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LINE通話で「こちらの声が相手に届かない」ときは、マイクの故障と決めつけず、①LINE通話画面のミュート、②OSのマイク権限、③実際に選ばれている入力デバイス、④Bluetooth機器、⑤通信状態の順に切り分けます。2026年11月5日時点のLINE、Apple、Google、Microsoftの公式案内に基づき、iPhone・Android・PCで確認する画面と、結果に応じた次の操作を整理します。
この記事が扱うのは「通話は始まるが声が届かない」「マイクを許可したのに改善しない」という送話側の問題です。着信画面が出ない場合はLINE電話の通知がこない原因、通話そのものを受けたくない場合はLINE通話の着信拒否設定を参照してください。
目次
LINE通話で声が届かないとき最初の1分で何を確認する?
最初に、相手の声が聞こえない「受話の問題」と、自分の声が届かない「送話の問題」を分けます。マイク設定で直せるのは主に後者です。相手だけに聞こえない場合は相手側のスピーカーや通信状態も関係するため、可能なら別の相手にも短いテスト通話をしてください。
- LINE通話画面を表示し、マイクのアイコンに斜線が付いていないか確認します。
- 有線イヤホンやBluetoothイヤホンを外し、端末本体だけで話します。
- 端末のボイスレコーダーやカメラで自分の声を録音します。
- 録音できるならLINE側の権限・ミュート・入力先を、録音できないならOS設定やマイク穴、接続機器を調べます。
通話画面のマイクをオンにしても声が届かなければ、次はOSがLINEにマイク利用を許可しているか確認します。反対に、録音アプリでも無音なら、LINEだけを再インストールする前に端末側を調べる方が原因を絞れます。
ケースや指でマイク穴を覆っていないか、イヤホンのリモコンにある物理ミュートが有効でないかも確認します。スマートフォンには用途の異なる複数のマイクがあるため、通常録音はできても、持ち方やケースによって通話時の音だけが極端に小さくなることがあります。

まず「LINEだけ無音」か「録音アプリでも無音」かを分けると、不要な設定変更を減らせます。

iPhoneでLINEのマイク許可をオンにするには?
2026年11月5日時点の基本経路は「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」→「LINE」をオンです。Appleも、特定アプリでマイクが機能しない場合はこの画面で対象アプリを有効にするよう案内しています。根拠はAppleサポート「iPhoneのマイクが機能しない場合」で確認できます。
LINEが一覧にない場合は、まだマイク利用を要求していない可能性があります。LINEを開いて音声通話を開始し、マイクの使用を求める表示が出たら「許可」を選びます。表示されない場合は、「設定」→「アプリ」→「LINE」にマイク項目があるかも確認してください。iOSの版によって設定の入口や表示順が異なることがありますが、許可先はLINEです。
通話中は、画面上部にオレンジ色のインジケータが現れるか確認します。Appleによると、オレンジ色の表示はアプリがマイクを使用中であることを示します。表示がなく、LINEのマイクアイコンもオンなら、権限が反映されていない可能性があるため、LINEを完全に終了して開き直し、端末も再起動します。
「設定」→「スクリーンタイム」→「コンテンツとプライバシーの制限」を使用している端末や、学校・会社が管理しているiPhoneでは、利用者がマイク設定を変更できない場合があります。LINEのスイッチが灰色で操作できないときは、制限を設定した保護者または管理者へ確認してください。
許可をオンにしても改善しない場合は、LINEの「ホーム」→歯車の「設定」→「通話」→「通話機能テスト」へ進みます。マイクにバツ印が付くなら、OS権限を再確認して「テストを再試行」します。なお、LINE公式はテスト通話の内容が録音され、通話品質向上のため分析・利用されると案内しています。周囲の会話や個人情報を入れずに実施してください。

iPhoneでは、権限スイッチだけでなく、通話中にオレンジ色のマイク使用表示が出るかも確認しましょう。
AndroidでLINEのマイク権限と端末全体のアクセスを許可するには?
2026年11月5日時点のGoogle標準手順は、「設定」→「アプリ」→「LINE」→「権限」→「マイク」です。「アプリの使用中のみ許可」または端末に表示される許可項目を選び、「許可しない」は避けます。機種によって「アプリ情報」「権限マネージャ」など名称が異なるため、設定内検索で「LINE」または「マイク」と検索する方法も有効です。Googleの詳しい操作はAndroidヘルプ「アプリの権限を変更する」にあります。
アプリ単位の許可が有効でも、端末全体の「マイクへのアクセス」がオフなら利用できません。「設定」→「セキュリティとプライバシー」→「プライバシー」→「プライバシー管理」などから「マイクへのアクセス」をオンにします。Android 12以降を中心とする端末では、クイック設定にもマイクのオン・オフがあり、誤操作で端末全体が無効になっていることがあります。
通話中に画面右上の緑色インジケーターを下へスワイプしてタップすると、マイクを使用しているアプリを確認できます。LINEではなく録音アプリなどが占有しているようなら、そのアプリを終了して再テストします。省電力機能や未使用アプリの一時停止によって権限が解除された場合もあるため、長期間使っていなかったLINEでは権限を再確認してください。
LINE内のテスト経路は「ホーム」→「設定」→「通話」→「通話の詳細設定」→「通話機能テスト」です。Android版ではマイクテストで声を録音し、再生して音量を確認できます。バツ印が出たら「設定」→「アプリ」→「LINE」→「権限」へ戻り、許可後に「テストを再試行」します。
権限が正しいのにAndroid端末だけで問題が続く場合、LINE公式は、表示される端末に限り「通話の詳細設定」で「Full HD voice通話」をオフ、「オーディオモード」を「通常モード」、「OpenSL」をオフにして試すよう案内しています。これらは機種やLINE版によって表示されないことがあるため、見当たらなければ探し続ける必要はありません。

AndroidはLINE個別の権限と、端末全体の「マイクへのアクセス」を別々に確認してください。
Windows・Mac版LINEで使うマイクを選び直すには?
PC版LINEでは、OSに接続された複数の入力機器から、LINEが別のマイクを選んでいることがあります。2026年11月5日時点のLINE公式手順は、メインメニュー下部の「設定」→「通話」→「基本」タブを開き、「マイク」と「スピーカー」の選択内容を確認する操作です。内蔵マイク、USBマイク、Webカメラ、Bluetoothヘッドセットが並ぶ場合は、実際に口元で使う機器を選びます。
Windows 11でLINEの権限と入力を確認する
「スタート」→「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」で、「マイクへのアクセス」と「アプリにマイクへのアクセスを許可する」をオンにします。デスクトップ版LINEでは「デスクトップ アプリにマイクへのアクセスを許可する」もオンにします。デスクトップアプリは個別一覧に表示されない場合があるため、LINEの名前が見当たらなくても、このスイッチを確認します。
続いて「設定」→「システム」→「サウンド」→「入力」で使用するマイクを選択します。マイクのプロパティを開き、「マイク テスト」の「テストの開始」で話し、終了後に録音サンプルを再生します。Microsoftの「マイクの問題を解決する」でも、入力デバイスの選択とテスト、入力音量の調整が案内されています。
MacでLINEの権限と入力を確認する
Appleメニュー→「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」でLINEをオンにし、LINEを終了して開き直します。次に「システム設定」→「サウンド」→「入力」で使うマイクを選び、入力レベルが声に反応するか確認します。権限変更後も無反応なら、USB機器を挿し直すかBluetoothを再接続してから、LINE側でも同じ機器名を選び直します。

PCではOSの既定マイクとLINE内のマイクが別々に選ばれるため、両方の機器名を照合しましょう。

LINE通話画面のミュートを解除しているのに無音なのはなぜ?
通話中のマイクアイコンに斜線があれば、自分の音声は送信されません。タップして斜線を外し、数秒待ってから相手に確認します。画面が消えている場合は端末を顔から離して通話画面を表示します。近接センサーがケースや保護フィルムで覆われると、画面操作がしにくくなることがあります。
画面上のミュートを解除しても、イヤホン本体、ヘッドセットのケーブル、PCキーボードにある物理ミュートが有効なら音声は入りません。機器のマイクボタンやランプを確認し、いったん端末内蔵マイクへ戻して比較します。PCではメーカー製の音声ユーティリティや会議アプリにもミュート機能があるため、同時起動しているアプリを終了してください。
声が完全な無音ではなく、途切れる、語尾が消える、小さな声だけ入らない場合は、PC版LINEの「設定」→「通話」→「基本」にある「ノイズキャンセリング」を確認します。2026年11月5日時点ではLINE公式が「強」「弱」の設定を案内しています。強い設定で声まで抑えられている疑いがある場合は「弱」に変更し、同じ文章を読み上げて比較します。
相手の端末だけで聞こえない場合は、こちらのマイク設定とは限りません。別の相手との通話、LINEの通話機能テスト、OSの録音テストのうち二つ以上で正常なら、相手側のスピーカー出力、ミュート、Bluetooth接続を確認してもらいます。なお、通話音声を保存したい場合の可否や注意点はLINE電話を録音する方法で分けて解説しています。

画面のミュート解除後は、イヤホンやキーボードの物理ミュートも一度確認すると見落としを防げます。
Bluetoothイヤホン接続中の入力先と出力先を戻すには?
Bluetoothでは「相手の声をどこから出すか」という出力と、「自分の声をどのマイクで拾うか」という入力が連動して切り替わることがあります。音が聞こえるだけでは、ヘッドセット側のマイクが正常とは判断できません。最初にBluetoothをオフにして端末本体だけで通話し、改善するか比較します。
iPhoneでは通話画面のオーディオボタンから、iPhone本体、スピーカー、接続中のBluetooth機器などの出力先を選びます。AppleもiPhoneの通話中の操作で、オーディオボタンから再生出力先を変更できると案内しています。LINE通話画面の表示は通常電話と異なる場合がありますが、Bluetoothを切断して本体へ戻す比較テストは可能です。
Androidで外部機器を使ったときだけ問題が出る場合、LINE公式は「設定」→「アプリ」→「LINE」→「権限」→「付近のデバイス」→「許可する」を確認するよう案内しています。改善しなければ、ペアリングの削除と再設定、Bluetoothのオン・オフ、ほかの接続機器の切断、イヤホンの充電を順番に試します。設定名はメーカーとAndroid版で異なります。
Windowsでは「設定」→「システム」→「サウンド」で、出力と入力をそれぞれ確認します。Bluetoothイヤホン名が複数表示される場合も、LINE側の「スピーカー」と「マイク」で同じ通話用機器を選びます。Macも「システム設定」→「サウンド」の「出力」「入力」とLINE内設定を照合します。USBマイクやWebカメラを併用しているなら、不要な機器を一度外すと選択ミスを見つけやすくなります。
LINE公式は、Bluetooth利用がスマートフォン本体の性能に依存し、動作保証の対象ではないと説明しています。本体マイクなら正常で特定イヤホンだけ失敗する場合は、LINEの権限変更を繰り返すより、イヤホンの対応プロファイル、ファームウェア、別端末でのマイク動作を機器メーカーの案内で確認します。

Bluetoothを一度切り、本体マイクで正常になるか試すのが入力先のずれを見抜く最短ルートです。
LINEの通話機能テストとOS録音でどこまで原因を絞れる?
テストは一つだけで結論を出さず、「OSの録音」と「LINE内のテスト」を組み合わせます。結果の読み方は次のとおりです。
| OS録音 | LINEテスト | 疑う場所 | 次の操作 |
|---|---|---|---|
| 正常 | 異常 | LINEの権限・入力選択・アプリ状態 | 権限、LINE内マイク、再起動を確認 |
| 異常 | 異常 | 端末設定・接続機器・マイク本体 | 本体マイクだけで再試行 |
| 正常 | 正常 | 通話中ミュート・通信・相手側 | 別の相手と短い通話を行う |
| 小さい・雑音 | 小さい・雑音 | マイク穴、ケース、距離、機器 | ケースを外し入力音量を調整 |
iPhoneはLINEの「ホーム」→「設定」→「通話」→「通話機能テスト」、Androidは「ホーム」→「設定」→「通話」→「通話の詳細設定」→「通話機能テスト」です。Androidの「マイクテスト」では録音後に再生できます。LINE公式の詳しい経路は「音声・ビデオ通話するには?」で確認できます。
PC版LINEは「設定」→「通話」→「基本」でスピーカーとマイクを確認し、OS側のテストを併用します。Windows 11は「設定」→「システム」→「サウンド」→「入力」→対象マイク→「テストの開始」、Macは「システム設定」→「サウンド」→「入力」で入力レベルを見ます。テスト時は普段の通話と同じ距離、同じイヤホンで話してください。
実通話では、Wi-Fiとモバイル通信を切り替えて同じ症状か確認します。録音とLINEテストが正常でも、会話が断続的に欠けるならマイク権限より通信の疑いが強まります。LINE公式も、異なるネットワーク回線で通話できるか試すよう案内しています。テストごとに複数の設定を同時変更せず、一項目ずつ戻して結果を記録すると原因を特定しやすくなります。

OS録音とLINEテストの結果を組み合わせれば、端末側・LINE側・相手側のどこを調べるべきか判断できます。


権限もテストも正常なのに声が届かない場合はどう直す?
ここまで正常なら、次の順序で状態を初期化します。LINEを最新版へ更新し、ほかの通話・録音アプリを終了して、LINEと端末を再起動します。その後、BluetoothやUSB機器を接続しない状態で一対一の音声通話を試し、最後に外部機器を一つずつ戻します。OS更新は利用中アプリや管理方針への影響を確認してから行ってください。
声が途切れる場合は安定したWi-Fiへ移動するか、Wi-Fiを切ってモバイル回線へ切り替えます。通話開始自体が失敗する場合は、LINEの「ホーム」→「設定」→「通話」→「通話の着信許可」も確認します。ただし、この設定は着信可否に関する項目であり、通話中のマイク許可とは別です。
特定の相手にだけ届かないなら相手側の出力・通信、特定のイヤホンだけならその機器、LINEだけで無音ならLINE権限または入力選択、すべての録音で無音なら端末またはマイク本体、という切り分けになります。マイク穴の清掃では液体や鋭い物を使わず、端末メーカーの手入れ方法に従ってください。
再インストールは最後の手段です。実行前に、電話番号・ログイン方法・パスワードを確認し、必要なトーク履歴をLINEの正式な方法でバックアップします。再インストールしてもOSのマイク全体設定や故障は直らないため、録音アプリでも無音なら先にApple、端末メーカー、PCメーカーへ相談します。会社や学校の管理端末で設定が変更できない場合は管理者への確認が必要です。
なお、本記事はマイク入力の復旧に範囲を限定しています。着信通知、基本通話との統合、録音可否、着信拒否は前掲の関連記事へ役割を分けています。この分け方なら、似たLINE通話の記事を行き来して同じ設定を繰り返すことなく、現在の症状に必要な画面だけを確認できます。
参照した公式情報
- LINEヘルプセンター「音声・ビデオ通話するには?」
- LINEヘルプセンター「音声通話やビデオ通話の問題」
- Appleサポート「iPhoneのマイクが機能しない場合」
- Appleサポート「Macのマイクへのアクセスを制御する」
- Androidヘルプ「Androidスマートフォンでアプリの権限を変更する」
- Microsoftサポート「マイクの問題を解決する」

再インストール前に、本体マイク・別回線・別の相手の三条件で再確認すると、原因の取り違えを防げます。


