LINE「ムードを分析」とは?使い方と相手への通知を確認

LINE「ムードを分析」とは?使い方と相手への通知を確認



LINEの「ムードを分析」は、トークルームのAI機能「Agent i」が最近のメッセージを分析し、相手との関係性や雰囲気の変化、今後のコミュニケーションに関するヒントを示す機能です。2026年10月28日時点ではLINEアプリのバージョン26.6.0以上を対象に段階的に提供されており、利用規約と情報利用に関するポリシーへの同意が必要です。

気になるのは、分析したことが相手に伝わるのか、どのトーク内容が使われるのか、結果をどこまで信用してよいのかという点でしょう。この記事では、LINEみんなの使い方ガイド「『ムードを分析』機能を利用する」、LINEヘルプセンター「トークルームのAgent iとは?」、利用条件など、LINEヤフーが公開する一次情報だけを基に整理します。公式案内から確認できない通知や表示については推測せず、「確認できない」と明記します。

LINEの「ムードを分析」は何をする機能?

「ムードを分析」は、LINEのトークルーム内で利用できる「Agent i」の一機能です。公式ガイドでは、直近のトーク内容を基に二人の関係性や雰囲気の変化を分析し、より良い関係を築くための前向きで実践的なヒントを提示する機能と説明されています。LINEヘルプセンターでは「AIが最近のメッセージを分析して、相手との関係性を把握し、アドバイスを行う機能」と案内されています。

ここでいう「分析」は、相手の本心を読み取ったり、恋愛感情を判定したりするものではありません。公式の本サービスの利用条件および注意事項は、生成AIによる分析などの出力について、正確性、有効性、適切性、妥当性を保証せず、事実を確定するものでもないと明記しています。心理学的または専門的な判断の代わりにはならず、他者との比較や客観的評価を目的とするものでもありません。

したがって、結果に「距離が縮まっている」「落ち着いた雰囲気」といった表現が出ても、それだけで脈あり、脈なし、好意、嫌悪などを断定することはできません。分析材料はLINE上のメッセージであり、対面時の表情、声色、生活状況、返信できない事情までは網羅しません。結果は会話を振り返るための補助情報として読み、重要な判断は本人とのコミュニケーションを通して行うのが適切です。

Agent iには、ムード分析のほか、返信提案、話題提案、口調変換、誤字修正、豆知識などがあります。「ムードを分析」は返信文を自動送信する操作ではなく、分析結果や助言を利用者側に提示する機能として案内されています。ただし、結果画面の全項目や表示文言は公式ページで固定仕様として列挙されていないため、特定の診断名、点数、相性ランクが常に出るとはいえません。

診断結果ではなく、最近の会話を見直すための参考メモとして使いましょう。

「ムードを分析」を使える端末・バージョン・条件は?

2026年10月28日時点の公式ガイドでは、「ムードを分析」はLINEアプリのバージョン26.6.0以上から段階的にリリースされています。条件を満たしていても、提供の反映時期によってはメニューがまだ表示されない可能性があります。「26.6.0以上なら全員の画面に直ちに出る」とは案内されていません。

LINEヘルプセンターは、トークルームのAgent iについて「PC版LINE(サブ端末)以外かつLINEの最新版」で利用できるとしています。スマートフォンのメイン端末に加え、ヘルプ上ではiPadとAndroidのサブ端末についても同意設定の順路が案内されています。一方、Windows版やMac版などのPC版LINE(サブ端末)は利用対象外です。ブラウザ版での利用方法も、今回確認した公式案内には掲載されていません。

利用開始には、利用規約と情報利用に関するポリシーへの同意が必要です。また、Agent iの利用条件では、13歳未満の未成年者はサービスを利用できないとされています。対応地域について、情報利用に関する同意ページには「特定の国または地域においてのみ提供するLINEアプリ内」の機能である旨がありますが、「ムードを分析」の全対象国・地域の一覧は今回確認した日本語公式ページに掲載されていません。

利用可否を確認するときは、まずアプリストアでLINEを最新版に更新し、LINEの「ホーム」タブから設定を開きます。それでも「Agent i」がなければ、段階提供が自分のアカウントへ到達していない可能性があります。アプリの再インストールはトーク履歴や引き継ぎに影響し得るため、表示させる目的だけで急いで行う操作ではありません。

なお、iPhone版とAndroid版で「ムードを分析」そのものの機能差があるとは公式に案内されていません。ただし、メイン端末かサブ端末かによって設定の入口が異なります。端末区分を確認してから、次節の順路を試してください。

最新版でも表示されないときは、故障と決めつけず段階提供の反映を待つ選択肢もあります。

line ムードを分析とは 「ムードを分析」を使える条件の確認項目
LUFTMEDIA編集部作成の解説図

Agent iの同意設定をオンにする順路は?

スマートフォンのメイン端末では、公式案内に従って次の順に設定します。

  1. LINEを開き、画面下部の「ホーム」タブを選ぶ
  2. ホーム画面右上の歯車型の「設定」をタップする
  3. 設定画面の「Agent i」をタップする
  4. 「情報利用に関するポリシーへの同意」をオンにする
  5. 表示される利用規約や情報利用に関する説明を読み、同意手続きを完了する

iPadのサブ端末では「設定」から「Agent i」へ進み、「情報利用に関するポリシーへの同意」をオンにします。Androidのサブ端末については、「ホーム」から「設定」へ進み、「Agent i」を開いて同意をオンにする順路が公式ヘルプに示されています。2026年10月28日時点ではPC版LINE(サブ端末)はAgent iの対象外なので、PC版の設定内を探しても同じ入口は利用できません。

同意をオンにした後は、対象となるトークルームを開き、トーク画面の「AI」アイコンを選択するとAgent iを利用できます。Agent iの候補が非表示になっている場合は、トークルーム下部の「プラスメニュー」をタップし、「トークルームのAgent iを表示」をオンにします。変更は、メッセージ入力欄左側の「閉じる」をタップすると適用されると公式ヘルプに記載されています。

反対に「トークルームのAgent iを表示」をオフにすると、30日間表示されず、その期間はすべてのトークルームでAgent iの機能が使えなくなります。以前に自分でオフにした場合は、アプリの更新だけで戻らない可能性があるため、プラスメニューの表示設定を確認してください。

「スタンプの提案」に必要な「ホーム」→「設定」→「スタンプ」→「サジェスト表示」の設定や日本語の追加は、スタンプ提案用の条件です。「ムードを分析」の利用手順として、同じ設定が必須とは公式に説明されていません。別機能の設定を混同しないことが大切です。

入口が見つからない場合は、同意設定とAgent iの表示設定を別々に確認してください。

トーク画面で「ムードを分析」を実行する手順は?

準備が済んだら、分析したい相手とのトークルームを開きます。公式ガイドの基本手順はシンプルです。

  1. 対象のトークルームを開く
  2. 必要に応じて「AI」アイコンを選び、Agent iの機能を表示する
  3. メッセージ入力欄の下にある「ムードを分析」または「ムード分析」をタップする
  4. AIによる分析処理を待ち、表示された結果を読む

公式ガイドでは「ムードを分析」、ヘルプセンターでは「ムード分析」という画面名が使われています。2026年10月28日時点で公式情報上にも表記差があるため、端末の画面にどちらかの名称が表示される可能性があります。名称が多少異なっても、最近のメッセージから関係性を分析する機能であることを確認してください。

この操作では、分析したい文章を自分でコピーして別の入力欄へ貼り付ける手順は公式に案内されていません。対象のトークルーム内で機能を選択します。利用条件には「利用するトークルーム内」の情報を使用する旨があるため、別の相手とのトークを分析したい場合は、その相手のトークルームを開いて操作するのが公式手順に沿った使い方です。

LINEヘルプセンターは、メッセージ履歴が少ない場合は分析できないと注意しています。ただし、「何件以上必要か」「何日分必要か」という最低数は公表していません。分析できない表示が出た場合、未確認の必要件数を満たそうとして無理にメッセージを送るのではなく、ある程度会話が蓄積してから改めて試すのが無難です。

また、分析結果から直接メッセージが相手へ自動送信されるとは公式に説明されていません。提案を参考に文章を作る場合でも、送信前に内容と宛先を自分で確認してください。既読表示そのものを確認したい場合は、LUFTMEDIAのLINEが既読にならない原因と対処法も参考になります。

分析前に対象のトークルーム名を確認し、別の相手を選んでいないか確かめましょう。

line ムードを分析とは トークルームで「ムードを分析」を実行する手順
LUFTMEDIA編集部作成の解説図
LINEみんなの使い方ガイド
出典:LINEみんなの使い方ガイド(2026年10月28日確認)

分析したことは相手に通知されてバレる?

2026年10月28日時点で確認できるLINE公式ガイド、LINEヘルプセンター、Agent iの利用条件には、「ムードを分析」を実行したとき相手へ通知が届く、または届かないという明示的な説明がありません。相手側のトーク画面に利用履歴や分析結果が表示されるかについても、今回確認した公式案内では確認できません。

公式ページは、利用者がトークルームのメッセージ入力欄下にある機能をタップし、その後に「AIがメッセージを分析した結果が表示されます」と説明しています。しかし、この記載だけから「結果は自分だけに表示される」「相手には一切分からない」と断定することはできません。通知の有無について明記されていない以上、公式情報に限定する本記事では「相手にバレない」とも「通知される」とも言い切りません。

少なくとも、通常の既読表示とムード分析の利用は別の機能です。トークルームを開けば未読メッセージに既読が付く可能性がありますが、それは「ムードを分析した」という専用通知の確認とは異なります。相手が既読のタイミングなどからLINEを開いたことを推測する可能性と、Agent iの利用事実が画面に表示されるかどうかも分けて考える必要があります。

分析結果をコピーして相手へ送ったり、結果を見て作成した文章を送信したりすれば、その送信内容は通常のメッセージとして相手に見えます。これは分析操作そのものの通知ではなく、利用者自身による共有です。結果を第三者へ共有する場合も、トーク内容や個人情報が含まれていないかを確認してください。

通知仕様は今後変わる可能性があります。気になる場合は、実行前にアプリ内の説明、同意画面、最新のLINEヘルプを確認するのが確実です。ブロックなど別の操作における通知との違いは、LUFTMEDIAのLINEでブロック解除したらバレるのかを解説した記事で整理していますが、ブロック解除とムード分析は異なる機能であり、その通知仕様を流用して判断することはできません。

公式に通知の有無が明記されていない以上、「相手には分からない」前提で使わないほうが安心です。

ムード分析ではトークの何件分が使われる?

分析対象について、公式ガイドとヘルプセンターは「直近のトーク内容」「最近のメッセージ」と説明しています。さらに、2026年10月28日時点で表示されるAgent iの利用条件では、各種機能について、利用するトークルーム内で送受信した最大300件のメッセージのテキストなどのコンテンツを取得対象として掲げています。コンテンツ以外では、プロフィール情報、内部識別子、トークルームのタイプ、送受信者を区別する内部識別子、送受信日時、利用開始日時、利用した機能などが例示されています。

ただし、「最大300件」はサービス上で取得対象となり得る上限の説明です。毎回のムード分析で300件すべてが使われる、古い順または新しい順に必ず同じ範囲が処理される、画像やスタンプの意味まで同じ精度で分析される、という詳細は公式案内で確認できません。結果画面に「分析対象は○件」と表示されるかどうかも明記されていません。

また、情報利用に関する同意についてには、LINE AIトークサジェストのスタンプ推薦・メッセージ推薦機能について「最新15件」とする説明も残っています。一方、現在のAgent i利用条件では各種機能について「最大300件」とされています。対象サービスや規定の書き方が異なるため、15件という数字をそのまま「ムードを分析」の対象件数として扱うことはできません。本記事では、ムード分析に関係する現行のAgent i利用条件に記載された「最大300件」を確認可能な範囲として扱います。

利用条件は、生成AIサービスの提供に必要な範囲で、Google LLC、OpenAI OpCo, LLCおよびOpenAI, L.L.C.へ関連情報を共有する場合があると説明しています。所在国はいずれもアメリカと記載されています。どのメッセージが毎回どの事業者へ渡るか、処理後に個々の情報がいつ削除されるかといった詳細は、今回確認したページでは機能単位に示されていません。

トーク履歴が少ない場合は分析できない一方、必要な最低件数は非公表です。このため「直近15件だけ」「必ず300件」と決めつけず、対象トークルーム内の最近の会話が利用され得ると理解して同意を判断してください。

件数を固定して考えず、対象トークルームの最近の会話が処理され得る前提で利用を決めましょう。

トーク履歴はAI学習やサービス改善に使われる?

LINE公式ガイドは、トークルームのAgent iについて「トーク履歴がAIの学習に利用されることはありません」と明記しています。したがって、ムード分析に使われたトーク履歴が生成AIモデルの学習データになる、と説明するのは公式情報と一致しません。

ただし、「AI学習に利用されない」ことと、「サービス提供のために情報が一切取得・利用されない」ことは同じではありません。Agent iの利用条件では、トークルーム内のメッセージなどのコンテンツを、サービスの提供・維持と不正利用防止のために取得・利用すると説明しています。また、コンテンツ以外の情報については、不正利用防止、サービスの開発・改善・統計分析、最適なサービスの提供などの利用目的が示されています。

情報は本サービス終了までの間に取得され、LINEアカウント退会までの間利用されると記載されています。目的達成に必要な範囲で、LINEヤフーの子会社・関連会社や業務委託先と共有する場合があることも利用条件に含まれます。個別の分析結果が端末内だけで完結するとは公式に説明されていません。

また、利用条件は、氏名、住所、メールアドレス、電話番号、SNSのアカウント情報など、自分や第三者の個人に関する情報を機能の入力欄などへ入力する行為を禁止しています。第三者の秘密情報や、許諾を得ていない著作物・商標などを入力する行為も禁止事項です。ムード分析では既存のトークを対象にするため、利用開始前に規約と情報利用の範囲を読み、自分の利用目的に合うか判断する必要があります。

同意したくない場合はAgent iを利用できません。設定をオフにした後の過去データの扱い、個別データの削除手順、相手側の同意が別途必要かどうかについては、今回確認したムード分析の公式案内だけでは詳細を確認できません。疑問が残る場合は、利用条件に掲載されたLINEの問い合わせフォームから確認してください。

「学習されない」だけで判断せず、取得対象・利用目的・共有先まで読んでから同意してください。

使えない・結果がおかしいときはどう確認する?

「ムードを分析」が表示されない、実行できない、結果が会話と合わないと感じる場合は、原因を順番に切り分けます。

メニュー自体が表示されない場合

  1. LINEアプリがバージョン26.6.0以上か確認し、利用可能な最新版へ更新する
  2. PC版LINEではなく、対象となるスマートフォンや公式ヘルプに記載されたサブ端末を使う
  3. 「ホーム」→「設定」→「Agent i」で情報利用に関するポリシーへの同意がオンか確認する
  4. トーク下部の「プラスメニュー」→「トークルームのAgent iを表示」を確認する
  5. 条件を満たしても表示されなければ、段階提供の反映を待つ

Agent iの表示をオフにした場合は30日間非表示になると案内されています。この設定が有効な間は、特定のトークだけでなく、すべてのトークルームでAgent iが使えません。

分析できないと表示される場合

公式ヘルプが明記する条件は、メッセージ履歴が少ない場合です。必要件数は公表されていないため、架空の基準を当てはめず、自然な会話が増えてから再試行してください。また、1日の利用回数を使い切っていないかも確認します。

2026年10月28日時点の公式ヘルプでは、Agent iの1日当たりの利用回数は、無料利用が3回、LYPプレミアム会員が10回、LINE AI サービス使い放題プラン会員が無制限です。無料利用や有料会員の料金そのものは、本記事で確認したムード分析ページには一覧掲載されていないため記載しません。回数はムード分析だけの枠ではなく、返信提案、話題提案、ムード分析、口調変換、誤字修正、豆知識を行った合計です。0時から24時までの間に無料枠を別機能で3回使えば、その日はムード分析も制限されます。

結果が実感と合わない場合

生成AIの出力は正確性や妥当性が保証されず、事実を確定するものでもありません。結果を出し直すために都合のよいメッセージを重ねたり、相手の心理を断定したりせず、参考情報として扱ってください。深刻な人間関係、医療、心理、法律に関する判断を結果へ委ねる用途も、利用条件が想定する代替手段ではありません。

アプリ更新、同意、表示設定、履歴、回数制限を確認しても解決しない場合は、LINEヘルプセンターの問い合わせ窓口を利用します。端末名、OS、LINEのバージョン、表示されたエラー文、発生日時を整理すると状況を伝えやすくなります。ただし、問い合わせ時にも相手の個人情報やトーク本文を必要以上に書き込まないよう注意してください。

「更新・同意・表示設定・履歴・回数」の順に確認すると、原因を切り分けやすくなります。

参照した公式情報

line ムードを分析とは 使えない・結果がおかしいときの確認項目
LUFTMEDIA編集部作成の解説図