Pinterest(ピンタレスト)に危険性はある?見るだけ利用・画像保存・詐欺対策を解説



目次

Pinterest(ピンタレスト)は危険?安全性を最初に確認


Pinterest(ピンタレスト)は、画像や動画を検索し、気に入ったアイデアをボードへ保存できるサービスです。Pinterestを開いただけでウイルスに感染したり、個人情報が直ちに流出したりするわけではありません。通常の範囲で画像を閲覧するだけなら、必要以上に怖がる必要はないでしょう。

ただし、Pinterest上に表示される画像のすべてを運営会社が制作・販売しているわけではありません。投稿されたピンには外部サイトへのリンクが設定されていることがあり、画像をクリックするとPinterestの外へ移動する場合があります。危険性を判断するときは、Pinterest本体と、リンク先の外部サイトを分けて考えることが重要です。

危険性は利用する機能によって変わる

Pinterestの安全性は、見るだけなのか、画像を保存するのか、商品を購入するのかによって異なります。画像を眺めて検索結果を確認するだけであれば、主に注意したいのは不審な広告や外部リンクです。

一方、アカウントを作成してピンを保存すると、メールアドレス、検索履歴、興味のあるジャンル、作成したボードなどがアカウントに関連付けられます。自分で画像を投稿する場合は、写真に写り込んだ住所、学校名、勤務先、車のナンバー、位置情報などにも注意が必要です。

利用方法ごとの主な注意点は、次のように整理できます。

  • 見るだけの場合は、不審な広告や外部リンクを開かない
  • ピンを保存する場合は、ボードの公開範囲を確認する
  • 画像を端末へ保存する場合は、転載や商用利用をしない
  • 自分で投稿する場合は、写真や文章に個人情報を含めない
  • 商品を購入する場合は、販売元とリンク先の安全性を確認する

特に間違えやすいのが、Pinterest内でピンを保存する操作と、画像を自分のスマートフォンやパソコンへダウンロードする操作の違いです。ピンの保存は、Pinterest上の画像を自分のボードへ整理する機能です。端末への保存は画像ファイルを取得する行為であり、その後にブログ、SNS、広告などへ掲載すると著作権の問題が生じる可能性があります。

画像が安全そうでもリンク先まで安全とは限らない

Pinterestでは、料理、ファッション、インテリア、旅行、投資など、さまざまなテーマの画像が表示されます。きれいに作られた画像や有名ブランドの商品写真を見ると、リンク先も信頼できると判断しがちです。しかし、画像の見た目とリンク先の安全性は別の問題です。

たとえば、人気ブランドの商品が極端に安く販売されている画像をクリックすると、公式サイトによく似た偽の通販サイトへ移動することがあります。無料壁紙、高画質画像、限定テンプレートなどをうたい、ファイルのダウンロードやアプリのインストールを求めるページにも注意が必要です。

外部サイトへ移動した直後に、次のような画面が表示された場合は操作を止めましょう。

  • Pinterestのパスワードをもう一度入力するよう求められる
  • ウイルスが検出されたとしてアプリの導入を急かされる
  • 当選や限定割引を理由にクレジットカード情報を求められる
  • 通知を許可しなければ画像を見られないと表示される
  • 実行形式のファイルや見慣れないアプリをダウンロードさせようとする

ブラウザに警告が表示された場合、画面内の修復、更新、続行などのボタンを押すのは避けます。タブを閉じ、必要であればブラウザの閲覧データやダウンロード履歴を確認してください。

正規の入口から利用すればリスクを減らせる

Pinterestを利用するときは、公式サイトまたは正規のアプリストアから入手したアプリを使います。検索結果に表示されたPinterest風のサイトや、画像を一括保存できると宣伝する非公式サービスは、運営元や安全性を確認できない場合があります。

公式サイトに似た名称、ロゴ、画面デザインであっても、アドレスの文字が一部異なることがあります。メールやSNSで届いたリンクからログインするのではなく、普段使用しているブックマークや公式アプリから開き直す方法が安全です。

Pinterestは、使うだけで危険なサービスではありません。ただし、画像を入り口として外部サイトへ移動できる仕組みがあるため、一般的なSNSや検索サービスと同様に、クリック先を確認する習慣が求められます。見る、保存する、投稿する、購入するという行動ごとにリスクを分ければ、必要な対策も判断しやすくなります。

Pinterestそのものを怖がるのではなく、外部サイトへ移動する瞬間と画像を再利用する場面で立ち止まることが大切です

Pinterest(ピンタレスト)で考えられる主な危険性

Pinterestで考えられる危険性は、怪しいリンクだけではありません。フィッシング詐欺、偽の通販サイト、マルウェア、アカウントの乗っ取り、個人情報の特定、著作権侵害など、複数の問題があります。

すべての利用者が被害に遭うわけではありませんが、どのような場面でトラブルが起きるのかを知っておけば、危険な操作を避けやすくなります。特に注意したいのは、画像を見た後に別の操作を求められたときです。

外部リンクから詐欺サイトへ誘導される危険性

Pinterestのピンには、元のウェブサイトや商品ページへのリンクが設定されていることがあります。通常は詳しい情報を確認できる便利な機能ですが、リンク先が必ずしも信頼できるサイトとは限りません。

代表的なのは、実在する企業の通販サイトをまねた偽サイトです。商品写真、ブランドロゴ、会社名などが無断で使用され、正規サイトのように見えることがあります。価格が相場より大幅に安い、残り時間が秒単位で減っている、在庫が少ないと繰り返し表示される場合は注意が必要です。

購入前には、運営会社名、所在地、電話番号、問い合わせ方法、返品条件、支払い方法を確認します。会社名が書かれていても、その会社が実在するか、サイトの内容と一致しているかまでは分かりません。住所の表記が不自然だったり、問い合わせ先がフリーメールだけだったりする場合は、その場で購入しないほうが安全です。

Pinterestの広告やピンから商品を見つけた場合でも、広告内の購入ボタンをそのまま使わず、販売会社やブランドの公式サイトを改めて検索して商品を探す方法があります。手間は増えますが、偽サイトへ個人情報やカード情報を入力する危険を抑えられます。

マルウェア感染とアカウント乗っ取りの危険性

画像を閲覧しただけで、必ずマルウェアに感染するわけではありません。危険性が高くなるのは、外部ページで不審なファイルをダウンロードしたり、ブラウザの通知を許可したり、正体の分からないアプリをインストールしたりした場合です。

特に、画像を保存するために専用ソフトが必要、端末が感染しているため修復アプリが必要、年齢確認のためファイルを開く必要があると表示された場合は、指示に従わないでください。通常の画像閲覧で、実行形式のファイルや端末管理用のアプリを導入する必要はありません。

アカウント乗っ取りは、Pinterest専用の問題というより、パスワードの使い回しによって起きやすい問題です。別のサービスからメールアドレスとパスワードが漏れた場合、同じ組み合わせをPinterestでも使用していると、不正ログインを試される可能性があります。

次のような変化があれば、乗っ取りを疑います。

  • 自分が保存していないピンが増えている
  • 知らないボードや投稿が作成されている
  • 登録メールアドレスやプロフィールが変更されている
  • 心当たりのないログイン通知が届いている
  • パスワードが正しいはずなのにログインできない

異変に気付いたら、メール内のリンクではなく公式アプリや公式サイトから直接ログインし、パスワードを変更します。同じパスワードを使用している他サービスも変更が必要です。メールアカウントを乗っ取られるとパスワード再設定まで悪用されるため、登録メール側の安全確認も欠かせません。

個人情報と著作権に関する危険性

プロフィールに本名を書いていなくても、複数の情報を組み合わせると本人を推測されることがあります。勤務先に関するアイデア、通っている学校の制服、最寄り駅周辺の写真、自宅の間取り、結婚式の日程などを公開ボードへ保存すると、生活範囲や予定を知られる可能性があります。

保存する内容そのものが個人情報でなくても、ボード名から事情が分かる場合があります。転職候補、病気の治療、家計の悩み、離婚準備、購入予定の住宅など、他人に知られたくないテーマは公開状態のまま保存しないことが重要です。保存前に、ボードが公開される設定か、自分だけが見られる設定かを確認します。

画像の著作権にも注意が必要です。Pinterestに掲載されている画像は、無料素材として配布されているとは限りません。写真家、イラストレーター、企業、個人ブログなどが権利を持つ画像も含まれています。

個人的にアイデアを整理するためPinterest内へピンを保存する行為と、画像をコピーして自分のブログやSNSへ掲載する行為は同じではありません。出典名を書いたり元ページへのリンクを付けたりしても、権利者の許可が不要になるとは限りません。商品紹介、広告、動画のサムネイル、店舗のチラシなどへ使う場合は、商用利用が認められているかを確認する必要があります。

画像の権利者や利用条件を確認できないときは、その画像を再掲載しないのが確実です。似た雰囲気の画像が必要な場合は、自分で撮影するか、利用条件が明示された素材を探します。

Pinterestの主な危険性は、クリック、入力、ダウンロード、公開、転載といった行動をきっかけに発生します。画面を眺める段階よりも、その先で何を求められているかを確認することが重要です。

怪しいと感じたら、リンクを開く前、情報を入力する前、画像を転載する前の三つの場面で一度止まりましょう

Pinterest(ピンタレスト)を登録せず見るだけなら安全?

Pinterest(ピンタレスト)は、アカウントを登録せずに一部の画像や検索結果を見るだけであれば、比較的リスクを抑えて利用できます。氏名やメールアドレス、パスワードを登録しないため、アカウント情報の流出や乗っ取りを心配する必要がない点はメリットです。

ただし、登録していないから完全に匿名になるわけではありません。ブラウザでPinterestを開けば、ほかのウェブサイトと同様にCookie、閲覧したページ、端末やブラウザに関する情報などが処理される場合があります。以前見た商品やジャンルに関連する広告が、その後ほかのサイトで表示されることもあります。

つまり、登録しない利用で減らせるのは主にアカウントに関するリスクです。外部リンク、広告、偽サイト、追跡型広告など、ウェブ閲覧そのものに伴う危険性までなくなるわけではありません。

登録なしで閲覧できる範囲には制限がある

検索エンジンの画像検索やPinterestの公開ページから、画像の一覧やピンの詳細を見られることがあります。しかし、利用中にログイン画面やアカウント作成画面が表示され、それ以上スクロールできなくなる場合があります。

登録せずに使う場合、主に次のような機能が制限されます。

  • 気に入った画像を自分のボードへ整理して保存する
  • 複数の画像をテーマ別に管理する
  • 投稿者をフォローする
  • コメントやメッセージを送る
  • 閲覧履歴に合わせたおすすめを継続的に表示する

閲覧制限を回避しようとして、非公式の画像保存サイト、ログイン回避ツール、ブラウザ拡張機能などを利用するのはおすすめできません。Pinterestを見るだけのつもりでも、別サイトで通知の許可、ファイルのダウンロード、アプリのインストールを求められれば、危険性は大きく変わります。

安全性を優先するなら、公式ページで閲覧できる範囲だけを利用し、ログインを求められた時点で閉じる判断が確実です。登録画面が表示されたからといって、強制的にアカウントが作成されたわけではありません。入力や送信をしなければ、通常は登録手続きも完了しません。

見るだけでも確認したい安全対策

検索結果からPinterestを開くときは、ページの名称だけでなく、ブラウザ上部のアドレス

Pinterest(ピンタレスト)を登録せず見るだけなら安全?

Pinterest(ピンタレスト)は、アカウントを登録せずに一部の画像や検索結果を見るだけであれば、比較的リスクを抑えて利用できます。氏名やメールアドレス、パスワードを登録しないため、アカウント情報の流出や乗っ取りを心配する必要がない点はメリットです。

ただし、登録していないから完全に匿名になるわけではありません。ブラウザでPinterestを開けば、ほかのウェブサイトと同様にCookie、閲覧したページ、端末やブラウザに関する情報などが処理される場合があります。以前見た商品やジャンルに関連する広告が、その後ほかのサイトで表示されることもあります。

つまり、登録しない利用で減らせるのは主にアカウントに関するリスクです。外部リンク、広告、偽サイト、追跡型広告など、ウェブ閲覧そのものに伴う危険性までなくなるわけではありません。

登録なしで閲覧できる範囲には制限がある

検索エンジンの画像検索やPinterestの公開ページから、画像の一覧やピンの詳細を見られることがあります。しかし、利用中にログイン画面やアカウント作成画面が表示され、それ以上スクロールできなくなる場合があります。

登録せずに使う場合、主に次のような機能が制限されます。

  • 気に入った画像を自分のボードへ整理して保存する
  • 複数の画像をテーマ別に管理する
  • 投稿者をフォローする
  • コメントやメッセージを送る
  • 閲覧履歴に合わせたおすすめを継続的に表示する

閲覧制限を回避しようとして、非公式の画像保存サイト、ログイン回避ツール、ブラウザ拡張機能などを利用するのはおすすめできません。Pinterestを見るだけのつもりでも、別サイトで通知の許可、ファイルのダウンロード、アプリのインストールを求められれば、危険性は大きく変わります。

安全性を優先するなら、公式ページで閲覧できる範囲だけを利用し、ログインを求められた時点で閉じる判断が確実です。登録画面が表示されたからといって、強制的にアカウントが作成されたわけではありません。入力や送信をしなければ、通常は登録手続きも完了しません。

見るだけでも確認したい安全対策

検索結果からPinterestを開くときは、ページの名称だけでなく、ブラウザ上部のアドレス

画像保存・スクリーンショット・転載の著作権リスク

Pinterestに表示される写真やイラストは、自由に使える画像素材とは限りません。企業の商品写真、写真家が撮影した作品、イラストレーターの制作物、個人ブログの画像などが、外部サイトからPinterestへ保存されていることもあります。Pinterest上で閲覧できることと、第三者が自由に複製・掲載できることは別の問題です。

著作権のリスクを判断するときは、画像をどの方法で保存したかだけでなく、保存後に何をするのかを確認する必要があります。自分の端末で個人的に眺める行為と、SNSやブログへ投稿する行為では、権利者に与える影響が大きく異なります。

Pinterest内の保存と画像の再利用は異なる

Pinterestの保存機能は、気になったピンを自分のボードへ整理するための機能です。保存ボタンを押したからといって、その画像の著作権や利用権を取得できるわけではありません。

混同しやすい行為は、次のように分けて考えると判断しやすくなります。

  • Pinterest内でピンをボードへ保存する
  • 画像ファイルをスマートフォンやパソコンへダウンロードする
  • 画面をスクリーンショットとして保存する
  • 保存した画像をSNSやブログへ再投稿する
  • チラシ、広告、商品ページ、動画などへ使用する

Pinterest内での保存は、サービス上の整理・共有機能の範囲で行われます。一方、画像をダウンロードして別のSNSへ投稿すると、新たな場所で画像を公開することになります。特にブログ、YouTubeのサムネイル、ネットショップの商品ページ、会社の資料などへ掲載する場合は、個人的な閲覧の範囲を超える可能性が高くなります。

自分のスマートフォンに保存するだけで、必ず直ちに著作権侵害になるとは限りません。ただし、違法に掲載された画像だと分かっている場合や、保存した画像を社内外へ配布する場合など、保存元や利用方法によって判断が変わります。「端末に保存しただけだから何をしてもよい」と考えないことが重要です。

スクリーンショットや加工でも権利は消えない

スクリーンショットは、画像を保存する方法がダウンロードから画面撮影に変わっただけです。元画像が著作物であれば、スクリーンショットにしても著作権がなくなるわけではありません。

画像の一部を切り抜く、文字を重ねる、色を変える、背景を削除するといった加工をしても、自由に利用できる画像へ変わるとは限りません。元の作品だと認識できる状態で利用すれば、複製や改変に関する権利が問題になる可能性があります。

次のような使い方は、特に慎重な確認が必要です。

  • Pinterestで見つけた写真を自分のSNS投稿へ添える
  • イラストを切り抜いてプロフィール画像に設定する
  • 商品写真へ価格や会社名を追加して広告に使う
  • 複数の画像を組み合わせて動画やバナーを作る
  • 社内資料だから問題ないと考えて多数の社員へ配布する
  • 学校の課題や発表資料として、そのまま掲載する

「出典を書けば転載できる」という認識にも注意が必要です。画像の下に作者名やPinterestと記載しても、それだけで権利者の許可を得たことにはなりません。

著作権上の引用として使用するには、画像を掲載する必要性があり、自分の文章が中心で画像が補助的な位置づけになっていること、引用部分が明確に分けられていること、必要な範囲に限られていることなど、複数の条件を満たす必要があります。単にページを見栄えよくするための画像は、引用として認められない可能性があります。

画像を使う前に確認する順番

Pinterestで見つけた画像を外部で使いたい場合は、Pinterest上の投稿だけを見て判断せず、元の掲載ページまで確認します。ピンの投稿者と、画像を制作した権利者が同じ人物とは限らないためです。

確認は次の順番で進めると、誤使用を減らせます。

  1. ピンから元の掲載ページを確認する
  2. 写真家、イラストレーター、企業などの権利者を特定する
  3. 利用規約やライセンス表示を確認する
  4. 商用利用、加工、SNS掲載、再配布が許可されているか確認する
  5. 条件が不明な場合は権利者へ問い合わせる
  6. 許可を確認できなければ使用しない

フリー素材として公開されている画像でも、用途が無制限とは限りません。商用利用不可、加工不可、クレジット表記必須、商品への使用禁止などの条件が設定されていることがあります。素材サイトの画像がPinterestへ転載され、利用条件の説明が失われているケースもあるため、元サイトでの再確認が欠かせません。

ブログや広告で画像が必要な場合は、自分で撮影・制作した画像、契約している素材サービスの画像、利用条件を確認できる公的な素材などを使う方が安全です。作者が分からない画像、保存元が消えている画像、転載を繰り返していると思われる画像は、魅力的でも利用を避けるのが現実的な判断です。

Pinterestで見つけた画像は参考資料として眺めるだけにして、外部で使うときは必ず元の権利者と利用条件を確認しましょう

画像を保存すると相手にバレる?公開範囲にも注意

Pinterestで画像を保存したときに、投稿者へ必ず個別の通知が届き、保存した人の名前が直接伝わるとは限りません。ただし、保存先が公開ボードになっていれば、自分のプロフィールやボードを見た第三者に、保存した内容を知られる可能性があります。

重要なのは、投稿者への通知だけを気にするのではなく、保存したピンが自分のアカウント上でどのように表示されるかを確認することです。通知されなかったとしても、公開情報から保存内容を見つけられることはあります。

保存方法によって残る情報が異なる

Pinterest内でピンをボードへ保存する行為と、画像を端末へダウンロードする行為は別の操作です。

Pinterest内で保存した場合は、指定したボードにピンが追加されます。公開ボードであれば、プロフィールを訪れた人やボードを閲覧した人に保存内容を見られる可能性があります。ボード名、説明文、保存している他のピンを組み合わせることで、興味や調査目的を推測されることもあります。

スマートフォンへのダウンロードやスクリーンショットは、通常、Pinterestのボードへピンを追加する操作ではありません。そのため、公開ボードに保存履歴が表示される仕組みとは異なります。ただし、端末の写真アプリ、クラウド同期、共有アルバム、会社が管理するパソコンなどを通じて、家族や同僚に画像を見られる可能性は残ります。

保存方法ごとの注意点は次のとおりです。

  • 公開ボードへの保存は、プロフィールや検索などから見られる可能性がある
  • シークレットボードは、公開範囲を限定したい保存に向いている
  • 共同ボードでは、参加者が保存内容を確認できる
  • 端末への保存は、写真の同期先や共有設定も確認する
  • コメントやメッセージなどの交流操作は、保存だけの場合より相手に認識されやすい

Pinterestの画面や通知の仕様は変更されることがあります。「以前は通知されなかった」「知人の画面では表示されなかった」という経験だけで判断せず、現在の保存先と公開設定を確認する方が確実です。

公開ボードでは興味や行動を推測される

公開ボードへ保存した内容から、本人が意図していない情報を読み取られる場合があります。画像自体に個人情報が含まれていなくても、保存テーマやボード名が手掛かりになるためです。

例えば、次のような保存内容は扱いに注意が必要です。

  • 転職先候補や面接対策に関する画像
  • 病気、治療、体形など個人的な悩みに関する情報
  • 競合企業の商品、広告、デザイン事例
  • 結婚式、妊娠、引っ越しなど未公表の予定
  • 高額商品、投資、不動産購入に関する資料
  • 家の間取り、通学先、勤務先を推測できる写真
  • 誕生日プレゼントやサプライズ企画の候補

会社名が分かるビジネスアカウントで「競合調査」「新商品案」「価格変更」などのボードを公開していると、取引先や競合企業に調査内容を知られる可能性があります。保存した画像だけでなく、ボード名にも機密性の高い言葉を使わない方が安全です。

個人アカウントでも、実名、顔写真、勤務先などをプロフィールで公開していると、保存内容と本人を結び付けやすくなります。料理やインテリアのような趣味のボードと、健康、仕事、家族に関するボードを同じ公開範囲で管理する必要があるかを見直してください。

見られたくない画像は保存前に設定を確認する

他人に知られたくない画像は、保存してから設定を直すのではなく、先にシークレットボードを用意しておくと誤操作を防ぎやすくなります。保存画面では、直前に使用したボードが候補として表示される場合があるため、急いで操作すると公開ボードへ保存してしまうことがあります。

保存前には、少なくとも次の項目を確認します。

  • 保存先のボードが公開かシークレットか
  • ボードに共同編集者が参加していないか
  • プロフィール上でボードがどのように表示されるか
  • ボード名や説明文から目的を推測されないか
  • 個人用と仕事用のアカウントが混在していないか

公開ボードへ誤って保存した場合は、対象のピンをシークレットボードへ移動するか、不要であれば削除します。保存先を直しても、修正前に誰かが閲覧していた可能性までは取り消せません。機密性が高い内容ほど、保存前の確認が重要です。

シークレットボードも、完全に誰にも知られない保管庫と考えるべきではありません。共同編集者を招待すれば相手は内容を確認できます。アカウントが乗っ取られた場合や、共有端末でログイン状態を残した場合にも閲覧される可能性があります。強固なパスワードや二段階認証、使用後のログアウトなど、アカウント自体の管理も必要です。

保存した事実を知られたくない場合は、通知の有無だけで安全性を判断せず、公開ボード、共同編集者、プロフィール、端末の共有状況まで確認してください。プライバシーを守るうえでは、何を保存したかよりも、どこへ保存し、誰が見られる状態なのかが重要です。

保存が相手へ通知されるかだけでなく、公開ボードやプロフィールから第三者に見つかる可能性まで確認するのがポイントです

個人情報流出とアカウント乗っ取りを防ぐ設定

Pinterest(ピンタレスト)の危険性を抑えるには、不審なリンクを避けるだけでなく、アカウント設定そのものを見直す必要があります。特に注意したいのは、パスワードの使い回し、二段階認証の未設定、プロフィールや公開ボードからの個人情報流出です。

自分では重要な情報を公開していないつもりでも、複数の投稿や保存内容を組み合わせると、居住地域、勤務先、家族構成、趣味、生活時間帯などが推測される場合があります。設定を一度変更して終わりにせず、利用状況に合わせて確認することが大切です。

パスワードと二段階認証でログインを守る

パスワードは、Pinterest専用のものを設定してください。メール、通販サイト、SNSなどと同じパスワードを使っていると、別のサービスから認証情報が漏れた際に、不正ログインを試される可能性があります。

安全性を高めるには、名前や誕生日を含まない長いパスワードを使用します。短い文字列を複雑にするより、推測されにくい単語や文字列を組み合わせて長くする方法が現実的です。自分で覚えられない場合は、信頼できるパスワード管理機能を利用すると、使い回しを避けやすくなります。

確認しておきたいポイントは次のとおりです。

  • Pinterestだけで使用するパスワードになっているか
  • 氏名、電話番号、誕生日、ユーザー名を含んでいないか
  • 短く単純な文字列になっていないか
  • ブラウザや端末の安全なパスワード管理機能に保存しているか
  • 漏えいの疑いがあるパスワードを放置していないか

パスワードを数か月ごとに機械的に変更すると、覚えやすい単純な文字列や連番にしてしまうことがあります。変更時期を決めることより、使い回さないことと、漏えいや不正ログインの疑いが生じた時点ですぐに変更することを優先してください。

二段階認証も有効にしておきます。二段階認証を設定すると、パスワードだけではログインを完了できなくなるため、認証情報を知られた場合の被害を抑えられます。

認証コードや確認通知が突然届いた場合は、自分の操作でなければ承認しないでください。誰かがパスワードを入力し、ログインを試している可能性があります。通知内のリンクを開くのではなく、Pinterestの公式アプリや普段使用しているブックマークから設定画面を開き、パスワードを変更します。

プロフィールとボードから個人情報を漏らさない

プロフィールには、Pinterestを利用するために不要な情報まで書かないことが基本です。本名で活動する必要がなければ、ニックネームや活動名を使用する方法もあります。

特に公開を避けたい情報は次のとおりです。

  • 自宅住所や最寄り駅
  • 電話番号や個人用メールアドレス
  • 勤務先や通学先の正式名称
  • 家族の氏名や顔が分かる情報
  • 日常的に利用する店舗や施設
  • 長期間の旅行や留守を示す予定
  • 車のナンバーや会員証が写った画像

単独では問題がなさそうな情報でも、組み合わせると本人を特定しやすくなります。例えば、地域名が入ったボード、通勤服の画像、勤務先周辺の飲食店、特定の曜日に関する投稿が公開されていると、生活圏や行動時間を推測されることがあります。

保存内容を他人に見られたくない場合は、公開ボードではなくシークレットボードを使用します。転職先の候補、病気や悩みに関する情報、住宅購入、結婚式、妊娠や育児、競合企業の調査などは、公開状態にする必要があるか慎重に判断してください。

既存のボードも確認が必要です。以前は問題がなかったボードでも、利用目的の変化やプロフィール情報の追加によって、個人情報と結び付く場合があります。ボード名、説明文、参加者、公開範囲、保存した画像を順番に見直すと、確認漏れを防げます。

心当たりのないログイン通知が来たときの手順

知らないログイン通知やパスワード変更メールが届いても、メール内のボタンを急いで押してはいけません。Pinterestを装ったフィッシングメールの可能性があるためです。

次の順番で対応してください。

  1. メール内のリンクや添付ファイルを開かない
  2. 公式アプリまたは自分で開いた公式サイトからログインする
  3. 登録メールアドレスやプロフィールが変更されていないか確認する
  4. パスワードをPinterest専用の新しいものへ変更する
  5. 二段階認証が無効化されていないか確認する
  6. 身に覚えのない連携サービスや端末を解除する
  7. 同じパスワードを使っていた他サービスも変更する

すでにログインできない場合は、パスワードの再設定手続きを行います。登録メールアドレスまで変更されている、勝手な投稿が行われている、知らないメッセージが送信されているといった場合は、公式サポートへの報告も必要です。

乗っ取られたアカウントから、知人や他の利用者へ不審なリンクが送られることもあります。被害を確認したら、パスワード変更だけで終わらせず、投稿、メッセージ、ボード、プロフィール、連携サービスまで確認してください。

Pinterestの個人情報対策では、隠したい情報だけでなく、複数の公開情報を組み合わせると何が分かるかを確認することが重要です

Pinterest(ピンタレスト)を安全に使うための対策まとめ

Pinterest(ピンタレスト)は、公式サービスを通常の方法で利用するだけで直ちに危険が生じるものではありません。ただし、表示された画像、広告、外部リンク、通販ページがすべてPinterestによって安全性を保証されているわけではありません。

安全に利用するには、アクセス元、リンク先、画像の権利、アカウント設定の4点を分けて確認します。何となく怪しいかどうかで判断するのではなく、操作前に見る場所を決めておくと、詐欺や情報流出を防ぎやすくなります。

公式サービスと外部サイトを区別する

Pinterestを利用するときは、公式サイトまたは正規のアプリストアから入手したアプリを使用します。検索結果には、Pinterestの画像を転載した非公式サイトや、画像保存を目的としたダウンロードサイトが表示されることがあります。

非公式サイトの中には、画像を保存するためとして通知許可、アプリのインストール、会員登録、クレジットカード情報の入力などを求めるものがあります。画像を1枚保存するために、関係のない情報や権限を要求された場合は、その画面を閉じてください。

Pinterest上で気になる商品を見つけた場合も、画像を押した後のページは外部サイトです。販売価格が極端に安い、残り時間を強調している、運営者情報が見当たらない、日本語が不自然、返品条件が曖昧といった特徴がある場合は、購入を中止した方が安全です。

購入を検討する場合は、広告やピンのリンクからそのまま注文するのではなく、販売会社やブランドの正式名称を自分で検索し、公式サイトへ入り直します。同じ商品画像が使われていても、リンク先が正規販売店とは限りません。

短縮URLにも注意が必要です。短縮された状態では移動先が分かりにくいため、知らないアカウントのプロフィール、コメント、メッセージに掲載されたリンクは安易に開かないでください。

保存と転載は分けて考える

Pinterestで見つけた画像は、すべて自由に使える素材ではありません。Pinterest内に掲載されていることと、ブログ、SNS、広告、資料、商品ページなどへ転載できることは別の問題です。

個人的なアイデア収集としてボードへ保存する行為と、画像ファイルを取得して別の場所へ掲載する行為も区別する必要があります。出典名やPinterestのリンクを記載しただけで、著作権者の許可が不要になるわけではありません。

画像を外部で使用する前には、次の点を確認してください。

  • 自分で制作または撮影した画像か
  • 元の掲載者が権利者であると確認できるか
  • 利用規約やライセンスが明記されているか
  • 商用利用や加工が認められているか
  • 人物、ロゴ、商品、建物などの権利に問題がないか
  • 利用できる範囲や掲載媒体に制限がないか

元の掲載ページが消えている、投稿者と制作者が一致しない、利用条件が分からないといった場合は、使用を控えるのが確実です。特に会社のウェブサイト、広告、販売物、収益化しているブログで使用するときは、個人で眺める場合より慎重な確認が求められます。

保存したボードの公開範囲にも注意してください。仕事上の企画、未公開商品、顧客の好み、競合調査などを公開ボードへ保存すると、アカウントを見た第三者に検討内容を知られる可能性があります。業務用と個人用を分けるだけでなく、機密性のある情報を外部サービスへ保存してよいか、社内ルールも確認してください。

定期確認と被害発生時の対応

安全設定は、一度変更すれば永久に有効とは限りません。端末の買い替え、アプリの再インストール、アカウント連携、新しいボードの作成などをきっかけに、公開範囲や権限が変わる場合があります。

月ごとに確認する必要はありませんが、次のタイミングでは設定を見直すとよいでしょう。

  • 新しいスマートフォンやパソコンでログインしたとき
  • アプリや外部サービスを連携したとき
  • 公開したくないテーマのボードを作成したとき
  • 不審なメールや認証通知が届いたとき
  • 知らない投稿や保存履歴を見つけたとき
  • スマートフォンを紛失したとき
  • Pinterestを長期間使わなくなったとき

確認する項目は、パスワード、二段階認証、登録メールアドレス、プロフィール、ボードの公開範囲、連携サービス、アプリ権限、ログイン中の端末です。スマートフォン側では、Pinterestに写真、カメラ、連絡先などの権限を与える必要があるかも見直してください。使用していない権限は無効にします。

フィッシングサイトへパスワードを入力してしまった場合は、すぐに公式サービスからパスワードを変更します。同じパスワードを使っているサービスがあれば、そちらも変更してください。端末へ不明なファイルやアプリを入れた場合は削除し、端末のセキュリティ確認も行います。

クレジットカード情報を入力した、商品代金を支払った、不審な請求が発生した場合は、カード会社や決済事業者へ早めに連絡します。カードを停止すべきか、支払いを取り消せるかは状況によって異なるため、自己判断で放置しないことが重要です。

アカウントを乗っ取られた場合は、公式サポートへの報告に加え、勝手に投稿された画像や送信されたメッセージを確認します。知人へ不審なリンクが送られていた場合は、開かないよう伝えてください。

Pinterestを安全に使うための基本は、画像を見ること自体を過度に怖がるのではなく、外部へ移動する操作、情報を入力する操作、画像を再利用する操作の前に立ち止まることです。見るだけ、保存する、投稿する、購入するでは必要な対策が異なります。自分がどの操作をしようとしているのかを意識すれば、多くのトラブルを避けられます。

安全対策は難しい設定を増やすことではなく、リンクを開く前、情報を入力する前、画像を使う前に確認する習慣を作ることが基本です