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SFTPサーバーとは、SSHの安全な通信路を使って、ファイルの一覧取得・アップロード・ダウンロード・名前変更・削除などを受け付けるサーバーです。レンタルサーバーへWebサイトのファイルを転送するときは、平文のFTPより認証情報や転送内容を保護しやすい選択肢です。
ただし、SFTPはFTPへ暗号化機能を付けた方式ではありません。FTP、FTPS、SFTPは仕組みも接続設定も異なります。この記事では、2026年11月6日日時点のIETF、OpenSSH、FileZilla、レンタルサーバー各社の公式情報を基に、方式の違いから実際の接続、ホスト鍵確認、公開鍵認証、権限エラーの切り分けまで解説します。
目次
SFTPサーバーはSSHの中でどのようにファイルを転送する?
SFTPは一般に「SSH File Transfer Protocol」を指します。SSHで暗号化・完全性保護・サーバー認証を行う通信路を確立し、その上でファイル操作の要求と応答をやり取りします。FTPの制御接続やデータ接続をSSHで包む方式ではなく、FTPとは別のプロトコルです。
IETFのRFC 4251では、SSHをトランスポート層、ユーザー認証、接続プロトコルからなる構成として説明しています。トランスポート層が鍵交換、暗号化、完全性保護、サーバーのホスト認証を担当し、その後にユーザー認証を行います。SFTPクライアントは認証成立後、SSH接続内でSFTPサブシステムを要求します。
通常の流れは、①クライアントがSSHサーバーへTCP接続、②双方がSSHのバージョンを交換、③鍵交換とホスト鍵の検証、④暗号化された通信路の確立、⑤パスワードまたは公開鍵による利用者認証、⑥SFTPサブシステム開始、⑦ファイル操作、です。サーバーの本人確認と利用者の本人確認は別の処理だと理解すると、設定項目を整理しやすくなります。
RFC 4253によるSSHの既定ポートはTCP 22番です。ただし、レンタルサーバー事業者が22番以外を指定する場合があります。例えばXServerビジネスの公式SSH設定は、2026年11月6日日時点で10022番を案内しています。「SFTPだから常に22」と決め打ちせず、契約先の接続情報を確認してください。
SFTPサーバーが動作していても、契約プラン、アカウント種別、接続元IP、SSH機能の有効・無効によって利用できないことがあります。また、SFTPで通信が暗号化されても、誤った公開先へのアップロードや秘密鍵の漏えい、過剰なファイル権限までは防げません。

SFTPは「FTPの暗号化版」ではなく、SSH上で動く別方式として設定を分けて考えましょう。

結論として候補になるのは次のサービスです。条件を先に確認しておくと比較が早くなります。
FTP・FTPS・SFTPはポートと暗号化方式がどう違う?
3方式は名前が似ていますが、接続先で選ぶ「プロトコル」として互換性はありません。入力値が正しくても、サーバーがFTPSを待ち受けているポートへSFTPで接続すれば失敗します。
| 方式 | 仕組み | 代表的なポート | 接続先の確認 |
|---|---|---|---|
| FTP | FTPの制御接続とデータ接続を使用。通常は暗号化されない | 制御接続はTCP 21 | FTPサーバー名、FTPアカウント、パッシブモード範囲 |
| FTPS | FTPをTLSで保護。明示的FTPSと暗黙的FTPSがある | 明示的FTPSは通常21。暗黙的FTPSでは990が使われることがある | TLS方式、証明書、事業者指定ポート |
| SFTP | SSH接続内のファイル転送サブシステム | SSHの既定はTCP 22。ただし独自ポートもある | SSHホスト、SSHポート、SSHユーザー、認証方式、ホスト鍵 |
FTPは通常、21番の制御接続とは別にデータ転送用接続を使います。そのため、パッシブモードやファイアウォールのデータポート範囲が問題になることがあります。SFTPは原則として1本のSSH接続内で操作するため、FTPの「パッシブモード」をSFTP設定へ持ち込む必要はありません。
FTPSはFTP over TLSであり、FTPのコマンドや接続モデルを保ったままTLSを利用します。IETFのRFC 4217は、FTPでTLSを利用する仕組みを規定しています。明示的FTPSではFTP接続後にTLS利用を要求します。一方、SFTPはTLS証明書ではなく、SSHのホスト鍵で接続先を検証します。
FileZillaの「プロトコル」で「FTP – ファイル転送プロトコル」を選び、「暗号化」で「明示的なFTP over TLS」を指定する設定はFTPSです。「SFTP – SSH File Transfer Protocol」を選ぶ設定とは別物です。ブラウザ向けHTTPSの証明書を設定しても、SFTPが有効になるわけではありません。HTTPSやTLSの役割は、LUFTMEDIAのSSLとは?HTTPSの仕組みと証明書をレンタルサーバーで設定する方法で確認できます。
方式を選べるなら、契約先が正式対応し、ホスト鍵を確認できるSFTPを優先候補にします。SFTP非対応でも、公式にFTPSが提供されている場合は、暗号化なしのFTPよりFTPSを検討します。ただし、運用中の自動転送ツールや接続元制限との互換性も確認が必要です。

ポート番号だけで方式を推測せず、管理画面に表示されたプロトコル名と暗号化方式をセットで確認してください。

主要なサービスの条件を並べると、違いが一目で分かります。横にスクロールしてご覧ください。
| ロリポップ | ConoHa WING | エックスサーバー | ABLENET レンタルサーバー | ColorfulBox | |
|---|---|---|---|---|---|
| 運営会社 | GMOペパボ | GMOインターネットグループ | エックスサーバー | ケイアンドケイコーポレーション | カラフルラボ |
| 検証プラン | スタンダード | WINGパック ベーシック | スタンダード | ライト | BOX2 |
| 初期費用(税込) | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 1年契約時の月額料金(税込). | 770円 | 971円 | 1,100円 | 830円 | 583円 |
| 東京からの平均表示速度. | 1097ms | 670ms | 626ms | 660ms | 566ms |
| 1日あたりの転送量上限 | 3.36 | 3.36 | 3.36 | 3.36 | 1.95 |
レンタルサーバーの主要サービスを抜粋。出典:各社公式サイト(2026年11月6日確認)。表は横にスクロールできます。
レンタルサーバー導入時にSFTP対応プランと接続情報をどこで確認する?
レンタルサーバーを導入するときは、申込前に「SFTP対応」という表記だけでなく、対象プラン、利用可能なアカウント、認証方式、ポート、接続元制限を確認します。料金、仕様、画面名は2026年11月6日日時点でも各社・各プランで異なるため、契約直前に公式の料金表とマニュアルを再確認してください。候補の整理にはLUFTMEDIAのレンタルサーバーおすすめ比較も利用できます。
さくらのレンタルサーバで確認する例
さくらインターネット公式「SSHを利用したい」によると、2026年11月6日日時点でSSHはスタンダード、プレミアム、ビジネス、ビジネスプロ、マネージドが対象です。SSHとSFTPは初期アカウントのみ利用でき、ビジネス以上で作成した追加ユーザーでは接続できないと案内されています。ライトプランを含むFileZillaのFTPS設定ページと混同しないことが重要です。
契約後は「仮登録完了のお知らせ」「登録完了のお知らせ」またはサーバーコントロールパネルで初期ドメインと初期アカウントを確認します。SFTPで使うホストは、Webサイトの独自ドメインやFTP専用の追加ユーザーとは限りません。公式SSHマニュアルの値を優先します。
XServerビジネスで確認する例
XServerビジネス公式「SSH設定」では、2026年11月6日日時点の接続情報として、ホスト名に初期ドメインまたは指定のサーバーホスト、ユーザー名にサーバーID、認証方式に公開鍵認証、接続ポートに10022を案内しています。パスワード認証には対応せず、サーバーへ登録できる公開鍵はOpenSSH形式です。
このように、一般論の22番やパスワード認証を入力しても接続できないサービスがあります。管理画面では「SSH設定」「SSHアカウント」「公開鍵登録」「サーバー情報」などを探し、次の値を控えます。
- プロトコルがSFTPまたはSSHであること
- ホスト名。独自ドメインではなく初期ドメインやサーバー名の場合がある
- 事業者指定のポート番号
- SSHユーザー名。FTPユーザー名と異なる場合がある
- パスワード認証か公開鍵認証か
- SFTPを使えるプランとアカウント種別
- 最初に開くホームディレクトリとWeb公開ディレクトリ
- 接続元IP制限やSSH機能を有効化する操作の有無
「SSH対応」と「任意ユーザーでSFTP接続可能」は同義ではありません。複数担当者へ個別アカウントを発行したい場合は、追加SFTPユーザー、接続ディレクトリ制限、鍵の個別登録に対応するかを導入前に問い合わせます。

契約前に「プラン」「利用者」「認証方式」「ポート」の4点を公式マニュアルで照合すると、導入後の想定違いを減らせます。

申し込み手順を試す前に、対応状況と料金の条件を確認しておいてください。
パスワード認証・公開鍵認証・ホスト鍵は何を確認する?
SSH接続では、「ホスト鍵」と「利用者の公開鍵認証」を混同しないことが大切です。ホスト鍵はサーバーが正しい接続先であることをクライアントへ示す鍵です。利用者の公開鍵認証は、接続する人が秘密鍵を持っていることをサーバーへ証明する仕組みです。
RFC 4251のHost Keysは、サーバーのホスト鍵を、クライアントが正しいサーバーと通信しているか確認するために使うと説明しています。初回接続時にFileZillaやOpenSSHが表示するフィンガープリントは、管理画面や事業者の公式案内に掲載された値と、別経路で照合するのが基本です。確認せずに承認すると、接続自体は暗号化されても、偽の接続先との中間者攻撃を見抜けない可能性があります。
一度承認したホスト鍵は、OpenSSHなら通常、利用者のknown_hostsへ記録されます。後日「REMOTE HOST IDENTIFICATION HAS CHANGED」やホスト鍵変更の警告が出たときは、安易に記録を削除しません。サーバー移転、再構築、事業者側の鍵更新でも変わりますが、不正な中継でも同様の警告になり得ます。公式障害・メンテナンス情報と新しいフィンガープリントを確認してから更新します。
パスワード認証では、SSHユーザー名とサーバー用パスワードを入力します。Web管理画面やWordPressのパスワードとは別の場合があります。共有PCではFileZillaのログオンタイプを「パスワードを尋ねる」にし、平文保存を避けます。
公開鍵認証では、クライアント側で秘密鍵と公開鍵のペアを用意し、公開鍵だけをサーバーへ登録します。秘密鍵はPC側から送付・公開しません。Windows 11、macOS、一般的なLinuxでOpenSSHを利用できる環境なら、端末でssh-keygen -t ed25519を実行し、保存先と鍵用パスフレーズを設定できます。ただし、利用可能な鍵形式とアルゴリズムは契約先の公式仕様を優先してください。
OpenSSH公式ssh-keygenマニュアルで鍵の生成・変換・フィンガープリント確認を参照できます。サーバー管理画面へ貼り付けるのは通常、.pubが付く公開鍵の内容です。秘密鍵ファイルはOSの自分だけが読める場所に置き、クラウド共有フォルダー、Web公開ディレクトリ、メール添付では扱いません。担当者が離任したら、その担当者の公開鍵をサーバーから削除します。
事業者が秘密鍵を自動生成してダウンロードさせる方式では、再ダウンロードできないことがあります。取得直後に安全なバックアップとパスフレーズ管理を行い、FileZillaが鍵形式を受け付けない場合は、非公式変換サイトへアップロードせず、公式クライアントの対応形式またはOpenSSHの変換機能を確認します。

初回接続ではパスワード入力より先に、ホスト鍵のフィンガープリントが契約先の値と一致するか確かめましょう。
自分の使い方に合うかどうかは、提供条件を見ながら判断するのが確実です。
FileZillaのサイトマネージャーへ何を入力して接続する?
FileZilla ClientはWindows、macOS、Linuxで利用できます。配布元を確認し、2026年11月6日日時点の最新安定版を公式サイトから取得します。Windows版とmacOS版でメニューの配置や鍵ファイル選択画面が多少異なっても、接続に必要な値は同じです。
- FileZillaを起動し、「ファイル」→「サイトマネージャー」を開きます。
- 「新しいサイト」を選び、契約先とサイトを識別できる名前を付けます。
- 「一般」タブの「プロトコル」で「SFTP – SSH File Transfer Protocol」を選びます。
- 「ホスト」へ公式マニュアルのSSHホスト名を入力します。
https://やディレクトリパスは付けません。 - 「ポート」へ事業者指定値を入力します。指定がなければSSHの既定値22を確認します。
- パスワード方式なら「ログオンタイプ」を「パスワードを尋ねる」または事業者が指定する方式にし、「ユーザー」へSSHユーザー名を入力します。
- 公開鍵方式なら、FileZillaのバージョンで表示される鍵ファイル対応のログオンタイプを選び、「ユーザー」と秘密鍵ファイルを指定します。鍵自体のパスフレーズは接続時に入力します。
- 「接続」を押し、初回表示されたホスト鍵のアルゴリズムとフィンガープリントを公式情報と照合してから承認します。
- 右側の「リモートサイト」にサーバー側ディレクトリが表示されることを確認します。
左側はPC、右側はサーバーです。接続直後にドラッグ&ドロップするのではなく、Web公開ディレクトリを確認します。公開先はpublic_html、www、ドメイン名のディレクトリなど事業者により異なります。ホームディレクトリ直下へ置いたファイルがWeb公開されるとは限りません。
最初は削除や上書きの影響が小さいテスト用ファイルをアップロードし、ブラウザで想定URLから開けるか確認します。既存サイトを更新する場合は、同名ファイルを上書きする前にPCへダウンロードし、データベースを含むバックアップを別途確保します。WordPressではファイルだけでなくデータベースも必要です。具体的な保存範囲はLUFTMEDIAのWordPressをバックアップする方法を参照してください。
タイムアウトが頻発するときは、「設定」内のタイムアウト値をむやみに長くする前に、ポート、VPN、社内ファイアウォール、接続元IP制限を確認します。転送が途中で切れた場合は、転送キューの「失敗した転送」を開き、同じファイルを重複して送る前にサーバー側のサイズと更新日時を照合します。

最初の転送は公開先を確認できる小さなテストファイルで行い、左右のペインを取り違えないようにしましょう。
選び方をもう少し詳しく知りたい場合は、比較記事も参考にしてください。
Windows・macOS・Linuxのsftpコマンドで接続を検証するには?
GUIで接続できないときは、OpenSSHのsftpコマンドを使うと、FileZilla固有の設定か、ネットワーク・認証側の問題かを切り分けられます。Windowsでは「ターミナル」または「PowerShell」、macOSでは「ターミナル」、Linuxでは利用中の端末を開きます。Windowsでコマンドが見つからない場合は、「設定」→「システム」→「オプション機能」周辺でOpenSSH Clientの導入状態を確認します。画面名は2026年11月6日日時点のWindows構成や管理ポリシーで異なる場合があります。
22番へパスワード認証する基本形は次のとおりです。
sftp user@example.sakura.ne.jpポートが10022などの場合、sftpでは大文字の-Pを使います。
sftp -P 10022 server-id@example-host秘密鍵を明示する場合は-iを加えます。
sftp -i C:\Users\name\.ssh\hosting_key -P 10022 user@example-hostmacOSやLinuxなら秘密鍵の例は~/.ssh/hosting_keyです。Windowsのパスに空白がある場合はパス全体を引用符で囲みます。秘密鍵の権限が広すぎるとOpenSSHが利用を拒否することがあるため、macOS・Linuxでは所有者だけが読める状態を確認します。
初回接続では、ホスト鍵のフィンガープリントと「接続を継続するか」という確認が表示されます。公式値との照合後に承認します。接続後は、pwdでサーバー側の現在地、lpwdでPC側の現在地、lsでサーバー側一覧、llsでPC側一覧を確認できます。getはダウンロード、putはアップロード、exitは終了です。
診断を詳しくする場合は、まずSSH自体をssh -v -p 10022 user@example-hostのように詳細表示で試します。ホスト名解決前で止まる、TCP接続で止まる、鍵交換後に認証で拒否される、といった段階を区別できます。ログにはユーザー名、ホスト名、ローカルパスなどが含まれ得るため、そのまま公開掲示板へ貼らないでください。
コマンドでは成功しFileZillaだけ失敗するなら、FileZillaのプロトコル、ポート、ユーザー、秘密鍵指定を見直します。両方で同じタイムアウトなら、サーバー機能、ネットワーク、接続元制限を優先して調べます。

GUIとコマンドの両方で試すと、クライアント設定の問題かサーバー到達前の問題かを分けられます。
設定を見直しても改善しない場合は、サービス自体の見直しも選択肢になります。
アップロード後の所有者・権限・公開ディレクトリをどう確認する?
SFTPでログインできても、ファイルを置く場所や権限が不適切なら、Web表示や更新に失敗します。最初に、契約先の公式マニュアルでWeb公開ディレクトリを確認します。WordPressがサブディレクトリへ設置されている場合、独自ドメインの公開先と実際のWordPress設置先が一致するとは限りません。
「Permission denied」でアップロードできない場合は、対象ディレクトリに書き込み権限がない、SFTPユーザーと所有者が異なる、容量上限やファイル数上限へ達した、読み取り専用領域へ入っている、事業者が操作を制限している、といった原因があります。接続できているため、パスワードを何度も変更するより、リモートパスと権限を確認します。
一般的なUnix系権限は、所有者・グループ・その他に対する読み取り、書き込み、実行で構成されます。ディレクトリの実行権限は、その中へ移動・参照するためにも関係します。数値だけを暗記して一括変更するのは避け、レンタルサーバーが案内する推奨値を使用してください。すべてを777へ変更する対応は、書き込み範囲を不必要に広げ、共用サーバーの制限で逆に動作しないこともあります。
FileZillaではリモート側の対象を右クリックし、「ファイルのパーミッション」から現在値を確認できる構成があります。ただし、サーバー側が変更を許可していない場合や、所有者が異なる場合は変更に失敗します。再帰的変更を選ぶと配下すべてへ影響するため、WordPress全体へ適用する前に公式の推奨値と対象範囲を確認します。
アップロードは成功するのに403になる場合は、ファイル権限だけでなく、ディレクトリ権限、.htaccess、WAF、Basic認証、IP制限、Webサーバー設定も候補です。404なら、公開ディレクトリ違い、ファイル名の大文字・小文字、URL、WordPressのパーマリンクを確認します。Windowsは通常ファイル名の大文字・小文字を区別しにくい一方、レンタルサーバーのLinux環境ではIndex.htmlとindex.htmlが別ファイルになることがあります。
WordPress管理画面へ入れずSFTPでプラグインを停止する場合は、対象フォルダーを削除せず別名へ変更し、元の名前を記録します。復旧の分岐はLUFTMEDIAのWordPressにログインできない時の対処でも確認できます。設定ファイルを編集するときは、文字コード、改行、不可視文字にも注意し、編集前のコピーを残します。

権限エラーは777で押し切らず、公開先、所有者、容量、事業者の推奨権限の順に確認しましょう。
費用は月額だけでなく初期費用と契約期間を含めた総額で比べてください。
SFTP接続失敗を名前解決・通信・認証・権限の順に切り分けるには?
接続失敗は、発生した段階から調べると短時間で原因を絞れます。まずFileZillaの上部ログまたはOpenSSHの詳細ログを保存し、表示時刻と操作を記録します。
- ホスト名を解決できない:「Could not resolve host」「ホストが見つかりません」なら、ホスト名の誤記、全角文字、
https://の付加、DNS、VPNを確認します。管理画面からホスト名を再取得し、独自ドメインではなく初期ドメイン指定ではないか確認します。 - 接続拒否またはタイムアウト:プロトコルとポートの不一致、SSH機能の無効化、プラン非対応、接続元IP制限、社内ネットワークやセキュリティ製品による遮断が候補です。別回線で成功するなら端末よりネットワーク側を調べます。許可なく会社の制限を回避せず管理者へ確認します。
- ホスト鍵警告:初回なら公式フィンガープリントと照合します。既知のホストで鍵が変わった場合は、サーバー移転や鍵更新を契約先へ確認します。確認前にknown_hostsの該当行を削除しないでください。
- 認証失敗:SSHユーザー名とFTPユーザー名の取り違え、パスワード違い、公開鍵未登録、異なる秘密鍵、鍵形式非対応、鍵用パスフレーズ違いを確認します。「Too many authentication failures」なら、SSHエージェント内の複数鍵ではなく対象鍵を明示します。
- 接続後の操作失敗:リモートディレクトリ、所有者、書き込み権限、容量、ファイル数、ファイル名、同時接続数を確認します。ここではポートやホスト鍵を変更しても改善しません。
- 転送後にWeb表示だけ失敗:公開ディレクトリ、URL、キャッシュ、権限、WAF、
.htaccess、WordPress設定を確認します。SFTP接続自体は成立しています。
サーバー会社へ問い合わせる場合は、契約IDそのものやパスワード、秘密鍵を送らず、利用プラン、ホスト名の一部、接続日時、接続元環境、プロトコル、ポート、エラーメッセージ、試した切り分けを伝えます。障害情報とメンテナンス情報も確認してください。
接続できた後は、不要な保存パスワードと離任者の公開鍵を整理し、鍵やアカウントを担当者ごとに分けます。秘密鍵が流出した疑いがあれば、パスフレーズ変更だけで済ませず、該当公開鍵をサーバーから失効させ、新しい鍵ペアへ交換します。SFTPは通信路を保護する手段であり、バックアップ、最小権限、端末管理、更新履歴の記録と組み合わせて運用します。
参照した公式情報
- IETF RFC 4251:The Secure Shell (SSH) Protocol Architecture
- IETF RFC 4253:The Secure Shell (SSH) Transport Layer Protocol
- IETF RFC 4217:Securing FTP with TLS
- OpenSSH ssh-keygen manual
- さくらインターネット:SSHを利用したい
- XServerビジネス:SSH設定
- ConoHa VPS:SFTPを使ってファイルをアップロードする(FileZilla編)

エラー文を「到達前・ホスト確認・認証・接続後」に分類してから、該当する設定だけを変更してください。

最後に、ここまでの条件を満たすサービスをもう一度確認しておきましょう。


