iPadの電源をオフにする方法|強制再起動も解説

iPadの電源をオフにする方法|強制再起動も解説



iPadの電源をオフにする方法は、ホームボタンの有無で異なります。画面を操作できるなら通常の電源オフ、タッチ操作ができないなら強制再起動、Appleロゴなどで止まるならリカバリーモードという順に切り分けることが重要です。本記事では、2026年10月21日時点のApple公式情報に基づき、ボタンの見分け方から電源が入らない場合の対応まで解説します。

電源オフ・スリープ・再起動・強制再起動はどう使い分ける?

最初に、実行しようとしている操作を整理しましょう。iPadのトップボタンを短く押して画面を消す操作は「スリープ」です。画面は消えてもiPadOSは動作を続けており、通知の受信やバックグラウンド処理が行われることがあります。短時間使わないだけならスリープで十分です。

「電源オフ」は、電源オフスライダを操作してiPadOSを終了させる操作です。長期間使用しない場合、持ち運ぶ前に完全に停止したい場合、一時的な不具合を切り分けたい場合に使います。電源を切ったあと、トップボタンをAppleロゴが表示されるまで押すと再び起動できます。

「再起動」は、通常の手順で電源を切ってから入れ直すことです。画面を操作できる状態なら、まず通常の再起動を選びます。一方の「強制再起動」は、画面が固まって電源オフスライダを動かせないときに、物理ボタンで再起動させる手段です。強制再起動は電源を切ったまま保管する操作ではなく、操作に成功するとiPadが自動的に起動します。

「リカバリーモード」は、通常起動や強制再起動で直らないときに、MacまたはWindowsパソコンからiPadOSのアップデートや復元を行うための状態です。単なる電源オフとは目的が異なり、「復元」を選ぶとデータが消去されることがあります。画面が動かないという理由だけで、最初からリカバリーモードへ進む必要はありません。

なお、アプリだけが反応しない場合は、iPad全体を強制再起動する前に、そのアプリを終了して開き直します。アプリを閉じられず、ホーム画面やコントロールセンターにも移動できない場合に強制再起動を検討してください。

画面を操作できるなら通常の電源オフ、操作できないなら強制再起動、と覚えると迷いにくくなります。

ipad 電源オフ iPadの電源操作の使い分け|画面を操作できるかで決まる
LUFTMEDIA編集部作成の解説図

ホームボタンがないiPadをボタンで電源オフにするには?

ホームボタンがないiPadでは、トップボタンだけを長押しするとSiriが起動する場合があります。電源を切るときは、トップボタンと音量調節ボタンのどちらか一方を組み合わせます。2026年10月21日時点の画面名と操作は、Appleの「iPadを再起動する」で確認できます。

  1. 作業中の書類や編集中のデータを保存します。
  2. 本体上部のトップボタンと、いずれか片方の音量調節ボタンを同時に押し続けます。
  3. 「スライドで電源オフ」が表示されたら、両方のボタンから指を離します。
  4. 電源オフスライダを端までドラッグします。
  5. 画面が暗くなってから、電源が切れるまで30秒ほど待ちます。

スライダと同時に緊急通報などの項目が表示された場合も、目的の「スライドで電源オフ」だけを操作します。ボタンを押し続けたままにせず、スライダが出た時点で指を離してください。ケースがボタンに干渉していると押し分けにくいため、反応しない場合はケースを外して再度試します。

再び電源を入れるには、ケーブル接続の有無にかかわらず、Appleロゴが表示されるまでトップボタンを長押しします。Appleロゴが出たらボタンを離し、ロック画面が表示されるまで待ちます。再起動直後は、Touch IDやFace IDを設定していてもパスコード入力を求められることがあります。

ホームボタンがないモデルでは、強制再起動にも音量ボタンとトップボタンを使いますが、操作方法は異なります。通常の電源オフは「トップボタンと音量ボタンを同時に長押ししてスライダを動かす」、強制再起動は「2つの音量ボタンを順番に短く押してからトップボタンを長押しする」です。混同しないようにしてください。

トップボタンだけでSiriが起動した場合は故障ではありません。音量ボタンを一つ加えて押し直しましょう。

ホームボタンがあるiPadをボタンで電源オフにするには?

画面下部に丸いホームボタンがあるiPadでは、音量調節ボタンを使わずに電源オフ画面を開けます。基本手順は次のとおりです。

  1. 編集中の内容を保存し、必要なら通信中の処理が終わるまで待ちます。
  2. トップボタンを「スライドで電源オフ」が表示されるまで長押しします。
  3. スライダが表示されたらトップボタンを離します。
  4. 電源オフスライダをドラッグし、画面が消えてから30秒ほど待ちます。
  5. 起動するときはAppleロゴが出るまでトップボタンを長押しします。

旧モデルでは、電源に使うボタンが上辺ではなく側面に配置されている場合があります。Appleの案内で「トップボタンまたはサイドボタン」と表記されることがあるのはこのためです。名称だけで判断せず、普段画面のスリープ解除に使っている電源ボタンを確認してください。

ホームボタンを押してもホーム画面へ戻れないものの、タッチ操作ができる場合は、物理ボタンだけにこだわる必要はありません。「設定」から電源を切る方法を利用できます。逆にタッチ操作もできず、電源オフスライダを動かせない場合は、トップまたはサイドボタンとホームボタンを使う強制再起動へ進みます。

モデルが分からないときは、前面下部に物理的な丸いボタンがあるかを確認します。画面内に一時的に表示されるAssistiveTouchの丸いボタンはホームボタン搭載モデルの判定材料にはなりません。また、トップボタンにTouch IDが内蔵されているモデルでも、前面にホームボタンがなければ「ホームボタン非搭載」の手順を使います。

Touch IDの場所ではなく、画面下に物理ホームボタンがあるかどうかで手順を選んでください。

Apple「iPadを再起動する」
出典:Apple「iPadを再起動する」(2026年10月21日確認)

設定やコントロールセンターからiPadをシャットダウンするには?

物理ボタンが押しにくくても画面を操作できるなら、「設定」アプリから電源を切れます。2026年10月21日時点の順路は「設定」→「一般」→画面下部の「システム終了」です。「システム終了」をタップすると「スライドで電源オフ」が表示されるので、スライダをドラッグします。

  1. ホーム画面またはアプリライブラリから「設定」を開きます。
  2. サイドバーで「一般」をタップします。
  3. 右側の画面を一番下までスクロールします。
  4. 「システム終了」をタップします。
  5. 「スライドで電源オフ」をドラッグし、電源が切れるまで待ちます。

この方法はホームボタンの有無を問わず利用できます。ただし、「システム終了」を押しただけでは完了せず、最後にスライダを動かす必要があります。タッチパネルがまったく反応しない状態には使えません。また、設定から電源を切っても、再び起動するときはトップボタンを使います。

AppleはiPadの再起動手順で、対応するOSではコントロールセンターから電源を切る方法も案内しています。画面右上隅から下へスワイプしてコントロールセンターを開き、右上の電源ボタンを長押ししてから放し、表示されたスライダをドラッグします。電源ボタンが見当たらない場合は、OSや画面構成による違いを疑い、「設定」→「一般」→「システム終了」を使うと確実です。

画面上の電源ボタンを軽くタップしただけでは電源オフ画面にならないことがあります。「長押ししてから放す」点が操作の要所です。会社や学校から貸与された管理対象iPadでも、通常は電源オフ操作を行えますが、管理者から運用ルールが指定されている場合はその指示を優先してください。

ボタンが押しにくいだけなら、設定の「一般」最下部にある「システム終了」が近道です。

ホームボタンがないiPadを強制再起動する順序は?

画面が固まり、電源オフスライダを表示または操作できないホームボタン非搭載モデルでは、強制再起動を行います。Apple公式の「iPadがフリーズする場合、電源が入らない場合、反応しない場合」および充電トラブルの案内では、トップボタンからの距離を基準に音量ボタンを押す順序が示されています。

  1. トップボタンに近いほうの音量調節ボタンを押し、すぐに放します。
  2. トップボタンから遠いほうの音量調節ボタンを押し、すぐに放します。
  3. トップボタンを押し続けます。
  4. iPadが再起動し、Appleロゴが表示されたらトップボタンを放します。

最初の2回は長押しではありません。「押してすぐ放す」「反対側を押してすぐ放す」「トップボタンを長押し」という一連の操作を、間を空けすぎずに行います。音量を上げる・下げるという表示上の役割は、本体の向きや「音量コントロールの位置を固定」の設定によって分かりにくくなることがあります。そのため、Appleの表現どおり「トップボタンに近いほう」「トップボタンから遠いほう」で判断するのが安全です。

途中で「スライドで電源オフ」が表示されても、画面が反応しないという目的で強制再起動している場合は、トップボタンを放さずAppleロゴが出るまで押し続けます。通常の電源オフとは異なり、スライダを動かす必要はありません。

強制再起動は、保存前の編集内容を保護する操作ではありません。画面が動くなら先に通常の電源オフを使い、強制再起動はタッチ操作を受け付けない場合に限定します。一度で反応しない場合は、ケースを外し、各ボタンが物理的に押し込めることを確認してから、順序を崩さず再試行してください。

音量ボタンは同時押しではありません。「近い側、遠い側、トップ長押し」の順序が要点です。

ipad 電源オフ ホームボタン非搭載iPadの強制再起動|押す順序
LUFTMEDIA編集部作成の解説図

ホームボタンがあるiPadを強制再起動するには?

ホームボタン搭載モデルでは、ホームボタン非搭載モデルのように音量ボタンを順番に押す必要はありません。操作は次のとおりです。

  1. トップボタンまたはサイドボタンと、ホームボタンを同時に押します。
  2. 両方のボタンをそのまま押し続けます。
  3. Appleロゴが表示されたら両方のボタンを放します。
  4. ロック画面が表示されるまで待ち、パスコードを入力します。

電源オフスライダが途中で表示されても、画面が反応しないために強制再起動している場合は、Appleロゴが出るまで両方を押し続けます。ホームボタンだけを長押ししたり、トップボタンだけを押したりしても、このモデルの強制再起動にはなりません。

ホームボタンが故障して押し込めない場合、画面が操作できるなら「設定」→「一般」→「システム終了」を使えます。しかし、画面とホームボタンの両方が反応しない場合は、この組み合わせによる強制再起動を実行できません。充電状態を確認し、それでも改善しなければAppleサポートまたは正規サービスプロバイダへの相談が必要です。

強制再起動後に正常に起動したら、同じ症状が再発するかを確認します。特定のアプリだけで固まる場合は、そのアプリの終了、更新、再インストールを検討します。iPad全体で繰り返す場合は、「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」を開き、安定した電源と通信環境で利用可能な更新を確認してください。充電が不安定なままOS更新を始めるのは避けます。

充電に関連してフリーズする場合は、LUFTMEDIAのiPadで「充電停止中」と表示される場合の解説も切り分けに役立ちます。

ホームボタン搭載モデルは、電源用のボタンとホームボタンをAppleロゴまで同時に押し続けます。

iPadが反応しない・電源が入らない・充電中の場合はどう分岐する?

黒い画面だけでは、電源オフ、バッテリー切れ、画面表示の不具合を判別できません。症状ごとに次の順で確認します。

画面は表示されるがタッチだけ反応しない場合

まず手や画面の水分・汚れを取り除きます。Appleの「iPhoneやiPadの画面が正常に機能しない場合」では、再起動、画面の清掃、LightningまたはUSB-Cアクセサリの取り外し、ケースや保護シートの取り外しが案内されています。充電器を外すと操作できる場合は、別のコンセント、ケーブル、電源アダプタで確認します。画面を操作できるようになれば通常の電源オフ、改善しなければモデルに合った強制再起動を行います。

黒い画面で電源が入らない場合

対応するケーブルと電源アダプタを使い、正常に機能する壁のコンセントへ接続します。Appleは電源が入らないiPadの対処法で、最長1時間充電が必要になる場合があると案内しています。充電を始めてすぐボタンを連打せず、まず充電表示が出るか待ち、その後に強制再起動を試します。

Appleの「iPadが充電されない場合」によると、充電中はステータスバーのバッテリーアイコンに稲妻が付き、ロック画面には大きなバッテリーアイコンが表示されます。表示がない場合は、別の電源アダプタやケーブルを試し、本体が極端に熱い、または冷たい状態でないか確認します。詳しい切り分けはLUFTMEDIAのiPadが充電できないときの対処法も参照してください。

充電ケーブル接続中だけ不調になる場合

アクセサリを外した状態でタッチ操作や再起動を確認します。外すと正常になるなら、電源オフ操作の問題ではなく、コンセント、アダプタ、ケーブル、端子など充電経路の問題を疑います。電源が入っていない、またはスリープ中のパソコンのUSB端子ではなく、正常な壁コンセントと対応アダプタを使って切り分けます。端子に液体が入った可能性がある場合は、ケーブルを接続しないでください。

Appleロゴや進行状況バーで止まる場合

更新中は進行に時間がかかる場合があり、バーが動いていないように見えても処理中のことがあります。ボタンを一度押して「アップデート中」と表示されるなら待ちます。長時間変化せず通常起動できない、または強制再起動しても同じ画面へ戻る場合は、次節のリカバリーモードを検討します。

黒い画面では、先に充電経路を確認してから強制再起動へ進むと原因を切り分けやすくなります。

ipad 電源オフ 反応しない・電源が入らないiPadの確認順序
LUFTMEDIA編集部作成の解説図

強制再起動で直らないときリカバリーモードへ進む条件は?

リカバリーモードは、電源を切るための追加手段ではありません。Appleの「iPadをアップデートまたは復元できない場合」では、コンピュータがiPadを認識しない、Appleロゴが数分間表示されたままで進行状況バーがない、リカバリーモード画面が表示される、復旧処理を繰り返すといった場合に利用する手順が案内されています。

使用する場合は、Macを最新の状態にするか、Windowsパソコンに最新のAppleデバイスアプリまたはiTunesを用意し、iPadをUSBケーブルで接続します。MacではFinder、WindowsではAppleデバイスアプリを開きます。

ホームボタンがないiPadでは、トップボタンに近い音量ボタンを押してすぐ放し、遠い音量ボタンを押してすぐ放し、トップボタンを長押しします。強制再起動ではAppleロゴが出たあとボタンを放しますが、リカバリーモードでは放さず、コンピュータとケーブルを示すリカバリーモード画面が出るまで押し続ける点が違います。

ホームボタンがあるiPadでは、ホームボタンとトップボタンを同時に長押しします。電源が切れたらトップボタンだけを放し、ホームボタンはリカバリーモード画面が表示されるまで押し続けます。通常の強制再起動ではAppleロゴで両方を放すため、終了条件を混同しないでください。

コンピュータに「アップデート」または「復元」が表示された場合、可能ならデータを消去せずiPadOSを再インストールする「アップデート」を先に検討します。ただし、Apple公式ページや表示された案内が特定の選択肢を指定している場合は、その内容を確認してください。「復元」はiPadのデータを消去してシステムを入れ直す操作です。バックアップがない状態で安易に選ぶと、端末内だけにあるデータを戻せない可能性があります。

パスコードを忘れたiPadの初期化は別の手続きであり、通常のフリーズ解消とは目的が異なります。リカバリーモードの解除や復元の詳しい考え方は、LUFTMEDIAのiPadのリカバリーモード解除方法でも確認できます。

充電と強制再起動を試しても反応がない、ボタンが物理的に動かない、落下や液体接触の直後から不調、本体が異常に熱い、リカバリーモードでもコンピュータに認識されない場合は、自分で操作を繰り返さずAppleサポートへ相談します。修理料金や提供条件はモデル、保証状況、検査結果などで変わるため、2026年10月21日時点でも一律の未確認金額は示せません。

参照した公式情報

リカバリーモードの「復元」にはデータ消去を伴うため、強制再起動と同じ感覚で選ばないことが大切です。