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Zoomで画面共有する基本操作は、ミーティング中の「共有」を選び、相手に見せる画面全体または特定のウィンドウを指定する流れです。ただし、Windows・macOS・iPhone・Androidでは操作と権限が異なり、参加者にはホスト側の許可も必要です。
本記事では、2026年10月29日時点のZoom公式情報を根拠に、PCとスマホの手順、コンピューター音声の送り方、共有できない場合の切り分けまで解説します。Zoomの会議時間やプランも確認したい場合は、LUFTMEDIAのZoom無料版の時間制限と有料版の違いも参照してください。
目次
Zoomの画面共有を始める前に何を準備する?
共有予定の資料を開き、メール、社内チャット、顧客情報、パスワード管理画面など、見せないウィンドウを閉じます。画面全体を共有すると、アプリを切り替えた後の内容や通知も参加者に見えるためです。会議ID、パスコード、招待リンク、参加者IDが表示される「ミーティング情報」も不用意に開かないようにします。
Windows・macOSではZoom Workplaceデスクトップアプリ、iPhone・AndroidではZoom Workplaceモバイルアプリを更新します。2026年10月29日時点のZoom公式の画面共有手順は、各アプリがZoomのグローバル必要最低バージョン以降であることを要件としています。具体的な最低バージョンは更新されるため、固定した番号を覚えるのではなく、公式の要件ページと端末の更新画面で確認するのが確実です。
デスクトップアプリではプロフィールメニューから「更新をチェック」を開き、利用できる更新があれば適用します。会社や学校から貸与された端末で項目が表示されない、または更新に管理者パスワードを求められる場合は、自分で制限を回避せずIT管理者へ依頼します。企業管理端末ではZoomの更新、画面キャプチャー、外部アプリへの音声送信が組織ポリシーで制御されていることがあります。
本番前には少人数のテストミーティングを作り、共有対象、文字の大きさ、音声、共有停止まで確認します。発表者が別にいる場合は、誰が共有するか、ホストが参加者へ権限を渡すかも決めておきます。なお、Zoomは利用者が共有を開始しない限り、ホストがその端末の画面を監視する仕組みではありません。
通知対策としてWindowsの「応答不可」、macOSの「集中モード」、iPhoneやAndroidの「おやすみモード」なども利用します。資料だけを説明する会議では、画面全体より特定ウィンドウを選ぶほうが、別アプリやデスクトップを映す事故を減らせます。

共有前に「見せる資料を開く・通知を止める・不要な画面を閉じる」の3点を済ませておくと、選択時に慌てません。
Windowsで画面全体または特定ウィンドウを共有するには?
Windows版Zoom Workplaceでは、次の順番で操作します。
- Zoomミーティングを開始するか、招待されたミーティングへ参加します。
- 会議画面下部のミーティングコントロールで「共有」をクリックします。
- 画面共有モーダル上部の「画面」タブを開きます。
- デスクトップ全体を見せるなら対象の画面、PowerPointやブラウザなど一つのアプリだけなら対象ウィンドウを選びます。
- 音も流す場合は「サウンドを共有」を有効にします。
- 選択内容を確認して「共有」をクリックします。
複数ディスプレイを接続している場合は、それぞれの画面が候補に表示されます。「画面1」「画面2」のどちらに資料を置いたか確認して選択してください。画面全体を選ぶと、そのディスプレイ内で開いた別のアプリや通知も共有対象になります。複数アプリを切り替えて操作を実演する場合には便利ですが、一つの資料だけを見せるならウィンドウ共有が適しています。
特定ウィンドウを共有すると、基本的には選択したアプリの内容へ範囲を限定できます。WindowsではCtrlキーを押しながら候補を選ぶと、対応する複数のアプリケーションを選択できます。ただし、ダイアログ、別ウィンドウ、管理者権限で開いた画面などが期待どおり映るかは事前にテストしてください。
共有を開始するとミーティングコントロールはフローティングツールバーへ移り、「共有を停止」「新しい共有」「共有の一時停止」などを操作できます。「共有の一時停止」は参加者側の表示をその時点で止めたい場合、「新しい共有」は別の資料へ切り替える場合に使います。終了するときは赤い「共有を停止」を選び、会議画面へ戻ったことを確認します。
ローカルの動画ファイルを流すなら、単純なデスクトップ共有だけでなく「共有」→「詳細設定」→「ビデオファイル」も候補です。複数アプリの操作説明なら画面全体、資料の説明なら特定ウィンドウ、動画ファイルなら専用項目というように、用途で共有元を選び分けます。

Windowsで資料だけを見せる会議は、デスクトップ全体ではなくPowerPointやブラウザのウィンドウを直接選ぶと安全です。


macOSで画面共有し、画面収録権限を許可するには?
macOS版の基本操作も、「共有」→「画面」→共有対象→「共有」です。画面全体または特定のアプリケーションウィンドウを選択し、複数の対応アプリを選ぶときはShiftキーを押しながら候補を選びます。終了時はフローティングツールバーの「共有を停止」をクリックします。
Macで特徴的なのはOS側のプライバシー権限です。画面が黒い、共有候補が出ない、Zoomから設定を開くよう求められる場合は、Zoom公式のmacOS権限案内に沿って確認します。
- 画面左上のAppleメニューを開きます。
- 「システム設定」を選びます。
- 「プライバシーとセキュリティ」を開きます。
- 「画面とシステムオーディオのレコーディング」など、使用中のmacOSに表示される画面共有関連項目を開きます。
- ZoomまたはZoom Workplaceに相当する項目をオンにします。
- 再起動を求められたらZoomを終了し、起動し直してミーティングへ入り直します。
2026年10月29日時点の公式案内では、画面共有には「画面とシステムオーディオのレコーディング」へのアクセスが関係します。macOSの世代によって項目名や分類が異なることがあるため、似た名前の項目を無差別に許可せず、Zoomに必要な権限だけを有効にします。ブラウザ版Zoomを使う場合は、Zoomアプリではなく使用中のブラウザにもOS側の画面収録権限が必要になる場合があります。
スイッチが変更できない、鍵の解除や管理者資格情報を求められる場合は、端末管理の制限が考えられます。会社のMacではMDMなどにより権限が固定されていることがあるため、端末名、macOSのバージョン、Zoomのバージョン、表示されたエラーを添えて管理者へ相談します。
プレゼンター表示を使う場合は、発表者ノートまで共有範囲に含めていないか確認してください。PowerPointやGoogleスライドでノートを扱う方法は、LUFTMEDIAのスピーカーノートの活用ガイドでも解説しています。

Macで共有できないときはZoom内の設定だけでなく、macOSの「プライバシーとセキュリティ」を確認し、変更後にアプリを再起動します。
Zoomでコンピューター音声や動画の音を共有するには?
マイクから拾う声と、PCで再生している動画・音楽の音は別です。参加者へ動画の音を明瞭に届けるには、画面共有時に「サウンドを共有」を有効にします。
- ミーティングコントロールの「共有」をクリックします。
- 共有するデスクトップまたはアプリケーションを選びます。
- 共有選択画面の「サウンドを共有」をオンにします。
- 必要なら横の下向き矢印から「モノラル」または「ステレオ(Hi-Fi)」を選びます。
- 「共有」をクリックし、参加者に短い音声テストを依頼します。
Zoom公式のコンピューターオーディオ共有手順によると、共有開始後でも共有ツールバーの「詳細」から「サウンドを共有」を有効にできます。映像を先に共有して音が届いていないと分かった場合も、共有を終了せず切り替えられます。
画面を見せず、PCの音だけを届ける場合は「共有」→「詳細設定」→「コンピュータオーディオ」→「共有」と進みます。BGMや音声教材を流しながら別の資料を口頭で案内する場面に使えます。音量は再生しているアプリまたは端末側で調整します。参加者の聞こえ方を自分のスピーカー音量だけで判断せず、別の参加者に確認してもらうと調整しやすくなります。
動画を全画面で再生する場合は「ビデオ共有に最適化」を利用できますが、通常の文書や小さい文字を共有するときはオフにします。Zoom公式も、動画以外で有効にすると共有画面がぼやける可能性を案内しています。
電話とPCの両方から同じ会議へ入り、双方で音声を出すとハウリングが起きます。PCでコンピューター音声を共有するなら、もう一方の端末のスピーカーとマイクをミュートするか、音声接続を一台に絞ります。また、著作権保護やアプリ側の制限により音声を取得できないコンテンツもあります。Zoomの故障と決めつける前に、保護されていない短いテスト音源でも確認してください。

音付き資料は本番前に10秒ほど再生し、参加者側で音量・遅延・ハウリングの3点を確認してもらいましょう。
iPhone・iPadで画面ブロードキャストを開始するには?
iPhoneまたはiPadでは、画面全体をZoomへブロードキャストします。ホーム画面へ戻って別アプリを開いた後も、その端末に表示した内容が共有されるため、通知と個人情報への注意が特に必要です。
- Zoomモバイルアプリからミーティングを開始するか参加します。
- ミーティングコントロールの「共有」をタップします。
- 共有するコンテンツから「画面」を選びます。
- 表示された画面ブロードキャストで、端末音声を含めるか確認します。
- 「ブロードキャストを開始」をタップします。
- カウントダウン後、ホーム画面へ移動して共有するアプリを開きます。
2026年10月29日時点のZoom公式iOS画面共有手順では、「Start Broadcast」をタップすると3秒のカウントダウン後に共有が始まります。端末音声はブロードキャスト画面のマイク設定、または共有開始後にZoomアプリへ戻って「デバイスオーディオを共有」に相当する項目から操作します。相手に届く音声には短い遅延が生じる場合があります。
終了する方法は、Zoomアプリへ戻って「共有の停止」をタップするか、画面上部の赤い共有表示から停止操作を選ぶ流れです。機種やiOSの表示構成により赤い表示の形は異なります。停止後はZoom会議画面へ戻ったことを確認してから、メールや写真など別のアプリを開きます。
「画面」が候補にない場合は、ホストの共有許可、Zoomアプリの更新、組織管理の設定を確認します。iOSの画面全体共有中は、端末上の通知、アプリ切り替え画面、入力内容も共有範囲になり得ます。「集中モード」を有効にし、会議ID、連絡先、個人の写真が現れるアプリは閉じておきます。

iPhoneでは共有開始後に開いた画面がそのまま見えるため、ブロードキャスト前に通知を止め、共有するアプリを先に用意します。
Androidで端末画面とデバイス音声を共有するには?
AndroidではZoomモバイルアプリの「共有」から「画面」を選び、OSが表示する画面キャプチャーの確認に同意して開始します。2026年10月29日時点のZoom公式要件ではAndroid 10.0以降が案内されています。
- Zoomモバイルアプリでミーティングへ参加します。
- ミーティングコントロールの「共有」をタップします。
- 共有対象から「画面」を選びます。
- Android側の確認画面で、共有対象や開始ボタンの内容を確認します。
- 「今すぐ開始」など端末に表示される開始操作を選びます。
- 共有したいアプリへ移動します。
- 終了時はZoomへ戻り、「共有の停止」をタップします。
端末音声を含める場合は、画面共有を開始した後に「オーディオの共有」をタップします。もう一度タップすれば音声だけを止められ、「共有の停止」なら画面共有全体が終了します。ただし、セキュリティやプライバシー保護のため、アプリ側が音声取得を禁止している場合があります。動画アプリだけ無音になるなら、Zoom設定より先にコンテンツ側の制限を疑います。
Androidは機種メーカーやOSバージョンにより、「画面全体」か「一つのアプリ」かを選べる場合や、確認画面の名称が異なる場合があります。一つのアプリだけを選べる端末では、個人情報の露出を抑えるため対象アプリ限定を優先します。ただし、アプリを切り替えたときの挙動は本番前に確認してください。
開始しても黒い画面になる場合は、共有対象アプリの画面キャプチャー禁止、企業のデバイス管理、Zoomの旧バージョン、バッテリー節約によるバックグラウンド制限を順番に確認します。会社支給端末でOSの確認画面自体が表示されない場合は、管理者ポリシーによる禁止の可能性があります。

Androidで特定アプリだけ黒くなる場合は、Zoomを再設定する前に、そのアプリが画面キャプチャーを許可しているか確認してください。

参加者が共有できないときホストはどの権限を変更する?
参加者の「共有」ボタンが使えない場合、最初にホスト側の許可を確認します。Zoomベーシックアカウントでは画面共有がデフォルトで「ホストのみ」になる場合があり、参加者側でアプリを再起動しても解決しません。
Windows・macOSのホストは、次の順番で現在のミーティングに対する権限を変更します。
- ミーティングコントロールの「共有」横にある上向き矢印をクリックします。
- 「共有用のホストツール」を開きます。
- 「誰が共有できますか?」で「参加者全員」を選びます。
- 必要に応じて「他のユーザーの共有中に共有を開始できるユーザー」も設定します。
Zoom公式の参加者向け共有権限によると、ミーティング中の変更は現在のセッションだけに反映されます。次回以降も同じ設定にする場合は、ホストがZoomウェブポータルの「設定」にある「画面共有」を変更します。組織の管理者が上位設定で固定している項目はグレーアウトし、ホスト個人では変更できません。
スマホから主催している場合は、「その他」→「ホストツール」→「参加者」→「画面共有」のトグルを確認します。ウェビナーでは通常のミーティングと役割が異なり、画面共有できるのはホスト、共同ホスト、パネリストです。視聴者が共有する必要があるなら、運営側で役割とイベント形式を確認します。
複数人が同時に共有する場合は、「共有用のホストツール」→「同時に共有できる参加者は何名ですか?」で「複数の参加者が同時に共有可能」を選びます。参加者は共有タブを切り替えて閲覧でき、デュアルモニターモードでは二つの共有を表示できる場合があります。一方、この設定を有効にするとほかの共有設定が利用できなくなり、ウェビナーではサウンド共有、ミーティングとウェビナーではビデオ共有の最適化が無効になるという制限があります。
スマホ参加者は、ほかの人が共有中だと新たに共有できない条件があります。単に「複数共有をオンにしたから全端末で同じ動作になる」と考えず、発表者がPCかスマホかも確認します。

参加者側でボタンが反応しないときは、再インストールより先にホストの「誰が共有できますか?」を確認すると切り分けが早くなります。
画面共有できない・音が出ないときは何から切り分ける?
原因を一度に探すのではなく、「権限」「OS」「アプリ」「共有対象」「音声」「同時共有」の順に確認します。
1. 共有ボタンが押せない
参加者ならホストへ共有許可を依頼します。ホストでも設定がグレーアウトしている場合は、組織管理者がウェブポータルのアカウントまたはグループ設定で無効化している可能性があります。ウェビナーの視聴者なら、パネリスト等の共有可能な役割かも確認します。
2. Macで黒画面または候補が出ない
「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」→画面共有関連の権限でZoomを許可し、アプリを再起動します。ブラウザ版なら使用中のブラウザも確認します。変更できなければ企業管理端末の制限を疑います。
3. アプリやウィンドウが一覧にない
共有したいアプリを先に開き、最小化を解除してから「共有」を開き直します。それでも出ない場合はZoomと対象アプリを再起動します。管理者権限で動くアプリ、保護されたコンテンツ、別の仮想デスクトップにあるウィンドウは挙動が異なる場合があります。
4. 画面は見えるが音が届かない
共有選択画面の「サウンドを共有」、または共有中の「詳細」→「サウンドを共有」を確認します。画面を映さず音だけなら「詳細設定」→「コンピュータオーディオ」です。別の一般的な音源で届くなら、元のアプリが音声取得を制限している可能性があります。
5. 共有がぼやける・動きが悪い
文書共有で「ビデオ共有に最適化」をオンにしていないか確認します。動画以外ではオフにし、不要なアプリを終了します。通信が不安定なら、有線LANや安定したWi-Fiへ切り替え、共有範囲を必要なウィンドウへ絞ります。
6. 別の人が共有中と表示される
一人だけ共有可能な設定では、現在の発表者が「共有を停止」してから次の人が始めます。同時共有が必要ならホストが「複数の参加者が同時に共有可能」へ変更します。ただし、音声や動画最適化との制限を先に確認してください。
7. 更新後も解決しない
OS、Zoom Workplaceのバージョン、端末が個人所有か管理端末か、PCかスマホか、表示された文言、共有対象、音声の有無を記録します。別のテストミーティングでも同じか確認すれば、会議固有の権限と端末側の問題を分けられます。背景機能などZoom全体の更新確認については、LUFTMEDIAのZoomの背景設定方法も参考になります。
共有時に守りたい情報管理
画面全体を共有する前に、通知、メール、顧客台帳、個人の写真、会議ID、パスコード、招待リンクを閉じます。共有中に別資料を探す必要がある場合は、一度「共有の一時停止」または「共有を停止」を選びます。リモートコントロールを依頼された場合も、画面共有とは別の権限であることを理解し、操作が必要な相手にだけ明示的に付与します。
参照した公式情報
- Zoomで画面またはデスクトップを共有する
- Zoomでバックグラウンドミュージックやコンピュータオーディオを共有する
- ZoomにmacOSの権限を付与
- ミーティング参加者の画面共有の許可または禁止
- Sharing your iOS screen from the Zoom mobile app

トラブル時は「誰の端末で、何を選ぶと、どの文言が出るか」を記録すると、ホストや管理者へ状況を正確に伝えられます。



