Windowsのパスワードを変更する方法|PINとの違いも解説

Windowsのパスワードを変更する方法|PINとの違いも解説



Windowsのサインインパスワードは、利用中のアカウントが「Microsoftアカウント」「ローカルアカウント」「職場または学校アカウント」のどれかによって変更方法と影響範囲が異なります。また、普段入力している数字がWindows Hello PINなら、パスワードを変更してもPIN自体は変わりません。

この記事では、2026年9月30日時点のWindows 11・Windows 10およびMicrosoft公式情報に基づき、現在のパスワードが分かる場合の変更手順、忘れた場合のリセット方法、PINとの違い、変更できない場合の確認項目を順番に解説します。

変更する前にMicrosoft・ローカル・職場アカウントのどれか確認するには?

最初にアカウントの種類を確認します。種類を取り違えると、別のパスワードを変更したり、案内どおりの項目が表示されなかったりします。

  1. 「スタート」を開きます。
  2. 「設定」→「アカウント」→「ユーザーの情報」の順に選択します。
  3. アカウント名付近の表示を確認します。

メールアドレスが表示され、「ローカル アカウントでのサインインに切り替える」というリンクがある場合は、現在Microsoftアカウントを使用しています。「Microsoft アカウントでのサインインに切り替える」と表示される場合はローカルアカウントです。Microsoft公式でも、ローカルアカウントはそのPCに固有で、MicrosoftアカウントはWindows、OneDrive、Outlookなど複数のMicrosoftサービスに使用するものと説明されています。詳しい違いはMicrosoft公式のアカウント切り替え案内で確認できます。

「設定」→「アカウント」→「職場または学校にアクセスする」に組織名があっても、Windowsへのサインインが個人用Microsoftアカウントまたはローカルアカウントである場合があります。接続済みの組織アカウントと、現在サインインしているユーザーを同一と決めつけないでください。会社や学校から発行された「名前@組織ドメイン」のアカウントでWindowsに入っている場合は、管理者がパスワードの条件や変更手段を制御している可能性があります。

次に、普段入力している情報がパスワードかPINかを確認します。「設定」→「アカウント」→「サインイン オプション」を開くと、「PIN(Windows Hello)」と「パスワード」が別項目として表示されます。顔認証や指紋認証もWindows Helloに含まれます。サインイン画面では「サインイン オプション」を選び、鍵の形の項目ならパスワード、PIN用の項目ならPINを入力します。画面名と配置は2026年9月30日時点のもので、端末構成や組織のポリシーによって利用できる項目が異なります。

Microsoftアカウントのメールアドレス自体が分からない場合は、先に「設定」→「アカウント」→「ユーザーの情報」で確認します。メールアドレスとMicrosoftアカウントの関係を整理したい場合は、LUFTMEDIAのMicrosoftメールアドレスの違いと変更方法も参考になります。

変更前に「ユーザーの情報」と「サインイン オプション」の両方を見ると、変更対象の取り違えを防げます。

windows パスワード変更 変更前にアカウントの種類を見分ける
LUFTMEDIA編集部作成の解説図

設定アプリから現在のWindowsパスワードを変更するには?

現在のパスワードを覚えていて、Windowsへサインイン済みなら、設定アプリから変更できます。MicrosoftのWindowsでMicrosoftアカウントのパスワードを変更またはリセットする案内は、2026年9月30日時点でWindows 11とWindows 10を対象にしています。

  1. 「スタート」→「設定」を開きます。キーボードならWindowsキーとIキーを同時に押しても開けます。
  2. 「アカウント」→「サインイン オプション」を選択します。
  3. 「パスワード」を展開し、「変更」を選択します。
  4. 本人確認画面で現在のパスワードを入力し、「次へ」を選択します。
  5. 「新しいパスワード」と確認用の欄へ同じ内容を入力します。ローカルアカウントで表示された場合は、パスワードのヒントも設定します。
  6. 「次へ」→「完了」を選択します。

Windows 11とWindows 10は、いずれも基本的に「設定」→「アカウント」→「サインイン オプション」という順路です。ただし、Windows 10では項目が縦方向に並び、Windows 11ではカード状に折りたたまれているなど、外観が異なる場合があります。「パスワード」の行が見つかったら選択して展開してください。

Microsoftアカウントを使用中の場合、ここで変更するのはPCだけの独立したパスワードではありません。同じMicrosoftアカウントで利用するWebサービスや別端末で、次回サインイン時に新しいパスワードを求められることがあります。Outlook、OneDrive、Microsoft 365などのサインイン情報を保存しているアプリも確認します。一方、ローカルアカウントの変更は、そのPC上の対象ユーザーに対するものです。

新しいパスワードを入力する際は、日本語入力がオフか、Caps Lockが意図せず有効になっていないかを確認します。入力欄の表示ボタンが利用できる場合は、周囲から画面を見られない環境で文字列を確認します。変更直後はWindowsキーとLキーでロックし、新しいパスワードで解除できることを確かめると、再起動後に慌てずに済みます。

完了後はPCを再起動する前に一度ロックし、新しいパスワードで解除できるか確認しましょう。

Microsoft Support
出典:Microsoft Support(2026年9月30日確認)

Ctrl+Alt+Deleteからパスワードを変更するには?

キーボードを使える環境では、Windowsセキュリティ画面から変更する方法もあります。設定アプリの階層をたどりたくない場合や、職場のPCで案内されている場合に利用できます。

  1. Ctrlキー、Altキー、Deleteキーを同時に押します。
  2. Windowsセキュリティ画面で「パスワードの変更」を選択します。
  3. 複数アカウントを使っている場合は、対象のユーザー名またはドメインが正しいか確認します。
  4. 古いパスワードを入力します。
  5. 新しいパスワードを2つの欄へ入力します。
  6. 矢印ボタンまたはEnterキーで確定します。

Ctrl+Alt+Deleteで開く画面に「パスワードの変更」がない場合は、PINだけを設定してパスワードを使わない構成、組織のポリシーによる非表示、リモート接続中などが考えられます。設定アプリの「アカウント」→「サインイン オプション」またはアカウントのWebポータルから変更してください。管理されたPCでは、自分でポリシーやレジストリを変更せず、社内の手順を確認します。

リモートデスクトップでは、手元のPCでCtrl+Alt+Deleteを押すと手元側のWindowsセキュリティ画面が開きます。接続先へ同等の操作を送るには、一般的なWindowsリモートデスクトップセッションでCtrl+Alt+Endを使用します。仮想デスクトップ製品やブラウザー接続では専用メニューが用意される場合があるため、そのサービスの操作に従ってください。

会社のネットワークでオンプレミスのActive Directoryを利用しているPCは、社内ネットワークまたはVPNへ接続した状態での変更を求められることがあります。変更後にロック画面では新しいパスワードが通るのに、VPNやメールでは古い資格情報が残る場合は、いったんサインアウトし、保存済み資格情報の更新が必要か管理者へ確認します。

会社PCで項目が表示されないときは、制限を解除しようとせず管理者指定の変更経路を使ってください。

MicrosoftアカウントのパスワードをWebで変更するには?

Microsoftアカウントのパスワードはブラウザーからも変更できます。別のPCやスマートフォンから操作したい場合、またはWindowsの「パスワード」項目が見つからない場合に便利です。

  1. Microsoftアカウントの「セキュリティ」ページを開きます。
  2. 変更対象のMicrosoftアカウントでサインインします。複数のアカウントを使っている場合は、表示されたメールアドレスを確認します。
  3. 「パスワードの変更」を選択します。
  4. 求められた場合は、登録済みの方法で本人確認を行います。
  5. 現在のパスワード、新しいパスワード、確認用の新しいパスワードを入力して保存します。

変更後、インターネットへ接続されたWindowsで新しい情報が反映されます。PCがオフラインのままの場合や、資格情報が端末側に一時保存されている場合は、反映のタイミングが異なることがあります。サインイン画面右下のネットワークアイコンで接続状態を確かめてから、新しいパスワードを試してください。

この変更はMicrosoftアカウント本体に作用します。そのため、Windowsだけでなく、OneDrive、Outlook.com、Microsoft Store、Xboxなどで再認証を求められる可能性があります。ただし、OneDriveの共有リンクへ設定するパスワードはMicrosoftアカウントのパスワードとは別です。混同しやすい場合はLUFTMEDIAのOneDrive共有リンクのパスワード設定方法で対象範囲を確認できます。

本人確認コードが届かない場合は、連続して再送する前に、表示されている連絡先の末尾、迷惑メールフォルダー、SMSを受け取れる回線状態を確認します。登録済みの電話番号や回復用メールへアクセスできないときは、画面に示される別の確認手段またはアカウント回復手続きへ進みます。サポート担当者が本人に代わってパスワードを開示・変更する仕組みではありません。

Webで変更する前に、右上のアカウント名とメールアドレスが対象本人のものか確かめてください。

ローカルアカウントのパスワードを変更・リセットするには?

ローカルアカウントは、そのWindows端末内に作成されたアカウントです。MicrosoftアカウントのWebページでパスワードを変えても、ローカルアカウントには反映されません。

現在のパスワードが分かる場合

「設定」→「アカウント」→「サインイン オプション」→「パスワード」→「変更」と進み、現在のパスワード、新しいパスワード、確認用パスワードを入力します。表示された場合はパスワードのヒントも設定します。ヒントにはパスワードそのものや、家族なら簡単に推測できる答えを書かないようにします。

現在のパスワードを忘れた場合

  1. サインイン画面で対象のローカルアカウントを選びます。
  2. パスワード欄へ一度入力し、右側の矢印を選択します。
  3. エラー表示の後に「OK」→「パスワードのリセット」を選択します。
  4. アカウント作成時に登録したセキュリティの質問へ回答します。
  5. 新しいパスワードを入力してサインインします。

セキュリティの質問によるリセットは、質問を設定したローカルアカウントで利用する手段です。Microsoftアカウントでは、メールや認証アプリなどを用いたMicrosoft側の本人確認を行います。

事前にリセットディスクを作成していた場合

USBのパスワードリセットディスクがある場合は、サインイン画面で誤ったパスワードを入力した後、「パスワードのリセット」を選び、パスワードのリセットウィザードで対象のUSBを指定します。これはローカルアカウント用で、Microsoftアカウントには使用できません。Microsoftのパスワードリセットディスク作成手順によると、パスワードを変更するたびにディスクを作り直す必要はありません。

別の管理者アカウントから対象ユーザーのパスワードを変更する方法は、暗号化されたファイルや保存済み資格情報へ影響する可能性があります。自分のアカウントを正規の回復手段でリセットできない状況では、データへの影響を確認せずに管理操作を進めないでください。リセットディスクもセキュリティ質問も利用できず、ほかの管理者もいない場合は、Microsoft公式が案内する回復オプションを確認し、最終手段となるPCのリセットはバックアップの有無を確認してから検討します。

ローカルアカウントを使い続けるなら、サインインできるうちにリセット用USBを作成して安全な場所へ保管しましょう。

職場または学校アカウントのパスワードを変更するには?

職場または学校アカウントは、組織がMicrosoft Entra IDやActive Directoryなどで管理します。個人用Microsoftアカウントとは変更ページや規則が異なります。2026年9月30日時点で、現在のパスワードを覚えていてロックアウトされていない場合は、Microsoft公式の職場または学校アカウントの変更案内に従ってマイアカウントポータルを利用できます。

  1. マイアカウントポータルを開き、職場または学校アカウントでサインインします。
  2. 左側の「パスワードの変更」を選択します。
  3. 古いパスワードを入力します。
  4. 組織の条件を満たす新しいパスワードを入力し、確認欄にも入力します。
  5. 「送信」を選択し、求められたら新しいパスワードで再度サインインします。

Windowsへ組織アカウントでサインインしているPCでは、Ctrl+Alt+Delete→「パスワードの変更」が指定される場合もあります。社外にいるときはVPN接続が必要か、Webポータルでの変更が推奨されているかを社内マニュアルで確認してください。

「パスワードの変更」がない、規則を満たしているのに拒否される、または「管理者に問い合わせてください」と表示される場合は、セルフサービス機能が無効、オンプレミス側で管理、変更禁止期間中、過去のパスワードと重複などの可能性があります。具体的な文字数や有効期限は組織ごとに設定されるため、未確認の規則を推測して入力を繰り返さず、表示されたエラーと発生時刻を管理者へ伝えます。

変更後はTeams、Outlook、OneDrive、VPN、リモートデスクトップなどが古い資格情報を保持していることがあります。認証画面が出たアプリには新しいパスワードを入力します。短時間に古いパスワードが自動送信され続けるとアカウントがロックされる場合があるため、スマートフォンのメールアプリや別PCも確認してください。

組織アカウントでは、エラー文を記録してから管理者へ連絡すると規則違反とシステム障害を切り分けやすくなります。

Windows Hello PINを変更・リセットする方法とパスワードとの違いは?

Windows Hello PINは、Microsoftアカウントのパスワードを短くしたものではありません。MicrosoftのPINの変更・リセット案内でも、デバイスへアクセスするPINとMicrosoftアカウントのパスワードは異なると説明されています。PINは設定した端末に関連付けられ、Microsoftアカウントのパスワードは対応するMicrosoftサービスや複数端末で使用されます。

現在のPINが分かる場合

  1. 「設定」→「アカウント」→「サインイン オプション」を開きます。
  2. 「PIN(Windows Hello)」を展開します。
  3. 「PINの変更」を選択します。
  4. 現在のPIN、新しいPIN、確認用の新しいPINを入力して確定します。

「英字と記号を含める」が表示される端末では、必要に応じて有効にできます。利用できる形式や条件は2026年9月30日時点でも端末構成や組織ポリシーによって異なります。

PINを忘れた場合

Windowsへサインイン済みなら、「PIN(Windows Hello)」の「PINを忘れた場合」を選び、Microsoftアカウントなどの本人確認を経て新しいPINを作成します。サインイン前なら、サインイン画面の「PINを忘れた場合」が表示されている場合に選択します。表示されない場合は「サインイン オプション」からパスワードへ切り替え、パスワードでサインインしてから設定を開きます。

「PINの変更」は現在のPINを知っている人向けで、「PINを忘れた場合」は本人確認をやり直して再設定する手続きです。単にPINを新しくしたいだけなら「PINの変更」を使用します。

Microsoftアカウントのパスワードを変更しても、通常は既存のPINが同じ文字列へ自動変更されるわけではありません。逆に、PINだけを変更してもMicrosoftアカウントのパスワードは変わりません。サインイン画面で新しいパスワードが通らないときは、PIN入力欄へパスワードを入れていないか、「サインイン オプション」で選択中の方式を確認してください。

Windows Helloを利用するパスワード管理の例は、LUFTMEDIAの1Passwordの基本設定と使い方でも紹介しています。ただし、アプリのマスターパスワード、Windowsのパスワード、Windows Hello PINはそれぞれ別の認証情報です。

入力が拒否されたら文字列を疑う前に、現在選ばれている方式がPINかパスワードかを確認してください。

windows パスワード変更 サインインに使う4つの認証情報の適用範囲
LUFTMEDIA編集部作成の解説図

パスワードを変更できない・変更後にサインインできないときは?

変更できない場合は、何度も同じ操作を繰り返すより、表示内容とアカウント種別から原因を分けて確認します。

「パスワード」や「変更」が表示されない

「設定」→「アカウント」→「サインイン オプション」の「追加の設定」にある「セキュリティ向上のため、このデバイスではMicrosoftアカウント用にWindows Helloサインインのみを許可する」が有効だと、パスワードを使う選択肢が制限される場合があります。MicrosoftのWindowsのサインインオプション案内を確認し、個人所有PCなら設定内容を判断します。組織PCでは管理者の方針を優先してください。

新しいパスワードが拒否される

新旧の入力欄を取り違えていないか、確認欄と一致しているか、Caps Lockやキーボード配列が変わっていないかを確認します。組織アカウントでは、文字数、履歴、禁止語、変更間隔などの規則が設定されることがあります。画面に条件が表示された場合は、その条件に従います。

変更後も古いパスワードしか通らない

Microsoftアカウントや組織アカウントでは、PCがオフラインだと新しい情報を検証できないことがあります。サインイン画面からWi-Fiまたは有線LANへ接続し、新しいパスワードを入力します。VPN接続前の組織PCで問題が続く場合は、端末に保存された資格情報と組織側のパスワードが同期していない可能性があるため管理者へ連絡します。

パスワードを忘れてサインインできない

Microsoftアカウントなら、サインイン画面の「パスワードを忘れた場合」またはMicrosoftのパスワードリセットページから本人確認します。ローカルアカウントなら、セキュリティの質問または事前作成したリセットディスクを使用します。職場・学校アカウントは、組織がセルフサービスリセットを有効にしている場合のみ自分で進められ、無効なら管理者への連絡が必要です。

変更後に行う確認

  • WindowsキーとLキーでロックし、意図した認証方法で解除できるか確認する
  • Microsoftアカウントなら、OneDriveやOutlookなどで再認証の表示を確認する
  • 職場アカウントなら、VPN、メール、Teams、別端末に古い資格情報が残っていないか確認する
  • 回復用メール、認証アプリなど、利用可能な本人確認方法を確認する
  • 同じパスワードを他サービスで使い回していた場合は、各サービスで別の固有パスワードへ変更する

不審なサインインを理由に変更する場合は、信頼できる端末でマルウェア検査を行い、Microsoftアカウントのセキュリティページでサインイン履歴と本人確認方法も確認します。パスワード変更だけで、追加された転送設定や回復情報まで元に戻るとは限りません。

失敗時は「アカウント種別・選択中の認証方式・ネット接続・エラー文」の4点を順に確認してください。

参照した公式情報

windows パスワード変更 変更後にサインインできないときの確認順序
LUFTMEDIA編集部作成の解説図