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LINEでFace IDができないときは、最初に「何をFace IDで解除したいのか」を切り分ける必要があります。LINEには、アプリを開くたびに認証する「パスコードロック」と、パソコンなどのサブ端末へ入るための「生体情報でのログイン」があり、設定場所も役割も異なります。
本記事では、2026年11月6日日時点のLINEヘルプセンターとAppleサポートを基に、iPhoneで確認する画面名と復旧手順を説明します。なお、ここで扱うFace IDは顔認証機能です。友だち追加に使うLINE IDの検索とは別の機能なので、ID検索の問題はLINEでID検索できない原因と対処法、自分のIDの確認は自分のLINE IDを確認する方法を参照してください。
目次
LINEを開くFace IDとログイン用Face IDは何が違う?
LINEで「Face IDが使えない」と感じる場面は、主に次の2種類です。まず、どちらの設定を直したいのか確認しましょう。
| 機能 | 利用場面 | LINE内の設定場所 | 代替手段 |
|---|---|---|---|
| パスコードロックのFace ID解除 | 同じiPhoneでLINEアプリを開くとき | ホーム→設定→プライバシー管理 | LINE専用パスコード |
| 生体情報でのログイン | 一部のサブ端末へログインするとき | ホーム→設定→アカウント→Face ID/Touch ID | QRコード、登録状況に応じたメールアドレスとパスワードなど |
前者は、第三者が開いたLINEアプリのトークなどをすぐに閲覧できないようにするアプリ内ロックです。LINE公式のパスコードロックの案内では、パスコードロックをオンにすると、LINEを開くたびにパスコード入力または生体認証が求められると説明されています。
後者は、メイン端末に登録した顔や指紋を使って、一部のサブ端末へログインする機能です。アプリを開くためのロックではありません。設定したはずなのにLINE起動時のFace IDが出ない場合、「設定→アカウント」だけを見直しても解決しない可能性があります。
また、iPhone本体のロック解除にFace IDを使えていても、LINE側の各機能が自動的にオンになるとは限りません。iPhoneへの顔の登録、iOSによるLINEへの利用許可、LINE内の対象設定という複数の段階を確認します。

最初に「LINEを開く認証」か「別端末へのログイン」かを決めると、見直す画面を間違えにくくなります。

LINEのパスコードロックでFace IDを設定する順路は?
LINEアプリを開くときにFace IDを使いたい場合は、2026年11月6日日時点で、LINEの「パスコードロック」を先に有効にします。操作順は次のとおりです。
- LINEを開き、画面下部の「ホーム」をタップします。
- ホーム画面右上の歯車アイコン「設定」をタップします。
- 「プライバシー管理」を開きます。
- 「パスコードロック」をオンにします。
- LINE用として設定したいパスコードを2回入力します。
- 同じ画面の「Face IDでロックを解除」をオンにします。
- LINEをいったん閉じ、もう一度開いてFace IDが起動するか確認します。
重要なのは、LINEのFace ID解除がパスコードロックに付随する機能である点です。「Face IDでロックを解除」だけを独立して設定する仕組みではありません。パスコードロックがオフなら、LINEを開くときの認証自体が行われません。
「Face IDでロックを解除」をオンにしたのに、後からオフへ戻ってしまう場合、LINE公式は「パスコードの変更」を行う方法、または「パスコードロック」をいったんオフにして再びオンにする方法を案内しています。同じパスコードを設定し直しても構いません。
再設定するときは、「ホーム→設定→プライバシー管理→パスコードの変更」から新しいパスコードを2回入力します。改善しなければ、パスコードロックをオフにし、改めてオンにしてパスコードとFace ID解除を設定してください。
なお、LINE用パスコードを忘れると、LINE公式の案内ではアプリの削除と再インストールが必要です。バックアップしていないトーク履歴は削除されるため、思い出せない状態で安易にアプリを削除しないでください。

Face IDをオンにする前に、忘れにくく推測されにくいLINE用パスコードを管理できる状態にしましょう。

「Face IDでロックを解除」が表示されない条件は?
「ホーム→設定→プライバシー管理」を開いてもFace IDの項目が見当たらない場合は、LINEの不具合と決めつける前に、iPhone側の前提条件を確認します。LINE公式は、端末で生体認証を事前設定していないと、生体認証でロック解除するメニューは表示されないと案内しています。
まずiPhoneの「設定→Face IDとパスコード」を開きます。端末のパスコードを入力し、「Face IDを設定」が表示される場合は、顔の登録がまだ完了していません。画面の指示に従って顔を登録してください。AppleのFace IDの設定方法によると、Face IDを設定する際は代替の本人確認手段となるiPhoneのパスコードも必要です。
次に、iOS側がLINEへFace IDの利用を許可しているか確認します。2026年11月6日日時点のLINE公式案内では、「設定→アプリ→LINE」を開き、「Face ID」をオンにする手順が示されています。iOSの版や設定画面の構成によっては、「設定→Face IDとパスコード→その他のアプリ」にLINEが表示されることもあります。Appleも「その他のアプリ」でFace IDを利用するアプリを管理できると案内しています。
確認する順番は、「iPhoneにFace IDが登録済みか」「LINEへのFace ID許可がオンか」「LINEのパスコードロックがオンか」です。Face ID非対応のiPhoneでは顔認証を設定できません。Touch ID対応端末では、画面上の名称や利用する生体認証がTouch IDになる場合があります。
端末でFace IDを設定済みなのにLINEが許可一覧へ出ない場合は、先にLINEのパスコードロックを設定し直し、Face IDの利用を求める画面が表示されるか確認してください。その後も項目が出ない場合は、LINEとiOSの更新状況を確認します。

メニューがないときは、iPhoneの顔登録→LINEへの許可→LINE内ロックの順にたどってください。
LINEのパスコードとiPhoneのパスコードはどう使い分ける?
名称が似ていますが、LINE用パスコードとiPhone本体のパスコードは別のものです。LINEのパスコードロックを設定するときに入力する番号はLINEアプリ内のロック解除用で、iPhoneの「設定→Face IDとパスコード」で管理する端末パスコードとは役割が異なります。
- LINE用パスコード:LINEアプリを開く際のロック解除に使う
- iPhoneのパスコード:iPhone本体のロック解除、Face IDの設定変更、再起動後の本人確認などに使う
- LINEアカウントのパスワード:対応するログイン方法やアカウント設定で使う
Face IDはパスコードを完全に不要にする機能ではありません。AppleのFace IDテクノロジーの説明では、デバイスの電源を入れた直後や再起動後など、Face IDではなく端末パスコードが必要になる場合が示されています。再起動直後にLINEを開く前には、まずiPhone本体を端末パスコードで解除します。
LINEのFace ID認証に失敗したとき、LINEのパスコード入力へ切り替わることがあります。この欄へiPhoneの端末パスコードやLINEアカウントのパスワードを入力しても、同じ番号に設定していない限り解除できません。どの画面から表示された入力欄かを確認してください。
Face IDは、登録された顔のデータそのものをLINEへ渡す仕組みではありません。Appleによると、対応アプリへ通知されるのは認証が成功したかどうかで、アプリはFace IDデータへアクセスできません。LINEも、生体情報はLINEアプリやLINEのサーバーには保存されないと説明しています。
LINE用とiPhone用に同じ番号を使うと覚えやすくなる一方、一方を見られた場合の影響範囲が広がります。別々に管理する場合は、取り違えないよう安全な方法で記録してください。

入力画面が出たら、LINE用・iPhone用・アカウント用のどれを求められているかを先に確認しましょう。
Face IDが反応しないときはどの順番で復旧する?
設定項目がそろっているのにFace IDが反応しない場合は、影響の小さい確認から進めます。最初からLINEを削除すると、未バックアップのトーク履歴を失うおそれがあるため、次の順番が適切です。
- TrueDepthカメラ周辺を確認する:画面上部のカメラをケース、保護フィルム、汚れ、指などが覆っていないか確認します。目・鼻・口がカメラに映る状態にし、顔を端末へ向けます。
- LINEを終了して開き直す:アプリ切り替え画面からLINEを閉じ、再度起動します。
- iPhoneを再起動する:再起動後は、まずiPhoneの端末パスコードを入力して本体を解除します。その後にLINEを開きます。
- LINEの設定を入れ直す:「ホーム→設定→プライバシー管理」でパスコードを変更するか、パスコードロックをオフからオンへ戻し、「Face IDでロックを解除」も有効にします。
- Face IDを再登録する:iPhoneの「設定→Face IDとパスコード→Face IDをリセット」をタップし、「Face IDを設定」から顔を登録し直します。
AppleのFace IDが機能しない場合の対処法でも、設定確認、カメラや顔を覆うものの確認、再起動、Face IDのリセットという流れが案内されています。マスクを使用する場合は、対応機種とOSで「設定→Face IDとパスコード→マスク着用時Face ID」を設定しているか確認します。マスク着用時は目の周りが隠れないようにしてください。
顔の外見が大きく変わった場合は、「設定→Face IDとパスコード→もう一つの容姿を設定」も選択肢です。ただし、登録済みの顔を正しく認識できない状態なら、追加よりリセットと再登録を先に検討します。
LINE以外でもiPhoneのロック解除や対応アプリの認証に失敗するなら、LINE固有の設定ではなく、Face ID全体またはTrueDepthカメラ側の問題が考えられます。Face IDの設定を完了できない、カメラが機能しない、顔を枠内へ入れる指示が繰り返される場合は、Appleが案内する修理サービスを検討してください。

再起動後の最初の解除ではFace IDではなくiPhoneのパスコードが必要になる点を見落とさないでください。

LINEとiOSを更新するときに確認する項目は?
Face IDの項目が突然消えた、オンにしても維持されない、認証画面が表示されない場合は、LINEアプリとiOSの更新状況を確認します。画面名や配置は更新によって変わる可能性があるため、2026年11月6日日時点の表示と自分の端末を照合してください。
LINEアプリを更新する
- App Storeを開きます。
- 右上のアカウントアイコンをタップします。
- 利用可能なアップデートにLINEがある場合は「アップデート」をタップします。
- 更新後にLINEを開き、「ホーム→設定→プライバシー管理」を確認します。
自動更新を利用していても、更新待ちになっていることがあります。App StoreでLINEの製品ページを直接開き、「開く」ではなく「アップデート」が表示されるか確認すると判断しやすくなります。
iOSを更新する
- 重要なデータをバックアップします。
- iPhoneを電源とWi-Fiへ接続します。
- 「設定→一般→ソフトウェアアップデート」を開きます。
- 利用できる更新があれば、画面の説明を確認して実行します。
AppleもFace IDが機能しない場合、最新バージョンのiOSまたはiPadOSへ更新するよう案内しています。更新後はiPhoneの端末パスコードで本体を解除し、Face IDが本体のロック解除で動くか、次にLINEで動くかを順に確認します。
更新してもLINEだけで使えない場合は、「設定→アプリ→LINE→Face ID」と、LINEの「ホーム→設定→プライバシー管理→Face IDでロックを解除」を再確認します。LINEの削除と再インストールは最終手段です。実行前にトーク履歴のバックアップ状況、アカウントの引き継ぎに必要な登録情報を確認してください。

更新後は、本体のFace ID、iOSのLINE許可、LINE内設定の3か所をもう一度確認しましょう。
サブ端末への生体情報ログインはどう設定し直す?
パソコンなど一部のサブ端末へ入る際のFace IDが使えない場合は、パスコードロックではなく「生体情報でのログイン」を設定します。LINE公式の生体情報でのログインに関する案内に沿った、2026年11月6日日時点のiPhone側の事前設定は次のとおりです。
- iPhoneの「設定→Face IDとパスコード」でFace IDを登録します。
- 「設定→アプリ→LINE」で「Face ID」をオンにします。
- LINEを開き、「ホーム→設定→アカウント」へ進みます。
- 「Face ID/Touch ID」をタップし、「許可する」を選択します。
- 「Face ID/Touch ID」の項目が「連携解除」という表示になったことを確認します。
「連携解除」と表示されている状態は、現在連携されており、タップすると解除できるという意味です。「連携解除」という文字を見て設定失敗と判断しないようにしてください。
サブ端末側では、電話番号を入力して「スマートフォンを使ってログイン」を選びます。メイン端末のLINEへ生体情報でのログインを求める表示が届いたら、Face IDで認証します。成功すると、メイン端末のLINEに公式アカウントからログイン通知が届くため、操作した端末と日時を確認してください。
生体情報でのログインにロックがかかった場合は、LINE公式案内に従い、端末に設定したパスコードまたはPINコードを入力します。これはLINEアプリを開くために設定したLINE用パスコードとは限りません。
「ホーム→設定→アカウント→パスワードでログイン」をオフにすると、サブ端末からのログイン方法を生体情報とQRコードに限定できます。ただし、すでにログイン済みの端末をログアウトさせる操作ではありません。また、メイン端末で生体情報の連携を解除すると、利用中のサブ端末はログアウトされるため、再設定時は影響を確認してから解除してください。

アカウント画面で「連携解除」と表示されていれば、生体情報の連携は有効な状態です。
直らない場合に再インストール前まで何を確認する?
ここまでの操作で直らない場合は、症状を次のように分けると、LINE側とiPhone側のどちらを調べるべきか判断できます。
| 症状 | 主な確認先 | 次の操作 |
|---|---|---|
| iPhone本体でもFace IDが使えない | Face ID設定、TrueDepthカメラ、iOS | 再起動、再登録、Appleサポート |
| LINEだけFace IDが使えない | iOSのLINE許可、LINEのプライバシー管理 | 許可をオン、パスコードロック再設定 |
| LINE起動時だけ認証されない | パスコードロック | 「Face IDでロックを解除」をオン |
| サブ端末のログインだけ失敗する | アカウント内のFace ID連携 | 連携状態とメイン端末の通知を確認 |
| Face IDの項目自体がない | 端末の対応状況と顔登録 | 「Face IDとパスコード」で登録状況を確認 |
LINE用パスコードを覚えている場合は、「ホーム→設定→プライバシー管理」で変更またはロックの再設定を試します。LINE用パスコードを忘れた場合は、推測を繰り返す前に、トーク履歴のバックアップ状況とアカウント情報を確認してください。LINE公式では、忘れた場合にアプリの削除と再インストールが必要とされ、未バックアップのトーク履歴は削除されると注意されています。
再インストール前には、少なくとも「LINE以外でFace IDが動くか」「iPhoneの設定でLINEのFace ID許可がオンか」「LINEのパスコードロックがオンか」「LINEとiOSが更新済みか」を確認します。端末全体でFace IDが動かなければ、LINEを入れ直しても改善しない可能性が高いため、Apple側の診断を優先します。
一方、LINEだけに症状が残り、公式手順をすべて実行しても改善しない場合は、LINEヘルプセンターから問い合わせる際に、iPhoneのモデル、iOSとLINEのバージョン、問題が起きる画面、表示された文言、実施済みの操作を整理すると説明しやすくなります。パスコードそのものや認証情報は送信しないでください。
参照した公式情報
- LINEヘルプセンター「LINEのパスコードロックを設定するには?」
- LINEヘルプセンター「生体情報でのログインとは?」
- Appleサポート「iPhoneやiPad ProでFace IDを使う」
- Appleサポート「iPhoneやiPad ProでFace IDが機能しない場合」
- Appleサポート「先進のFace IDテクノロジーについて」

再インストールは最後に回し、未バックアップのトーク履歴と登録情報を先に確認してください。


