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iPhoneで写真の被写体を切り抜いて作る「ステッカー」は、作った直後にどこへ入るのかが分かりにくい機能です。写真アプリの中を探しても見つからず、「保存できていないのでは」と感じる人が少なくありません。実際にはステッカーは写真アルバムではなく、キーボードやマークアップから開く専用の置き場にまとまっています。
この記事では、2026年9月29日時点のAppleの公式ガイドに沿って、ステッカーの保存場所、写真アプリとキーボードからの作り方、メッセージでの送り方と貼り方、マークアップでの使い方、削除の手順を順に整理します。あわせて、検索でよく混同される「Instagramのスタンプ」との違いも公式ヘルプの記載で切り分けます。手順名や画面名はiOSの版によって変わることがあるため、迷ったときは本文中の公式ページで最新の表記を確認してください。
目次
iPhoneのステッカーはどこに保存される?
作成したステッカーは、写真アプリのアルバムに写真として増えるわけではありません。AppleのiPhoneで写真からステッカーを作成するでは、作ったステッカーは「ステッカーメニュー」に表示され、このメニューにはiPhoneのオンスクリーンキーボード、またはマークアップツールからアクセスできると説明されています。つまり、保存先は写真の一覧ではなく、文字を入力するときのキーボード側にあります。
実際に呼び出すときは、メモやメッセージなど文字を入力できる画面でテキストフィールドをタップし、絵文字キーボードへ切り替えます。AppleのiPhoneのキーボードで絵文字、ミー文字、ステッカーを追加するによると、絵文字キーボードは左右にスワイプして絵文字、ミー文字、ステッカーをブラウズでき、下部の記号をタップすると目的のカテゴリへジャンプできます。最近使用した絵文字・ミー文字・ステッカーを表示するボタンも用意されています。
もうひとつの入口がマークアップです。AppleのiPhoneのマークアップでテキスト、シェイプ、ステッカーなどを追加するでは、マークアップツールバーから「ステッカーを追加」を選ぶと、ステッカーコレクションのステッカーを書類や画像へ貼れると案内されています。キーボードからは文章に、マークアップからは画像や書類にというように、同じコレクションを二つの経路で使う形です。
保存されたステッカーは端末1台だけのものではありません。Appleは、ステッカーがiCloudと同期され、同じApple AccountにサインインしたiPhone、iPad、Mac、Apple Vision Proで利用できると説明しています。iPadで作ったステッカーがiPhoneのキーボードにも並ぶのはこのためです。裏を返すと、別のApple Accountでサインインした端末では同じ一覧にならないため、「別の端末で見当たらない」ときはサインイン中のアカウントを先に確認してください。

ステッカーは写真アルバムではなく、絵文字キーボードとマークアップから開く共通の置き場にあると覚えておきましょう。

写真アプリやキーボードからステッカーを作るには?
写真アプリで写真やLive Photosから作る
いちばん基本の作り方は、写真アプリから被写体を抜き出す方法です。Appleの公式手順は次のとおりです。
- iPhoneで写真アプリを開く
- 使いたい写真をタップして、フルスクリーンで開く
- 被写体をタッチして押さえたままにしてから、指を離す
- 表示された「ステッカーを追加」をタップする
- ステッカーメニューにステッカーが表示されたことを確認する
Appleは、写真の主な被写体をステッカーにできること、Live Photosの被写体からはアニメーションするステッカーを作れることを説明しています。人物だけでなくペットや持ち物でも、背景と被写体の境目がはっきりしている写真のほうが切り抜きの結果が安定します。うまく抜き出せないときは、別のカットで試すほうが早い場合があります。
エフェクトを追加して見た目を変える
作った直後の画面では「エフェクトを追加」をタップすると、「アウトライン」や「コミック」などのビジュアルエフェクトを適用できます。Live Photosから作ったステッカーでは、同じ画面でアニメーションのオンとオフを切り替えられます。調整が済んだら、閉じるボタンでステッカーメニューを閉じます。
なお、Appleはヒントとして、作成したステッカーを使って写真を飾り付けられることも挙げています。ステッカーは「メッセージで送るためだけのもの」ではなく、手元の写真や書類の装飾にも使える素材だという位置づけです。作った時点ではどのアプリにも貼られていないため、まずコレクションに追加してから、貼りたい場面で呼び出すという流れになります。
絵文字キーボードから直接作る
写真アプリを開かなくても、文字を入力している途中でステッカーを作ることもできます。Appleのキーボードのガイドでは、対応するアプリでテキストを入力しているときに、写真ライブラリの画像から新しいステッカーを作成できると案内されています。手順は次のとおりです。
- テキストフィールドをタップし、絵文字キーボードに切り替える
- ステッカーのボタンをタップし、続けて追加のボタンをタップする
- 画面上部の検索フィールドに語句を入力するか、「人」「動物」などのカテゴリをタップして写真ライブラリを探す
- 使用したい写真をタップする
- 「ステッカーを追加」をタップする
この操作でステッカーコレクションに自動で追加されます。写真アプリから作る方法との違いは入口だけで、追加先は同じコレクションです。動きのあるライブステッカーを作りたい場合は、Live Photosを使うようAppleは案内しています。
メッセージアプリの中から作る場合
メッセージアプリの中にも作成の入口があります。AppleのiPhoneの「メッセージ」でステッカーを送信するによると、チャットで追加ボタンをタップして「ステッカー」を開き、ライブステッカーのボタンから新規作成のボタンへ進み、写真をタップして追加します。ここでも「エフェクトを追加」から「コミック」や「キラキラ」などのオプションを選べます。
入口が三つあるぶん、「どこで作ったか」を気にする必要はありません。会話をしながら思い付いたときはメッセージの中から、写真を見返しているときは写真アプリから、文章を書いている途中ならキーボードから作る、と使い分ければ十分です。うまく抜き出せないときは、被写体と背景の境目がはっきりした写真に替えて試すほうが早く解決します。

写真アプリ・キーボード・メッセージのどこから作っても、行き先は同じステッカーコレクションです。


作ったステッカーをメッセージで送るには?
メッセージでステッカーを送る手順は、Appleの公式ガイドでは次のように案内されています。メッセージアプリを開き、チャットの中で追加ボタンをタップし、「ステッカー」をタップしてから、使いたいステッカーパックのアイコンを選びます。
選べるステッカーパックは主に四種類です。
- 自分や友達が作成したライブステッカー
- 絵文字
- ミー文字(一番上の行のミー文字をタップしてから、ポーズまたは表現を選ぶ)
- その他のクリエイターのステッカー(App Storeからステッカーアプリをダウンロードして追加する)
ステッカーを選んだあと、必要ならメッセージを書き添えて送信ボタンをタップします。Appleは、絵文字キーボードからステッカーを送ることもできると補足しています。つまり、「ステッカー」メニューをたどらずに、いつもの絵文字キーボードから直接送っても構いません。
App Storeで配布されているステッカーアプリを入れると、選択肢のパックが増えます。この場合の追加・並べ替えはiMessageアプリの管理として扱われるため、使わなくなったパックはそちらから整理します。自作のライブステッカーと配布パックは同じ「ステッカー」画面に並びますが、出所は別物である点は押さえておきましょう。

送るだけなら絵文字キーボードからでも構いません。手が慣れているほうの入口を使えば十分です。
メッセージの吹き出しにステッカーを貼って角度やサイズを変えるには?
ステッカーは単体で送るだけでなく、相手や自分のメッセージの吹き出しの上に貼り付けられます。Appleの手順では、メッセージアプリのチャットで追加ボタンから「ステッカー」を開き、一番上の行のアイコンをタップしてパックをブラウズし、使いたいステッカーを吹き出しの上へドラッグします。
貼り付けたあとの調整方法は次のとおりです。
- 角度を調整する:ステッカーを押さえたまま、別の指でその周りをなぞる
- サイズを調整する:ステッカーを押さえたまま、別の指でステッカー方向、または反対方向へなぞる
- 移動やサイズ変更をやり直す:ステッカーをタッチして押さえたままにしてから変更する
- ステッカーで覆われたテキストを読む:メッセージの吹き出しをダブルタップする
Appleは、ステッカーをメッセージの上に置くとすぐに受信者へ表示されると説明しています。送信ボタンを押す操作は挟まないため、貼る前に相手に見えてよい内容かを確かめてください。誰が貼ったのかを調べたいときは、ステッカーをタッチして押さえたままにしてから「ステッカーの詳細」をタップします。
貼ったステッカーを消す
吹き出しの上のステッカーを消すときは、メッセージの吹き出しをタッチして押さえたままにし、「ステッカーの詳細」をタップします。そのうえで、削除したいステッカーを左にスワイプして削除ボタンをタップします。Appleはこの操作について、自分のiPhone上でのみ削除されると明記しています。相手の画面から消える操作ではない点に注意してください。
もうひとつ、素早く貼るヒントも案内されています。メッセージをタッチして押さえたままにし、「ステッカーを添付」をタップすると、その吹き出しの隅に表示するステッカーを選べます。

吹き出しに置いたステッカーは即座に相手へ表示され、削除は自分の画面だけに効きます。貼る前のひと呼吸が大切です。
他の人が送ったライブステッカーを保存して使い回すには?
友達から届いたライブステッカーが気に入ったときは、自分のコレクションへ保存して再利用できます。Appleの手順は、メッセージアプリで対象のチャットを開き、保存したいステッカーをタッチして押さえたままにしてから、次のどちらかを選ぶという流れです。
- メッセージとして送られてきたステッカーの場合:「ステッカーに保存」をタップする
- 吹き出しの上に置かれているステッカーの場合:「ステッカーの詳細」をタップしてから「保存」をタップする
保存したステッカーは自分のコレクションに入るため、以後は絵文字キーボードやマークアップからも呼び出せます。前述のとおりコレクションはiCloudで同期されるので、同じApple Accountの別の端末でも使えるようになります。
ここで確認しておきたいのが、対応バージョンの条件です。Appleは、これらのステッカーのアップデートを表示するには、自分と受信者の双方がiOS 17.2、iPadOS 17.2、macOS 14.1、watchOS 10.2、visionOS 1、またはそれ以降を使用している必要があると注記しています。相手の端末が古い場合、吹き出しへ貼ったステッカーの変更が相手側で同じように見えるとは限りません。「自分の画面では貼れているのに相手には伝わっていない」ときは、この条件から確認すると原因を絞り込めます。

保存の可否だけでなく、相手側のOSバージョンも表示に関わります。見え方が食い違うときはここを疑いましょう。
マークアップでメモや写真にステッカーを貼るには?
ステッカーはメッセージ専用の機能ではありません。Appleのマークアップのガイドでは、「メモ」「写真」などの対応アプリで、マークアップツールを使ってテキスト、シェイプ、ステッカー、画像説明を画像や書類に追加できると説明されています。手順は次のとおりです。
- 対応アプリでマークアップツールバーを表示する
- ツールバーの追加ボタンをタップし、「ステッカーを追加」をタップする
- ステッカーをタッチして、書類または写真の上へドラッグする
- ステッカーをタップして選択し、必要に応じて向きや大きさを整える
マークアップでの調整方法は、メッセージの吹き出しに貼るときとは異なります。角度は2本の指を使って回転させ、サイズはステッカーの境界ボックスにある青い点をドラッグします。指1本で押さえながらもう1本でなぞるメッセージ側の操作とは別なので、思ったとおりに動かないときは今どちらの画面にいるかを確かめてください。
Appleは、マークアップツールバーが表示されていない場合はマークアップのボタンをタップすること、ツールバーが最小化されている場合は最小化されたツールバーをタップすることも補足しています。ステッカーの入手元としては、App Storeのステッカーパック、メッセージアプリでの作成、写真から被写体を抜き出したライブステッカー、対応アプリでの作成が挙げられています。

マークアップでは2本指で回転、青い点でサイズ変更です。メッセージ側の操作と混ざりやすいので分けて覚えましょう。
いらなくなったステッカーを削除するには?
コレクションに増えすぎたステッカーは、写真アプリ側から削除できます。Appleの公式手順は次のとおりです。
- iPhoneで写真アプリを開く
- 写真を開いて、編集に進む
- マークアップのボタンをタップする
- 「ステッカーを追加」をタップする
- 削除したいステッカーをタッチして押さえたままにする
- 「削除」をタップする
この操作は、コレクションそのものからステッカーを取り除くものです。前の章で触れた「吹き出しの上に置いたステッカーを消す」操作とは対象が異なります。会話の装飾を消したいのか、手持ちのステッカー自体を減らしたいのかで、進む画面が変わる点を押さえておきましょう。
削除するときに気を付けたいのが、iCloud同期との関係です。ステッカーは同じApple Accountの端末間で共有されるため、整理の結果はその環境全体に及びます。ほかの端末でも同じステッカーを使っているなら、消す前に本当に不要かを確認してください。また、元になった写真そのものは写真アプリに残ります。逆に、元の写真を削除しても、作成済みのステッカーが同時に消えるとは限りません。両方を整理したい場合は、それぞれの画面で操作することになります。

「会話上の装飾を消す」のか「手持ちのステッカーを減らす」のかを先に決めると、迷わず正しい画面へ進めます。
Instagramの「スタンプ」とiPhoneのステッカーは何が違う?
検索では「iPhone ステッカー インスタ」「iPhone ステッカー ストーリー」という組み合わせがよく使われますが、Instagram側の機能はiPhoneのステッカーとは別に用意されています。InstagramのInstagramでスタンプを使うによると、写真や動画をストーリーズでシェアしたり、リール動画を録画したりする場合、上部の「スタンプ」をタップしてスタンプを選びます。用意されているのは、お題、キャプション、カウントダウン、現在の時間、天気、切り抜き、寄付、GIF、ハッシュタグ、リンク、場所、メンション、音楽、アンケート、絵文字スライダー、質問、クイズ、セルフィーなどです。
Instagramは、この機能が日本とヨーロッパ諸国では利用できない場合があること、誰もがすべてのスタンプを利用できるとは限らないこと、リール動画では利用できないスタンプもあることを明記しています。特定のスタンプが表示されない場合は、App StoreまたはGoogle Playストアでアプリが最新バージョンになっているかを確認するよう案内されています。
Instagramで自分の写真からスタンプを作る
Instagramにも、被写体を抜き出して自作のスタンプにする機能があります。InstagramのInstagramで切り抜きを使って独自のスタンプを作成するでは、リール動画またはストーリーズを作成するときに上部のボタンをタップし、「切り抜き」を選んで被写体が明確な写真または動画を選ぶと案内されています。スタンプは自動生成され、望みどおりにならなかった場合は左下の「手動で選択」から対象を選べます。選べるオブジェクトは一度に1つです。
作ったスタンプは、次回以降「スタンプ」をタップすると呼び出せます。スタンプトレイの上部に保存され、再利用できるとInstagramは説明しています。削除したい場合は、新しいリール動画やストーリーズの作成を始めて「スタンプ」をタップし、「マイスタンプ」セクションで対象を長押しして「削除」をタップします。ここで注意したいのは、そのスタンプを使って作成したリール動画やストーリーズもすべて削除されるという点です。
他の人の投稿から切り抜きスタンプを作ることもできますが、条件があります。写真をシェアした人が公開アカウントを使っていて、再利用を許可している場合に限られます。作成後にその投稿が削除されると、そのスタンプを使っている自分のコンテンツも削除される点も公式に明記されています。
つまり、iPhoneのステッカーはOS側のコレクションに保存されキーボードやマークアップから使うもの、Instagramのスタンプはアプリ内のスタンプトレイに保存されストーリーズやリールで使うもの、と保存先も使い道も分かれています。同じ「切り抜いた画像」でも管理場所が違うため、片方で削除してももう片方には影響しません。

iPhoneのステッカーとInstagramのスタンプは保存先が別です。見当たらないときは、どちらの機能を探しているかを先に切り分けましょう。
参照した公式情報
- Appleサポート「iPhoneで写真からステッカーを作成する」 https://support.apple.com/ja-jp/guide/iphone/iph9b4106303/ios
- Appleサポート「iPhoneのキーボードで絵文字、ミー文字、ステッカーを追加する」 https://support.apple.com/ja-jp/guide/iphone/iph69df21ec5/ios
- Appleサポート「iPhoneの「メッセージ」でステッカーを送信する」 https://support.apple.com/ja-jp/guide/iphone/iph37b0bfe7b/ios
- Appleサポート「iPhoneのマークアップでテキスト、シェイプ、ステッカーなどを追加する」 https://support.apple.com/ja-jp/guide/iphone/iphcdb1d0bc7/ios
- Instagramヘルプセンター「Instagramでスタンプを使う」 https://help.instagram.com/151273688993748/?locale=ja_JP
- Instagramヘルプセンター「Instagramで切り抜きを使って独自のスタンプを作成する」 https://help.instagram.com/1382185835750156/?cms_platform=iphone-app&locale=ja_JP



