使うなら「大盛り」オプションが便利 | 全国に店舗がありサポート充実。セット割適用ならさらにお得 | 無制限プランが魅力。通信エリアのカバー範囲は要確認 | 通信品質とコスパのバランスが良いが、3GB/10GBの階段制に注意 | 全国のイオンで契約可能。通信速度の安定性は要確認 |
| 最安月額料金 | 2,970円~ | 2,365円~ | 1,078円~ | 990円~ | 803円~ |
| ~1GB | 2,970円/月 | 2,365円/月 | 1,078円/月 | 990円/月 | 858円/月 |
| 2~3GB | 2,970円/月 | 2,365円/月 | 1,078円/月 | 990円/月 | 1,078円/月 |
| 4~10GB | 2,970円/月 | 2,915円/月 | 2,178円/月 | 2,090円/月 | 1,298円/月 |
格安SIM(格安スマホ)の主要サービスを抜粋。出典:各社公式サイト(2026年10月13日確認)。表は横にスクロールできます。
手入力するときのAPN設定値
一覧に「So-net LTE」が無いときは、公式に掲載されている次の値を登録します。2026年10月13日時点の内容です。
- 名前:NUROモバイル(お好きな名称を入力)
- APN:so-net.jp
- ユーザー名:nuro
- パスワード:nuro
- 認証タイプ:PAPまたはCHAP
「名前」は端末の一覧に表示されるラベルなので、自分が分かる文字列で構いません。実際の接続に関わるのはAPN、ユーザー名、パスワード、認証タイプの4つです。
入力後は、保存してから一覧でそのAPNを選択する操作まで必要です。登録しただけで選択していないと、別の設定が使われたままになります。保存ボタンが見当たらない機種では、右上のメニュー(点が縦に3つ並んだアイコン)を開くと「保存」が出ます。
認証タイプは「PAPまたはCHAP」と案内されています。端末によっては「PAP or CHAP」「PAP/CHAP」と表示されることがありますが、どれも同じ選択肢を指します。「なし」や「PAPのみ」を選んでいると接続できないことがあるため、保存前にこの項目も見ておいてください。
項目名は端末メーカーによって表記が異なることがありますが、公式が示しているのは上記の値です。ネット上で見かける別の値をいくつも試すより、公式の値を1文字ずつ照合するほうが早く解決します。

接続に効くのはAPN・ユーザー名・パスワード・認証タイプの4つ。名前は自由です。


設定値は変更されることがあります。入力前に公式サイトで最新の案内を確認してください。
入力ミスで多いパターンを確認する
設定したのにつながらない場合、公式の「APN設定後に利用ができない」では、まず設定値の入力誤りを疑うよう案内されています。よくある入力誤りとして挙げられているのは次の4つです。
- ドット「.」の抜け(例:「so-net.jp」が「so-netjp」になっている)
- ハイフン「-」が全角になっている
- スペースが前後に入っている
- 別の事業者のAPNを選択している
特に多いのが全角の混入です。日本語入力のまま打つと、ハイフンやドットが全角になり、見た目ではほとんど区別が付きません。入力欄をタップして半角英数に切り替えてから、一度すべて消して打ち直すほうが確実です。
コピーして貼り付ける方法も使えますが、前後に空白が入りやすい点に注意してください。貼り付けたあとに文字の末尾でカーソルを動かし、余分な空白が無いかを確認します。
「別の事業者のAPNを選択している」も見落としやすいパターンです。中古端末や乗り換え前の設定が残っていると、一覧に複数のAPNが並びます。保存した名称のAPNが選択状態になっているかを、設定画面で必ず確認してください。

つながらない原因の多くは全角文字と余分な空白です。消して打ち直すのが近道です。
入力し直しても改善しない場合は、公式サイトのサポート情報も併せて確認しておくと安心です。
ソフトバンク回線・au回線で追加する「APNタイプ」
NUROモバイルは利用する回線によって、追加の設定が必要になる場合があります。公式には回線別の追加設定として次の案内があります。
- ソフトバンク回線を利用していて、上記のAPN設定をしても接続できない場合:「APNタイプ」の項目に「default,ia,mms,supl,hipri」を半角英数で入力する
- au回線を利用していて、上記のAPN設定をしてもテザリングできない場合:「APNタイプ」の項目に「default,supl,ia,dun」を半角英数で入力する
2つは目的が違います。ソフトバンク回線のほうは「そもそも接続できない」ときの対処で、au回線のほうは「通信はできるがテザリングができない」ときの対処です。症状に合わないほうを入れても意味はないので、自分の状況に合うものを選んでください。
入力するときはカンマの前後に空白を入れず、すべて半角で打ちます。ここでも全角のカンマが混ざると認識されません。入力後は保存して、該当のAPNを選択し直し、端末を再起動して確認します。
自分の契約がどの回線かが分からない場合は、申し込み時のプラン名や会員ページで確認できます。回線を取り違えると、必要のない項目を足してしまい、原因の切り分けが難しくなります。

ソフトバンク回線は「つながらない」、au回線は「テザリングできない」。目的が違います。

回線の相性が気になる場合は、他社も含めた比較記事を参考にしてください。
iPhoneは構成プロファイルを入れる
iPhoneはAndroidのように設定画面へ値を打ち込むのではなく、NUROモバイルの構成プロファイルをインストールします。公式に掲載されている流れは次のとおりです。
- 「設定」から「Wi-Fi」を選択して接続する
- 公式ページのQRコードを読み込むか、Safariを起動して構成プロファイルURL(http://mobile.nuro.jp/r/download/apn/)にアクセスする
- 構成プロファイルのダウンロードで「許可」をタップする
- 「プロファイルがダウンロード済み」と表示されたら「閉じる」をタップする
- ホーム画面に戻り「設定」→「プロファイルがダウンロード済み」をタップする
- プロファイル画面で「インストール」をタップし、承諾画面で「次へ」、警告画面を確認して「インストール」、最後に「完了」をタップする
- 「設定」→「一般」→「VPNとデバイス管理」で、ダウンロードした構成プロファイル(Sony Network Communications…)が表示されていることを確認する
Androidと違い、ここではWi-Fiに接続した状態で作業します。プロファイルをダウンロードする必要があるためです。設定完了後は端末を再起動し、インターネットへの接続が確認できたら利用開始となります。
QRコードは公式ページに掲載されているものを使います。検索結果や個人サイトに貼られたQRコードやURLから構成プロファイルを入れると、意図しない設定が入る可能性があります。入手先は必ずNUROモバイルの公式ページにしてください。
重要なのは、公式に「既に別のプロファイルがインストールされている場合は、追加でインストールすることができません」と書かれている点です。他社の格安SIMから乗り換えた端末では、先に古いプロファイルを削除してから進めてください。

iPhoneはWi-Fiに接続してから作業します。Androidと逆なので注意してください。
構成プロファイルは必ず公式サイトから取得してください。配布元の確認が安全につながります。
iPhoneで古いプロファイルを削除する手順
公式の「APN構成プロファイルの削除方法を知りたい」には、削除が必要になる場面として、MNP転入時に転出元の他社格安SIMのプロファイルを削除するとき、危険SMS拒否設定を解除するとき(ドコモ回線)、接続できないときのトラブルシューティングで入れ直すときが挙げられています。
同じページには、iOS端末ではAPN構成プロファイルを1つしかインストールできないこと、他の回線でAPN構成プロファイルをインストールしている場合はNUROモバイルの回線を他社の回線と併用できないことも明記されています。
削除の手順はiOS 15の画面で次のように案内されています。
- ホーム画面から「設定」をタップする
- 「一般」をタップする
- 「VPNとデバイス管理」をタップする(iOS 14の場合は「プロファイル」)
- 削除対象の「構成プロファイル」を選択する
- 「プロファイルを削除」をタップする
- 「パスコード」を入力する
- 「削除」をタップする
公式の「APN設定後に利用ができない」でも、iPhoneで他社の通信設定(APN構成プロファイル)が残っているとNUROモバイルで通信ができないと説明されています。「PDP認証に失敗しました」と画面に表示される場合も、古いプロファイルが残っていることが原因だと案内されています。このメッセージが出たら、設定値を疑う前にプロファイルを確認してください。

iPhoneのプロファイルは1つだけ。「PDP認証に失敗しました」は古いプロファイルのサインです。
動作確認済端末や対応状況は公式サイトで最新の情報を確認できます。
通話はできるのに通信だけできないとき
電話はつながるのにインターネットだけ使えない場合、公式は次の項目に該当していないか確認するよう案内しています。
- 通信障害やメンテナンスが発生していないか:回線元で障害が起きている可能性があるため、最新の障害・メンテナンス情報を確認する
- 動作確認済端末を利用しているか:使っているスマートフォンがNUROモバイルの動作確認済み端末一覧に含まれているかを確認する
- モバイルデータ通信がオフになっていないか:端末の設定で「モバイルデータ」または「モバイルネットワーク」のスイッチがオンになっているかを確認する
- 機内モードのオン・オフで利用できるか:機内モードをオン→オフ→オンと切り替えて確認する
- 端末の再起動で利用できるか
- 物理SIMの場合は、抜き差しで利用できるか
この順番には意味があります。障害情報は自分では直せないため最初に確認し、次に端末が対応しているかという前提条件を見て、それから端末側の設定と再起動へ進む流れです。設定値をやみくもに書き換える前に、この一覧を上から確認してください。
SIMを抜き差しするときは、公式がAPN設定前の手順でも案内しているとおり、端末の電源を切ってから作業します。通電したまま抜き差しすると、認識し直すまでに時間がかかることがあります。
ここまで試しても改善しない場合について、公式は「すべての設定を確認しても改善しない場合は、NURO SIMサービスサポート窓口まで問い合わせてください」と案内しています。問い合わせる際は、契約プラン、端末名、表示されたエラー、試した手順を控えておくと説明が早く済みます。
参照した公式情報
- NUROモバイル よくあるご質問「APN設定をしたい」 https://support.sonynetwork.co.jp/faqsupport/nuromobile/web/knowledge2727.html
- NUROモバイル よくあるご質問「APN設定後に利用ができない」 https://support.sonynetwork.co.jp/faqsupport/nuromobile/web/knowledge10984.html
- NUROモバイル よくあるご質問「APN構成プロファイルの削除方法を知りたい」 https://support.sonynetwork.co.jp/faqsupport/nuromobile/web/knowledge9796.html
- NUROモバイル よくあるご質問「SIMが届いた後の設定方法 / 開通予約の方法について知りたい」 https://support.sonynetwork.co.jp/faqsupport/nuromobile/web/knowledge9341.html

障害情報→対応端末→端末設定→再起動の順です。設定値を触るのは、この確認が済んでからにしましょう。

最後に、契約内容とサポート窓口の案内を公式サイトで確認しておきましょう。


